skebご依頼品。『魔女の旅々』イレイナ×『コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS』ライで和姦。

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今週はskeb積極的に受けようと思っているので興味あればよろしくお願いします。
https://skeb.jp/@inokuma_yoga


イレイナは幼馴染みとの溺愛イチャラブセックスで旅の終着点を決める

 なんて綺麗な男の子なんだろう。それがライを見た第一印象だった。

 

 初対面はライとイレイナが八歳の時。

 

 近所に越してきたライが母親に連れられて引越しの挨拶にやって来た日のことをイレイナは、いまでも鮮明に覚えている。

 

「はじめまして」

 

 母親の影に隠れながら挨拶する少年は灰色とも、くすんだ銀色とも言える髪に空色の瞳をしていた。

 

「はじめまして」

 

 オウム返しに挨拶して頭を下げる。後に『灰色の魔女』の由来にもなる銀髪が揺れる。

 

「この子ったら照れちゃって。イレイナちゃんが可愛いから恥ずかしいのね」

 

 ライの母親は息子を前に押し出そうとするが彼は拒む。ギュッと母親のスカートを掴み、足を踏ん張り、物陰から覗くように顔を半分だけ出している。

 

 可愛い。生まれてこの方その言葉は何度も聞いてきた。容姿を褒められることには慣れている。おしゃまな女の子は十歳にも満たない年齢で、既に自分が美形と呼ばれるグループに属することを知っている。

 

 だけど今日は聞き慣れた賛辞がこそばゆく感じた。原因は分かっている。ライのせいだ。

 

 そのころのイレイナにとって男の子とはやかましくて、不潔で、キーキー騒いでばかりのガキだった。人よりも猿に近い生き物とさえ思っていた。それがライを見ろ。これが本当にあの悪ガキ共と同じ男の子という生物だろうか。

 

 この子の前で可愛いなんて言われると私でも気後れしてしまいますね――イレイナは失礼にならない範囲でライの立ち姿を頭の先から爪先まで観察した。まるで物語の挿絵に描かれる王子様の幼少期といった風情。

 

「遠くから越してきたんですか」

 

 イレイナの母、ヴィクトリカの問いにライの母が答える。イレイナは聞き覚えのない土地だが、ヴィクトリカの反応を見るに相当遠い場所から来たのだろう。

 

 そこから始まる奥様同士の会話はエンドレス。話せども話せども尽きない話題。子供たちとは対象的に初対面から意気投合した二人は放っておけば日が暮れるまで話していそうだった。

 

 お利口さんのイレイナも大人同士の会話に付き合わされて飽きてきた。もう充分だろう。その場を離れようと静かに一歩退く。

 

「そうだ!」

 

 ヴィクトリカの手が娘の背中を押さえた。その顔にはいいことを思いついたと言いたげな笑みが浮かんでいた。

 

「ライくんに近所を案内してあげなさい」

 

「私がですか」

 

「急ぎの用事はないわよね」

 

 暇なんだろとヴィクトリカは遠回しに言ってくる。にこやかな笑みには有無を言わせない迫力が込められていた。

 

 ちらりとライを見る。期待と不安に揺れる眼差しとぶつかる。そんな目で見られると、断ることに罪悪感が芽生える。チクッと胸が痛んだ。

 

「分かりました」

 

 自分に拒否権はない。イレイナは「行きましょう」と声をかける。

 

「あまり遠くへは行けませんし、今日は近所を軽く一周するだけにしておきましょう」

 

「よろしくお願いします」

 

 ライが頭を下げる。依然として顔には不安げな表情が浮かんでいる。母親から離れることを心細く思っているのかもしれない。

 

 見知らぬ土地で無理からぬこと。ここは私がリードするしかありませんね。お姉さん気分でイレイナはライに手を伸ばす。

 

「行きましょうか」

 

 彼の手を取って連れ出した。

 

 十年前に握った手。あの手は離れることなく現在まで続いている。

 

※

 

「イレイナ?」

 

