※この作品はR-18です。

商人と冒険者と娼婦   作:にやまな

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第八話 姦輪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 三人の初探索が成功したことを祝って行われたささやかな酒宴は月が朝方に傾いた頃にお開きとなった、深夜の街並みには本来ならば人が静かに眠り落ちる時間なのだが、研究に生きる者が多いこの街では時間を忘れてしまったかのようにカーテンの隙間から明かりが零れている。

 

 

 

 時折聞こえる喘ぎ声は娼婦のものだろうか、窓を開けて交わるなと言うべきなのだろうが夜道を歩く三人は特に気にした様子もなくキャラバンへの帰り道を進んでいく。

 

 

 

「探索、上手くいってよかったですね」

 

 

 

「だなぁ、あのゴーレムも強敵だったけど五人がかりなら問題もなかったし、怪我無く帰れて良かったよ」

 

 

 

「ん……本も高く引き取ってもらえた」

 

 

 

「そうそう、魔術書ってあんなに高く買ってもらえる物なんだな」

 

 

 

「物にもよりますけどね。後、師匠は資金が潤沢なので」

 

 

 

「あれくらいはした金ってことかぁ……将来は魔術師を目指すのもアリかな」

 

 

 

「動機が不純ですよ、魔術師は探求の旅路なんですから軽々となれるものではありません」

 

 

 

「でも金儲けに必死な魔術師もいるんだろ?」

 

 

 

「それは、まぁ……いらっしゃいますね。錬金術を柱とする派閥はそのありかたが顕著で……」

 

 

 

「錬金術……金とか作る?」

 

 

 

「私はそちら方面の魔術はさっぱりですので……でも、話に聞く限りでは難しいらしいですよ。いえ、できないわけではないと聞きますが、出費と収入の清算が合わないとか」

 

 

 

「……そう」

 

 

 

 キャロルは残念そうだ、金を作れるかもという妄想を打ち砕かれたからなのか項垂れている。

 

 

 

「ふ~ん……魔術も完璧じゃないってことか、金を好きなだけ作れるならぼろ儲けなんだけど」

 

 

 

「楽な儲けなんてそうそう転がっていないということでしょう」

 

 

 

「どんな仕事にも冒険が必要ってことか……いつか羊皮紙にサインするだけで儲けられるようになりたいもんだ」

 

 

 

 先程、酒場で聞かされた先輩探索者の話に触発されたのか、シャルルが曖昧な未来を妄想していた。

 

 

 

「そうなれれば安泰ですねぇ……そこまで大成するにはどれだけ稼がなければならないことか」

 

 

 

「世知辛い話だなぁ……稼ぐ為に稼がなきゃならないってことか」

 

 

 

「ねぇ……気が付いてる?」

 

 

 

 もうすぐキャラバンといった所で唐突にキャロルが雑談を打ち切った、彼女の言葉にシャルルとエミリーがすぐに反応する。

 

 

 

「うん? やっぱり付けられてるよなこれ」

 

 

 

「え? そうなんですか?」

 

 

 

「……エミリーはもう少し感覚を磨いた方が良い」

 

 

 

「し、仕方ないじゃないですか! 私は魔術師で、二人ほど感覚が鋭くないんですッ!」

 

 

 

「まぁエミリーは置いておこう、それで……うん……十人くらいか?」

 

 

 

 クンクンと、キャロルが鼻を鳴らす。

 

 

 

「ん……男が十二人」

 

 

 

「キャロルはなんだか犬みたいですね」

 

 

 

 黄金の弓を手に入れた頃からだろうか、時折、キャロルは獣のような感覚を見せつけて来る、今もまさにその感覚に頼っているようだ。

 

 

 

 半神ほどでなくとも、神の力……神格を持つ彼女の体は人間離れしているらしい。

 

 

 

「たぶん……あの二人と喧嘩していた集団」

 

 

 

「おぉ! 仕返しか?」

 

 

 

「もう、どうしてシャルルは楽しそうなんですか?」

 

 

 

「ん……どうする?」

 

 

 

「このままキャラバンに駆け込むか?」

 

 

 

「それは、どうでしょう……安全であることは間違いありませんが」

 

 

 

