商人と冒険者と娼婦 作:にやまな
帝国の各地に散らばった自分の一部が消失することが増えて来たことをパレスは感じ取る、人間たちとて馬鹿ではないのだから違和感に気が付いて金貨を遠ざけたり破壊したりすることを試すだろうということは彼女にもわかっていたが、消滅の仕方が少し変であった。
ハンマーやつるはしで殴りつけたようなものではなく、とにかく熱い業火で焼き尽くしたかのような痛みを覚えるのだ、それは何らかの方法で魔の金貨への対抗策を取得したということだろう。
考えられるのは聖騎士や高名な神官が持つ祝福の力だろうか、それならばパレスの血肉が溶け込んだ金貨を消滅させることができるのは間違いない、物理的にどれだけ固くても祝福の光を浴びればそれまでだ。
「ふうん、まぁ別にバレたって構わないけどね」
廃坑道の最奥、すり鉢状に陥没した巨大な空間の中で、パレスはまた一つ己の血肉が蒸発したことを感じ取りそんなことを呟く。
金貨の存在が露見することは想定内だったのだろう、特に焦った様子もなく彼女は三つの瞳で廃坑道の奥に封印された魔王を眺める。
すり鉢状に陥没した空間を満たすかのように黄金の海が広がっており、その中心にいるのがかつて勇者と戦い今となっては魔王と呼ぶには憚られるほどに落ちぶれた存在であった。
勇者から受けた傷があまりにも大きかったのだろう、意思も思考も失ってただそこにあるだけの存在に落ちてしまったかつての魔王は、今となってはパレスによって黄金に沈められてしまっている。
スープに溶かすように、溶解炉に落とすように、黄金の海に溺れていた。
脆弱な悪魔を分裂させ増殖して僅かながらの抵抗をしていたのだが、それも落ち着いており増殖の悪魔はほんの僅かな肉体だけを残して黄金に溶け込んでしまっているようだ。
かの悪魔が持つ力は増殖、木々が実を膨らまして数を増やすように、次々に悪魔を生み出して群体となる悪魔なのだが、その力も大半が黄金に溶け込んでしまっているらしい。
「これでようやく準備が整ったわね、変に手こずらせてくれるんだから」
波紋を残して増殖の悪魔を完全に溶かし込んだパレスは、黄金の海を操って自分に引き寄せていく。
海と称せるくらいの量であったのだが、それら全てがパレスに吸い込まれるように消えていき、最後に人型の彼女だけが残される。
彼女が全ての黄金を飲み込むのと同時に、廃坑道の通路の暗闇から無数の足音が聞こえて来た。
多くの人間が慎重に行軍するかのようなそれは、明確にこの場所を目指しているのは間違いない。
やがてその足音たちの主が廃坑道の暗闇から顔を出す、統一された上質な装備で身を固めた騎士たちである。
「ようこそ、招いてないけど」
パレスから見て危険度が高いと思われたのは騎士たちを率いている二人だ、どちらも竜の鱗から作られた物理的にも魔術的にも強固な鎧を身に纏っており、明らかに戦士としての格が違う。
注意すべきはこの二人だろう、他の騎士たちも相応の力量を有しているのはわかるが突出しているほどでもない、パレスからしてみれば雑兵だ。
この二人が戦力の中心なのだろうとわかった段階で、パレスは他への警戒を薄めてしまう。
「おうおう、ここに妙な悪魔がいると知って来たんだが、お主がその悪魔かのう?」
最初に前に出たのは巨大な鉄塊を肩で支える獣人である、それが誰であるかをパレスは知っていた、ロドリゲスの執務室で擬態しながら観察した帝国の騎士であった。
片方は帝国最強の騎士ルールー、もう片方は帝国最高の騎士ロビンフッド、どちらも歌になるほどの戦士である。
「さぁ知らないわぁ、私はここに迷い込んだだけのか弱い一般人だもの」
自分でも無理があることがわかる発言だ、それを受け取った騎士たちも鼻で笑うほどであった。
「そうかそうか、ならそれで構わん、とりあえずぶん殴るので話したくなったら言ってくれ」
「あらなんて乱暴なのかしら、これだから獣は困るのよ」
「カカッ、それだけ濃い魔の気配を漂わせながら何をほざく、臭くて鼻がもげてしまいそうだ、風呂くらいちゃんと入らんか……あぁすまんすまん、悪魔にはちょいと文明的すぎる言葉であったな、わからんでも無理はないぞ」
「ル、ルールーさんッ……わざわざ挑発して怒らせなくても」
「やることは変わらんのだから別に良かろう」
二人の戦士を先頭に騎士たちが盾を構えながらジリジリと近づいてくる、軽口を叩きながらもこちらを警戒するような動きには高い練度が見て取れた。