 話しかけられて我に返る。思い出に浸って心ここにあらずで歩いていたイレイナは、弾かれたように横を見た。ライの碧眼が心配そうにこちらを見ていた。視線を下ろすと彼に握られた自分の手が映った。祭りで人がごった返すなかはぐれないためにつないだ。

 

「大丈夫? 疲れが出たのかな。早く宿に戻ろう」

 

 ライは人混みを掻き分けるようにしてイレイナをエスコートする。

 

 少女時代に読んだ『ニケの冒険譚』に憧れ、主人公ニケのように旅をしてみたいと家を出たイレイナ。各地を巡ってこの国には三日前にやって来た。到着した日に近々お祭りがあると聞いて、それなら祭りまで滞在してみようと相談して決めた。

 

「そんなに慌てなくても大丈夫ですよ。疲れたわけではありませんから」

 

「ならいいんだけど。無理はしないでね」

 

「分かってます。ぼーっとしていたのは昔のことを思い出していました。私たちが初めて会った日です」

 

 覚えていますかと問えば、ライはもちろんと答える。

 

「母さんに連れられて行った家で初めてイレイナを見たとき、天使は本当にいるんだなって思った。僕は恥ずかしくて君を直視できなかった」

 

「私だって似たようなものですよ」

 

「嘘。君は初日から僕の手をつかんだじゃないか」

 

「必死でしたから。知らない土地に連れて来られて不安がってる子供の面倒を見なきゃと」

 

 ふふっとライは思い出し笑いをする。「同い年なのにお姉さんぶってたイレイナも可愛かったな」

 

「私の後を追いかけてくるあなたも可愛かったですよ」

 

 あのころは同じくらいだった背丈、手の大きさだって違わなかったのに、いまはライのほうがずっと背が高い。手の大きさだってイレイナは敵わない。十年で多くの事柄が変わった。ただのご近所さんだった二人は友だちになり、旅の仲間になり、そして現在は唯一無二のパートナー。

 

 二人の間に無言が落ちる。群衆は騒がしく、祭りの高揚感が街を包み、すれ違う人は皆どこか浮ついていた。

 

 イレイナとライは人波に逆らって歩いた。これから祭りはクライマックスを迎える。締めの花火があるのだ。いい場所を取ろうと争奪戦が展開されている。

 

 よく見ると自分たち以外にも人混みから離れる人の姿が目につく。その多くが恋人ないし夫婦と思しき男女のカップルだった。祭りが醸し出す非日常の雰囲気に当てられ昂ぶったのだろう。花火が終わるまで待っていてはホテルが埋まってしまう。愛を語らいたい恋人たちにとっては死活問題。

 

 旅人のイレイナとライは数日前から宿を確保している。だから急いで帰る必要はない。だが彼女たちもまた祭りの熱気に突き動かされていた。

 

「一緒に旅することは許可するが絶対そういうこと(・・・・・・)はしないように」

 

 イレイナの父が出発前に二人に課した条件だ。そういうことが子供のできるような行為だと理解できないほど、イレイナもライも幼くはない。イレイナは真っ赤になって父親のデリカシーがない発言を叱った。

 

 父親からしてみれば娘だけで旅をさせるよりライと一緒のほうが安全だと思いたいが、同年代の男の子と二人旅なんて余計に危ないのではと心配なのだ。お互いが相手を憎からず想っていることがバレバレの場合は特に。

 

 最初の一年は何事もなく過ぎた。故郷を飛び出した若者には見るものすべてが新鮮で、次から次に飛び込んでくる情報を処理するだけで一日が終わった。だが旅慣れてくるとなかには「言いたくはないが今回は外れだな」と思う国も出てきた。出発したばかりなら街なみが故郷と違うだけで感動できただろう。しかし、それだけでは物足りなくなってしまった。

 

 そんな日の会話はネタ不足。お互いの感想を言い合う時間はあっという間に終わる。

 

「そろそろ僕は部屋に戻るね」

 

