自分を知ってる方からすれば……いつものです。
では、どうぞ。
ソレが産まれたのは偶然だった。
ある錬金術師が研究していた生命の創造のための研究施設があった館に誰もいなくなってから、もう数十年は経っている。
そこにソレは居た。
錬金術師が巧妙に隠した隠し部屋にあった一つの容器。そこに入っていた生命の素から、長年蓄積された魔力、そして地殻変動により起こった地震による衝撃で偶然にも生命が産まれてしまったのだ。
錬金術師が研究していた魔物はキメラ。弱い魔物の代表である単独のゴブリンやスライムにすら劣る魔物でありながら、あらゆる魔物の因子を持つ可能性があった存在だ。
そして生命の素はキメラの因子を取り込んだ。
ここに誰にも祝福されず誰にも知られず、一匹の怪物が誕生したのだ。
その怪物は誕生した瞬間から、この世界の生物としての在り方から外れていた。
怪物は決まった形を持たない。
怪物は知性を学ぶことが出来る。
怪物は他の生物の遺伝子を取り込む事でより強くなる。
怪物は他の生物の力を吸うことで更に強くなれる。
怪物はメスを求める。
怪物には性欲があるのだ。錬金術師により、種族を増やすために付けられたものだ。
しかし怪物の遺伝子には欠陥がある。子を孕ますことが出来ないのだ。
怪物は生殖能力を持たず、ただひたすらに他の生き物を求め続ける。
そうして、怪物は世界へと解き放たれた。
「っ……離してよ! 離して!」
この世界にはギルドと呼ばれるものがある。
その中には冒険者ギルドというものがある。
失せ物探しから、魔物の退治、危険な場所に存在する薬草の採取など、言わば便利屋のような仕事を依頼され、冒険者に振るのが仕事だ。
そして今までにこなした仕事から、SからFまでのランクが付けられる。
駆け出し冒険者サラはEランク。やっと一人で簡単な仕事が受けられるようになるランクである。
職業は剣士。皮で出来た軽装な鎧を着て戦う前衛職である。
サラは身長も152とあまり高くないが、スレンダーな身体からすばしっこく、それでいて身長にしては力もあるため、この職業を選んでいた。
年齢は16歳。まだまだ綺麗さより可愛らしさが見える、茶髪のポニーテールの少女。
若いながらも筋が良く、将来大物になるかもしれないと言われていた冒険者。
そんな彼女は今、危機に瀕していた。
「っ〜〜なに、このスライム! 力強くて……剥がせない!」
簡単な依頼のはずだった。
既に廃墟となった屋敷の近くにある薬草を取ってくるだけ。これならばFランクの時だってやってた。そう思っていた。
しかしその薬草を探し当て、採取して帰ろうとした時、ソレは現れた。
一見は普通のスライム。スライムは魔法使いか錬金術師がいないと若干キツイと言われる魔物だが、サラは問題ない。
若干なから魔力のあるサラは簡単な魔法くらいなら使えるからだ。
いつもなら燃やして終了……のはずだった。そのスライムが魔法を素早く躱し、サラを地面に引き倒さなければ。
(なんで!? こんな素早いなんて聞いてないし!)
そう思いながら、なんとか剣を振り回すものの、スライムには全く効かない。
それどころか、スライムに絡みつかれて身動きが取れなくなる始末。
服の中に入り込み肌に直接触れてくる感覚に鳥肌が立ち、必死になって抵抗するのだが意味がない。
「えっ?うそ、うそ!?いやぁああああ!」
そこでサラはさらなる脅威が迫っているのに気付いた。
スライムが触れた衣服や鎧が白い煙を出して溶け始めたのだ。
慌てて逃げようとするが、やはり抜け出せない。
そしてとうとう下着まで溶かされてしまい、サラは全裸になってしまった。
「こ、こんな……服だけ溶かすスライムなんてしらない……」
結果的にはそのおかげで命が助かっているのだが、サラは涙をグッと堪えて分析する。
冒険者は思考を止めたものから死ぬ。彼女の師の言葉だ。だからサラは羞恥で泣きそうでも必死に思考を回すのだ。
(新種?それにしても何が目的で……ボクの装備を奪う?なんのために?)
