ベッドヤクザな遍歴騎士と誘い受けマゾメス騎士姫のハーレム構築ちんチン珍道中 作:HK416
「あぁ、なんて柔らかい……べっど、なる寝具は慣れませんが、湯で身を清め、宿に泊まれるとは……」
「感極まってんなー。ま、気持ちは分からねぇでもねーけどよ」
出会い――などと言う生易しいものではなかったが――から一夜明け。
トモエを含めた一行は、何の問題もなく次なる宿場町に到着していた。
到着後、真っ先に宿を取って負傷したタキトゥスを放り込んで休ませ、カルラは馬の世話、セレスティナとトモエは食料や消耗品を買いに行った。
それぞれの役割を終える頃には日も暮れており、今は夕食を済ませ、湯に浸かって一日の疲れを癒したところ。
今日はカルラとトモエが相部屋で、後はもう眠るだけとなっていた。
トモエは薄手の襦袢姿でベッドの上に正座で座り、苦難と不運の後に待っていた望外の幸運を噛み締めていた。
カルラはインナー姿で仰向けのままベッドに寝そべり、トモエの様子を横目で眺めながら、僅かばかりに同意を見せる。
生まれも育ちも異なる二人であるが、周囲を警戒する必要のない眠れる幸運は共通であったようだ。
「し、しかし、タキトゥス殿とセレスティナ殿は相部屋とは、やはりそういったご関係なのでしょうか……?」
「んぁー? ああ、そうだぜ。んで、オレは主様の第二夫人。よっ、ほっ」
「そ、そうなのですか。ではタキトゥス殿も、さぞや名のある家の若君なのですね。あぁ、私はなんという……」
「いやー、そんなことねーよ? ふつーの平民。騎士として長げーみたいだけど、貴族とかそんなんじゃない。んぬぬっ、見れば分かるだろ?」
「えっ」
「まあ、その反応が普通だわな。一応、これから領地は貰えるみたいだけどなー」
「えぇ~~~~~~~~~~~~~!?!?!?」
町までの道中で互いの身の上を知り、両者はすっかりと仲良くなっていた。
トモエは高い身分の生まれであるが、家は事実上の取り潰し。族滅状態と言っても過言ではなく、これから立て直しなど図れるはずもなく。
カルラは帰るべき故郷を失い、家族と言っても差し支えない者も、再開は望めない。
後戻りは出来ず前に進むしかない境遇は確かに似通っており、心を通わせるには理由は十分。
支配階級と被支配階級。
これまでの暮らしぶりの違いから、ときおり会話が噛み合わなくなる場面はあるものの、現時点では良好と言えた。
そんな間柄になったからか、カルラはベッドに身を投げたまま片足の足首を掴み、頭の上にまで持ってくるストレッチをしながら、問いに答えていく。
ストレッチは彼女の日課。全ては主からのどんな体位を求められても無理なく応えられるように、身体を柔らかく保つためであった。
対してトモエは顔を赤らめたと思えば蒼褪めさせ、またしても赤らめさせる。
想像はしていた男女の仲を肯定され、事実からの考え得る素性を予想し、呆気なく予想を裏切られては顔色などいくらでも変わるものだ。
タキトゥスの境遇は、アズマにおいても驚愕に値するようだ。
(お、驚きました。それにしても、何とも妙な……)
半年もヴァンハイムのあちこちを放浪していれば、為政者達の活躍を耳にする機会はあった。
特に第一王子ラインハルト、第二王子ベオウルフ、第三王女のセレスティナは民から全き英雄と語られている。
だからこそ、タキトゥスをセレスティナの婚約者とするなど、トモエには奇妙としか思えなかった。
確かに、セレスティナは英雄。だが、だからと言って好き放題できるわけではない。況してや、王家に連なる女児ならば個人の恋心よりも、自国内の繋がりを強めるか、他国との関係性を保つために嫁いでいくもの。
