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私はアマーリエ。貴族同士の争いで夫を亡くし、残された子供達の将来の保証を求めて、大貴族である義弟のヴェンデリン君に女を教える為のあてがい女になりました。
ヴェル君の結婚であてがい女はお役御免になるはずでしたが、私は今お屋敷で侍女長となっていました。もちろん愛人として囲うための外向きの肩書で、夜には正妻の方々と同様に彼に抱かれています。
正妻の方々が妊娠した時は大変でした。ヴェル君の種はよほど強いのか、帝国から帰還されて、避妊をやめたエリーゼ様たちの懐妊が次々と発覚しました。
また、新しく妻に迎えたテレーゼ様やカチヤ様リサさん、そしてまだ幼さの残るヴィルマ様も、後を追うように妊娠しました。
そうすると夜の相手ができるのが、私一人になってしまいました。最初のうちは彼の結婚前のように、彼の愛をしばらく独占できると、少しうれしく思っていた私なのですが、彼の成長を甘く見ていました。
思えば、ただのあてがい女だった頃は、彼の結婚前でまだ彼の経験も浅く、毎日のように求められても、年上の経験者としてしっかり受け止められました。
しかし少し考えてみれば、少し前までの彼は、妻8人を代わる代わる毎晩相手にし、その合間に私を相手に抱くという、まるで物語の中に出てくる好色な王様のような生活で、わずか数か月で8人もの女性を孕ませてしまいました。
そのことを思えば、現在の私の惨状も想像できると思います。
そうです、そんな生活を楽々こなしてきた彼の愛を、私一人で受け止め切れるはずがありません。今、9人分の情欲が私一人に襲い掛かっているのです。
***
夕食を食べ終え自室に戻ろうとすると、不意に後ろから抱きしめられてしまいました。
「え?」
驚いて振り返ると、そこにはとても真剣な表情をしたヴェル君の姿がありました。
「一緒にお風呂に入りましょう!」
「えっ、でも・・・」
突然のことに困ってエリーゼ様たちのほうを見ると
「アマーリエ様、大変でしょうがしばらくは私たちに代わりヴェンデリン様をよろしくお願いします」
エリーゼ様はお腹を愛おしそうに撫でながら、申し訳なさそうな表情で仰りました。
「今はお相手をできるのが、アマーリエ様しかおりません。今までは私たちに気を遣って、遠慮していらしたでしょうが、もう気にする必要はありません。この半年のアマーリエ様の献身は、ここにいる妻たち全員が分かっています。これからも一緒に、ヴェンデリン様を支えてくださいますか」
「・・・はい。これからもよろしくお願いします」
おそらく彼女も、ヴェル君と初めての契りを交わし、自惚れでなければ彼の特別な愛を得ていた私に、思うところがあったのでしょう。
しかし、私が彼女たちに罪悪感を感じ献身してきたことや、彼女が彼の愛の証をそのお腹に宿したことで、気持ちが落ち着いたのでしょう。なのでこれからは、側室の方々と同じように扱うと、皆の前で宣言したのだと。
この時の私はそう思っていました。この後すぐに、彼女の「大変でしょうが」の言葉の意味を存分に思い知るのでした。
***
浴室で彼の体を洗っていると、背中に硬いものが当たりました。不思議に思い、振り返ると彼が私を抱き寄せ唇を奪い舌を入れてきました。
「ん?! ちゅぷ・・・じゅる、れろ、んふぅ・・・」
突然のことで驚きつつも、彼の愛に応えようと私も舌を受け入れ、導くように絡ませる。
「ん、あっ♡……んちゅ、やぁ、だめ♡……れろ、ん、だめよ♡……んれろ、ぢゅっ♡」
それに応えようと、彼もまた積極的に絡ませ、唇を重ねて唾液を交換していく。キスに夢中になっている間に、いつの間にか私の体は泡だらけになり、気が付くと、浴室のマットの上に押し倒されていました。
