ボイスロイド(の皮をかぶったサキュバス)との繁殖記録 作:放出系能力者
「あーっ! お客様困ります! あーっ!」
情事の現場を見られて興奮するような高度な性癖は持ち合わせていない。覆いかぶさるように抱きしめていた葵ちゃんの上から転がり降りた。
「ウチのことは気にせんと、そのまま続けてええんやで」
「できるかーッ!」
「あっ、急にちんぽ抜くから、ちょっとこぼれてるやん!」
葵ちゃんは秒速で終わってしまった交尾についていけず、きょとんとしていた。割れ目からどろりと事後の証が流れ出る。それを見た茜ちゃんがダッシュで近づいて妹の股ぐらに顔を突っ込んだ。
「ウチのものはウチのもの、葵のものもお姉ちゃんのものや。じゅるるる……」
「みゃうううううう!!」
エネジードレインされた葵ちゃんが苦悶の声をあげる。そのあえぎ方がえげつないというか、明らかに俺が愛撫していた時よりも感じているとわかった。なんか、ちょっとショックだ。
「ん~? どうしたんや、マスター。もしかして、3P希望かにゃ~?」
思わず見入っていると、茜ちゃんが挑発するような視線を向けてくる。その服が空気に溶けるように消えてなくなった。それと同時に姉妹でおそろいの猫耳、猫しっぽが生える。
「マスターのちんちん、もうバッキバキやんか。2回戦はウチが相手したるで?」
茜ちゃんは尻をこちらに向け、ふりふりと尻尾を揺らす。その秘裂を指で左右に押し広げ、蜜に濡れた穴を見せつけてくる。桜色の陰唇は、淫らにひくついている。
「それとも、また葵のまんまんで抜いてくか? ええなぁ、好きな方を選べるんやで」
今度は葵ちゃんの陰部を同じように指で開いて見せつけてきた。俺のペニスで拡げられ、姉の舌でかき回された膣口だ。誰のものかもわからない汁を垂らしている。
発情した二匹の雌猫がベッドの上で絡み合う。その中に飛び込めばこの世のものとは思えない快楽を得られることだろう。だが、俺は擦り切れそうになる理性を何とか繋ぎ止めた。
「いやっ、俺、やっぱり……ゆかりさんが好きですから! すみません!」
いくら魔法で作った人形だとしても葵ちゃんとしてしまったことはゆかりさんに対する裏切りのように感じてしまった。その上、茜ちゃんとまで関係を持つわけにはいかない。俺は煩悩を振り切るように勢いよく部屋を飛び出した。
「えっ、マスターくん!? どうしたの!? な、何で裸!?」
「あっ、マキさん!?」
そこにタイミング悪く居合わせたマキさんと鉢合わせしてしまった。マキさんはフル勃起状態の一物を見て、顔を赤くして手で覆い隠してしまった。
「 は ぁ ~ 」
立ち尽くしていた俺の背後から、獲物を捕まえるように四本の腕が絡みついた。
「女にここまでさせておいて、どこに行く気や? 逃がさへんからなぁ」
ねっとりと粘り気を帯びた声が耳朶にこびりつく。琴葉姉妹に凄まじい速度で引きずられ、部屋の中に連れ戻される。
「ちょっと茜ちゃん! マスターくんにひどいことしないで!」
「今ええとこなんや。邪魔せんといてや」
茜ちゃんが手をかざすと、ひとりでに部屋のドアが閉まった。マキさんが外から開けようとしているようだがびくともしない。やがてその音すらシャットアウトされた。
「いけずやなぁ、マスター。据え膳食わぬは男の恥やで。まあ、食べるのはウチの方なんやけどな。葵、しっかり押さえとき」
「にゃっ!」
葵ちゃんが後ろからしがみつき、身動きを封じてくる。確実に体格は俺の方が大きいはずだが、全くふりほどけないくらい力が強い。魔法生物相手に常識は通用しないようだ。
俺はその場に立たされた状態だった。葵ちゃんが陰茎の根本をつかみ、固定する。そこに位置を合わせて茜ちゃんがお尻を近づけてきた。後背位の体勢で交わろうとしている。
「これはな、レイプや。マスターはただ襲われただけ。悪いのはウチ。全部ウチのせいにしてええんやで」
ずぶずぶと呑み込まれていく。漏れ出そうになる息を堪えた。これまで見てきた挿入の仕方とは見え方が異なる。騎乗位や正常位よりも、バックからだと結合部がはっきりと観察できた。
「どや? 茜ちゃんのおまんこ気持ちええやろ? ゆかりんとどっちがいい?」