 キャラバンにはキララがいる、もっと言えばローレライもおり、更に細くするのならば人狼すらもいる、他の団員もそれぞれ一癖も二癖もある者たちばかりであり、およそ商人が持つには似つかわしくない武力が備わっている。

 

 

 

 十数人程度の傭兵にどうにかできるような戦力ではない、しかしキャラバンに引っ張り込んで巻き込むのは気が引けてしまう。

 

 

 

「後で団長に怒られそうだな、駆け込むのはやめとくか」

 

 

 

「ん……迎え撃つ?」

 

 

 

「街中で流血沙汰もなぁ……襲われたら被害者ってことで押し通せるだろうけど、憲兵にしょっぴかれたらそれはそれでキャラバンに迷惑かけるだろうし……う~ん」

 

 

 

 できることならば問題を起こすことなく穏便に済ませたいというのが本音である、しかしそもそも話し合いで解決できるような相手ならばコソコソと後を付けながら囲むように近づいてきたりはしないだろう。

 

 

 

 武装したいかつい男の集団がそんなことをしている時点で、後ろ暗いことをしていますと宣言しているようなものであった。

 

 

 

 どう行動すべきかと三人が悩んでいると、徐々に包囲の幅が狭まってきて彼女たちは路地裏へと追い込まれてしまう。

 

 

 

 やはり彼女たちを付け回していたのは酒場でバッカニアとリンダの二人を相手に喧嘩していた集団であった、傭兵らしい粗雑で実用性重視の具足を身に纏い、いやらしい笑みをこちらに向けて来る。

 

 

 

「へへへ、まだガキだが面は悪くねぇ、なかなか楽しめそうじゃないか」

 

 

 

 リーダー格の男のそんな言葉に周囲の男たちもゲラゲラと笑った、それだけでこの集団の在り方や性格がよくわかり、バッカニアの言う通りチンピラの集まりであるという評価に間違いはないと理解できてしまった。

 

 

 

 どうしたものか、と考えながらシャルルとキャロルは自らの武器に手を伸ばそうとするのだが、そんな二人の服を背後からエミリーが引っ張った。

 

 

 

「……どうしたの?」

 

 

 

「さすがに街のど真ん中で魔法をぶっ放すのはやめてくれよ」

 

 

 

「違います、そんなことはしません……彼らのことなのですが、いっそのことこのまま相手をしてみては?」

 

 

 

 こいつは何を言っているんだ、という二人の視線を受けながらエミリーはこんなことを言うのだった。

 

 

 

「えっと、その、魔力の備蓄が頼りなくてですね……呼吸法で回復してはいるんですけど、明日以降も探索を続けるのならばどこかで補給しないといけません」

 

 

 

「そんなもん娼館で……あ、そっか、今回はキャラバンの店は開いてないんだったな」

 

 

 

「はい、なので良い機会かと」

 

 

 

 そう言ったエミリーの表情はとてもいい笑顔であった、相手が相手なので気を使うことなく搾り取れると考えており、客ではないので配慮が必要ない。

 

 

 

 極端な話、吸い殺してしまっても問題はないだろうと考えているのかもしれない……実際にはしないが、そうしてしまっても構わない相手であった。

 

 

 

「キャロルはどう思う?」

 

 

 

「娼館もやってない……帰ってもエミリーの相手するだけだし」

 

 

 

「斬り合うよりは平和的に解決できそうか、でもタダで抱かれるのはなぁ……」

 

 

 

「終わった後に財布からいくらか抜き取ればいいではありませんか」

 

 

 

 そんなことを離している三人娘に男たちは苛立ったのか、無遠慮に距離を詰めてきて警戒心もなく手を伸ばしてきた。

 

 

 

「何をごちゃごちゃ言ってやがる、まさか逃げられるだなんて思ってるんじゃないだろうな?」

 

 

 

 幼く、力も無い少女……そんな認識は手がエミリーの顎先に触れた瞬間に霧散する。

 

 

 

 傭兵の男は、彼女に触れた瞬間に房中術によって魔術的な道を作られて、魂の干渉により一瞬で意識を失うのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 身体が熱い、呼吸が荒い、思考は霧がかかったかのように朧になって上手く纏まらない。

 

 

 

 まるで全力で走り続けたかのように心臓は脈打ち、体はただ酸素を求めて藻掻くかのように痙攣を繰り返していた。

 

