今回はロイヤルメーカーさんのリクエストです。エロ要素は……少なめかな?
「いっぱい送ってきましたね……」
「ありがたいっちゃあ、ありがたいんやが、いかんせん量が多すぎるねんな」
ため息を吐く俺とそれを見て苦笑する美咲。
俺達の目の前には大きな段ボールが数個。日本語と外国語混じりの伝票に書かれている送り主欄には『桜川正一』と『桜川愛美』の名前が印字されている。
桜川という名字から察せる通り、この二人は俺の両親……親父と母さんや。
日本屈指の大手物流会社に勤める二人は数年前からドイツの方に赴任していてるんやけど、たまに日用品とかを送ってきてくれる。欲しいものとかも送ってきてくれるからお金も浮いて、正直結構ありがたい。ただ、あの二人は会社員としてはめっちゃ優秀やのにどこか天然なんが玉に瑕。最初の頃は日本では使えない現地の家電製品を送って来たことがあったからな。すぐに廃品回収に直行っすよ。日本とドイツって電圧も違うし、そもそもコンセントの形も違うからコンバータだかインバータだかなんかアダプターっぽいものを使わんといかんのよ。
「ほいじゃ、開けますか」
「私も手伝いますよ?」
「ほんまか、ほな頼むわ」
言って俺は段ボールの前に対峙する。手には小型のカッター、早速天面に一刺しして開封していく。こういう贈り物って開ける瞬間が一番楽しいんだよね。クリスマスの時のプレゼントの包装をバリバリと剥ぎ取るみたいにさぁ……
そんな感傷に浸りながら中の物を取り出していく。えーと、服に食いもんにAV……
……ん?待て、今一瞬混ざり込んではいけない物が混ざってた気が……もう一回確認。
箱の中には日用品の中に埋もれるように何やらDVDっぽい物が見える。恐る恐るパッケージをしっかり確認するとポップな書体で『がっつり大乱交!ガチエロハーレム出来ちゃった』と書かれているのが……!?
……うん、何でAVのDVDがこんなところにあるんや!?
「……ん?」
底の方を見ると何やらが手紙が置かれていた。内容はこんなんでした。
『隆太へ
毎日学業お疲れさん。しっかりご飯食べられてるか?友達とうまく付き合えてるか?なんかあったら無理すんなよ?もしなんかあったら俺らすぐに日本に帰ってくるからな。
それとなんやけど、お前のオカズ用に俺の秘蔵AVを送っといたわ。180分あるからこれで旺盛な性欲をたっぷり発散してくれよ。あ、後お母さんには内緒な。56されちゃう』グシャッ
な、なんつーもん送ってきたんや。こんなもん美咲に見られたら俺の明日はないで……
「あれ?隆太さん、手が止まってますけどどうしたんですか」
「えっ、いや、なんもないで」
「それにしては汗がだらだら流れてますけど……なんかまずい物でも見つかったんですか?」
や、やばい、美咲の目がジト目になってる……完全に疑ってるぞ。俺はバクバク脈打つ拍動を鎮め、なんとか平常心を保とうと繕うが……
「あれ、なんか見えてますよ」
「えっ!?」
慌てて後ろを振り返る。しかし、ここで生じた一瞬の隙がいけなかった。
「隙あり!」ヒュッ
「あっ、ちょっ!」
待ってましたと言わんばかりに、美咲がいきなり身を乗り出し、俺が隠していたAVを奪い取る。くそっ、これが目的やったか!
「なになに……『がっつり大乱交!ガチエロハーレム出来ちゃった』……」
タイトルを見るや否や、美咲の目からハイライトが消える。ちょっと待てよ、こんなところでヤンデレムーブやなんて洒落にならんよ!?
「隆太さん」
「ひゃっ、ひゃい」
「悲しいよ、あたし」
「えっ」
「こんなにもたくさん君の事を好いてくれる人がいるのに……」ゴゴゴ
美咲は目のハイライトは消えたまま、負のオーラを漂わせる。後ろになんか見える……ていうか、これは親父が送ってきたんやって!