 当時まだ別々の部屋に泊まっていた二人。その日はイレイナの部屋で感想戦を行っていたが、話の種も早々に尽きてライは自分の部屋に戻ろうとした。彼の上着の袖をイレイナがつかんだ。まだ離れたくない。今夜は行かないで。震える指先が万の言葉よりも自分の気持ちを雄弁に語ってしまう。

 

 ライはベッドに座るイレイナを見下ろしていた。すっとライの目が細まる。獲物を視界に捉えた狩人の目だ。絶対に逃がさない。必殺の意志が込められている。

 

「……ライ?」

 

 自分で引き留めておきながらイレイナは、ここからの展開をまったく準備していなかった。ただ、もういいかな、と思っただけだ。故郷を旅立って一年、父親の言いつけを守って清い関係でいたが、もういいんじゃないだろうか。そろそろ次の段階(・・・・)に進んでも。

 

 なんとなく袖を引いて返ってきたのは思いのほか真剣な眼差し。向けられた視線にライの牡を感じた。初めての感覚だった。いやではない。そうなることを望んでいた。

 

 その日のうちに二人の関係は進展した。それからは旅費の節約名目で同じ部屋に泊まるようになった。そういうことを済ませてしまった年ごろの男女が同じ部屋に寝泊まりすれば、必然的にそういうことは繰り返される。

 

 お互いの味を知った二人はのめり込んだ。ライは驚くほど貪欲だった。イレイナのすべてを味わい尽くそうとして、時には気を失うまで放してもらえなかった。物事への執着心がなく淡々として見えた彼にそんな一面があることを旅に出てから初めて知った。

 

「僕が欲しいのはイレイナだけだから」とライは言った。

 

「他の人や物がこんなに欲しくなったことはない。いやだと言っても手放してあげないよ」

 

 イレイナは息ができなくなるほど強く抱きしめられた。彼女もライの背に手を回して抱きしめ返した。ふたりの間には言葉を超えたコミュニケーションが存在していた。

 

※

 

 部屋に戻った二人はドアが閉じると同時に服を脱ぎだした。廊下を歩いているときからライは滾っていた。イレイナも期待に蜜を垂らしている。

 

 二人の舌がいやらしい水音を立てて絡み合う。ライの唾液は出店で食べた飴の味がした。

 

「はぷっ……ちゅっ、じゅるるっ、あむっ」

 

 上から落ちてくるライの唾液をイレイナが啜る。二人の身長差だと立ってのキスはライがイレイナを貪る形になる。最愛の男に囚われる悦びが全身に広がる。

 

「いやらしい顔をしてるよイレイナ。早くベッドで抱いて欲しいって顔。そんなに欲しかった?」

 

 イレイナは頷く。隠し事など無意味だ。バレてしまっている。ライに触って欲しくて堪らない。

 

 普段のライは紳士で見た目も中身も理想の王子様然としてるのに夜だけ意地悪になる。イレイナを辱めるためのセリフを耳元で囁く。それがいやでないのは惚れた弱みなのか、もともと自分にそういった気があったのか。彼に意地悪されるのは嫌いじゃない。それが分かっているからライもいじめる。彼はイレイナが本当にいやがることはしない。

 

 場所をベッドへ移すころには二人とも下着だけの姿になっていた。上下お揃いの淡い水色の下着姿をまじまじと見られる。初めての夜から何度見せたか分からない。それでも慣れるということはない。いつだって彼女は新鮮な気持ちで彼に抱かれる。ほんのり肌が桜色に上気する。彼の視線が全身を這い回る。チクチクと棘が刺さる感覚。

 

 じゅわりとイレイナの花園が蜜を垂らした。

 

「まだ触られてもないのに濡れてるね。キスだけでこうなった?」

 

「言わなくても分かることを聞く必要があるんですか」

 

「分かってないな。男の質問は事実を確認したいんじゃないんだ。女に言わせるために聞いてるんだよ」

 

「変態ですね」

 

「その変態のこと好きだよね」

 

 彼に嘘をつくのは無意味だ。その碧い瞳にすべて見透かされてしまう。

 

