「さっさと抱けばよいじゃろ」
「スゴいよね、カンナちゃん、本当に……」
初日にみさきと訪れた、プール脇のカフェでカンナとみなとは話していた。
カンナの注文したパフェを待ちながら、「全部正直に話せ」とニヤニヤしたカンナに問い詰められ、みなとはななみとの思い出を洗いざらい白状させられていた。
「つまりこうじゃろ? オマエはななみが好き、ななみもオマエを憎からず想っている。ならば、次は二人が夫婦足り得るか、まぐわってみるしか無いじゃろ」
「聞いた事ないよそんなの……」
「はぁ……オマエ、まだまだ攻めっ気が足りんなー。パティもさゆりも、オマエが抱いたというより抱かれておるではないか。ワシは『望む者は抱いてやれ』と言ったんじゃぞ? 抱かれてやれとは言っておらん!」
「何を言ってるの……」
意味は分かるが理解できない理屈を並べるカンナに、みなとはうなだれてしまう。
カンナはお構いなしにビシッと指をつきつけ、宣言する。
「オマエに足りないのは攻めの姿勢じゃ! 勢いじゃ! ななみが自ら裸になるまで待つつもりか? オマエが『セックスしよう』と言ってやれ!」
「…………」
あんまりな言葉にみなとは頭を抱えてテーブルに突っ伏す。
カンナちゃんに恋愛相談はしない方がよさそうだ。
もっとも、今もしたくて話したわけじゃないけど……
「オマエ! ちゃんと聞いて――」「きゃっ」
カンナが席を立ち、みなとの傍に移動しようとすると、可憐な悲鳴が上がる。
そして、みなとの頭に何か、冷たくドロドロした物がたっぷりとぶっかけられた。
「うわっ!?」
頭を上げると、べたべたした物が顔を伝い、甘い匂いが充満する。
「も、申し訳ございませんお客様!」
「すまんフィオナ! わざとじゃないんじゃ!」
「え、何? 何これ?」
目元を拭うと、ぬるりとした感触がする。
これは……ソフトクリームだ。
「あー! しかもワシのデラックスソフトパフェ~ではないかぁ!」
カンナが悲鳴を上げる。
フィオナと呼ばれたエプロンを付けた少女は、ハンカチを取り出してみなとの顔を拭いてくれる。
「ごめんなさい、ごめんなさい、大丈夫ですか?」
「えと、はい、大丈夫……」
頭も顔も、何なら背中もソフトクリームまみれで答える。
何が大丈夫なのか自分でも分からなかったが、泣きそうな声で心配してくているフィオナを見て、ついそう答えてしまった。
「ちゅ、れろ……」
「ひううっ!?」
今度は背中にこそばゆい感覚が走り、思わず声が漏れる。
見えないが、カンナが背中を伝うソフトクリームを舐めているようだった。
「何やってんのカンナ!?」
「何って、もったいないじゃろうが、それにハンカチで拭くより綺麗になる。ほれ、フィオナも舐めろ♪ ちゅる……」
「は、はい……!」
フィオナは豊かな薄紫色の髪をポニーテールに束ねると、ちろりと舌を伸ばしてみなとの顔に触れようとする。
素直すぎる行動に驚き、みなとは身を引く。
「ま、待って、海とかシャワーで洗うから!」
「あっ、でしたらここにシャワー室があります! どうぞこちらへ!」
そう言うとフィオナはみなとの手を取り、ぐんぐんと店の奥へと引っ張る。
みなとはソフトクリームを滴らせながら、されるがままに着いて行く。
そして、ソフトクリーム濡れのカフェに残されたカンナは、近づいてきた店員に声をかけた。
「おーい、デラパフェ、注文し直し――」
言いかけたカンナの手に、雑巾と水の入ったバケツが渡される。
カンナは肩を落とし、深いため息をついて雑巾を取り出した。
「くそう……厄日じゃ……」
「あの、本当に大丈夫なんで……」
「いえ、お世話させてください。今だけとはいえわたくしは店員さん、お客様に迷惑をかけて何もしないわけにはいきません!」
みなとは、シャワールームに入って来ようとするフィオナをなだめていた。
聞けば彼女は今だけ社会見学のために、店員体験をしているそうだ。
よく見れば着ているのも制服ではなく水着にエプロンを羽織っただけの恰好だった。
「シャワーしたら済むんで……」
「お世話させてください!」
『お世話』の一点張りで、みなとのシャワーを手伝うと言って聞かない。
すっかり溶けたソフトクリームが髪や肌にこびりつき、いよいよサーフパンツに染み込んでいる。
もういい加減シャワーを浴びたいみなとは、とうとう根負けした。
「……わかりました。お願いします……」
「はい! 失礼いたします!」
そう答えながら、フィオナはごそごそとエプロンを脱いでいる。
そして、フィオナが元気よく入ってくると、一人用のシャワールームは一気に狭くなった。
身長はカンナとほぼ同じ、みなとより少し高い150cm前半だろう。
だが、カンナとは圧倒的に違う特徴があった。
エプロンを外し、水着姿になった事であらわになった、目の毒と言われかねないほど魅力的なスタイル。
無邪気な笑顔と、オトナびた体つきのギャップにみなとは思わず釘付けになった。
「では、お手伝いしますね~♪」
フィオナは壁に備え付けられたシャンプーに手を伸ばし、泡立てる。
わしわしと泡を立てている間、みなとの視界の端ではフィオナのおっぱいがゆさゆさと揺れている。
島でのえっちな経験のせいで、みなとの思考はつい淫らな方へ向かい、フィオナとのセックスを想像してしまう。
