※この作品はR-18です。

商人と冒険者と娼婦   作:にやまな

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断章 凌辱 4

 

 

 

 何度目だろうか、自らが主と定める存在を守れなかったのは。

 

 

 

 キャロルと出会って主従の関係を結び、その後に行われた大樹海での救出作戦の時も自分たちはエキドナに良いようにされてしまったのだ、つまり二度目である。

 

 

 

 二度、主を守り切れなかった。それはミューにとって間違いなく恥ずべきことであり、己の命をかけて守護せねばならない戦士の約定であった。

 

 

 

 だというのに今、ミューとキャロルは肉の牢獄に捕まって成す術がない。一日二日ならばなんとか気力と体力を振り絞って脱出する為にもがいて見せたのだが、そんな気力も失ってしまって久しく、今となってはされるがままである。

 

 

 

 主を守れない従者にいかほどの価値があるというのか、少なくともミューは己を恥じるばかりであった。

 

 

 

「キャロル、殿……」

 

 

 

 状況は最悪の一歩手前だ、援軍も望めず逃げ場もなく、状況打開の光明も見えない。

 

 

 

 唯一の希望は自分たちがかろうじで生きていることだろうか、凌辱は激しいが相手にこちらを殺す気がないことはこの数日でよくわかった。

 

 

 

 仲間たちも生存が確認できている。キャロル以外の姿は見えないがシャルルとエミリーの声が聞こえて来るのでそこだけは安心できた。。

 

 

 

 それが絶望の中での唯一の希望。

 

 

 

 だからといって自分の恥が無くなる訳でもないのだが、少しの慰めにはなるだろう。

 

 

 

 生きているのならばまだやるべきことはある、仲間と主を救出することが戦士の恥を雪ぐ唯一の方法であった。

 

 

 

 だからミューは今日も心を奮い立たていく、そこだけは決して汚されまいと。

 

 

 

「ふッ……ぐッ……んッ……んぁ」

 

 

 

 全身で感じ取るのは無数の粘液に塗れた触手たちである。何十本もあるそれには蛸の足のように無数の吸盤が存在しており、一つ一つがミューの体に吸い付いて離れない。

 

 

 

 白く美しい体には吸盤に吸い付かれたことで多くの鬱血痕が残されており、体中に激しいキスをされたような様子となっている。

 

 

 

 手も足も体も触手に絡めとられて簀巻きの状態だ、加えて太い二本の触手が彼女の秘所を弄っているのが垣間見えてしまう。

 

 

 

 そんな状態でありながらもミューはなんとか体を捩り、ほんの数センチでも進もうとしているらしい。

 

 

 

 目指す場所はキャロルの下だ。触手と肉壁の向こうに垣間見える華奢な体へとジリジリと近づこうとしているのだろう。

 

 

 

 なんとしてでも主を救出する、そしてエミリーとシャルルも助ける、その一心でミューは今日も這いずっていた。

 

 

 

 ほんの数センチの行進であっても重ねれば世界の果てまで進めるのだ。ならば諦める訳にはいかない。

 

 

 

「ひぐッ!?」

 

 

 

 そんささやかな彼女の反抗をあざ笑うかのように触手たちはその体を弄ぶ。もっと頑張ってみろとでも言うかのように。

 

 

 

 手も足も自由には動かず蓑虫のような状態だが、うねるそれらはしっかりとミューを絡め取り凌辱を刻むのだ。

 

 

 

 彼女が進んだ数センチは触手に引きずられて無に帰してしまう。

 

 

 

「うぁッ、やめッ……んんんッ、んッ、んんんんんッ!?」

 

 

 

 ミューをあざ笑うように触手たちの動きが激しくなっていく、子宮を押し上げる触手は執拗なまでに最奥を擦りあげ、細い触手たちは乳房の頂や秘所の肉芽などを絡め取り刺激していく。

 

 

 

 その度に粘液も塗り込まれていくのでより刺激が大きくなってしまうのだろう。全身に熱とむず痒さのようなものが広がって力が抜けていく。

 

 

 

 膣口を大きく開いて最奥を蹂躙する触手には無数のイボが備わっており、前後に動き回る度に大きな刺激を与え、大量の粘液と愛液を混ぜ合わせていた。

 

 

 

「ひィんッ!?」

 

 

 

 自分の口から漏れ出たとは思えない程に情けなくて甘ったるい声を気にする余裕もなく、子宮で感じ取る触手の存在感に翻弄されるしかなかった。

 