しかし、そんな叫びは当然のごとくスルー。美咲がにじり寄って俺を押し倒す。
「仕方がない、隆太さんにあたしをしっかりと刻み付けてあげないと」
「えっ……んむっ!?」
瞬間、美咲の唇が触れる。無論、ディープで。
「んっ♡んちゅ♡んん♡……」
「んんっ……んあっ……」
「ぷはぁっ♡……隆太さん、わからせてあげる」
蟲惑的な笑みを浮かべながら美咲が耳元で呟く。わ、わからせ?ちょっと待ってくださいよ奥沢氏ィ!何する気や!ナニする気か!?
「ちょっと待ちなさい!」
えっ、なんか後ろから声がする。
「……千聖先輩」
「私達を差し置いて何をしているのかしら?」
私達?後ろの方を見てみるとなんとパスパレが全員集合していた。
「今から隆太さんとエッチするんです。皆さんもどうです?」
「え……いいの!?」
「なんなら他のみんなも呼んできたらどうですか?どうせなら徹底的にAVの内容に合わせてあげます」
「みんなでセックス!?すっごいるんっ♪ってする!」
あ!やばい!このままやと35Pになってまう!
「行ってくるね!」
「や〜め〜れ〜!(嘆願)」
しかし、俺の必死の叫びも虚しく、日菜は行ってしまった。
「ていうか、さっきAVって聞こえたけどどういうことなの?」
「実は、隆太さんの両親からの荷物を整理してたらAVが見つかったんです」
「ふぅん……」
「隆太君……」
「いや違うって!頼むから話聞いてくれ!」
俺は誤解を解こうとさっき握り潰してくしゃくしゃになった親父からの手紙をみんなに見せる。
「えっ、ホントだったんですか!?」
「そうやってなんぼも言うたやん!」
「ご、ごめんなさい。私が早とちりしたから……」
ここでようやく頭が冷えたのか、美咲が顔を俯かせる。
「……はぁ、これに懲りたらちゃんと人の話を聴こうな」
「はい……」
「ほら、おいで」
「……!」ギュッ
美咲が抱きついてくる。俺はそんな彼女の頭を優しく撫でてやる。
「ほな、仲直りっちゅう事で改めてやけど……する?」
「はいっ!」
おいおい、さっきまでのしおらしい雰囲気はどうしたんや、急に元気になったやん。パスパレの四人もやりたそうな顔してたからOK出したら一斉に抱きついてくる。
「ふふっ、結局セックスするんじゃない」
「いや、さっきやったら逆レイプになりかけてたからな?」
「そうね、やっぱり平和が一番ね」
「隆太くぅん、口開けて♡」
今度は彩が顎を寄せて唇を寄せる。
「ん……んむっ」
「んんっ♡ちゅぷ♡はんっ♡……」トプンッ
「……?」
あ、あれ、彩の口からなんか流し込まれた……?
そう思った瞬間、身体が内から熱くなってくる。こいつは……
「あ……彩、やったな……」
「ふふっ♡即効性の媚薬だよ♡私も飲んじゃったから……見て♡」
言って彩が下着をずらしてびしょ濡れの秘部を見せつける。まさか彩がそんな高度な性技を覚えていたなんて……
そんな事を考えているうちに、媚薬の効果は凄まじい速さで全身を駆け巡って、体温の上昇は勿論、頭はボヤッと、ちんぽは硬くなり、周りの女子を襲いたい気持ちに駆られる。
「美咲ちゃん、みんな連れて来たよ!」
ボヤッとする意識の中、日菜の大きな声とその後ろに続くザワザワ声が聞こえてくる。あぁ、いよいよ始まるんか……明日学校行けるかな。
「さあダーリン、今日は寝かさないわよ♡」
今回はかなり長そうなので分ける事にしました。
それとなんですけど、この先向こう数ヶ月、かなり予定が詰まっていて、夏のバンドリ小説祭以降は投稿頻度が非常に落ちるかもしれません。リクエストには出来る限り答えていく方針なのでよろしくお願いします。
それともう一つ、次回から新章始まります。
一番良いと思う鬼ごっこのミッションを選んでください(ちなみにどれ選んでもR18になるよ)
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6時間で海抜1000m以上の場所に行け
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6時間でキハ40形の写真を撮れ
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6時間で潮岬へ行け