※この作品はR-18です。

商人と冒険者と娼婦   作:にやまな

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断章 凌辱 5

 

 

 

 

 肉の牢獄は今日も飽きることなく蠢いて虜囚たちを嬲り続けている。

 

 

 

「~~~~ッッ!!?」

 

 

 

 少し離れた位置からエミリーの悲鳴にも似た声が届いたかと思えば、同じようにシャルルやミューの喘ぎ声も聞こえて来る。

 

 

 

 それを聞いてキャロルが感じるのは安堵であった。例え捕らわれていようと仲間たちは今も生きているという事実を証明してくれるからだろう。

 

 

 

 まだ殺されてはいない、エキドナの機嫌次第ですぐさまそうなってしまうのがキャロルたちの立場なのだ。届くのが喘ぎ声や悲鳴であったとしても確かにそこに生きている。そんな僅かな希望に縋って安心しているのがキャロルであった。

 

 

 

「あぁ~……あッ、あッ……あぁぁああああ」

 

 

 

 仲間たちの淫らな声を聞きながらも、キャロルもまた蕩けきった甘い声を漏らしている。

 

 

 

 幾度も幾度も絶頂へ押し上げられた体は完全に快楽に酔いしれており、虚ろな瞳と唇の端から流れる涎を気にしている余裕すらないのがわかった。

 

 

 

 身も心も触手に絡めとられてドロドロの様子である。両腕と両足は粘ついた触手に拘束されて身動きが取れず、股を大きく開いた状態で拘束されていた。

 

 

 

 遮るもの一つない秘所には二つの触手が蠢いており、それはキャロルの腕ほどあろうかというサイズであり、華奢な体の彼女が受け入れるには不釣り合いな存在感と言えるだろう。

 

 

 

「うぁッ……んぉ……おッ……おぉッ!?」

 

 

 

 そんな不釣り合いなサイズの触手が二本、膣と肛門を穿ち、最奥を押し上げれば、途端にキャロルはとてつもなく下品で間の抜けた喘ぎ声を奏でた。

 

 

 

 触手が動く度に僅かに腹部が膨らんでいる辺り、やはり華奢な体では受け入れるのが難しい大きさなのだろう。それでもキャロルが壊れていないのは神の加護が大きいからなのかもしれない。

 

 

 

 だが衝撃が大きいことには変わらないので、触手が蠢く度にキャロルはくぐもった悲鳴にも似た喘ぎを漏らすのだった。

 

 

 

 大きく開かれた膣口と肛門には隙間なく触手が詰まっており、キャロルはそれに翻弄されるばかりである。

 

 

 

 ここ最近のキャロルは触手に嬲られて幾度も絶頂へと至り、気を失って僅かに休んだ後にまた凌辱によって目覚めるということを繰り返していた。

 

 

 

 最初にあった気力は既にないらしい、度重なる凌辱で疲れ切っていることもそうだが、どれだけ力を振り絞ろうとも逃れられないと理解してしまっているので、抵抗が無意味だとわからされているのだろう。

 

 

 

 キャロルにできるのは、仲間たちの声が今日も聞こえることを祈りながら、触手の蠢きを受け入れるだけであった。

 

 

 

 凌辱は苦しくはあるが、触手が纏う粘液とそれによる催淫効果で激痛はなく、大量に流れ出る愛液と粘液が混ざれば、泡立ち糸を引くほどの蜜壺となって大きすぎる衝撃も和らげることができている。

 

 

 

 後は耐えるだけだ、仲間たちの声が聞こえれば少しだけ心が奮い立つので、それで何とか折れることなく耐え忍ぶ。

 

 

 

 姿はハッキリと確認できなくても仲間たちの声はするのだ、それだけでキャロルはまた今日も快楽の暴力を受け入れることができる。

 

 

 

 一人ではないという状況は、心に小さな火を灯すには十分であった。

 

 

 

「うッくふんッ……痛ッ……んッ、んんん!?」

 

 

 