帝国最強と最高の騎士を軸に他の騎士たちは脇を固めて戦うつもりなのだろう、パレスが警戒を一段階上げてから彼らを睨みつけていく。
眉間の真ん中、額にある三つ目の瞳が妖しく輝いたことに、今度は騎士たちが警戒を強めた。
両勢力の間で強い緊張感が生まれる中、さてどう攻めるべきかとその場の全員が考えたことだろう、相手の出方を伺いながら牽制を繰り返し見えない刃で距離感を図りながら少しずつ近づいていきその時を待つ。
「来るぞ……ロビン、しっかり防げ」
「で、できますかね?」
「シャルルの祝福がその盾には込められておる、大半の魔性は防げるだろう。できなくても手前が尻を拭ってやるから安心せい」
パレスの瞳が輝きを増していき、そこに込められた力が最大まで高まった時、不可視の力の奔流が放たれる。
巨大な爆発や灼熱の業火のようなわかりやすい脅威はないが、その力が駆け抜けた場所は金箔を張り付けたかのように黄金に染め上げられるのだ。
パレスから騎士たちへと黄金の道が伸びるかのような光景が広がり、その力の奔流はそのまま彼らを黄金に固めてしまうかに思われたが、先頭に立っていたロビンフッドの持つ盾にぶつかった瞬間に霧散してしまう。
「……祝福の力か、面倒な」
おそらくは聖騎士による付与を行ったのだろうと考え、それができるだけの戦力がこの場に見えないことに違和感を覚えた段階で、パレスの視界にキラッと輝く何かが映った。
こちらに近づいてくる騎士たちから放たれたものではない、彼らが入って来た廃坑道の暗闇の中から奇襲するかのように鏃が迫ったのだ。
ロビンたちを中心に警戒していただけに予想外の角度からの攻撃となったのだが、足元から黄金の液体が伸びて壁となり矢を阻むように動く。
「なッ!?」
ただの矢ならばそれで十分、しかし神性が込められた一撃であるのならばあまりに脆い盾と言うしかないだろう。
黄金の液体で作った壁を容易く貫通して、それでも勢いを弱めない鏃はそのままパレスの肩を穿って見せた。
あまり戦いが得意でないとはいえ、それでもパレスは魔王と呼ばれるだけの格を持つというのに、この矢は容易く彼女に痛痒を与えたのだ、動揺は大きい。
「勝機だ!! このまま一気に攻めたてるぞ!!」
当然ながら距離を詰めて来た騎士たちがそんなわかりやすい隙を見逃す筈がない、ここしかないと声を上げたルールーが先頭で盾を構えていたロビンフッドの巨体を片手で持ち上げたのだ。
「えッ、はい? あの……ちょッ!! ええええぇぇぇえッ!!?」
巌のような頑強な巨体が美しい放物線を描いて凄まじい勢いを維持したままパレスへと迫っていく、ロビンフッドとしては大いに不満のある雑すぎる扱いであったが、まさかの行動に彼以上に驚いたのはパレスの方だろう。
矢による奇襲で大きく動揺していた中で、今度は全身鎧を纏った巨漢が投げ飛ばされて来たのだ、咄嗟に矢を防ごうとした時と同じように黄金の液体を競り上げて壁を作るのだが、強力な祝福の力がそれを阻む。
盾だけでなく全身鎧や鎖帷子も祝福の力が込められているらしい、おまけに竜鱗で作られた鎧は物理的にも魔術的にも極めて固い、黄金の液体が作る薄い膜にどれだけのことができるというのか。
ロビンフッドの体は黄金の盾を容易く貫き、そのまま祝福の塊となってパレスを吹き飛ばした。
両者が接触した瞬間にパレス側は熱に焼かれるような痛みを感じてしまう、祝福の光はどうしたって悪魔の天敵ということだろう。
そしてロビンフッドに合わせるかのように騎士たちが殺到した、それぞれが祝福を宿した武器を手に駆け抜けて距離を詰めて来る。
誰よりも早いのはやはりルールーだ、大きな鉄塊を振りかぶりながら一瞬で距離を詰めると、そのまま鉄塊を振り下ろす。
それもまた祝福が宿った凶器だ、膂力の大きさも相まって途轍もない暴力と化している。
ロビンフッドと激突して体幹を崩していたパレスにそれを避けられる訳もなく、彼女の頭は巨大な鉄塊に容易く叩き潰されるのだった。
「止めるでない!! 隅々まで切り付けてバラバラにせい!!」
頭を弾けさせたくらいで安心できなかったのだろう、これで勝利かと慢心しかけた騎士たちに檄を飛ばして更に鉄塊を振りかぶる。
無数の刃がパレスに突き立てられる、何度も何度もだ、それこそ原型すら残さないという勢いであった。
「……脆いな」
抵抗は無い、警戒していた反撃も皆無だ、しかしだからこそ違和感をルールーは感じてしまう。
かつて戦った死の王は筆舌に尽くしがたい強敵であった、少なくともこんなに簡単に勝つことはできなかったのは間違いない。
