商人と冒険者と娼婦 作:にやまな
キャロルとミューが男たちに囲まれて乱交に及んでいる場所から少し離れ、篝火を挟んだ場所では同様にエミリーとシャルルが男たちに囲まれていた。
「あぁ~……あぁ~」
甘ったるい蕩けきった声が聞こえて来る、エミリーの唇から漏れ出る喘ぎ声である。
彼女は一人の男を押し倒してその上に跨った状態で腰を振っていた、円を描くようにゆったりと動かしたかと思えば前後に揺するようにも動いており、巧みな腰使いで男を翻弄しているようだ。
「あッ!! あッ!! んッ、んんんッ……ふぁぁあッ」
すぐ隣で同じように男に跨るシャルルは、エミリーのねっとりとした腰使いとは正反対に、激しく腰を上下に動かしてセックスを楽しんでいるようだ、男が女を押し倒して強引に凌辱するかのような勢いである。
そして二人の周囲には股間を膨らました男たちが取り囲んでいる、シャルルとエミリーは腰を振りながら、そちらへの奉仕も忘れていない。
味見をするかのようにそれぞれの肉棒に舌を這わせて舐めとり、精液を吐き出させては己の活力へと変えていくのだ。
既に何度か射精しているのか、二人の体や秘所には白濁液がこびりついており、彼女たちの肌に染み込み潤いを与えているらしく艶々とした肌の張りが伺えてしまう。
「うぁんッ!? はぁ、はぁ、コイツ、また出したぞ……ははッ、堪え性の無い奴だな」
激しい腰使いに耐え切れなかったのだろう、シャルルに跨られていたまだ成人したばかりと思われることこが呻き声と共に絶頂へと至り、大量の精液を彼女の子宮へ押し流していく。
その熱を感じ取ったのだろう、じんわりと広がっていく快楽と温かさにシャルルは体を震わして歓喜する。
「ぁん……んッ……次は誰が良い?」
「お、俺がッ」
妖しく輝く怪しげな瞳で見つめられると、一人の男がここぞとばかりに前に出る、大きくそそり立つ肉棒は我慢できないとばかりに張りつめており、それを見てシャルルは大きく頷く。
手招きすると男はフラフラと近寄って来るのだが、彼がシャルルへと触れる前に横からかっさらう手があった。
「あッ、おいエミリーッ!! そいつはワタシの相手だぞ」
「ふふ、ごめんなさい、この方はとてもいい形をされていますので、私の好みです……だからごめんなさい」
言葉では謝りつつも全く悪びれた様子もなく、エミリーは男を横取りしてゆったりとその場に押し倒してしまう。
先程までエミリーが相手をしていた男はシートの上で放心状態である、どうやら次の相手を探して手を伸ばしてきたらしい。
「あんッ、やっぱり、これ……良い形です、ぴったり合わさって……ふぁッ」
男を押し倒して跨り、またもや腰を動かすエミリーを恨めしそうに睨むシャルルだが、そんな彼女もすぐに別の男を捕まえて体を重ね合う。
怒るほどでもないと思ったのだろう、相手はまだまだいるのだから。
「じゃあ次はアンタだ……ん、んッ、んんんッ」
最も近くにいた男の手首を掴んで押し倒し、シャルルはそこに跨って迷わず挿入した。
先程までの交わりが残っており精液と愛液でドロドロに濡れ尽くした蜜壺は、男の欲望を引っ掛かりもなく受け入れる。
そして腰使いもやはり激しい物となった、大きく力強い動きであり乳房がその勢いに合わせてよく揺れていた。
「シャルル、そんなに激しくしたら……んッ……お客様がすぐに果ててしまいますよ……んふッ……んッ……んッ」
「良いじゃんか、はぁ、はぁ……それだけ感じてるってことだろ……あんッ……」
ねっとりと舐めまわすように動くエミリーと、激しく貪るように腰を動かすシャルル、どちらも男に跨りながらそれぞれ精を吸い尽くそうとしている。
彼女たちの周囲には幾人もの男がおり二人の手はそちらにもしっかりと伸びている、両手で左右に立つ男の股間を握った状態であってもしっかりと腰は動いていた。