 

 

 悶える彼女の視界内には、離れて位置で同じように触手に絡めとられて凌辱を受けるキャロルの姿が僅かにだが垣間見える。

 

 

 

 華奢な体に不釣り合いなほどに巨大な触手を受け入れる姿は、ミューに不屈の怒りと力を与えてくれた。

 

 

 

 どれだけ体を汚されようと、どれだけ白濁や粘液に塗れようとも、主を救わねばという一点で彼女の心は奮い立つのだ。

 

 

 

「おッ、おぉッ……ィッ……うあぁああッ……キャロル殿……必ず……うぁ!!」

 

 

 

 あまりにも激しい攪拌によってミューの秘所は大量の愛液と粘液の糸が伸びており、泡立ち白濁したそこはヌチャヌチャと卑猥な音を響かせながら動きを速めていく。

 

 

 

 膣口どころか太もも付近まで流れる白濁はミューが垂れ流した愛液の量を物語っており、大きな絶頂と快楽を証明していた。

 

 

 

 主を助けようと体を捩り、助けられないまま幾度も絶頂を重ね、それでも諦めずに進もうとする彼女の姿は、見下ろす側から見ればさぞ滑稽で楽しいものに映ったのだろう。

 

 

 

 楽しくて仕方がないとばかりに、クスクスといった嘲笑いがミューの耳に届く。

 

 

 

 それは悪意の元凶、自分や仲間たちをこの肉の牢獄に閉じ込める悍ましい悪魔の声であった。

 

 

 

「あらあら今日も無駄な努力ご苦労さん……それで? ふふ、貴女の大事なご主人様は助けられたのかしら?」

 

 

 

 視線をキャロルから僅かに上げると、唇をぺろりと舐め上げて濡らしたエキドナがニヤついてそこにいる。

 

 

 

 苛立ちや怒りもあるのだが、それをぶつけられるだけの立場にはないミューは、恥とわかっていながらも懇願するしかない。

 

 

 

「た、頼む……キャロル殿を、仲間を助けてくれ……少しでもいい、休ませて欲しいんだッ」

 

 

 

 己の矜持など仲間たちの安全に比べれば何の価値もないと彼女はわかっている。だから敵を前にしてもそんな言葉がスラスラと出て来たのだろう。

 

 

 

 誇りは忠誠と親愛には及ばない、きっと今なら喜んでエキドナの足を舐めるはずだ。どれだけ無様でもそこだけは見失うことはないのだった。

 

 

 

「美しい感情ね……反吐が出るわ」

 

 

 

 ただエキドナの答えが変わることはなく、面白い玩具で遊ぶかのような雰囲気も陰ることは無い。

 

 

 

 彼女は今や上位者であり、全ての理屈を押し付けられる側なのだ、ミューの懇願を受け入れる理由など一欠片も存在しないだろう。

 

 

 

 エキドナは愉快でたまらないのかニヤニヤと笑うだけである。触手に群がられるミューを見下ろせるのが彼女の立場であった。

 

 

 

「見ている分には楽しいわよ。とってもね……いじらしくてつい苛めたくなっちゃう」

 

 

 

 わざわざミューが見える範囲にキャロルを置いているのもそれが理由である。その方が楽しいだろうという考えは正しく、ミューが何としてでも手を伸ばそうとする光景は実にエキドナ好みなのだろう。

 

 

 

 悪意で他者を撫で上げることのなんと楽しいことか、それが自分にとって邪魔な英雄であれば更に愉快である。

 

 

 

 エキドナは自分の足をミューの顔へと押し付けた。そしてそれが当然であるかのようにこう言い放つ。

 

 

 

「奉仕なさい」

 

 

 

「……ッ」

 

 

 

 足の爪先はミューの横顔を突きまわし、そこに付着していた粘液を絡め取って指先を濡らした。

 

 

 

「あッ、ぐッ……わかった、あぅ……やる、やろうッ」

 

 

 

 ついでとばかりにミューを貫く触手を操作して急かすように子宮を押し上げると、彼女は屈辱的な要求を受け入れるしかなかった。

 

 

 

 何より、エキドナにこう言われてしまうと、従うしかない。

 

 

 

「上手に奉仕できたら、他の奴らは少しくらい休ませてやっても良いわよ」

 

 

 

 何の保証も信頼もない言葉であり、高い確率で裏切りが付きまとう、それでも縋るしかなかった。

 

 