「ん、ちゅ、や、んむぅ……♡」
そのまま彼の手が私の胸を包み込み、優しく揉みしだいてきました。
「ああ、アマーリエ義姉さんのおっぱい大きいですね」
そう言いながら彼は私の胸に顔をうずめ、両手で胸を弄び始めました。
「やんっ♡、そんな、ことぉ、言っちゃ、あん♡、ダメぇ♡」
口では抵抗しながらも、彼の手の動きに合わせて、腰が動いてしまう自分が恥ずかしくて顔を隠す。
「かわいいです」
「ひゃっ♡、あっ♡、あっ♡、あぁ♡♡~~~!!」
彼の指が敏感な先端を摘まんだ瞬間、背筋に電流が流れたかのような感覚に、思わず声を上げてしまう。
「ここ、好きなんですね」
そう言いながら彼は私の反応に気をよくして、執拗にそこばかりを攻めてきます。
「ああっ♡、んはぁ♡、はぁ♡、はぁ♡」
もう彼に触れられていない場所は、ないんじゃないかと思うほど、全身くまなく触られ、舐められ、吸われ、そして私の秘所は洪水のように濡れそぼっています。もう何度絶頂を迎えたか分かりません。全身が熱く火照り、頭はもう何も考えられません。
それでもまだ彼に求められているという事実に、女としての悦びを感じてしまいます。
「んんっ♡、ん~~♡♡!!」
そして彼のものが私の中に入っていました。必死に腰を振る彼を愛おしく感じ、手を回して抱きしめてあげます。
「アマーリエ義姉さん、俺、もう!」
その言葉に返事をするように、抱きしめる腕に力を込めると、すぐに熱いものが流れ込んでくるのを感じました。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
彼は息を整えつつ、体を起こして彼のものを引き抜きます。
「大丈夫ですか?」
彼が心配そうな表情を浮かべています。大丈夫だと示すために立ち上がろうとしましたが、体に力が入りません。
「ごめんなさい。ちょっと無理みたい」
情けないと思いながらも正直に答えました。すると彼は私を軽々と抱き上げ浴室を出ていきました。
***
浴室での行為が終わり、まだ足腰が震える私を、ヴェル君は抱えながら、寝室に移動しました。一度出して落ち着いたのか、裸でベッドの上に横たわり、互いに見つめあい、時折キスしたり、抱きしめあったり、幸せな時間が流れます。
激しい行為も好きだけれど、こういったゆったりとした行為のほうが、愛しさが溢れてきます。そうしているうちに、どちらともなく再び繋がりました。先ほどの続きのように、キスや抱擁がメインの行為で、繋がっているところは互いに軽く腰を揺するだけです。
しかし、段々と互いの興奮が高まっていき、彼が激しく腰を打ち付け始めました。これまでのゆったりした行為で、高まっていた幸せな気持ちと、一突きごとに子宮に響く、本能的な肉体の反応が合わさり、今までにない快楽が襲ってくる。
私が今まで経験してきた行為は、性感帯を刺激しあう肉体的な交わりに過ぎなかったのか。これまでは、彼を愛することに罪悪感を感じていましたが、エリーゼ様とのやり取りでそれがなくなり、今は彼への愛を、素直に受け入れることが出来ています。
よく物語で、愛のある行為は素晴らしいものだと、説いていましたが、今日のこれが、その愛のある交わりなのです。心と体の両方で行う行為の、なんと素晴らしいことか。
そう理解した瞬間、これから来るであろう快楽は、今まで経験したことのないものになると気づき、期待と同時に、自分がどうにかなってしまうんじゃないかという不安が、胸によぎりました。
その不安を感じ取ったのか、彼は私の両手の指の一本一本を自身のに絡ませ、見つめる私の唇を優しく奪いました。頭の中に彼への愛しさが溢れ、それ以外の何も考えられなくなります。
