色欲の日常 作:タイネイ
大きさだけなら館ほどもある建物。正面扉の上には冒険者に属していることを示す
シルバーサジット辺境伯領エネマゴの冒険者ギルド。サプレッサー家の家名を捨てた私は父の好意でここに来ていた。ここでなら旅もしやすい。必要以上に家族とは触れ合ってきていなかったが、父は情があったようだった。
私は冒険者ギルドへ入り、暇そうな登録受付窓口へ向かう。この間、お約束と言えるような突っかかりもひそひそもない。ヒロインの有無だろうか。木製に見える腕輪を一瞬見て、ヒロインではないなと思い直す。
「失礼、登録を行いたいのだが」
「ん、ああ。登録ね。何か出すものある?」
この出すものとは、賄賂などではなく推薦書や卒業証明書といったものである。私は簡易推薦書と元貴族証明書の2つを出す。前者は冒険者からの指導の末書いてもらったものであり、後者はお家断絶になりそうなときの連絡が出来るようにするためのものである。
受付の男は顔には出さずに書類の精査を行う。最近は国同士の争いが少ないため、3男坊以降はこうなりやすいらしい。
「はい、大丈夫。んじゃ、登録はどうする?」
「魔力波で頼む」
はいよ、と男は水晶玉を出す。魔力の波を増幅し、タグに登録する装置だ。少しばかり魔力を流せば、すぐに登録が出来た。
「これがあるってことは説明はいらねぇな?ジョブはどうだ?」
「一応回復魔法は使えるが、まだ安定はしていない。ジョブ登録は今度にする」
なら、これで終わりだな、と男はタグを渡してくる。名前と性別、ランクが刻まれただけの簡易的な証明物。それが私の地位だった。
「『自由であれ』、トマス少年」
お決まりの言葉で締めくくられ、私はすでにとっていた宿に向かった。
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夜。渡された少なくはない金で個室の部屋を取り、ベッドに入る。慣れてしまったのか、今まで使ってきたものより硬いベッドが懐かしくなる。
ふと思い至り、私は拡張空間へのゲートを開く。サブチートで作られたそれは、かなり面白いこともできる。
例えば、入れてある剣の柄だけ出して剣を引き抜くように出すとか。
例えば、穂先だけを出して槍を射出するとか。
例えば──入れてあるロリ吸血鬼の尻だけを空中に固定した状態で出すとか。
要するに、壁尻である。
すべすべの尻を掴むと、柔らかい感触が返ってくる。尻の割れ目に肉棒を沿わせるようこすりつけると、入れてもいないのに射精しそうになる。
はやる気持ちを抑え、童貞を奪った穴を肉棒で蹂躙する。何回も何回も犯したこの穴は、私の肉棒に合うよう変化している。ご先祖様の封印が寝ている状態に近いのもあり、時々返ってくる震えからお互いに相性が良くなっていることが分かる。
こうして何度も犯していると、ふとロリ吸血鬼の封印を解いて反応を見たくなる衝動に襲われる。しかし、まだ早いと理性が告げる。私はチートに包まれているようなものだが、それが十全に効くとは限らない。完全に優位な状態になってからだ。
そうこう思案していると、意図せず腰の動きが早くなる。それに気づいたとき、果てる直前であった。
奥まで突き刺し、そこで
肉棒を抜き、ベッドに座る。目の前にある宙に浮かぶ尻は、膣口から白い液体をこぼす。
もう1回、と。口から思わず言葉が出た。
シルバーサジット辺境伯領エネマゴ
サプレッサー伯爵領のお隣の執政の中心兼国の先端
辺境である故か交通の便がそこそこ良く、隣の国の玄関口でもある
ロリ吸血鬼(2話登場)
さらっと主人公に誘拐されてる
封印は続いているので未だ起きる気配はない
拡張空間
主人公のサブチートの1つ
現在は主人公の
別名「どこでもハメ部屋」
部屋分けされている
現在、1号室が置物部屋兼自室、2号室がロリ吸血鬼の部屋になっている
冒険者
「自由」のみを追い求める者たちが行き着く職
ある程度のルールさえ守れば、国からも守ってくれる自由の砦
初代の長が掲げた「水銀の如くの自由」から様々なものが決められている
「自由であれ」とは初代の言葉
ランク
簡易的な力の表示のためにある冒険者ギルドの制度にして守るべき義務
(最低)屑鉄→青銅→鉄鋼→
「自由であれ(訳:表示に囚われることなかれ)」とは初代の言葉
クラス
RPGにおけるジョブであり、必ず持つ必要はない
緊急時等に参照する技能持ちを表示するための制度
「自由であれ(訳:情けは人の為ならず)」とは初代の言葉