兄弟姉妹の仲を抜きにして、その利用価値はラインハルトとベオウルフは元より、臣下達さえも把握していなければおかしい。それほどまでに政略結婚など政においては基本中の基本だ。
実際に第一王女ベアトリス、第二王女ティアリスは政略結婚の道具として既に嫁いでおり、その上で夫婦仲は極めて良好な関係を築いた器量良しと知られている。
仮にセレスティナが恋心を優先して駆け落ちに走ったとしても、ラインハルトとベオウルフならば智においても、力においても無理やりに止められるはず。
如何にセレスティナが僅かな期間で女性の権利を拡大させるほど活躍した英雄と言えども、其処まで配慮する必要は何処にもない。
これではまるで――――
花よ蝶よと育てられ、政にはとんと関わってこなかったトモエだが、家を回してきた父と母の背を見てきたからか、まるで分からないわけではない。
セレスティナと婚約するために、タキトゥスに領地と地位を与えるという破格どころか奇妙でしかない国の動きに疑問を覚えざるをえなかった。
「なあ、もう寝るか?」
「え? あ、あぁ……どうしましょうか」
ヴァンハイム内部について思索を巡らせていたトモエは、カルラの言葉に現実へと引き戻される。
もはや私は民草の一人へと帰った身の上。ヴァンハイムの思惑を知る必要など皆無。己の為すべき事を為せば、それでよい。
そう割り切ったトモエであったが、カルラの問いには返答に窮した。
今日のところはもう眠るだけだが、時間帯としてはまだ早い。
見ればカルラも眠気を覚えているわけではない様子。かと言って、何かすることがあるわけでもなかった。
互いに遠慮らしい遠慮こそしていないが、共通の話題もまだない。
このままでは気まずい沈黙が流れるところであったが、トモエにもすることがないと悟ったカルラは目を輝かせた。
「じゃあさ、アズマのこと聞かせてくれよ」
「アズマの……? ですが、一体何を……?」
「何でもいーんだって。オレ、主様とセレスティナと旅するまで何も知らなかったからさ、色々知っときてーんだ」
「ふふ、そうですか。では、まず食べ物などですが――――」
(初っ端出てくるのがメシの話とか、どんだけ喰うの好きなんだコイツ……)
新たな知識を得ることが楽しくてしょうがない。
カルラはまるでそう言わんばかりの態度で、ベッドの上で俯せになってトモエに向き直ると脚をパタパタと上下させた。
トモエも気持ちはよく分かった。
閉じた
昏い気持ちと並々ならぬ決意でヴァンハイムを訪れた彼女であっても、まだ見ぬ未知を前にすると不思議と心が躍ったものだ。
時に不安にされることは多々あったが、確かな喜びもまた存在していた。カルラも、そうした新たな触れ合いの中にいる。
ならば、その手助けをするのは吝かではなく、またアズマは愛すべき誇らしい故郷である。
自身の愛するものを他者にも同様に愛して貰いたい、と願うのは人として当然の反応であり、トモエの鈴が鳴るような可憐な声色にも熱が籠る。
熱はカルラにも伝わり、今後渡るかも分からない国であったとしても胸を躍らせるには十分過ぎた。
それから眠るまでの間、二人は出会ったばかりとは思えない睦まじさで会話を続けていく。その姿は、友人と呼んでも差し支えないものであった。
ただ――――
「そしてギルドハイムは民草を盾に……! 正に畜生にも劣る外道の行為……! 根切り撫で切りにしなければ気が済みません……!」
(帝国へのヘイトすげーことになってんな。オレも気持ちは分からんでもないけどさぁ。これ、単にアズマ人がヤベー奴等の集まりなんじゃねーのぉ?)
