商人と冒険者と娼婦 作:にやまな
「――~~~~ッッ!!?」
挿入と同時に声にならない呻き声を上げたのはやはりミューである。
膣口を押し広げて奥へと押し込められるエミリーの欲望に体は痛みではなく甘い痺れを訴えていた、待ちわびたとばかりに熱く締め付けておりただただ心地いい。
キャロルと交わり、セックスに慣れ始めた体は素直なものであった。
「あはぁ……んふ、やっぱり美味しい」
交わったことで二人の距離はゼロとなり、ミューの具合と流れる魔力を好きなだけ弄ぶことが出来るようになった、ねちっこい腰使いは彼女の隅から隅まで味わい尽くすかのように膣奥を擦っていく。
「ん……魔力が独特だよね、エルフだからかな」
「はい、癖になりそうです」
「へぇ、それは楽しみだな」
エミリーと交わるミューを見下ろすのはシャルルとキャロルも同様である、腰を振っているエミリーと異なり二人は暇をしているので、震える体へと指先や舌を伸ばしていく。
捕食されているかのようにも見える群がりようである、シャルルはその唇と歯で乳房の先端を甘噛みして、キャロルは長い耳へと舌を這わしていく。
「あッ、あぁッ……ふぁぁぁああッ……待って、まってくれぇッ……ダメッ、舐めないで……うぁ」
「ん、んむ……なるほど、確かに美味いな。なんか甘く感じる」
「ん……ハチミツみたいだね、ちゅる」
「あッ、あッ……こっちも、凄い締め付けで、愛液が白く濁ってドロドロになっていますよ」
乳首を甘噛みされる刺激に背筋を震わせ、尖った耳を舐められる度に喘ぎ声を漏らし、子宮を押し上げられる度に思考が蕩けていく。
既に抵抗は声だけであり四肢からは力が抜けているらしい、どうやら軽い絶頂を繰り返しているようだ。
「ねぇ……ミュー」
セックスに酔いしれた様子のミューを見て、彼女の尖った耳を舌で愛撫していたキャロルが妖しく微笑んで見せる、悪戯心を働かせた子供のようでありながら妖艶さを感じることのできる娼婦の笑顔であった。
「凄く気持ちよさそう……私とするのと、どっちが良い?」
「やぁ、そ、そんなことを……あッ、あぁッ、待って、エミリー殿ッ……動かさないで、やあああッ!!」
「ねぇ……どっちが良いの?」
意地悪な質問であるとわかっているのかキャロルはとても良い笑顔をしている、ミューを苛めることを楽しんでいるかのようだ。
耳元で囁くような問いかけに顔を赤くしながらも、涎を垂らしながら与えられる快楽に翻弄されているミューは、それでも絞り出すように敬愛する主へ言葉を返す。
呆れられたくない、失望されたくない、そんな思いがあったのだろう、快楽に流されそうになっていてもキャロルへにだけは浅ましい女だと思われたくなかったのかもしれない。
そんな彼女の反応すら、キャロルは楽しんでいると気が付いてはいないらしい。
「キャロル殿ッ、との交わりの……あッ!? わ、私は好みで……おッ、おッ……んんんッ!?」
「あら、そんなことを言われると張り切ってしまいますね」
その言葉を待ってましたとばかりにエミリーの腰使いが激しくなる、彼女は彼女で良い性格をしているということだろう。
「おいおい二人とも、そんなに苛めてやるなよ……ん、ちゅ」
呆れた顔をしているのはシャルルだけであるが、そんな彼女も乳首を責めているので悪くは言えない立場である。
「気持ちいいんだ……私以外の人としても」
「ち、違いますッ、これは違うんですッ……やッ、やめ、うぁあああッ!!?」
キャロル自身は誰とでも気軽に楽しめるのでこれは自分のことを棚に上げた発言であるが、ミューの羞恥はより高まっているのは間違いない、興奮もまた同様だ。
そして、限界まで追い込まれていた彼女にトドメを刺すかのように、キャロルは妖しく微笑みながら耳元でこう囁いた。
