わたくし、雪花ラミィが大好きなアイドル……同期で入社した、獅白ぼたんという可愛いホワイトライオンがいます。
知的でクールに見えるんですが……こう、意外と「ほにゃっ」としているというか……まあ、普通に可愛い女の子なんですよ。『ししろん』ってニックネームが似合う感じのね。
んでんで、ラミィはですね、そんな彼女とコンビを組んでおりまして。よくわからんけれども、お化け屋敷とかホラースポットに連れ回されることが多かった(配信の視聴者も異常に伸びた)ので……一緒に過ごす時間が多かったんですね。
そうしているうちに、ししろんのカッコいいところに気づいちゃいましてね……ええ、コロッと……もう、コロコロッ!といったワケです。とてつもなく軽快に。
『――ほい、終わりっと。だいじょぶかい、ラミちゃん? ケガはない?』
毅然と銃を構えてゾンビを追い払った、硝煙薫る横顔は……どんな男性アイドルよりも凛々しくて。
『ああ、腰抜かしてすっ転んだせいでスカートに土が付いてんね……。お尻こっちに向けて……ぽんぽこ、ぽん……これでよし!』
気が抜けたときに見せるあどけない笑顔は、どんな女性アイドルよりも魅力的で。
そんなね、ズルいぐらいの魅力を至近距離で放ってくる、わーるい肉食獣なんですよ! ししろんってヤツは!
……気づいたときにはもう、見てるだけでドキドキしちゃって。ベッドであの横顔を思い出すだけで、ほっぺた熱くなるわ、眠れなくなるわで布団の中が乱痴気お祭り騒ぎなワケですよ……「ああんもう、好きーっ!」って……気持ちを抑えられんくなっていました……。
……いやー……情けないですね。わかっておりますけれどもね。
ついでに、もひとつ付き合ってくださいな。これまた恥ずかしーい話なんですが……ラミィはお酒を飲んだ勢いで、ししろんに『好き。大好き。ししろん、付き合って~♡』とつい本音を言っちまったんですよ。
そんでさぁ、獅白さんったらさぁ……『いいよ』って……あんときは酔いが醒めたわ、さすがに! かっる!! どっちも軽すぎやせんか!?ってな具合だったのよ!!
でも翌朝……二日酔いに苦しみながら、冗談交じりに確認したら、ししろん的にも嘘ではなかったらしく……そのまま、デートとかするようになりまして。
そんな具合で……ししろんと付き合い始めて、わりとそこそこな時間が経ちました。
どれぐらいなのかは、日にちとしてもしっかり覚えているんだけれども……あんまり口に出したくないような気がします。
毎晩忘れず、欠かさずに……ししろんのことを考えているなんて……ねえ……? ちょっと、アレじゃないですか? 『病んでいる』というか『ねっちょりしている』というか……まあ、わかりますよね……?
……そーゆーわけ、です。そんなところで、そんな感じなのです。詮索は不要というヤツで。みんなが欲しがる「やめなー!」を言っちゃいますよ?