そしてついに絶頂の波が最大限に高まり、私の足は彼を逃がすまいと、力いっぱい抱きしめ、彼の最後の一突きと合わさり、私の一番奥の子供を育てるところを快感が突き抜けました。
「やっ♡……ああっ♡……んぉあぁあああ〜〜〜っっっ♡♡♡!!!」
ビクンビクンと、私は体をのけぞらせ、彼にすべてを捧げるつもりで、自身の女の部分を彼に密着させます。
どくんっどくんっどくんっ
同時に彼も達したようで、膣内での脈動を感じた途端に、熱き精を子宮の入り口に浴びせられます。一瞬視界が白く染まって、意識が飛びかけるほどの絶頂を味わう。精液を叩きつけられた子宮から、全身に及ぶ熱さと甘い痺れに酔ってしまいます。
(ああ♡、ふあぁぁ♡……これが愛のある性交。膣内が熱い♡、んん♡……)
気怠くも心地よい余韻の中で、いつの間にか解かれていた両手を彼の背中に回すと、彼もそれに応えるように、私の背中に手を回し、見つめる私の唇を再び塞ぎました。
彼も興奮収まらないのか私を抑え込み、乱暴に舌を差し込んで、口内粘膜を蹂躙してきます。すぐに応えてくれたことをうれしく思いつつ、自然に手と足の両方で抱きしめる。
その手と足は彼を掴んで離さず、彼の精を搾り取ろうとしているのは肉体なのか、心なのかと、とりとめのないことを考えています。
そして彼の動きが止まったことで精を出し切ったのだと悟るが、それでも互いの結合を解かずキスと抱擁を繰り返します。
「好き♡……、大好き♡…」
とうわごとの様に、キスの合間に彼への気持ちを言葉に乗せる。
そうしているうちにまた、彼のものが固くなっていくのを自身の中で感じます。それによって、先ほど出されたものが押し出され、二人の結合部から溢れて、体を伝っていく。
そしてまたさっきの繰り返しのように、少しずつ行為が激しくなっていき、互いに絶頂する。新鮮な精が私の中に注がれ、入りきらなかった彼の子種が、二人の間から漏れ出てくる。
自身の一番大切なところに注がれたものを、彼の愛と認識し、先ほどより多く注がれたことで、彼への私の中で気持ちが大きくなります。
私は少し疲れたように見える彼を労り、結合を解かずに、自分が上に跨る体位になりました。こうして裸で彼を見下ろす体勢になると、羞恥心が刺激されましたが、今度は上から覆いかぶさるように、彼へ口づけしました。
んちゅっ♡、れろ♡、むちゅ♡、じゅるっ♡
さっきまでとは違い、舌を絡めながら、主に私から彼へと唾液が移動していく。ゴクリと彼の喉が鳴る音が聞こえ、その音に私はさらに興奮し、彼の頭を両手で押さえつけ、彼への接吻が激しさを増していく。
彼のものも硬さを取り戻しており、そのまま軽く腰を振っていると、突然彼は私のお尻を手で鷲掴みにし、自身のものを奥へ奥へと押し付けてきた。
どびゅるるる、どぴゅっ、どぴゅっ
次の瞬間、また子宮に熱い滾りが叩きつけられました。その彼の猛りを体の奥から感じながら、私も彼の唇をむさぼる。
私と彼の体液が上と下で交換し合っているこの状況に、甘く満たされたような気持になります。
彼も興奮しているのか、私のお尻をつかむ手に力がこもり、何度か腰を叩きつけた後、再び密着させて、さらに彼の濃厚な子種を注ぎ込んでくるのを、私は自身の秘所で直接感じてしまいます。
熱い彼の精を注がれ、古いものが結合部から漏れ出していき、彼のものがまた小さくなっていきました。
彼は射精の余韻に浸りながら、私のお尻を愛おしそうに撫でています。一方私は、彼に合わせキスをゆったりしたものに変え、そのまままた互いに静かな交わりに戻っていきます。
そして今度は互いの足をクロスさせた側位へと移行してく。彼は私の片足を抱えながら股間を打ち付けてきます。
この体位が一番彼のものを奥まで届かせるので、私に壊れてしまうかのような快楽が襲ってきます。
