今回は一人キャラ崩壊注意です。
「あ〜、なんか久しぶりやな」
4月も終わりになり、日本国民お待ちかねのGWが目前に迫る中、俺、友希那、リサ、紗夜、日菜、巴、六花、瑠唯の鉄道部メンバーは部室へと足を進めていた……ってあれ?基本的には毎日行ってるはずやのに一ヶ月ぐらい行ってへん気がするな……まあ、そこ気にしてもしゃあないか。
「よーっす」
「おう、お久」
ドアを開けると、和樹ら他メンバーが揃って俺達を出迎えた。
「お久って、昨日も会うたやん」
「いやいや、俺達が最後に出たんは第十二話、もう一ヶ月以上も前の話やん」
「リアルの時間軸を持ってこない」
「出番プリーズ!」
そういう文句は作者に言いなさいよ、俺に言われても困る。
「まあまあ落ち着いて下さい。今日は何をするんですか?」
ヒートアップしかけた場をしおみん……康隆が抑える。
「ええ質問やな、しおみん!今日は……」
「……」ゴクリッ
「特に何も決めてへんかったわ」
「ズコーッ!」
全員が某新しい喜劇のごとくずっこけた。
「考えろよぉ!」
「期待させないで下さいよ!」
「すまんすまん、やからみんなで何するか腹を割って話そうや」
という訳でみんなで卓を囲んで話し合う。しばらくすると日菜が徐に立ち上がる。
「それじゃあさ、闇鍋大会しようよ!」
「や、闇鍋?」
闇鍋……それは複数人がそれぞれ食材を持ち寄り、それが何か人に知られないように暗中で鍋にぶち込み、そのまま手探りで食べる料理……というか遊びみたいなもの。基本的にはただ食うだけやなくて、その料理を当てる事が多い。
「ほな、日菜は闇鍋したいんやな?」
「うんっ!」
「まあ……ええんちゃう?場所やったらウチの居酒屋、昼間やったら親に言えば使わせてくれるかも」
「面白そうですね!」
「いいね。アタシそういうの好きだよっ☆」
「わ、私は……」
みんなは続々と参加の意思を表明していく。まあ、中には乗り気ではない人もいたが、天才ちゃんや慈愛の女神様にうまく言いくるめられ、全員が闇鍋大会に参加することに。そしてトントン拍子でルールや時間が決められ、その場は解散となった。
……この部活って、鉄道部やんな?
そして迎えた闇鍋大会当日。
皆がそれぞれ食材を調達して、会場である俺の部屋へと集まる。最初は和樹の居酒屋『どやどや』を使う予定なんやったんやけど、OKがもらえず、あえなく断念。俺の部屋を使うことになった。六畳間の部屋はいつにも増して賑わいを見せている。
そして中央のちゃぶ台には昆布ベースの出汁を入れた土鍋が鎮座している。
あっ、ここでルール説明しとくわ。
①体に悪影響を及ぼす物は入れない
②どんな出来であろうが一度おたまですくえば絶対に完食する事
まあ、これぐらいかな。
そして窓やカーテンを閉め、部屋の電気も消して準備は完了。ちなみに俺はナマコを持って来ました。食感はアレやけど味は普通に良い闇鍋にはうってつけの食材やと思うんやけど。
「おーし、ほな鍋に具材入れるか」
『オッケー!』
俺がそう言うと、目の前でトポントポンと音がし始める。多分、もう具材を入れてるんやろな……って、なんかこの時点でエライ臭いんやけど!?
「うえっ……」
「な、何この臭い……」
他のメンツもその臭いを感じ取ったようで、左右から咳やえずき声が聞こえてきた。
もしかしたら、これはとんでもない事になるのでは……!?
「も、もう入れた?……ほな順番はさっき決めた通りでええか」
『はーい』
ちなみに、順番と言うのはさっきくじで決めた具材を取り分ける順番で、
①巴→②久嗣→③俺→④友希那→⑤日菜→⑥紗夜→⑦しおみん→⑧六花→⑨譲次→⑩リサ→(11)和樹→(12)瑠唯
となっている。
「アタシが最初だな!」スッ
トップバッターの巴が勢いよく鍋におたまを突っ込み、具材を取り皿に移す。
それに続いて久嗣、俺と続いていき、最後に瑠唯が取り分けて全員が取り終わる。
「ええか?ちゃんと出汁まで飲み切るんやで」
「モチのロンだよっ☆あ、電気つけるね」
そしていよいよ答え合わせ。リサが手探りで電気の紐をつける。
「えっ!」
「うっわっ……」
「なにこれ……!」
部屋が明るくなると、そこには衝撃の光景が広がっていた。
鍋の中はきれいな黄金色から紫色に変色した出汁で満たされていて、具材は肉、白菜といった常識的な具材だけではなく、シュークリームやランチパック、バナナなどの明らかに鍋に入れないような食材までぶち込まれていた。しかも、シュークリームから漏れ出たクリームが出汁の上でプカプカ浮いているので、ただでさえ無い食欲をさらに削っていく。
「ちょっと待ちなさい!何でスープが紫になってるのよ!」
「あっ、多分俺蒟蒻畑入れたから溶けてもうたんや」
「蒟蒻畑!?」
このスープの紫色の正体は和樹が入れた蒟蒻畑(ぶどう味)やった。
せっかくの昆布出汁を全力で殺しにかかるとは……!