「ん……ミューの変態」
「あぁッ、あああッ、やああああああッ!!?」
異様な羞恥と興奮が限界を迎えて、最後にエミリーが最奥へ欲望の塊を吐き出したことにより、彼女はなさけないほどの喘ぎ声を出しながら絶頂へと至ってしまう。
「あッ、あッ……うッ、ふッ!!」
エミリーもまた射精の快楽に酔いしれており、絶頂が重なった為に多くの魔力が循環して二人の器を満たしていくことになった。
慣れないエルフ特有の魔力は、彼女を魔術師として一歩成長させるのは間違いないだろう。
「あぁ~……あぁぁ~……見ないで、キャロル、殿……見ないでぇッ」
対して身もだえるのはミューである、疑いようもないほどに激しい絶頂をしてしまったことに、それをキャロルに見せてしまったことに、恐ろしい程の興奮を感じながら快楽の沼へと沈んでしまっているようだ。
そんな彼女をすぐ近くで見下ろすキャロルの表情はやはり妖しい笑顔である、無表情が目立つ彼女にしては珍しく、相手を追い込むことに普段とは異なる熱を感じているらしい。
とても忠実に仕えてくれるミューには悪いと思うが、こういう交わりも偶には良いのかもしれない、彼女はそんなことを考えていた。
「ほら、エミリー、いつまでも蕩けてないで変わってくれ、今度はワタシの番だ」
余韻に震える体を押しのけて今度はシャルルが股の間へと体を滑り込ませた、ミューも絶頂の痺れから抜け出せていないので、されるがまま彼女の体を受け入れるしかないだろう。
グイッと力の入らない足を開かれて、エミリーの凌辱によってこれでもかと汚された秘所が露わとなった、愛液と精液が何度も攪拌されて泡立った粘液が膣口から垂れており、いやらしく蠢いて欲望の塊を求めているかのようである。
美しいエルフの女性が見せる妖美で艶やかなその光景に、シャルルは思わず喉を鳴らして自らを高ぶらせた。
同性愛にエミリーほど貪欲ではないのだが、それでも酔わせるくらいの魅力を持った相手なのだろう。
「綺麗だな、それにいやらしい」
部屋に満ちる媚薬の香の影響もあってかシャルルはいつもよりずっと積極的であった、房中術で男の欲望を作り出し、待ちきれないとばかりにそれを秘所へと押し込んでいく。
「うッ……んあぁッ、いいな、これ……人によって、やっぱ違うんだよな、はぁ」
「――~~~~ッッ!!」
挿入した瞬間に感じる甘い快楽に表情が緩む、男の快楽にはまだ完全には慣れていないのか衝撃が大きいようだ。
だがそれ以上に与えられる熱と興奮に翻弄されているのが、受け入れる側のミューである。
まだエミリーとの交わりの余韻が残っている状態での挿入なのだ、悲鳴を押し殺したような反応を返して耐え切れない衝撃に悶えた。
「あんッ……凄いな、痛いくらいに締め付けて来る、中はドロドロで、んッ……気持ちいいぞ」
体重を相手に預けて最奥まで亀頭で押し上げると、そのままシャルルは顔をミューへと近づけて悶える彼女の唇を奪う。
「んッ、んんッ……ちゅ、ちゅるッ」
「んむぅッ!? んんんんッ、んッ、くッ!!」
手首もまた押さえつけられてまともに身動きをとれない、ただそれが無かったとしても彼女は抵抗することができなかっただろう、既に心も体もこの状況を受け入れてしまっているのだから。
「むぅ……取られた、私の番なのに」
二人のキスを見せられてキャロルは少しだけ苛立っているようだ、しかしそれは嫉妬や独占欲から来るものではなく、順番を割り込まれたことが原因である。
仕方がないので再び舌を尖った耳へ這わせ、指先は自らの秘所を撫でることで慰めることにしたらしい。
「ふふ、ミューさん、とても気持ちがよさそうですね」
