※この作品はR-18です。

隣のほうから来ました【R18版】   作:にせラビア

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※時系列・状況等について。
 冒頭は「竜の姫、堕ちる」と似たような状況。
 ただし、連れて行ったのがザボエラではなくキルバーンだったら……
 今回は万能メダパニなし(命令されて快楽に逃げる道も無し)です。

基本、キツめの鬼畜系ネタ。ガチでバッドエンド確定ルートです。
キルバーンと書いていますが、彼の性的シーンは無しです。ごめんなさい。

内容:女性の意にそぐわない行為。
   器具や道具を使った責め(多少の痛み表現あり)の描写。
   人間の輪姦。蟲姦。汚い物を舐める。失禁。浣腸(汚物あり)

 少しだけですが前と後ろと両方を漏らす描写があるので、本気で注意してください。
 嫌いな方は見ちゃ駄目です。

あくまでIF設定、本編には繋がらない。本編とは異なる都合の良い設定アリ。一部キャラの性格が異なる。

以上をご了承ください。



竜の姫、壊れる(チルノ・キルバーン 鬼畜系(ハード))

「おやおや? この娘(こ)、まだ生きているんですね」

 

 死の大地にて行われた勇者たちと大魔王らの戦い。

 その戦いは大技同士が激突し、衝突の余波によって全員が吹き飛ばされる――言うなれば強制的な引き分け。双方痛み分けのような形で幕を下ろした。

 吹き飛ばされた勇者たちは一度退き、同じく吹き飛ばされたはずの大魔王側の者たちはその中心地へと舞い戻り、そして――

 

「――これは好都合かな」

 

 バーンに遅れチルノを見つけたキルバーンは誰の耳にも届かぬ声で呟くと、にやりと笑って見せた。

 

「ねえ、バーン様……この娘(こ)、ボクにくれませんかね?」

「この娘(むすめ)は捕獲する。そう伝えなかったか、キルバーンよ?」

「突然何を言い出すかと思えば……キル! いくら貴様でも、バーン様のご意志を無視するような真似は許さん!!」

「ああ、勿論。勿論だよミスト……わかってる、わかってるさ……別に殺したいわけじゃないよ」

 

 突然の言葉にバーンが、そしてミストバーンが死神を諫めるように叫ぶ。それを耳にしたキルバーンは仮面の上から表情を隠すように片手を当て、くっくっくっと低く笑った。

 

「でもね、この娘(こ)はボクの罠を台無しにしてくれたのさ……それも、あんな不格好な、力尽くの方法でね……これはちょっと、許せないよねぇ……」

「……ッ!!」

 

 およそ仲間に向けるとは思えない、暗く怨念の籠もった瞳を指の間から覗かせる。その眼光に、ミストバーンは微かに息を詰まらせた。付き合いの長い彼は、キルバーンのプライドが傷つけられたことを、死神としての仕込みを邪魔されたことに対する怒りをよく知っていた。

 

「……よかろう」

「バーン様!?」

「キルバーン、お前に任せよう。その竜を、見事躾(しつ)けてみせよ」

「ありがとうございます」

「よかったね、キルバーン」

 

 バーンの言葉に死神は恭しく一礼する。

 

「ですが、一点ご注意を」

「なんだ?」

「聞き分けの悪い動物を相手にすれば、躾けにも力が入ります。もしかすると、力を入れすぎるかもしれせまんが……構いませんよね?」

「ふむ……」

 

 死神の言葉は、明言こそしていないものの「殺してしまっても良いか」と聞いていた。バーンは顎を撫でながら思案しようとする。

 

「バ、バーン様!! でしたらこのザボエラめにどうかその役目を!! 人間を甚振るのには慣れておりますですじゃ!!」

「あー! ズルいんだ!! 今はキルバーンが喋ってるのに!!」

「ええい、五月蠅(うるさ)いわ! どうかバーン様、ワシにも機会を!!」

 

 そこにザボエラが割って入った。

 ここで少しでも有用性を証明しなければ処罰は免れぬという判断からだろう。ピロロの抗議を一蹴し、すがりつくように決死のアピールを見せるその姿に僅かに苛立ちを覚えながらも、大魔王は口を開いた。

 

「……いや、キルバーン。お主に任せよう。それと先の質問だが、力を入れすぎようとも構わぬ。むしろ手を抜くな」

「ボクから聞いておいてなんですが……良いんですか?」

「構わん。その時はその時よ。いかな未知の竜とはいえ、その程度も耐えられぬようでは不要だ」

 

 仮に殺してしまった場合、チルノの秘密をバーンが知ることは無いだろう。だが、下手に生かしておけばバーンに牙を剥く可能性がある。負けぬとはいえ、竜魔人バランですら苦戦させた力を向けられるならば、殺してしまった方が安全だろう。

 そしてザボエラとキルバーンでは単純に力量に差がありすぎた。それは死神であれば寝首を掻かれるような無様な真似はしまいという信用の証でもある。

 

「そして結果がどうなろうとも、余に報告いたせ。それだけは忘れるなよ」

「勿論ですよ」

 

 同時に釘を刺しておくことも忘れない。信用はあれど、信頼はしていない。キルバーンが何かを企んでいることは明白だったからだ。

 

「ぐっ……ぐぐぐ……」

「そう落ち込まないでよ、ザボエラ君。もしかしたら、キミに出番が回ってくるかもしれないからさ」

 

 悔しげに唸るザボエラに、キルバーンは声を掛ける。

 

「な、なんじゃと……!?」

「キミの腹は、読めているつもりだよ」

「そうそう。ゆっくり待っててよ」

「そ、それはどういうことじゃ!? 答えぬかキルバーン!!」

 

 真意を問い質そうとするザボエラであったが、キルバーンはそんな言葉など何処吹く風とばかりに気にも止めず、気絶したままのチルノを担ぎ上げていた。

 

「もう良かろう。大魔宮(バーンパレス)へと戻るぞ」

 

 大魔王の瞬間移動呪文(ルーラ)が発動し、彼らは死の大地の上から姿を消した。

 

 

 

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「うう……っ……!!」

「お目覚めかな?」

「ッ!! キルバーン!! えっ!?」

 

 気絶から目覚めたチルノの視界に、仮面を着けた道化師のような出で立ちの相手が飛び込んできた。

 反射的に身構えようとして彼女は自身の状態に気付き、慌てて肌を隠す。幸福なのかはたまた不幸なのか、縄や鎖といった拘束具もない、一糸まとわぬ姿だった。

 

「ああ、服を用意するのを忘れていたね。ボクとしたことが、とんだ失態だよ」

「な、何が失態よ!!」

 

 わざとらしい言葉に怒りを覚えつつ、微かに視線を上下させて室内を見やる。お目当てはキルバーン――その人形ではなく、本体たるピロロの姿だ。

 

「まあまあ、そう怒らないでよ。本当なら今頃はバーン様に捕まって正気を完全に飛ばされるか、はたまたザボエラ君に頭の中まで改造されていたかもしれないんだから。寧ろ感謝して欲しいくらいさ」

「感謝……ですって?」

「そう、感謝だよ」

 

(ピロロは……どこかに姿を隠している……?)

 

 会話を続けながらどこかに使い魔に化けた本体の姿を探りつつ、同時に室内を観察していく。部屋の中は無機質な部屋だった。調度品も見当たらず、壁も剥き出しのまま。まるで牢屋のような寒々とした印象を受ける。

 

「ああ、この部屋が気になるのかい?」

 

 残念なことに、見える範囲にピロロの姿はなかった。

 キルバーンの姿が見えた時、ピンチであると同時にチャンスでもあると少女は判断していた。人形遣いさえ倒せば、人形を相手にする必要はない。相手を騙していると確信し、油断しているならばその裏を掻くのも容易い。

 ある意味ではザボエラよりも与し易い相手だ。

 

「ここは牢獄……キミのための調教部屋ってところかな?」

「ちょう……きょう!?」

 

 予期せぬ返答に思わず視線が止まった。

 

「まさか、私の体が目的……!?」

「体? ああ、まあ……広い意味でならそうかもね」

 

 両腕でぎゅっと身体を抱き締めるようにして、少しでも肌の露出を隠そうと試みるチルノに、キルバーンはくすくすと笑って見せた。

 

「本当の目的は、キミを屈服させること。キミの正体にバーン様が興味を持っていてね、その口を割らせる役目にボクが立候補したってわけさ」

「……だから、感謝ってわけ?」

「察しが良いねぇ、そういうことだよ。ボクだって理由がなければこんなことはしない」

 

 不自由な感謝を強要されることに苛立ちを覚えつつ、チルノは続いて自身の状態を確認していく。ピロロの姿が見当たらない以上、このキルバーンを倒す必要も出てくる。

 先ほどから身体に重くのし掛かってくる倦怠感と戦いながら、少しでも回復すべく会話で時間を稼ごうと頭を働かせていた。

 

「それで、その理由は? そのくらいは教えて貰えるんでしょう?」

「聞いていなかったのかい? バーン様が興味を持ったからだよ。それ以上の理由なんてないさ」

 

 平然と言ってのける死神の姿に、チルノは一つ嘆息する。

 

「……嘘ね」

「嘘なんかじゃないさ」

「いいえ、嘘よ。少なくとも、理由の全てじゃない。もっと大きな、何か別の思惑がある……違う?」

「――――ク、クックックッ……!! アハハハハハ!!」

 

 たっぷりと時間を使い沈黙した後、死神は堰が切れたように激しい哄笑を上げた。

 

「素晴らしいね! キミの瞳はどこまで見通しているんだい!? キミの頭の中には何がつまっているんだい!? 直感や今までの会話だけの判断じゃ、そうも確信した言葉は言えないよ!!」

 

(……やりすぎた!?)

 

 時間稼ぎのつもりの言葉が、本来の歴史の知識をも下敷きとして考えてしまったことでどうやらキルバーンの琴線に触れたらしい。余裕ぶった似非紳士の仮面を脱ぎ捨て、嬉々とした様子で滔々(とうとう)と語る。

 

「ボクはキミの秘密を知りたいのさ! キミには何かある。知識や知恵ではない、何かを持っている。それを知りたいのさ!! ボクの直感だけど、それがあればこの戦いを――いや、天界すらもひっくり返せると思っている! そのためにボクは前からずーっとキミに目を付けていたんだよ!!」

「……っ」

 

 古くはフレイザードとの戦いの後。大魔王軍の表舞台に姿を表したときから、死神はチルノに目を付けていた。明確な答えは分からねど、未来を予知できるようなその力をなんとか手に入れられないかと、機会を窺い続けていた。

 チルノは歯噛みする。

 どこかで誰かに知られるかもと覚悟していたが、まさかキルバーンにこうも的確に目を付けられていたとは想像していなかった。

 

「けれど目的は、直前の戦いでもう一つ増えたのさ!」

「もう、一つ……?」

「竜化だよ!! キミの肉体をヴェルザー様に捧げるのさ!! 大魔王バーンをも苦戦させた竜の力を献上すれば、ヴェルザー様が魔界の頂点にも立てる!!」

「な……っ!!」

 

 ――竜化。

 

 その言葉を聞いて、チルノの記憶の中にようやく先ほどの光景を朧気ながら思い出した。

 苦痛に負けて意識を手放した、夢を見ているような状態。本能の赴くままに行動し、敵味方問わずに暴れていた記憶を。

 

「でもそのためには君の意思が邪魔なんだ。だからそれを壊すことにした。それが本当の理由だよ! そのために尋問――いや、拷問に立候補したのさ。ついでにボクの罠を壊した報いも受けさせることが出来る、まさに一石二鳥だよ!!」

「……それが出来るの? 仕掛けて嵌めるしか能がない三流手品師のあなたが本気で私の心を砕けると思ってるの?」

 

 時間を稼ごうと考えていたが、こうなっては話が別だ。

 そう言うからには、本気で心を折りに来るはず。果たしてそれに耐えきれる自信は、少女にはなかった。よしんば耐え切れても、次はバーンが出てくるだろう。あの超魔力にはとても耐えきれそうもない。そうなれば全ての秘密を話してしまう。

