※この作品はR-18です。

隣のほうから来ました【R18版】   作:にせラビア

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※時系列・状況等について。
 チルノがメダパニされてバーンパレスに連れ去られた後。
 バーンが掛けたメダパニは超万能。命令すれば何でも言うことを聞く。
 (この世界では)バーンに報告後、ザボエラはチルノを連れて戻って来た。
 メダパニを受けているチルノをザボエラが好き放題して堕とす……という流れ。

 基本、鬼畜系のネタ。バッドエンド確定ルートです。
 内容:女性の意にそぐわない行為。軽い暴力描写。触手。自慰。お漏らし。快楽堕ちからの和姦。

 あくまでIF設定、本編には繋がらない。本編とは異なる都合の良い設定アリ。

 以上をご了承ください。


竜の姫、堕ちる(チルノ・ザボエラ 鬼畜系)

「キィ~ッヒッヒッヒッ!!」

 

 大魔宮(バーンパレス)の一角に存在する部屋へ訪れたザボエラは、堪えきれず高笑いを上げていた。

 精神混乱呪文(メダパニ)を掛けられ正気を失ったチルノから情報を聞き出し、バーンに報告するという仕事は終えた。大魔王も特に異論を唱えることもなく、ザボエラの目論見は一先ず成功だ。

 だがザボエラが上機嫌な理由はそれだけではない。

 

「キヒヒヒ!! コイツも無事に連れて帰れたわい……さて、先ほどはキルバーンに止められたが、どうしてくれようか……のう、チルノや。お前はどう思う?」

「は、い……」

 

 興味と好奇、そして下卑た感情を混ぜ込んだ瞳を向ける。そこには虚ろな目をしたチルノが立っていた。

 

 決戦に向けての準備があることと、更に何か有用な情報を引き出せるかも知れないという理由でチルノを連れて帰ることに成功していたのだ。

 警戒したバーンがザボエラからチルノを引き離す可能性も充分あったのだが、そうならなかったのは運命の悪戯か、幸運の神が微笑んだのか、はたまた大魔王の気まぐれか。

 

「私、は……ザボエラ、様の……ご命令に従う……だけ、です……」

 

 どこか覚束ない口調でそう口にするのは、彼女が未だ精神混乱呪文(メダパニ)の影響下にあることの証明だった。

 バーンの超魔力によって施されたその呪文は、ただの混乱の枠には納まらない規格外のものだ。対象の認識すら書き換え、憎い仇を最愛の相手に思い込ませることすら可能とする、とてつもない影響力を持っている。

 とはいえ現在のチルノに与えられているのは「命令には服従せよ」「問われたことには素直に答えよ」といった程度だが。

 

「よくぞ言うた! まだまだ呪文は切れぬようじゃな、さすがはバーン様じゃよ。今は邪魔する者もおらん。これでワシも思う存分続きが出来るというもの!」

 

 そう口にしたところで、少し思い直す。

 過去、手痛い一撃を受けたザボエラはそれ以来チルノを逆恨みしており、仕返しの機会を窺っていた。そして精神混乱呪文(メダパニ)で正気を失わせて捕まえたのをこれ幸いと、暴力を振るい罵声を浴びせたのだが――

 

「とはいえ、反応のないこの娘をどうしてくれようかのぉ……」

 

 ――結論から言えばそれは失敗だった。

 正気を失った相手はどれだけ暴力を振るわれようとも淡々とした反応をするだけ。物言わぬ人形を殴るのでは怨みは晴れず、むしろザボエラの苛立ちを助長させただけだった。

 ならばどうすれば良いか、妙案はすぐに思いついた。

 

「そうじゃ! 反応がないのならば、反応するようにすればよい。それに、趣向も変えるとするかの。人間の娘でありダイの女でもあるのならば、別の使い道もあるわい……」

 

 ニヤニヤと下衆な笑みを浮かべながらチルノの肢体を舐めるように見回す。魔族と人間、種族による差はあれど、美的感覚はそれほど変わらない。

 若く美しい――まだ幼さは残るがそれはそれでありだ――チルノは、ザボエラからすれば充分に欲望をぶつけられる対象だった。

 

「さて、どう命令するか……そうじゃな……」

 

 逡巡し、少しだけ準備を整えてから、ザボエラは命令を下す。

 

「チルノや、命令じゃ。まず"ワシの命令に逆らうな"、"ワシに攻撃をするな"、そして"今から普段通りに反応せよ"――わかったか?」

「は、い……」

 

 その言葉に頷くと、チルノは自分の中のスイッチを切り替えるように一度瞳を閉じた。そして再び目を開ける。

 

「……っ……こ、ここは……?」

「キヒヒヒ、お目覚めかのぉ?」

 

 思わず狂喜の声が上がった。何しろそれはザボエラが望んでいた意志を持った反応だったのだから。

 

「ザボエラ!! なんでここに!?」

 

 一方、チルノの認識からすれば、目を開けた途端ザボエラが目の前にいるようなもの。突然敵が現れたことに驚きつつも咄嗟に戦闘態勢と取ろうとして、彼女は違和感を覚えて頭に手を当てる。

 

「う……っ! ううん、違う……確か、私は……そうよ、ここは!」

 

 微かな頭痛を伴いながら、意識と記憶の間の認識の齟齬が補完される。今自分がどういった状態なのか完全に理解し、チルノは眼前の敵を睨む。

 

「おお、どうやら記憶も完璧か。しっかり認識しておるわい」

 

 自分に向けられる敵意ある視線を、さも楽しそうにザボエラは受けとめていた。その態度にチルノは更に怒りを覚える。

 

「どうやら、もう一度痛い目に会いたいみたいね!」

「おお、怖い怖い。さて、今のお主に出来るかの?」

「甘く見ないで! 【はり――!!」

 

 精神を集中させ、青魔法を放とうとする。だが無駄だった。放とうとした途端まるで言葉を忘れたように口が動かない。身体も自らの意志に反してまるで動かない。

 

「キィ~ッヒッヒッヒッ!!!! 実験は成功じゃな!! ほれ、どうしたどうした? ワシを痛い目に合わせるのではなかったのか? こんな風に!!」

「うぐっ!!」

 

 手にした杖を持ち、動かずにいるチルノ目掛けて思い切り振り下ろした。その一撃は肩口に当たり、少女は痛みにうめき声を上げる。

 

「な、なんで魔法が!?」

「愉快愉快! それ、もっと怖がれ! 反応してみせい! そうでなければつまらんわ!」

 

 再び振り下ろされる杖に今度は太腿を打ち据えられる。だがチルノは痛みに顔を歪めながらも諦めずに魔法を放とうとした。

 

「【ファイ――」

 

 やはり結果は同じ。言葉は途中で止まり、身体も動かない。

 

「やっぱり! だったらっ!」

 

 だが今回はある意味で予想できた結果だ。詳細は不明だが、何らかの方法で自分の魔法を封じられていると理解したチルノは攻撃手段を変えた。

 拳を握り締め、素早くザボエラの眼前まで移動する。久しぶりの格闘術だが、効果はあるはず。そう考えながら正拳突きを繰り出そうとして――

 

「そんな……!? なんで!?」

 

 やはり拳は放つ直前で止まる。

 魔法もダメ、直接攻撃もダメという事態にチルノの思考が途切れ、無防備に動きを止めてしまった。殴りかかろうとする姿勢のまま動けなくなるという惨めな姿にザボエラは口元を歪ませる。

 

「おやおや、なんじゃその格好は? ワシを誘っておるのか? キヒヒ、ならば遠慮無く頂くとするかの」

「んむぅ!? んんーーっ!!」

 

 なまじ殴ろうと近づいていたのが裏目に出ていた。動きを止めたチルノを引き寄せると、そのままザボエラはあっさりと少女の唇を奪う。

 予期せぬ行動に混乱し、反射的に突き飛ばそうとした。だが魔法を止められたときと同じように身体が動かなくなり何も抵抗出来ない。

 

 おかげでザボエラに無遠慮に唇を舐め回される羽目になった。

 ぬとぬととしたナメクジのような感触が唇を這い回り、さらには口の中までを舌で蹂躙される。ぐちゅぐちゅと粘ついた音が耳に響く。生暖かい体温が唇から伝わり、興奮の鼻息がチルノの肌をくすぐる。

 悍ましい感覚に耐え切れず、この口の中で暴れる舌を噛み千切ってやろうと思ったが、それも攻撃と見なされたのだろう身体は動かないままだ。

 その間にも舌の動きは止まらない。頬の内側をぺろぺろと舐められ、どれだけ逃れようとしても舌同士を絡められる。

 その一方的な行為を、ただ嫌悪の嗚咽を上げながら耐えることしか出来ぬまま、やがてなんとかチルノはザボエラから離れた。

 

「ひっ! ……はぁ……はぁ……」

「キヒヒヒ!! 甘露甘露、中々良かったぞい」

 

 てらてらと涎に濡れた口元を手で拭いながらザボエラが告げる。

 あの口が自分を無遠慮になめ回した。そう理解した途端、チルノの心の奥底から耐えがたい程の嫌悪感が湧き上がってきた。

 

「うっ! おえええぇぇっ!!」

 

 舌を突き出し、嘔吐するように何度も唾を吐き出す。だがチルノのその反応は、ザボエラにとっては愉悦の対象でしかない。

 

「なんじゃ、生娘でもあるまいに……ああ、そういうことか。キヒヒヒ、すまんのぉ。ダイの小僧よりも先を越してしもうたか?」

「わ、私の……はじめてのキスが……こんな奴に……」

 

 心を抉るような台詞を投げつける。

 その言葉を聞いているのかいないのか、チルノは呆然としたままぽろぽろと涙を溢れさせた。嫌悪している相手に穢されたという事実。彼女はその事実を否定するかのように自らの唇を必死に何度も拭い続ける。

 

「さぁて、そろそろお主の下等な頭でも理解できたじゃろう? 貴様はもうワシには逆らえん! それどころか、ワシに害を与えることすらできんのじゃよ!! そうなるように命令を与えているからのぉ!!」

 

 そして更なる恐怖を与えるべく、自身が仕掛けた命令の詳細を告げた。それを聞いた途端、チルノの瞳の奥に明確な怯えが宿り始める。今まで自分の身体が突然動かなくなった理由がわかったからだ。

 攻撃魔法を放ったり、殴りかかるのは論外。舌を噛み千切ろうとするのも当然として、相手を拒絶しようと押しのけることすら害と判断されていたのだろう。

 

「そ……そんな……! この卑怯者!!」

「おお! いいのう!! まだワシに刃向かえると思っておるその目!! 実に良い!! その目がいつ、ワシに絶対服従するようになるのか今から楽しみで仕方ないわ!!」

 

 自らの怯えを隠すように叫ぶが、その反抗はむしろザボエラの加虐心を加速させるだけだった。じろじろと遠慮無く胸元や太腿を凝視する視線にチルノは思わず手で身体を隠す。

 