絶頂の余韻からなんとか立ち直ったエミリーはキャロルの愛撫を真似たのか、反対側に寝そべってその舌を尖った耳の先端へと伸ばし、指先は胸の先端をこねくり回していく。
「んんんんんんんッ!!?」
体の全てを支配され、様々な愛撫によって昂らされていくミューは、前後不覚に陥りながら奉仕を受け入れるしかなかった。
ただただ心地いい、複数になぶられる状況だというのに感じるのは圧倒的な熱と甘い痺れである。
両耳を撫でる舌が、シャルルが押し付けて来る唇が、押し込まれる肉棒が、甘美な快楽を増幅させて収まらない。
甘味に群がる虫に捕食されているかのようである、だが食われる痛みなど欠片もなく、与えられるのはどうしようもない酩酊感と痺れだ。
「はッ、はッ……うッ」
シャルルが激しく腰を振る度に背中が仰け反り。
「ちゅ、ちゅ、ちゅるッ……はぁ、美味しい」
尖った右耳の先端をキャロルが舐める度に体から力が抜けていく。
「はぁ、はぁ、なんだか魔力まで昂っていますね……れる」
エミリーの唇が耳たぶを甘噛みすると、思考すらも蕩けていく気がした。
「あぁッ、あッ、うぁッ……うッ……イク、またイク……やぁぁあああッ!!」
「おッ……おッ……ワタシもだ、はぁ、イク、イクぞ……出すからな、一緒にイクぞ……うぁああああッ!!」
二度目の絶頂に震えるミューに合わせてシャルルもまた最奥へと欲望の塊を放つ、先にそこを占領していたエミリーの精子を追い出すかのような勢いでの射精であった。
子宮や膣で受け止めきれなかったのだろう、隙間からは大量の精液と愛液が漏れ出ていく。
「はぁ~……はぁ~……うッ、あッ」
快楽の爆発に震えながらシャルルはずるりと音を立てて房中術で作った男性器を引き抜く、二度の射精を受け入れたその場所は栓を無くしてことでより一層の白濁液を吐き出してしまう。
「……う……あッ……あひッ」
「ん……気持ちよさそう……でも、まだ気を失っちゃダメ」
激しすぎる絶頂に痙攣を繰り返し意識を手放そうとしているミューに、キャロルはキスをした。
過呼吸気味だった彼女の呼吸をそうやって正し、僅かばかりの活力を分け与えて意識を保たせる。
彼女を思ってのことだが、ここで気絶されてしまうと自分が楽しめないという身勝手な思惑もあってのことだ。
だから意識を失わせる訳にはいかない、まだ自分の番が終わっていないのだから。
「ん……ふッ……凄くドロドロ」
シャルルに代わって股の間に収まったキャロルは、二度の射精と絶頂で更に淫靡な気配を漂わせているミューの秘所へと己の欲望を押し当てていく。
房中術で男性器を作ることにも随分と慣れた、冬の大樹海ではよく交わっていたので今更失敗することもない。
そしてこの中で最もミューを理解しているのが彼女である、どこをどう攻めればどう反応を返すのか知り尽くしているのだ。
作り上げた男性器の長さや形も相手に合わせて変える、そして動きや呼吸するミューを蕩けさす為に合わせた。
「あッ……あは」
大量のは白濁液を溢れさせる秘所に肉棒を押し込む、亀頭が膣口を広げた瞬間に股間から背中へと走り抜ける甘い痺れに楽し気な声を上げた。
何度も味わっているが、やはりミューの体はとても美味しい、房中術を介して行われる魂の繋がりによって得られる魔力が豊潤で上質だ、エルフが相手だからだろう。
極上の美酒のようなものなのかもしれない、相手を酔わせて舌を肥えさせる類のものである。
「体中どこもかしこも敏感になってるみたいだ……ちゅ、こうなると、んッ……なかなか帰ってこれないんだよな」
シャルルはキャロルと位置を交代するようにミューの横へ体を沈めると、まだ熱の引かない体を擦りつけて舌は鎖骨へと伸ばされていた。
