商人と冒険者と娼婦 作:にやまな
深く暗い海の底を漂うかのような感覚が全身に広がる中、遠くから澄んだリュートの音色が耳に届く。
ここはどこだったか、自分は何をしていたか、その音色に耳を傾けながらそんなことを考えていると意識を手放す直前の光景が瞼の裏に映し出され慌ててシャルルは飛び起きた。
「……やっと起きた」
「キャロル!無事だったんだな!エミリーはどこなんだ?」
彼女と同じように分厚い毛皮に包まった妹の姿を確認して一安心と思いきや、友人の姿が見えないので再び慌てだす。
「私ならこちらです」
背後から声がかかる、振り返るとそこにはまた同じように毛皮の毛布に包まる友人の姿があった。
「お前も無事だったか……たまには神様に祈ってもいいもんだな」
「何をいってるんですかシャルル、神々には常日頃から祈りを捧げなさい。あまり軽んじていると大事な時に愛想をつかされてしまいますからね」
「はいはい、わかったわかった、神様サイコー」
いつもの掛け合いだ、ならばそれでいい。それ以上はシャルルは特に望まない。
そこでリュートの音色が途切れていることに三人が気が付く、部屋の片隅で一人のエルフが穏やかに微笑んだ。
「ロウ姉さんが助けてくれたのか?面倒かけてごめんな」
「ふふ、面倒だとは思っていないわよ。三人は私の可愛い仲間なんだから」
そんな彼女もまた毛皮を着こんでいる、ただ三人と違うのは客からの贈り物だと推測される高級品であるということだ。
「お腹は空いていない?これからちょっと無理しなくちゃならないだろうから、食欲がなくても詰め込んでおいてね」
「……緊急事態?」
三人を代表してそうキャロルが尋ねると、ローレライは少し困ったようにはにかんだ。
「今後の方針によってはそうね……実は食糧が少ないうえに後方車両が雪崩に巻き込まれて失ってしまったの」
「え、まずいじゃん、確か食糧と燃料がしこたま乗ってたはずなんだけど」
「そう、だから大ピンチよぉ」
言葉ではそういうが、ローレライからはあまり危機感を感じられない。
「もしかして私たちが遅れてしまったからキャラバン全体が逃げ遅れてしまったのでしょうか?」
「いいえ、それは違うわね。ほら、山頂に大きな光が現れたでしょう?団長が言うにはあれは最後の叫びといって、秋を終わらせる獣が死に際に放つ力の本流なの」
丘の上の開拓村で村長が言っていたことなので三人にもそれはわかる。
「あの光を確認した瞬間に団長はダーボをキャラバンから切り離して先行させる決断をしたのよ、だからあの時点でキャラバンが冬に取り残されることは決まっていたの……それからしばらくたって叫びが聞こえてきてね、凄い衝撃だったわぁ」
その衝撃を受けてキャラバンの周囲で雪崩が発生したらしく、それによって被害が大きくなった。最も大きく頑丈であり、安定性のある中央車両だけはなんとか耐えれたが、後続車両の多くが流されてしまったらしい。
特に痛手となったのは冬の生命線である食糧と燃料を積んだ車両だ、中央車両と繋がるけん引用の鎖が千切れて雪の斜面を転がり、木々をなぎ倒しながら吹雪の向こうへ消えてしまったとのことだ。
「一応、探しにいったんだけど……この寒さではあまり長時間の外出はできないし、転がっていった方向は谷につながってるから回収は難しいでしょうね」
物資を求めて二次遭難しては余計に被害が大きくなる。だからといって食糧がなければ冬は越せない。難しい状況であることが三人にも実感できた。
「とりあえず中央車両にあった食糧をかき集めたけど、節約して十日分ってとこかしらね」
そう言うローレライの顔にはあまり悲壮感がない、いつも通り穏やかな表情でリュートを奏でる。
「春の曲でも奏でようかしら……冬の曲よりも部屋が暖かくなるし、神様が気に入ってくれたのなら少し早めに春が来るかもしれないわ」