 秘密を全て語った後は殺されるか、はたまた人質として使われてダイたちの攻勢の足を引っ張ることになるか……

 そんな無様を晒すくらいなら、ここで散っていく方が何百倍もマシだ。

 

(ごめんね、ダイ……ごめんなさいバラン……ごめんね、みんな……せっかく助かった命だったのに、使い切っちゃいそう……)

 

 だがタダでは死ねない。死ぬなら少しでも仲間たちの手助けになってから倒れたい。

 荒い言葉をキルバーンにぶつけながら、チルノは大切な仲間たちへ謝罪の言葉を投げる。今この瞬間に出来る、最大の一手を実現するために。

 

「おやおや言ってくれるねぇ……なら僕の腕前をたっぷりと見せてあげようじゃないか。死神の名を冠しているのは何もただ命を奪うからだけじゃない。肉体も精神をも自由に殺してこその死神だよ。君の心一つぐらい簡単に壊せるさ」

 

 売り言葉に買い言葉ではないが、挑発にキルバーンは乗ったようだ。挑発を挑発で返すようにチルノの顔を上から覗き込んだ。

 

「それは楽しみね……ファイガ!」

 

 少女は魔法を発動させる。

 狙うはキルバーンの顔面――正確にはその奥に仕込まれた黒の核晶(コア)だ。上級火炎魔法にて黒の核晶(コア)を誘爆させ、辺り諸共吹き飛ばす算段だった。

 ここが大魔宮(バーンパレス)のどこかというのもアタリを付けている。居城の一角を吹き飛ばし、死神の人形を破壊し、近くに潜んでいるであろうキルバーン(ピロロ)も片付けられる。

 柱(ピラァ)に仕込まれた黒の核晶(コア)を一つでも巻き込めればなおよしだ。

 

 だが、必勝と決死の覚悟を込めて放ったはずの魔法は何も発動しなかった。

 

「あははは! 無理無理、覚えてないのかい? キミは魔法力が空っぽになるまで暴れていたんだ。ちょっと休んだくらいじゃ魔法力は回復なんてしないさ」

「な、なら……っ! ファイ――」

「――おっと」

 

 ならばと最下級の炎系魔法を唱えようとするがそれよりも僅かに早く、無数の何かが地面を這ってチルノへ襲い掛かった。

 

「な、なにこれ……っくあああっ!?」

 

 しゅるしゅると金属光沢を放つ細長い触手が少女の肉体に絡みつく。硬質な感触ながらそれはまるで蛇のように変幻自在に蠢き、瞬く間に四肢を締め上げると一瞬にして動きを封じる。

 強烈な締め上げにチルノの口から苦悶の声が上がる。

 

「フフフ、残念だったね。狙いは良かったけれど、ボクには通用しないさ」

 

 いつの間にかチルノを囲むようにして幾つもの裂け目が空間に浮かび上がっており、金属触手はその奥から伸び出ていた。

 

「なかなか面白い罠だろう?」

「罠……まさか……これも死の罠(キル・トラップ)……?」

「詳しいねぇ。でも、残念だけどこれは死の罠(キル・トラップ)じゃない。そもそも、罠が五十二種類しか用意されてないなんて、おかしいと思わないかい? 死の罠(キル・トラップ)はあくまで、ボクがお気に入りの罠にトランプのスートと数字を冠しただけ。それ以外にも罠は無数にあるのさ」

 

 覆すことの出来ない絶対的優位に立った反動か、死神はペラペラと語る。

 

「そしてボクの罠は相手を死に至らしめるだけじゃない。相手をじわじわ甚振り、相手を嬲り殺しにするようなのもたっぷりと用意してある。派手に殺すだけが罠じゃないんだよ」

「……悪趣味ね」

「そうかな? けれど、人生で何が役に立つかはわからないもの。キミみたいな女性――正確には女性魔族を甚振るのによく使ったものさ」

 

 その言葉を合図として、無数の触手が蠢きを再開した。拘束をそのままに蛇が巻き付くようにしゅるしゅると這いずり、膝から太腿へ、そして太腿から股間へと続くと、鋭敏な部分をも這い回る。

 

「くうっ!? そ、そこは……っ!!」

「言っただろう? 女性魔族を甚振るのに使ったって」

 

 再び空間が裂け、さらなる触手が伸びた。金属の蛇が乳房に絡みつき、ぎゅうっと根元から絞り上げる。

 

「あぐ……っ!! き、つ……い……!!」

 

 発育途上の胸を変形するほどの強さで揉み責められ、チルノは苦痛に呻く。金属の触手はゆっくりと蠕動を繰り返しながら乳肉にその身を食い込ませて嬲る。胸の柔らかさを確認するようなその動きは、生き物としか思えないほどにいやらしかった。

 蛇の先端は頭を擦り着けるように乳首を責める。

 

「どうかな? もう誰かにその身体を女にしてもらったのかい? それともまだ……」

「だ、黙りなさい……っ!!」

 

 そこから先は言わせないとばかりに、抵抗心を剥き出しにして叫ぶ。だがそれはキルバーンを喜ばせ、嗜虐心を煽り立てる反応でしかなかった。

 

「アッハッハッハッ!! なるほどなるほど。その未成熟な肉体なら、そのつまらない反応も納得だよ。てっきり誰かに女にして貰っていると思っていたのに」

「…………ッ!!」

 

 思わずぎりりと奥歯を噛み締める。

 確かにチルノは処女だ。まだ未発達なその性感では金属触手による乳房の揉み込みも痛いとしか感じられず、気持ち良いなど微塵も思えなかった。恥ずかしいとは思うが、逆に言えばその程度。

 キルバーンが無意味な責めをしている間に魔法力を蓄積させれば、逆転の芽は有るはず。そう考え、一時の屈辱と苦痛に耐えることなど何でも無い――はずだった。

 

「だったら、少し趣向を変えよう。無垢な肉体を真っ黒に染め上げるのは、ボクの愉しみの一つでね」

 

 胸元に伸ばされた鋼鉄蛇の先端から一本の金属線が伸び出た。その姿はさながら蛇が舌を伸ばしたようだ。目に見えるか見えないか程の極細のワイヤーの先端が、緊張と痛みで微かに盛り上がった両乳首へと押し当てられる。

 

「今度のは……少し痛いよ?」

「……痛ッ!」

 

 冷たい声と共にずぶずぶと鋭く尖った先端が正確に乳腺へと挿入された。鋭敏な器官を容赦なく刺し貫かれて、チルノは痛みの声を漏らす。

 

(で、でも、この程度なら……!!)

 

 鋭敏な局所を串刺しにされ、ずきずきと鈍い痛みに疼く。だが、確かに痛いがこの程度の痛みなら今まで何度も味わっている。この程度なら間違いなく耐えられる――そう思った刹那、想像もしていなかった刺激が両乳首から駆け抜けた。

 

「ふぁ、ああああああぁぁっ!?」

 

 乳首を貫いた鋼線から突如として強烈な電流が流し込まれた。ばちばちと目の眩むような衝撃に襲われ、チルノは胸を反らして悶絶する。

 

「な、なに……これ……? なんで……? 電撃……? うそ、だって……電撃呪文は竜(ドラゴン)の騎士しか……んくふうぅぅぅっ!!」

 

 性感帯に直接責められ、電気を流される。痛みとしては強いものの、耐えられるはずだ。だが実際に感じるのは、予想もしていなかった甘い衝撃。電撃が走ったと同時に胸の中から快感が走り抜け、少女の性感がゆっくりと目覚めていく。

 未知の感覚に戸惑いながら、チルノは甘い声を漏らした。

 

「魔族も人間も、雌の本性は変わらないんだねぇ」

「な、何をしたの……!?」

「その金属糸はキミの神経に直接差し込んであるのさ。あとはこうして電気を流し込めば……ほら」

「あっ! ああぁっ!!」

 

 痛みと共に駆け巡る甘い稲妻。胸の奥がむず痒く疼き、異様な熱さが奥底から湧き上がってくる。快楽神経を電気で刺激され、強制的に快感を送り込まれているのだ。生物である以上、絶対に逃れられない生理的反応が少女の幼い性感をたたき起こす。

 

「言っただろう? 女性魔族を甚振ったって。肉体の仕組みや反応なんて、似たようなものさ。それと確かにボクも電撃呪文は使えない。流れているのは、電撃呪文(ライデイン)とは比べものにならないほど弱い、玩具みたいなものさ。でも、その程度の雷ならばボクにだって操れる。あとはそれを組み合わせれば……」

「くうううっ!! や、やああああぁっっ!!」

 

(なにこれ!? なにこれ!? 知らない!! こんなの知らない!!)

 

 初めて味わう、甘さを伴った心地よい痛み。戦闘時の苦痛と比べれば比べるにも値しないその刺激は、けれども絶対に耐えられなかった。生娘の肉体では、肉悦の快感をどう処理すればいいのかもわからない。

 差し込まれた時には中途半端に大きくなっていたはずの乳首は今や完全に勃起しており、乳房に陰影を浮かべながら快感に震えていた。

 

「いいねぇ、一度罠に掛けてしまえば、後は何でも思い通り……敗者を思うがままに蹂躙するのは勝者の特権、最高の愉悦だよ! ほら、今度はどうだい?」

 

 快楽電流で強制的に発情させられた肉体を、鋼鉄蛇が再び弄ぶ。右の乳首はそのまま電流を流し込み続け、左の乳首からは舌が引き抜かれた。乱暴に引き抜かれたはずのその動きさえ、覚醒させられ快楽神経を擽られ続けるその肉体では甘い痛みとなって悶えてしまう。

 金属糸を抜かれてもなお痙攣する勃起乳首を、今度は蛇本体が締め上げ、揉み潰す。

 

「ひっ! やっ! あ、あん……っ♥ ち、乳首……ん……っ♥」

 

 先ほどと何も変わらないはずの乱暴な動き。なのに今度はまるで違う感覚が胸の奥を駆け巡る。乳首はすでに快楽神経の塊のようになっており、そこを責められるたびに痺れるような快感が駆け巡り、甘い声が漏れ出てしまう。

 じんじんと火傷しそうなほどの甘い疼きに、身体が浮かび上がりそうな甘い熱。突然すぎる肉体の変化に頭がついていかない。

 

「牝の顔になってきたよ? まだ抵抗するのかい?」

「だ、だれが……んっ! こ、このくらい……でっ……は、あぁっ……♥」

 

 快感に翻弄されながらも、チルノは意地を張る。蕩けそうになる表情を必死で引き締め、歯を食いしばって気丈に睨み付ける。全ては逆転の瞬間を待つために。

 だがその様子は見る物の嗜虐心をさらに煽るのに充分だった。

 

「いいじゃないか。この程度で終わられちゃあ、ボクも面白くない。さあ、続きだよ」

 

 必死で耐える少女へ、さらに責め手が加わる。下半身に巻き付いていた触手が、今度は明確な意志を持つように動いて股間へと潜り込んできた。

 ある意味予想通りの行動に、チルノは意識を振るい立たせる。

 

 未成熟な胸と同様に、秘部もまた赤子のように無垢であった。褐色の恥丘には一本の陰毛も生えておらず、剥きたての卵のようなつるつると滑らかな肌がよく見える。普段はぴっちりと閉じている割れ目は、強制的に注ぎ込まれた快楽の前にうっすらと開いてくすみのない桜色の秘肉が見えた。その奥に位置する未経験の処女穴は、初めての経験に戸惑い震えている。クリトリスはまるで最後の砦とばかり包皮にしっかりと包まれ隠れたままだ。

 

「こっちも子供みたいだねぇ……ちゃんと耐えてね?」

 

 さも楽しげに告げると、舌を出した時と同じように、鋼鉄の蛇は口を開いた。そこには吸管状の穴が開いていた。蠢く蛇はそのまま股間に到達すると、クリトリスに吸い付いた。

 

「うあああぁぁっ!?」

 

 ちゅるちゅると音を立てて薄い包皮をゆっくりと剥かれながら、陰核を吸われる。鋭敏な部分を嬲られる痛悦に声を堪えることなど出来なかった。邪魔する物のいない蛇はあっさりと皮を全て捲り上げる。剥き出しになったクリトリスを猛烈な勢いで吸い上げていく。

 

