今回は私の悲しみを目一杯込めました。とんでもない作品になってます……
ガチャッ「よーっす」
ある日、俺と紗夜、燐子、七深、彩、ちゆが鉄道部の部室で入り浸っていると和樹がやって来た。
ちなみに、燐子と七深と彩とちゆは鉄道部員やないんやけど、今日は全員オフで暇だったからと押しかけて来たという。まあ、断る理由もないから部長権限使って入れてあげたんやけどな。
「おっ、和樹か」
「立葉さん、ご無沙汰してます」
「「「「こんにちは」」」」
「あ、あれ?この人達は……」
「ああ、それはな……」
知らない人がいて首を傾げている和樹に事情を説明してやる。
「ふぅん……まあ、アイスティーぐらいしか出されへんけどゆっくりしてくれれば嬉しいよ」
「「「「ありがとうございます(感謝するわ!)」」」」
「ふぃ〜、なんやかんやでお久やな」
「お久?何言っとるんよ」
お前昨日鉄道部に来とったやん。ちょっと何言ってるか分かりませんね。
「いやぁ、具体的に言うと2ヶ月ちょっとぶり」
「うん、やめとけ。メタいわ」
確かに2ヶ月ぶりやけど。ていうかこのくだりその2ヶ月前の話でもやってたと思うんやけど。まあ、気にするだけ無駄か。
「そういえば、戎さんや芦原さん達は今日は……」
「ああ、あいつらは何か用事があるっていうてたわ。しおみんは来る言うてたしなぁ……まぁ、ゲームでもして待つわ」
「ゲーム、ですか」
「おう、ちょっと前に見つけてハマってんねん」
そう言って俺は懐からスマホを取り出すと、そのゲームのアプリをタップし、起動画面へと進む。
『ブシモ!』
『D◯NUTS GAMES!』
「ん?D◯NUTS GAMES……?」
紗夜が震えた声で音のする方を見つめる。なんか思い当たる事があるんか?おっ、ロード完了っと。
『D4DJ Groovy Mix!』
「ストォォォォォプッ!!!」ヒョイッ
俺が起動させたアプリ……『D4DJ Groovy Mix』のタイトル画面が現れた途端、紗夜が急に顔色を変え、スマホの画面を取り上げて電源をオフにしやがった。
「おいおい紗夜ォ!どないしたんや!」
「どないしたんや、じゃありませんよあなた!これ何の小説か分かってるんですか!?」
「Bang Dreamに決まってるやろ!」
「分かってるじゃないですか!」
「一体何がまずいんや」
「まずいですよ!」
「おい隆太。お前氷川さんにそんな言葉覚えさせてたんか?」
「「「「そうだよ(便乗)!」」」」
「いやちゃうって!俺は無実や!」
和樹達に冷たい視線を向けられる。いや、たまたま語録と同じ言葉が使われてただけやん……しかも四人も便乗しとるし。
「いいですか、ちゃんとガイドライン守ってください」
「えー、あれって営利目的がoutって事やろ?ガチガチに適用したら大体の作品終わんで。ポテト買ってあげるから許してぇな」
「ポテトごときで私が釣られるとでも……」
「それはどうかな(突然のイケボ)」サッ
そう言って俺が懐から取り出したのはMcのポテトLサイズ無料券。しかも5枚。すると紗夜の目が爛々と光り輝く。
「ふふっ♡見なかったことにしましょう」
買収成功、I'm love it!