「好きですよ。とっても」

 

「僕も大好きだよ」

 

 ライの唇が首、鎖骨と這い回り、胸元にキスを落とす。細くしなやかな指が身体の線をなぞる。触れられた箇所から全身にゾクゾク感がさざ波のように広がる。言葉が意地悪になってもライはライだ。彼はイレイナを大事に抱く。繊細なガラス細工を扱うように舌や指で入念に時間を掛けて溶かす。

 

 彼の手がイレイナの胸に触れる。細身の彼女らしい慎ましやかな膨らみ。いつか母のように成長するのだと自分に言い聞かせて十八年。そのときが訪れないままライに摘み取られた。

 

 くすぐったいのと恥ずかしいのと気持ちいいのとでイレイナは身体を捩る。初めて抱かれたときはくすぐったいと恥ずかしいが大きかった。回を重ねるうちに気持ちいいの存在感が増した。いまでは気持ちいいが七割方を占める。

 

 巨乳や爆乳とはほど遠いサイズでも、おっぱいはおっぱいだ。男にはない柔肉がライの手の中で形を変える。ふにふにと揉まれながら再びキスされる。舌を入れられる。出迎えた。ライの舌がイレイナの裏側に回って根本をなぞる。ゾクゾク感が増す。気持ちよすぎて全身が粟立つ。ブラジャーの中で布と擦れた乳首が硬くなる。切なく疼いた突起をライの指が弾く。

 

「あっ、ふっ……んぅ、んくっ……」

 

 敏感な部分を何度も刺激されて声が漏れる。それでライのスイッチが本格的に入った。

 

「ここも触って欲しくて堪らないんだね。美味しそうに粒が立ってるよ」

 

 ズラされたブラジャーから胸がこぼれる。硬く実った苺が顔を出す。ぱくりとライは口に含んだ。

 

「う、ああっ、はああっ……」

 

 彼の口の中でピンク色の尖りは鋭さを増す。ぺろぺろと舌で舐め転がされ、ちゅーちゅーと吸われる。

 

「ふあああ……あっ♡ やああっ……」

 

「そんな甘い声を出されても全然いやがってるように聞こえないよ」

 

「だって、あっ、ああっ……♡」

 

 自分が出した甘い声に自分で反応して濡れてしまう。男に媚びておねだりする甘々ボイスの主は誰でしょう? そう、私です。

 

「っ、あっ、は、はぁ……♡ んっ、んんっ♡」

 

 恥ずかしいのに、恥ずかしいと感じるほど身体はビクビクと悦んでしまう。触られているのは上半身なのに下半身が疼く。牝芯が疼いてそちらも触れて欲しくなる。

 

「触ってください。胸だけじゃなく下も触って」

 

 はしたないお願いをしてしまう。およそ淑女らしくない頼み。だがライは嬉しそうに頷いて言うとおりにしてくれる。

 

「あぁ♡ 触って、ください♡ 私のカラダ……ぜんぶ、ぜんぶライのものだからっ♡ あっ♡ 指、入って……んんっ♡ そこで曲げられるの好きっ♡」

 

 ショーツを下ろして晒される濡れた女の傷口。差し込まれたライの指をイレイナの膣肉が歓迎して締め上げる。

 

「ココだよね。イレイナの感じる場所」

 

「はいって、くるっ♡ あっ、あーっ♡ これ、だめっ♡ やぁんっ♡ んんっ♡」

 

 敏感な膣内(なか)でも特に感じる場所をライの指先は一発で探り当てる。もはや彼は感覚でイレイナのスイートスポットを暗記していた。たとえ目隠しをしていても行為に支障はないだろう。

 

 中指が媚肉をぐにぐにと揉みほぐす。反対の手が包皮越しにクリトリスの上で円を描く。絶え間なく感度のいい部分を弄られて快感が積み上がっていく。

 

「あぁっ、も、もうだめぇっ! イッちゃう、イッちゃうからぁ……!」

 

 ライの指に掻き出された愛液が飛び散って辺りを汚す。性の臭いが部屋中に広まる。

 

