幻想郷には桜が咲いていた
今の季節は春だし当たり前の事実だ
しかし、つい最近までは雪がかなりの量降ってきていたのだ
「春雪異変」
新聞ではそう書かれていた
亡霊の姫君が春を奪い、それを博麗の巫女が取り返した事
あの捏造が常套手段の新聞とは思えないほど機密にわかりやすく書いてあった
わざわざこの冥界まで運びに来てくれた白狼天狗を今、休ませているところである
冥界は基本誰でも来れるが、幽霊の気にでも当てられたのか
僕はそう思いながらもお粥を作っていた
しかし、横で従者がなぜか控えていた
「僕1人でも作れるから、妖夢はあの娘を見ていてくれないかな」
「こういう雑務は私がすべきです、変わってください」
「良いから、良いから」
「むぅ…」
少し頬を膨らませると彼女は天狗のところへと向かっていった
名前は魂魄妖夢。僕たちの従者だ
はっきり行って他の人に支えた方がいいと思えるほど真面目でいい子だ
ただ、まあ、僕にとっては少し複雑なのだけれど
最初の出会いが酷すぎたのがいけなかったかもしれない
僕にとって彼女の第一印象は辻斬りだった
ただひたすらにその刃から逃げ回ったのはよく覚えている
そして、何回も殺されたのも覚えている
首が折れたり、胸に刀が突き刺さったり
ロクな思い出はない気がする
だが、幽々子の夫になると彼女は変わった…
いや、いつも通りになったのだ
その目つきは可愛らしい物に変わった
冷淡そうな性格は真面目でおっちょこちょいな感じに
最初に出会った時とは大違いだ
「…はは」
乾いた笑いが出てしまう
と、思っていたらお粥が出来た
早めに病人に届けてあげようか
お盆にお粥の入った皿を乗せ、歩く
確か彼女がいるのはこっちだったような…
庭を少し見ながら歩いていると、声が聞こえ始めた
「―――」
「―――」
「おっと」
楽しげな会話が聞こえる
どうやら気がとても合ったようだ
主に将棋で勝てないやらなんやら語り合っている
邪魔はしたくないが、行くことにしよう
「やぁ、邪魔するよ」
「あ、雷煌様…」
「すみません、こんな体たらくで…」
「何も問題無いよ、ほら食べたまえ」
僕はゆったりと言い、お粥を渡す
彼女は嬉しそうに受け取り、食べる
「頂きます」
「おかわりは用意していないからね、そこだけよろしく」
雷煌はそういうとそこに正座する
畳の硬さが程よく足に伝わってくる
最初の頃はあまり慣れなかったが、今は特に問題も無い
幽々子や妖夢に凝ったら揉んでもらうのが日課になったくらい…
ともかく、気持ちのいいものだった
部屋に彼女がお粥を食べる音が響く
雷煌は断りもなく、言う
「それで、新聞を届けてきてくれてありがとうね」
「大丈夫ですよ、少し寒いくらいで」
「幽霊達は冷気を振り撒くからね
でも地上は暖かいだろう?」
「そうですね、春が戻ってきたので」
そこで、妖夢が口を開いた
「雷煌様、確か異変後には宴会を開くとの事です」
「ふむ、誰からかな?」
「紫様です」
彼女、か
過去で会った事もあるスキマ妖怪
幽々子とは旧友の様でかなり楽しそうに会話をしていた
意味も無い言葉遊びを幽々子として、妖夢を困らせていた
雷煌もよく分からない言葉を使われて困っている
元はと言えば外の人間、人を止めたとはいえ年は浅い
それで弄られる事もよくあるものだ
「私は帰ります、仕事が多いので」
「体調が心配だけど…途中で野垂れ死ぬ事が無いようにね」
彼女は名前を言う事も無く、冥界から出て行った
行き場所は妖怪の山という所だろう
僕はよく知らないが、今から知ることになるのだろうか