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ
彼が一突きするたびに陰核が押しつぶされ、子宮口に彼のものがぶつかり、訪れる痺れるような快楽に、何度も頭が真っ白になってしまいます。
じゅぽっ、ぐぽっ、じゅぶっ、ぶぴっ
彼のものが出入りするたびに、彼の精液と私の愛液がまじりあったものが、結合部でぐちゃぐちゃと下品な音を部屋中に響かせます。
私は情けなく喘ぎ声を漏らし、彼に懇願してしまいます。
「っ♡…は…早く♡…んんっ♡…出してぇ♡」
それに応えるように彼の抽挿が早くなり、最後に大きく腰を打ち付けて達しました。
びゅるるるるるぅぅ~~~~
私も、子宮口に突き刺さりビクンビクンと震えながら、熱く煮えたぎるような精を放出している彼の分身を、自身の性器で受け止める。
私は最後に体を大きく仰け反らせ、手に握っていたシーツを引っ張りながら絶頂しました。
私は朦朧とする意識の中で、彼が完全に力が抜けた私を抱き上げ、対面座位の体位に変え、そのまま彼に濃厚な接吻をされている自分を、どこか他人事のように認識しながら、何も考えずにほとんど力の入らない腕で、彼を抱きしめ舌を交わし始めました。
「好きだ、愛している」
こちらに言い聞かせるような彼の言葉を聞きながら、
「私も愛してるわ♡」
と息継ぎの合間に、彼の耳元で囁きながら、私はまた彼の精を女の宮に注がれました。
互いの絶頂が落ち着いても、そのまま体勢で、また互いにキスを始めました。キスと抱擁、抽挿が簡単に移り変わるこの体位は、私の一番好きな体位でもあります。そのことを知ってか、彼は力の抜けていた私のために、対面座位にしてくれていました。
力が戻ってきた私が腰を振って、さらに彼の精を搾り取り、疲れて彼に寄りかかると、私を彼が下から突き上げ、私が絶頂する。
合間にキスや抱擁を挟みながら、互いの攻守を入れ替え、その後も行為は続き、気が付いたらいつの間にか眠っていました。
彼との行為では、互いの結合を一度も解くことなく、最後の方はもうぐちゃぐちゃで、互いの境界が曖昧になっていましたが、そのまま交わり続けました。
互いに1秒も離れたくないという思いが、言葉にせずとも伝わっていたのだと思います。
6回、7回とそこまでは数を数えていましたが、その先は同じような行為が続き考えるのをやめました。
何回彼に精を注がれたのかは分かりませんが、おそらく20回は越えていないだろうと行為を行っていた時間から推測できます。
***
翌日、昨夜の激しい交わりの疲れから、昼過ぎにけだるさを感じながらも目を覚ましました。
「んっ♡、…んぅ、あん♡お腹が、おもた…んくっ♡……」
ずっしりとしたものを膣の奥から感じます。少し体を動かすだけで秘所から濃い白濁液が漏れ出てくる。たった一晩行為でいったいどれだけ注ぎ込まれたのでしょうか。
膣口から次々と溢れ出ているのに、膣口の先のお腹の一番奥にはまだみっちりたくさん詰まっているのを感じ取れます。
私は多量の膣内射精により、ほんのり膨らんだようにも見える自分のお腹を撫でながら、ベッドの惨状からは目を逸らしつつ、立ち上がろうとする。すると”ごぽり”と自身の秘所から漏れ出た彼の白濁液が、足を伝ってベッドの上に新たなシミを作る。
同時にむわっと、オスとメスの交尾の匂いが辺りに広がる。私はそれを彼から受けた愛の量だと解釈し、幸せな気持ちに思わずニマニマしてしまう。
軽く身支度を整えると、同僚の侍女を呼び、湯あみと食事の用意をしてもらいました。午前の仕事ができなかったことを申しなく思い、同僚と話していると、
「旦那様が今日からしばらくアマーリエ様の仕事をほかに割り振るように指示していました。」