 今日もまた大きすぎる触手に翻弄されるかと覚悟していたのだが、今回は少しだけ趣が違うらしい。

 

 

 

 キャロルを孕ませようと執拗に子宮へ白濁を流し込んで来た触手たちは今日も変わらない。脈打ち蠢きながらキャロルの最奥を好き勝手に蹂躙するのだが、それとは別に二つの触手が彼女の眼前を彷徨ったかと思えば、先端がぱっくりと開いて花弁のように広がって見せた。

 

 

 

 昨日まではなかった花弁の触手に驚いたような顔をするキャロルを無視して、二つの花弁は華奢な体を這いずっていき、最後にはキャロルの小ぶりな胸を包み込む。

 

 

 

 他の仲間たちと比べると小ぶりで掌サイズといった乳房を包んだ花弁の触手の動きに、彼女は嫌な気配を感じってはいたが、手足を触手に絡めとられている状態ではまともな抵抗もできず、されるがままである。

 

 

 

 次に感じ取ったのは僅かな痛み、激痛というほどでもないが、小さな爪で引っかかれたようなむず痒さを感じ取った。

 

 

 

 それか極めて細い針でも刺されたかのような感覚だろうか、どちらにせよとにかく孕ませようとするこれまでの凌辱にはなかった感触ではあるだろう。

 

 

 

 いやいやと、力なく体を捩るのだがそれだけで抜け出せる筈もなく、小ぶりな乳房を嬲る花弁の触手を受け入れるしかなかった。

 

 

 

「ぁ……くッ……熱ッ」

 

 

 

 次に感じ取ったのはじんわりと広がっていく熱だ。興奮とは少し違う異物感であり、体の中に何かを流し込まれているかのような感覚でもある。

 

 

 

 すると花弁の触手がキャロルの小ぶりな乳房から糸を引いて離れ、彼女に起こった異変を晒す。

 

 

 

 キャロルの乳首には蚊にでも噛まれたかのような小さな跡があり、何かを刺しこまれたのは間違いない。

 

 

 

 そしてそれ以外にも目に見える変化はあった、それは乳房の大きさだ。

 

 

 

 華奢な体によく似合うキャロルの小ぶりな乳房は、少しだけ腫れるように大きくなっているのがわかった。目の錯覚ではなく間違いなく面積を増やしており、中から何かが肥大しているかのような張りがある。

 

 

 

 まるで出産を終えて授乳が可能になったかのようだ、キャロルはその経験が無いので断言こそできないが、似たような状況なのではと推測できるくらいの知識はあった。

 

 

 

「あぅッ!?」

 

 

 

 キャロルの推測は間違ってはいなかったのだろう。子宮を押し上げる触手が大きく動くと、それに合わせて華奢な体も揺れ動くのだが、その拍子に張った胸も動いて桜色の突起から白い液体が僅かに漏れ出る。

 

 

 

「うぁ? な、なんで……んッ!?」

 

 

 

 乳房の先端から出たのは母乳であった。妊娠した訳でもないのにそんな状態になったことに驚いている間に、先ほど引っかくような痛みを与えて来た触手がまたぱっくりと開いてキャロルに纏わりついてしまう。

 

 

 

 花弁の奥には大小無数の吸盤や触手が蠢いており、それらが目指す先は乳房の先端から流れる母乳であるらしい。

 

 

 

「~~~~~~ッッ!!?」

 

 

 

 舐め上げ吸い付かれると、張れた乳房から当然ながら母乳は吸い出されていく。その感覚はなんというべきだろうか、少なくともキャロルの乏しい語彙では表現できないものであったことだろう。

 

 

 

 むず痒いような、スッキリするような、それでいて表現しづらい喪失感のようなものもある。

 

 

 

 乳房を舐め上げ吸い取る花弁の触手とは別に、膣と肛門を攻める大きな触手もまた激しく動くので、落ち着く間もなく翻弄されていく。

 

 

 