リュートから流れ出る旋律は確かに春の陽気を感じさせるかのようなものだった。部屋の空気を換気するかのように音色が広がり、ほんの僅かに温かくなったような気分を三人に与えてくれる。
「部屋の中でもこんなに寒いんだな、オレらが物資配達した村とか大丈夫なのかよ?」
「……今更どうしようもない……後は個人の頑張りしだい」
「そうね、ここまで来ると祈るくらいしかできないわ。私たち自身も窮地なのですから他者の力になる余裕なんてどこにもありません……厳しいことではありますが」
「そっか……まぁ、一番やばいのはキャラバンだもんな、食い物も燃料も無いし……えぇ、マジでどうするんだよ?」
「……外で狩りする?」
「危険すぎるわね。極寒の中、土地勘も無い場所ですることじゃありませんしこの吹雪では獲物も見つからないでしょう」
「……冬眠してる動物を引っ張り出すとか」
難しいだろう、提案したキャロルでさえ無理だと思う。
三人で知恵を振り絞るが妙案は出てこない。部屋の隅でリュートを奏でるエルフは現状を理解しながらも言葉を発することなく穏やかに微笑む。
そんな彼女たちの部屋の扉がノックされたのはそれから十分ほど過ぎたころだ。扉の向こうから団長が顔をのぞかせると、その背後にはキャラバンの団員たちが勢ぞろいしており、全員が寒さに震えるように毛皮をまとっていた。
「三人とも目を覚ましたのね、体調はどうかしら?」
「大丈夫です、一番重傷だったシャルルには特に念入りに治療の魔法を施しましたから」
「三人が眠っている間に癒しの歌を奏でていたから体調も悪くないと思うわ」
「おお、だから体が妙に軽いのか」
「それは良かった、なら会議ができそうね」
団長は手に持っていた大きな地図を広げると、全員に少ない燃料から作ったホットワインを配る。
「はっきり言って現状はかなり厳しい、このままでは冬を越すことが困難だ」
わかってはいたことだが、キャラバンの団長である彼女がそう断言すれば空気は重くなった。明確な、避けることのできない現実なんだと再確認できる、できてしまう。
「あのぉ……一か八か、持てるだけの物資を持って一気に南下しませんか? 厳しい寒さですけどそれはこの周辺だけですよね? 秋を終わらせる獣の勢力圏から抜け出せれば寒さも和らぐだろうし」
春風のキャラバンに所属する劇団員であり娼婦でもある人物がそう提案するが、やはり現実的ではない。
「最寄りの街まで一日半は必要なのよ、しかもそれは雪が無い状態での計算だし……」
すぐさま別の団員に否定される、しかし現状ではそれ以外とれる手段が無いのもわかる。
「一日の食糧を配給制にして極限まで減らすのはどうかしら……まぁ難しいわよね」
「せめて一か月分の食糧が残っていればその選択肢もあったんだけど」
団長の言葉に反応したのはシャルルだった。
「なんで一カ月なんだよ?」
「昔の資料を調べててね、最後の叫びから一カ月くらいは寒さが猛威を振るうのだけど、そこを超えると普通の冬になるそうよ」
秋を終わらせる獣が、完全完璧に死ぬということだろう。
「……どこかから食料を分けてもらう」
「でもどこにもそんな余裕はありませんよね、私たちが配給に回った村々もギリギリの生活でしたから」
春風の団員は今現在は九人いる、ダーボに乗って一足早く脱出した獣人のシャーシャだけがここにいなかった。九人という人数は多くはないが少なくもないだろう、限界まで耐え忍ぶ寒村にそんな余剰物資があるとは思えない。
誰もが最悪の結末を予想する中、それまで黙って部屋の隅でリュートを奏でていたローレライが演奏を止めて、キャラバンから比較的近い地図の一点を指さす。