「何をする気……まさか!!」

「察しがいいのぉ、その通りじゃ! 古来より、捕らえられた女がどうなるかは決まっておるわい!!」

「う……!!」

 

 恐怖で顔色が青ざめる。

 捕らわれた男は殺される、女は犯されるもの。ならば自分がどうなるかは火を見るよりも明らかだった。

 

「なにより、メスを躾けるにはやはりアレ(・・)が一番じゃて」

 

 ゆっくりと迫りくるザボエラ。

 自分よりも背が小さく、敵であっても小物としか認識していなかったはずの相手が、今のチルノには誰よりも恐ろしく見える。

 

「助けて! 助けて誰かぁ!!」

 

 だが少女の叫びが届くことはない。代わりにザボエラが、さらに笑顔を歪ませた。

 

 

 

 

「さて、まずは服を脱げ。ああ、ただ脱ぐのではないぞ。お主が知る限り、最も男が喜び、欲望を煽るようにやってみせい!」

「くっ……!」

 

 この程度は害と判断されないらしく、ザボエラを睨み付ける。だが本人の意志に反してチルノの身体は身に纏った衣服――キルバーンが用意した黒いドレスのような格好――を脱いでいった。

 肩口をはだけさせながら、ゆっくりと肌を露出させていく。肩から胸元へと肌を出す割合が徐々に増えていき、かと思えば途中で男を焦らすようにスカートをたくし上げてゆっくりと太腿を見せつけていく。

 

「キヒヒヒッ!! 良い良い、随分とそそらせるではないか! そのスケベな技でダイの小僧も落としたのか?」

 

(こんなダニみたいな奴に肌を見せなきゃらならないなんて……相手がダイだったら良かったのに!!)

 

 上機嫌なザボエラと対照的にチルノは怒りと嫌悪が混ざった表情を隠そうともしない。

 だがそれでも身体は勝手に動き続ける。胸元から乳首が見えそうなくらい脱いだところで、手で隠した。だがほんの僅かに見えるようにしており、腕の影からピンク色の乳首がちらりと見える。

 

「んん~? なんじゃその顔は? もっと媚びへつらうような表情を見せんか!」

「うぅ……」

 

 再び命令が下され、チルノの顔は男を誘惑するような表情を無理矢理浮かべさせられる。もはや出来ることはうめき声を上げるだけだ。

 その間にもストリップは続く。ゆっくりとゆっくりと、相手を焦らすようにドレスを脱ぎ捨てて行き、やがてチルノは一糸まとわぬ姿になった。

 

「い、いかがでしょうか……?」

 

 嫌がり続ける少女の意図に反し、口から媚びるような言葉が飛び出てきた。

 まだ未成熟な肉体ながらも将来性を充分に感じさせる肉体。胸は控えめながらも確かな膨らみを持ち、熟す前の林檎を思わせる。その先端には先ほどまでちらちらと見え隠れするだけだった乳首がはっきりと色づいている。腰はきゅっとくびれており、一見頼りなさそうに見えるが男を受け入れるには充分なほど成長していた。

 

「キヒヒヒッ!! 良い良い、まだまだ青臭さは抜けんが、中々そそる身体をしておるではないか!」

「……う……っ……ぅぅぅ……」

 

 続いてゆっくりと後ろを向く。動きに合わせて尻は桃の果肉のようにぷるんと揺れ、今にもむしゃぶりつきたくなるほどだ。見せつけるようにきゅっと突き出された尻は引き締まっており、若々しさと女性らしい丸みを同時に帯びている。

 ただただ女性の秘部を見せつけているような体勢。事実、チルノの股間はザボエラに丸見えだった。恥丘には未だ毛の一本も生えておらず、陰唇を隠してくれるものは何一つない。それどころかもう一つの穴まで丸見えだ。

 あからさまな情欲を滲ませる熱い眼差しがチルノの肌を炙っていく。

 

「ほほう、なんとも良い尻をしているのぉ。性器どころか、尻の穴の皺まで数えられそうじゃて……どれ……」

「ひいいぃっ!!」

 

 上機嫌にそう言うとザボエラはチルノのお尻を軽く撫で上げた。だが軽く手を這わせただけでもそれは少女にとって嫌悪の対象でしかなく、悲鳴を上げてしまう。

 

「おお、感度も良いようじゃな。それにこの感触もなかなかじゃ……」

「う……ぐぅ……やめて……」

 

 すべすべとした手触りが気に入ったらしく、ザボエラの手はそのまま無遠慮にチルノの尻を撫で回していった。若々しく弾力を兼ね備えた感触が素晴らしく、指の動きに合わせてぷるぷると震えながら形を変えていく。

 もにゅもにゅとした柔らかな感覚に指先には自然と力が込められ、チルノの尻を撫でる動きがどんどん大きくなる。

 

「さて、次は……」

「……ッ!?!?」

 

 肌から伝わってきた感触にチルノは思わず息を呑んだ。

 何しろザボエラが尻に吸い付いてきたのだ。お尻へ顔を埋めて口を押しつける。そして柔らかな乳肉の感触を存分に味わうように舌で舐め回すのだ。

 愛しい相手からならば幾らでも受け入れられようが、ザボエラが相手となればそれは素肌の上を蛭(ヒル)か蛞蝓(ナメクジ)が這い回るような悍(おぞ)ましさだった。

 

「やだっ! やだああぁっ!! 気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!!!」

「ええいっ! 動くでないわっ!!」

「うぐ……っ……く……っ……うう……!」

 

 あまりの気持ち悪さに涙を零しながら暴れようとするが、すぐに命令に縛られそれも叶わない。

 嗚咽の声を耳にしながらザボエラは尻へと頬ずりをし、再び強く吸い付いた。後が残るほどの吸引に、褐色の肌の上にうっすらと虫に刺されたような痕が刻まれる。

 

「キヒヒヒ! 良いのぉ良いのぉ!! 彼奴を思い出すわ!!」

「あ、やつ……?」

 

 尻を捏ねるように弄びながら口にした言葉に、ふとチルノは疑問を覚えた。

 

「あん? なに、その昔にワシの妻じゃった女のことじゃ。懐かしいのぉ、あやつは見た目だけは美人でな。その美貌で男共を誑かしてはゴミの様に捨てる中々にイイ(・・)性格をしておったわ!」

 

 なるほど言われてみれば確かにそうだ。ザムザという息子がいる以上、母親――つまりこの男にも妻となった相手がいるはず。何か悲劇的な別れでもしたのだろうかと考える。

 

「寄ってきたので相手をしてやったが、あろうことかワシを謀(たばか)り命を狙いおったわ。どうやらワシの地位と頭脳が目当てだったらしくてな。当然、そのような奴は許しておけん! 散々辱めてから怪物(モンスター)共の慰み者にしてやったわい。ザムザを産んだ功績が無ければそのまま殺しておったが、せめてのも情けじゃよ! キィ~ッヒッヒッヒッ!!」

 

 だがその考えは間違いだったと一瞬にして思い知らされた。

 妻の人格もそうだが、その妻を返り討ちにしたことを誇らしい手柄のように語る姿に心底恐怖させられる。

 

「ああ、思い出したらまた腹が立ってきたわ! コイツめがっ!!」

「ひいっ!」

 

 語っていく内に当時の記憶が、裏切られたという苛立ちが甦ってきたのだろう。先ほどまで愛おしそうに顔を埋めていた尻を今度は平手で叩き始めた。一切の手加減なく打ち付けられパァンという小気味よい音が響き渡る。衝撃で尻肉はふるふると震え、ゆっくりと赤くなっていく。

 

「ええいっ! 見た目が良いからと優遇してやればワシを裏切りおって!!」

「ひっ! き、急に何を……勝手に……っ!?」

「聞いておるのか!? ワシの役に立っておれば、おこぼれに与らせてやったものを!!」

「うぐっ! 痛いっ! やめてっ! 痛いっ!!」

 

(コ、コイツ……奥さんに裏切られた憂さを私で晴らそうとしてる……!!)

 

 明らかにチルノに向けられたものではない言葉をぶつけられれば嫌でも気付く。

 自らの過去を書き換え、都合の良いものに作り替える為の道具として今のチルノを最大限に利用しているのだ。

 だが命令に縛られ抗うこともできず、ただ黙って打たれるを受け止めるしかない。

 

「う……っ……うう……んっ!」

「あん?」

 

 更に何度か尻を叩かれたところで、ザボエラの手が止まった。過去の鬱憤をぶつけるよりも、もっともっと面白いものを見つけたとばかりにその顔が邪悪に歪む。そして、チルノの女性器を割れ目の筋に沿って指で軽く撫で上げた。

 

「ひゃうぅっ!! そ、そこはっ!! 触らないで!!」

「おやおや、突然どうしたかと思えば……なるほどなるほど」

 

 ほんの少し指で撫でられただけだというのに、チルノは大げさな様子で声を上擦らせる。その反応と指先の湿り気から、ザボエラは確信したように嗤った。

 

「キヒヒヒ!! まさか、ぶっ叩かれて感じるような変態だったとはのぉ!!」

 

 その言葉にチルノの顔が一気に赤面する。鼓動が跳ね上がる程の羞恥心が押し寄せ、胸が苦しくなる。

 

「ちっ、違……っ!!」

「何が違うものか! ワシの指を汚すこの液体が何よりの証拠じゃろうが!!」

 

 言いながらザボエラは自らの指をペロリと舐める。そこにはチルノが股間から溢れさせた愛液が絡みついていた。

 

「違うっ! 違う違うっ!!」

 

 激しく首を振りながら必死で否定の言葉を叫ぶ。だがザボエラはチルノへ見せつけるように自らの指をしゃぶると、粘り気のある液体を嚥下してみせる。

 

「これは男が欲しくて欲しくてたまらなくなっておる味じゃ! 口では何と言おうと、身体は正直じゃのう! キィ~ッヒッヒッヒッ!!」

 

 猛烈な羞恥と否定の声を耳にしながら、ザボエラは高らかに嗤う。チルノに出来ることは、下唇を強く噛みながら首を振り続けることだけだった。

 

「そんなに物足りんなら、ワシのイチモツをくれてやるわい!」

 

 だが悪意は止まらない。

 むしろこれからが本番だとばかりに、ローブを丸ごと脱ぎ捨てる。それを見た途端、チルノの瞳が強張った。

 

「うっ! そ、それは……」

 

 枯れ木のようなザボエラの老いた肉体は、皮が余り弛んでいた。その無様な肉体の下半身には、醜い肉の塊が鎌首をもたげていた。言うまでもないが、ザボエラのペニスだ。

 老人にも関わらず肉棒は若者のように弓なりに反り上がっていた。陰毛は好き放題に伸びており、それが醜悪さを一掃引き立てる。

 よく"蛇のようだ"などと表現されるが、チルノの目に映るそれはそんな生易しいものではない。今にも毒液でも吐きそうな恐ろしい生物にしか見えなかった。

 