だからこその違和感だ、これではあまりにもあっけなさすぎる。
もしかしたらこの悪魔は死の王よりもずっと弱いのかもしれない、そんなことをロビンフッドやルールーが考え始めた瞬間に、バラバラに切り刻まれたパレスの肉体がドロリと融解して地面に広がった。
血や肉は飛び散らない、それらは全ては黄金の液体に変わって流れるだけである。
「一旦下がるぞ!!」
自分たちの足元に広がった黄金が本能的に拙い物だと理解したのだろう、ルールーの判断は早かった。
慌てて騎士たちがその場から離れると、次の瞬間には黄金の液体は一瞬で姿を変えて無数の刃を生やす。
「体を自由自在に変化させられるみたいですね……あの人型は擬態か何かでしょうか?」
「で、あろうな、本体はあの黄金と見るべきだろう」
人型から黄金の液体に変化したパレスはそのまま元に戻ることはない――いや、寧ろあの姿こそが彼女の本質なのかもしれない。
黄金の不定形でありながら少しだけ粘度を感じられる存在、まるでスライムのようだ。
「カカッ、黄金のスライムと言った所か? 無駄に豪華な魔物ではないか」
その姿は不定形でブヨブヨとした弾力のある丸みを帯びた姿、まさにスライムであった。
小さな虫や下水を摂取して細々と過ごす魔獣だ、一応は悪魔の一種とされており、勇者がいた時代に魔獣母エキドナが生み出した「新しい生命」の一つである。
かつては相応に暴れまわって人を丸呑みして捕食するような猛威を振るったとされているが、今この時代に存在しているのはそこから野生化して無数に枝分かれした小さな存在ばかりであった。
ゴブリンやオークに代表されるようなエキドナを起源とした魔物であり、一応は魔王の因子も受け継いでいる、しかしそれは極限まで薄まったもので酷く脆い。
なのであまり脅威に思われないのが現代の認識である、たまに大量繁殖して下水道を溢れさせる等といったこともあるが、人間を丸呑みしたといった報告はこの時代に聞かれることは殆どない。
せいぜい小さな虫や大きくとも鶏などを捕食するくらいの脅威しかないと考えられている、それがスライムと言う悪魔であった。
しかしパレスはかなり大きい、人型から完全な液体へと姿を変えるとそのまま体積を増やしていって今では見上げるほどの大きさになってしまっている。
しかもその全てが黄金である、黄金のスライムである、ルールーの言う通り無駄に豪華だ。
人型は擬態だったのだろう、その姿の方が明らかに悪魔らしい迫力がある。
「来るぞ、構え!!」
黄金のスライムの表面が波打ったかと思えば、ロドリゲスを爆発させた時と同じように無数の礫が噴射された、そちらは不定形ではなく鏃のような形をしているのだから、姿形だけでなく固さなども自在に変えられるのだろう。
ルールーに蹴りだされるようにロビンフッドが前に出て両手に持った二つの大盾を構えて壁を作る、そのまま彼は巌のような体を前進させてパレスとの距離を詰めていく。
大きな体に全身鎧に分厚いマントや鎖帷子に大盾が二つ、それだけの重量を背負っているのに駆ける速度は軍馬のように鋭いのだから、彼の身体能力が突出していることがわかる。
そんなロビンフッドを前に押し出しながら騎士たちも進んでいく、そしていざ剣戟を意識する距離にまで迫った段階で彼らは突如として左右に飛び出す。
そしてルールーはロビンフッドの肩を足場にして飛び上がる、パレスから見れば真正面に迫る壁に、左右を囲むように騎士が広がり、上空には振りかぶられている巨大な鉄塊だ、どれもこれも脅威でしかない。
これが普通の戦士であればこの場で決着となっただろう、どうしたって腕は二本しかないのだから全てに対処できるはずがない、ただパレスはスライムなので定まった形など存在せず、腕が足りないのならば増やすだけである。
また黄金の体が波打つと、今度は無数の針を形成して騎士たちを待ち構えたのだ。
剣山を形成したパレスに多くの騎士たちが勢いを弱める、ただ二人を除いて。
一人はロビンフッドだ、大盾が二つあることもあって僅かな躊躇だけでそのまま突っ込む。
もう一人はやはりルールーであった、彼女は大盾など持っていないがそんなことは知らんとばかりに何の躊躇もなく鉄塊を振り下ろす。
剣山を形成して待ち構える相手に無謀ではあったがその程度で止まるような戦士ではない、ただ彼女は何一つとして心配はしていなかった。
死の王と戦った時も、無謀と思われる突撃に上手く合してくれる存在がいるのだ、ならば全力の一撃を叩きこむだけである。
