商人と冒険者と娼婦 作:にやまな
「あッ、あッ、おッ。んぉおおおおッ!!?」
少し離れた位置からエミリーの声が聞こえて来たことで、シャルルは遠ざかっていた意識を覚醒させた。
そして視界に広がるのは肉の牢獄である。
あぁ、今日もまた始まったのかとシャルルは思う。そしてエミリーの悲鳴が聞こえて来たということはすぐにこちらにも凌辱者がやって来ることを理解していた。
「うッ、ぐッ……んぁッ!?」
やって来ると言うよりは、既にいたというのが正確だろうか、意識を失っていたシャルルの膣口には粘液に塗れた触手が押し込まれており、それは失神中にもしつこく彼女の最奥を舐っていたらしい。
意識が戻ったことで腹部の違和感も正確に知ることができたのか、ゾワゾワとした痺れが走っていく。
普通ならば受け入れるのも苦労するような大きさの触手であったが、糸を引くような粘液に塗れていることからそこまでの苦痛はない。
寧ろ甘い痺れが広がるだけであり、粘液を膣奥に擦り付けられる度に興奮も大きくなっていた。
「んッ……ふぅッ」
シャルルを貫く触手は大きく動くことは無い、身じろぐような震えを与えるだけでどこかもどかしさがある。
まだ完全に準備が整っていないということだろうか、いつもならば秘所を蹂躙する触手だけでなく他にも凌辱者がいるので、それを待っているらしい。
「くッ……また出てきやがった」
シャルルが捕らわれている肉の牢獄には触手だけでなく大きな瘤のような物が大量に広がっている。
大きさは様々であるが、最も小さなものでも人間の子供ほどの大きさであった。
見ようによっては卵のように見えるそれは、まさにそんな印象を証明するかのように割れて見せる。
幾つもある肉の瘤はまさに卵なのだ、今日もまた内包した存在を生み出していった。
肉の瘤が裂けるように広がると、中から姿を現したのは魔族である。
ゴブリンやオーク、スライムといった、元々はこの世界に存在せず、かつての大戦でエキドナが大量に生み出した存在が野生化した存在を、広い定義で魔族と呼称したのは人間だ。
生態系も力も価値観も様々ではあるが、これら魔族は全て悪魔と呼んでも良いだろう。
そんな魔族たちが肉の瘤から次々と姿を現して、視線を暫く彷徨わせた後に、最後に行き着くのは触手に拘束されたシャルルであった。
ゴブリンやオークなどはシャルルにもわかるのだが、見たことも無いような魔族もいて名前もわからない存在もいる。
大きな体躯を持つのはオーガだろうか、牛頭のミノタウロスらしきものも瘤の中から生まれていた。
あの瘤たちは子宮の役割でもあるのだろうか、どこからか豊富な栄養や魔力を吸収すると瘤を膨らまして、それが限界を迎えるとこうして魔族を増やすのだ。
まだ生まれたばかりのオークやゴブリンたちに細かな命令など聞く頭脳がない。元々それほど頭が良い魔族ではないのだが、今はより本能的に動いているようにも思える。
目の前に動けない女がいれば、彼らは何の疑問もなくそこに群がるのだった。
「やめッ、来るな、やッ……うぁああああッ」
本能的に女を求めて押し寄せて来る魔族たちにシャルルは抗う術を持たない。頼りになる祝福の力も強い闇神殿の影響なのか押し込められるだけで外へと放出することができないらしい。
そして両手も触手に絡めとられているので、まともな抵抗もできなかった。
「うぐッ……開くなッ、このぉぉッ!!」
両手は拘束されているので動かないが、両足はまだ自由である。せめてもの抵抗として足を閉じているのだが、大きな体躯を持ったオークがシャルルの両膝を掴むと、力づくで徐々に押し開いていく。
露わになるのはシャルルの秘所だ。粘液と愛液によってドロドロに汚れたそこは、肉芽が固くなっており膣口は大きな触手を迎え入れている状態だ。
触手は待っていましたとばかりに秘所から引き抜かれていった。どうやらこの触手は凌辱の手段と言うよりはシャルルノ体に毒を流すことを目的としているらしい。
触手が膣口から離れた瞬間に中から大量の粘液がドバっと流れ出て来た。触手が分泌しているそれは媚毒となってシャルルの体を熱くしており子宮を満たしている。
エキドナ曰く、孕みやすいように子宮を調整する特別なものらしい。
そんな粘液に満たされた彼女の秘所を、魔族たちは遠慮なく蹂躙していくのだった。
「んあぁッ!?」
まず最初にシャルルを蹂躙したのは足を掴んで押し広げた豚面の姿をした魔族のオークである。遠慮も配慮もなく己の興奮を蜜壺へと押し込んでいく。
オークのそれは固く大きい、シャルルの腕と大して変わらない程である。