「ふぁああぁぁ♥ や、やだっ♥ やだっ♥ やめてっ♥ とめてぇっ♥ そこ……ぉっ♥」

 

 生まれて初めて味わう、女の急所を直接可愛がられる熾烈な刺激。痛みを感じているはずなのに、その痛みすら快感に変換されるという異常な感覚にチルノは腰を振って身悶える。

 その間にも片方の胸には未だ電気が走り、もう片方の胸は全体をたっぷりと愛撫されて乳首を責められる。

 抵抗の意志は快楽によってゆっくりと薄められ、食いしばっていたはずの口からは喘ぎ声が際限なく漏れ出る。身体全体から、徐々に弱みが滲み出ていた。

 

「アハハハハ! 良い声だよ!! 魔族の女ならこんな辱めを受ければ自害してるよ? ……まあ、ボクの前でそんなくだらないことはさせないけれどね」

 

 縛り上げられた腕は小刻みに痙攣し、触手に縛られた両脚は立っているのも辛そうに痙攣している。執拗に責められる陰核はぷっくりと恥ずかしいぐらいに勃起を大きくしており、その奥の秘裂からは我慢しきれなくなった愛液がじっとりと零れ落ちる。

 だが異世界の知識を蓄えた頭は、これ以上の快感があることを知っている。快感神経を刺激された肉体は、その知識によって導かれた行為を求めて疼く。膣穴が痙攣し、肉襞が身悶えて涎を垂らす。

 

「さて、そろそろお待ちかねといこうか? 今度のは特別製だよ?」

「ひっ!! あ、ああ……っ」

 

 三度空間が裂けると、そこから出てきたのはそれまでとはチルノの手足を拘束しているよりも遥かに大きく太い触手だった。目算だが、彼女の腕ほどはあるだろうか? あるいは恐怖心で実物よりも大きく見えているだけかもしれないが、そんな事は何の気休めにもならない。

 生き物のようにびくびくと不気味な脈動を続ける鉄蛇の威容に、さしもの少女も怯えた声を上げてしまった。

 

(お待ちかね……つまり、これを……こんなのが、あそこに……!!)

 

 今までとは違う陵辱の予感と恐怖に、たまらず息が詰まる。

 

「む、無理!! 絶対に無理!!」

「いいねぇ、無理を承知でやるから心を折れるのさ。さあ、これで屈服するもよし。耐えるもよし。キミはどっちかな?」

 

 恐怖に快感を忘れ、なんとかして拘束から逃れようと身悶えるが、その程度ではビクともしない。その間にも鋼鉄の蛇はゆっくりと這い回ると鎌首を擡(もた)げ、愛液に濡れる秘裂へとその先端を押し当てた。

 脈動の刺激に感じてしまい、逃れようとしていたはずの身体は快感に腰を突き出して身悶えてしまった。震える両脚は拘束する触手によって開脚され、大きく寛げられた秘穴へと野太い先端が押し込まれていく。

 

「うあああぁっ!! は、はい……って、く、る、ううぅぅっ!!」

 

 めりめりと肉を引き裂く陰惨な音が聞こえてくるようだった。巨大な蛇は遠慮無くその巨体を肉穴へと埋没させていく。

 

「あ、あああぁっ!! ふ、太っ、お……っ! 裂け、さけちゃう!! ひぐううっっ!!」

 

 男のモノどころか指すら受け入れた事の無い処女穴に、鉄塊が埋め込まれていく。既に快楽神経を操作してどうにかなるレベルではなかった。股間が引き裂けそうな痛みに喉を仰け反らせ苦悶する。

 だが鋼鉄の蛇は一切の容赦なく冷酷に押し進む。狭すぎる肉穴が千切れそうなほどぱんぱんに満たされ、粘膜を抉られる。

 

「やだっ!! やだあぁっ!! 動かないで! 動かないでぇ!! 広がって、奥、ふ、深……ひいいぃっ!!」

 

 鋼鉄の触手がやすやすと処女膜をぶち破った。身体の奥が軋んだ音を上げ、重い衝撃が股間から子宮を超えて下腹までずどんと突き上がる。

 

「いぎいいいぃっ!!」

「アハハハハハ!! おめでとう!! それがキミの初めての相手だよ。大切にしてあげるといい」

 

(な……なに、が……おめでとう……よ……!!)

 

 乱暴に処女を奪われた激痛に苦悶の声を上げる中、キルバーンの愉悦の声が嫌でも耳につく。ふざけるなと叫びたくなったが、股間から響く強烈な痛みと圧迫感で声を上げることすら辛い。

 

「う、ああ……っ!! 奥、奥まで……当た……っ!! ひぎぃ!! 吸っちゃだめぇ!!」

 

 進み続けた蛇は遂に最奥まで到着した。硬い先端を子宮口に擦りつけながら脈動し、直接振動を送り込んできた。かと思えば、その口を開いてじゅるじゅると愛液を吸い取る。

 肉の悦びをまるで知らない膣奥へ直接叩き込まれる魔の刺激。神経を責められたのとは比較にならないほど直接的な快楽責めに、チルノは舌を突き出して叫ぶ。

 処理しきれない感覚に涙を流し、狂乱したように悶える。

 

「おやおや? さっきまで苦しそうにしていたのに、もう慣れたのかい? まったく、人間の牝というのは魔族の女とは比べものにならないほど淫乱なんだね」

「ひっ、ひがう(ちがう)! ひが……んくひいいぃぃっ!!」

 

 下劣な言葉に反論しようとするが、後が続かない。

 膣内を細かく蠢き脈動する触手の動きに痛みは徐々に薄れ、代わりに快楽が襲い掛かってきていた。胸の先で弾けた痛くて気持ちよい刺激。それが何十倍も大きくなって秘部から伝わってくるのだ。

 受け入れることすら困難だったはずの極太の触手が蠢く度に膣奥で悦び感じてしまう。胸をきつく絞り上げられながら弄ばれる刺激に意識を失い掛け、クリトリスを強烈に吸い上げられる快感は、苦痛で歪んでいたはずの表情を蕩けたさせる。

 背筋を反らせ、髪を振り乱して喘ぐその姿は、痛みを耐える健気な少女ではなく、快感に悶える浅ましい牝だと、誰に目にも映るだろう。

 

「おやおや、違うのかい? なら、人間全体がそうではなく、キミ自身が変態ということでいいのかな?」

「ひがう(ちがう)! ひがう(ちがう)ううううぅぅっっ!!」

 

 いやいやと首を振りながら淫らな喘ぎ声を上げる。否定の声はもはや意味を為していなかった。快楽に屈服して乱れ悶え狂い、舌を突き出して限界間近の顔を浮かべる。

 

「らめっ♥ こんな、こんなぁ♥ もう、このまま……もうっ♥ らめっ♥ イっちゃう!!」

 

 ぞくぞくと身体を身悶え、痙攣させると、チルノは幼い膣穴から愛液の潮を噴き出した。淫らな声を上げながら、絶頂の快感にその身を狂わせる。うっすらと肉の付いたお尻を揺すらせながら、視線は放心したように虚空を見上げている。

 大量に流れ出た愛液は両脚を拘束する触手を汚し、足下に小さな水たまりを作る。

 

「さて、それじゃあ一応聞いておこうか? もう諦める気になったかい?」

「うる……ひゃい……っ……」

 

 快感で回らなくなった呂律と蕩けた表情で、必死にキルバーンを睨み付ける。

 敵であるはずの相手に良いように操られ、絶頂させられる。そんな屈辱的な事態のはずなのに、チルノはどこか抗いきれない背徳感に背筋を震わせていた。

 

 

 

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「やだっ! やだあっ!!」

 

 床の上でチルノは悶え、必死に懇願する。少女が寝転がるその床一面には……大量の細長い生き物がびちびちとのたくり回っていた。

 その正体はミミズ――ねっとりとした体液を分泌させており、一匹一匹がぬらぬらと怪しく輝いている。それが数万、下手をすれば数十万匹という数でひしめいているのだ。野性に近い暮らしを続け、こう言った事柄に一般人よりも耐性を持つきたチルノでさえも、悍ましいほどの生理的不快感を催す光景だった。

 

 そんなさながらミミズのベッドと呼んでよいその上に、チルノは寝かされていた。

 

(キルバーンがいない……今がチャンス、なのに……っ!!)

 

 鋼鉄の蛇による責め苦を味わい、無様な絶頂姿を曝け出した。それでもなお最後の意地とばかりにキルバーンを睨み付ければ、死神はその反応を確認すると無言でこの部屋を後にした。

 鉄の触手による拘束も解かれ、何が起こったのか理解も出来ぬまま、それでも脱出しようと思った途端、上からこのミミズの群れが降ってきた。まるで蛇の次はこれだと言わんばかりだ。

 降り注ぐ勢いに身体を引き倒され、生臭さと全身をミミズに這い回される不快感に瞬く間に襲われる。何十万という生温い感触が密集して、下半身といわず上半身といわず絡みついてくる。

 どうやらミミズたちはチルノを獲物と認識したようだ。

 思った以上に力強い動きで、手足の指の隙間や脇の下など、狭い場所に潜り込もうとする。絶えず流動し、獲物の皮膚上に吸い付こうとする悍ましい存在感が、身体のあちこりから伝わってくる。身震いが止まらず「ヒッ」としゃくり上げるような悲鳴を漏らしたのも一度や二度ではない。大量の粘生物がうぞうぞと内腿にへばりつく感触に虫唾が走り、精神がおかしくなりそうだ。

 

 だが、その程度のならば、何も問題はなかった。

 

「だめぇっ!! 入ってきちゃだめえぇぇっ!!」

 

 チルノという温かい柔肌を持つ獲物に向け、数十万匹ものミミズが殺到する。その中には当然、股間に向けて蠢き潜り込もうとする者がいた。慌てて両脚を閉じ股間を手で覆い、腰を突き上げることで必死に防ぐも、もぞもぞと動くゲル状の生物たちは止まらない。

 股を閉じていても大量のミミズが丸いお尻へと蠢き、後ろの穴へと狙いを定める。そちらも手で隠しているため侵入されることは無いが、代わりに上半身が無防備になる。

 

「ひっ、いやっ! いやぁ!!」

 

 そこへ何匹ものミミズたちが淫虐を施し始めていた。

 熱い体温を感じ取ったように先端でつんと自己主張する桃色の先端部に、軟体が絡みついてくる。その刺激にチルノは上半身を震わせ、双乳がぷるんと悩ましげに揺れた。その揺れから剥がれないよう、ミミズたちがぎゅっと力を込めるため、敏感な乳首に甘い口付けを受けているような感触だった。

 

「あ……っ♥ う、ううっ……♥ と、取らなきゃ……♥」

 

 胸の先から襲う甘い痺れに頭を掻き乱され、払いのけようと無意識に手を伸ばす。

 

「――――っ!!」

 

 自然、股間のガードが緩み、そこへ待っていましたとばかりに無数の軟体たちは狙いを定め、一斉に蠢きだした。

 

「うぁっ♥ ――ひあっ♥ だめ、入らないでぇっ♥」

 

 粘膜のひだひだがみっしりと寄り添った穴へとミミズたちは殺到する。先ほど巨大な触手で拡張されたが、それでもまだまだ窮屈な淫穴ではある。が、それでも小さな侵入者たちは止められない。数十匹もの膨大な量の軟体が一挙に押し入ってきた。

 

「ひあああああああぁぁっ!!」

 

 先ほどの触手とは異なる、圧迫の弱い異物感。それらが勢いよく侵入し、内側をかきむしるような感覚に少女は悲鳴を上げた。悍ましいミミズたちが神聖な膣に入ってきたという事実も大きいのだろう。

 蟲たちに覆われた美脚の付け根が、恐怖と快楽でがくがくと震え上がる。

 

「きゃうぅ♥ ひぎぃ♥ もっ、もう入ってこな……っ♥ あっ、あぁん……っ♥」

 

 あまり高温の場所を好まない習性なのか、ミミズたちは最奥まで来ることはなかった。その代わり、入り口に程近い部分ではこれ以上ないほどの量がひしめいていた。適度に温かくジメついた場所を見つけたものたちは穴奥で留まろうとするが、絶えず違うミミズがその場所を奪うために潜り込んでくる。