パレスの剣山と、ルールーとロビンが接触する瞬間、薄暗い地下空間の全てを照らしつくすかのような光の波動が凄まじい勢いで駆け抜けた。
騎士たちが侵入してきた廃坑道から地下空間へ放たれてドーム状に広がったそれはルールーたちの背中に届き、乗り越えてパレスにまで届く。
「カカッ!!」
串刺しにせんと形成された黄金の剣山の先端が祝福の光にまず触れる、突っ込んだ二人よりも早く、すると鋭いそれは一瞬で焼き尽くされて丸くなり光の波動に押し戻されるように消えていった。
最初の一撃を当てた矢もそうだが、この祝福の波動もパレスにとっては奇襲に近い、目の前にいる騎士たちの存在感にどうしたって集中力を割かれてしまうのだ。
姿の見えない射手がいるとわかって一定の警戒はしていても、ここまで強力な祝福の力を扱う相手がいることは完全に意識の外である。
或いはこれが騎士たちの作戦なのかもしれない、自分たちが前に立って存在感を主張して、本命である姿の見えない射手や聖騎士が不意の痛痒を与えるという段取りと推測された。
実際にその作戦でパレスは二度の痛痒を受けている、この祝福の光も最初の狙撃も、彼女の命に届くには十分なものと言えるだろう。
そして騎士たちの武器もそれぞれ祝福が宿っている、これは拙いと考えた瞬間にはロビンフッドの盾とルールーの鉄塊がその身を弾き飛ばしてしまっていた。
黄金の不定形体は地面に叩きつけられた卵のように弾けて広がる、それら全てを騎士たちは剣で突き刺し蒸発させていく、一つ残らず丁寧に。
「あれ……もしかして勝っちゃいました?」
飛び散った黄金のスライムが全て蒸発したことを確認したロビンがそう言った。
確かに結果だけを見ればパレスは完全に消滅しているので勝利と考えてもおかしくはないだろう、ただルールーは難しく考え込むような顔をしている。
「いや……手ごたえが無さすぎる、そう思わんか?」
「まぁ確かに、あの首なし騎士に比べればですけど」
ガレス王国での戦いを思い出せば手ごたえを感じられない、地平を埋め尽くすほどのアンデットを率いるような相手と比べればあまりにも脆弱であった。
「お~い、終わったのか?」
「……余裕?」
後方支援に徹して奇襲に専念していたシャルルとキャロルも行動の奥から顔を出して近寄って来る、悪魔の姿が消えたことからこちらも勝利したと考えているのだろう、だが騎士たちの顔を見て眉を顰めてしまった。
「逃げられたのか?」
「いや、倒したぞ、倒したのだがな……どうにも腑に落ちん、こんなに簡単で良いのかとな。あの首なし騎士と比べるとだいぶ柔い」
「ん……そんなに強い悪魔じゃなかったのかも?」
「それなら話は早いんじゃがな、まぁここで悩んでいても仕方があるまい、ある程度周囲を見回ってから手がかりが無ければ帰るとするか」
「なんだか納得いってないって顔してるな」
「まあな……少なくとも手前はあの悪魔が死んだとは思っておらん」
「どこかに上手いこと逃げたとか、もしかしたら本体じゃなかったとかもありえるのかもな」
「……本体ではないか、確かにそれはあるかもしれん、手前どもが戦ったのは奴が伸ばした触手に過ぎんのかもしれないな」
「ん……金貨に擬態するんでしょ? なら、沢山分裂してるとか」
「あぁ、それもあるな……となると、拙いかもしれんぞ。今帝都では山ほどの金貨が集められておる」
新通貨への両替によって多くの金貨が帝都にある帝国銀行へ集められている筈だ、それこそ山ができるほどの数が揃っているかもしれない。
それでもなお帝国全土で流通している金貨の一部でしかない、どれだけの部分に擬態しているかわからないが、もし半分であってもパレスの数は凄まじい量になるだろう。
パレスと戦うのは夜空の星を一つ一つ数えていくような作業になるかもしれない、あまりにも途方もない規模の戦いだ。
「ロビン!! ここは少数だけ残して手前らは帝都に戻るぞ!!」
「えッ、ここは良いんですか?」
「手前の部下を置いておく、もう大した危険はないだろうがここの調査と、ついでに都市の治安維持をさせておこう」
領主であるロドリゲスが突然に死んでしまった為に今後はこの地方に大きな混乱が訪れるだろうことが推測されるので、文治にも明るい貴族階級の騎士たちを置いていく、そして本体は帝都へ帰るつもりらしい。
黄金の悪魔がここで何をしていたかをランポッサへ報告する必要もある、それに魔王の影がチラつく状況で帝都の守りを薄くすることは避けたかった。
本能的なものだろう、ルールーのうなじに危機を知らせるようなヒリついた感触があった。