「つらそうだねイレイナ。一度イッておこうか」

 

 ライが再び乳首に吸い付く。今度は軽く歯を立てて甘噛みした。微かな痛みを伴う刺激にイレイナの肉体が反応する。子宮がキュンキュン切なく鳴いた。

 

「そこっ♡ だめっ、だめっ♡ ちくびといっしょ、なんて……やっ、あっ♡ んはっ♡ んっんっ♡」

 

「イキなよイレイナ。一度イッてしまわないとつらいだけだよ」

 

 甘美な誘惑とともにライの手が速さを増す。手首のスナップを利かせながら何度も肉襞を擦った。淫らな飛沫が彼の手首まで濡らす。身体中の水分という水分が愛液に変わったようだ。イレイナは自分の濡れ方に羞恥心を煽られる。

 

「あひっ、ふあああああぁーーーっ♡ もっ、むりっ♡ もうむりっ♡ イクっ、あっ、あっ、あああーー♡」

 

 ライの手の中でイレイナの身体が強張る。指を締めつける膣の収縮も強くなる。

 

「ひぐっ♡ ひぎぃっ♡ いっ♡ あっ♡ あっ♡」

 

 股ぐらに差し込まれた腕を両脚で挟み込みながらイレイナは達した。

 

「気持ちよかった?」

 

「……言わなくても分かることは聞かないでください」

 

「言われないと分からないから聞いてるんだよ。男の射精と違って女の人は演技できるから」

 

 どこでそんなことを覚えてくるのだ。四六時中ほぼ私と一緒にいるのに。まさか見てないところで他の女に手を出している? あり得ないとも言い切れない。ライの容姿なら、一夜の夢でいいから抱いて欲しいと願う女が列を作るだろう。だいたい二人の行為は先にイレイナが音を上げて眠ってしまうことで終わる。意識を手放したあとのことは知らない。

 

「変なこと考えてる顔してる」

 

「考えてません。それに変な顔なんて失礼です」

 

「変な顔じゃない。変なこと考えてる顔と言ったんだよ。全然違う」

 

 これ見よがしにライは溜め息をつく。芝居がかった仕草。他の人がやれば鼻につくのに彼だと似合ってしまう。ごく自然な動作に感じられる。彼の存在そのものが非現実的だからだ。目の前にいても実在しているのかたまに疑わしくなる。

 

「こんなにイレイナ一筋で愛を囁いてるのに疑われるなんて心外だな。まだ足りないかな。しばらくは一日百回、愛してるって言おうか?」

 

「やめてください。ただでさえ、あなたのベタ甘な態度は周りの目を引くのに、これ以上の追加は私の心臓がもちません」

 

「イレイナがそう言うなら従うよ。僕は君のいやなことはしないって誓ったからね。それに――」

 

 覆い被さってきた彼と目が合う。心の底から愛しく感じる者を慈しむ目。視線だけで甘い空気を作れてしまうなんて、やはりタダ者ではない。

 

「愛は言葉より態度で示さないとね」

 

 言って彼は自分の下着を脱いだ。屹立した彼の欲望がイレイナの前にお目見えする。何度も自分の膣内(なか)に入って弱い部分を突き、引っ掻いたペニス。非現実的な王子様でも、そこだけは人並みにグロテスクなのがおかしい。ライの身体で唯一ちゃんとした現実感のあるパーツだ。

 

 ライは熱く燃えたぎるペニスを秘裂にあてがう。縦割れの線に沿ってイレイナの入り口を往復する。包皮越しにクリトリスを擦られ、か細い声が漏れた。

 

「欲しい?」

 

「……ください」

 

 ライのペニスが先端のくびれまで埋まる。

 

「あっ♡」

 

「んっ。イレイナのココ、僕のを欲しがって熱くなってる」

 

 どうしようもなく気持ちよくて、もっと奥まで欲しくなる。深い場所へ誘うように腰が動いて彼を迎え入れる。

 