味見でもするかのように握った性器へと舌や唇が伸び、先走りした粘液を舌で掬い取り転がしていくと、たったそれだけの奉仕に耐え切れなかったのか男の一人が射精してしまう。
「あんッ……もう、勿体ない……ちゅる」
エミリーの頬に吐き出された精液はそのまま顎へと流れていくのだが、そうなる前に彼女の舌が唇の端を舐めて飲み込んでしまった。
「んッ、ふふ……とっても濃厚、やっぱり若い方だと味も違いますね」
ほぅ、と甘露を舐めたかのように感じ入った溜息を吐くエミリーは、続きを促すかのように腰で円を描く。
決して激しい動きではないのだが、エミリーに跨られている男は堪らないとばかりに呻き声を上げており、限界ギリギリといった状態なのだろう。
そんな男を見下ろしながら怪しげに微笑むエミリーは、相手を可愛らしいとでも思っているのか、呻く男の頬を両手で撫でた。
彼から見たエミリーはどう映るのだろうか、とても美しく男の欲望を誘う容姿をしていることもそうだが、年齢に合わない妖艶な表情や雰囲気もあり、男を惑わせ沼に沈める魔女のように見えるのかもしれない。
その視線を向けられるだけで、心臓を握られたかのような寒気と言いしれない興奮を感じてしまうのだ、きっと周囲の男たちも似たようなものだろう。
甘味に群がる蟻のように、男たちは娼婦の色香に惑わされるものである。
「あはッ……膨らんでます、あん……はぁ、も、もう、でちゃいそうなんですね」
エミリーが見下ろす男は返事を返さない、ただ与えられる快楽を噛みしめながら耐えるだけである。
おそらく、彼の人生の中で最高の射精へと導かれているのだ、エミリーは耐え忍ぼうとする男の頬を撫でながら、その額へと優しくキスをした。
たったそれだけの小さな刺激でしかないのだが、限界ギリギリで我慢していた男にとってはトドメの一撃である、あっけなく快楽の絶頂へ導かれてエミリーの最奥へと精液を吐き出してしまう。
「んふッ……んんッ……んんんんッ!!」
へその下辺りからじんわりと広がって来る熱と脈動を彼女も感じ取ったのだろう、体を震わせながら緩やかな絶頂へと至っていた。
「はぁ~……はぁ~……んッ」
快楽の爆発が体中に走り抜けて、その余韻に震えるエミリーだが、その瞳が今度は周囲に並ぶ男たちへ向けられる、妖しく輝くそれを向けられただけで男たちの股間がピクリと反応を返す。
いっそ視線だけで相手を果てさせることすらもできそうだ、エミリーが手招きすると熱にうなされた男たちは誘われるように彼女へと手を伸ばしていく。
しかしその逞しい腕は寸前で奪われてしまう、先ほどの仕返しとばかりに横からシャルルが掻っ攫ったのだ。
「もうッ!! シャルル、酷いですよ!!」
「お前もやっただろ、だからこいつはワタシのだ」
先程までシャルルが凌辱するように交わっていた客は泡を吹いて気絶してしまっている、よほど激しかったのか大量の精液がシャルルの股に流れており、それは足首付近まで流れていた。
それでもまだ彼女は満足していなかったのか、興奮そのままに次の男を引き倒してしまう。
「もう、そちらの方も美味しそうでしたのに」
「だからワタシが相手するんだ……んんんッ!」
シャルルはまたもや男に跨り遠慮なく挿入すると体全体で激しく相手を責め立てる、それは娼婦として相手を持て成すと言うよりは、気儘に性欲を晴らしているだけのようにも見えた。
一応は、娼婦として契約を結んで奉仕しているので、そういった行為はどうなのだろうかとエミリーは考えるのだが、シャルルに激しく犯されている客はまんざらでもなさそうなので、強くは言えないらしい。
彼女の背中にも新しい客が控えており、太い腕に背後から抱きしめられると、エミリーはその欲望をしっかりと受け入れていく。
