※この作品はR-18です。

商人と冒険者と娼婦   作:にやまな

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第十七話 虜囚 後編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゴブリンやオークといった魔の眷属たちが押し付ける精液は酷く不味い、そんなことをキャロルが理解したのは虜囚となって暫くの時間が過ぎた頃であった。

 

 

 

 房中術を習得してからというもの、様々な交わりを経験する度に舌や子宮で味わってきた精液とは根っこから異なるようにも思える。

 

 

 

 人間が相手であっても年齢や生命力の差で味が変わることはわかっているのだが、魔の眷属たちは等しく泥を舐めているかのような雑味があるのだ。

 

 

 

 人間の精液が極上のワインであるとするのならば、魔の眷属たちの精液は腐った卵のようである、そんな評価をキャロルは下していた。

 

 

 

 相反しているとでも言うべきなのか、水と油と評すべきなのか、なんであれプラスとマイナスに属性が分かれているのだろう。

 

 

 

 だからなのか、吐き出され塗りたくられるゴブリンの精液を、キャロルはどうにも歓迎することはできないらしい。

 

 

 

「あッ……んッ……んッんんッ……あッ」

 

 

 

 薄暗い蔵の中、幾人もの虜囚が捕らわれている場所に、キャロルもまた同じ空間に閉じ込められている。

 

 

 

 ここにいる者たちは縄や鎖で拘束されている訳ではないが、度重なる凌辱によって外へ逃れようとする気力がないらしい。

 

 

 

 仮に外に出たとしても、広がっているのはエルフの里ではなく闇神殿を中心とした魔の領域である、すぐに捕まってしまうので意味がないだろう。

 

 

 

 だからここに押し込まれている者たちは、ただ押し付けられる欲望を受け入れて過ごすしかないのだ。

 

 

 

 キャロルもまたそんな一人だ、喘ぎくぐもった悲鳴を上げる一人である。

 

 

 

「うぁ……んッ、んッ……はぁ、はぁ」

 

 

 

 キャロルは蔵の床に背中を預けた状態で両足を大きく広げており、その間には彼女よりも一回り小さな影がいて小刻みに腰を動かしている。

 

 

 

 その影の正体はゴブリンと呼ばれる魔の眷属であった、オークやミノタウロスに比べて華奢な体をしており本来ならばそこまで脅威と呼べる存在ではないのだが、小さな体であっても群れとなれば厄介であった。

 

 

 

 一対一ならばキャロルとて後れを取る相手ではない、しかし周囲を取り囲んで肉の壁を作るほどに群れれば突破は困難だろう。

 

 

 

 両足の間に一体、胸の上にまたがって慎ましい胸に肉棒を擦りつける一体、そしてキャロルの両耳から頬へと肉棒を押し付ける二体、今現在はそれら四体がキャロルを嬲っていた。

 

 

 

 直接欲望をぶつけているのはそれだけだが、周囲を見渡せば楽し気なゲラゲラという笑い声が聞こえてくるのでもっと沢山のゴブリンがいるのだろう。

 

 

 

 どうやら他のゴブリンたちは別の虜囚を凌辱しているらしい、キャロルの耳には様々な喘ぎ声が届いている。

 

 

 

 もっとも、そちらに気をかけるほどの余裕は彼女にもないようだ。

 

 

 

「んぐッ!? んッ、んッ……うッ、ちゅ……ぷはぁ、ごほごほッ!」

 

 

 

 キャロルの顔の左右から肉棒を頬へと擦り付けている二匹のゴブリンが、強引に唇へと亀頭をやって舌での奉仕を強制してきた。

 

 

 

 両手も抑えられている上に、胸の上に馬乗りにされてもいるのでまともな抵抗ができない、先走りを頬や唇に塗りたくられて彼女は顔をしかめるのだが、できた抵抗と言えばそれくらいのものである。

 

 

 

 頬から唇へと擦りあてられる二本の肉棒は、そのまま激しさを増していき白濁を吐き出した。

 

 

 

「んんッ!? んッ、うッ……不味ッ」

 

 

 

 両頬を白く汚す精液の一部が彼女の口へと零れ落ちていく、舌で感じ取る異様な苦みにまたも彼女は表情をこわばらせて見せる。

 

 

 

 もう何度も味わっているが、やはり慣れないのだろう、腐った卵でも食べているかのような感覚だ。

 

 

 

「んぁッ!? やん……んん……んやぁんッ」

 

 

 

 顔面を汚されたキャロルに興奮したのか、胸の上に跨るゴブリンも腰使いを激しくした、細い両手でキャロルの慎ましい胸を力強く鷲掴みにすると、そのまま強引に引っ張って浅い谷間を作り肉棒を擦り付けていく。