「うわぁ、あの氷の風紀委員長がポテトに堕ちた……」
「何か言いましたか?(無言の圧力)」
「いえ、何もありません」ピシッ
「よろしい」
という訳でなんとか氷の風紀委員長殿を黙らせる事ができた。やり方はこれで安心してゲームが出来るな。
「ていうか、隆太ってグルミクやってたんやな」
「せやで、和樹はなんかやってんの?」
「え〜、あれやあれ、ポップにリンクするやつ。まあ、ここ1ヶ月ぐらい忙しくて出来てへんけど」
あれね、ポップにリンクするやつ。今度サ終する言ってたな。
「はっ!?あれ終わんの?」
「そうですよ〜」
「嘘やん……こないだ美玲狙いで5000円溶かしたのに」
「ハハっ、御愁傷様」
otz態勢になっている和樹を横目に俺はゲームの画面をタップしてとある画面に進む。
「あっ、隆太君それ何?」
彩の視線の先には光り輝く鹿とギリシャ神話をモチーフにしたのであろう神々しい衣装を纏ったブラウンヘアーの女性の姿が『1.5周年オーディションガチャ』という文字とともに映し出されていた画面がある。
「これか、実はな今このゲームでオーディションガチャいうんが開催されてんねん」
「オーディションガチャ?」
「あぁ、簡単に説明するとな……」
説明しよう!オーディションガチャとは10連ガチャを一気に10回引いてその中から自分の好きなガチャ結果を採用証などのアイテムを使って1つ決めることが出来る特殊なガチャシステムである!今回は新ユニットが期間限定のスペシャルメンバーとして実装されるのもあり、ディグラー界隈では一番ホットな話題になっているのだ。
「へぇ〜」
ただ、この採用証というのが中々の曲者で、無課金だと最大3枚しか配布されない。まあ、実質300連無料なので、太っ腹っちゃあ太っ腹なんやけど、3回以上ガチャを引きたかったら1回3060円のお布施を運営に捧げなければならないのだ。皆さん、3060円ですよ?東京からやったら静岡県の清水辺りまで電車で行けるんですよ?収入に乏しい高校生にとっては課金をするのがどれだけ大変か。俺は緋村うんぬんみたいに『
「てな訳で、これから私はガチャを引きたいと思いまーす」
「おぉ〜、隆太さんはどれ狙いなんですか?」
七深が俺に問いかけてきた。俺は画面をタップして彼女にさっきの女性とは別で、同じような意匠が施された白いスーツを着た黒髪の凛々しい女性が髪をかき上げているイラストを見せる。
「俺はこの『姫神紗乃』やな。能力も強いし、何よりカッコいい」
「それは言えてますね〜」
「あれ?この人……」
「丸山さん、どうかしたんですか?」
「い、いやぁ、この人事務所で会った気がするなぁって」
「NoNo!もっと身近な気がするわ!具体的にはうちのベースボーカル」
「ひ、氷川さん、めっちゃ中の人ネタ出してるけどいいんですか?」
「ひにひはらまへです」( '༥' )ŧ‹”ŧ‹”
和樹の問いかけに紗夜は淡々といつの間にか買ってきているポテトを口に詰めながら答える。あああああ可愛(粛清されました)
「ひ、氷川さんって……こんな人やったっけ」
もはや、和樹のイメージにあった氷川紗夜の姿はどこにもない。あるのはポテト無料券に買収されて見て見ぬ振りをする一人の女の子だけだ。
……ん?七深、その片手に持ってるスマホは何や?俺の目が狂ってなければ、グルミクをインストールしようとしてるように見えるんやが。
「はい、折角だったらやってみようかと思って〜」
「やってみるんはええけど、結構難しいで?譜面が巻き戻ったり、止まったりするし」
「難しい方が燃えますよ〜」グッ
「私もやってみようかな〜」
「ふん、私にかかったらそんなゲーム、お茶の子さいさいよ!」
と各々が興味を持ったのか、ゲームをインストールし始める。
「そ、そうかい。ほな、俺はガチャを引きますか!」
そう言ってチュートリアルを始める四人を横目に俺は無償ガチャのボタンをタップする……
まず表示されるのは……虹色に輝くライブ会場。本来は星4確定演出なんやけど、今回は星4が1枚最低保証分で出るのでここではぬか喜び出来ない。
そこからは普通の星2しか出てこないんで普通にスキップ。そして最後の10連目……
「ん!?これは……」
最高レアの中でもスペシャルメンバー確定エフェクト……これは、もしかして!