 熱を帯びた桜色の膣粘膜全体に、指ほどのサイズの軟体たちが激しく出入りを繰り返していた。

 

「かき……回され……♥ いっ……やぁ……♥ きも、ち、よ……くうぅっ♥」

 

 ミミズたちの往復で膣穴を攪拌されるその刺激は、何本もの指で秘肉をこねくり回されているかのような感覚だった。今まで味わったこともない媚悦に、少女の肉体はひとたまりも無かった。

 自分ではどうしようもないほど蜜液が溢れ出てきて、自分がまるで放尿しているかのような錯覚さえ抱く。

 蟲たちも淫汁に塗れた穴が気に入ったのだろう。少しでも長くそこに居座ろうと、同族たちを蹴散らしながら押し寄せてくる。

 膣襞は男を骨抜きにするような収縮をみせて、侵入者たちを圧迫しながらうねる。襞の一枚一枚が生臭いミミズたちと絡み合い、痺れるような蠕動を見せていた。

 

「こんなっ、の……っ♥ いやっ♥ 嫌なのに、なんで……っ♥ あんっ♥」

 

 争奪戦にあぶれた蟲たちは、そこからすこし離れたクリトリスへと密集する。膣内ほどではないが熱を持ったその突起目掛けてミミズたちは蠢き、のたくり回る。既に鋼鉄の蛇によって包皮を向かれた肉芽を過激にのし掛かってきた。

 

「――――ああぁんっ♥ ふ、く……うぅ……っ♥ にゃああ……ああぁっ……♥」

 

 粘液に塗れた軟体のため痛みはないが、形容しがたい痛みが身体の芯を貫き、背筋が折れそうな程仰け反った。

 急激に開発されていく幼い肢体はじっとりと生汗をかき、妖しい悶えを見せる。くぐもった喘ぎ声からは大の男すら狂わせそうな陶酔の響きすら込められていた。

 クリトリスの刺激に子宮がきゅうきゅうと熱く疼き、牝穴の入り口がひくひくと収縮する。ひくつく動きに合わせて白濁した濃い淫蜜が溢れ出すと、潜り込んだ蟲たちを伴ってとぷっとぷっと流れ出ていく。

 

「まえ……もっ♥ くり、とりす……もっ♥」

 

 無数のミミズに絡みつかれる陰核は、舐められながら揉まれ、扱かれているような未知の刺激をチルノに伝えていた。柔らかな軟体肉に擦られ、クリトリスをひしゃげるほどもみくちゃにされる。そのたびに子宮が痛いくらいに疼き、甘い痺れを呼び起こす。

 つい先ほどまで生娘であった少女はその快感に必死に抗おうとするが、長くは続かない。

 クリトリスに近い尿道にまでミミズたちは迫っていた。さすがに小さな彼らの肉体を持ってしてもその穴は狭すぎて、頭を潜らせることすら不可能だ。

 だが知能を持たない蟲たちはそんなことは気にしない。尿道口を捏ねられる感覚がクリトリスの刺激と混ざり合い、根深い愉悦の感情を生み出す。

 

「はぁん……っ♥ あ、ふあぁ……っ♥ ――気持ち、いい……よぉ……♥」

 

 乳頭を、クリトリスを、尿道を擦られ、もみくちゃにされる快感が、膣穴の中を這い回る蟲たちの脈動と合わさり、狂おしい程の快楽を齎す。肉体を開発され、牝の悦びを教え込まれる陶酔感に、チルノは心を鷲づかみにされているようだった。

 無数のミミズに性感帯を蝕まれ、情欲に身を委ねる浅ましい行為。獣でもしないような快楽を貪るためだけの最低の愉悦。禁じられるからこそ憧れ、恍惚を覚えてしまう。

 

「だめ……♥ ホントに、だめなんだからぁっ♥」

 

 震える声で言い訳をしながら腰を揺り動かし、汚れた花弁を床へ――そこに蠢く肉絨毯目掛け、そっと密着させる。

 

「んひいいいっっ♥」

 

 途端、蜜肉を目指す競争はさらに激しさを増した。可憐な顔を淫靡に歪め、褐色の肌をねっとりと上気させながら、真紅の髪を振り乱しながら叫ぶ。妖しい嗚咽を繰り返し、幼いながらも淫蕩なラインを描く肉体を切なげにうねらせ、被虐の道へと堕ちる。

 多すぎる侵入者の量に、膣壁は張り詰めていた。それでも蟲たちは容赦なく突進してくるため、子宮が軋むほどの衝撃が秘穴全体に満たされる。

 

「ちぎれ……るっ♥ ちぎれちゃう♥ だめなのっ♥ 出て行ってえっ♥」

 

 だがその苦しさが、張り詰めた粘膜を乱暴に擦られるのが、今のチルノには堪らない悦びだった。蠢くミミズの量が多くなったことで、未熟な陰核がもみくちゃにされる。クリトリスが根元から引っこ抜かれそうなほど強烈な刺激だった。

 当然、尿道に入り込もうとするミミズの数も多くなり、膣穴と合わさって抉られるような刺激に肉体がうねる。

 口を開いた陰唇の奥では無数の蟲たちが蠢きながら出入りする光景が見て取れた。盛り上がった肉の中では鮮やかな桜色をした襞が蟲たちと絡み合い、誘い込むように収縮する。

 

「――ぃっ……くぅ……♥ イっ……ちゃ……っ♥」

 

 無数の軟体が蜜液を掻き出す。直線的な膣穴の動きに合わせて、幾度となく押し寄せる侵入者たちの氾濫に、粘膜は縦にも横にもねじられる。切羽詰まった声に合わせ、蕩けた秘肉がにちゃにちゃと弾けるような音が響いた。

 

「きっ♥ きてぇぇっ♥ もっと、もっと欲しいのぉっ♥」

 

 性感帯を縦横無尽にかき乱され、少女の肢体はとうとうミミズ相手に恥も外聞も無くおねだりを漏らしてしまう。

 両手両脚から力が抜けていき、一度は突き上げたはずのお尻が腰よりも下の位置まで下がった。いまや肉の群れに体重の殆どを預け、胸から下まで殆どが埋まっている。

 それまでほぼ被害を受けていなかったお尻の谷間にも、悍ましい勢力はその手を伸ばし始めた。キツくしまったアナルに、つぷっつぷっと一匹ずつ小さな肉が潜り込んでいく。

 

「ふあああぁっ♥ おひりっ、おひりにまれええぇぇっ♥」

 

 柔らかな軟体とその身を濡らす粘液のおかげで、始めて異物を受け入れたにも関わらず驚くほど痛みもなければ、抵抗もなくミミズたちを飲み込んでいく。膣穴に入れなかった者たちが押し寄せ、ぐにゅぐにゅと奥へと進む。腸壁をも粘液で擦られ、切ない快感がお尻の穴から走る。

 

「ひく(イく)……ッ♥ ひく(イく)ううぅっ♥ ひいっ、ぃっらぅぅぅっ♥」

 

 ミミズまみれになった肢体をうねらせながら、チルノはおぞましくも甘美な悦びの果てへと達していた。びくんびくんと身体を折れてしまいそうなほど激しく震わせ、ぱんぱんに張り詰めた快感に子宮が悦びの蜜を大量に放つ。

 

「――ゃぁぁっ!! 待って、止まって!! だめな……♥ きゃひゃあああぁっ♥」

 

 少女の温もりを凝縮したような蜜に誘われ、肉絨毯はさらに勢力を増した。それまで苦手としていたはずの膣奥まで積極的に潜り込もうとする。幾千のミミズに粘膜を削られる刺激に、未熟な膣壁がみちみちと音を立てる。

 

「いっ、いあああぁぁっ♥ またイくっ♥ またイっちゃううぅぅっ♥」

 

(な……なに? この、感覚……?)

 

 際限なく襲い来る絶頂に意識が希薄に成り行く中、最後まで残った理性がチルノの中の小さな異変を教える。このままでは何か危険だと、生存本能のような何かが訴えていた。

 

(だ、だめ……耐えきれない……っ!!)

 

 だが、それが何を意味しているのか、今の彼女には考える余裕すらなかった。

 生臭いミミズたちのセックスの虜となったように、チルノは際限ない絶頂の嵐に身を投じていた。

 

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

 

 

「う……うえ……っ……うあ……っ……」

「おやおや、ちょっと見ない間に随分そいつらと仲良くなったみたいだね」

 

 あれから何時間が経過したのか、チルノにはもう時間の感覚すら分からなくなっていた。分かっているのは、何度も何度も――それこそ寝る間も無いほどの時間をミミズたちにイかされ続けたこと。

 そして、消えたと思っていたキルバーンがいつの間にか再び姿を現したということだ。

 

「な……に、が……仲良……く……」

 

 嬲られ続ける消耗と肉体の疲労は凄まじい。こうしている今もミミズたちはチルノの肉体を我が物顔で這い回り、終わらぬ刺激と快楽を与え続けている。目の前がちかちかと明滅しており、考えがまとまらない。頭のネジが何本か吹き飛んでしまったと錯覚するほどだ。息も絶え絶えではあったが、それでもチルノはキルバーンに最後の抵抗心を見せていた。

 

「だってそうじゃないか。今までも、何人かの強情な魔族の女にそれを使ったんだけどね。誰一人耐えられなかったんだ……それがキミの場合は耐え切るどころか、そいつらに身体を預けて受け入れてすらいる。どうやってそいつらと仲良くなったのか、ボクも是非この目で見てみたかったよ」

 

(何を……勝手なことを……!!)

 

 本来の歴史の情報から、どうせ隠れて監視していたのだろうとアタリをつけて憤り歯噛みする。自分が蟲たちを受け入れて浅ましく快楽を貪っていたのは棚に上げて、だ。

 

「そいつらは魔法力を吸い取る性質を持っているんだよ。やっぱり、自ら魔法力を差し出して取り入ったのかい?」

「……え……?」

 

 一瞬、キルバーンの言ったことが信じられなかった。

 

 ――魔法力を吸い取る性質。

 

 そう言われて、無意識に違和感を感じ取ったあの瞬間を思い出す。あれは肉体が警鐘を鳴らしていたのだ。このままでは体力も魔法力までもを失ってしまうという本能の警告。

 だが少女はそれを無視して、快楽に負けた。

 

「残念なことに、ザボエラ君と積もる話があってねぇ。それさえ無ければ一晩中でも付き合ってあげるつもりだったのに、全く残念だよ……」

 

(まさか、私が……私が耐えていたら、今頃は……!!)