と聞き、正直昨晩の疲れがまだ抜けていなかったので、彼の配慮をうれしく思うと同時に、今夜の情事の激しさを想像し、お腹の奥が甘く疼きました。
30に近づき、世間ではもう大年増と呼べる年齢になったにも関わらず、彼のことを考えている、恋する少女のような自分に気恥ずかしさを覚えました。
昼食を終えると、彼の好意に甘え、ベッドで本を読みながら休もうと思い、本棚から一冊の本を取り出し、読み始めました。
そして夕食を食べると、また昨日と同じ流れで、今度は優しく肩を抱いてきて
「一緒にお風呂に入りましょう」
と言ってきました。
周囲を見ると、エリーゼ様達は苦笑しながら頷き、侍女たちは生暖かい視線を向けてきました。彼女たちも寝室の惨状から、昨日の行為の盛り上がりを理解してるのでしょう。
気恥ずかしさを感じつつも、その視線から逃れるため、彼と連れ立って食堂から退出しました。
ここからは昨日の再現です。一緒にお風呂に入り、我慢できなくなった彼に押し倒され、行為をし、そのまま寝室に連れて行かれ、また行為を始める。昨日と違うところがあるとすれば、お風呂での行為が3回に増え、寝室では侍女服を着たまま、行為に及んだことでしょうか。
彼はなぜか侍女服が好きで、行為用の煽情的な寝巻や下着と同じように、それを着るととても喜ぶのです。
侍女服を着て行為をするときは、私たちは恋人や夫婦といったものではなく、主人と侍女という関係で行為を行います。すると彼は横暴な主人として、私に命令しながらガツガツと攻めてきて、私は主人に逆らえない哀れな侍女として、ひたすら蹂躙されるのでした。
そしてまた目が覚めると、昨日と同じ時間だと気づく。昨日より遅くならなかったことに安堵しつつ、昨夜の行為で半脱ぎになっている侍女服を着直して、侍女を呼び湯あみに向かうのでした。
その後は取り切れない気怠さを癒すためまたベッドで過ごす。そして夜になると、また彼とお風呂に入り、そのまま情事を行う。
完全にサイクルになってしまいました。いえ彼に不満があるわけではありません。もちろんその行為にも。
彼との情事の激しさは、今までエリーゼ様達と9人で分け合っていたものが、私1人に集中しているからで、彼の愛を独占しているのだと考えれば、女としては嬉しい気持ちが大きいです。
しかし、私は彼との情事以外のことをほとんどしていません。昼間の本を読む時間くらいでしょうか。それだって情事の疲れを癒す間の手慰みでしかありません。それに本を読むのをやめると、彼のことばかり考えてしまうのです。
前の夫との間に2人の子供がいるから、彼とも2人は子供が欲しいなぁとか、今度は女の子を産みたいなぁとか。ダメです、子供はまだ早いです。彼を独占できるのは今だけ…、じゃなくて私まで妊娠したら、彼の相手がいなくなって、私でない別の女のところに…、そうじゃないいやそうなのでしょうか。とにかく、今はまだ不都合だからだめです。
もう、これでは私が彼を独占しているのではなく、彼に私が独占されているようではないでしょうか。
***
それからというもの、彼の求めは、日を追うごとに激しさを増しました。
最近では、毎晩の情事では飽き足らず、1週間に2回ほどは昼食後に、自室に戻ってきて情事が始まります。それも一度に3回、4回まで行為が続くこともありました。
そういう日でも夜になると、昼のことが無かったかのように、いつもと同じように抱かれます。
情事が終われば、私の体からは彼の匂いが染みついてしまい、それはまるで彼の所有物になったかのような錯覚に、陥らせるものでした。また部屋には、私たちの情事の香りが充満しています。