「ここはどう? 西の樹海からの侵入を迎え撃つ砦があるでしょう、そこは軍事拠点なのだから他よりも食糧が豊富だろうし、私たちくらいの人数なら受け入れてくれるんじゃないかしら」
「ここね、確かエミリーたちに物資輸送を頼んだ場所だったわ……そう考えると顔つなぎも出来てるし、お願いもしやすいかも」
「あの砦かぁ、確か二カ月くらい前にゴブリンの大群と戦った場所だよな?」
「えぇ、あそこの兵士の皆様とは戦いを通じて友誼を結べましたし、司令官の方とも面通しが済んでいますから尋ねたら話くらいは聞いてくれるかと」
「……少なくとも門前払いはされない」
「いい情報だわ、あの時は三人の行動を叱ったけど、前言撤回しておきましょう」
方針は固まった、他の団員たちも反対意見はないようだ。結論が出たのなら行動は早く、各々が団長からの指示で必要な物をかき集めてバッグに押し込む。僅かな食糧と防寒具に契約書、そして仕事道具が中心になった。
断捨離した結果、中央車両に残していかなければならない物も多く、その最たる物は倉庫の交易品が中心になってしまう。
不在の間に盗まれる心配がありはしたが、この冬と雪の中を持ち出すのは困難だろうと結論を出すしかない。実際に宝の山を目前にしてもどうしようもないのだ。
「ええっと、食糧はバッグに詰めて、こっちの防寒具は全部着込んで、毛布は丸めて背負うだろ……組み立て式の天幕とかクッションって必要か?」
「どうでしょう、砦の中に入れてもらえるのなら不要な気がしますが……こちらは、化粧品かしら?」
「……お香や煙草、飴なんかもある」
「そこにあるのは全部必要と判断したから運ぶわね、あとはワインなんかあれば喜ばれるかもしれないわ」
つまりこれらは交渉を進める為の賄賂用なのだろう。ローレライの言葉に頷いた三人は何とか自分たちの体に必要物資を背負い込む。最も重たい組み立て式の天幕は戦士のシャルルが背負った。
三人はもちろんのこと、他の団員や団長でさえ持てるだけの荷物を持っている。そして忘れ物がないか確認を済ますと、いざ覚悟を決めて外へと繰り出す。
当然ながら肌を刺すような冷気が全員を襲う。吹雪で視界は閉ざされ、膝近くまで積もった雪が行動を阻害してくる上に吸い込んだ外気は肺を凍らせるかのようだ。
「先頭は目の良いキャロル! 最後尾はシャルルにお願いするわ、もし脱落するような者がいたら体力のある貴女が背負ってあげてね」
「了解、任せてくれ」
「一定時間ごとに声をかけるから必ず返事をすること……それじゃあ全員、覚悟はきまってるわね、行動を開始してちょうだい」
「……到着まではざっと二時間くらい?」
「おそらくはそれくらいかと……キャロル、場所や方向はわかりますか?」
「……問題ない、吹雪の向こうに僅かだけど監視塔の明かりが見える……そこを目指す」
小柄な彼女は太もも付近まで積もった雪をかき分けながら後続が歩きやすいように道を踏み整える。この移動の中で最も体力を消費するのは彼女だろう。
「疲れたら交代しますから遠慮なく言ってください」
「ん……頼むにしても貧弱なエミリーより団長に任す」
「うぅ……しかたないじゃないですか、私は魔術師なんですから」
喋っていれる間はまだ余裕があるということだ、元気が続くうちにどれだけ進めるかが勝負となる。
「神々よ、我らの道に幸運を与えたまえ」
足手まとい宣告を受けたエミリーはせめて少しは役に立つため祈りを捧げていく。
その祈りが届いたかどうかはわからないが、少しだけ吹雪が弱まったような気がした。