 

 

 

 そんな動きに合わせるかのように、キャロルの股の間にいるゴブリンも腰使いを激しくしていた。

 

 

 

「ふぅ~……ふぅ~……うぁ、うッ……あぁ、ぁああッ……」

 

 

 

 ゴブリンたちの男性器は小柄な体から見て取れるようにそこまで大きくはない、なので圧迫感や痛みはないのだが、だからこそ甘い痺れを感じやすいのだろう。

 

 

 

 彼らのそれはキャロルの華奢な体と相性がそこまで悪くないのだ、痛みよりも先に熱が生まれるてしまう。

 

 

 

「―――~~~~んんッ!?」

 

 

 

 胸の上に跨ったゴブリンと、膣を貪るゴブリンが同時に射精した、子宮と胸で感じる熱に引っ張られるかのようにキャロルの体も震えていた。

 

 

 

「ふぁ……はぁ……はぁ……まだ、こんなに、いるんだ、んんッ……」

 

 

 

 ゴブリンの数は多い、ついさっきまでキャロルを嬲っていたゴブリンは不思議なことに彼女から興味を失って遠ざかっていくが、蔵の中にはまだ魔の眷属たちが溢れている。

 

 

 

 キャロルを嬲っていたゴブリンは何故か酔っぱらったかのようにフラフラとおぼつかない足取りで去っていくと、彼女が空くことを待っていたのか別のゴブリンたちがにじり寄って来た。

 

 

 

 長い凌辱で反応が悪くなったエルフたちよりも、まだ新鮮な反応を返すキャロルの方が嬲って楽しいという考えなのだろうが、その光景はどうにも蜜に誘われる虫のようにも見えてしまう。

 

 

 

 どこか酔っているような、或いは光に誘われているかのようであり、もしかしたらこの場にいる魔の眷属たちはキャロルの放つフェロモンのようなものに引っ張られているのかもしれない。

 

 

 

「はぁ……いつ、終わるかな、うぁんッ!?」

 

 

 

 ぐちゅん、と様々な体液で汚れている密壺から音が鳴った、彼女に覆いかぶさったゴブリンは燃え上がる己の欲望をそのまま子宮へと押し流していく。

 

 

 

 どうやらこのゴブリンは挿入と同時に果ててしまったらしい、すると彼は酔っぱらったかのように視線が定まらなくなり酩酊状態となってしまう。

 

 

 

 そんなゴブリンを押しのけてまたも別のゴブリンたちがキャロルを取り囲む、極上の砂糖菓子に群がる蟻のように彼女の肢体を貪るのだ。

 

 

 

「あッ、あッ、あッ……ふッ、うぁ、んんんんんんッ」

 

 

 

 キャロルに挿入したゴブリンは僅か数分で射精することになる、相手を気遣うことも配慮することもない彼らは互いに昂るということを知らないのだろう。

 

 

 

 既にキャロルの体は白濁に塗れている、数十回の射精をその体で受け入れているのだった。

 

 

 

「はぁ、はぁ、さすがに……疲れた……うぁ……不味いし、回復できない……んッ、くぁ」

 

 

 

 ぐったりと横たわるキャロルは、黄金の瞳を揺らして蔵の中を観察していく。

 

 

 

 無数のゴブリンが作る肉壁があり、その隙間から蔵に放り込まれて凌辱されている幾人ものエルフの姿が見える、その中の一人は共に捕らわれたミューである。

 

 

 

「おッ! おッ! んおッ!?」

 

 

 

 彼女は大きな体躯のオークたちに嬲られているようだ、既に捕らわれて数日は過ぎており、激しい凌辱の跡がミューの体中に塗りたくられていた。

 

 

 

「ミュー……待ってて、あうッ……もうすぐ、助けるから」

 

 

 

 ゴブリンの隙間から垣間見えたミューの姿はすぐに見えなくなった、キャロルの視界を遮るかのように新たなゴブリンたちが覆いかぶさったからだ。

 

 

 

 密壺へと新たな肉棒が突き入れられ、口や胸にも亀頭が擦りつけられていく、どこもかしこも白濁に汚れているが、彼らはまだ物足りないらしい。

 

 

 

 そんな彼らを、キャロルはぐったりとしながらも受け入れた。

 

 

 

 魔の眷属とのセックスなどいくら彼女でも楽しめるものではないが、そうしなければ活路がないのだろう。

 

 

 

「早すぎッ……下手すぎッ……あッ、うッ……うぁ……くッ、ふぁッ」

 

 

 