「い、いらない! そんなのいらない!!」

 

 あれで犯されるかもしれない、そう思うだけで背筋が震える。そんな目に遭うくらいなら、尻を打たれ続けていた方が何百倍もマシだ。

 だがその願いが叶わないのも彼女はよく分かっていた。

 ペニスはぱんぱんに膨れ上がり、亀頭などもはや瘤のようだ。その先端から先走りの汁を垂らしながら、不気味にひくついている。

 

「遠慮するでないわ! 今すぐ犯してやるから、腰を下ろせ! 犬のようになぁ!!」

 

 その命令にチルノの肉体はすぐさま反応して四つん這いになる。ザボエラも背後へ回ると、恐怖で汗ばむ尻を両手で掴んだ。

 

「やだやだ!! 絶対にイヤぁ!! 誰がっ、こんなダニみたいなやつなんかと!」

「おうおう、酷い言われようじゃのう! そのダニのような相手に貴様はこれから犯され、処女を奪われるのじゃよ!!」

 

 迫り来る恐怖に精一杯の抵抗の意志を見せるが、それは全てザボエラの興奮を促すだけだった。息を荒くさせながら、チルノの嫌がる仕草を愉しむように肉棒の先端を穢れを知らぬピンク色の秘肉へと擦り付ける。

 股間をなぞる摩擦でペニスがびくんと脈打ち、我慢汁が秘唇を汚す。何より認めたくないのは、その刺激をチルノが気持ちよく感じてしまったことだ。

 

「助けてっ! ダイ! ダイ!! 助けてダイぃっ!!」

 

 チルノの嫌がる様子を意にも介さず、ザボエラは一気に腰を打ち込んだ。瑞々しいお尻に、老人の醜く歪んだ腰がぶつかる。

 

「キィ~ッヒッヒッヒッ!! キィ~ッヒッヒッヒッ!! そらそらっ! これで生娘ではなくなってしもうたのぉ!!」

「あ……あああ……っ!!」

 

 生々しい感触と共に肉槍が少女の中へとずぶずぶと侵入していく。ぶちぶちと処女膜が避けたような痛みが走った。これまで誰の手にも触れられていなかったチルノの処女穴が汚らしいペニスに蹂躙され、擦れつつ強引に広げられていく。

 

「いたい……いたいぃ……広がってる……こんなの無理……ぎいぃっ!!」

 

 慣れぬ膣穴を無理矢理押し広げられる刺激は、ずきずきとした耐えきれぬ痛みを伝える。呼吸が乱れ、息が苦しくなる。大量の汗が噴き出し、表情は苦痛に歪む。まともに前戯すら行われていない処女の秘肉では、ただただ辛いだけだ。

 だがそう感じるのはチルノだけ。ザボエラは興奮気味に腰を動かし、膣口を奥へ奥へと掘り進むようにこじ開けていく。

 痛みを受けた反射で肉体は愛液を多量に分泌し、ペニスをねっとりと濡らす。亀頭が皮肉に包まれ、膣襞が竿を擦る快感にザボエラは酔い知れていた。

 

「抜いて! 抜いてぇ!! あ、はあぁぁあああぁっ!!」

「ええいっ、五月蠅いわ!!」

 

 同じ傷口を何度も抉られるような苦痛にチルノは涙を流しながらしゃくり上げる。視界がちかちかと明滅し、意識が何度も飛びそうになる。だが皮肉にも、それを引き戻すのもまた抽挿による痛みであった。

 せっかくの良い気分を悲鳴で害され、ザボエラは苛立たしげに叫んだ。

 

「それほど痛いのならば、命令じゃ! 痛みの代わりに快楽を味わっておれ!!」

「ひぅっ!?!?」

 

 その命令が下された途端、チルノは再びしゃくり上げた。

 あれほど感じていたはずの痛みは瞬時にして消え去り、代わりに股間から甘い痺れが走ったのだ。呪文の効果によるものだというのは理解していても、これほどまで簡単に認識を変えられてしまうことに戦慄する。

 

「ほれ、どうじゃ? もう痛くはなかろう。ワシは優しいからのぉ」

「ひっ……や……あ……やめ……っ♥ あっ!」

 

 ザボエラが追い打ちを掛けるように腰を激しく動かし始めた。一瞬にして作り替えられた罪作りな肉体は無情にも快楽をチルノへと伝えてくる。声の上擦りが続き、拒絶したいのに怒号にならない。

 快感に若い肌が真っ赤になるほど火照り、両の乳首は触れられてもいないのにビンビンに立っていた。

 それは股間も同じだ。だらだらと涎を零すように愛液を溢れさせ、クリトリスがゆっくりと勃起していく。包皮を押し開きながら肉芽が顔を出し、空気に触れて快楽を走らせる。

 やがて、甘い疼きに我慢できなくなったようにチルノは嬌声を漏らしてしまった。

 

「おお、良い声で喘いだのぉ! そら遠慮するでない、もっと気持ちよくしてやるぞ!」

「う、動かさないでぇっ!! い、いらないっ! こんなのいらないっ!! 気持ち、よくなんて、なりたくないのっ!!」

 

 その声は言うなれば、チルノが屈した証拠だった。

 ザボエラは上機嫌になりながらチルノの肉体を前後に揺らすように激しく腰を動かし、尻へ打ち付けていく。ぱんぱんと肉同士がぶつかり合う音が一層大きく響き、ぬちゃぬちゃという粘液が混ざり合う音が股間から聞こえてくる。

 

 今まで痛みのせいで感じる余裕すらなかった異物の感触が明確になっていた。自分の物ではない体温を放つペニスが窮屈な膣を広げていく。ぬかるんだ肉襞をかき回され、肉穴は心に反してキツく締まりながらペニスを磨いていた。

 それでもチルノは先ほどのは何かの間違いだとばかりに叫んでいた。

 

「キヒヒヒッ!! 強情じゃのう! ならば貴様の本心に聞いてみるとするか! そら、貴様が知る限りの知識でワシのイチモツを褒めてみよ。今、貴様はどうやって犯されているのか、ワシに説明してみせいっ!!」

「ひっ、そん、な……!!」

 

 口を閉じようとしたが、その程度で止まるはずもなかった。

 

「な、なか……私の膣の中に、ザボエラ様のおちんちんが入っています……大きくって、太くて、生暖かくて……おちんちんは、すごい、存在感です……くぅ……!」

 

 少女の口は勝手に動き、屈辱に塗れた台詞を勝手に紡ぎ出していく。

 

「動く度に、びくびく震えていて……く、苦しいくらいです……た、多分私のおへその下、指じゃ、絶対、に、とどかない……くらいまで入っていま……ひゃあっ♥」

「ほほう、それだけか?」

「そ、それだけ……じゃなくてぇ……」

 

 気をよくしたようにザボエラは続きを促す。

 

「カ、カリが……先っぽはエラを張っていて……私のお腹の中、が、ぐちゃぐちゃに、かきまぜ……られ……てぇっ♥ こ、すりつけられて……いますっ! その、たびに気持ちよく、なってぇ……声、我慢……むりぃ♥ こんなの無理なのぉ♥」

「ほほう! そうかそうか! 随分と気に入ったようじゃのぉ!!」

 

 甘い痺れを与え続けられながら、口に出して宣言することでチルノの心は否応なく"今がどういう状態なのか"を自覚させられていた。反抗の証であったはずの声を我慢することすら忘れ、抗っている"つもり"すらなくなっていた。

 

「じゃが! おちんちん等という不抜けた表現が気に食わん!! ワシのイツモツはそんなガキの粗末な物とは違うわ!! チンポじゃ! チンポと呼ばんかい!!」

 

 気を良くしていたハズのザボエラであったが、突如として豹変するとチルノの長い髪を掴んだ。力強く引っ張られ、無理矢理身体を反らされながら理不尽な命令が下される。

 

「ひっ! ち、ちんぽ! ちんぽですっ!!」

「キヒヒヒ!! そうじゃそうじゃ! ワシのチンポは気持ち良いじゃろうが!!」

 

 もはやザボエラは王になった気分なのだろう。チルノの身体を好き放題に使い、乱暴に快楽を貪っていく。

 だがその痛みすらもチルノの肉体は快楽へと変換していた。髪を引っ張られる痛みに、首が仰け反る苦しさ。それら、本来ならば絶対に許容できないはずの刺激すらも気持ちよく感じてしまう。

 それが何よりも恐ろしい。

 

「はいっ! 気持ちいいですっ!! おく……おくまでかたいのがっ、えひぃんっ!!」

 

 ペニスからも膣穴からも強烈な痺れが走り、蕩けそうになる。もはや先ほどの命令は済んだはずなのに、無意識の内にチルノは口走っていた。

 

「キヒヒヒッ! 締まる、締まるぞっ!」

 

 発情させられた肉体は膣圧をどんどん高め、ペニスに陰蜜をたっぷりと絡める。白く濁った本気汁が陰唇の隙間から溢れ出し、肉竿を伝わってザボエラの玉袋を裏まで濡らす。

 

「おおっ、良いわ! そろそろくれてやるぞ!」

「やっ、やらぁっ♥ なか、なかになんて、やらぁっ♥!」

 

 熱病に掛かったように頭がぼーっとしていた。言葉とは裏腹に、チルノの肉襞はペニスをがっちりと食い締めて射精を催促する。

 その期待に応えるようにザボエラは腰の動きを更に早めてスパートに入った。髪を握りしめ、腰を掴む手により一層力が込められる。

 ばちゅっばちゅっと音が鳴り響き、悦びに期待した肉体が打ち震えて太腿が引き攣る。

 

「そら、たっぷりと受け取れえぇっ!!」

「ひっ! ひはあああああああぁぁぁ――っ!!」

 

 びゅくびゅくというけたたましい音を立てながら、敏感な膣内に精が放たれた。ペニスの熱がそのまま形を変えたような精液が蠢き、お腹の奥底まで流れ込んでいく。それすらも快楽として感じながら、チルノは肉体をわななかせた。

 吐き出されているのはザボエラの精液だと頭では理解しているはずだ。だが思考を放棄し、心ここにあらずといったように陶然として、絶頂の感覚に酔いしれていた。

 

「あ……あはは……いやぁ……こんなの……こんなの……」

「ふーっ、ふーっ、いやはや、よかったわい。百年は若返った気分じゃ」

 

 気怠げにペニスを引き抜くと、小さな膣内に収まり切らなかった汚らわしい白濁液が秘裂からどろりと溢れた。

 

「おうおう、こんなに出してしもうたとは、ワシもまだまだ現役じゃの」

 

 その大量に吐き出された精液を、まるで自らの勲章かなにかを目にしているように誇らしげに眺める。

 

「ほれ、何を惚けておる? ワシのイチモツが貴様の汁で汚れたわ。掃除するのじゃ、お主の舌でな」

「……!!」

 

 現実を否定し続けていたチルノの目の前に、ザボエラの男根が晒された。先ほどまで彼女の中に入っていたそれは二人分の粘液によっててらてらと怪しく輝いており、雄臭と牝臭が入り交じったような強烈な生臭い匂いを放っていた。

 

「ほれどうした? 命令が聞けんのか?」

「く、ううっ!」

 

 新たな命令が下されたことで、四つん這いからようやく動けるようになった。だが今度はザボエラへ跪く羽目になるのだから、決して喜べない。

 女豹のように四肢をつき、股間の肉塊に舌を這わせる。"掃除しろ"という命令を受けたためか、彼女の舌は粘つく唾液を肉竿に絡ませながら、にちゅるぬりゅると音を立てて舐め回していた。

 

「キヒヒヒ、よいぞよいぞ。そら、もっと心を込めて丁寧にしゃぶるのじゃ」

「う……っ……」

 

 先ほどのセックスで体力をごっそりと削られており、身体は汗に濡れていた。はぁはぁと荒い息を繰り返しながら、チルノは排泄器官へと一生懸命に奉仕する。ペニスを下から上へ、上から下へと舌で舐めながら、へばりついた淫液を必死でそぎ落としていく。

 

 だが汚れはそこだけではない。

 

(うっ! そ、そこは……そっちは!!)