これが亜人系の魔物、ゴブリンなどなら性欲もあるため貞操の危機だろう。
しかし相手はスライム。性欲などあるわけがない。故に気づかなかった。
このスライムがただのスライムではなく、怪物なのだということが。
そしてその怪物は、獲物を逃さないために行動を開始する。
「ひゃあ!?」
突然、胸元から何かが入り込んで来た。
それは冷たくヌルリとした感触で、まるで蛇のようにスルスルと這い上がって来る。
その正体は言うまでもないだろう。
「ひっ、な、なにをするつもりなの?んぁ♡」
その問いに応えるように、ソレは乳首の周りで円を描く。
そして、その中心にある突起に触れた瞬間、電撃のような衝撃が走った。
「んあっ♡ な、なに、今の……ふわっ、あんっ♡ ちょ、ちょっと待ってぇ!」
今度は優しく撫でるように、しかし確実に刺激を与えていく。
スライムに性欲はない。あるのは食欲。ほぼその本能のみに生きる魔物だ。
しかし、怪物は違う。怪物はただひたすらに女を求める。
例え子を孕ますことが出来なくとも女体を仕上げ、子を孕まそうとしてくるのだ。
「んぅ……なんか変な感じ……♡っ! きゃうん!♡♡また、そこぉ……♡だめっ!ダメなのにぃ……♡」
怪物は執拗に、丹念に、丁寧に、しかし激しく、乳房に吸い付いていく。
魔物にあるはずがないテクニック。それを肌で感じさせられていた。
「っ♡やっ♡吸わないで!そんなことしないでよ!」
怪物の体の一部が伸び、サラの右の胸に張り付いた。
そして、その先端から液体が噴出される。
「やだやだやだやだやだやだ!」
その液体はサラの身体に染み渡っていく。
そして、その効果はすぐに現れた。
「はぁはぁはぁはぁ……な、なにこれ……体が熱い……♡」
サラの体は火照り始めていた。
普通のスライムと違い怪物の分泌液には媚薬効果がある。それも錬金術師が仕込んだかなり強力なものだ。
「はぁ……はぁ……くっ……♡」
サラは身体の疼きに耐え切れず、地面に横たわる。
怪物はサラが動けなくなったのを確認すると、サラの股下に潜り込む。
そして、その割れ目に怪物の一部が侵入した。
「やだ、そこは……♡お願い、やめて……!そんなところ入らないから……!やだ、やだやだやだやだ……!入ってくるな!入ってこないで!嫌ああああ!!♡♡♡」
サラは絶叫を上げるが、スライムは止まらない。
スライムはサラの膣内に侵入すると、中でその身を広げていく。
「っ〜〜〜〜!! っ!っ!」
サラは声にならない悲鳴を上げ続ける。自らの中で生ぬるいヌルヌルとしたものが広がっていく感覚が気持ち悪いのだろう。
しかし怪物はサラの膣内を蹂躙していく。
そしてそこに辿り着いた。
「い、痛いっ! お腹、裂けちゃう! 無理だよ! もう入らな……! っ、あっ、ぐっ、ぎっ、ああああああああああああ!!!!」
スライムは容赦なくサラの処女膜を突き破り、最深部へと到達する。
破れたにしては柔らかいため痛みは少ないが、それでも処女を奪われた実感は持てるくらいには痛い。
「はぁはぁ、はぁはぁ、はぁはぁ……」
サラの呼吸は荒く、過呼吸になりかけていた。
サラは今、自分が何をされているのか理解している。魔物に犯された。
その事実が、サラの心を消耗させる。
しかし怪物に優しさは存在しない。故に怪物が動き出す。
「んあ!? な、なにこれ! 動い……! うごいて、動いて!やだ、やだやだやだ! 抜いて! 早く、早く! 出してよ! こんなのやだ! やだやだやだやだやだ! 助けて! 誰か、助けてえええええええええええええええええ!!!」
怪物はサラの中で暴れ回る。
サラの中をかき回し、サラの奥深くまで入り込み、サラの全てを犯し尽くす。
「やめっ、やめてええええええええええええええええええ!」
サラの叫びは誰にも届かない。
近くには他の生物はいないのだ。
「い、いやぁああああああああ!?」
ぶびゅる!ぶびゅる!ぶびゅる!