そのまま鬱血痕の残る肌へキスをしながら腰を振るキャロルに合わせるように愛撫を繰り返す。
「はい、よくわかりますよ、その感覚……お上手なお客さんが相手だと偶になりますよね」
エミリーはシャルルとは反対の位置で舌と指先を駆使しながらミューを弄んでいる、娼婦として働いている時の交わりを思い出したのか、納得したように頷いていた。
「ん……あれ良いよね」
キャロルにも覚えがあるのか、やはり頷きを返していた。
「あッ~~……あッ~~」
三人の言う帰ってこれない感覚に陥っているのが囲まれているミューである、体中が敏感になってしまっており少しの刺激だけで浅い絶頂へと押し込まれてしまっているようだ。
そしてそれがいつまでも続くので落ち着くことができない、休む間もなく昂らされており、舌や指先や肉棒での刺激に翻弄されて苦し気な喘ぎ声を響かせるだけである。
淫らな楽器へと落とされた彼女に抵抗する術は無く、ただただ愛撫と奉仕を受け入れて鳴くことしかできなかった。
「んッ……んッ……んんッ……はぁ、ミューの中、ずっとビクビクしてる」
痛みすら感じるほどの締め付けではあるが、大量に吐き出されていた精液が潤滑油になっているのでよく滑る。
べちゃべちゃ、ぐちゃぐちゃと、腰を振る度に二人の股間からは粘度の高い液体を掻き混ぜる音が響き渡り、白濁液が糸を引いてはより泡立っていく。
エミリーとシャルルの精液、そして大量に流されているミューの愛液が混ざり合った粘液が、二人の股間で伸びては千切れてを繰り返している。
「――~~~~ッッ!!?」
「おッ、またイッたみたいだぞ」
「ふふ、キャロルの腰使いに耐えられなかったんですよ」
「はぁ、はぁ……こっちも、限界かも……あッ、あッ」
「構いませんよ、このままミューさんを昇天させてしまいましょう……ん、ちゅ、私たちも手伝いますから」
「あぁ、歓迎会だからな、最高に気持ちよくイカせてやろう……あむ」
「んッ、んッ……んぁ……イク……イクイク……うぁッ」
体に蓄積される快楽が限界に達したのか、キャロルは最も奥に肉棒を押し込んでそこに射精する、三度目の射精を受け止めたそこは三人分の精液が混ざり合い凄まじい魔力へと変換されていくのだった。
限界を超えて酒を飲んだような状態なのかもしれない、魔力に泥酔しているのだ。
「ふぅ……ふぅ……うッ……んんッ」
キャロルは数え切れないほどの脈動を続けて欲望の全てをミューへと押し込んでおり、それ以上に痺れに支配されているのがミューであった。
大きすぎる絶頂にもがき苦しみ、ベッドの上で溺れてしまったかのようにジタバタと暴れるのだが、三人に押し倒されているので大きく動くことができないまま、ある瞬間からパタリと四肢から力が抜けてしまう。
どうやら気を失ってしまったようだ、さすがに三人がかりでの交わりに耐え切れなかったらしい。
「新しい仲間も増えて、これから楽しくなるな」
「そうですね、ミューさんはとても真面目な方のようですから、心強い味方になってくれるでしょう」
「ん……そこは大丈夫」
気絶したミューに並ぶように三人もベッドに体を預けて、それぞれが交わりの余韻を楽しむ。
心地の良い疲れが体中に広がっており、それを与えてくれた存在を慈しむように見つめていた。
頼りになる仲間を迎え入れられたのは、これからの旅路で大いに頼りになることだろう。
色々と困惑している様子は見て取れるが気にすることはない、すぐに彼女も染まってしまうのだから。
もしかしたら明日にはミューから求めて来るかもしれない、そう思うとどうしたって楽しみになる。
これからは三人ではなく四人での旅になる、それはきっと三人だけの道よりもずっと楽しく賑やかなものになるだろう。
彼女たちには、そんな確信があった。