 

 キルバーンの話などまるで耳に入ってこない。

 ミミズたちから逃れ、身を休めていれば、反撃出来る程度には魔法力が回復していただろう。再び理性を失うことになろうとも、トランスによって竜王へと変じることもできたかもしれない。

 そのもしもの可能性に気付き、顔面が蒼白になる。全身に冷や水をぶちまけられたかのように血の気が引き、その瞬間だけは一切の感覚が消失していた。

 

 チルノの意識が正気に戻った頃には、死神の背後から年老いた小柄な魔族が姿を現していた。

 

「キィ~ッヒッヒッヒッ!! 無様じゃのう小娘!! ワシを覚えておるか?」

「ザボ、エラ……っ……」

「そうよ! 貴様に針で串刺しにされ、息子を殺されたザボエラ様じゃよ!」

 

 弱ったチルノを見て溜まっていた溜飲が下がったのだろう。己の身に起きた不幸すら上機嫌な様子で語る。

 

「ああ、臭い臭い。鼻が曲がりそうじゃよ。好き好んで丸一日ミミズどもの慰み者になるとは……ミミズどもの匂いが全身から漂ってくるわ。まったく、このような下劣な娘に苛立っていたなどと、まるでワシがバカみたいではないか!!」

「まあまあ、ザボエラ君」

「おおっ! そうでしたな。ワシとしたことが本題を忘れるところでしたわ」

 

 予め打ち合わせでもしていたのだろうか。白々しい芝居のような動作を見せる。

 

「さて小娘……貴様は人間の味方か? それとも、裏切ってワシらに付くか?」

「は、あ……? にんっ、げん……っ! の、みかた……っ!! ――にぃっ!! ……味方、よ……」

 

 意識が戻り、蟲たちの感覚も戻ったようだ。擽られる刺激と疲労で言葉を区切りつつも、未だ心までは屈していないとばかりに告げる。

 

「キィ~ッヒッヒッヒッ!! それでよい! それでよいわ!! 正義の使徒とはそうでなくてはならんのぉ!! もう心が折れていたらどうしようかと思っておわったわ!! オイ!! 入ってこぬか!!」

「……なっ……!!」

 

 ザボエラの言葉を合図に、奥からぞろぞろと十人以上の人間が出てきた。現れたのは全員が男――それも若い男だ。肥満体や痩せ細った者もおらず、その悉(ことごと)くが精気に溢れ、血走った瞳でチルノの事を見ている。

 他に特筆すべき点があるとすれば、全員が首輪をしていることくらいか。だがその首輪があるおかげで、チルノには男たちがどういう立場だったのか、なんとなく想像がついた。

 

「そやつらは超魔生物の実験用に連れてきたモルモットじゃよ! じゃが研究は進み、こやつら程度の体力ではもはや耐えきれぬようになってしもうた。本来ならば廃棄処分なのじゃが、ワシは優しいからのぉ……こうして再利用と解放のチャンスを与えてやったというわけじゃよ!!」

 

 ――やっぱり。

 

 そもそもザムザの超魔生物研究は長い時間を掛けて行われたもの。ロモス武術大会ではあくまで"強い生命力をもった人間"を求めており、過去に似たような事が行われていてもなんら不思議ではない。彼らは言ってみれば、その初期の被害者たちの生き残り。

 むしろ"一般人では生命力不足で耐えきれない"と判断したからこそ、ザムザ自らが指揮を執って強い人間を集めたのだろう。

 

「さあ、人間どもよ! その娘を襲え!! 隅々まで犯し、徹底的に嬲ってやるがよい!! その働きに応じて、貴様らを解放してやるぞ!!」

 

 高らかに宣言されたその命令に、だが男たちは戸惑いの表情を浮かべ動かずにいた。

 

「あん? どうしたというのじゃ?」

「で、ですけど……」

「あ……あれを襲うのはちょっと……」

 

(もしかして……)

 

 もはやチルノは感覚が麻痺して何も感じないが、普通の人間であればこのミミズの群れは吐き気すら催す光景だ。それが防波堤となり、性欲よりも嫌悪感を優先させていた。

 だが、そんな停滞も長くは続かない。

 

「ああ、なるほどね。そりゃ、ミミズまみれなんて萎えちゃうよねぇ……なら、これならどうだい?」

「ふぁっ……!?」

 

 ぱちんとキルバーンが指を鳴らす。するとあれほど敷き詰められていたミミズたちは煙が消えるように綺麗さっぱりいなくなっていまった。膣内を満たしていた圧迫感が急激になくなり、喪失感に少女は小さく喘いだ。

 

「おお……っ!」

「あ、あれなら!!」

「ちょっと生臭いが、今までの生活と比べればこの位は!!」

 

 途端、色めき立つ男たち。

 よく見れば彼らの股間は皆、狂ったようにいきり立っていた。長い実験動物生活で、一度も発散していないのだろう。睾丸をぱんぱんに膨らませ、陰茎全体から雄臭を漂わせる。

 

「おお、良いぞ。ようやくやる気になったか。ならばほれ、ワシから一つボーナスを追加してやろう。貴様ら、あの娘を捕まえろ! 後ろを向いて尻を突き出させるんじゃ!!」

「ひっ!」

 

 命令に従い、男たちが殺到する。何人もの男たち襲われる光景に、弱った今のチルノの心が凄まじい恐怖を感じる。

 

「やっ……やだっ……!! やめて、放して!!」

「おおっ! 女! 女の感触だ!!」

「柔らけぇ! 柔らけぇ!!」

「ちょっとガキだが、この身体なら……くぅ! 待ちきれねぇ!!」

 

 男たちは乱暴にチルノの身体を掴み、どさくさまぎれに胸や尻、腰回りに触れる。禁欲生活を続けていた男の身体は、未成熟な肉体であっても構わずにペニスをびくびくと震わせ、欲望の発散を今か今かと待ち望む。

 

「おお、見えた見えた。尻の穴が丸見えじゃな。ここのあのミミズどもに可愛がって貰ったのか? じゃがその割には随分と綺麗じゃな……おお! ひくひくと動いておるわ。まるで餌を強請る魚の口じゃな」

「~~~~~ッ!!」

 

 身動きが取れなくされ、最も汚いところを眺められ、その様子をつぶさに解説される。屈辱感に全身が熱くなり、同時にミミズたちの這い回る感触を思い出して肉体は期待に甘く疼いた。

 

「おい、そこのお主。その尻の穴に指を突っ込み、広げてやれ」

「オ、オレですか?」

「そうじゃ! 早くせんか!」

 

 男の一人は命じられるまま指で触れた。くにくにと感触を確かめるように皺穴を押す。小さな窄まりはその刺激に反応して指先を飲み込みながらきゅうっと縮んでいった。第二関節辺りまで指が飲み込まれたところで、男は命令通りに力を込めて尻穴を広げる。

 

「ひいっ!!」

 

 力尽くで割り開かれ、お尻が跳ね上がった。

 

「ひゃんっ!!」

 

 続いて尻穴を冷たい感触が襲う。押さえつけられているためチルノからは見えないが、ザボエラはどこからともなく巨大な注射器を取り出し、その先端をアヌスに押し当てられていたのだ。筒先に針はついておらず、シリンジにはなにやら白い液体が並々と詰め込まれている。

 

「な、なにこれ!?」

「言ったじゃろう? ボーナス、特別賞というやつじゃよ!」

 

 そう言ってザボエラは、注射器の先端をチルノの桜色の排泄穴へと突っ込んだ。

 

「ああっ!!」

 

 菊門を通過する冷たい感触に背筋が跳ねた。大人の人差し指ほどもあるガラス口が尻の穴へと潜り込む。

 

「そら、ワシからのおごりじゃ! たっぷりと飲むがよい! 生憎とおかわりは無いがのぉ!!」

 

 そのままぐっと押子に力を込める。ガスケットが奥へと動き、中の液体が尻の中に流れ込んでいく。突如として腸内に冷たい液体が流れ込む感触に、チルノは全身を粟立たせる。

 

「いやああっ!? なに!? 何か来てるっ!? ま、まさか……まさか……!!」

「キヒヒヒヒ!! 安心せい、中身は獣の乳じゃよ!! 適当に集めたので、種類まではいちいち覚えとらんがな!!」

 

 なにやら精神を壊すような碌でもない薬ではなかったことに安堵するものの、状況は変わらない。直腸へ液体が大量に流れ込み、ざあざあと音が聞こえるようだ。

 

「あぐうううっっ……気持ち悪い気持ち悪い……!!」

「おお、おお、入る入る。これは中々面白いのぉ……!!」

 

 実に愉しげに、ザボエラはチルノの腑(はらわた)へ白濁液を流し込んでいく。

 

「おおっ! 腹が膨らみ始めたぞ!!」

 

 男の一人が驚いた声を上げる。大量に押し寄せる不定形の侵略者はは直腸を広げ、臓腑を遡って大腸を重く沈ませる。妊娠も知らない少女の腹腔が僅かずつ膨らんでいく。

 

「く……く、るしぃ……おなか……もうやだぁ……んくうううぅぅぅ……」

 

 今までとは異なる責め苦に、瞳の端に涙を浮かべて懇願する。強烈な排泄欲が肛門に襲い掛かる。尻肉に玉の汗を浮かべ、逆流したミルクが腸内を圧迫して、出口を求めて暴れていた。

 逃れようにも衰弱しきった今のチルノでは、複数の男たちの押さえ込みを撥ね除けられず、ふりふりと腰を揺らすのが精一杯だ。その動きがもっともっととおねだりをするように見えて、男たちの視線を集める。

 

「破ける……壊れちゃう……お願い、おトイレに……」

 

 最後の一滴まで注ぎ終え、筒先が抜かれた。

 肛門をぎゅうっと締め付けて、漏れそうになるのを必死で堪える。苦しみに全身から汗が噴き出し、けれども腹の奥底は乳液に満たされ冷えている。うっすらと下腹を膨らませ、妊娠初期の妊婦のようだ。

 

「キィ~ッヒッヒッヒッ!! 便所じゃと? 何を勘違いしておる!! これはボーナスじゃと言ったじゃろうが!! この尻穴に詰め込んだ液体を噴き出させた者には特別賞与じゃ! ここから即座に解放してやるわ!! そぉら、やる気が湧いてくるじゃろう!?」

「いいねぇ、ザボエラ君。それじゃあ、ボクからも一つ彩りを添えてあげようかな」

 

 クククと死神は低く笑うと、一本の剣を取り出した。

 

「これ、な~んだ?」

「……っ!! それは!!」

「キヒヒヒヒ!! なるほどのぉ! そういう趣向かキルバーン殿! ワシも嫌いではないですのぉ!!」

 

 その剣を見た瞬間、二人が反応を見せた。

 一人は見知った武器――鞘に収められているが、見間違えるはずもない――に対する驚きであり、もう一人はそれが何をするのか分かったからだ。

 

「キミの剣だよ、ガリアンソードとかいう名前だっけ? 返してあげるよ。ここに置いておくからさ」

 

 そのままガリアンソードをチルノの尻の傍に置く。

 

「キミたちがこの娘(こ)を根負けさせて、見事肛門から液体を噴き出させられたら、さらにボーナスさ。この剣を汚すんだ。たっぷりと汚せたら、ボクからはその剣をプレゼントしよう」

「――そ、そんな……っ!!」

「その剣は名品でね。オリハルコンで出来ている。捨て値で売ってもまあ、一生遊んで暮らせるくらいの価値にはなるんじゃないかな? せっかく自由の身になっても、文無しじゃあ可哀想だと思わないかい、チルノ?」

 

 自分の相棒とも言うべき伝説の武器を、自らの手で汚せと命じているのだ。

 

「おいおい、そんな怖い顔しないでよ。ゲームに失敗したら、その剣は返してあげるさ。キミがその男たち全員を倒せば、ザボエラ君の追加ボーナスもキミの物だよ。勿論、トイレにも行かせてあげるさ」

「そういうことじゃよ。ゲームは公平でなければ詰まらんからのぉ……ああ勿論、その人間たち全員を殺しても構わんぞ? 傷つけて萎えさせるというもアリじゃよ……キィ~ッヒッヒッヒッ!!」

 

(……くっ!!)