 指で念入りに解された膣洞は馴染んだ彼のモノを歓迎する。

 

「可愛いよイレイナ。僕を求めて腰が動いてる。やらしい……こんなに何度も抱いてるのに、初めてシたときと変わらないくらい締めてくる」

 

「シて。これからもずっと、私だけを愛して」

 

 彼に手を伸ばす。その手を取って彼は手首の内側にキスした。唇の触れた場所がボッと熱くなる。

 

 彼のペニスが根本まで埋め込まれてイレイナの膣内がいっぱいに満たされた。圧迫感に震えながら彼が動くのを待つ。

 

「行くよ」

 

 イレイナの返事を待たずに抽送が始まる。

 

「あっ、ああっ、やっ、んああっ!」

 

 イッたばかりの敏感な膣を擦られて声が抑えられない。

 

「イレイナの膣内がうねってまとわりついてくる。これじゃあ長くはもたないかも」

 

 セリフどおり彼の声色は余裕がない。だからと言って締め付けを緩めてやることはできない。そこまで器用ではないし、なにより彼のモノが激しく出入りする気持ちよさで自然と内ももに力が入り、締めつけたくなくてもイレイナの意思を裏切って物欲しげに締めてしまう。

 

 ライの手が背中に回って抱き起こされる。彼の膝の上に座らされて向き合う格好で下から突き上げられた。自分の体重でペニスが奥深くまで刺さる。すっかり開発されてしまった膣奥や子宮口で彼の逞しさを感じる。肌と肌のぶつかるパンパンという音が部屋に響く。

 

「やっ……そんな……! うっ♡ んっ♡ んぁっ♡」

 

「イレイナ、気持ちいい?」

 

「あぁっ♡ あっあぁんっ♡ はぁぁっ♡ あっ♡ そこっ♡ だめっ♡ そこ、すごっ♡ あっ♡ あぁぁっ♡」

 

 夜の生活にも相性があるとは物の本によるが、間違いなく私とライの相性は最高だろうとイレイナは確信を持っている。他の男を知らないので比較はできない……そんなこと絶対ライが許さないだろう……が、世の中みんながみんな、こんなに気持ちいいエッチをしてるとは思えない。

 

 自分の存在が全部おまんこに塗りつぶされ、上書きされる衝撃は誰もが経験できることなのだろうか。

 

「ライのおちんちん、キモチイ……おっ…♡ いっ♡ いっ♡ おっきく、なってる……わたしのなかで、またおっきく…っ♡」

 

「そんな耳元で煽らないで。もっと強くしたくなる」

 

 ライは目の前の乳房に吸い付く。ピリッとした痛みがあった。白い肌に赤い花が咲いていた。

 

「新しいマーキング。前の痕は薄くなったからね」

 

 彼は首筋に吸い付き、そちらにもキスマークを残した。

 

 ライは時折こうやってイレイナの身体に自分の痕跡を残したがる。もし彼女が他の男に誘われても一目で誰のものか分かるように。自分の身体が自分以外の誰かに所有されている。その感覚は悪くないものだった。他でもなくライの所有印だからそう思えるのだろう。彼以外の人間がそんなことをしようとしたら全力で魔法をお見舞いしてやる。彼だけだ。彼だけが私の身体を好きにできる。

 

「さっきから何度も細かくイッてるよね。膣が痙攣して締めつけてくるからすぐに分かるよ。引き抜こうとすると逃がさないと言わんばかりにまとわりついてきて、ヒダヒダが僕のモノを捕まえようとしてくる」

 

「やだっ……あっあっ、やっ、言わないで……」

 

 自分のいやらしい動きを言語化されて恥ずかしいのに身体は悦んでしまう。

 

「ごめっ……ごめんなさいっ……♡ 私っ、エッチな女でっ……あっ、あっ、あっ♡ だけど、ライがするから……キモチイイこと、ぜんぶ、わたしに教えたのは、あなたぁっ~~♡」

 