柔らかな肌に口づけし、先端を舌で弄ぶ……ありありとイメージされるその感触を、みなとは目を閉じて追い払う。
(やばい、ヘンタイだよこれじゃ……)
すると、みなとの緊張を感じ取ったのか、フィオナが声をかけてきた。
「大丈夫、優しく洗いますから、お姉さんに任せてリラックスして、ね♪」
その優しい声に、ますます罪悪感を感じてしまう。
フィオナは背後からみなとの頭を洗い始めた。
泡と柔らかい指で頭をマッサージされ、みなとの緊張もほぐれていく。
「おかゆいところございませんか~♪ これ、言ってみたかったんです♪」
フィオナは楽しそうに言う。
「き、気持ちいいです……」
恥ずかしさが消えたわけではないが、みなとも少し懐かしい感覚がしてリラックスしていた。
きっと、小さい頃に父さんや母さんに洗ってもらった時の事を、体が覚えているんだろう。
「じゃあ流しますね~♪ 目は閉じてくださいね」
「はい」
フィオナがシャワーを持ち泡を流していく。
お湯ですすがれながら指でマッサージのように頭を刺激され、みなとはうっとりとしてくる。
すごい、床屋さんみたいに気持ちいい……そうぼんやりと考えているとフィオナに肩をつつかれる。
「こっち向いてくださ~い」
「はぁい……」
目を閉じたまま振り向くと、逆側の頭もマッサージされていく。
このまま目を閉じていると寝ちゃいそうだ、そう思ったみなとは薄く目を開く。
みなとは何も考えていなかったが、目を開けば当然、フィオナの大きなおっぱいが目の前で、ゆさっゆさっと揺れていた。
目を逸らす事ができなかった。
少年から跳ねた水しぶきが鎖骨のあたりで玉となり、するりとおっぱいを滑って谷間に落ちていくのが見えた。
真っ白なシミ一つ無い肌にはうっすらと血管が透けている。
水着にぎゅっと抑えつけられてあふれたおっぱいが、水着の上にぷにっと乗っている。
そうした事の一つ一つが意識できるほど、超至近距離でフィオナのおっぱいを見つめてしまっていた。
「ちょっと、下向いててくださいね♪」
フィオナがみなとの頭を軽く押して下を向かせ、少年のうなじをすすぎ始める。
少年とフィオナの距離は更に近づき、顔に少女の体温を感じるほどだ。
ぬるいシャワーを浴びながら、少年の股間ははち切れんばかりに熱を持っていた。
「ひゃあっ!?」
フィオナはびくりと体を震わせた。
少年の両腕がフィオナの体を抱きしめ、胸元に抱き着いてきたからだ。
フィオナはおっぱいの谷間に少年の熱い吐息を感じながら、その肩を叩く。
「あ、あの、みなとくん? どうしました……?」
少年は答えず、両腕がさらに強くフィオナを抱きしめた。
「え、えーっと、その……ど、どうすれば……」
流れる続けるシャワーを持ったまま、フィオナはオロオロとして動けない。
「フィオナさん……」
「は、はい! どうしました? のぼせちゃいましたか?」
「……」
問いかけには応えず、少年はフィオナに体を擦り寄せる。
フィオナは内ももに固いモノが触れるのを感じた。
少年が体をフィオナに近づけるたび、ぐにっ、ぐにっ、と太ももに押し付けられる。
フィオナは少年が何をしているのか分からず、なおも声をかける。
「もう、お外に出ますか? その、嫌でしたか?」
「――せんか」
「えっ?」
聞き返すと少年は真っ赤に紅潮した顔をおっぱいから離し、フィオナに尋ねた。
「僕と、えっちしてくれませんか……」
「へ……えっ、ええっ!?」
全く想像もしていなかった言葉にフィオナは目を見開いた。
そして、自分の太ももに触れていた物の正体に思い至り、頬が真っ赤になる。
「そ、その、そういう事はもっと大人になってから……」
「おねがい、します……頑張りますから……」
少年の小さな手がフィオナの脇腹と背中に触れる。
さらに、少年が背伸びをした事で、少年の亀頭がフィオナの柔らかい部分を水着越しながら押し込んだ。
「ひゃんっ♥!? こ……こんなの、ダメです……ダメぇ…………」
「フィオナさん……」
「やぁ……ひゃっ♥ あう……」
「フィオナさん、フィオナさん……」
「ご……ご……ごめんなさいーっ!」
「わっ!?」
フィオナの手が少年の肩を押し、引き離す。
フィオナはガラリとシャワールームから出て、振り返る。
「も、もうちょっと落ち着いて考えてみて下さい! わたくしも考えますので!」
少年からは目を逸らしたまま、そう言って、フィオナはドアを閉めた。
早く登場してほしいキャラ(書き溜め以降のキャラ順の参考にさせてください)
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モニカ
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つくし
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ななみ
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エリーゼ
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こはる
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たまき