『この最高のメンツで楽しいことが起きないはずないじゃん』
『★★★★ 1st Anniversary 山手響子』
「違ああああああああうっ!」
出てきたのはスペシャルはスペシャルでも、欲しいやつやないメンバーが出てきてしまった。どっちかっつうと作者の推し……
「ひっ!?」
あ、燐子が驚いてもうた、ごめんね。
「いや、まだや。後90連残ってる」
自分に言い聞かせるように呟いてもう一回回す……今度は通常の星4衣舞紀か。
20連、30連、40連……ここは特にスペシャルも出ず、最低保証分だけ。しかももう手に入っているやつばかり。次次にその身体を貝殻と特訓に使えるメモリに変えていく。思ったんやけど、某風都のライダーもこんな感じやった気がするな……つまりD4DJはダブルやった!(安心のガバガバ理論)
そして迎えた100連目。またSPメンバーのエフェクトが入る。今度は……
『おまえらは全員、私のライバルなのだ!馴れ合う気などないのだー!』
え、こいつ……
『★★★★ 1.5th Anniversary 海原ミチル』
「えええっ?」
何と、1周年の時に一人で実装されたはぐれDJ、海原ミチル嬢がここで登場。
確かに1.5周年メンバーなんやけど……
とりあえず1回目はこれで終了。とりあえず今回のピックアップやったミチルが入った最後の10回目の結果を選んで確定させる。
「出ねえなぁ」
「そういえばあなた、出現率は見たんですか?」
「しゅ、出現率?」
唐突に紗夜がそんなことが聞いてくる。
「ええ、最近のスマホゲームのガチャにはどういうキャラやアイテムが何%の確率で出てくるかが書いてあるものが多いんです。それを一旦見た方がいいんじゃないですか?」
「そ、そうか……」
確かにガチャ画面のところに小さく排出確率と書かれたボタンがある。それを押してみると紗夜の言った通り、各キャラの排出確率が表示された。え〜っと、CoAのメンバーは……うわっ、低っ!星4確定枠でも100回引いて1回出るかどうかって……道理で出ないわけよ。CoAを全員揃えた人っていくら払ったんやろ……考えただけでも背筋が凍るわ。
「隆太さん、気を落とさないでくださいよぉ〜、後200連残ってるじゃないですか〜」
「そうだよ、隆太君!」
「ほら、頑張れ頑張れ」
「うん……」
みんなの応援を受けて次なる100連ガチャに手をかける……!
「うぅ……」
現在、300連中290連を引き終わり、画面を埋め尽くすのは貝殻、貝殻、貝殻。
最初の100連以降これといった当たりが出ず、無料分も残すは10連。
「つ、ついに最後の10連……」ゴクッ
意を決してボタンを押して抽選を開始させる。
神様、仏様、宮城様、どうかこの私に紗乃Pをお恵みくださいッ……!
まずはお決まりの確定演出。そして一人、また一人と結果が判明していく。それらはごくありふれた星2のカード。
唾を飲み込み、喉が鳴る。
気持ちがせいて、スライドする指が早くなる。
結果を見逃さんとばかりにまぶたが目一杯広がる。
そして9連目を引き終わり、いよいよ星4確定枠の最後の抽選。
来たッ……SPメンバーの確定演出!
これで紗乃Pが出て来てくれれば……!
演出が終わり、カードイラストの一部が映し出される。
「すいませー……」
ん……?