「ゆ、……ゆかりさん……」
そう言うと茜ちゃんはにんまりと笑って、ぺしぺし尻尾で俺の腹を叩いてきた。そして、ピストンが始まる。根本まで挿入され、愛液にまみれたペニスが今度は引き抜かれる。膣内が名残惜しそうに締め付けてくる。恥丘の中に収まっていた陰唇が、抜かれるペニスに引っ張られて少し外に見えていた。
抜け出るぎりぎりまで腰を引き、そしてまた膣内に収め直される。大きなストロークとゆったりとしたペースで抽送される。まるで自分の膣内の感触をペニスに覚え込ませようとしているかのようだった。
「ぐ、おぉ……!」
一回、出していなければ既に達していただろう。だが、それも時間の問題だ。精液を搾り取ろうと、ピストンが徐々に早くなっていく。
「なんでマスターはゆかりんに惚れたんや? たった一度、体の関係を持っただけやろ。もし昨日、その場にいたのがウチやったら、結果は変わってたんとちゃうか?」
「それは……」
「責めてるんやないで。別にゆかりんだけ特別扱いすることはないやん。今のマスターは一般的な倫理観に囚われてるだけや。ここは夢の中なんやで? 浮世の憂さは忘れて楽しまな損やろ」
答えている余裕はない。絶頂に達しかける。それを見抜いたように茜ちゃんはピストンを止めた。ちゅぽんと音を立ててペニスが完全に抜き取られる。どうしてこのタイミングで結合を解くのかと、欲求が爆発しそうになる。
「にゃにゃにゃ!」
「ぐうっ、あ、やめ……!」
そこで葵ちゃんがペニスを手でしごいてきた。がしがしと力の入った乱暴な手コキだ。はっきり言って、気持ちよくはない。敏感になっていたそこがじんじんと疼く。
「一人だけ気持ちようなるのはあかんて。ウチが本物のセックスを教えたるわ」
これまで積み上げていた快感の波を崩された。そして、再び挿入が始まる。乱暴にされたペニスを労わるように女性器が吸い付いてくる。またピストンされ、快感が高まっていく。
だが、波を崩されたと言っても快感が完全にリセットされたわけではない。これまでの行為がなかったことにはならない。蓄積された感度だけが高まり、イキたいのにイケない状態だった。
「あぐっ、茜ちゃん! これぐああああ!?」
男を知り尽くした手練手管で翻弄される。こちらの苦悩などお構いなしに茜ちゃんはチンポを貪ってくる。そして、再びこちらがイキそうになると結合を解いて、葵ちゃんにシゴかせるのだ。
頭の中がぐちゃぐちゃになるくらい気持ちよかった。だが、地獄だ。ガマン汁か何なのかわからない汁がペニスから出るが、射精ではない。絶頂すれすれの感度を維持したまま、射精はできない状態が続く。葵ちゃんに支えられていなければ立っていられない状態だった。
「ええ声で鳴くやんか。それが本性や。男はな、とっかえひっかえ女に種をばら撒いてなんぼやねん。そういうふうに体ができとるんや。純愛とか貞操とか考えんの、ほんま阿保らしくなってきたやろ?」
「う、おご……」
「んっ、ウチも気持ちようなってきたで。そろそろいこか」
茜ちゃんが腰の振りを早める。ようやくセックスから解放される。その安堵感の方が大きかった。早く射精したい。それだけしか考えられなくなっている。逃げられないのなら、受け入れるしかない。
「そういや知っとる? 発情期の雌猫ってな、雄にチンポ入れられて排卵するんやて。マンコの中、ごりごり擦られると出してしまうんやて」
茜ちゃんが後背位でつながりながらこちらを向く。声には出さず、何かを伝えるように大きく口だけを動かす。読唇術なんて持ち合わせていないが、何となく読み取ることができた。
は ら ま せ て
頭の中で、何かがプツンと切れる感覚があった。金玉から精気がせりあがってくる。一際大きく茜ちゃんが腰を打ち付けた、その最後の一撃に負けて決壊する。
「ん~♡ 最高やな、マスターの精気! この味覚えたら他の男では満足できへんで。罪作りな人やわぁ」
射精する。魂が引き抜かれるかのように体の中から大切な何かが漏出していく。意識が遠のいていく。また気絶してしまうのだろうと思った。
