今回は、二十一話の出来がアレやったんで修正版を投稿します。
「待てぃ!」
「隆太さ〜ん!大人しく捕まってくださ〜い!」
「逃がしませんよ、あ・な・た♡」
駅のホームへ続く階段を登っていると背後から聞こえる複数人の声。そのほとんどは俺を捕まえようとしている女の子+αである。
俺は慌てて目の前にやって来た電車に乗り込んでひとまず逃げる。
「ハァ、ハァ……なんでこんなことになったんやろ……」
ゴールデンウィーク、それは4月下旬から5月上旬まで展開されている大型連休の事でこの時期は多くの人々が家で堕落の限りを尽くしたり、旅行へと出掛けたりする人が多いのではなかろうか?
俺も最初はゆっくりと旅行をしようと思っていたが、今ではこの有様である。
ハァ、あいつ余計な事しよって……
事の発端は少し前に遡る。
〜今朝〜
「……ん?ここどこや」
朝、俺が目を覚ますと、そこは何にもない真っ白な空間…… ではなく、長机にキャスター付きの椅子、よう分からん観葉植物と会議室みたいなスペースが広がっていた。
「「「「り、隆太さん(ダーリン)?」」」」」
「その声は……」
そして目の前には俺の嫁達である友希那、瑠唯、燐子、レイ、香澄の5人に加えて……
「皆さん、おーはよーございます」
「あっ、お前作者か!」
「ご名答♪」
我らが作者、柳芽帆奈が立っていた……何故か和服姿で。
「いや、なんで?」
「え、何か小説家って感じがするやん」
今時そんな作家おる?伊◯坂先生しか知らんで?
「別にええがな……話が逸れたわ。えー、今回は皆さんにあるゲームに挑戦してもらおうと思います」
「ほう」
「何ですか、そのゲームって」
「それは……かの有名な某YouTuberの企画、『日本の半分で本気で鬼ごっこ』です!」
「!!?」
「「「「?」」」」
作者の発言に俺が驚きの表情を見せる一方、他の5人は訳が分からなさそうな表情をしていた。
一応、分からない読者さんへの説明を兼ねて言うと、このゲームは文字通り日本の半分で公共交通機関を使い、ゲームマスターから出される様々な指令をクリアしながら鬼ごっこをする異常にスケールの大きい企画。某鉄道YouTuberの代表作の一つにも名を連ねる界隈では有名なものである。
そんな説明をすると彼女達は理解したのか、オロオロと慌て始める。
「日本の半分……?」
「いやいや、大きすぎますよ!」
「仮にやるとして、捕まるんですか?」
「それに、もし逃げ切れたら何かあるの?」
「いや、ないけど」
……
「……うしっ、帰るか」
「そうですね」
「帰ろう」
「お、お邪魔しました……」
賞品も無いのにそんな過酷なんやってられるか!
「ああっ、ちょっと待って!」
しばらくお待ちください……
「……くそっ、何で『流星群』使えんねん……魔法師ちゃうやろ」ヨロッ
「唐突にクロスオーバー出してきましたね……」ケホッ
えー、あの後俺らは帰ろうとしたんやけど、あろう事か作者は『魔法科高校の劣等生』に登場する、対象物に光が通り抜けられる穴を穿つ強力魔法の一つ『流星群』で出口への道を穴ぼこだらけにしやがった。護身用の道具を取り出そうか迷ったが、こんな狭い所で戦うとかえってみんなを危険に晒しかねないのでとりあえず話は聞く事に。
「こんな事されたら、頭に来ますよ~」
「なんなんですか……」
俺をはじめとして他の四人も口々に不満を漏らす。
「分かった。じゃあ、あげます!賞品!」
「ほう、なんや」
すると作者の野郎は懐から何か紙切れとバッジのような物を取り出す。
「ジャジャーンッ、『瑞風』の貸切チケットでぇ〜す!」
瑞風ッ!瑞風ってあの豪華クルーズ列車の『TWILIGHT EXPRESS 瑞風』で間違いないんやな!?