『絶対の正解なんて、多分、どこにもない。それでも何もしないままでいれば、後悔する』
『★★★★盈月の光明が示す路は 高尾灯佳』
「そっちかあああああああああああああいっっ!」
「!!?」
……結論を言うと紗乃Pは出ませんでした。一応、別の期間限定メンバーで紗乃の相棒のDJである『高尾灯佳』は最後の最後で出て来てくれたんやけど……嬉しいんやけど、本命がいなかっただけ複雑やな。
「せ、先輩、ど、どうしたんですか……?」
って、しおみん!?いつの間におったんやって、なんか様子おかしいぞ、すっごい汗かいてる。
「いや……さっきすごい叫んでたから」
あっ、完全に俺のせいですね、さーせんした。
「残念でしたね〜」
「まあ、人生そんな事もありますよ」
「Never mind、そう肩を落とさないで頂戴」
「ご愁傷様(笑)」
女子が慰めの言葉をかける中、和樹の野郎は意趣返しの如く、煽ってくる。
「てめえ後で覚えとけよォ」
「お、怒らないでください……私達で良ければあなただけの星4になりますから♡」
「うん……嬉しいなぁ、ありがとう燐子」
またそんな嬉しい事言って……みんなの衣装姿、見たくないわけないじゃないか!
「あっ、そうだ(唐突)、ちょっと確かめたいことがあるんやった」
言って俺は再びガチャ画面に進み、再びガチャを回し始める。このオーディションガチャ、実は採用証がなくても回して結果を見るだけなら必要なアイテムは何もいらない。
まあ、ちょっと見てみたかったんだよ。最後の悪あがきってやつか?
今度は通常版ではなく、有償版のガチャを選択してみる。まあ、排出確率自体は通常版と何ら変わりはないんやけど……
そして1回目の10連を回す。ん?またSPメンバー確定演出か……でも全部で紗乃P出るんはこっから29分の1やし、どうせ出ないやろ……
『キミ達の前に立ちはだかる存在になる。恨まれるかもしれないが、それでも、だ』
!?
『★★★★揺らめく潭月の傍に 姫神紗乃』
……
……ガタッ
「あなた!?どこにいくんですか」
俺は急に立ち上がり、部室を出ようとするが、紗夜が俺の手を掴んで俺を止める。
「紗夜……止めるなッ!俺は……俺は今からコンビニに行くんや!」
「何をするつもりですか!」
「iTunesカード!」
「『不課金の誓い』はどうしたんですか!?」
「そんなものは昨日の自分と一緒に捨てた!俺は抜刀斎に戻るんや!」
「いや言ったの今日ですよね!?」
「あ」
と、ここでグルミクをチュートリアルから進めていた七深が何かに気付いたように小さく声を漏らす。そして他の三人に何やらヒソヒソ話をし始める。その三人も同じような段階に進んでいたらしい。
……おい、何でみんな目を逸らす。なんか言いにくいことでもあんのか?
「え、えーっと……」メソラシー
「何や何や、怒らへんから言うてみい」
「大変言いにくいのですが……」メソラシー
燐子の言葉を皮切りに各々がスマホの画面を俺に見せる。それはガチャのカードイラスt……
七深『★★★★眩い月の霜を纏って 天野愛莉』
ちゆ『★★★★咲き誇る天満月の華 嘉瀬茉菜』
彩『★★★★揺らめく潭月の傍に 姫神紗乃』
燐子『★★★★盈月の光明が示す路は 高尾灯佳』
「…………ふにゅ」
「「「「「「「りゅ、隆太さ──ーん(隆太)(あなた)!」」」」」」」
俺は目の前が真っ暗になった!
ちなみに、紗乃Pは結局課金して手に入れました。いやぁ、どちゃくそ強い。
ごめんなさい、ごめんなさい、問題作が生まれちゃいました。もうバンドリ小説なのにやってんのはグルミクのガチャって……登場メンバーも察してください。
ちなみに私は紗乃P引けませんでした、愛莉と灯佳は手に入ったのに。
それでは次回、またお会いしましょう
一番良いと思う鬼ごっこのミッションを選んでください(ちなみにどれ選んでもR18になるよ)
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6時間で海抜1000m以上の場所に行け
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6時間でキハ40形の写真を撮れ
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6時間で潮岬へ行け