行為をする部屋は、掃除の都合で2部屋をローテーションで使用していますが、1日程度ではどちらも完全には匂いが取り切れないようで、日に日に私たちの情事の香りが濃くなっているように感じます。
それがさらに私たちの興奮を煽るスパイスとなり、情事が激しさを増すスパイラルに陥ってしまいました。
彼には体力回復魔法と精力回復魔法があるので、肉体的な限界を超えても彼が満足するまで情事は続きます。
彼との行為では様々な体位をして、いろんな懇願をしていますが、彼は常に膣内射精に拘りました。もうこれ以上入らないと言っても、避妊しているから赤ちゃんはできないと言っても止まりません。
ここは自分のものだと、私に言い聞かせるように、マーキングのように私の膣内に、何度も何度も吐精し続けました。
行為の後は毎回きれいにしていますが、多量の射精でほんのりと膨らんだようにも見える自分のお腹を見れば、私の子宮には新鮮な彼の子種が常に入っているのでしょう。
思わずそのお腹の奥を元気に泳いでいる彼の分身のことを想像しお腹を撫でてしまいました。
他の妻達の妊娠までの早さを考えると、もし避妊薬を飲んでいなかったら私も最初の一か月で確実に妊娠していたでしょう。
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一か月後。最初のうちは、女として独占できる喜びと期待で燃え上がっていたので、二桁に及ぶ性交の間も彼に答えたくて意識が薄れながらも、最後まで互いに求めあいました。
しかし今はもうだめです。彼への愛が日に日に強くなっているせいでしょうか。それによって高められた快楽が、許容量を超えてきているのが実感できます。
段々と、情事の間の記憶が曖昧になるのが早くなってきた気がします。行為中に懇願しても彼は止まりません。むしろそれが彼の興奮を高めているようで、行為が激しくなってしまうのです。
そのことで彼に聞いてみると、私の記憶が曖昧な間も、彼はしっかり覚えているようで、何やら情事の終わり際に私が口走ったことを、「あれは理性を取り払った本心なのかな」とニヤニヤしながら私を見つめてきました。
彼になんて言ったのか聞いても、素面の状態で言わせてみせるから、それまでのお楽しみだと教えてくれませんでした。
何でしょう、もう私のこの心の内は、全て知られてしまったのでしょうか。年下の男の子に、本気で恋してのぼせ上がって、今更初恋を知った乙女のような気持ちになっている私のことを。
***
数か月後。エリーゼ様達の子供も無事産まれ、もうすぐ以前のように、9人でヴェル君の相手をできるようになります。でも、もう私はダメです。体の疼きが止まりませんし、心のほうも彼への愛が制御できなくなってしまいました。
彼がそばにいないと寂しさに自分を慰めてしまい、彼のそばにいると、それだけで幸せで自然とスキンシップをして、そのまま私から情事に誘ってしまいます。この数か月で、心も体も完全に開発されてしまいました。
一日におよそ20回も、彼の精を胎内に受け止めていたのです。それをこの半年毎日ともなれば、その合計は単純計算で約3600回にも上ります。
冷静に振り返ってみれば恐ろしいものです。普通の貴族女性の、一生のうちに経験する回数を、余裕で越えているのではないでしょうか。それがこのわずか半年の間に、私に行われたのです。
娼婦でさえ、こんな密度の性生活を送らないでしょう。それを考えれば、今の私の状態にも納得するでしょう。
もう以前のような生活に戻るなんてできません。しかし、そんなこと言えるはずもなく彼に抱き着いていると、彼が
「まあでも、そろそろかなぁ」
と言い出しました。その時は一体なんのことか分かりませんでしたが、どうやら私の願いが叶う時が来たようです。
