「さ、桜川先輩!」
「ん、ん?」
放課後の学校の廊下、俺はある女子生徒にいきなり呼び止められる。外見は茶色の長髪に整った顔、そして黒いパーカーっぽいのを羽織っている。しかも上靴が二年生を表す青色……ちゅうことは年下か。でも一体何の用や……?
「そ、その……ずっと前から先輩が好きでした!」
「……!?」
ん?今なんつった?俺の耳が狂ってへんかったら『ずっと前から好きだ』って言われたような気がしたんすけど。
「だから……付き合ってくれませんか!」
わーお、めっちゃストレートな告白来ましたよ。何か告白されたん初めてやな、モテない俺にも春が来た!?
「それは……本気なんか?」
「はい、本気です」
その表情からは覚悟が見られる。でも彼女いるし……断らないt
「だからここで……私の初めてを捧げます!」
「ファッ!?」
初めてを捧げる!?えっ、今さっき告白したばかりだよね!?段階飛びすぎやろ!?
困惑する俺をよそめに少女は顔を紅潮させながらさらに捲し立てる。
「ちょっと、ちょっとちょっと、捧げるって」
「ヤるんですよ、セックスセックス!」
サービスサービスみたいに言うなや!お前は葛城の姉貴か!?
「ふふっ、良いですよね……?」
言って俺は彼女に抱きつかれ、その勢いで押し倒されてしまう。
「ちょっと、俺彼女いるのよ」
「なら私は愛人で大丈夫です……それだけ私は好きなんです!」
もうやだ。この子もハーレムオッケー勢なの?作者よ、現実ではダメだからってハメ外しすぎや……
「さあ……キスしましょう♡」
少女の顔との距離が少しづつ近づく。あー、まずいぞ、いろんな意味でまずいぞ。みんなになんて説明しよ……
トントンッ
その時、誰かが少女の肩を叩く。
「ねえキミ」
「なんですか?私は今から桜川先輩と愛を育もうと」
ガシィィッ
「ん〜?なんか今聞き捨てならない言葉が聞こえたぞ〜☆」
リサや。リサが少女の肩を掴んでいる。しかも眼のハイライトは消えている。ちょっと待ってくださいよ!この作品でもヤンデレになるんかよ!?しかも後ろに何人かいるな……見ると紗夜に沙綾、友希那、瑠唯、千聖、日菜の、ガールズバンド35人の中で特に俺への好意が重い『正妻枠』の7人(リサ含める)がここに集結していた。
「言質は取りましたよ……!」
「あははっ、連行だね」
「さあ、みんなで担ぐわよ!」
「「「「「「せーの、わっしょい!わっしょい!」」」」」」
「え?ちょっ、何!?キャアアアアアアアアアッ!」
そして少女を6人がかりで持ち上げ、勇猛かつ凛とした掛け声と共に胴上げを始める。
「「「「「「わっしょい!わっしょい!」」」」」」
そして胴上げをしながら廊下を進んでいくのだった……
「な、なんやったんや……」
「ダーリン!大丈夫!?キスされてないよね!?ハメられてないよね!?」
「リサ、大丈夫大丈夫、落ち着け……って、んむっ!?」
「んちゅ♡んっ♡はぁ♡ちゅる♡っんん……」
残ったリサが俺の元に駆け寄ったと思えば、いきなり俺の唇を奪ってキスを始める。しかもじゅるじゅる音を立てる深いやつ。
「ぷはぁっ♡……これでアタシ成分が上書きできたね……」
「おうおうリサさんや、君はいつからヤンデレになっちゃったんだい?」
ヤンデレって伝染病なんすか?
「ヤンデレとは失礼な。アタシ達はダーリンの事が好きで好きでたまらないだけなのに……」
あ、ハイライト戻った。そう思ってるんは事実っぽいな。
「まあいいよ、ヤンデレムーブはあんま起こさんようにな?」
「分かった。じゃあ、アタシちょっとみんなの所行ってくるね」
そう言ってリサは胴上げ集団の後を追って駆けていく。
……ちょっと後追ってみよ。
幸いにも連中はずっとわっしょいわっしょい叫びながら胴上げしてたんですぐに後追いが出来た。どうやらあの子はどこぞの空き教室に連れ込まれたらしい。ちょっと覗き込んでみると……
「えー、三国涼子さんですね?」(紗夜)
「は、はい……二年三組の三国です……」
「……自分が何やったか、分かっとんのか?」
「分かっとんのかァァァァ!?」
何やら薄暗い部屋の中央に取調べとかでよく見る机が置いてあって、窓側には少女……三国涼子が、反対側には千聖が顔の前に手を組みながら座っていて、後ろには残りの正妻枠が立っている。いやいやめっちゃ威圧感強いな。
タッタッタッ
「ん?」
「すいませーん、Ub◯r Eatsでーす」
「あっ、ありがとうございまーす。これ代金ね」
「はい丁度ですね、ありがとうございました」
俺が聞き耳を立てている入り口とは別の方に何やら某食事を配達するサービスの配達員がやって来て、代金と引き換えに何か渡していった。ちなみに応対してるのは沙綾みたい。
「千聖先輩、例のアレがきました」
「ええ」
千聖が袋から取り出したのは……
コトッ
「……か、カツ丼?」
わぁ、美味しそうなカツ丼。
「カツ丼食えよ……」
「カツ丼食えよォォォォ!」
「ヒッ!?」
……何やってんのこれ、完全にあれやん。しかもそのパートあんた担当してへんやろ。
「……話が逸れたわね。まあ、カツ丼食べながら聞きなさい」
「ふぁい」モグモグ
速いなおい。こんなネタやる千聖達も千聖達やけど、この子もこの子ちゃうんか?