――――トモエのおかしなスイッチが入ってしまい、カルラのアズマ人に対する印象がおかしなことになってしまったのは残念な結果であった。
―――――
――――
―――
――
―
「あのぅ、治療をするのでは……?」
「ふふっ♪ 何を仰いますのやら、これも治療の一環です♪」
カルラとトモエの借りた部屋の隣の一室。
トモエの雷撃によって生じた傷を癒しの秘蹟を用いて治療するため、同じ部屋を取ったと聞かされていたタキトゥスはベッドの上で横になりながら疑問を口にする。
昼間にやるべきこと、夕食も済ませ、さてそろそろか、となったところで、セレスティナは徐にベッドの中へと潜り込んできたのである。
当初は治療は必要ないと固辞していたタキトゥスも、これには困惑を隠せない。
実際、痛みと熱はあるものの、傷を負った当初の癒しの秘蹟によってかなり回復していた。
それ故、タキトゥスは
しかし、それを良しとしなかったのはセレスティナ。
小難しい理屈を並べ立てられ、押し切られたなのに、この在り様は一体どういうことなのか。
「…………うっ」
腕に抱き着き、脚を絡めて柔らかな肢体を押し付けられ、タキトゥスは身体の一部が思わず熱く滾ってしまう。
どれだけ身体を重ねても、どれだけ抱いても、どれだけ犯しても、セレスティナの
その度に新たな魅力を発見し、新たな味に出会い、新たな淫靡を目の当たりにする。
負傷して刺激された生存本能に伴って、生殖本能もまた剥き出しになってしまっている。
明らかに自覚できる獣欲は意志で抑えつけられるものではなく、有体に言ってタキトゥスはとんでもなくムラムラしていた。
「せ、セレスティナ様……!」
「ぁ、ん……♥」
獣欲に任せるまま、タキトゥスは開いた腕でセレスティナの胸を鷲掴みにする。
甘い啼き声と指を押し返してくる豊満な弾力に鼻息は荒くなり、熱く滾ったモノはすぐにでも爆ぜてしまいそうだった。
ぐにゅぐにゅ♥ と好き放題に掴んだ胸を揉みしだいていると、掌に硬い感触が伝わってくる。
勃起した乳首と発情した牝の匂いに、今宵も甘美な逢瀬に至れると確信して、セレスティナを組み伏せと動き出し――――
「んっ、ふぅ……タキトゥス様、いけません」
――――セレスティナの手で胸を抑えられ、冷静さを取り戻した。
潤んだ瞳は発情によるものではなく、一心にタキトゥスの身を案じてのもの。
重ねた情交によって肉体は発情してしまっていたが、理性はタキトゥスを信じながらも万に一つもないだろう命の危機を心配していた。
滾りかけた獣欲が萎えていく。いや、力を取り戻した理性の鎖が内に潜む獣を抑え込んだ、という表現としては正しいか。
そして、当然理性が戻れば性欲で大事な女性を穢しかけた事実に自己嫌悪が募り、タキトゥスの
「……す、すみません」
「いえ、いいのです。それでこそ、タキトゥス様。私の夫です」
「そんな、僕は……」
「ふふ、どうか落ち込まないで。私は、タキトゥス様の優しさも好きですが、野獣のような凶暴さや猛々しさも愛しておりますから」
落ち込みかけた気分は、セレスティナの直截な愛の言葉に打ち消される。
何時でも、どんな時も、彼女の愛情表現は単純かつ直球であり、でもだからこそ心に響く。
未だに身分違いも甚だしい女性が自身に惚れ込んでいる事実に当惑が強いものの、タキトゥスは照れから顔を赤らめた。
続き、心の奥底から熱く沸き上がる欲とは異なる感情に、タキトゥスは抱き着かれていた腕を振りほどき、セレスティナの腰に回して抱き寄せる。
「タキトゥス様、ですから……」
「ち、違います。もっと近くに居てください。セレスティナ様の暖かさも、鼓動も、その、えっと……、もっと感じたくて」
「………………はい♥」
抱き寄せられたセレスティナは今一度、諫めの言葉を紡ごうとしたが、タキトゥスの返答に目を丸くする。
自身でも言葉に出来ない感情による行動は、どんな言葉よりも雄弁に伝わり、うっとりとした微笑みを形作らせた。
何度も何度も。