寝室でいつものように、避妊薬の入った瓶を手にした私の手を、やや乱暴に掴んで彼は
「一か月前からその瓶の中身は栄養剤にすり替えられているんだ」
「えっ…それって…」
その言葉にドキリと胸が高鳴り、手に持つ瓶を取り落としました。定期的に飲んでいたものだが、避妊薬の効果はおよそ一か月で完全に失われ、再び排卵が始まる。咄嗟に自身のお腹に手を当ててしまう。
「俺の子を産んでください! アマーリエ義姉さん!」
彼はそう宣言すると同時に、私を抱きしめ情熱的に唇を奪う。ついに彼の子を孕む時が来たのかと、私の精神と肉体が同時に歓喜し、それまでの不安も何もかも捨て去り、彼の求めに応じました。その夜はいつも以上に激しく求め合いました。
***
そして、その翌日。彼は昼食を終えた私のもとにきました。
今日は昼から情事に耽るのかと思ったのですが、彼はおもむろに、私の目の前に箱に入った一組の指輪を差し出しました。そこには、【アマーリエ&ヴェンデリン】の名前が刻まれていました。そう結婚指輪です。
「エリーゼとの話の後すぐに準備してたんだけど、いいタイミングがなくて今になったけど、結婚してくださいアマーリエ義姉さん、必ず幸せにします」
「ふふっ、もう十分幸せにしてもらってるわよ。でもこれからもっとを期待していいかしら♪」
「はいっ、もちろんです!」
「じゃあ結婚しましょう。旦那様♡」
そうして私たちは正式に夫婦になりました。もちろんこの後すぐに指輪をはめた私たちは子作りを始めました。
***
2か月後、無事懐妊していることが判明しました。
体調の変化から逆算すると、おそらく、あの夜から1週間以内にはもう妊娠していたのでしょう。今、私は彼と一緒に、生まれてくる子供のことを考えながら、過ごしています。
妊娠したことで体が変化したのか、以前のような強い疼きは鳴りを潜めています。あれほど激しく自分を求めていた彼も、今は穏やかな寝顔をしている。今は、エリーゼ様達が夜の相手をしているが、私の時のような、暴走した獣のような激しさはなくなっているという。
これは想像でしかないが、彼は、私があてがい女になってからおよそ3年の間、ずっと私との子供が欲しかったのでしょう。立場上、避妊した上でしか私を抱けなかったのを”いつかは”と思いながら、私と交わっていたのかもしれません。
彼が私との子作りにこだわったのは、私に前の夫との間に子供がいるからでしょう。自分以外の男のほうが、私に深く刻まれたことが許せなかったからなのか。避妊していた時も、彼がマーキングするかのように、私の膣内に精を送り込み続けたのも、前の夫から私を奪い、自分のものだと見せつけたかったのだと思います。
前の夫への嫉妬、そして私への独占欲。彼の私への愛の強さを再認識し微笑する。彼がそれを意識しているかは分からないが、それに気づいていなかった、今までの自分の認識不足を痛感しました。彼を責める気にはならないが、女としての本能的な予感がする。また彼の子を自分は孕むと。
おそらく、赤ちゃんを産んだら、またすぐに孕ませられるでしょう。それも最低でも2人、前の夫との子供の数を超えるまでは。もう心も体も完全に彼のものになっているのに、と思うが彼が満足するまで、私も付き合おうと改めて決心しました。だって私たちはもう夫婦なのですから。
私ももういい歳だが、頑張れば彼の子をまだ5人は産めるだろう。それで満足してくれなかったら、私はどうなってしまうのでしょうか。少し大きくなったお腹を撫でながら、そんな妄想に耽ってしまいます。
その後のことはご想像にお任せします。ただ、言えることがあるとすれば、 彼の愛は私の予想以上に重かったということでしょうか。
***
活動報告で妄想IFシチュエーションを募集しています。
12/06 修正