篝火を挟んで反対側にいるキャロルとミューも男たちに囲まれており、艶やかな声を響かせているようだ、こちらも負けじと声を上げており交わりは深まるばかりである。
屋根も壁もない屋外での乱交は遮られることもなく続いていき、少女たちが醸し出す淫靡な香りと視線に男たちは絞り出すように興奮を高まらせていく。
不思議なことに何度射精をしようとも次の波が来る、普段ではありえないことだが興奮がいつまでたっても静まらないのだ、しかし男たちはそれをおかしいと思わないまま四人を求め続ける。
星空の下で行われる交わりは、長く深く続いていくのだった。
そして彼ら彼女らの交わりは、そのまま二時間程の時間が過ぎ去っただろうか。
相手を変え、体位を変え、場所を変え、理性も無く体を重ね続けた二時間であり、まさに乱交であった。
最初はそれぞれ篝火を中心に幾つかのグループに分かれて楽しんでいたのだが、いつしか四人の娼婦たちは一箇所に集まっており、並んで臀部を突き出しているようだ。
エミリーもシャルルもキャロルもミューも、男たちの興奮を受け入れたのは一度や二度では立ちない、秘所にある彼女たちの膣口からは大量の精液が流れており臀部や太ももにも大量の白濁液がこびり付いている状態である。
それぞれが多くの男たちと交わった証である、これだけの美女に相手をして貰えるのだから男たちも味見をするように次々と交わる相手を変えた結果だろう。
それでも興奮は冷めることはなく、男たちは並んだ四つの臀部や腰を掴んでは激しく腰を振っていた。
「あぁ~ッ……あッ、あッ、あああッ!! イクッ、またイッちゃいます――ッッあああぁぁッ!!」
エミリーが本日何度目かの絶頂へと至れば、そのすぐ隣で同じように臀部を突き出す体勢で男の興奮を受け入れているシャルルが引っ張られるように声を上げる。
「うあぁあッ……んぁッ、あッ、ぁッ……ワタシも、イクッ……うッ、うッ……~~~~ッッ!!」
そしてシャルルが絶頂すれば、そのすぐ隣にいるキャロルも甘い声を響かせた。
「やッ、やッ、んやッ……~~~~ッッ!!」
キャロルが絶頂すれば、やはりその隣に並ぶミューも艶やかな声を上げる。
「うぉッ……だ、ダメだ、止まらない……私、もう……これ以上はぁッ!! ひあぁぁああッ!!」
臀部を突き出した体勢でそれぞれが絶頂の声を上げても男たちの腰使いは止まらない、彼女たちの蜜壺に何度も何度も射精を繰り返し、並んだ四つの臀部に次々と射精していくのだ。
もう出ないと思っても、彼女たちに見つめられるだけで興奮は体の奥から絞り出されていくので終わりが未だに見えないのだろう。
「あッ……あッ……ひぁッ」
この中で最も追い込まれているのはミューなのかもしれない、まだ娼婦業に慣れていないこともそうだが、吸収した活力や魔力を持て余しているようだ、必要以上に取り込んだ為なのか酩酊にも似た状態となり、甘い声を漏らしながらぐったりと脱力していた。
手足に力が入らない状態なのか、形の良い臀部を突き出した状態から全く動かない、ただ男たちの欲望を吐き出される穴と化しているようである。
「あああッ……あぁ~ッ……うッ……おッ、おッ……んぉッ」
そんな彼女の最奥にまたもや男が欲望の塊を放つ、流し込まれた精液は入りきらなかったのか隙間からどろりと流れ落ちてミューの足に流れていく。
何度も何度も繰り返した絶頂でビクビクと痙攣を繰り返すミューの腰を別の男が掴んで、またもや肉棒を押し込む、もう数え切れないほどに繰り返された交わりであった。
「んッ……んッ……ミュー……凄く……気持ちよさそう……あッ……あぅッ……」
キャロルは穴と化しているミューをすぐ隣で眺めながら、どこかうっとりとした表情をしている、そんな彼女も臀部を突き出した状態で交わっており、今も男の肉棒を受け入れている。
しかしミューと違ってまだ余裕があるようだ、慣れているということだろう。