 

「んッ……はッ……ちゅ」

 

 

 

 おずおずと舌先をエキドナの爪先へと伸ばしていき、最後には意を決して舐めまわす。

 

 

 

「あはッ、よく似合うわよ。やっぱり忠犬はこうじゃなくちゃね」

 

 

 

「れる、ん……んんッ!? 待って、動かすのは……んぁッ!?」

 

 

 

 舌での屈辱的な奉仕の間も秘所を埋め尽くす触手たちは蠢く、甘い声をもっと聴かせてと強請るかのように。

 

 

 

 大きな快楽の波を感じ取ると今度はエキドナへの奉仕が疎かになり、その度にエキドナはワザとらしくキャロルへと視線を向けるのだ。

 

 

 

「つまらない奉仕なんていらないのよ? あっちのチビの方がまだ楽しめるかしら」

 

 

 

「うッ……はッ……んんんッちゅッ」

 

 

 

 子宮を押し上げる触手が与えて来る快楽や衝撃に翻弄されながらも、下の動きだけは止められず、エキドナを楽しませる奉仕を止められない。

 

 

 

「ほら、もっと激しくなさい」

 

 

 

 ミューの舌使いをじれったいと感じたのか、エキドナはやや乱暴に彼女の後頭部を掴むと、そのまま自分の秘所に顔を押し付けていった。

 

 

 

「うぐッ!?」

 

 

 

 突然の蛮行に当然ながら驚いて見せるのだが、やはりミューには眼前に広がる悪魔の秘所に奉仕する選択肢しかなかった。

 

 

 

「ぷはッ、はぷ、ちゅ、ちゅる……んッ、んんッ」

 

 

 

 体は触手に巻き取られ、後頭部はエキドナに掴まれており身を捩ることさえもはや難しい。まるで溺れるかのように必死で口や舌を動かして奉仕を続けている。

 

 

 

 ミューを攻めることに熱を感じていたのか魔王のそこは大量の愛液で潤っており、どれだけ舐めとろうとも次々と流れて来ている様子だ。

 

 

 

 数分もそんなことを続ければ、美しく整ったミューの顔は大量の愛液を塗りたくられた状態となり、多くの糸を引く有様となってしまう。

 

 

 

「うぁッ」

 

 

 

「んッ、ふッ……あは、可愛らしいじゃない」

 

 

 

 後頭部を掴んだエキドナは力を緩めることもなく頭を揺さぶっており、その様子はミューを使って自慰に耽っているようにも見えた。

 

 

 

 実際にそうなのだろう、彼女にとって今やミューは自慰に使う道具でしかない。

 

 

 

 膣口を舐め上げ、その鼻先に肉芽を押し付け、擦りつけるように強引に頭を使うのだ。

 

 

 

「んッ、んんんッ……あッ、んッ……はぁ、はぁ……悪くないわね」

 

 

 

「ぷはッ!! うッ、げほッ!!」

 

 

 

 ようやくエキドナが後頭部を掴んでいた手の力を緩めると、愛液の糸を顔中から伸ばしながらミューの頭が解放される。溺れていた者が必死の思いで水面に顔を出したかのような反応であった。

 

 

 

 酸素を求めて激しく呼吸を繰り返す姿は憐れみを誘うものではあるが、エキドナにとっては興奮を助長させるものにしかならない。

 

 

 

 酸欠状態のミューは意識を朦朧とさせながら肉の床に横たわり疲れ切った様子だ。それでも縋るように視線は離れた位置で触手に群がられているキャロルへと向けられており、その視線を追うようにエキドナもキャロルへと視線を向けた。

 

 

 

「せっかくだからあのチビにも見てもらう? 貴女の痴態をさ」

 

 

 

「な、なにを……」

 

 

 

 触手が蠢いてミューの体を引きずりだす。向かう先はあれだけ近づきたいと思っていたキャロルの近くである。

 

 

 

「あぁ~、あぁ~……あ~……ミュー?」

 

 

 

 近づくに連れて触手に絡めとられているキャロルの蕩けきった声が聞こえて来た。彼女も肉の牢獄に捕らわれてから休む間もなく凌辱を受けており、全身が粘液に塗れている。

 

 

 

 華奢な体は吊り下げられるように触手に拘束されて、手足もまともに動かせないまま膣も肛門も不釣り合いなほどに大きなもので貫かれている状態であった。

 

 

 

