ちなみに今回、RASのメンバーは誰も出てきません。
ある休日の昼、俺が勉強していると・・・
「あなた!」
「にょわっ!」
壁紙のドアから紗夜が飛び出してきた。にしても最近、紗夜ばっか出てる気がするんやけど・・・作者が紗夜好きなんやし、しゃあないんか?
「なんや紗夜か・・・どないしたん?」
「ポテトを作りましょう!」
「唐突!?」
隠さんくなったなぁ、キミィ!最初んときは添加物だの何だの言うとったやない!
「はて、記憶にありませんね」
くっ、しらけおって・・・
「冗談ですよ。もうRoseliaの皆どころか全世界1000万人以上に私がポテト狂だと知れ渡ってしまったんですから」
あっ、自覚あったんすね。
「それで、ポテト作るって?昨日デートした時に言ってたアレか」
「ええ。ご存知ない人は前の話を見てくださいね」
「誰にいうてんの?」
「画面の向こうのリスナーの皆さんです」
「そないな事言わない」
そういう訳でポテトを作ろうとキッチンに向かうのだが・・・
「ただいま!」
「あら戸山さん、お帰りなさい」
「あれ、隆太さん、今から何するんですか?」
そのタイミングで帰って来た香澄が興味深そうな目で俺達を見つめる。
「今からポテトを作るんです」
「ポテトですか!?私も食べたいです!」
あっ、そういや香澄もポテト好きやったな。今隣におる
(おねーちゃんだけじゃないよ!)
日菜、頭ん中まで入るんじゃありません。
「ははっ、まあ材料は多めやし大丈夫か」
「それで、どんなポテトを作るんですか?」
そう、ポテト料理には一番ポピュラーなフライドポテトをはじめ、ハッシュドポテト、フィッシュアンドチップス、カナダ料理のプーティンなど色々あるが・・・
「今回はな・・・ラスポテトや」
「「RASポテト?」」
「言うと思ったわ」
某翠簾を上げるバンドとは何の関係もございません。外はカリッと中はもちっとしてるフライドポテトみたいなやつです。
「そうなんですか。てっきりRASのみんなが作ってるからRASポテトなのかなって思ってました!」
「戸山さん・・・」
香澄の言葉を聞いて、紗夜が呆れたような顔をする。でも、あなたもさっきRASポテト言うてなかった?
まあ、あんまり言うても時間が惜しいからもう始めるけど。
まず、乾燥ポテトを用意してボウルに入れる。その次に卵を割って殻を上手いこと使って卵白と卵黄に分けて卵白だけ取り出してポテトに入れて混ぜ、手でこねる。ちなみに卵黄は使い道なくなって捨てようか考えたが、もったいないのでうどん食ってたおたえにあげて月見にしたのはまた別の話。
そして生地がまとまって来たらこれを伸ばし棒で伸ばし、表面に片栗粉をまぶして短冊状に切る。
「おおっ、ポテトっぽくなってきましたね!」
「ぽ、ぽて・・・」
紗夜、なんか口調おかしくなってんで。
「ほな、いよいよ揚げるで」
そして油の入ったフライパンにポテトを入れる。
「良い匂い・・・」
「なんかこれだけでご飯食えそうやな」
「あっ、そろそろキツネ色になってきましたよ」
「そろそろ返した方がええか」
俺が菜箸を持ってポテトをひっくり返したその時・・・
パァァァァァンッ!