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人の手や目が届かない領域には様々な脅威が潜んでいる。巨大な魔獣やゴブリンに代表されるような狡猾な亜人、あるいはスライムや悪魔といった自然界において存在の説明が難しい異形なる者……または法や人目を避けて暮らすならず者などもいる。場合によっては他国からの軍隊も相手にするのだろうが、春風のキャラバンの団員たちが目的地にしている砦はどちらかというと亜人や魔獣の監視と排除が主だった。
この土地は西に隣接している人の領域ではない樹海から流れてくる脅威への対策として、その一歩手前の国土に砦を築き、監視することで被害を抑えることを選んだらしい。
先の戦いでゴブリンの大群に攻められたことを考えると、ああいった脅威が無秩序に襲い掛かればその被害は甚大なものになるだろう。
だからこその対策であり、それだけ土地の経営を行う領主が重要視してくれる場所であり、つまり多くのリソースが割かれている。
食料も燃料もあるだろう、これは希望的観測ではない。
「来訪の目的は何でしょうか?」
「お恥ずかしながら慈悲に縋りに来ました、こちらの指揮官の方とお会いしたいのですが……その前に挨拶が先でしたね、我々は春風のキャラバンに属する者です。以前、我々の団員がお世話になったと聞いております」
「春風……あぁ、あの時の三人組の、承知しました少しお待ちください」
砦の門を預かる兵士はその時のことを覚えていたのだろう、三人の少女を視界に収めて大きく頷くと指揮官への報告へ向かった。
「よろしければ中へどうぞ」
もう一人の門番が気を利かせてそう進めてくれたので、その言葉に素直に甘えることにした。
「感謝します、本来なら荷物検査なども必要でしょうに」
「お気になさらず、皆さんの身元は確かなものなので大丈夫ですよ」
春風のキャラバンの団員たちは長い道のりと冷たい雪の中を歩き、幸運にも誰一人欠けることなく砦へと辿り着くことに成功したのだった。運が良かった、各々の努力もあった、そして神の気まぐれもあった。
「あれ、砦の中はちょっとだけ暖かいな、寒いは寒いんだけど外よりマシだ……なんでだ?」
「砦を覆うように結界が張られてますわね、すごい規模の魔法です」
「……もっと暖かくてもよかったのに、中途半端」
「キャロル、魔法っていうのは万能の力じゃないのよ」
そもそも魔法とは、そんな説明を始めようとするエミリーを止めるかのように報告に向かった兵士がこちらに戻ってきた。
「お待たせしました将軍はお会いするとのことです、こちらにどうぞ」
これからの交渉次第ではあるが、これでようやく一息つけるのだ、団員たちにも安堵の空気が漂っている。多少なりとも気が緩んでしまうのは仕方がないだろう。
兵士に案内されながら目的地までの間、砦の中を観察してみるとキャラバンの団員たちは兵士から随分と興味を持たれているのがわかる。長く厳しい冬の中、まともに外に出ることも叶わない孤立した砦でずっと過ごすのだ、華やかな彼女たちに興味を示すなと言うことは難しい。
笑顔で手を振ったり、口笛を鳴らして称賛する者や、なぜかいきなり力こぶを見せつける兵士までいた。
特に三人娘は以前にもこの砦に来たことがあるので、顔見知りと呼ぶべき者も多い。
「こちらで将軍がお待ちです」
連れていかれたのは砦の中央監視塔、その一室にはこの砦を預かる最高指揮官が待っていた。年齢は将軍と呼ぶにはまだ若いように思えるが、立ち振る舞いにはどこか貫禄があり、長い時間、訓練を重ねた兵士だけが放てる格と言うべき何かを持っているのだ。
「本日は突然の来訪にもかかわらずお時間を下さったこと、キャラバンを代表して感謝を申し上げます。将軍閣下へ神々の祝福あらんことをお祈りします」
当たり前のことだが団長がこちら側の代表だ、他の団員は彼女から一歩下がった位置で静かに一礼する。
「祈っていただき感謝します、私からも皆さんへ祈りを送ります」