大切なのは、一緒に過ごした時間だとか、眠れない夜に眺めた星と見上げた朝日の数だとか……それだけじゃなくって……。
感じる幸せの密度と、近づいた距離感と……重ねゆく愛情の量だと……ラミィは、そう思うのです。
……だからこそ、ちょっとだけ……切ないことがあります。
「あっ……く、ぅんっ……! ししろんっ……は、ぅっ……きゅぅんっ……」
ラミィがはしたない声を漏らして、熱く濡れた吐息を切らせているのに……どうしても、気になってしまうことがあるのです。
真っ暗な寝室の中で、衣擦れの音が聞こえます。ハチミツを掻き混ぜるような、粘っこい水音と重なって……淫らに潤んだ空気を奏でます。
ししろんと一緒に眠るためにフンパツして買った、一人暮らしの部屋には大きすぎるダブルベッドが……今日も、ギシギシと切ない悲鳴を上げていました。
「ぁっ、あっ……はぁああっ……! ん、ぁっ……ぅうっ……ま、待って……! 今、ナカまで来たらっ……はぅうんっ……!!」
「ふーん……? ナカは気持ちよすぎるんか……んじゃ、慣れるまでじっくりヤろっかねぇ……」
ししろんの手指が、ラミィの濡れた秘部をぶっきらぼうにいじくります。割れ目に指紋を刻み付けるように、くりくりとほじくりました。
とろとろと溢れる愛液を掻き混ぜるように、ちゅぷちゅぷとエッチな音を立てて、穴の中で指を回して。刺激を欲してヒクついてしまう花びらを、めくられるように刺激されて。
とっても恥ずかしいから、頑張って抑えようとしても……喉から、切なくて、甘い吐息が漏れてしまいます。
シーツに垂れたおつゆが多すぎて、お尻がヒヤリとするのが余計に恥ずかしいです。
「あっ、ひ、ぃいいっ……ふぃいいっ……! そ、そこ、そこぉっ……弱いから……あんっ……! ぁ、あっ、あっ、はあっ……くぅううんっ……!」
下着も全部剥ぎ取られたラミィは、まな板の上……いえ、お皿の上の鯛のように、食されることしかできませんでした。
首の下にある枕を裏側からギュっと握って、ししろんのパジャマの袖をつまんで……お股をぐちゅぐちゅに蹂躙する快感に、為すがままにされてしまうのです。
赤らんだ秘肉の表面が、愛液でひたひたになるまで弄ってから、つぷつぷと膣穴に指を突き込んでヒダの溝をほじくります。
機械のように無機質に動いているくせにっ…………ラミィよりも……ラミィを気持ちよくさせるのが、上手いのです……。
「ふふ……ナカがキュンキュンしてきたね……余裕なくなってきた証拠だ……。ラミちゃんはね、ここがイイんだよね~……あたしにはよ~くわかってますよ、弱いトコね……」
……もー、サイアクですよ……ホントに……。絶頂の気配すら見透かされてるなんて、乙女として無理すぎるんだが……。
ししろんは肘枕をしながら、ラミィの大切なところをぐちゃぐちゃにし続けます。ラミィの感じている横顔と、ししろんの指にイジめられて悦んじゃっているアソコを交互に……眠そうな顔で、それでも楽しそうに眺めていました。
その熱いようで冷たい、不思議な感覚を呼び起こすギラついた視線が……どうしようもなく恥ずかしいです。ラミィはいっつも電灯を消しているのに……このホワイトライオン、夜目がよくきくのです。
「くすっ……♪ 火照ったモチモチのほっぺも、充血してるおま×こも……ぷるぷる揺れるおっぱいも……全部が可愛いよ、ラミちゃん」
「んっ、んんーっ……はぁーんっ……! もぉ、やだぁっ……! 見ないでっ、言わないでよぉっ……! 恥ずかしいって、ずっと言ってるのにぃっ……ししろんのばかぁっ……!」
「そーだねー、できれば口にしないであげたいけどねー……このダメな口がポロっとこぼしちゃうのよ。ラミちゃんの肌はすべすべで、キレイだから……月明かりによく映えるんだ、うん……♪」
ししろんはゆったりと頬を緩ませて、頬杖を突いている方の手でこめかみを掻いていました。その仕草は、いっつも本音を言っているときに…………。
……そう……本音をっ……イッ……いってる、ときに…………っ……待って、これ…………だめっ…………!