 

 拒絶しようとするが、それは許されない。

 彼女は片手で竿を握ると軽く扱き上げながら、続いて玉袋に口を付けた。陰毛が口に入り、鼻息が肉竿に当たる。肉棒を伝って垂れ流れた液体に濡れた皮を丁寧に口に含み、皺の一枚一枚までを丹念に舌で掃除していく。かと思えば睾丸に吸い付くとそのまま口に含み、口中でれろれろと舐め上げる。

 

「おうおう、掃除じゃと命令したというのに……ここまでするか。しかも生娘じゃったくせに、このように舌を使うとはな。まったく、どうやら異界の住人というのは、とんでもなくスケベな知識を持っておるようじゃな」

 

 舌奉仕に満足したように呟く。先ほどまで力を失いつつあったはずのザボエラのペニスは、いつの間にかすっかり硬度を取り戻していた。

 

「お主の舌があまりにも良すぎて、もう一度昂ぶってきたわ! そら、咥えろ!!」

「ん……うっ……!」

 

 チルノの頭を掴むと、そのまま口の中へと乱暴にペニスをねじ込んだ。

 つい先ほどまでは膣内の感触だけで感じていたペニスの形を、今度は舌と口で無理矢理覚えさせられるような屈辱に頭がおかしくなりそうだ。だがそれでも彼女の肉体は命令に従い、奉仕を続けていく。

 唇を目一杯に広げ、喉の奥目掛けて銜え込む。ペニスの大半が口中へと埋没した途端、性臭が鼻孔を駆け抜けた。

 

「んんんん――っ!!」

 

 噎(む)せ返り咳き込みそうになりながらも、そうなれば歯を立てる可能性があるため、彼女の肉体はそれを許さない。

 少女の小さな口腔内は肉の塊に占拠され、舌を離す隙間もないほどだ。そんな窮屈な中を、彼女は舌を賢明に這わせていく。舌先でチンポの裏側をずるずると擦り上げたかと思えば、頬を窄めながら唾液と一緒に亀頭を啜り上げる。時に頬の内側へ亀頭を擦りつけることで刺激を与える。

 そのたびにザボエラは腰を戦慄かせた。

 

「なんとも暖かくて良い感じ、チンポが溶けそうじゃよ……それにその間抜けな顔と来たら……このような良い目を味わえるのなら、貴様に傷つけれたのも許せるというものじゃ! キィ~ッヒッヒッヒッ!!」

 

(早く! 早く終わってぇっ!!)

 

 唇をペニスに張り付かせ、肉竿を手で握るように締め付けている。それに気を良くしたのか、ザボエラは遂にチルノの頭を掴んだまま無理矢理引き寄せた。

 

「おおっ、よいぞよいぞ!! チルノ! もう一度出てしまいそうじゃ!!」

「お……ゲ……ご……っ!」

 

 喉奥まで一気に男根が突き刺さり、上顎が擦り上げられる。首の骨が折れそうなほどにそり上げられるが、ザボエラは気にも止めずに少女の顔を激しく前後に動かす。涙を再び零れ落としながら、チルノは喉奥を遠慮無く犯される苦悶に耐えるしかなかった。

 必死で堪えながら何とか逃れようとすることで舌の付け根――喉の狭いところがぎゅうっと亀頭に抱きつく。

 

「おおっ! おおおっ!!」

 

 未知の感触に上擦った声を上げながら、ザボエラは小さな頭を思い切り己の腰に押しつけた。喉奥の肉を潰され、苦しみの余りチルノの身体が跳ねる。

 

「出すぞ、出すぞぉ!! お、おおおっ!!」

「~~~~~~ッ!! ッ!! ッ!!」

 

 叫びながら喉の奥底で、その欲望を遠慮無く爆発させた。びゅるびゅると一回目にも負けないほどの精液が喉の奥へと流し込まれていく。

 それすらも"新たな汚れ"と判断した少女の肉体は、粘つく精液をごくごくと飲み込んでいった。大量の精液が喉にへばりつき、嚥下した途端にお腹の底から雄の臭いが立ち上ってくる。

 びくびくと苦悶に身体を痙攣させ、意識が吹き飛びそうになりながらも、それでもチルノは必死で堪え続けた。

 

「……ふぅ、年甲斐もなくまた出してしまったわい」

 

 たっぷりと欲望を吐き出し終え、ザボエラは軽く汗を拭う。

 

「う……んちゅ……えぐっ……うえぇっ……じゅる……」

 

 男が精を放ち終えても、まだその奥には精の残滓がある。未だ命令に囚われ続けているチルノはその存在を鋭敏に感じ取ると尿道口へと舌を差し込み強く啜り、精液を飲み込んだ。

 

 

 

 

「おや、もうこんな時間か」

 

 身支度を整え終えると、さも今気付いたようなわざとらしい口調を見せる。

 

「もっと愉しみたいところじゃが、ワシも歳でのぉ……今日はもう仕舞いじゃ」

「……えっ?」

 

 予想外の言葉に、チルノは心の中で「しめた!」と思った。

 彼女が受けている命令は「危害を加えるな」というような物はあれど「逃げ出すな」といった物は無い。ならば監視の目が緩んだ隙に何とか脱出できるかもしれない。

 

「おお、そうじゃそうじゃ、歳で思い出したわ。お主の知る異界の知識の中に、永遠の若さを保つような術はないか? それがあればもっとたっぷり相手をしてやれるぞ」

「……あるわけないでしょう。知っていても、アンタなんかには絶対教えないわ」

「キヒヒ、そうかそうか。それは残念じゃのう……」

 

 ただの世間話のようにも思えるその疑問。脱出の算段を考えていたチルノは一拍遅れてそう返す。それだけで終わる、ただの世間話――のはずがなかった。

 天井から突如、数本の触手が降り注ぐとチルノの腕へと巻き付いた。そのまま力強く引っ張られ、腕を捻り上げられる。しゃがみ込んでいたはずの身体は自然、手首を支点として無理矢理立たされてしまう。

 

「ひっ!? これって!!」

 

 その触手には見覚えがあった。悪魔の目玉だ。見上げればいつの間にか天井に張り付いてぶら下がっており、単眼をぎょろりと動かしてチルノを見つめている。

 

「言ったじゃろう? ワシも歳じゃと。ワシの代わりに、今夜一晩はそやつがたっぷりと相手をしてくれるわい」

 

 ニヤリと笑うその表情からは、チルノが考えていた事などお見通しと言わんばかり。

 ――いや、仮にも悪知恵と他者を踏み出しにすることで生きてきた相手がその程度で済ませるわけがない。

 

「ああ、忘れるところじゃった。チルノや、命令じゃ。"そやつとの一夜をたっぷりと愉しむがよい"」

「な……っ!!」

 

 ダメ押しのようにそう命じる。

 それを受け、悪魔の目玉は未だ自由になっていた無数の触手を伸ばした。

 

「ま……待って! 待って!!」

 

 チルノはザボエラの背に向けて必死で訴える。

 だが聞く耳持たぬとばかりに一度も振り返ることなく、ザボエラは部屋を後にした。

 

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

 

 

「んあ……っ♥ あぶっ♥ んちゅ……♥」

 

(なんで……なんでぇ……嫌なのに、嫌なハズなのにぃ……♥)

 

 ザボエラが部屋を去り、チルノが悪魔の目玉と二人きりになってからどれだけの時間が経過しただろうか。彼女の中から時間の感覚はとっくに消失していた。

 十分足らずのようにも思えるし、十時間以上経過しているのかもしれない。それすら分からないほど、少女は延々と責め苦を与えられていた。

 

 

 

 

 我先にと殺到した数多の黄土色の触手たちは、チルノの肉体を遠慮無く這い回る。

 首筋へと絡みついた触手はうなじ付近をゆっくりと優しく撫で上げ、少女の肉体をじわじわと開発していく。太腿に巻き付いたそれも、腿の内側を重点的に責めていく。こそばゆい感覚が股間に伝わり、ぞわぞわとした刺激が秘部をゆっくりと蕩けさせる。

 

「ん……っ♥ やめ……♥ だめ……っ……!」

 

 甘い鳴き声が口から漏れる。だがこの程度は軽い責めでしかない。

 

 胸元を襲う触手はその乳房へと巻き付いた。搾乳でもするかのようにその胸を引き絞り、強調させられる。柔らかな乳肉が痕を刻まれるようにむにゅりと潰れて形を変え、隙間からはみ出した乳肉がむっちりと美味しそうだ。それでいて先端の乳頭だけは優しく擦り上げ、飴と鞭のようにチルノへ快楽を刷り込んでいく。

 やがてぷっくりと美味しそうに膨れた乳首を、触手はボタンのように押し込んだ。

 

「ひゃうううぅぅっ♥」

 

(む、胸……じんじん、する……っ! こ、こんなに……感じるものなの!? ああ、ダメ……ダメだって分かっているのに、もっと、もっと欲しくなっちゃう……♥)

 

 両胸の突起を同時に押し込まれる快感に戸惑いすら覚えていた。意識が乳首に集中してしまい、すると触手はそれを見越したかのように胸への責めを強くする。

 浅いながらもしっかりと存在する胸の谷間にも触手は潜り込んでおり、擬似的に男のペニスを胸で挟み込んでいるようだ。不気味に脈動する触手は我が物顔で谷間を占領し、くすぐったさやむず痒さに似たもどかしい感覚を与え続ける。

 

(これも……擦れてるっ! おかしい……こんなの絶対おかしい……よぉ……♥)

 

 絶え間なく襲われる刺激で上気した柔肌はじっとりと湿り気を帯びていき、それが触手にまとわりついて滑りを良くする。少しずつ苛烈になっていく触手の蠢きに合わせて、チルノは無意識に腰を揺らす。

 それは既に男の味を知ってしまった少女の肉体が再び男根を渇望するサイン。娼婦が一夜の相手を誘うように淫靡にくねらせるその動きは、見るだけで男を射精させられそうだ。

 

 そのまま腰から下に視点を移せば、股間には何本もの触手が群がっていた。

 漏らしたようにぐっちょりと濡れた秘部を無数の触手の先端が突かれる。大陰唇を割り開かれ、露わになった秘肉を撫でられるそれは、何人もの男たちの指で責められているように錯覚してしまう。

 

「ひんっ、そこ……中はだめぇっ!!」

 

 その内の一本が、チルノの膣穴へと先っぽを潜り込ませた。強姦された記憶が蘇り、恐怖で背筋を震わせる。だがその意に反して彼女の口から飛び出してきたのは熱を帯びた甘い声だった。

 

(……えっ!?)