既に冷たくなった体で、そう思った
〇
「よっしゃー!騒げ騒げーっ!」
「煩いわよ魔理沙」
博麗神社に呼ばれ、宴会に参加した
幻想郷での宴会はこんなに五月蝿いのか
僕は五月蝿いのはあまり好きでは無い
こういうお祭り騒ぎは遠くから見るのに限るのだ
賽銭箱の後ろの木階段、そこに僕は座っていた
そこで時たま盃を呷る
「寂しくないの?」
「君が居れば寂しくないさ」
隣に幽々子が座る
自然な、ふわりとした動きだった
やっぱり良い嫁だ、彼女と会えたのは幸運だったかもしれない
「皆と騒ぐの、嫌いだったわね」
「はは、白玉楼で静かに飲むが1番いいのさ」
ふと、空を見上げた
青黒い空に星がポツポツと煌めき、満月が妖々しく光る
それは酒のツマミにちょうど良いものだった
白玉楼の月も同じようなものだが、こういうのも悪くない
「ただまぁ、こういうのも悪くない」
僕はポツリと呟いた
幽々子は目を細めて笑う
「でも、一人酒でしょ?」
「誘われればその限りじゃ無いけど…大人数は嫌かな」
「此処の人が集まれば、騒ぐに決まってるわ、皆元気だもの」
「元気過ぎるのもどうだか」
若い者達が騒ぐのを見るのは酒のツマミに良い
だが、それに混ざるのは少し嫌なのだ
人間だった頃の学校生活、それを思い出してしまうようで
あの頃は基本として一人、他人とは殆ど関わらなかった
こうして、目を閉じたら――
ふと、唇に暖かく、柔らかい物が一瞬当たった
目を開けると、幽々子の顔が目の前に合った
その暖かい息が濡れた唇に途切れ途切れ当たる
鼻息が少し、荒い気がした
「こんな所でするもんじゃないよ」
「うふふ、貴方の目を閉じた顔、可愛かったもの」
それを聞いて、少し頬が緩む
こうして、笑い会うのもいい物だ
そう思って視線を前に向けると―――
「「「「「「…」」」」」」
ほぼ全員が硬直してこちらを見ていた
ある者は茶碗を落とし、あるものは肉を口に突っ込んだまま
どいつもこいつも酷い顔で、とても滑稽だった
「どうかしたかな、君達は」
「本当に、どうしたのかしら、ね?旦那様」
「僕には分からないかなぁ」
からからと笑い、酒を飲む
少し、頬が暖かい
それに体も少し火照ってきてしまった
うんうんと唸ってしまう
「…ま、いいや」
また盃を傾ける
その中身が全て、僕に入ると同時に宴会は音を取り戻した
それこそ、とても煩くて、僕と幽々子にギャーギャー群がってきた
「ちょっと!神社って神聖なのよ!」
「こ、ここここでそれは不潔なんだぜぜぜぜ!」
「青いねぇ、青いねぇ…けけけ」
「私もお嬢様としたいのに…目の前でそんな…」
「うわぁラブラブねぇ…ちょっと咲夜どういうことよ」
「これはすくくく、すくーぷですよ!すくーぷ!」
「あらそう」
そしてまた軽く、キスをする
またしても硬直
ギャーギャー騒いでいる輩がピタリと止むのは少し面白い
「アンタらーッ!おちょくってんのか!ぶっ飛ばすぞ!」
「霊夢!言葉がただのヤンキーになってるぜ!」
「いいわよ、やれるもんならやってみなさい!」
「あんたも買うな!」
「頑張れー」
「あんたは応援すんな!」
幽々子がふわりと飛び、博麗巫女と向き合った
何が悪いか分からないが、何か悪いことをしたような気がする
それでも、口に出たのは
「ま、いいか」
そんな、楽観的で、投げやりな言葉だけであった
〇
あれから、白玉楼に戻った
野次をのらりくらりと躱して、酒を飲んだ
幽々子と霊夢とかいう巫女の弾幕ごっこは良いツマミだった
それで、少し腹が脹れた
亡霊になってからというもの腹が減りやすい気がする