「うわっ!」
「「きゃあっ!」」
突如、破裂した様な音が聴こえるのと同時に、フライパンの油がポテトごと飛び出した。
無論、俺は真正面でその油を浴びることになり・・・
「熱っ!熱い!」
「あなた!大丈夫ですか!」
「大丈夫ですか!?」
大丈夫な訳ない。鏡で自分の顔を見てみると、所々火傷を負っていて酷い状態になっていた。
「オ・・・オ◯ナイン持ってきて。救急箱にあったはず」
すぐに、冷水で顔を冷やして香澄が持ってきたオ◯ナインを塗って応急処置をとる。
ただ、キッチンの状況は惨状そのもの。至る所に油が飛び、フライパンには油がほとんど残っていない上に、ポテトも四散していて、天井にくっついたポテトもあった。しかも、
「あの天井の、食べられませんかね・・・」
「「紗夜(さん)!?」」
あまりにもポテトが欲しすぎて、紗夜がとんでもないことを言い始める始末。
「いくら何でもこれ、危な過ぎやで」
いくら美味いからといってこんな危険おかしてまで食うもんやないやろ・・・。
「でも、お店で提供されてるんですし、絶対安全な調理法があるはずです!」
「どんだけ食いたいねん」
「めちゃくちゃ食べたいです!」
俺は片付けようとするが、紗夜はどうしても食べたいのか粘ってくる。諦めるつもりは毛頭ない様だ。
「かと言ってなぁ・・・ここは危ないから別の場所でやろう」
という訳でここからは壁紙内の広い共用キッチンで再びラスポテトを作り始める。
「まずは原因を調べないといけませんね」
「うーん、もしかして水の量が多過ぎたんじゃないですか?」
「それかなぁ・・・」
香澄にしては珍しく的をついた(様に見える)指摘を受け、今度は水分量が50ml、100ml、150ml、200mlの4種類のポテトの生地を作って同じ様に揚げてみる。ちなみに、また爆発するといけないので今度は天井に新聞紙を敷いて、3人で香澄が有咲の部屋の物置から持ってきたらしいアクリル板の盾を持って揚がる様子を恐る恐る見つめる。結果は・・・
パァァァァァンッ!
やっぱりダメでした。フライパンの中にポテトは一つも残ってません。しかも一部隣の食堂に飛んでいきました。思いっきり部屋汚してもうた。
あかん、もうあの人に頼むしかない!
そこで紗夜に『彼女』を呼び出してもらう。もう『彼女』の名前、分かりますよね?
「やっほー☆」
そう、リサ姉や。あんだけ料理上手な彼女ならポテトが爆発しない作り方を教えてくれるはず・・・!
「うわっ、何したらこんな爆発したみたいなことになるの?」
「あ、油がはねただけです」
香澄、フライパンの中の油が半分以上吹っ飛んではねただけって言うのは流石に苦しいで・・・
ここで事情を洗いざらい話す。
「はぁ、料理を舐めちゃダメだよ。おもちゃじゃないんだからね!」
と3人仲良く説教を受ける。そら怒られるか。
「ていうか、何で爆発したか分かる?」
ここからリサが続ける。どうやらポテトは油を高温で揚げるために生地の表面が固まってしまうらしい。その結果、中の水分は表面が硬いので逃げ場を失って膨張し、いきなり爆発してしまう。水分が膨張しないようにするには、生地にフォークで細かく穴を開けて、さらに低い温度の油でゆっくり揚げないといけないそう。こういうコツがあるんや。
ていうか、リサよう知ってんな。どこにいてもシェフ帽をかぶってるあのおっちゃんが重なって見えるわ。
試しにリサの言う通りにポテトを作ってみると、綺麗にキツネ色になったポテトが爆発することなく揚がった。
早速、リサを含めた4人でそのポテトを試食してみる。
「あっ、めっちゃ美味い」
噂通り、外はカリッと、中はもちっとしていて、普段食べているマ◯ドとかのポテトとはまた違った美味しさやった。
「あなた、あーん♡」
「あ、あーん」
「ふふっ、美味しいですか?」
「うん」
「あっ、紗夜さんずるい!私も!」
「じゃあアタシも♡」
この後、香澄、リサ、紗夜の3人にめちゃくちゃ餌付けみたいにあーんされた。
そして、あっという間に全部食べ終わる。
「いやぁ、美味しかったね」
「よぅし、後片付けしよっか」
「後片付け・・・」
俺達は辺りに飛び散った油やポテトの残骸を見つめる。アレ片付けんのか・・・
「さっ、行った行った。後片付けも料理のうちだぞ☆」
「「「ひぃぃ!」」」
こうして俺達は日が暮れるまで、後始末に追われるのだった・・・
いかがでしたでしょうか?
今回はとあるテレビ番組が元ネタになってます。分かったって人は感想欄だの何だのに書いてくれれば嬉しいです!
後、UA20000記念にリクエストboxを作ろうと思います。基本的には自分のネタを先に投稿するので要望にはあまりお応え出来ないかもしれないんで「通ったらいいな」という淡い淡い期待程度で投書してくれたらありがたいです。感想等あったらモチベになるんで是非お願いします!
それでは次回、またお会いしましょう。
一番良いと思う鬼ごっこのミッションを選んでください(ちなみにどれ選んでもR18になるよ)
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6時間で海抜1000m以上の場所に行け
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6時間でキハ40形の写真を撮れ
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6時間で潮岬へ行け