 

 

 ここまでの疲労と熱は無限城の探索途中にカバの群れに追い掛け回されて以来である、つまり彼はその時と同じ状況にまで追い詰められているのだろう。

 

 

 

 いや、今回の相手はカバよりも厄介と言えた、傭兵の男がその大きな体で押し倒しているのがエミリーであり、彼女は大男に組み伏せられているというのに余裕の笑顔を浮かべながら犯されているのだ。

 

 

 

 三人の娘を自分たちが拠点としている長屋に連れ込んだ記憶は酷く曖昧であり、それは「本当の記憶」なのか定かではないほどに彼らの思考は蕩けているらしい。

 

 

 

「あッ……アッ……いい、です、そこ、気持ちいいです、あはッ!」

 

 

 

 部屋に連れ込んで既に数時間、当然ながらエミリーの体は汗と体液で汚れている、無数の男に囲まれて凌辱されたような有様なのだがそれでも余裕が窺える。

 

 

 

 当然だろう、彼女にとっては男に凌辱されているのではなく、逆に相手を貪っているのが正しい状況なのだから。

 

 

 

 射精される度に活力が漲っていく、肌は艶やかになり喉も潤う、精子を飲み込めばそれだけで力が沸き立ち、器が満たされていくのだ。

 

 

 

 既に十回ほどの射精を体で受けているのだが、その全てを飲み干してなお「足りない」と感じている、魔術師としての器が大きくなったからなのか以前よりも容量が増えているのだろう。

 

 

 

 つまり、エミリーはまだまだ精液を欲していた。

 

 

 

 彼女は自分を押し倒す男の首に両手を伸ばして更に引き寄せていく、そして逃がさないとばかりに両足も相手の腰に巻き付けてぴったりと密着すると、何度目かの射精を促していく。

 

 

 

「あぁ~……あぁ~……奥ッ、すごい、ぐりぐりッて……あッ、あッ、それ、凄く良いですよ!! はぁ、はぁ、うッ、うぁ……ふふ、とても上手ですよ」

 

 

 

 うなじに回されていた手が男の後頭部を優しく慈しむように撫でる、魂の繋がりによって心身共に掌握されている男はそれだけで背筋を振るわせるような快楽を感じ取り、必死に腰を振りながら精液を吐き出す……いや、献上するのだった。

 

 

 

「あッ!? 熱ッ!! うぁぁ、あぁ、これです、これが……あぁ、ああああ、はぁぁ~~ッ!!」

 

 

 

 子宮で受け入れる生命力の塊を噛みしめながら受け入れる、快楽は背筋を走り抜けて脳へと突き刺さり、思考は蕩けて崩れてしまう。

 

 

 

 絶頂の衝撃と、余韻の痺れは、何度経験しても色あせることなく飽きが来ない、特に房中術を知ってからは経験する度に強烈になっているようにも感じている。

 

 

 

 心地いい、子宮に味覚でも宿ったかのように精液を味わうことが出来てしまう、極上の美酒のように感じられてしまうのだから房中術も随分とエミリーの体に根付いているらしい。

 

 

 

「はぁ~……あッ……んッ……はぁ~……あ、でも、まだ足りませんね。明日以降のことも考えればもっと備蓄が……あ、なに柔らかくしているんですか? まだ終わりではありませんよ、もう一度固くしてください」

 

 

 

 膣内で射精した後に硬度をなくしていた肉棒をエミリーは締め上げる、そして魂の繋がりによって相手の体を強制的に操作して生命力を吸い上げていく。

 

 

 

 すると、男の下半身はまた固さを取り戻す、しかし口は更に渇きを訴えて心臓の鼓動はまた早くなっていく、二回三回ならばまだ耐えられたがそれが十回を超えれば快楽など存在しない。

 

 

 

 射精に甘い痺れなどもう感じない、精液を吐き出す度に股間は痛みを訴えていた。

 

 

 

「たす、けて……あぐ……たのむ、もう限界なんだ」

 

 

 

「ふふ、ダメですよぉ……まだまだ足りないんですから、最後まで付き合ってください。ほら、もう一度腰を振って楽しませて、ね?」

 

 

 