 

 公平と口にするが、チルノが勝てるとは微塵も思っていない。嬲り物とすることで、徹底的に心を折るつもりでいるのだ。キルバーンがさもザボエラの案に乗ったように見えたのも、予め打ち合わせ済みなのだろう。

 これだけの数の男たち全員を相手にするよりも早く、アヌスが限界を迎えるのはわかりきっている。チルノが人間相手に手を出せないというのも織り込み済みだ。

 

「おっと、忘れるところだった。キミたちはお腹を直接押し潰したり、肛門を無理矢理割り開くような行為は失格だよ。あくまでそれ以外の方法を使うんだ。違反した場合は……まあ、キミたちの想像通りの結果になるよ」

 

 その言葉に男たちは若干気勢を削がれた。

 なるほど確かに、物理的に責められては耐えようがない。そう言う意味では公平に見えるだろう。チルノの苦痛の時間が長びくことを除けば。

 

「さあ、もう良いぞ。人間ども、助かりたければその娘を思う存分犯すのじゃ!!」

 

 ようやく主人からの"許し"を得て、何人もの男たちが発情犬のようにチルノの肢体に襲い掛かった。はぁはぁと荒い呼吸を繰り返すその様子は餓えた獣そのもの。男たちは我先にと少女の柔肌にむしゃぶりついた。

 

「いやぁっ!! やめて、止めてください!! そんな、こんなことを……!」

「うるせぇ!!」

「ああ、いいぜぇ……ちょっと生臭いみてぇだが、全然構わねぇ……甘ったるい女の匂いだ……たっぷり味合わせてもらうぜ」

 

 必死の説得など聞く耳を持たない。

 あぶれた男たちはチルノの肌に男根を擦りつけ、褐色の肌を先走りの汁で染めることで興奮を高める。運良く良い場所を確保できた男の一人は少女の脇の下に顔を突っ込み、くんくんと嗅いだかと思えば舌で舐め上げた。

 

「ひいいっっ♥ そ、そこ……そんなところ舐めないで……っ♥ お願い、お願いですから……ひゃんっ♥」

 

 脇の下という、今までほとんど感じたことのない部分を舌で嬲られ、発情した肉体は途端に甘い声を上げた。身体がびくんっと跳ね上がり、必死で力を込めていたアナルがほんの少しだけ緩み掛け、チルノは慌てて力を入れ直す。

 

 そして、最も良い場所を確保した男は――

 

「ひひひ、今からチンポをぶち込んでやるよ……! きゅうっと締まっているのに、奥から愛液がひっきりなしに溢れてきてやがる……」

 

 ザボエラの命でチルノの尻穴を開いた男だった。彼はいきり立ったペニスを割れ目に押し当て、潤滑剤代わりに亀頭を濡らす。

 これまで触手や蟲に散々嬲られた穴であったが、始めて男根を受け入れる恐怖に挿入の恐怖に少女は身体をびくりと震えさせた。

 

「や、やめて、ください……お願い、お願いです……どうか、魔王軍なんかに負けないで……みんなで一緒に、助かる方法を……ここを逃げ出す方法を……」

「うるせぇ!!」

「……っ!!」

 

 涙ながらに訴えるが、その一喝で強制的に黙らされた。あまりの驚きにしゃくり上げてしまう。

 

「なら、オレたちが捕まった時にどうして助けに来なかった!? 一緒に捕まった仲間が一人一人減っていくのを見ていたオレの気持ちが分かるか!?」

「そうだそうだ!」

「あんたアバンの使徒なんだろう!? 正義の味方なんだろう!? なんで助けに来なかった!!」

「そ、それは……」

 

 男の言葉に賛同したように、周囲から絶え間なく怒声が上がる。捕まったまま明日をも知れぬ状況に置かれ続けた彼らの精神はもはや極限状態だった。助かるためならば、同じ人間でも平気で売るその姿が、とてつもなく恐ろしい。

 チルノはようやく、彼らの目が血走っている理由がわかった。

 この部屋に連れてこられる前から、彼らは何をやらされるのか聞いていたのだろう。そして、そのたった一つの逃げ道を求めているのだと。

 

「止めろって言うのなら、今すぐオレたちをここから助け出して見せろ!! 出来ないだろうが!!」

「う、うう……」

 

(アバン先生や、マトリフさん……バランも……こんな気持ちだったのかしら……)

 

 乱暴で身勝手な責め言葉に衰弱しきっていた心が折れそうになる。

 

「だったらお前は黙ってオレに犯されて、尻から糞をぶちまければいいんだよ!!」

「う、うああああぁぁっ!!」

 

 とうとう膣内に男根を突き立てられた。

 これまで蟲や触手に襲われ、さんざん開発されたチルノの膣内は始めてのペニスを嬉々として迎え入れる。狭隘な膣口を亀頭がくぐり抜ければ、肉襞が一枚一枚丁寧に肉棒をしゃぶっていく。

 

「おおっ! こりゃあいい! こんなガキのくせに、男を喜ばせる穴だぜ!!」

 

 アナルをキツく締めているおかげで膣内も窮屈になっており、内部は処女以上の狭さだ。力を込めて腰を突き入れねばそれ以上奥へは入らず、未熟な秘肉を調教しているような楽しさがある。

 ぐいぐいと亀頭を奥に進めれば秘肉が蠢き、粘膜同士を物欲しげに擦り合わせる。

 

「あふ……っ♥ やめ、てぇ……もう、許してぇ……これいじょう、おちんちん、だめ……ぬいてぇ……」

 

 甘い声と苦しげな声が同居させながら、チルノは懇願する。

 発情しきった秘穴は男に犯される快楽を伝える。だが同時に尻穴からは快感で力が抜け、中身を漏らすまいと必死に堪えねばならない。

 それは、天国と地獄を同時に体験するような責め苦だった。

 

「アハハハハ!! 何を悲壮感を出しているのさ? キミはもうとっくに、ボクの玩具に純血を捧げているだろう……ああ、なるほど。人間相手という意味では始めてだねぇ。おめでとう、その男を愛してあげなよ」

「その通りじゃ! そもそも貴様が黙って犯されておれば、その人間どもは助かるぞい!! そらどうした!? 人助けは正義の使徒の特権ではなかったのか? それともただの綺麗事か!? 違うというのなら証明してみせい!! キィ~ッヒッヒッヒッ!!」

「そうだそうだ! とっとと負けちまえ!!」

 

 キルバーンとザボエラの身勝手な言葉に背中を押されたように、男は腰の動きを速くする。欲望の赴くままの乱雑な抽挿運動にペニスと膣襞が激しく擦れて、愛液がぐちょぐちょと泡立つ。ずぼずぼと突き上げられるたまらない快感が脳天にまで駆け抜けて、このまま流されてしまいそうになる。

 

「おお……いいぜぇ……こんなの、すぐに出ちまう……もったいねぇ……!!」

「う……♥ ぎ……っ! はぐうぅ!! やめっ♥ やだあぁぁっ!!」

 

 快楽だけではない。激しく下腹を揺すられ、腹の中からぽちゃぽちゃと攪拌されるような感覚が響く。腹腔を乳汁でぎゅるぎゅるとかき混ぜられる苦悶。同時に腹の中からぐるぐると音が鳴り響いた。いわゆる下痢の時のそれ――お腹の悲鳴だ。

 苦痛と快感に頭の中をぐちゃぐちゃにされて、チルノは泣き叫ぶ。

 

「ああっ! 畜生!! 見せつけられてもう我慢できねぇ!! 咥えろ!!」

「んむっ!?」

 

 不幸は止まらない。

 動きを封じていた男の一人が、我慢できなくなったように逸物をチルノの口の中にぶち込んだ。脳を焦がすような排泄欲求に必死で耐えていた少女にはその動きを察知出来ず、喉奥まで突き入れられてしまう。

 

「むぅ……んんんっっ!! ――っ! ――ッ!!」

 

 (なにっ、これ……? 気持ち悪い気持ち悪い!! すごく、汚いっ!!)

 

 口の中いっぱいに広がるのは、腐ったチーズのような強烈な臭気。ミミズの体液で麻痺していた鼻粘膜を突き抜け、脳を不快感で狂わせる。吐き出そうとしても頭をがっちりと掴まれているため不可能であり、逃げ出そうにも男たちに掴まれてそれも出来ない。

 

 仕方なし、少しでも距離を取ろうと舌先で肉棒を押した時だ。

 

「~~~~~~~~~っっっ!?!?」

 

 身体中の毛穴が一気に開いたような強烈な刺激が口から広がり、チルノは強烈にえずいた。胃から喉の奥まで吐瀉物が逆流しそうになるのを、なんとか根性で耐える。

 

「ひっひっひっ、オレのチンポは美味いか? なんせここに連れてこられてから、ロクに身体も洗ってねぇからなぁ……」

 

(ま、まさか……これって……!! 嘘っ!! やだっ!! 信じられない!! 汚い汚い汚い!!)

 

「ついでにオレのチンカスも掃除してくれよ。外に出るなら、綺麗な身にならないとなぁ……ひっひっひっ!!」

 

 予想通り、それは溜まりに溜まった恥垢だった。こってりと溜まったチンカスが凄まじい味と臭いを放っていたのだ。我慢できないほどの青臭さの黄ばんだ残滓をこそぎ落とすように、男はペニスを動かして亀頭を頬に擦りつける。

 

「おお……暖かくてぬめってて良い感じだ……ほらほら、マンコに初めてのチンポだったなら、こっちも初めてだろう? オレのチンポも愛してくれよ!」

「んんんんっ!!」

 

 男はチルノの頭を掴み、乱暴に動かす。

 舌に肉竿を擦りつけるようにして、我慢汁をへばりつかせていく。奥まで突っ込み、喉奥の締まりを堪能したかと思えば、亀頭だけを咥えさせて唾液に恥垢を溶かして味合わせてきた。

 溶け出した唾液の味がおぞましく、吐き捨てたいが口を外せない。仕方なく唾液を頬に溜めながら男のペニスを受け入れる。粘ついた唾液が肉棒に絡みついて、味と臭いがより一層濃くなった。呼吸の度に鼻から抜ける息すら雄臭が漂う。

 強引な舌愛撫に、禁欲が続いていた肉棒がびくびくとひくつく。幾度も続けられる抽挿に溜め続けた唾液はついに口の端から溢れ出し、白糸を描きながら垂れ落ちた。

 

「も、もう我慢できねぇ! オレも!!」

「くそっ、狡いぞ!!」

 

 長らく恐怖と禁欲の生活を続けさせられ、久々の女体なのだ。本心は女陰に突っ込み、欲望のままに精液を吐き出したかったのだろう。だが二人の男の勝手な行動に充てられ、抑えきれなくなったようだ。

 周囲の男たちは次々に、本気で快楽を貪り始めた。

 

「おお、柔らけぇ……肌がぷりぷりだ……」

「はぁ……はぁ……」

 

(いやっ!! いやああああああああぁぁぁっっ!!)

 

 うら若い肉体は押しつけられた肉棒に吸い付き、しっとりと包み込む。きめ細やかな肌に擦りつけられるペニスの動きは激しさを増し、今にもイってしまいそうなほどだ。それが腕と言わず腿と言わず背中と言わず、開いている部分があれば昨日のミミズたちのようにペニスを押しつけられる。柔らかな肉蛇に身体中を這い回られる感触が、嫌悪感をかき立てる。

 どろどろと先端から溢れ出す生臭い液体がミミズの体液と混ざり合い、少女の全身は得も言われぬ腐臭を放ち始めた。

 

「へへ、ちっちゃくて可愛らしいおててだぜ! すべすべだ!!」

「おら! もっとしっかり握るんだよ!!」

 

 上手いこと手を掴んでいた男は、自らの男根を強引に握らせる。

 

(ひっ! やだ、やめてぇ!!)

 

 上手く見えないが、鉄の棒のように硬くいきり立ったペニスは手指の感触だけで充分に伝わってきた。無理矢理に肉棒を握らされ、その上から男たちは自分の手で握り直す。まるで手をオナホール代わりに扱われているようだ。

 女性らしい柔らかく滑らかな手に亀頭を擦られ、しなやかな指先が肉竿を根元から強く扱く。快感に男たちはペニスを脈打たせ、溢れ出す先走りに掌がぬるぬると汚されていく。

 

「おお、さらさらだ……」

「上質な絹糸みてえだな」

「くうっ、こんな良い髪で扱けるとは……!!」

 

(わ、私の髪まで……)

 

 何人かの男たちはチルノの髪に着目していた。

 さらさらとした手触りに柔らかくふんわりとした感触の長く美しい髪。紅玉のようなその髪をペニスに巻き付け扱き上げる。膣に突っ込むのとも手で擦るともまるで別の感触が肉棒を襲い、びくびくと震える。

 微かにちくちくとした痛みと巻き付いた髪がカリ首の部分を刺激し、先走り汁が精液のようにぴゅるぴゅると飛び出しては真紅の中に不純な白濁色を混ぜ込んでいった。

 

「ああ、溜まらねぇ……もちもちの肌がチンポに吸い付いてくる……」

「こっちもだ! 手で扱かれているってのに、並の女よりずっといいぜ!!」

 

 下卑た寸評があちこちから飛び交い、少女の心をズタズタに引き裂いていく。だが嘆きの声を上げる余裕などない。口内を滅茶苦茶に犯され続けるおぞましさを必死で堪え、男たちの自分勝手な欲望に必死に耐え続けた。

 

(お腹……お腹、痛いよぉ……!!)

 

 だが陵辱に耐えようとする傍ら、下半身が容赦なく苦しみの声を上げる。尻穴がひくひくと震え、腹の中の液体を早く出したいと喚き散らす。男たちに精処理道具のように扱われ、火照った肉体は快感を感じてしまう。その快楽が尻穴を緩めさせようと誘い、そのたびに必死で耐える。

 

(助けて、ダイ……!! お爺ちゃん……!!)