 幾度も重ねた絶頂で身も心も完全に蕩けてしまっており、ただ喘ぐだけの楽器となっているのだろう。

 

 

 

 それでもミューが近くまで引きずられてくるとしっかり反応を見せる、完全には意思を手放してはいないらしい。

 

 

 

「ほらほら見せてやりましょう、大事な大事なご主人様に、貴女の乱れる姿をね」

 

 

 

「や、やめろッ……やめッ、うぁ」

 

 

 

 あと少しでキャロルに手が届くといった距離でミューは触手に吊り下げられてしまう。同じようにキャロルも拘束されており、二人は向かい合う形となっていた。

 

 

 

 どちらも触手に嬲られている痴態を晒しており、羞恥で視線を反らすのだが、そうはさせまいとエキドナがミューの頬を掴む。

 

 

 

「視線を反らさないの、ちゃんと見せつけてあげなさいな」

 

 

 

 そしてエキドナはミューの膣口を大きく広げる触手を掴むと、そのまま激しく前後に動かし始めた。

 

 

 

「んぐッ!? んんッ、うッ……グッ、激しッ……こんな、ダメッ、見ないで、キャロル殿ッ……やぁああああッ!!」

 

 

 

 ぐっちゃ、ぐっちゃと、粘度の高い音がよく響く。

 

 

 

 その度にミューは体を快楽で震わせていき、大量の愛液を白く泡立たせながら昂っていった。

 

 

 

 色々と関係の深い二人だ、肌を重ねたことも一度や二度でもない、互いの裸など見慣れているし知り尽くしてもいる。それでもこんな状況では羞恥は生まれて、しかも互いの手ではなく憎き悪魔によって絶頂へと押し上げられるのだ。心の奥を搾り上げられるようなやすせなさがあった。

 

 

 

「あらもうイッちゃいそうね、堪え性がないこと」

 

 

 

 最後にエキドナは掴んだ触手を動かすだけでなく、空いていた手をミューの股間に伸ばして、快楽に固くなる肉芽を指先で掴みあげる。

 

 

 

 同時に、触手を勢いよく子宮に叩きつければ、堪らずミューは快楽を爆発させるのだった。

 

 

 

「イクッ、イクイクッ、イッグッ!? 見ないでッ……見なッ……やぁぁぁぁあああああッ!!?」

 

 

 

 大きすぎる絶頂と同時にミューは大量の潮を吹いた。それは前方にいたキャロルへと雨のように降り注いでいく。

 

 

 

「ぅ……ぁ」

 

 

 

 あまりにも快楽の波が激しかったからなのか、ミューはぐったりと脱力して反応を示さなくなる。どうやら意識を失ってしまったらしい。

 

 

 

「ミューッ……んッ!?」

 

 

 

「あらん? 駄目よおさわりは、誰がそんなことを許したのよ」

 

 

 

 細かな痙攣を繰り返す様子に危機感を抱いたのか、キャロルが触手に絡めとられた体を捩ってなんとか近づこうとするのだが、エキドナは触手を操って遠ざけてしまう。

 

 

 

 触手に引きずられて遠ざかっていく姿をキャロルは見送ることしかできなかった。

 

 

 

「あのエルフ、とっても可愛いのね……つい苛めたくなっちゃうのよ」

 

 

 

 エキドナの舌が伸びてキャロルの頬を舐め上げた、蛇のようなそれは生暖かくてどこか冷たいという矛盾を持っており、キャロルの体を振るわせるには十分であった。

 

 

 

「次は貴女で遊びましょうか、エルフに見せつけてやりましょう」

 

 

 

「ん、やぁ……んんんッ」

 

 

 

 エキドナは意識を失ったミューに興味をなくしてしまったのか、今度はキャロルへと手を伸ばしてくる。

 

 

 

 なにせ彼女の興味を引く玩具は多いのだ、キャロルを攻めるのもそれは楽しいことになるだろう。

 

 

 

 英雄を汚すことほど昂る行為もない、エキドナにとって彼女たちを凌辱することはこの上ない愉悦なのだ。

 

 

 

 明日はまた聖騎士を汚そう、その次は魔術師だ、エルフを攻めるのも楽しく、キャロルを蹂躙することも楽しい、一先ず飽きるまでは続けるつもりだ。

 

 

 

「あん、んぁんッ……あッ、あッ、おッ、おッ!?」

 

 

 

 肉の牢獄には、今日も絶えることなく喘ぎ声が響く。

 

 

 

 

 

 

 

 

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