言葉もないままに惚れ直させられ、セレスティナはもう二度とタキトゥスから離れられないと自覚させられる。
例え、肉体的な交わりが為せなくなったとしても、一切の不満も沸いてこない確信さえあった。
セレスティナは身体を密着させ、厚い胸板へと頭を預ける。
これ以上ないほどに近づいた距離は互いの息遣いと鼓動を感じさせ、同時に例えようもない安堵を受け取る。
獣欲が鳴りを潜めた影響か、はたまた肉体が休息を求めていたのか。
タキトゥスは眠りの世界に落ち、静かな寝息を繰り返すのを確認すると、セレスティナはその胸に手を置き、祈りの言葉を口にする。
「大地におわす豊穣の太母ハルマよ、この者に癒しの力を与え給え」
大地が育んだ様々な恵み。
恵みによって草を食む獣が育ち、その肉を喰らう獣が育ち、人もまたその恩恵を預かり、多くの子を為し、やがては死んで大地に還る。
その
ぼんやりとした淡い光がベッドの下で、白銀の魔法陣となって形作られる。
三重の円環と神々の文字で描かれたシエロのものと同一であるが、中央のシンボルはハルマを象徴する角の生えた牝牛のものだ。
発動した癒しの秘蹟は、元々肉体が持っている治癒能力を高めるもの。
傷は勿論のこと、免疫系の働きも高まるために病にも効果がある。
但し、あくまでも元から持っている機能を強化しているだけであるため、体力の消耗も増大してしまう。
まだ身体の出来ていない赤子や子供、衰えた老人、栄養失調者には効果が薄く、健康な者であっても長時間の使用は危険が伴う。
よって、セレスティナは寝ずの番で、タキトゥスの様子を見ながら秘蹟の発動と停止を繰り返すつもりであった。
しかし、彼女の顔には苦悶も憂いもない。献身には痛みが伴うものと理解しており、何よりも恋する乙女は無敵。
愛する者の存在を間近にありさえすれば、疲れなどあってないようなものだった。
作者の気まぐれ設定開示とメモ帳
秘蹟
十柱の神々が身体を飛散させ、世界法則を安定させた後に残った奇跡、或いは恩寵。
秘蹟の術式は世界に満ち、精神に呼応して魔力を生み出す微粒子「
よって、神に対する信仰心で生み出された魔力でしか起動しないが、魔法の才能がない者であっても神々への信仰心さえあれば起動できるのが強み。
神々の術式は本来、とある理由で失われてしまった世界法則を安定されるもの。
十柱の神はそれぞれの術式を重ね合わせ、互いに激突、喰い合わせることで調和を保っており、これを一人の神の術式に魔力を流し込むことで、一時的にバランスを崩して発動させている。
これを最も有効に扱っているのは宗教国家バルトメロイ。
秘蹟は神々が後に残される生命を慮って残したものであるため、生活の助けになるものや身を守るためのものが多い。よって、バルトメロイは攻勢よりも守勢に長けている。
だが、宗教自体が素晴らしいものであっても、教えを広め、扱う者が素晴らしいとは限らない。清廉だったはずの教えは今や欲望の隠れ蓑となっており、バルトメロイ内部では自らの信奉する派閥に別れ、日夜政争・暗闘を繰り返している。
〇〇除けの秘蹟が最もポピュラー。
天空神シエロの雷除けを筆頭に、火と鍛冶の神アロウルの火除け、海と流水の神アプーの水除け、風と大気の神ヴィシャスの風除け、狩猟と影の神ヴォルフの獣除けなどがある。
ゲーム性能にするなら、数ターンの間、対象属性の攻撃を完全無効化。
手練れの魔法使いやドワーフの鍛造品でもこれを超えられないので、地味にヤベー性能をしてる。
ハルマの癒しの秘蹟は毎ターンリジェネ。
なおハルマは女性と母と子を守る女神であるため、おっぱいを出やすくする秘蹟とか、望まない妊娠を避ける避妊の秘蹟とか、排卵を促す秘蹟とかもある。
エロ女神がよぉ! これは母乳プレイや無責任中出しや卵子集団レイプが捗りますねぇ!
地の文に擬音はアリ? ナシ?
-
全然アリ
-
エロだけでならアリ
-
擬音はアリだけど、今の擬音はちょっとぉ
-
何が何でもナシ、陳腐すぎ
-
エロだけでもナシ! 萎える!