 

 心の中で泣き言を叫ぶが、その願いに応えてくれる者は此処にはいない。いまや少女の肉体は快感と苦痛に震え、噴き出す脂汗でぬらぬらとぬめりを増していた。

 

「ああ、もう限界だ!! くそっ、まだまだ愉しみたいってのに……!!」

「んぐうっ!? んんんうぅーーーっ!!」

 

 膣穴を犯していた男が切羽詰まった声を上げる。腰の動きが目に見えて速くなり、ペニスがびくびくと震えて射精の予兆を告げていた。

 

「へへへ、なら一斉に出してやろうぜ!」

「そりゃあいいや!!」

 

 周りで好き勝手に陵辱を続ける男たちは、その動きに賛同したように男性器を強く擦りつける。道具のように乱暴に扱われ、開発された肉体を激しく犯され、鋭敏な膣内を愛液をかき混ぜながら何度も何度も擦られる。

 

「んんんーーーっ!! んむうぅーーーっ!!」

 

(いや! いやあああああぁぁっ!!)

 

 全身を無数の陵辱と悦楽とが混ざり合い、耐えがたい刺激となって駆け巡る。心では否定しようとしても、触手と蟲たちに嫌というほど教え込まれた敗北の美味に子宮がきゅんと縮み上がり、目を背けたくなる被虐的な期待感が心の奥底から湧き上がる。

 括約筋を必死で締め付けて耐えようとするが、アヌスももう限界だった。

 

「おおお! 出すぞ! 出すぞぉっ!! うっ、うううっ!!」

 

 膣の奥底で、男は予告通りに欲望を爆発させた。

 

「~~~~~~~~~~~ッッ!!!!」

 

 煮えたぎるような熱く濃厚な雄汁が膣内にたっぷりと注がれていく。長期の禁欲生活で溜まりに溜まったザーメンは膣内隅々まで余すところなく汚していた。

 既に男を喜ばせる方法を学んだ秘穴ではあるが、これが初めての精液の味だ。ゼリーのように粘つく濃厚な精液に牝穴を隅々まで埋め尽くされる被虐感に、チルノの理性は微かな一片だけを残して消し飛ばされた。

 

「オ、オレも出すぞ! 一滴残らず飲み干せ! おらあああっ!!」

「オレたちもだ!! ひひっ、好きなところに想いっきりぶっ掛けてやれ!!」

 

 無理矢理奉仕を続けさせられていた手の平には粘ついた液体がダマになるほど吐き出され、褐色の肌が、紅の髪が精液で覆い隠される。肌全体がオイルを塗りたくられたように名も知らぬ男たちの精液で汚される。

 どくどくと口の中にも濃厚な液体を流し込まれ、息が詰まる。腐った味と精液の味とが混ざり合って、喉奥目掛けて襲い掛かる。

 

(く……くるし……ぃ……も、もう……)

 

 ねっとりとした欲望の汁が容赦なく気道に絡みついて塞ぎ、残っていた理性を意識と共に吹き飛ばした。

 吹き飛ばしてしまった。

 

「あっ!! ああぁぁっ!! だめっ、だめぇぇっ!! あっ! ……ああああああぁぁぁっ!!!!」

 

 ふっくらとしたお尻の山、その谷間がむくりと盛り上がる。お腹の奥で、それまで必死に押さえつけていたなにかがぱぁんと粉々に砕け散った。身体の内側から押し寄せる津波のような排泄欲は、もう抗うことすら出来なくなっていた。

 

「いやっ!! いやああああああぁぁっ!!」

 

 少女の口から絶叫が響き渡る。

 

 肉穴から下品な音を惜しげもなくかき鳴らしながら、白濁した乳汁が勢いよく噴き出していく。

 チルノをレイプしていた男は、排泄の予兆を感じ取ってすでに場所を移動し、彼女の尻の真下へと剣を移動させていた。液体が間欠泉のように吹き出し、ぶちまけられ、ガリアンソードを穢し尽くしていく。

 大切な相棒を守り切れなかったという屈辱、そして排泄の瞬間を大勢の男たちに見られるという恥辱に、頭が砕けるような衝撃を受ける。ぶんぶんと髪を振り乱し、涙を垂れ流しながらチルノは狂ったように泣き喚く。

 だが、雪崩のような放出は止まらない――それどころか、腸壁から硬い感触が伝わってきたことが、彼女の狂気は更に膨れ上がった。

 

「だめっ! だめだめだめだめ――――っ!!!!」

 

 白濁した液体の噴出が弱まると、その代わりに茶色の溶岩が迸った。まだ半ば形を残したそれが次々と飛び出して、白く汚れた剣に強烈なアクセントを加える。

 

「いやぁ……ごめんなさい……ごめんなさい……」

 

 肛門排泄に連動して、前の穴から小水が溢れ出した。湯気が立ち上るほどの熱い尿が雨あられと降り注ぎ、びちゃびちゃと剣を汚していく。

 脂汗の浮いたお尻が何度も痙攣して、腹の中に残ったミルク汁を垂れ流す。膣穴からは男が吐き出した精液が滴り落ち、トドメとばかりに剣をギトギトと白く染める。

 降り注いだ小水で僅かでも固形物を洗い流せたのがせめてもの救いだろうか。

 

「おやおや、これは酷いねぇ……ボクもさすがに、こんな無様な光景は初めて見たよ」

「キィ~ッヒッヒッヒッ!! キィ~ッヒッヒッヒッ!! 糞どころか小便までサービスするか!! 正義の使徒様は武器想いなんじゃのう!!」

「ごめんなさい……ゆるして……もう、やだ……ゆるして……ごめんなさい……」

 

 排泄欲求を全て吐き出せた爽快感に、狂おしいほど胸が痛くなる。否定したくとも、排泄物の臭気がそれを残酷に物語る。

 力を貸してくれた大切な剣を守り切れず自ら穢してしまった事実に、心はもういつ壊れてもおかしくないほどボロボロだった。

 

「じゃが、アホのクロコダイン辺りがこれを知ったら、なんと言うじゃろうなぁ……? 武人の魂である武器を汚すなどありえん、とでも言うのかな? キィ~ッヒッヒッヒッ!!」

「いやああああああああああああああぁぁっっ!!」

 

 当てこするようなザボエラの言葉に、心が更に絶望へと染まる。だがチルノの意に反して、肉体は排泄の悦びに浸っていた。肌は熱をおびたように桜色に染まり、恍惚したようにぷるぷると震える尻肉に、周囲の男たちは股間を再び硬くしていた。

 

「ああ、臭い臭い! まったく、貴様はどれだけ臭くなれば気が済むんじゃ! 仕方が無いのぉ、便所を呼ぶとするか!!」

 

(おトイレ……?)

 

 その言い回しにチルノは一瞬、疑問を覚えた。すでに床へと大量にぶちまけているのに、今さらトイレをどうするのか……いや、そもそも呼ぶ(・・)とはどういうことか。

 疑問はすぐに解消する。

 

「ほれ行け、とっととあの小娘がひり出した汚物を掃除せんか!」

 

 現れたのはバブルスライムのような、いわゆる不定形の魔物たちだった。ただ、バブルスライムとは違いゼラチンのように透明な姿をしている。

 彼らはザボエラの命令を受けて汚物へと殺到すると、渇いた布を水たまりに投げ込んだように一瞬にして体内へと吸い取っていった。内側に取り込んだそれら(・・・)が透けて見えるため、濁った白色をした個体や、黄金色に染まる個体もいれば、おどろおどろしい茶色を見せる個体などバリエーションに富んだ者たちが生まれていく。

 

「なかなか便利じゃろう? こうすれば汚れも臭いもすぐに消えるんじゃよ。貴様のためにわざわざ用意してやった便所じゃ。感射せいよ」

 

「あ、あは……あははははは……あはははははははははははは!!」

 

 バケツか何かを用意しているのだと思っていたが、現実はもっと非情であった。こんな生物を予め用意していたということは、どうあってもチルノは皆の前で排泄のシーンを見せつけねばならないと決められていたのだろう。

 それを自覚した途端、とうとう心がぽっきりと折れた。

 少女は天を仰ぎ、狂気のような哄笑を上げる。

 

「キヒヒヒヒ!! とうとう壊れたか!? じゃがまだ終わっておらんぞ! 貴様らも、これで終わりでは詰まらんじゃろうが!! ほれ、笑えるということはまだ余裕があるという事じゃ!! もっと徹底的にやらんかっ!!」

 

 ザボエラの言葉を聞いた途端、周囲の男たちが再びチルノへと襲い掛かる。髪を、口を、顔を、胸を、手を、腹を、腰を、脚を、膣を、肛門を。あらゆる場所に男たちは欲望の手を伸ばし、自分勝手な理屈を叫びながら少女を汚していく。

 チルノの尻穴を決壊させた男ですら脱出など忘れたかのように輪の中に加わり、まだ足らないとばかりに欲望をぶちまけていた。

 

(もうひと押し、欲しいかな……?)

 

 乱痴気騒ぎの中、キルバーンは微かに笑う。

 

 

 

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「ほら、もっとしっかり舐めろ!」

「へへへ……もうコイツは、尻の穴まで性器みたいになってやがる!!」

「尻だけじゃねぇよ、もう全身どこでも使えるぜ!!」

「とんだ正義の味方だな……うっ!!」

 

 男の一人が吐き出した精液が、チルノの端正な顔を汚す。狂気の宴は人数を半分ほどに減らしながら、なおも続いていた。

 減った男たちは、ザボエラに働きを認められて解放された者たちであり、今残っているのは"手温い"と評された者たち――すなわり失格者ばかりだ。

 だがザボエラは最後の温情だと言って、彼らにもう一日だけチャンスを与えた。ご丁寧にも精力剤を投与した上で、再びチルノを壊せと命じていた。もう後がないという焦りに突き動かされ、男たちは前にも増して精力的に少女を汚す。

 既に諦めの局地に達しているチルノは、彼らの欲望を黙って受けとめていた。

 

「おーい、聞こえるかな?」

「…………」

 

 聞こえてきたキルバーンの言葉にも、チルノが反応することはない。

 

「だんまりかい? まあいいさ、聞こえているだろうから教えてあげよう。昨日の男たちだけど、全員解放してあげたよ。勿論、キミのお腹を壊してくれた勇敢な彼には剣もプレゼントしてあげてね」

 

 その内容にチルノの眉がぴくりと動いた。

 

「そうそう、人がいないと困るだろうから、彼らは全員、勇者たちに預けておいたよ。今頃は全員、救助されていると思うよ。おめでとう、キミは彼らを助けた英雄さ。ボクも感涙にむせびそうだよ」

 

 頭のどこかで、これ以上聞いてはいけないと警告が鳴る。

 

「それとせっかくの記念だからね。彼らには昨日の出来事を他人に自慢するように暗示を掛けておいて上げたよ。これでキミの献身的な行動は人間たちに広く伝わることだろうね」

「……っ!!」

「動くんじゃねぇ!」

 

 死神の言葉が一本の線で繋がり、最悪の考えが浮かび上がった。チルノは慌てて身を起こそうとするが、彼女に口奉仕をさせていた男に無理矢理抑えつけられる。

 

「まさか……まさか……!! やめて……それは……」

 

 解放された男たちはダイたちに救助される。そこまではいい。

 

 だが彼らは全員、昨日のことを手柄のように語るように命じられている。ならばその話は瞬く間にダイたちに伝わり、何があったのかを鮮明に知られてしまうだろう。

 勿論ただの誇大妄想――狂者の戯れ言と切り捨てることも出来るが、彼らの一人が持つガリアンソードがそれを許さない。チルノ以外には力を貸さないとまで言われる大切な剣を、名も知らぬ男が持っているのだ。

 

 これ以上の説得力は無い。

 

「今頃きっと……ウフフフ……」

 

 含み笑いを上げた途端、大魔宮(バーンパレス)が大きく震えた。まるで、巨大な何かが衝突したような衝撃に全員が軽くよろめく。

 

「おや、この揺れは何かな? どうやら騒ぎが起こっているみたいだけど……しばらく席を外させて貰うよ……」

「待って! 待って!!」

「サボるんじゃねぇよ!! オレが殺されちまうだろうが!!」

 