 膣を押し開き、胸や唇に擦りつけて、手足を甘露のように舌で舐り、はみ出した者たちは周囲で股間を自らの手で擦りあげている状況だ。

 

 

 

 ぎゃいぎゃいと騒ぎながらキャロルを汚すゴブリンたちは、やはり彼女の状態など知ったことかとばかりに白濁の雨を降らしていく。

 

 

 

 びちゃびちゃと音を立て、キャロルの白い肌を更に白く汚していくゴブリンの精液を、キャロルは体中で受け入れるのだった。

 

 

 

「熱ッ……――――~~~~~~ッッ!!」

 

 

 

 肌で感じる熱は膨大だ、熱した水の入ったバケツをぶちまけたかのように塗りたくられている、そして子宮の奥でも同じ物を感じた瞬間に、キャロルの体をぶるぶると震えて甘い痺れを爆発させた。

 

 

 

 房中術によって強い感覚の繋がりがあるので、無数のゴブリンたちの絶頂に引っ張られたのだろう。

 

 

 

 屈辱ではあるが、体中に広がる熱と快楽は本物であった。

 

 

 

「はぁ、はぁ……ん、ちゅる」

 

 

 

 キャロルの舌が唇の端を舐めると、そこに付着していたゴブリンの精液を口の中へと巻き込む、口内に広がるのは嫌な苦みであり人間の物とは大きく異なる。

 

 

 

 またここから活力を得ようとしても極めて非効率であった、僅かばかりの力しか得られず体力の消費の方が多いようにもキャロルには思えた。

 

 

 

 だから彼女は抵抗空しく横たわっているのだ、房中術による吸収を上手く行えていない。

 

 

 

 本当に僅かにしか活力を得られない、だがそれでもこの状況ではそれが必要であることも事実だ。

 

 

 

「ちゅ、ちゅ、んッ、んッ……れる」

 

 

 

 指先や掌で肌に張り付いた精液を掬い取り、それらも唇へと持っていく、惨めそのものであり悔しさが溢れて来るが、こんなものでも無いよりはマシだろう。

 

 

 

「ちゅ、ぷは……はぁ、足らない」

 

 

 

 肌からも口からも子宮でも精液を受け入れて活力を吸収しているが、やはりそれだけでは足りていない。

 

 

 

 だからなのか、キャロルは彼女を抱いて酩酊状態となっていたゴブリンに指示を飛ばす。

 

 

 

「ねぇ……はぁ……ちょっと」

 

 

 

「ぐぎゃ?」

 

 

 

 ゴブリンに言語があり会話が成立するかもわからないが、房中術による掌握によって意思の疎通は問題なくできているようだ。

 

 

 

 ミューとキャロルの間にある緩い縛りではない、完全完璧な上下関係をこれでもかと強固な術で作り上げた強制力がある。

 

 

 

 一度でもキャロルを抱いて快楽に没頭すれば最後、その魂はもう二度と戻れない。

 

 

 

 全力で房中術を用いてゴブリンの脳を快楽で掌握しているのだ、彼らにとって今のキャロルは神にも等しいのかもしれない。

 

 

 

「食べる物、持ってきて……水と、後、布とか体を拭ける物もいる」

 

 

 

「ぐぎゃぎゃ!」

 

 

 

 キャロルの意志が伝わったのだろう、幾匹かのゴブリンが頷いて素直に蔵から出ていく。

 

 

 

「ん……もう少し、数がいるかな?」

 

 

 

 現在、彼女の支配下にある魔の眷属は百体ほどであろうか、ここ数日の間に彼女を凌辱した者は軒並み支配下に入っている、そんな彼らはそうと知らせないまま彼女の味方として徐々に活動を広げていた。

 

 

 

「ねぇ、ほら……こっち来てぇ」

 

 

 

 ゴブリンだけでは戦力的に頼りないと判断したのか、キャロルは疲労の溜まる体に鞭打ち、ミューを嬲っていたオークたちに声をかけていく。

 

 

 

「あッ、あは、おっき……これ、凄いッ……あんッ!!」

 

 

 

 来るべき時が来れば、支配した魔の眷属たちを割って内乱を起こす。

 

 

 

 今は雌伏の時、そう自分に言い聞かせながら彼女は嬲られていく。

 

 

 

 脳裏にエキドナと嵐の王の姿を思い浮かべ、あそこで殺さなかったことを後悔させてやると自らを奮い立たせるのだ。

 

 

 

 キャロルは強い、幼い見た目に反してその心や魂は強固でぶれることがない。

 

 

 

 魔の眷属にどれだけ汚されようとも、それ以上の血を流させて報復しようと考える辺り、彼女の強かさは本物だと言えるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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