「三国さん、貴方は私達の最愛の夫である桜川隆太さんに手を出そうとしました……」
「だから、アタシ達の取調べを受けてるんだよ☆」
「もぐもぐ……わ、私達って……先輩達もはむっ、結局愛人のようなものじゃ……んぐんぐ、ないですか!」
いや食べるか喋るかどっちかにしなさいよ。行儀悪いよ。
「いいえ、貴方は愛人と言ったけど、私達は正妻……鉄道部の部長兼バンドのDJとして日々生きている彼を受け入れ、癒やしてあげるのが仕事でもあり、楽しみでもあるわ。でも、35人も妻がいる彼は日々騒動や夜襲に遭ってもうヘトヘトのはず……」
千聖の言葉に6人がうんうんと首肯する。まあ、忙しいのは合ってるけど、夜襲はキミたちがやってるんやないの?
「だからこれ以上増えちゃうとダーリンの身体が持たないのよ!まあ、ダーリンが増やすなら文句は言わないけれど」
「「いや言わないんかい」」
涼子と俺のツッコミが一致する。いや、増やす予定はあるよ?でもね、まだ情報が揃ってないからね?
「!そこにいるのは誰!?」
こっちに気づいたのか、突然千聖が声を荒らげる。それと共に他の6人が一斉にこっちを向いて臨戦態勢に入る。
「出てきなさい!」
「出てこないなら……こっちからいくわよ!」
ヤッベ、友希那が今にも突進しそうや……このままやと伝家の宝刀、クリストをくらってしまう……出るトコ出るか。
「あああ分かった分かった!出るよ出るよ!」
「!!その声は……」
『ダーリン(隆太さん)(あなた)!』
声の主、そして出てきた奴が俺だと分かった途端、先程とは異なり、全員顔を赤らめはじめる。
「え、えっと、い、いつまでいたのかしら」///
「『三国涼子さんですね?』からやけど」
「最初からじゃないですか!?」
「せ、先輩……」///
「え、えーっと……三国、やったっけ」
「は、はい!」
「えっとな、結論から言わさしてもらうと、今は無理や。既に35人嫁がいる上に、告白のタイミングが急すぎる。いきなり言われたらどんな人でも驚いてまうで」
「そ、そうですか……」(´・_・`)
彼女の瞳には光るものが滲んでいる。なんかすっごい罪悪感出て来たけど、言う時には言わねば。
「そのかわり……まずは友達からはじめてみいひんか?それぐらいやったら嫁達も許してくれると思うし」
「……はい!」
少し表情が和らいだ。
「それじゃあ連絡先交換しよう」
言ってスマホを出し合い、MINEの連絡先を交換する。さらにリサ達も『監視』の名目の元、連絡先を交換した。
「ありがとうございます!あ、後……これからは涼子って呼んで欲しいな」///
「分かった。これからよろしくな、涼子」
「はい!」
言って涼子は嬉しげな様子で部屋を後にしていった。そして、俺と正妻枠の7人が残る。
「はぁ、疲れた……」
「とりあえず、ダーリンが無事でよかったわ」
「お疲れ様、ダーリン♡」ダキッ
瑠唯が前から俺を優しく抱き締める。ああっ!白玉!おっきい白玉!
「今日はまだ最終下校まで時間はあるから……ここでしましょうか」
!?今からやんの!?
「ええ。でも心配しないで。この辺りってこの時間からは人が全然来ないの」
「だからいっぱいエッチ出来るんだ」
「ダーリン……逆レされかけて怖かったでしょ?アタシ達はダーリンの性奴隷なんだからさ……その気持ち、発散しちゃお♡」
リ、リサ……お前はどうしていつもそんな男を誘う台詞ばっかり……
「……分かったよ」
『やった♡』
その後、俺とリサ達は最終下校までの約2時間、しっかり空き教室で楽しんだのだった……
ついにこの作品でもリサがヤンデレ化を始めてしまった……まあ、ヤンデレの描写は下手くそなんで多分そこまでヤンデレシーンは出ないと思いますけど。ちなみに今回出てきた涼子ちゃんはモブキャラなんで多分もう出てきません。
後、リクエストの話が全然進んでません……予定の兼ね合いもあって全部消化出来る見通しがまったく立っていません。いつになるんかな……
一番良いと思う鬼ごっこのミッションを選んでください(ちなみにどれ選んでもR18になるよ)
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6時間で海抜1000m以上の場所に行け
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6時間でキハ40形の写真を撮れ
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6時間で潮岬へ行け