「勿論!作者パワーでチョチョイのチョイよ!」
「み、瑞風?」
俺が狂乱して喜ぶのを横目に香澄やレイ、燐子は困惑した表情を見せる。どうやら瑞風が何なのか分かっていないらしい。
その後、それを見た作者が他の5人に耳打ちで説明すると、3人も理解したようで興味を示し始める。
しかし、他の5人の表情がやけに蟲惑的な色を帯びてるように見えるが……オイ作者、何か変な事吹き込んだんちゃうやろか?
「それで……やりますか?」
「「「「「「やりますねぇ!、ええっ!?(迫真)」」」」」」
俺達は声を揃えて挑戦を表明する。
まぁ、瑞風貸切にするって言われたらなぁ、やるしかないやろ。
「あっ、そうだ(唐突)チーム決めへんと」
という訳で6人でグッパをして決め、以下のようになった
逃走者チーム 隆太・友希那・瑠唯
鬼チーム 香澄・レイ・燐子
「ちなみに鬼チームが勝ったら、隆太を一日好きにしてええよ」
ん?何つった?俺に何でもさせるって言わなかった?
「うん、やっぱり鬼側にもなんかあげないと」
作者は笑いながら言い放つ。絶対彼女達の事やから連休中ずっとヤりまくりって言いそうやねんな……コレ、意地でも逃げ切らな。
「大丈夫よ、ダーリン」
「微力ですが、精一杯お力添えします」
「……おう!」
「おしっ、決まりだね。ほんじゃあ、ルールの再確認。
①逃走範囲は北陸三県、近畿、四国、九州(沖縄は除外)
②基本的には公共交通機関なら使用OK
③交通費は全額還ってくる
④怪我などで戦線離脱しなければならない場合を除いて必ずグループ行動、これは鬼側にも適用される
⑤1時間に1回、逃走者には鬼チーム全員、鬼側には逃走者チームの位置情報が送信される
⑥スタートは午前8時、花羽荘前から
⑦不定期にゲームマスターである作者から逃走者に対してミッションが課される
何か質問は?」
その問いに声を上げる者は誰もいなかった。
「OK、ほんじゃあそこに荷物置いてるから始めんでぇ!」
すると、俺の視界がぐらりと歪み、意識もそのまま暗転していった……
〜7時55分〜
次に意識が覚醒したのはスタート地点の花羽荘の前の道、といっても道路のど真ん中で横たわっていたわけではなく、既に着替えや準備を済ませていた状態で立ち寝をしているというよく分からん状態になっていた。
「あ、あれ、ここは……」
「おっ、みんな帰って来たな」
どうやらみんなも戻って来たようだ。ふとスマホのホーム画面に目を見やると時刻は8時3分前を指していた。
「いよいよですね」
「まあ、2日間あるっちゅう事やし、逃げ切ったるわ」
「させませんよ!」
「私達を……甘く見ないで下さい……」
「鉄道部に所属してから1ヶ月ぐらいしか経ってないけど、鉄道を学び、愛でる者として全力でいくわよ」
「という訳で、どうぞよろしく」ガシッ
「ええ、こっちこそ」ガシッ
最初に俺とレイ、友希那と燐子、瑠唯と香澄が硬い握手を交わし、その後は残りの2人にも同様のことをする。
「ほな、俺ら先に逃げるから。30分経ったら来てな」
「はい!」
「ほな」
かくして、西日本全土を範囲としたものすごい壮大な鬼ごっこが始まったのだった……
いかがでしたでしょうか?
今回からはしばらくシリーズ物になります。多分タイトルで気づいた人でいると思うんですけど、今回はある鉄道YouTuberの方の動画が元ネタになります。
後、ミッションなんですけど、今回は皆さんにアンケートで選んでもらおうと思います。是非答えてみてください。
それと鬼ごっこのメンバーとかルールとか変更しました。ちょっとあのルールやと先の展開が書きづらかったので……良かったらもう一度アンケートとかに答えてくれたらありがたいです。
一番良いと思う鬼ごっこのミッションを選んでください(ちなみにどれ選んでもR18になるよ)
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6時間で海抜1000m以上の場所に行け
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6時間でキハ40形の写真を撮れ
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6時間で潮岬へ行け