 

 感情の判断ができなくなり戸惑っている間にも、手は止めない。

 潜り込んだ触手はザボエラのときとは違い、浅く浅く、決して奥に潜り込むことなく膣内の入り口付近を開発するように肉襞へと擦りつけられる。

 

「あんっ♥ や、そんっな……っ! なんで、奥ぅっ……ほ……っ!!」

 

 ――欲しい。

 

 その言葉の末尾をチルノは必死で飲み込む。その全てを口にしないのは最後の意地と言わんばかりに、無意味な虚勢を張る。

 とはいえそんな虚勢は張り子の虎にも満たない。

 

「う……くぅぅっ……!!」

 

 入り口近くを執拗に舐り続ける触手に業を煮やしたように、チルノは腰を艶めかしく動かしてどうにか奥へと誘い込もうとする。少女の意志に従うように膣襞もまた蠕動して、触手を奥に引き込もうと蠢く。

 だがそれでも触手は位置を変えず、執拗な責めを続ける。

 必死に腰をくねらせるチルノであるが、彼女は忘れていた。触手は一本だけではない。

 

「やっ! そっちは! そっちはもっとダメなのっ!!」

 

 自らが垂らした愛液をその身にたっぷりと絡めた触手は、少女のクリトリスへと触れた。刺激を受け続けてぷっくりと膨らみ包皮から顔を覗かせたそこを、先端で優しく撫でる。

 神経の塊のような陰核を責められ、それだけで一瞬で達してしまいそうになる。

 だが、まだ終わらない。

 もう一度言おう。触手は一本だけではない。

 

「そこっ! そこはホントにだめぇっ!! お願い許してぇっ!!」

 

 同じく愛液を浸(ひた)してぬちょぬちょになった触手が肛門――尻の穴を突いた。彼女の肌よりも一段黒くくすんだ色のその穴は、触手に触れられるとひくひくと物欲しげに蠢いた。

 今まで感じたことのない未知の刺激を受けて、チルノは本気の拒絶の声を上げる。あれも駄目これも駄目と、言っていることだけ切り取れば幼児の我が儘のようだ。

 けれども、その我が儘を聞いてくれる相手はここにいない。

 尻穴の縁をなぞるように触手が動き、少女のアナルに粘液を擦り付けていく。不浄の孔をこれから浸食されるのだと直感的に理解できてしまい、背筋が震える。

 

「待って! 待ってっ!」

 

 懇願は聞き届けられなかった。

 肛門をねっとりと湿らせ終えると、触手はそのままアナルに潜り込んだ。

 

「いやあああぁぁぁっ!!」

 

 本来、排泄の為の器官へ挿入されるという違和感がチルノを襲う。膣に挿入された時にも感じた異物が入ってくる入ってくる感覚が何倍にもなって伝わってきた。

 拒絶するように括約筋に力を込めたため、排泄孔が極端に狭くなる。隙間無くみっちりと入り込んだ触手をぎゅうっと締め付けてしまい、存在感をたっぷりと感じてしまう。嫌がって何とか押し返そうと尻に力を込めれば込めるほど肛門が締まり、触手を引き摺り込む。

 尻穴から腰へ、そして背中へと順に伝わっていく異物感に、チルノの肉体は火が付けられたように熱くなっていた。

 

「……あんっ♥ ち、違う……これは違うのっ! 感じているのはお尻じゃないの! クリトリス! クリトリスなんだからぁっ!!」

 

 はたしてそれは誰に向けられた言い訳だったのやら。甘い声を漏らした途端、顔を涙と快楽でぐちゃぐちゃにしながらそう叫んだ。

 尻穴で感じてしまったという事実が認められず、もっと鋭敏な部分で快感を与えられたことで精神の安定を図ろうとしていたのだろう。

 けれども尻穴は触手を締め上げ、懲らしめようと蠢く。触手はそれから逃れようと引き抜くような動きを見せ、それが極上の排泄感となってチルノを狂わせる。

 アナルの快感に加えて膣の責めに同時に襲い掛かる。己の体内で触手同士が擦れ合っているような刺激に、未熟な肉体は耐えられなかった。

 

「ふわああぁっ♥ 動かないでっ! おかしくなる! カラダが! オシリがおかしくなるうぅっ♥ 中で、中で擦れてるのわかっちゃう♥ わからされちゃうからぁ♥」

 

 責められ続けていたクリトリスは更に膨らんでいた。木苺のように赤々とした存在感を見せつけ、もはや触れられなくても外気で冷えただけでも感じてしまう。

 

「そっちもだめぇ♥ おまんこも! おしりも! クリトリスも! 全部だめなのぉっ♥ 気持ちよくなっちゃうからぁ♥」

 

 クリトリス、膣、肛門。三点を同時に責められながら、女性器周りも無数の触手で嬲られる快感に、先ほどまで処女であった小娘が耐えられるはずがなかった。

 一瞬にして腰が砕け、倒れ込みそうになる。

 だがしっかりと腕に巻き付いた触手がそれを許さない。立ち続けることを強要され、安易に快楽の海へ溺れさせることを許容しなかった。

 それどころか――

 

「ふえっ!?」

 

 今まで苛烈に責め続けていた触手たちは、潮が引いたかのように一斉に動きを止めた。

 

「あ……やっ! ……なんで? どうして……!?」

 

 爆発寸前だった、狂おしいほどの快楽の感情。肉の悦びが弾ける直前で止められ、腹の奥底に強烈な欲求不満となって堆積していく。触手たちに嬲られ続け、そのままイかされるとばかり思っていたチルノは、この仕打ちに怒りすら覚える。

 だが待てど暮らせど、触手は動かない。

 

(ま、まさか……!)

 

 その様子に彼女の頭の中に一つの可能性が浮かぶ。

 けれどもそれを口にすることは出来なかった。

 

「んぶっ!?」

 

 やがて、十分な時間を置いてから動きを再開した触手はチルノの口の中へ潜り込む。

 ザボエラのチンポを咥えたときのように小さな口を精一杯大きく開けられ、触手の味と触感が口腔内へいっぱいに広がる。

 少女はそれを待ちかねていたように受け入れた。

 触手は筋肉の塊のため、歯を立てても弾き返されそうなほどに硬かった。だが同時に柔らかさを兼ね備えており、こんな物が今自分の体内を犯しているのだと思うとぞっとすると同時にぞくぞくとした期待を感じていた。

 

「ん……じゅる……えも……っ……ちゅぴっ……♥」

 

(……すごい……ザボエラのよりも、おっきぃ……?)

 

 生臭い味が唾液に溶けて口の中に充満していく。舌先に嫌な苦みを感じて、反射的に押し出そうと舌を動かす。その動きは不慣れなフェラチオのように触手を舐め上げていた。

 股間と胸から与えられる蕩けるような強烈な刺激に思考を毒され、無意識の内に直前に口に含んだものと比較してしまい、股間に甘い刺激を走らせる。

 

(ああ……だめっ……こんなの……こんなの絶対我慢できないっ!! なんで、なんでこんなに大きいのに、奥まで入れてくれないの!? もっと激しくして欲しいのに!!)

 

 口いっぱいに広がる肉塊は、それだけの存在感を放っていた。それだけに、責め手を止めた触手たちに恨み言を漏らしてしまう。

 心の奥底に隠した情欲を代弁するように、チルノの口戯は激しさを増していった。

 呼吸すら忘れたように喉奥へと触手を招き入れ、唇で扱き上げる。たっぷりと唾液を搦めて前後させながら、もっと強烈な刺激が欲しいと目で訴える。

 

「んっ♥ んむぅっ♥ ――――っ!!」

 

 その願いが通じたのか、触手たちは再び責めを再開する。待ち望んでいた刺激に高揚し、がむしゃらに快楽を貪ろうとする。

 だがそれはまたしても、チルノが絶頂する直前で動きを止めた。

 

「う……あ……っ……」

 

 二度目の寸止めと、強制的に快楽を与えられ続けてきた消耗で意識を保つのはもう限界だった。

 

「うぶっ! ……はぁ……はぁ……」

 

 そこへ冷たい水を顔に叩きつけられ、意識を無理矢理覚醒させられる。見れば一本の触手がコップを持っており、部屋の隅には大きな水甕(みずがめ)もあった。

 冷水をぶっかけられたおかげで、多少なりとも自分を取り戻せた。ピンク色に染まっていた思考が少しだけ冷静になる。

 

(だめ……耐えなきゃ……コイツの狙いは、私を快楽漬けにすること……どんな命令を受けているのか分からないけれど、耐えなきゃ……)

 

 顔や肌に張り付いた水滴を舐め取り、少しでも水分補給をして耐るだけの状態を作ろうとする。

 その決意に反して、チルノの股間は愛液を際限なく溢れさせ、男根を求めるようにひくひくと蠢いていた。

 

 

 

 

「う、うう……♥」

 

 そして場面は冒頭へと戻る。

 何時間もの間、触手は責め続け、けれど絶対にチルノをイかせることはなかった。水を掛けられる度にこれ以上流されまいと決意するものの、少し股間を撫でられるだけで、胸を揉まれるだけで甘い悦びに態度を蕩けさせてしまう。

 

「あっ……また……やだっ! やだぁ!! もうゆるしてぇ!!」

 

 再び動きを止めた触手に向け、チルノは恥も外聞も無く哀願していた。

 

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

 

 

「あ……う……?」

 

 水底から浮かび上がってくるように、ゆっくりとチルノは目を覚ます。途端に指一本動かすことも出来ないほどの疲労感がずっしりとのし掛かってきた。まだ寝ていたいという肉体の悲鳴を必死で押さえつけながら、のっそりと身体を起こす。

 

「ここ……確か、私は……」

 

 声を出した途端、喉の奥が張り付くような痛みを感じた。強烈な渇きに襲われ、必死で唾を飲み込みながら何があったのかを少しずつ記憶を掘り起こしていく。

 少しの時を要してながらも、何があったのかは完全に思い出せた。

 あの後も悪魔の目玉による触手陵辱は延々と続き、積み重なった疲労感からどれだけ水を掛けられて目を覚ませないほど深く気絶してしまったのだ。

 

「うっ……くっ……!! だめ、我慢……」

 

 記憶が戻ったことで寸止めを続けられたという陵辱の記憶も思い出してしまい、チルノは顔を赤くする。途端、肉の疼きが股間から走る。思わず下半身に伸びかけた右手を左手で掴み、必死で止めながら自分に言い聞かせる。

 

(そうよ……! 逃げなきゃ……!!)