 大量の泡立った白濁液を掻き出すように膣口付近まで触手が引いたかと思えば、そこから一気に子宮を押し上げるように押し込んで来れば、華奢な体は激しく揺れ動く。

 

 

 

「あぁぁぁぁッ!? あッ、あぅッ!? ひゃッ!?」

 

 

 

 体が動けば張った胸も揺れ動き、それに合わせるかのように花弁の触手は強く吸い付き、母乳を飲んでいく。

 

 

 

 まるで家畜のような扱いである、キャロルはそんなことを思い、実際に今の立場は大差がないのだと理解した。

 

 

 

 クスクスといったいやらしい笑い声が聞こえて来たのはそんな時である。自分を絶対的な上位者であると欠片も疑っていないようなそれを出せるのは、この肉の牢獄にはエキドナしかいない。

 

 

 

 つい先ほどまでは少し離れた位置にいるミューを嬲っていたのを確認できていたのだが、どうやら興味をこちらへ向けて来たらしい。

 

 

 

「ふぅん? 妊娠に近い状態にしたけど、孕んではいないみたいね」

 

 

 

 いやらしい笑顔を浮かべるエキドナは、キャロルの体を何かの研究対象であるかのように眺めている。

 

 

 

「体がそっちに傾けば孕みやすくなるかと思ったんだけど……本当に娼婦神の加護って厄介よね」

 

 

 

 逆に生命神に強く祈って加護を貰えれば本当に簡単に子供を授かれるので、神の力は厄介であり偉大でもあるのだろう。

 

 

 

 エキドナは残念がって見せるのだが、心底残念といった様子でもなく、ダメならダメで良かったのかそこまで苛立った雰囲気はない。

 

 

 

 寧ろ触手に絡めとられて全身を嬲られるキャロルの姿にご満悦だ。英雄を嬲ることに快楽を見出しているのだろう。

 

 

 

 いやらしい悪魔は張った胸を擦っている花弁の触手を遠ざけると、何を思ったのか蛇のような舌を伸ばして乳房の先端から僅かに流れる母乳を舐め上げる。

 

 

 

「んゃあ」

 

 

 

 くすぐったそうな、そしてむず痒そうな、同時に甘い快楽に震えるような、そんな声を出すキャロルは、桜色の突起を執拗に舐めまわす舌使いに悶えてしまう。

 

 

 

 花弁の触手によるどこか無機質で熱の感じられないそれとは異なる。エキドナの舌には情欲があり感情があり、そして興奮があるのだ。

 

 

 

 だからこそ甘い痺れが走ってしまう。否定したいのに心地が良いのだ。

 

 

 

「んふふ……ちゅ、れる……うん、あの魔術師の女もそうだけど、なかなか悪くないじゃない。味わったことのない魔力よ」

 

 

 

 キャロルの母乳を舌で転がすエキドナはそんな評価を述べる。精液と同様で生命力の塊とでもいうべき液体は彼女のお気に召したらしい。

 

 

 

 生命が生まれて初めて口にするその液体は魔術的な視点で見れば極めて特殊で価値のあるものだ。多くのエネルギーを内包したそれはエキドナに、そしてまだまだ不安定な神に必要なものであった。

 

 

 

 人が家畜からそうするように、エキドナもまた同じことをしているのだろう。

 

 

 

「うぁ、吸っちゃ、ダメ、やだッ……ふぁぁああッ!!」

 

 

 

 エキドナがもっとと強請るように張った乳房へと吸い付いてくると、キャロルは言葉にすることが難しい喪失感に苛まれた、自分の人生の一部を奪われているかのようなそれは、酷く彼女を不安にさせたのだ。

 

 

 

 これから育む命であったのならば、これから広がっていく未来であったのならば、きっと喪失感など味わうこともなかったのだろうが、エキドナはキャロルの人生を奪うかのように母乳を吸っていく。

 

 

 

「ぷはッ……良いわね、さながら神乳ってとこかしら。半神の母乳なんてなかなか味わえないし、良い力になりそう。他の連中はどんな味になるのか気になるわね、試してみようかしら」