 再び口腔にペニスがねじ込まれる。

 

 踵を返し去りゆくキルバーンの背中に向けて、チルノは届かぬ手を伸ばした。

 

 

 

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「い、いない……だれも……」

 

 からからになった喉で言葉を紡ぎ、疲弊した身体を無理矢理操り、這いずりながらチルノはここから逃げようとしていた。

 燦々たる陵辱劇もいつのまにか終わりを迎え、男たちは全員姿を消していた。彼らが助かったのか、それとも殺されたのか。それすらチルノには分からない――興味もない。

 疲労のためか耳鳴りがする。頭も痛い。目の前すらぼやけて上手く見えない。それでも動きだけは止めなかった。

 

 丸二日に渡って男たちに陵辱され続けたため少女の肉体は全身が雄汁に汚れ、乾燥した液体が粉を吹いている。紅玉(ルビー)のように美しく艶めいていた長い髪も欲望のはけ口にされ、精液が絡んでごわごわとなり色もくすんでいた。口元にはイラマチオで抜けた男たちの陰毛が何本もへばりついている。それを拭う気力もないのだろう。

 長期間風呂も入らず垢まみれの男たちとまぐわったおかげで浮浪者のような臭いが身体中に移り、擦り付けられたザーメンの臭いと合わさって耐えがたい異臭を放っていた。

 大量の恥垢を掃除させられたため上に、歯も磨かずにいた男たちに無理矢理キスされ唾液までもを流し込まれたため、吐き出す息は嘔吐しそうなほど臭い。どれだけ歯を磨き口を濯いでも、おそらくこの臭いが取れることはないだろう。

 股間からは血と膿のような物が精液に混ざりながら流れ出ていた。

 相手を気遣いもせず、自らの欲望を発散することしか頭にない男たちに犯され続けるそれに、幼い女性器は耐えられなかった。擦られ過ぎて陰唇から出血し、男の誰かが元々持っていたのか垢が膣内で発酵したのか、秘所は性病のように崩れている。無理矢理犯され続けて括約筋が壊れたのだろう、尻は穴を開いたまま閉じない。

 手加減を知らない男たちに力任せに物のように扱われ、内出血や打ち身の腫れが全身そこかしこに刻まれている。

 

 今のチルノには、可憐な少女の面影などどこにもない。まともな神経の人間が目にすれば、すぐさま目を覆いたくなるような惨状だった。

 

「にげ、なきゃ……にげて……ダイに、みんなに、つたえ……なきゃ……」

 

 少女が思っているのは、ただここから逃げだそうとすることだけ。陵辱を受けたのも本当、大事な剣を守れなかったのも事実。もう自分はダイの隣にいらないほど汚れてしまった。

 けれどもせめて伝えたかった。

 

 早まらないで欲しい。

 所詮、自分は紛れ込んだ異物でしかないのだ。

 私のことは気にしないでいい、切り捨ててくれて構わない。

 ただ勝利を勝ち取って欲しい。

 

 それだけを。

 

「やあ、何処へ行くんだい?」

「アハハ! 無様だねぇ!」

「キル、バーン……?」

 

 チルノの前にキルバーンが亡霊のようにふっと姿を現す。だが少女の視線は仮面の死神ではなくその肩に注がれていた。

 

(……ピロロが……いる……?)

 

 これまで決して姿を見せなかった使い魔を演じる本体が現れたのだ。最後の力を振り絞ってでも、一矢報いられるかもしれないと、最後の力を振り絞り拳を握る。

 

「今日は面白いお知らせがあるんだ」

 

 油断なく動きを見やり、必殺の好機を狙おうとして――

 

「ダイが死んだよ」

「……え……?」

 

 反骨心は一気に萎えた。

 

「信じられないかい? でも嘘じゃないさ。何しろ、殺した本人が言っているんだ。間違うはずがない」

「そうそう、キルバーンってば凄かったんだよね! アイツの首をずばーってさ!」

「うそ……うそ……」

 

 目を見開き、ふるふると小さく何度も首を横に振る。だが眼前の死神は発言を翻さない。

 

「ほら、これが証拠だよ……ピロロ?」

「うん!」

 

 ボールのような何かがチルノの前に投げられた。ごろごろと転がったそれは――ダイの生首だった。

 

「あ……」

「予測はついているかな? 昨日の衝撃、あれはダイがここに突撃してきた音だったのさ。解放した男たちから話を聞いて、怒り狂っちゃったのかな? 大魔宮(バーンパレス)をすり潰さんばかりの大暴れさ」

 

 予想は付いていた。

 

「でもね、いくら竜(ドラゴン)の騎士でも、そうやって見境無く暴れるだけなら、恐くも何ともない。ボクからすれば格好の獲物だったよ」

「いや……いや……」

 

 全ては、そうなるように仕向けられていたのだと、気付くべきだった。

 

「……奇跡はもう、起きないのさ」

「あああああああぁぁっ!!! いやああああああぁっ!!」

 

 最大の絶望がチルノを襲う。

 だが、悲劇はまだ終わらない。

 

「そうそう、それと彼からはとても面白い話も聞けたよ。君の正体についてさ。君は、誰にも知らないはずの秘密を知っている……ってね……」

「……ッ!! な、なんでそれを……」

「だから言っただろう、ダイが教えてくれたのさ。どれだけ強くても所詮は子供……ちょっと脅せば、君のことを話せば簡単に喋ってくれたよ」

 

 得意気に語る死神の言葉を否定したい。けれど、折れた心ではそれも難しかった。

 

「うそ……嘘よ……だって、ダイが……あの子がそんな……」

「そんな? 何が"そんな"なんだい? 喋るはずがないと思ったのかな? 君がボクの正体を知っていることを」

「あ……」

 

 今度こそ、何も言えなくなった。キルバーンの言葉を信じるしかなくなった。

 ダイが口を割った、それ以外にどうやってこの秘密を知れようかと思ってしまった。

 

(私が……私が捕まっていたから……)

 

 チルノの身の安全と引き換えに、命を捧げる。ダイならばきっと、そのくらいはするかもしれない。

 その原因を作ったのは――

 

「――わたし……の、せい……わたしなんかが、いたから……」

 

 うつ伏せになり、微かに見上げていた顔が完全に崩れ落ちた。自責の念が、心の全てを塗り潰していく。

 

「おやおや、壊れちゃったかな? どうだいチルノ? 楽になりたいかな?」

 

(もう、どうでもいい……)

 

「すきに……して……」

 

 その言葉にキルバーンはニヤリと笑う。

 

「じゃあ、この剣をあげよう」

 

 そう言って取り出したのは、飾り気のない純白の剣だった。刀身は青白い炎のように揺らめき、不思議と目が離せない。

 

「これは持ち主だけ傷つける魔剣さ。持ち手の感覚を奪い取り、痛みもなく自殺できる……便利だと思うだろう? でもね、魔界じゃこれを使って死ぬのは最大級の屈辱。死ぬ覚悟も意気地無しの臆病な卑怯者が使う剣なのさ」

「おくびょうな、ひきょうもの……」

 

 差し出された魔剣を、何の疑いもなくチルノは受け取る。

 

(まるで、私のための剣……)

 

「そうそう。それをそのまま刺せば良い。それでこの世からは綺麗さっぱり、おさらばさ」

 

(もう私には、生きている資格すらない……)

 

「さようなら……ダイ……」

 

 傍らに転がる首に視線を向け短くそう告げると、少女は迷うことなく自らの胸目掛けて剣を突き立てた。

 

「あ……が……」

 

 身体の中に残っていた存在全てがすーっと消え去っていくような感覚に襲われ、少女は意識を手放した。

 

 

 

 

 

「――――クッ! ククククッ!! アハハハハハ!! 引っ掛かった引っ掛かった!!」

 

 動かなくなったチルノを見下ろしながら、キルバーンが――いや、ピロロが笑い声を上げる。その表情には、してやったりという意がありありと浮かんでいた。

 

「ボクと騙し合いをするには、百年……いや、千年は早かったねぇ!!」

 

 ひとしきりケラケラと笑い続けると、少女の傍らに転がる生首を踏みつける。そこに浮かんでいたのはダイの顔ではなく、チルノを陵辱していた男たちの一人の顔だった。

 

「まさか、こんな偽物に引っ掛かるなんて、もっとちゃんと注意していればこの偽物に……いや、この部屋の中に響く音にも気付けただろうに……アハハハ!!」

 

 全てはキルバーンのシナリオ通り。

 

 疲労と体調不良からだと思っていた痛みの原因は、彼が仕掛けた罠の一つ。人の精神をゆっくりと蝕んでいく特殊な音波を放つもの。ストレスや疲労を蓄積させる――大雑把に言えば聞いた者を鬱状態にさせ、本人が見たくない幻覚をも見せる特殊な罠の効果だ。そんなものを当てられ続け、ダイの顔すら判別が付かなくなっていた。

 

「それにダイが喋るだって? ああ、確かに人質がいれば喋ったかもねぇ!!」

 

 結局の所、チルノの秘密をキルバーンは本当の意味では知ってはいない。

 ただ、キルバーンが姿を現す度にチルノの目はピロロを追っていた。それに気付いたのだ。キルバーン人形が道化師のような派手な格好をしているのは、注目を集めて本体から目を逸らす意味合いもある。

 だが囮には目もくれず、本体だけを追う。彼の盟友ミストバーンですら知らない秘密を知っている以上、答えは自ずと限られてくる。「知らないことを知っている」という曖昧な言葉で追い詰め、自身の正体という具体的な内容で心にトドメを刺す。

 

「まんまと剣で死んでくれたのも、実に有り難いよ。邪魔な心が消えれば、キミはヴェルザー様復活までの良い代わりになれるだろうね」

 

 自決用に渡した剣は、魂の剣と通称されるものだ。突き刺した生物の肉体は傷つけず、魂だけを剣に吸着させる魔性の武器。ただ抵抗の意志があれば失敗に終わるため、今回のように心を徹底的に――それこそ自殺を受け入れるほど折らなければならない。

 

 魂を失い、抜け殻のようになったチルノ。その様子はまるで眠っているようで、少し大きな音を出せば今すぐにでも飛び起きそうだ。だが、少女は二度と元には戻らない。

 

「フフフ、これだけ汚されても、まだ美しさが残っている……キミをヴェルザー様に献上しなければならないのが実に惜しいよ」

 

 虚ろな視線を見せるチルノの顔をピロロは軽く撫でる。その目には、男たちに散々向けられたのによく似た自分勝手な欲望が込められていた。

 

「そうだ! 献上する前にキミを綺麗に洗わないとね。ああ、その時に少しくらいつまみ食いをしても罰は当たらないだろうし……この任務が終われば、今度はキミをモデルに人形を作るのも悪くはないね……フフフ、ああ、実に愉しくなってきたよ!」

 

 人形遣いは、まだ見ぬ未来に胸を焦がす。

 




色々と悩み、三~四回くらい書き直しました。

「使えなかった」場合は、申し訳ございません。

(なんでこの時のチルノさんは卒業の証を持ってないんでしょうか……?
 あれにぶちまけられたら仲間の絆を汚せて最高のシチュエーションだったのに……本編書いている人、無能すぎません??)


以下、没にした(上手く絡められなかった)ネタのメモ

・剣は実は呪いが掛かっていて抜けず、持ち手にダメージを与える設定でした。なので、排泄後に剣を奪って逆転しようとするが不可能で「おしおきだね」ともっと酷い責めのシーンになる。

・妖魔士団配下の妖術師やらに輪姦される。
・人型モンスターや魔界モンスターでの輪姦。
・低級モンスターの群れに好き勝手にに弄ばれる。
(例:スライムに穴の中に入り込まれる)

・バブルスライムに襲われて毒を受ける→解毒剤をちんちんに仕込む→弱ってて解毒も一人では出来ない→嫌だけどちんちんを一生懸命奉仕して解毒剤を得る。

・五感を喪失させる薬→全感覚を失って一晩放置される→何も感じない空っぽの状態に精神がズタボロになる→薬が切れると「殺して」と懇願するくらい弱る。
(上記の派生で、触感以外を喪失させる薬→視覚などが消えた分だけ触感が鋭敏になる)
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