※この作品はR-18です。

鉄のハーレム堪能記   作:柳芽帆奈

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hakusouさん、M0001さん、お気に入り登録ありがとうございます!
そういえば皆さん、隆太が鉄道ファンである事を忘れてませんか?
という訳で今回からは鉄道のお話を数話投下します。勿論バンドリキャラも登場。
でも、えちちなシーンはないよ☆



第八話「始まりは一冊の聖書(じこくひょう)から」(前編)

まだ朝日が昇ったばかりの朝6時過ぎ、俺の姿は食堂にあった。

 

今日の朝飯は肉吸い。簡単に言えば肉うどんからうどんを抜いたもので、鰹出汁に薄切りの牛肉と半熟玉子が入った大阪発祥の料理である。

 

二日酔いの人でも食べやすいように軽めに作られていて(ていうか、由来自体が二日酔いの新喜劇俳優の一声)、短時間で栄養補給が出来るようになっている。

 

「・・・ふう、ごっそさん」

 

それを食べ終わると、荷造りをするのだが・・・

 

「おーい、みんな。早よ食わんと間に合わへんで」

 

「もうちょっとで食べ終わるから待って頂戴!」

 

「ああっ、あと少し待ってくれないか」

 

「隆太君、早過ぎるよぉ」

 

「ふぇぇ」

 

「食べるの早過ぎますよ・・・」

 

俺の隣では朝6時過ぎとは思えない程の元気に満ち溢れた少女三人、早く食べようとワタワタしている少女、まだ眠いと言わんばかりにため息をつくダウナー少女が朝飯をかっ込んでいる。

 

彼女達は、ただでさえ二次元特有の個性の際立った35人の中でも特に癖が強く、度肝を抜かれるようなパフォーマンスをする事でで有名な『ハロー、ハッピーワールド!』のメンバー達。

 

「ていうか隆太さん・・・どうしてこんな事に・・・」

 

「それはあのお嬢に聞いてくれ」

 

何故彼女達はこんな朝早くから朝飯を食べているのか。それは前の日に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

<前日>

 

夕方、俺は自分の部屋で某茶屋町のテレビを観ながら電話帳の如く分厚い本とにらめっこしていた。その分厚い本とは時刻表。文字通り、列車の時刻を調べる為のものだが、それだけではなく、JRの切符のルール、運賃、観光地の情報といった鉄道の様々な情報がこの一冊に纏められている、まさに乗り鉄にとっての聖書(バイブル)である。

 

今回はもうすぐ新学期も始まって忙しくなるので、気分転換に鉄旅をしようかと計画していたのだ。決して、タイトル詐欺防止のためやないからなっ!そこだけは強調しとこ。

 

「ただいまー!」

 

そんな俺がいる六畳間のふすまを、元気一杯の声を上げて引いた金髪の少女。

 

彼女の名前は弦巻こころ。バンドのボーカルを務め、その太陽のような笑顔と活発さから『笑顔の波状攻撃』という二つ名が付けられた程のポジティブガールである。

 

「おう、こころか。お帰り」

 

「あら、隆太!」ギュッ

 

そしてこころは俺を見つけるや否や、すぐに抱きついてきた。いや、あんたはハグ魔の北欧少女(若宮イヴ)か。しかもな、こころって結構胸デカいのよ。後ろから抱きついているからその豊満な胸が背中にあたってる訳で・・・

 

「ちょっ、当たってる当たってる」

 

「当ててるのよ!」

 

wow、いつの間にそんな事を覚えたんすか?良家のお嬢様って純真無垢なイメージがついてるけど、そういう訳でもないんかな・・・

 

「嬉しいけど、あんま他の人にはやったらあかんで」

 

「も、勿論よ・・・隆太以外にはやらないわ」///

 

「・・・」///

 

なにこのギャップめっちゃ尊いんすけど。どうですか皆さん?

 

「そういえば、隆太は一体何の本を見てたのかしら?」

 

「何の?時刻表やけど・・・」

 

「見せて頂戴!」

 

別に減る物でもないので、簡単に説明して時刻表を見せる。こころはしばらく時刻表を熟読していたが、やがて俺の方を向き直る。

 

「つまり、これで明日乗る電車を探していたのね?」

 

「せやな」

 

「面白そうね!あたしも、いや、ハロハピの皆も連れて行ってくれるかしら!」

 

「ファッ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈現在〉

 

そこからのこころの行動力は凄まじく、すぐにメンバーにも連絡がいったらしい。当然、あまり乗り気ではないメンバーもいたが、笑顔の波状攻撃を筆頭とした3バカを前に太刀打ち出来ず、6人で鉄道旅をする事になったのだ。そうして現在に至る。

 

今は全員で支度をして家を出て、最寄りのJRの駅である新今宮駅の切符売り場にいる。

 

そして、代表して俺が券売機で切符を購入し、5人に配る。

 

「ん?」

 

「美咲、どないした?」

 

「天王寺ってどこですか?」

 

「こ↑こ↓」

 

指差したのは運賃表の『当駅』の表示の右隣。天王寺駅は今いる新今宮駅の隣の駅である。

 

「じゃあ、隣の駅までの切符しか買わなかったんですか!?」

 

「せやけど」

 

ちなみに俺が買った切符はその天王寺までの130円区間の乗車券×6である。多分、勘のええ人はこれで何するか分かったんちゃうかな?

 

「一体何するつもりなんですか・・・」

 

「まあ、それは次回説明するわ。電車の時間もあるし、ついてきてくれ」

 

俺を先頭に5人は切符を改札機に投入し、外回り、大阪方面のホームに上がる。

 

「こっちだと天王寺に行きませんよ?」

 

「ええねんええねん」

 

少し待って入線放送が流れ、7時6分発の環状線外回りが入線してくる。車両は最近、JR西で増えている同じ顔シリーズの一つ、323系。車内は土曜日の朝ということもあるのか、いつもよりは空いている。まあ、それでも5、60%程はあるが。

 

「急ぎましょ!」

 

「はーい、騒がない騒がない」

 

「とりあえず、これで大阪まで行くからな」

 

〜♪ ピンポン、パンポン

 

『新世界より』が流れ、ドアが閉まって電車は新今宮を出発。いよいよ11時間半にのぼる長旅が幕を開けた。

 

 




という訳で今回からはハロハピと一緒に旅をします。
ハロハピと鉄道といえばあれですね、Tsuruca。あれ欲しいわ。
そういや、何気に鉄道タグつけてたのにガッツリ鉄道ネタっていうのは今回が初めてだったりします。
そんな訳でえちちなシーンはしばらく出ないかも。
モチベが爆上がりするので、もし感想等あれば是非お願いします。
それでは次回、またお会いしましょう。Twitterも良ければ見てってください。

一番良いと思う鬼ごっこのミッションを選んでください(ちなみにどれ選んでもR18になるよ)

  • 6時間で海抜1000m以上の場所に行け
  • 6時間でキハ40形の写真を撮れ
  • 6時間で潮岬へ行け
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