 

 去り際にザボエラが下した命令は"一晩愉しめ"というものだ。室内には時計どころか窓すらないため今が何時なのか分からないが、一夜は当に過ぎているだろう。

 また、悪魔の目玉はいなかった。おそらくは朝が来て逃げ出したと推測する。

 

「テレポ」

 

 半ば無駄と思いつつも、脱出の魔法を唱える。だが彼女の予想通り発動することはなかった。

 

「駄目、か……多分大魔王の結界があるから……何か、別の脱出手段を探さないと……」

 

 ――クゥ。

 

 別の方法を探すべく周囲を見回そうとした時、チルノのお腹の虫が可愛らしい悲鳴を上げた。考えてみれば丸一日以上は何も食べていないのだ。

 喉の渇きに加えて空腹感も襲ってきた。一度意識した以上、もう無視は不可能。

 

「たしか……水……水甕(みずがめ)がどこかにあったはず……」

 

 陵辱の最中に飲まされた水を思い出す。アレを飲めば少しは誤魔化せるだろう。

 水滴を必死で啜り、耐えようとした忌々しい記憶を思い出しながらも周囲を見渡せば、目的の物はあっさりと見つかった。

 

「……あった」

 

 よろよろと起き上がると甕へと目掛けてのっそりと歩く。近くに転がっていたコップで水を掬い、ゆっくりと飲み干す。

 

「ん……っ……おいしい……」

 

 室内は裸で寝ていても問題ないほど暖かいというのに、どういう仕掛けなのか甕の中の水は冷たいままだった。渇いた喉に染み込むような冷水の味に、チルノは思わずもう一杯汲み上げて飲み込んだ。

 

「ふぅ」

 

 ようやく人心地がついて、思わず安堵の息が漏れた。火照った身体に冷気がじっくりと染み渡り、なんとも言えない心地良い感覚だ。水が入ったことで空腹も少しだけ紛らわせた。

 気が緩んだのか、立ち上がっているのも辛くなりその場にへたり込んでしまう。

 

「はぁ……こんな状態じゃ、逃げるのも無理ね……しばらく休もう……」

 

 甕に背を預けながら、のっそりと首を回して辺りを見渡す。

 何もない、チルノ以外は誰もいない部屋。この場で処女を失い、男根を舐め回し、触手に撫で回され続けたというのが嘘のような静けさだった。焦らされ続けた肉体は水よりも、食べ物よりも快楽を求めてしまう。

 そう意識すると、心の中にぽっかりと穴が空いたような寂しさがやってくる。強烈すぎる体験を思い出してしまい、身体の奥底から情欲が燃え上がってきた。

 

「駄目! 我慢! がまん……!!」

 

 両手で頬を張って気合いを入れ直し、煩悩を断ち切ろうとする。

 だがここは、チルノ以外は誰もいない部屋。ここで何をしようとも、誰に見られることもない、誰も気付くこともない一人きりの部屋。

 

「ちょっとだけ……ちょっとだけ、だから……気を紛らわすくらい……だから……」

 

 ごくりと生唾を飲み込みながら、チルノは己の股間に手を伸ばし恐る恐る触ってみる。

 

「ひゃあっ!!」

 

(か、身体が熱くなってる……!! じんじんって……切なくなってる!!)

 

 指先にべっとりと粘り気のある液体が絡みつき、快感が走った。触れたことで愛液が溢れだし、その奥が疼いて仕方ない。

 

「こ、これ……ゆび、いれたら……」

 

 そんなことをすれば止められなくなるのは分かっている。だが我慢できなかった。不安に震える手はゆっくりと下がり、一本の指を秘肉へと埋めてしまう。

 

「はうぅぅぅっ!!」

 

 焦らしに焦らされた肉体は鋭敏になっており、指一本触れただけでも身体が跳ねるほどの強烈な刺激だった。熱を与えられ、身体が我慢できないほど疼く。その疼きを抑えるためにも、さらに指を沈めていく。

 

「ああああっっ!! すごい、すごいのぉっ!!」

 

 蕩けるような甘い声を漏らし、身体がブルブルと痙攣する。止めなくてはと最後の理性が警鐘を鳴らすが、チルノはそれを無視して夢中になって指を深く潜り込ませる。

 膣内は火傷しそうなほどの熱く、淫液をたっぷりと溜め込んでぬちゃぬちゃと粘つく。秘肉同士がむっちりと絡み合い、生々しい指から肉厚な感触が伝わってくる。

 心臓の高鳴りが早くなり、肉体は刺激を求めて更に疼く。

 

「んふぅ……! んんっ!! ふあぁっ♥ あああぁっ♥」

 

 誰憚ることなく喘ぎ声を上げながら夢中で手淫を続ける。

 激しく指を出し入れさせ、膣肉を掻き分けながら奥へ奥へと進める。溢れ出た愛液は手全体に滴ってなお止まることを知らない。

 

「はぁっ♥ こっち! おっぱいも欲しいよぉ!! 感じちゃうのぉ♥」

 

 指先で秘肉をほじりながら、空いた手を胸に当てる。一晩中責められ続けた乳房は少し大きくなっており、手の平から零れ落ちるほどだ。

 自ら揉み上げるだけでぞくぞくとした刺激が脳に走り、喘ぎ声が大きくなる。自分の胸の柔らかく弾力を持った感触がとても心地よく、何度もむにゅむにゅと揉みほぐす。

 快楽に完全に敗れたチルノは、更なる刺激を求めて胸の先端を摘まむ。

 

「ふああああぁぁっ!!」

 

 背筋がピンと反り返り、小さな突起から甘い電気が走る。ツンと尖った乳首を指先で何度も転がし、強く摘まむ。刺激を与える度に乳首が硬くなり、気持ちよくなっていく。

 

「クリ! クリトリスもぉ♥」

 

 膣内に入ることが叶わなかった指を陰核へと押し当て、乳首で自慰をしたときと同じように転がす。

 

「あうううぅぅっっ!! すごい、だめ!! これ絶対自分で触っちゃだめなやつぅ♥」

 

 口ではそう言いながらも貪欲に肉悦を求め、指先は更に小さなクリトリスを撫で回す。そのたびにビクンビクンと痙攣したように身悶え、吐息が絶え絶えになる。

 激しい息遣いを上げながらも膣をかき回す指は更に速度を増し、吐き出される水気も増していく。今や彼女のいる辺りは水たまりが出来ていた。

 だが自ら愛液塗れになろうとも関係ない。

 絶頂への予兆を感じ取った腰をくねらせながら快楽を貪り、胸に当てた指は乳首をキツく圧迫していく。

 

「くるっ! くるくるっ!! 来ちゃう!! イッちゃう!!」

 

 トドメを刺すように指先を滅茶苦茶に動かし、叫んだ。

 焦らされ続けて我慢の限界だった肉体は、絶頂の快感にびくびくと信じられないくらいに激しく痙攣して跳ね回る。巨大なアクメに飲まれ、顔はだらしなく蕩ける。口から涎を垂れ流し、股間からはその何倍もの淫水をびゅるびゅると吹き出す。

 

「あ……はぁ……♥ すご……いぃ♥ ……こん、なに……♥」

 

(でも……物足りないよぉ……)

 

 痙攣と愉悦に浸り、全身の筋肉を弛緩させながら、それでも肉体は満足しきっていなかった。更なる快感を求めて再び指を膣穴へと沈める。

 

「あへぇ……もっと、もっと奥までぇ……欲しいのにぃ……なんでぇ!? なんでゆび、届かないのぉ……♥」

 

 指を少しでも奥へと届くように伸ばし、腰を押しつける。それでも少女の指では膣奥まで届くことはなく、むしろもどかしい切なさだけが胸を締め上げる。

 

「ちんぽ……♥ ちんぽ欲しいよぉ……♥」

 

 うわごとのように呟きながら手淫を再開する。だが少女の自慰では己が満足するだけの快感を得られない。

 

 必死になって快楽を貪り続け、ときおり水を飲んで喉を潤し空腹を誤魔化す。当初の木絵的を完全に忘れ、そんな獣のような浅ましい行動を繰り返しながら、時間は無為に過ぎていった。

 

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

 

 

「あはぁっ♥ ちんちん……ちんぽ欲しいよぉ……誰のでもいいからぁ……♥ 私の中に突っ込んでぇ……♥」

 

 チルノは足らない刺激に苦しみながらも手淫を続けていた。あれから更に時間は過ぎており、もはや何度絶頂したか本人にも分からない。それでも少女の手は止まらない。娼婦よりも淫靡に表情を蕩けさせながら夢中で快楽を貪り続ける。

 垂れ流した愛液が撒き散らされ、もはや周囲は洪水にでもあったようにびちょびちょだ。膣内も陰核も弄りすぎて真っ赤に充血している。触れれば痛いくらいなのだが、その痛みも命令によって快楽に変換されているため手が止められない。

 少女が数十回目の絶頂を迎えたところで、部屋の扉が音を建てて開いた。

 

「ふえっ……?」

「姉ちゃん! 大丈夫!?」

 

 耳に届くのは聞き慣れた凜々しい声。飛び込んできた相手の姿にチルノの胸が高鳴った。

 

「あ……ダ、ダイ……?」

「うん! 助けに来たよ!」

「ほん、もの……? 本当……に……?」

「姉ちゃん、ホントに大丈夫? てか、本物って何?」

 

 倒れ込んだまま顔を上げる姉を心配そうに覗き込む。視界いっぱいに広がる弟の顔にチルノは歓喜の表情を浮かべていた。

 

「ダイっ! ダイっ!!」

「わっ!? っととと……」

 

 肉体の疲労など感じさせぬほど軽い動きで、その胸へと飛び込んだ。衝突の勢いに押されてダイが軽く蹈鞴(たたら)を踏む。

 

「えへへ……ダイ♥ ダイは私のこと、好きだよね……?」

「え? 突然どうしたのさ!? そりゃあ好きだけど……」

 

 飛び込んだ胸の中でチルノは大きく息を吸い込む。雄の匂いが鼻孔に広がり、硬い胸板の感触に思わずうっとりしてしまう。少女がずっと求めていた物が手の届くところまで来たのだ。