サラがまた大きく悲鳴を上げる。
怪物がサラの一番深いところに子種を植え付けてきたのだ。
「はぁ……はぁ……ぐず……はぁ……」
サラは涙を流しながら、身体を震わせる。
しかし怪物は止まらない。一度で満足するように作られていないからだ。
怪物はサラの身体を這いずり回り、再びサラの身体を責め始める。
「ま、待ってぇ……少し、休ませ……ぁぁ♡」
サラの声に甘さが混じる。凌辱されているとはいえ、媚薬付きで犯され、身体が出来上がってきているのだ。
「やっ♡ はっ♡ やっ♡ やっ♡ やっ♡ やっ♡ やっ♡ やっ♡ やっ♡ やだ、やだやだやだ! こんな、魔物なんかに感じさせられ、たくなぃ♡いやぁ♡」
サラは泣き叫ぶ。
しかし怪物は止まることはない。
スライムは獲物を逃がさぬよう、サラを徹底的に追い詰めていく。
「やだやだやだ!イク……イッちゃう……」
処女を奪われた痛みが消えていき、サラの身体を快楽が支配していく。
「イクぅぅぅぅぅぅぅ!♡♡♡」
そしてサラは絶頂させられてしまった。
しかしそれは始まりに過ぎなかった。
「イクぅぅぅぅぅ!♡♡♡やだやだイクぅぅぅぅぅ!♡♡♡」
一度火が付いた身体は、もう快楽に逆らえなかった。
ショックを受ける暇もなく、絶頂が止まらなくなっていく。
「やだぁぁああああ!♡♡♡ボクしらない!♡♡♡ボクに気持ち良いの教えないでぇぇぇ!♡♡♡イクぅぅぅぅぅ!♡♡♡」
サラは知らない。
この怪物がただただ女を貪ることしか出来ないということを。
この怪物がただひたすらに女を孕ませることだけを考える魔物であることを。
この怪物がただひたすらに女を求め、己の子を残すことだけを考え、他の生物のことなど考えていない、ただの獣だということを。
「あっあっ♡♡♡また、くるっ♡♡♡スライムので、ボク、またイッちゃうよぉおおおっ!♡♡♡あぁああああぁああぁああああぁああぁあああぁあぁぁああ!?♡♡♡」
サラは何度も、何十回も、何百回もの絶頂を迎える。その間に怪物も孕むことのない精液を何十回もサラの中に注ぎ込んでいた。
そして、体力が完全に尽き、サラは意識を失った。
怪物はサラを放置しその場を後にする。
怪物はただひたすらに女を求める存在である。孕ませたはずの少女に用はない。
怪物は生まれたばかりだ。まだ感情はなく、与えられた役割をこなすだけの存在だ。
しかし今回ので怪物は学習していた。今の身体は捕獲するのには便利だが、あまりに動きが遅すぎると。
サラにとっては素早かったが、実際にはサラの火魔法は怪物が避けるにはギリギリであり、なんとか躱しただけなのだ。
もっと素早く動く必要がある。故に怪物は己の遺伝子の中から存在を選択して、姿を変えていく。
「…………」
暫く軋む音が響いた後に怪物の姿は変わっていた。
黒い狼。ダークウルフという魔物の遺伝子を使い、それに限りなく近い存在に肉体を変化させたのだ。
「ガ……」
そして怪物にはそれがどういう存在かどうかの知識もある。
故に、試してみる。
「ガォォォォォォォンン!!」
遠吠え。それは怪物にとっては、身体の性能を確かめただけだ。
しかしそれは結果として怪物にとっての産声となっていた。
人知れず産まれた怪物が、世界に己の存在を示した瞬間だった。
この怪物が後に世界の危機とも呼べる騒ぎを起こしていくのは、怪物自身も知らないことだった。