だが、違った。漏れ出ていく生命力を補うかのように体の中に別の何かが入り込んでくる。昨日のように気絶することなく体が動く。
茜ちゃんは尿道の残り汁まで吸いだそうと、ペニスとつながったまま腰をくねらせていた。その腰を掴み、一物を突き入れる。
「はぅっ!?」
自分が取っている行動が自分でも信じられない。確かに意識ははっきりしていて、肉体の感覚もあるのに、別の誰かが俺の体を勝手に操縦しているかのようだった。自分の体なのに全く制御できない。
「ハァーッ……ハァーッ……」
「どないしたんやマスター!? 3回戦もしたいんか? しょうがないにゃあ……」
ペニスは抜かずとも、既に膣内で最大まで膨張していた。中出しした精液を膣襞の一つ一つに至るまで染みこませるようにピストンする。粘つき泡立つ精液が結合部からぶくぶくと溢れた。
「あっ、ちょっ、一旦落ち着こ! そない興奮して押さえつけんでも逃げへんから……」
「グルルルルル!」
「お、怒ってるんか? 悪かったて。ウチもちょっと調子に乗り過ぎたわ。次はもっとソフトに……にゃんっ!?」
まさに別人のような腰つきで茜ちゃんを攻める。自分の身に何が起きたのか、推測だがわかり始めてきた。
冷静に物事を考える余裕がある一方で、体は一心不乱に性交し続けている。思考が分裂しているようだった。今、俺の体を動かしているのは俺の生物としての本能に近い精神部分なのかもしれない。
言うなれば俺の性欲の権化だ。抑え込まれていた欲望そのもの。それが茜ちゃんとのやり取りの中で噴出してしまったのかもしれない。
「やっ、まってぇ! 今は感じてるからっ! んんっ!」
茜ちゃんは暴走する以前の俺とのセックスで、少ならからず快感が昂っていたようだ。その出来上がったマンコを執拗にほじくられて甘い声を漏らしている。先ほどまでの余裕はなくなっていた。
猫耳と尻尾が消える。かと思いきや、今度は入れ替わるように角と別の尻尾が生えてきた。鬼のように二本の角が頭から生えている。黒い尻尾は先端が槍状になった悪魔の尻尾のようだった。
この状況で余計なコスプレを追加してくるとは考えにくい。おそらく、これが夢魔の本来の姿なのだ。その特徴を隠す余裕もなくなるほど追い詰められているのかもしれない。俺の手が茜ちゃんの頭から生えた角をハンドルのように掴む。
「そこはだめぇぇぇ!!」
反応は劇的だった。びくびくと体を震わせている。膣内の締まりが強まった。角は夢魔にとっての性感帯らしい。触っただけで達したようだ。
「ますたー……もうゆるしてぇ……あやまるからぁ、うぅ……」
一転してしおらしくなってしまった茜ちゃんに対し、理性のタガが外れた俺はむしろ興奮を増していた。四つん這いで逃げようとする彼女を無理やり押さえつけ、バックから犯す。
「グルゥ……ガアアァァ!!」
いくら助けを求められようと俺自身にも止める手立てがない。本能のままに動く獣も同然。性交のためではなく、生殖のための行為にふける。ぐちゃぐちゃと容赦なく膣内を行き来するペニスの動きが速まった。
「おねがいっ、中に出さんといてぇ! 今あんな濃い精気注がれたらおかしくなってまう!」
射精が近いことを感じ取った茜ちゃんが、首を横に振りながら拒絶する。それは逆効果だった。雄の生殖器が最奥へとねじ込まれる。目的を果たすべき地点で射精は行われた。
「~~~~~~~~~ッ♡」
声にならない絶叫。その白くしなやかな肉体を痙攣させ、背筋をのけぞらせる。膣内に送り込まれた大量の精気が雌に絶頂を強要した。その間にも子種は悠々と注ぎ込まれ続ける。絶え間なく供給される精気によって絶頂は続く。
茜ちゃんは俺よりも先に意識を手放したようだ。射精が終わればこの暴走も収まるだろう。今回はあまりにも多くの精気を消耗しすぎた。もう体がぴくりとも動かない。ペニスが膣内で脈打つのみだ。
茜ちゃんが気を失ったことで術が解かれたのか、葵ちゃんがしめやかに爆発四散した。青いゼリー状の液体になって部屋中に飛び散る。大惨事だ。結界も解けたようで、マキさんがドアを開けて入ってきた。
「なんじゃこりゃあああああああああああ!?」
その甲高い震え声にノックアウトされるように、茜ちゃんに続いて俺も意識を失った。