 

「じゃあ……いいよねダイ♥ ダイは私のこと、大好きだものね……♥」

「うわっ!?」

 

 唖然とするほどの迫力を見せつけながら、凄まじい力でダイを押し倒す。突然体重を掛けられ、ダイはされるがままに倒れ込んでしまう。

 その間にチルノはズボンを剥ぎ取るように乱暴に下ろすと、ダイの股間に顔を埋める。

 

「あはは♥ ちんぽだぁ♥ これ、ずっと欲しかったのぉ……♥」

 

 今はまだ半勃起状態というところ。ほどほどに硬くなった男性器を手の中で優しく弄ぶように握り、軽く上下させる。

 

「うっ……な、なんで……!?」

「あはっ♥ これ、この匂い、この大きさ……素敵……♥」

 

 戸惑いの声などまるで耳に届かないように、チルノはペニスに頬ずりしていた。大切な宝物を見つけたように蕩けた様子で、柔らかな頬をゆっくりゆっくりと擦り当てる。ぷにぷにとした頬を亀頭に押しつけて刺激を与え、舌を出して竿を舐め上げる。

 

「んんっ♥ 硬いの……凄く硬くなってる……♥」

 

 どんどん硬度を増していくペニスの様子に興奮が止まらない。さらなる刺激を与えようと、胸に亀頭を押し当てた。

 

「あっ……やだ、これ……凄くエッチだよぉ♥ ダイのが硬いって、すごくよくわかっちゃう……♥」

 

 乳首と亀頭でキスをするように胸を押しつけそのまま擦りつける。成熟途中の胸がむにゅりと大きくたわみ、へこんだ乳肉が形を変えて肉棒を半端に包み込む。

 ペニスは瞬く間に天を貫かんばかりに大きくなっていた。

 

「ごめんね、でも、身体が疼いてダメなのぉ……いっぱいオナニーしたけれど、届かないの……ちんぽじゃないと、気持ちよくなれないの……んんっ♥」

 

 倒れたダイの股間に座り込み、屹立するペニスを掴むと秘裂へ押し当てる。素股のように股間をペニスに擦りつけながら快楽を貪っていた。

 待ち望んでいた男の感触に膣穴は大量に涎を垂らし、肉棒が愛液で汚していく。それは他の女に取られないようにペニスへ匂い付けをしているような光景だった。

 

「いいよね!! もういいよねダイ!! 私、こんなに我慢したんだからっ!!」

 

 亀頭から根元までたっぷりと愛液に塗れたのを確認すると、少し腰を上げながら陰唇を指で割り開く。くぱぁっと音を立てながら割れ目が広がり、うっすらと湯気が上がった。ねとついた愛液が糸を引き、膣はひくひくと物欲しげに蠢きながらたっぷりと涎を垂らす。

 もう片方の手でペニスを掴み位置を固定すると、チルノはそのまま一気に腰を落とした。

 

「~~~~~~っ!!!! ああああああぁぁぁ――――っ!!」

 

 膣内をペニスがぐちゅりと音を上げながら走り、根元まで隙間無く埋まる。

 指では決して届かなかった秘穴の奥底を肉で責められるずっとずっと待ち望んでいた快感。背筋から大量の電気が走り、チルノは弓を引くように大きく背中を仰け反らせた。

 自分の中の穴を肉でみっちりと満たされる快楽は凄まじく、入れられただけで深い絶頂に達していた。

 

「は……あ……♥ だ、ダメ……♥ これ、もう、このまま、死んでもいいよぉ……♥」

 

 がくがくと何度も身体を痙攣させ、夢見心地で呟く。

 だが、イけたのはチルノだけだ。

 

「あっ♥ やっ♥ だめ、ダイっ♥ 今、イッてる! イッってるからぁ♥ ちんぽ♥ ちんぽ動かしちゃらめぇっ♥」

 

 絶頂から戻ってこないチルノに不満を覚え、ダイは腰を動かし始めた。ペニスを下から強く突き上げ、肉襞に擦りつける。

 この僅かな間にすっかりと開発されたチルノの肉体だが、騎乗位の経験はない。絶頂状態で下から快感を与えられる未体験の感覚に耐えられるわけがなかった。突き上げられる衝撃に形の良い胸がたぷたぷと揺れて、腰とぶつかったお尻がぷるんぷるんと波打つ。

 

「キヒヒヒ! 何を言うか、こうして欲しかったんじゃろ?」

「っ!!」

 

 突然切り替わった声にチルノは身を硬くする。慌てて下を見れば、そこにいたのはダイではなかった。

 

「ザボエラっ! な、んで……!?」

「少し考えれば分かるじゃろ、変身呪文(モシャス)じゃよ。ちぃとあの小僧の姿を借りとっただけじゃ! 貴様はワシのチンポでよがっておったのよ! まったく、笑いを堪えるのが大変じゃったわ!!」

 

 もはや演技は不要。ダイ改めザボエラは、チルノの膣襞に力強くペニスを擦りつけていく。たっぷりと熟れた少女の穴は暴れる男根を受け入れてキツく締め上げる。

 

「そもそもココは大魔王軍の本拠地じゃぞ? そんなところに都合良く助けがくると思うたのか? 偽物! 夢! 幻覚! 疑う理由なぞ幾らでもあるじゃろうが!!」

「そ、それはっ! あな、たが! む、無理矢理っ!!」

 

 突き上げられる快楽と絶頂の感覚に言葉を途切れさせながら言葉を紡ぐ。下半身から伝わる甘い快楽に声が蕩けようになるのを必死で我慢する。

 

「おや、そうかの? おや、そうかの? ワシは何もしておらん。小僧の姿でちぃっと騙しただけよ。勝手にワシに襲い掛かり、ワシのチンポで気持ちよさそうに喘いだのじゃろうが!!」

「そ、そんな違う……絶対に違う!!」

「何が違うものか! ワシがいつ、どんな命令を下したというのじゃ!? ほれ、いうてみい!!」

「そ、それは……あのとき、痛みを……」

 

 語気に推され、声がどんどん小さく弱々しくなっていく。

 

「ん? ああ、あれは確かにそうじゃな。じゃが、それだけじゃろう? 痛みを快楽に変えただけ、感謝こそすれ恨まれるなど筋違いというものじゃ! 一晩中悪魔の目玉に嬲られて我慢が出来なくなったか? たった一晩も耐えきれぬ様な者が何を言うか! 逃げ出す機会があったというのに、自分の欲望を何よりも優先した愚か者が何を言うか! 間抜けじゃのう! 無様じゃのぉ!!」

「~~~~~っ!!!! 違う! 違う違う!!」

「何が違うと言うか! 所詮貴様は与えられた異界の知識と能力が無ければ何も出来ん小娘よ! ワシをダニだ卑怯者だと罵っておきながら、貴様の方がよほど卑怯ではないか!! ほれほれココか? ここが良いのか? そら、ワシのチンポでイってしまえ卑怯者!!」

「んきゅうううぅぅぅっっ♥♥」

 

 激しく突き上げられるペニスは何度も角度を変えて、チルノが最も感じるポイントを探る。膣内に次々与えられる新鮮な快感に少女は身動きが取れず、むしろそれ以上の快楽を期待してしまう。

 

「ほれ、違うというのならワシのイチモツを自分で引き抜いてみよ。ワシは動きも抵抗もせんわ。愛だか絆だか知らんが証明してみせい」

 

 だがザボエラは急に腰の動きを止めた。それまで感じていた快感が一気に引いていき、火照った肉体が物足りないと即座に訴える。あれほど待ち望んでいたペニスが、膣内であれほど熱を放っていたはずの肉塊が動かなくなっただけで胸が酷く痛む。

 

「……くっ、そんな……」

 

 離したくないと吸い付く膣襞を無視して、チルノは腰を上げていく。その動きはとても緩慢で、恋人同士が別れを惜しむようだ。にちゅっにちゅっと粘液が擦れる音と共に、膣内に完全に身を隠していたペニスが根元の方からゆっくりと姿を現していく。

 

「ま、まけなっ……いっ……♥ 絶対に、まけ、ないんだか、らっ……♥ こん、な、チンポなん、てぇ……♥」

 

 粘膜がじわじわと擦れていくもどかしい感覚に負けそうになる。真綿でじわじわと苦しめられるような感触にこのまま腰を下ろしてしまいたいという欲求を必死で断ち切るべく、己を鼓舞していく。

 

「だめ、がま、んっ……♥ あと、少し……あっ!」

 

 めくれ上がった膣襞からようやく亀頭が覗くところまで来たところで、膣口はペニスを離すまいと強く吸い付いた。その欲望に飲まれるように、チルノは自ら再度腰を下ろす。引き抜く際の長い長い時間とは比べものにならないほどあっさりとペニスが飲み込まれる。

 

「キィ~ッヒッヒッヒッ!! 結局自ら腰を下ろすか!! 愛だの恋だの仲間だの絆だのではなく欲望を選び、ワシにイカされることを選ぶか! それではアバンの使徒の名も泣くわ!!」

「う……ち、ちがう……これは、操られて……」

 

 言い訳でしかないことは本人が一番よく分かっていた。甘い疼きに耐えきれず、自分から腰を下ろした事は誰の目にも明らかだった。

 

「まだ言うか! そんなに操られるのが好きならば、そら、望み通りにしてやるわい。命令じゃ! "ワシの物になれチルノ!"」

「あ……ああっ……♥」

 

 命令が頭の中に染み込み、心を書き換えていく。

 

「どうじゃ、貴様の大好きな理由――大義名分も用意してやったぞ? そら、今の命令はワシが今日、この部屋に来た時に最初に掛けてやったことにしてやろう。どうじゃ? もう否定する必要もあるまい? 貴様が腰を下ろしたのは浅ましい欲望に負けたのではなく、ワシに命令されたからじゃ! そうじゃろう、チルノや?」

 

(ダメ……もう絶対ダメ……私、頑張れなかった……)

 

「じゃが、貴様のような卑怯者でも、ワシは使ってやるぞ? この世の全ての生き物はワシの道具、じゃが道具を上手く使うというのも才ある者の勤めよ。貴様のような淫乱女に付き合うために、わざわざ特製の精力剤を飲んできたのでな。今日は一日中つきあってやってもよいぞ? 無論、貴様が望めば……じゃがな……」

「あ……っ♥」

 

(仕方ないよね……命令されちゃったんだから……♥ 命令だから……♥)

 

「は……はいっ! ザボエラ様っ♥」

 

 どん底まで落ち込んだ頭の中に、ザボエラの言葉がすっと入ってくる。負けてもすがれる都合の良い言い訳を用意され、そんな負け犬であっても受け入れると言ってくれる。今のチルノにはそれはまるで天からの救いの手。