 拒否することはできない、簡単に跳ねのけられるほどの体格差があり押し倒している体勢だというのに、彼女の言葉は呪いのように傭兵の体と心を縛って尋常ではない強制力を発するのだ。

 

 

 

 エミリーの細く白い指が男の顎を挑発するように撫でて来る、すると思考は更に溶けていき「そうしなければならない」という認識が強くなっていく。

 

 

 

 そこまで行けばまた腰を振るだけだ、股間と腰の痛みに耐えながら。

 

 

 

「だ、誰か……誰か助けてくれ」

 

 

 

 王や神の言葉のように抗うことのできない強制力を持った彼女の命令から、男は何とか逃れようとエミリーから視線を逸らして仲間へと助けを求めるのだが……そこに広がっていた光景は自分と同じように捕食される男たちである。

 

 

 

「んんッ……うッ……んッ……んッ……あッ……やッ!」

 

 

 

 傭兵たちが拠点としている古びた長屋、そこにあるリビングではエミリーだけでなくキャロルとシャルルの姿もあった。

 

 

 

 二人もまたエミリーと同様に男を貪っているらしい、傭兵たちは苦し気なうめき声を上げながら拷問に耐えているようだ。

 

 

 

 あちらもあちらで射精を強制させられており、快楽ではなく痛みだけが広がっているのだが、それでもなお固くさせられている。

 

 

 

 キャロルはソファーに座らせた男を背もたれにするかのように跨っており、何度も精液を受け入れた秘所は新しい精液を搾り取ろうと肉棒をしごいていた。

 

 

 

 椅子代わりにされながら犯される男は虚ろな瞳で体を揺らすだけでまともな意識は残っていない、抵抗できないように完全な洗脳状態にあることは間違いないだろう。

 

 

 

 容赦がない、エミリーを犯している男はまだ言葉を発せるだけの意識を残されているのだが、キャロルが跨る男は人形と化しており射精するだけの装置でしかない。

 

 

 

 それはキャロルの前にいる男たちも同様である、背面座位で交じり合うキャロルの前には複数の男たちが立ち尽くしており、股間を大きくさせながら虚ろな瞳のまま涎を垂らすだけである。

 

 

 

 そんな彼らのそそり立つ肉棒を、キャロルは椅子代わりの男を犯しながら両手で弄んでいるようだ。

 

 

 

「あッ……んッ、んッ……ふふ、まだ出しちゃダメ……はぁ、もっと、熱くさせて貯めといて……あぁ、んあ、はぁ……これが枯れたら、次は貴方たち」

 

 

 

 死刑宣告にも等しいそんな発言も彼らには届かない、涎を垂らして股間を弄ばれながらその時を待つばかりである。

 

 

 

「んぁぁ……んんんッ……ん……ふぅ~……ふぅ~……あぁ、んやぁ!」

 

 

 

 華奢な体らしいキツイ締め付けは簡単に男の射精を促す、食いちぎらんばかりに肉棒に纏わりついた膣壁は慣れた動きで舐りまわしながら痛みを与えるのだった。

 

 

 

 ズキッと射精した瞬間に痛みが走る、八度目の射精に快楽など存在しない。

 

 

 

「----ッッんん!! うやぁぁぁ……あッ……あッ……やぁぁぁ」

 

 

 

 甘い痺れに蕩けているのはキャロルだけであり、座椅子となっていた男は口から泡を吐いてとうとう完全に使い物にならなくなってしまう。

 

 

 

 これはもう駄目だ、生命力を絞り過ぎた為に死ぬ寸前である、もう二回ほど射精させれば完全に死んでしまうだろう……そんなことを考えたのかキャロルは椅子から立ち上がって男との交わりを解除する。

 

 

 

 膣口に栓をしていた男根が抜けた為に彼女の秘所からは大量の白濁が零れ落ちていく、愛液と精液が大量に交じり合ったそれは枯れ果てた男の太ももを汚していった。

 

 

 

「ん……次は、君」

 

 

 

 次にキャロルが指名したのはまだ青さが残る若い男である、ひげ面のいかつい男よりもそちらを選んだのは、単純に彼女の好みの問題だろう。

 

 

 

 枯れた男を雑にどかして床に落とすと、今度は指名した男をソファーに座らせてキャロルはそれを背もたれにして跨った。

 