「はっ……はっ……はぁーっ……! ああっ……クるっ、キちゃうっ……おっきいの……やばいってぇ……!」
「んぉ? あ~、もうイくんだ……いいよ、好きなタイミングでトんじゃいな」
「あっ……まっ、て……ひゃひっ……っ……! うっ、くぅっ……も、ダメっ……ししろんっ……はぁんっ……!」
「……Gスポットだけじゃ、ちょっと足んない感じかぁ? そんじゃ……にひひ……♪ 一気に、ぶっ飛ばしてあげるよ……!」
肉食獣らしく、目をギラリと輝かせたししろんは……そう言って、ラミィの秘肉の上側を空いていた親指で持ち上げて……ぷりゅんと、硬くしこったクリトリスの包皮を剥きました。
厚肉に包まれていた花芽を、愛液だらけの指でにゅりにゅりと転がします。丸く伸ばした爪を付け根のところに差し込んで、優しく、ピンと弾きました。
「にゃひぃいいいんっ!? あ、あっ、あぎっ……ぃっ……!! クるっ……きちゃっ……あっ、くっ……うっ……~~~っ!!」
その突き抜けるような刺激は、普段からひとりエッチをしないラミィには強すぎるもので……すぐに絶頂まで押し上げられてしまいました。
ビクビクと震える身体が、バラバラになってしまわないように、全身に力を込めているのに。身体から溢れていくエクスタシーの快感に、荒々しく揉まれてしまいました。
「はぁーっ……はぁーっ……あっ、ぐ……ぇ……。はひ……ひぃ……あふぅっ……」
絶頂の浮遊感に近い余韻の中で、薄く滲んだ涙に光が散っていました。息を整えて、散り散りになっていた意識を搔き集めます。
そのきれいな星が舞う視界に入ってきた白き獅子は、いつものようにカッコよくて、可愛いのに……愛を確かめている最中に、退屈そうにしているのです。
そこが、どうしても気になるというか……『これって……ホントに、エッチなのかな』って……ラミィはそう、思ってしまうのです。
「ふぁ…………くぁ……む…………にゃぁ……」
こ、この女……今、明らかに……欠伸を噛み殺しましたねぇ……! そのナイスガイの敬意、スバル先輩が好きな漫画で見たぞ……?
ラミィがハァハァと息を荒げて、必死になって……こんなに…………あっ……んっ……♡
……あ、今のはちょっとちがくて……! べつにラミィがエッチなことしか考えてないワケではなく、ただ小指で……ひ、ぁっ……♡ く、クリちゃんの根元をくるくるとくすぐられただけです……ラミィはわるくないよねぇ……!?
「ラミちゃん、今日は派手にトんだねぇ……。いいよ、ゆーっくり帰っておいでー……♪」
ま、まだ、ぐちゅぐちゅとお股を這いずる指のせいで、こんなに、気持ちよくなっちゃってるのに……こうやって、遊ぶ余裕すらあるなんて……!
ラミィはちょっとだけムッとして、目を閉じて唇を突き出しました。ふうふうとお下品に鼻息が音を立てていても気にしません。キスでもしてもらわないと、このイライラとモヤモヤは収まらないのです。
「……ったく…………上も下も欲しがりだなぁ、ラミちゃんは…………ん……♪」
それから数秒も経たないうちに、柔らかくてしっとりとした感触が愛情を伝えてくれました。おっぱいを鷲掴みにして、手の平で先っぽを潰しながら……ラミィの口内に舌を入れて、深い愛を示してくれます。
こういうところは気が利くし、キスだけはやたら乗り気だし……しっかりしてくれるのが、またムラm……いえ、モヤモヤします。モヤモヤです。
ししろんはついばむようにキスをしながら、ラミィを楽しませるように、膣口をくちゅくちゅと愛撫してきます。二回戦をするのではなく、余韻を長引かせるためみたいなので、かなり浅めの刺激みたいです……正直、助かってます……。
ラミィはその気遣いを素直に受け取りながら、優しくてとろけるような快感に震えて、ししろんとの深いキスを続けました。
舌を絡ませて、髪を撫でてくれる優しさに身を寄せて……ししろんの爽やかな香りに包まれました。そうして、心地良い愛の余韻を感じながら……疲れ果てて、すぐに眠ってしまうのです。
それは……ラミィにとっては、素敵な夜だったけれども……ししろんにとって、同じ価値があったのかはわかりません。
ししろんをおうちに招いて、同じベッドに寝転がって……キスをして、エッチをするたびに、そう思うのです。
毎晩というか、毎日というか……それをどれだけ繰り返しても、ラミィたちは〝ここ〟で止まってしまうのですから。