「エッチなのは悪いことじゃないよ。僕の前では思う存分乱れて。僕の前以外では駄目だからね。イレイナのいいところ、たくさん突いて僕から離れられないこと理解(わか)らせてあげる」

 

 にっこり笑ったライの顔は天使にも悪魔にも見えた。激しい抽送が彼の昂りを伝える。

 

「わかってる……もっ、わかってる、から……わたし、あなたから……はなれられない……あっ♡ これ、ほんとに、すごっ……ィィイイイッ♡」

 

「イレイナの搾り取る動き激しくなった。イクよ。射精(だ)すから一緒に」

 

「んっ♡ んっ♡ んっ♡ っ、くっ、くるっ……♡ もっ、イク……あああぁ……っ♡ ライ、一緒に、一緒にいこっ♡ 私、イクから……っ♡ ねっ♡ あっ、あっ……んっんーーーーッ!」

 

 イレイナがイッたのと同時に彼女の中でライも射精する。これ以上はないほど膨らんだペニスから白濁液を注がれた。入りきらなかった白いドロドロが溢れ出てシーツに垂れる。

 

「もう、無理……」

 

 イレイナは呆然とつぶやく。

 

「お疲れ様。イレイナは休んでていいからね。僕はもう一回」

 

 ぐったりする彼女をベッドに下ろしたライが抜かずに二回戦を始める。

 

「あっ……まだ、イったばかりで……イったばかりなの、にぃ……ひうん!」

 

 抗議の声も虚しく、イレイナは気を失うまで激しく愛された。

 

※

 

 目を覚ましたのは太陽が真上に上がる時間だった。

 

 激しく交わった|(後半はほぼライの独り舞台だったが)気怠さが残る身体を起こす。寝てる間に情事の痕跡を処理してくれたのか内ももにへばり付いていた精液は綺麗に拭われている。

 

 だからって感謝してあげませんよ。何度も、何度も、休ませてと言っても聞かず射精したのはあなたなんですからね。イレイナは隣で眠るライの頬を指先で突く。さすがに疲れたのか煩わしそうに寝返りを打つだけで目覚めない。

 

「いまのうちにお風呂を済ませてしまいましょうか」

 

 最低限の清拭はしてくれたようだが、それでも身体はセックスの痕跡でベタつく。全身の肌に精臭が染みついてる気がした。外出する前に念入りに洗い流す必要あるだろう。

 

 イレイナはベッドから降りて荷物から着替えを取り出した。その指先が小瓶に触れる。中には黒い丸薬。行為後に飲むための避妊薬だ。子供がデキたら旅を続けるのは難しくなる。そのためライとシた翌朝は必ず飲んでいた。

 

 瓶の蓋を開けようとして、ふとイレイナの手が止まる。その手を自分のへその下に持って行く。ここに昨晩たくさん射精されたのだ。いま、ここでは、ライの子種が泳いでいる。昨日は大丈夫な日だったろうか。指折り数える。微妙。デキていてもおかしくはない。薬を飲まなければ。

 

 だけどイレイナの手は動かない。

 

 もういいかな。浮かんでくるのは、いつか感じたのと同じ気持ち。

 

 そろそろ次の段階(・・・・)に進んでも。

 

 旅は好きだ。まだまだ冒険し足りない気持ちはある。それと同時に自分の中でライの存在が日増しに大きくなるのを感じる。仮に彼の子供ならデキて、それが理由で旅人をやめることになっても、運命だったのだと受け入れられるほどには。

 

 丸薬が入った小瓶を荷物に戻す。

 

 彼が起きるのを待って相談してみよう。私の考えに賛同してくれるでしょうか。寝起きでパパになる覚悟があるかを問われたライが、どのように反応するかイレイナは想像する。この決心を喜んでくれるだろうか。それとも結婚や子供という現実に怖じ気づくだろうか。あまり不安な気持ちはない。うるさいくらい喜ぶ姿だけが思い浮かぶ。自分の想像で胸が暖かくなった。早く伝えたい。この気持ちを。

 

「私の決意が鈍らないうちに起きてくださいね、パパ」


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