 

 

「んぁ……あぁッ……ん……やっぱり、これくらいのサイズが、一番気持ちいい……うッ、あッ」

 

 

 

 また男を座椅子代わりにしたキャロルは肉竿を迎え入れて腰を振るう、娼婦生活で鍛えられた幼い見た目にそぐわない腰使いは三擦り半で射精をさせてしまう……しまった、もう少し加減して楽しむべきだと考えながらも、彼女の腰は止まることなく上下運動を繰り返してしまう。

 

 

 

 当然ながら射精は終わらない、文字通り搾り取られてしまうだけであり、一度の射精とは思えないほどの量が今も吐き出されているようだ

 

 

 

「んにゃあああぁぁ……あは……んはぁ!!」

 

 

 

 マズイと思いながらも無茶な搾精を続けたからなのか、キャロルの腹部は子宮に貯め込んだ精子によって僅かに膨らんでいるようにも思える。

 

 

 

 五分間にわたって続いた射精は、座椅子代わりの男が泡を吹くまで強制されることになった、娼館に訪れる客相手にこんな暴挙には及べないので少しだけ優越感のようなものがあるようだ。

 

 

 

 客ならば気絶させないように配慮する必要があるのだが、相手がチンピラなので好き勝手にできてしまう。

 

 

 

 相手を心配せずに、配慮の必要がないというセックスを彼女は思いのほか楽しんでいるらしい。

 

 

 

「はぁ……はぁ……ん……もう、限界?」

 

 

 

 泡を吐きながら項垂れる男は交わって直ぐに開放されることになる、枯れ死ぬ寸前の男に興味が無くなったのかまたも雑に転がされてキャロルは新しい男をソファーに座らせる。

 

 

 

「あはぁ……んぁ……ちょっと大きいけど……うん、これはこれで……いいかも」

 

 

 

 新しい座椅子の座り心地と肉棒の相性を確かめながらキャロルはドロドロの膣でしごきあげていく、好き勝手出来るセックスも悪くないと思いながら搾精を続けていくのだった。

 

 

 

 だがこの背もたれもすぐに使い物にならなくなるだろう、次の候補を探そうと虚ろな瞳で立ち尽くす男たちを見つめていると、キャロルの視線は姉の姿を見つけることになる。

 

 

 

 正確には、シャルルが交わっている男に釘付けになったらしい。

 

 

 

「んッ……ん……シャル姉」

 

 

 

「んん? はぁ……うぁ……どうしたんだキャロル?」

 

 

 

 ベッドの上で男を押し倒して交わっているシャルルは腰を振りながら妹に熱を帯びた視線を向けて来る、彼女が組み伏せている男もやはり房中術で操られているのか虚ろな瞳をしていた。

 

 

 

「そっちの人……変わって欲しい」

 

 

 

「はぁ……はぁ……んッ、なんでだよ?」

 

 

 

「サイズが……ぴったり合いそうだから」

 

 

 

「あぁ、確かにワタシにはちょっと小さいくらいだし、キャロルと相性がよさそうだよな」

 

 

 

 腰を僅かに浮かせて肉棒を引き抜いていく、亀頭だけが膣内に入ったままのそれはかき混ぜられた愛液と精液で汚れ切っており、クラクラするような艶めかしい匂いと熱を放っている。

 

 

 

 サイズは平均よりも僅かに小さく三人の中で最も華奢で幼いキャロルに合いそうな形と長さをしているようだ、娼婦の感とでも言うべきなのかキャロルはそれを見抜いたらしい。

 

 

 

「じゃあ交換すっか、ソイツを私にくれよ」

 

 

 

「ん……あげる」

 

 

 

 まるで戦利品を取引するかのような気楽さで姉妹は相手を交換するのだった、そこには男たちへの配慮も心配も存在しない、完全な物扱いである。

 

 

 

「おッ……んッ、くッ……はぁ、コイツのはワタシにもちょっと大きいくらいだな……あ、でも顔はわりと好みかも」

 

 

 

 シャルルはベッドの上に妹から渡された洗脳済みの男を引き倒して跨った、素手のキャロルとの交わりで白濁に濡れていた肉棒を迎え入れるとゆらゆらと腰を動かしていく。

 