 最後の最後まで守っていたはずのタガは容易く壊れ、自ら全てを受け入れていた。

 それまで蛇蝎のように嫌っていたはずの相手が、今や愛しくて愛しくて仕方ない。様付けで名を呼びながら身体を倒し、ザボエラへと抱きついた。

 骨の浮き上がった枯れ木のような肉体にキスの雨を降らせ、服従の刻印のように吸い付いてキスマークを刻む。

 薄い胸板に胸を押しつける。乳房がむにゅりと音を立てたように潰れ、柔らかな感触をザボエラに提供する。

 

「いいですよねっ♥ も、もう、腰、動かしても♥ いいんですよねっ♥」

「おうおうかまわんかまわん。好きなだけ動くがよい」

「はいっ! ちんぽっ……あひっ、いいぃっ!!」

 

 止めていた腰の動きが再開された。

 膣内の肉棒の感覚に合わせてぐりぐりと腰を前後上下へ卑猥に動かし、最も気持ちよくなる場所を探っていく。

 

「あっ♥ ここっ♥ ここいいっ! ここ、好きなのぉ♥」

 

 やがてとある一点を見つけた。

 そこは膣内の少し窪んだ場所――Gスポットと呼ばれる場所だ。ざらざらとした壁面を亀頭に擦りつければ膣がぎゅうぎゅう締まり、肉竿を激しく扱き上げる。ぬめる潤滑液がどろどろと分泌され続け、肉襞がペニスを抱き締める。

 

「おおっ、お主はここが好きなのか。よし、覚えておいてやるぞ。キィ~ッヒッヒッヒッ!!」

 

(キヒヒヒ! 上手く行ったわい……)

 

 髪を振り乱し、おっぱいを揺らすチルノを下から眺めながらザボエラは思う。

 

(あの水は単なる水ではない。あれには興奮剤と思考能力を鈍化させる薬を入れてあるんじゃよ。しかし、薬の効果に背中を押されたとはいえ、これほどとはのぉ……)

 

 分かってしまえば実に単純な罠。

 突然現れたダイを怪しいと思えなかったのも、まともな反論一つ出来なかったのも、薬が大部分を占める。だがチルノがそれに気付くことは決してない。

 

「容易い、実に容易いわっ!! これほど簡単に堕ちるとは、貴様を恨んでいたワシが馬鹿のようではないかっ!!」

「ごめんなさいっ♥ ごめんなさいっ♥ 簡単に堕ちちゃうバカでごめんなさいっ♥ ザボエラ様の手をわずらわせてごめんなさいっ♥」

 

 恋人のように抱きつき、頬をすり寄せ謝罪の言葉を投げる。老人特有の加齢臭が鼻につくが、その臭いすらチルノを興奮させる材料でしかない。

 

「良いぞ、許してやるわ! あの女もこのくらい素直であればもっと可愛がってやったものを! 貴様はあの彼奴の代わりじゃ!! ほれ、ここも良いじゃろう!!」

 

 ペニスが抜けそうなくらい腰を大きく引き、一気に奥まで叩きつけた。先端が子宮口まで届き、入り口が歓迎するように亀頭へ吸い付く。蠢く肉襞は竿全体を執拗に刺激し続ける。

 

「ザボエラ様のチンポ♥ すごいっ! すごいです!! や、奥っ♥ 奥まで届いてるぅ!!」

「いいのぉ! 女はやはり柔順な方が良いわ!! 反抗的な貴様を躾けるのも随分と面白かったがな!!」

「ひゃんっ♥ なら、私っ、反抗的になりますっ! んむっ♥ れろっ♥ ザボエラ様を怒らせるようなこと、一杯言いますからっ♥ あっ、ごめんなさいっ! 思い、出しましたぁっ! 永遠にっ、若さっ、保つ♥ 嘘ついて、ごめんなさいっ♥」

 

 自らの持つ知識すら快楽の為に切り売りする。その結果、仲間たちが危険に晒されることになろうとも色情に狂うチルノにはどうでもよかった。

 

「ほほう、それは面白い。どういう物じゃ?」

「あっ、それは♥ と、時の砂っ! ひんっ、時の砂、と言う、アイテムがぁっ! 時間を元に戻すっ♥ イクっ♥ イクッ♥」

「時の砂じゃと? それがどうした?」

「時間、戻すっ、からぁ……!! それを、手に入れ……♥ 研究……んんっ♥ できればっ♥」

 

 この世界に存在するか分からないアイテム。それを耳にしたザボエラの知者としての側面が少しだけ食指を伸ばす。

 

「ほほうっ、そんな物があるのか……いや、あるのかどうかは分からんが、まあよい、良く言ったぞチルノ」

「あはあぁっ♥ 褒められた♥ 褒めて貰えたぁ♥」

「これからもワシのために知りうる知識を言うのじゃぞ! 役に立てばもっとたっぷり使ってやるわ!!」

「はいっ♥ 言いますっ! 全部言いますからぁ♥ もっと私を使ってくださいっ♥」

 

 褒められただけでチルノの肉体は歓喜に震える。膣穴を締め上げる力を更に強くし、陰茎をきつく締め上げる。

 

「よいぞっ! 手始めに悪魔の目玉を呼ぶとするか! 一晩たっぷりと愉しんだ相手じゃからな!」

「ああっ、うれしい♥ またあの触手でいっぱい気持ちよくしてもらえちゃう♥」

 

 一夜を共にした愛しい無数の触手たち。人間では決して味わえない全身を無数に犯される快楽を思い出して、知らぬ間に涎を垂らす。

 

「ヒヒヒッ! そんなに嬉しいのか!? ならば他の魔物たちも呼んでたっぷりと可愛がってやるわ!」

「いやいやぁ♥ それはいやぁ♥ ザボエラ様にっ♥ ザボエラ様だけにご奉仕したいのぉ♥」

「おや、ならば悪魔の目玉はどうなんじゃ?」

「ひゃあっ♥ あ、あれは……私のお尻の処女を奪ってくれたから特別なんですっ♥ 他は嫌なのぉ♥」

「そうかそうか、浅ましいのぉ。ならば尻の穴を触手で、前はワシのチンポで犯してやるとするか!」

「はいっ♥ 嬉しっ、嬉しいですっ♥」

 

 二本の触手で味わった二穴挿入の刺激。

 あの時は入り口近くしか擦って貰えなかったが、今なら違う。この逞しいチンポに膣穴をたっぷりと犯されながら、同時に触手でアナルを調教してもらえるのだ。

 人としての尊厳を完全に捨て去るような言葉が、たまらなく気持ちいい。想像しただけで膣襞が蠢いて肉棒へぎちぎちと絡みつく。

 

「そらっ! ならばまずは一発じゃ! 零すでないぞ!」

 

 獣性を見せながらザボエラはペニスを突き込む。

 

「んひいいぃっ! チンポ、チンポが中で! 私の中で膨らんでるのっ♥ すごいっ♥ 我慢汁、だけでもとろとろっ♥ 全部っ、全部下さいっ♥ 受けとめますからぁっ!!」

 

 チルノのまた犬のように舌を出しながら、チンポに向けて狂ったように腰を振る。

 全身から牝のフェロモンを放ち、流れ出る汗は太腿を淫靡に濡らした。一足先に絶頂したように痙攣して筋肉を張り詰めさせている。ぷるぷると揺れる可愛らしいおっぱいの先には勃起乳首が寂しそうにしていて、少女は自ら指先で押し潰した。母乳が吹き出たかと錯覚するほどの刺激が走り、一際キツく膣穴が戦慄いた。

 

「お、おおおおおぉぉっ!!」

「んひいいいぃぃぃっ♥ イクっ、イクっ♥ 中出しっ、すごいのっ♥ なかっ、最高なのっ♥」

 

 雄の肉欲が子宮を目掛けて放たれた。快楽を受け続けて溜まりに溜まった精液が竿を駆け上り、チルノの女の中に容赦なく叩きつけられる。

 膣内のチンポからどぴゅどぴゅと銃弾のように精液をぶち込まる。特製の精力剤と言っていたのは伊達ではなく、強化された性欲は連続で射精していく。

 

「とまらにゃい♥ とまらにゃいのっ♥ 精液もっ♥ イクのもとまらにゃいっ♥」

 

 背骨を折れんばかりにぐっと仰け反らせ、お尻をぷるぷると揺らして快感に酔いしれる。膣穴からはほんのりと湯気を立てる陰蜜がだばだばと飛び散り、膣内は未だ萎えぬ肉棒にしっかりと食いついたまま痙攣しっぱなしになっていた。

 

「キヒヒヒ! こりゃあいいのぉ! ほれ、もっとイかんかっ!」

 

 止まる気配のない射精を続けながら、ザボエラは再び腰を突き上げた。股間は刺激を受け続けて完全敗北しており、チルノの言うことを聞かない。筋肉は絶頂で弛緩しきってゆるゆるのまま。そんな緩んだ括約筋の奥から強烈な尿意が込み上げる。

 

「あっ♥ だめっ! やっ♥ やめないでっ! でもだめぇっ!!」

 

 お尻に力を入れて尿道を引き締めることで決壊を防ごうとする。だが快感で緩んだ今の彼女ではろくに力など入らない。なんとか防ごうとするがもう遅い。

 

「ひっ、やだっ! だめっ、止まって! 止まってぇぇっ!!」

 

 叫び声と共に身体の力が更に抜けていく。舌の穴からは生暖かい黄金色の液体がじょろじょろとこぼれ落ちていく。脱力したことによる放尿――いわゆる嬉ションだ。

 自らが主と認めた相手に尿を掛けるという無礼な行為をなんとかしようとするが、一度流れ出した黄金水は止められない。

 おしっこはザボエラのペニスを濡らし、下半身を汚していく。

 

「おうおう、これはいかんのぉ。粗相には罰を与えねばな」

「はひっ、申し訳ありません!」

「キヒヒッ! ならばまずはワシに謝罪じゃ! そら、その口でワシの口に謝罪せんか! 勿論、貴様の知る知識も一つ追加じゃぞ!」

「ふぁい……ひんか(進化)♥ ひんか(進化)のひほう(秘法)……おうろん(黄金)の、んむっ、うれわ(腕輪)というのがぁ……♥」

 

 ザボエラの唇へ自らの唇を重ね合わせ、情熱的に吸い付く。子猫のようにぺろぺろと舌で顔面を舐め上げ、口の中に舌を突き刺しながら、チルノは自らが知りうる中で最も危険な知識について語り始めた。

 

 自らの欲望を満たすためだけに。




ザボエラの妻については、ダイ大好きTVの発言より引用。
(妻は極悪な美人魔族。ザボエラを狙い返り討ちにあった?らしいのでザムザが父が唯一の肉親と信じた、みたいなイメージとのこと。
 で、八つ当たりされるチルノさん。シチュエーションプレイの一環みたいなものです)

とりあえずこれでこっち(R18版)も終了の予定です。
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