 

 

 

 他の三人もそれぞれ異なる味わいが出ることだろうと妄想しながら、また楽しみが出来たとばかりに悪魔は微笑む。

 

 

 

 そこに四人娘たちへの配慮など欠片も存在せず、己の愉悦だけが存在していた。

 

 

 

「ん、ほら、もっと出しなさい……私に寄こすのよ」

 

 

 

 その言葉に従ったのはキャロルではなく触手たちだ。膣と肛門で蠢くそれらが大きく脈動したかと思えば、激しく前後に動き出して華奢な体を好き勝手に攻め上げていく。

 

 

 

「うぁあああッ!! あッ!? うぁッ……おッ、おぉッ!? 激しッ、やだ、これやぁッ……イクッ、イグッ!? やぁぁぁあああああッ!!?」

 

 

 

 触手たちが本格的に攻め始めれば、既に限界寸前まで追い詰められていたキャロルの体はあっけなく快楽に屈するのだった。

 

 

 

 子宮を大きく押し上げられた瞬間に、快楽と熱が爆発して体中を駆け巡り、視界内で幾つもの火花が散っていき、最後にはとてつもない絶頂の濁流となってキャロルの体と理性を蕩けさせていく。

 

 

 

 あまりにも大きすぎる絶頂と同時に、エキドナに齧られていた乳房の先端からも多くの母乳を吹き出しており、命を育む為のそれを悪魔は傲慢にも奪い去っていった。

 

 

 

「んんッ……はぁ……んッ、ふふふ……はぁ~、この魔力で潤う感じ、病みつきになっちゃいそ」

 

 

 

 母乳を吸うエキドナも体を震わせて快楽を感じ取っているらしい。精液とは異なりながらも確かな力となるそれを得ることは、魔獣母と呼ばれる彼女にとっては重要なことなのだろう。

 

 

 

 体中に広がる活力は素晴らしいものである。そしてそのエネルギーはエキドナを介して神の下へと送られることになるのだ。

 

 

 

「ふふッ、他の奴らでも試してみましょうか」

 

 

 

 ぐったりと体から力を無くしたキャロルを見下ろしながら悪魔はそんなことを考える。特に魔力量が豊富な魔術師などは精液だけでなくこちらからも搾り取れるだろう。

 

 

 

 彼女たち四人娘だけでなくより多くの捕虜を得られれば更に得られる力は拡大するのは間違いない。人間が大量の家畜を飼育して多くの富を得るのとそこは同じだった。

 

 

 

 いつかこの肉の牢獄を埋め尽くすほどの捕虜を得て、更に神の力を大きくしようとエキドナは夢想する。

 

 

 

 油断でも皮算用でもない、それができるのが今のエキドナである。

 

 

 

「あはは、貴女たちも声だけじゃなくてそろそろ仲間たちと会いたいんじゃないかしら? ふふ、構わないわよ」

 

 

 

 絶頂の余韻に震えるキャロルの頬を撫で上げながらエキドナは気まぐれにもそんな提案をしてくる。

 

 

 

 前後不覚の状態で意識が飛びかけているキャロルには聞こえていなかったようだが、どうやらエキドナの中で自己完結しているようだ。

 

 

 

 触れられる距離にいながらもどうすることもできず翻弄される四人を見るのもまた一興だとでも考えているのかもしれない。

 

 

 

 悪い癖が出ていると本人も自覚しているのだが、英雄たちを嬲るのはどうしたって愉悦を感じてしまうものである。こればかりはやめられない。

 

 

 

 どうせ四人を一ヶ所に集めたって逃げようがないのだ、体も心も既に肉の牢獄に縛られ慣れ始めてしまっているのだから。

 

 

 

 四人全員を侍らして悦に浸るのも良いかもしれない。エキドナは唇を三日月の形にしながらそんなことを考える。

 

 

 

 それは、この肉の牢獄の主に相応しい表情と言える極まったいやらしさを持つものであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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