 

 

 上下から左右に、そして円を描くように動かしてから馴染ませ、トドメを刺すかのように上下に腰を動かすと男は簡単に射精してしまう。

 

 

 

「んぁッ!? ぐぁ、あッ、あッ、うあぁ、でも、早漏かよ……はぁ~、長持ちしそうにはないな」

 

 

 

「んんッ……ん……シャルル、やりすぎてはいけませんからね……あッ」

 

 

 

 隣のベッドで男に組み伏せられているエミリーがそんなことを言うが、お前にだけは注意されたくないとシャルルは考える。

 

 

 

 キャロルとシャルルが色々な男を味見するかのようにとっかえひっかえしている間に、房中術が得意なエミリーだけは一人だけに的を絞って交わっていた。

 

 

 

 二人よりも魔術が巧なおかげで生かさず殺さずをキープしていると表現すべきなのか、男の意識も完全には混濁しておらず自我を保っており、エミリーを犯しながらも命乞いをするかのように言葉を発している有様である。

 

 

 

「助けて……助けて……もう……無理」

 

 

 

 そんな慈悲を求める言葉を聞くたびにエミリーはゾクゾクと背中を震わせながら悦に浸る、わざわざ吸収した生命力を相手に還元して更なる射精を促すという循環を繰り返しており、この男を徹底的に苛め抜くという思惑なのかもしれない。

 

 

 

 しかも優れた房中術によって体を支配しながらも意識だけは吹き飛ばすには至らない、だから許しを請えるのだがそんな言葉を彼女は楽しんでいるのだろう。

 

 

 

「やッ……ん……エミリー……性格悪い」

 

 

 

「ほんと、んぁッ!? そう、だよな……あッ、あッ、おッ、おッ……もっと手加減してやれよ」

 

 

 

 キャロルもそんなエミリーに少しだけ引いているようだ、シャルルもまた男を犯しながらも呆れたような視線を彼女に向けていた。

 

 

 

「あんッ、あんッ、やんッ……二人だって、意識を封じて、大差がないじゃありませんか……あッ、んッ」

 

 

 

「エミリー、おッ、……あッ……ほど房中術が上手くないからな、でも、わざわざ意識残して虐めるようなこと……うッ……しないっての」

 

 

 

「んん……ふぅ……ふッ……んぁ……うん……そこまではしない」

 

 

 

 目が覚めたら良い夢であったと……いや、悪い夢であったと思うのかもしれない、そういうふうに記憶を誘導するつもりではあるのだが、意識が残っていればしっかりとした記憶として定着することは間違いない。

 

 

 

 つまりエミリーを犯す男は、この淫獄を忘れることはない。

 

 

 

「ソイツ、後で仕返しとか考えるんじゃないか?」

 

 

 

 シャルルは泡を吹いて使えなくなった男をベッドから落として一息ついていた、喉が渇いたのか部屋の隅に置いてあった果実酒へと手を伸ばしている。

 

 

 

「そう、ですね……うッ、あッ……なら、ふふ、徹底的に犯しぬいて、二度と逆らわないように心を折らなければ」

 

 

 

「エミリーが怖い……」

 

 

 

「ん……酷い」

 

 

 

「あは、二人にも手伝ってもらいますからね……あんッ、この人は、なかなか上手ですから、んッ、んひッ……楽しめると思いますよ」

 

 

 

 そんなエミリーの言葉に戦慄したのか男は救いを求めるかのようにキャロルとシャルルに潤んだ視線を送るのだが、帰って来たのは興味深そうな瞳である。

 

 

 

「へぇ、そいつセックス上手いのか」

 

 

 

「んッ……んッ……じゃあ、味見してみる」

 

 

 

 男の背筋が震えた、快楽ではなく恐怖によって。

 

 

 

 この後、彼は三人によって徹底的に輪姦されることになる。

 

 

 

 房中術によって生命力を奪われて、房中術によって癒されていく、そんなことを何度も繰り替えされながら徹底的に犯されることになった。

 

 

 

 三十七回、それが彼が一晩で射精した回数である。

 

 

 

 そして彼はこう思う、二度と娼婦神の聖印をぶら下げた相手に喧嘩は売るまいと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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