この周辺、というよりも、この大陸全土で初対面の相手にする挨拶を交わしてから本題に入る。こういったやり取りは商売をする上での基本口上であり、マナーでもある……無視すれば相手に不快感を与えてしまうだろう。まして立場が弱い側が無視すれば余計に心象が悪くなってしまう。
「さて、皆さんが来訪された目的は大体は察することができます。この雪です、苦労をなされたでしょう」
「おっしゃる通りです、雪に閉ざされ食糧も失い、途方にくれるばかりでございます」
「報告は受けていますよ、春風のキャラバンが周辺の村々への配給の一部を受け持ってくれたと……だから逃げ遅れてしまったんですよね。この周辺の安全と治安を守る者の代表として改めて感謝を申し上げます。あぁ、そういえば、以前にそちらの団員の方がここで大きな活躍をしてくれました、それも併せて感謝を」
どうやらこちらの評価は悪くないらしい、こうして面会してくれるだけでもそれは理解できるが、想定よりも大きな手ごたえがある。
「将軍閣下のお言葉に我ら一同、恐縮するばかりです」
前口上はこれくらいで問題ないだろう。そう判断した団長はここで本題に入った。
「我々は窮地に立たされています。この厳しい冬に取り残され、頼るあてもここしかなく……どうかお慈悲ある言葉を頂けないでしょうか」
「もちろん協力したいとは思いますが、しかしこちら側もそこまで大きな余裕はないんです。皆様のこの周辺への貢献は大きく、決して軽んじているわけではないのですが……私もまたこの砦を預かる身、ここを守ること、そして兵士たち率いる者としては、やはり砦の未来を優先したい」
「次に何時、物資の補給ができるのかが不透明な中で可能な限り節約したいという将軍閣下の考えは、私も理解できます」
そこで団長は団員たちに支持を出して机の上にここまで持ち運んだ交渉材料……平たく言うのなら賄賂を並べてこういった。
「将軍閣下が砦の利益を優先されるのであれば、我々はその利益となれます。見たところ、この砦は私たちと同様に孤立していると思われます」
「そうですね、その通りです」
「兵士の方々は西の樹海からやって来る脅威に備えて日夜訓練を繰り返し、そして戦ってこられた。しかしこの冬であっても監視を放棄することなどできはしない」
「おっしゃる通り」
「常に働き続け、常に緊張状態にある皆様は疲れ切っていることでしょう……それでも例年通りの冬ならば寒くとも周辺の街へと気晴らしに出かけられた、でも今年は違う……長く険しい冬は大きな障害となっているはず」
実際、この砦で仕事をする兵士たちの士気は最悪だった。団長の言葉の通り砦は完全に孤立しており、例年なら男所帯のこの場所にはそれなりの需要を見込んで様々な者が訪れたし、なんだったら呼びもした。
しかし今年はそうではない。孤立しているがゆえに娯楽や気晴らしといったものが遠いのだ。そして士気が著しく低下している中、兵士たちの間では喧嘩や小競り合いが多発している。
共に戦い、背中を預けあう兵隊としては致命的な欠点だと断言できた。
「ならば女所帯である私たちが力になれるはず、皆様の食い扶持をタダで受け取ろうなんて恥知らずなことは申しません。私たちはここで働いて、皆様から快く謝礼をいただきます。これなら少しくらい食糧を分けても構わないと兵士の方から思っていただけるのでは?」
決して余裕があるわけではない食糧事情、逆に言えば少しくらいの余裕はある。九人が一カ月くらい過ごせるほどには余っているだろう。
交渉の落としどころは互いの利益を尊重することである。キャラバンの団員たちは冬を越すために彼らの力が必要であり、彼らもまた冬を越すために彼女たちの力がいる。
お互いの利益と、より良い未来の為に、手を結ぶことは簡単だった。