先程まで咥えこんでいた触手も似たような大きさであったのだが、あちらはタコの足のように軟体であった為か存在感はそこそこであったのだが、オークのそれは全く異なりとにかく固く大きい。
ゴリゴリと膣壁を擦り取るかのような圧迫感があるのだ、一気に奥まで押し込められて引き抜かれると、亀頭には大量の愛液が纏わりついて糸を伸ばす。
圧迫感はある、大きさもある、固さもあり、その存在感は色々な男と交わって来たシャルルノ経験の中でも一番と言えるほどだ。
「おッ!? んぉッ!? あッ、あぅッ……ひぎッ……んんんんッ!?」
そんなものを受け入れているのに、しっかりと快楽を感じているのはさんざん擦りこめられた媚毒交じりの粘液によるものだろう。
「こんッ、こんなもんにッ……うッ、くッ……負けッ、負けるかよ……んんッ……何度やっても……あひッ……無駄ッ……あッ!? やめ、そっちは駄目ッ……んぁああああッ!?」
オークの興奮に翻弄される中、それでも強気な態度を崩すまいとするのだが、そんなシャルルは背後に大きな気配を感じる。
どうやら別の魔族がシャルルノ背後に回って固くそそり立った興奮を押し付けようとしているらしい。僅かな首を傾けて視線を向けてみると、シャルルは名前も知らない魔族がいた。
全身が体毛に覆われた筋肉質な猿のようにも見えるが、頭は立派な角を生やしたヤギのような姿をしている。
体格は前にいるオークとそこまで変わらない、シャルルの肛門に押し当てられた肉棒のサイズもまた大差がない。
そしてやはりこちらも配慮が欠片もなかった。馴染ませるようなこともなく一気に亀頭は肛門を押し広げて奥深くまで押し入ったのだ。
「あッがぁッ!?」
前と後ろ、どちらでも大きすぎる肉棒を受け入れたシャルルはさすがに苦痛が勝ったのだろう、痛みに耐えるような声を出している。
バチバチと視界の中で火花が散って、酸素を欲するかのように口をパクパクと動かしている。若干の過呼吸に陥っているのだろう。
それだけ二本の大きな肉棒を受け入れるのは大変であったらしい、幾ら粘液と愛液で解されていたとしても、簡単に咥えこめるサイズでもないのだ。
割けて出血しなかっただけまだマシなのだろう、こればかりは自身の頑丈な体に感謝するしかなかった。
だがそんなことを喜んだ所で状況は何も好転しない。
圧倒的な存在感を放つ肉棒が交互に、或いは順番に最奥を押し上げる衝撃に翻弄されるしかなかった。
「無ッ理……うぁ、あん、うぐッ……おッ、おッ、うぁああぁんッ!?」
大きな亀頭に子宮を叩かれると僅かにシャルルの腹部が膨れ上がるほどであり、そこに後ろの穴を突き上げる肉棒が合わさるとどうしようもないほどに情けない声が漏れ出てしまう。
最初の痛みは既にどこかに霧散している。与えられるのは心を挫くかのような圧倒的な衝撃と快楽であった。
ここに捕らわれてから様々な魔族と交わることを強いられてきたが、ここまで大きなものを受け入れたのは初めてのことである。右へ左へ翻弄されるばかりだ。
「うぁ……来る……やめろぉ、やめッ……あッ、うぁ、あぁあああッ!!」
魔族たちの腰使いが激しくなっていき、肉棒は更に固くなったことで、奥から競り上がって来る熱を本能的に感じ取る。
いやいやと、僅かに体を捩るのだが、その程度の抵抗しかできないままシャルルは魔族たちの射精を受け入れるのだった。
一際大きな脈動を子宮で感じ取ると、次の瞬間には彼女の最も深い部分は煮えたぎるような興奮で埋め尽くされることになる。
その少し後に後ろの穴からも大量の精液を注ぎ込まれたことで、いよいよシャルルは我慢できなくなり押し留めていた快楽を爆発させてしまう。
下腹部から全身に広がり最終的には思考を蕩けさせる麻薬となって脳に突き刺さる快楽だ。大きすぎる快楽は暴力的であるとすら言っても良いだろう。
「~~~~ッッ!!?」
シャルルもまた絶頂へと押し上げられて声にならない悲鳴を上げている。視界の中では幾つもの火花が散って、心臓はありえないくらいに激しい鼓動を聞かせていた。
巨大すぎる快楽の波にこのまま体が壊れてしまうのではと不安になるほどであり、彼女の意識を飛ばすには十分なものなのだろう。
肉棒の脈動を体の最も深い部分で受け取りながら、シャルルは最終的には白目を向いて意識を失ってしまう。
これがここに捕らわれてからの彼女の日常であり、無数の魔族たちに輪姦されて意識を失い、起きればまた輪姦が待っている、その繰り返しである。
意識を失ったシャルルに構うことなく今度はゴブリンたちがその体へと群がっていく。だが醜悪な彼らが凌辱を行うことに待ったをかける者がいた。