「と、とりあえず食べてみましょう」
紗夜が食べるように促すが、正直言ってもう蒟蒻畑スープを見た時点で食欲はクラッシュしてるんやけど……
まあ、食わんと無駄になるのでとりあえずスープを吸って、変色したドーナツを出汁ごと一口で流し込む。他のみんなも顔を顰めながら同様に具材を口にする。
『いただきまーすっ……ヴオェェッ!』
口に入れた瞬間、ドーナツの甘味と様々な食材の味が染み出したぶどう蒟蒻出汁の味が不協和音を作り出す。まずい!不味すぎる!
「オェッ……誰だよ、ランチパック入れた奴!」
「……あっ、それアタシ……ボロネーゼ味入れちゃったんだよね〜」
「今井ぃ!」
和樹の問いに対し、リサが答える。彼女はボロネーゼ味のランチパックを投入していた。しかし、当のリサもかなり顔色が悪い。
とまあ、こんな風に皆同じような反応を示していたのだが、中でも飛び抜けて反応していた人物がいた。
「ああっ、に、苦ぁいっ!?」
「や、八潮さんっ!?」
「ええっ、八潮!?どないしたんや!」
「ああああああ!苦い苦い洒落になんない!」
何とその人物は瑠唯。今の彼女にクールという雰囲気はなく、目ん玉ひん剥いて、脂汗をだらだらと流し、上ずった声で苦い苦いと叫んでいるただの女の子と化している。こんなキャラ崩壊verのAyas……ゴホンッ!瑠唯を見られるのも中々無いかもなぁ……ていうか、普段ほとんど表情を崩さない瑠唯でさえこんなになるって一体どんなものを食うたんや?
「じ、実はサルミアッキの巾着を作ってて……自爆してしまったわ」
瑠唯が一番ヤバイの持ってきてたみたいや。ちなみにサルミアッキっていうのは北欧のお菓子で薬草とかハーブとか薬とかしまいには塩化アンモニウムという他のお菓子では絶対に見ないような化合物まで練り込んで作った飴。その味はゴムの味ともタイヤの味とも言われ、まあ、纏めりゃ世界一まずいお菓子って事や。
そんなサルミアッキを瑠唯は巾着にパンパンに詰め込んでこの闇鍋に投入していたのだ。
闇鍋ガチ勢じゃないの?彼女。まあ、今回のは完全に瑠唯の引きが悪かっただけやけど。
という訳で他のメンバーが入れた具材を纏めると、
巴→はくさい
久嗣→バナナ
俺→なまこ
友希那→豚肉
日菜→シュークリーム
紗夜→フライドポテト
しおみん→豚肉
六花→鮎の塩焼き
譲次→うどん
リサ→ランチパック(ボロネーゼ味)
和樹→蒟蒻畑
瑠唯→サルミアッキ
……改めて書き出すと恐ろしいな。ていうかシュークリームは日菜の仕業やったか。うん……彼女やったらやりかねへんな。
まあ、友希那とか巴とか譲次はまだ常識的な食材を入れていたのが救いか。
「僕は最初、塩一瓶入れようと思ってたんですけどね」
「やめろぉ!?」
譲次がサラッととんでもない事を言い出す。そんなことしたら大変なことになっちゃう。
「まあ、初めての闇鍋やった訳やけど、どうやった?」
「そうですね……やっぱりみんなで鍋を突くってのは良いかもしれませんね」
「だね〜、あたしもおねーちゃんと大体一緒かなぁ」
「結構面白かったし、また今度やろうよ」
『さんせーい』
とまあ、闇鍋大会がまた開催されることが決定して、第1回の闇鍋大会は幕を閉じた。
いかがでしたでしょうか?
今回は久しぶりに鉄道部の男衆が出て来ました。全然出してなかったんで設定集を見ながら書いてました……後、非R18回を書いたのも久しぶりな気がする。元々バンドリキャラとのハーレム生活を書きたかったから趣旨としては間違ってないんやけど、やっぱりR18小説やから……
そして瑠唯さんはこの作品では闇鍋ガチ勢です。闇鍋大好きです。今後も度々闇鍋すると思います。
そんな訳で今回はここまで。またお会いしましょう。
一番良いと思う鬼ごっこのミッションを選んでください(ちなみにどれ選んでもR18になるよ)
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6時間で海抜1000m以上の場所に行け
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6時間でキハ40形の写真を撮れ
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6時間で潮岬へ行け