「ドロドロって……うッ……感じだよな……イキ過ぎて、帰れなくなってるみたいだ……うあぁぁッ」
「仕方がありませんよ……あッ……あんッ……こんなに、沢山、愛されたら……誰だって、こうなっちゃいます」
「んッ、んんんッ……ま、まぁ、ワタシらも、似たような……うぁあッ、あッ、あッ……もんか」
「はぁ、はぁ……うん……凄く、ドロドロ……やッ、やッ」
ぐちゃぐちゃとそれぞれの秘所から卑猥な音が響いている、誰の股間からも大量の精液と愛液が流れており、それらはさんざんかき回されて泡立ち糸を引いている様子である。
四人並んで臀部を突き出しそこに男たちが次々と精液を注ぎ込む、腰を振る度に少女たちの喘ぎ声は夜に広がっていき、それは留まることはない。
何度も何度も、何度でもだ、男たちは列を作り場所が空けばそこに興奮を押し込む、その度に顔所たちは甘ったるい蕩けきった声を聞かせてくれるので、それがまた彼らの欲望を大きくさせるのだろう。
四つ並んだ臀部を白濁液で汚しつくし、一体どれだけの射精を塗りたくられただろうか。
いつしか彼女たちの足元は受け入れきれなかった精液と流れ出る愛液で粘液の水たまりができており、その頃になれば男たちも意識を失う者が目立ち始めた。
本当に限界まで搾り取った活力がいよいよ底をついたということだろう、これ以上はさすがに命に関わる一線である。
娼婦が客の男を殺す訳にはいかないので、四人はこれで最後と決めて一斉に相手を導いていく。
「あッ、あッ、あッ、んあああああぁぁあッ!!」
房中術で繋がっているからだろう、一人が達すれば他の三人も引っ張られるように快楽を爆発させることになる、重なった四人の声はそのまま星空へと溶けていくのだった。
「はぁ~……はぁ~」
疲れたように、感じ入ったように、蕩けるような熱を含んだ吐息を漏らす彼女たちは、絶頂の余韻が引いてようやく背後へと振り返る。
そこでは多くの男たちが意識を朦朧とさせながら倒れ伏しており、そんな客の様子を見て彼女たちは苦笑いを浮かべるのだった。
「少し頑張りすぎましたね」
「良いじゃんか、外ですると開放感があって気持ちよかったしな」
「ん……大勢でするのは楽しい」
「房中術は、やはり恐ろしい魔術だな……辞め時を見失ってしまう」
それぞれの反応はそんなものである、少しだけ張り切り過ぎたことで罪悪感はあるのだが、客の男性たちは間違いなく最高の快楽を刻み込めたので文句は出ないだろうと考えているようだ。
体中に塗りたくられた様々な体液と、重ねた絶頂は今も彼女たちの体に染み込んでおり、汗も合わさって酷い有様であった。
さすがにそのまま眠る気にはならなかったのか、彼女たちは華奢な細腕には似合わない程の膂力を見せつけるように男たちを川へと引っ張っていく。
情事の後の様々なケアも娼婦神の眷属としての仕事の一環であるということだ、このまま放置すると言う選択肢はない、正式に契約を結んだ客なのだから最後まで付き合う義務があるのだろう。
男たちは人生最高の快楽を体に刻み込まれた後、上手く力の入らない体を隅々まで綺麗にされてから寝かされることになるのだった。
夢見心地で彼らは思う、良い思い出になったと。
ただ問題があるとすれば、きっとこの夜の交わりをこれからも思い出すということだろう、どんな女を抱いている時もだ。
きっと満足することはできなくなる、そういう出会いであった。
やはり娼婦神の眷属は商人にとって憧れであると同時に、堕落の一歩であるということだ、彼らはそれをしっかりと理解したようだ。
眠りに付く前に、男たちの唇にそれぞれキスをする四人を眺めながら彼らはゆっくりと意識を手放す。
自分たちがこの妖艶な少女たちに溺れているという自覚はあるようだが、それでももっとと思わずにはいられない。
極上の美酒とは、そういうものである。