この場で自由に動ける者などエキドナしかいない。実際に声をかけたのは彼女である。
「あらん、こっちも良い感じじゃない」
群がるゴブリンたちはエキドナの登場によって委縮したかのように距離を取っている。生まれたばかりとはいえ上下関係は本能的に理解しているらしい。
「ふうん、やっぱり娼婦神の加護が強い……孕んではいないか」
意識を失っているシャルルの腹部を撫でながらエキドナはそんなことを言った。
「孕みやすくなる媚毒で満たした程度じゃ駄目ね……まぁ、こんなことで神の加護が貫けるとは思ってなかったけど」
魔術師が難しい数式に悩むかのようにエキドナはシャルルを見ている。どうすればこの体を好きに支配することができるのか、そんなことを考えているのだろう。
シャルルは実験材料だ。神の加護が強い体をどう攻略するのかという実験の。
これが駄目なら次が、それでも駄目ならその次が、様々な手練手管をもって実験を繰り返す姿は恐ろしくもあった。
実験もそうだが単純にエキドナの趣味でもあるのだろう。シャルルを攻めることに実に良い笑顔を浮かべている。
「ふふ、じゃあ次はこれにしようかしら」
媚毒の粘液では効果が薄いとわかったのだろう。エキドナは次の手段として意識を失っているシャルルの腹部へと手を伸ばし、突然に鋭い爪を立てた。
「ッ!? うぁぁッ!?」
痛みでシャルルは意識を覚醒させると、目の前にあるのは美しいエキドナの顔である。ニコッと邪気を感じさせない笑顔を浮かべる悪魔に一瞬だけ狼狽するのだが、すぐに腹部から伝わって来る鋭い痛みに意識が向けられる。
「痛ッ、ぐッ……何して、うッ!!」
「媚毒の効果が無いみたいだから、今度はこれを試そうと思ってね、まぁ楽しみなさい」
爪を立てられているのでジクジクとした痛みが続いている。ただそれもすぐに引いて蚯蚓腫れも引いていく。
後に残されたのは呪印だ。へその下辺りで淡く輝く奇妙な紋章であり、それはシャルルの血で刻み込まれた刺青のようにも見える。
それを刻みつけられた瞬間に、異常な熱が体の中を走り抜けていった。
媚毒を擦りつけられるのとはまた異なる、魂に干渉して強制的な興奮を生み出すそれは、房中術で深く干渉されている状態にも近いだろう。
「はいで~きた。なかなか似合うじゃない、性奴隷はこうでなくちゃね」
この呪印には見覚えがあった。いつかエミリーが悪ふざけで刻み込んで行為を楽しんだことがある。あの時はいつまでたっても熱が引かず、異様に快楽に弱くなったことを覚えている。
エミリーのそれは一時的なものであったが、エキドナが刻んだ呪印はシャルルの血と悪魔の魔力で生み出されたので簡単には消えないだろう。
「うッ、ふッ……んッ」
子宮が熱く昂る、意思を宿して精液を寄こせと主張しているかのようである。
「はぁ~、はぁ~……うぁぁ」
「娼婦神の加護は強力だけど、自分から精液を求め出せばまた変わるかもしれないしね、せいぜい楽しむと良いわ。ふふ、竿なら幾らでもあるからさ」
「くッ……これ、やめッ……熱ッ」
へその下辺りに刻み込まれた呪印は徐々に体を熱くしていく。それは自分では制御できない類のものであり、理性を溶かすまでそう時間は必要ではなかった。
媚毒塗れの粘液を擦りつけられるよりもずっと効果的である。既に長時間の禁欲に晒されたかのような飢えにも似た感覚に陥ってしまっているらしい。
モジモジと内股を擦り合わせる様子にエキドナは満足そうに頷き、周囲で距離を取りこちらの様子を伺っていた魔族たち合図を送った。
「ほら犯しなさい、何度も何度も注ぎ込んで娼婦神の加護を壊すのよ……まぁ難しいでしょうけど、回数を重ねたらまた違う結果がでるかもしれないし」
上位者からの許しを得たことで魔族たちは再びシャルルへと群がっていく。自身に迫って来る無数の雄たちの気配に、恐怖ではなく興奮を感じてしまう。
「く、来るなッ……うわ、やッ……うわぁあああッ!!」
腹の奥から興奮が広がってしまう、精液が欲しくてたまらなくなってしまうのだ。
それは強い心を持つシャルルであっても堪えきれないものであり、徐々にその意思を蕩けさせていった。
「あぅッ、あッ、あぁッ、んぁッ……ぐッ!!」
どれだけ心を強く持とうとしても腹部の呪印がそれを阻む。
「んんッ、良い、それ良いッ……あッ、あん、あはッ……んんんんッ!!」
群がられ無数の肉棒と興奮を押し付けられている内に、固く結んだ抵抗心もどこかに消えていく。
「うぁんッ!! もっとッ……もっとぉッ!! あッ、あッ、ふぁあああああッ!!」
最後には呪印を打ち込まれた子宮が生み出す熱に、何もかもを支配されて精液を求めていくのだった。