直ぐに腹が減り、その上胃袋の貯蔵量も凄まじい
そのうち、幽々子と同じくらい食べれそうだ
そして、その幽々子はというと―――
「ぐちゅ、れろ、じゅる…はむはむ…」
僕の肉棒をその白い豊胸で包み込み、その僅かに出た先端を咥えこんでいた
その舌がヒダに沿って這っていき、先端をちゅるるると吸われる
こんなことを思っている間にも、劣情がむくむくと大きくなる
「じゅぞぞっ…ぐちゅ、ずぼぼぼ…ぢゅぷぶ…ぷふっ…」
ぐちゅり、ぐちゅりと胸が動いた
口から少し喘ぎ声が漏れ出てしまう
「むふふ…れろ、んじゅ、かぷ…どうじにやられぇるの、ぷはっ…気持ちいいでしょ…」
ハリのある、柔らかい胸がにゅるんにゅるんと動き始める
それは大きさに見合わずトロトロに柔らかく、理性が吹っ飛びそうだ
ピクビクと腰が痙攣する
幽々子の口端から、半透明の液が流れる
それは少なくなく、首を伝い、谷間に入ってく
胸から出る水音が更に大きくなる
口からひうぅ…と情けない声が出てしまう
「気持ちいい、気持ちいい…はむ、ぐじゅる、じゅるるるるッ!ずすずずッ!んんん…れろ、はふはふ…」
柔らかい舌が亀頭を包み、撫で回す
裂け目で一瞬一瞬当たり、快感が背筋を駆け回る
さらにヒダをくすぐり、その上で胸がパチュンパチュンと水音を立てる
幽々子が肉棒を弄り回しながら上目遣いでこちらを見る
「でふ?でふぁう?おちんぽ、おおきくなっふぇきたわあ…」
パチュパチュと彼女の興奮に合わせ、胸のピストンスピードが上がっていく
ヒダに胸の弾力が擦れ、ビクビクッと快感を体中に伝えていく
喘ぎ声がどんどん大きくなる
「ぷふ…れー…」
胸の動きをそのままに、亀頭から口を離し、舌を垂らす
その先端から半透明の涎が線を引きながら肉棒の先端に落ちる
それは胸の谷間に吸い込まれていく
「もう、出るでしょう…?出しちゃいましょ、白くて濃い、精液を」
はむ、と肉棒を咥え込む
生暖かい口内と巧みな舌使いは自分に確実な快感をもたらして行く
腰が、抜けしてまいそうだ
「じゅるるるるる!ぢゅる、ぢゅぷぶぷぷ!」
そんな快感に、肉棒が耐えれるはずもなく
肉棒から欲望の権化である白濁とした精子が放出される
自分でも分かるほど、粘っこい
「んんんッ――!ずゅるるるる!ちゅぷ、ぢゅぶぷぷぷ!ごくっ、ぷはっ――、はむ、ぐちゅ、ずずずず!」
幽々子は吐き出された精液を丹念に飲む
一滴もも逃さまいと吸い上げ、更に快感を刻む
とはいえ、その量も量だ
彼女に入り切らなくなった精液が口端から漏れ出る
タラタラと遅くないスピードでドロドロとした精液が出てくる
それもまた、興奮を誘う
妖艶な顔に白濁とした精液がかかっている
もう、限界だ
己の理性は己の欲に簡単に蹴散らされる
自分は気付けば彼女を押し倒していた
服ははだけ、秘所と胸は丸出しだった
特に股間のそれは桜模様と香りを発し、蠢いている
花は既に蕾から開花し、欲望を受け止めるのを今か今かと待っている
「我慢できなくなった?良いわよ、来て…私の中に、来て」
彼女はニコリと笑い、自分は欲望に従い彼女に肉棒を突き立てた
処女膜なんぞとうの昔に突き破っているため、抵抗は無かった
そもそも唾液と精液により、滑るように入っていく
「全部…入ったぁ…」
全て咥え込んだ瞬間、腟内がキュンキュンと締めこんでくる
挿入した瞬間から快感はMAXであり、常に射精してしまいそうだ
「動いて…いいわっ…ん、くっ…」
自分は幽々子の言葉に頷き、機動する
腰をパンパンとリズミカルに振る
背中に回された腕の力がどんどん強くなる
それは自分と幽々子が密着していっている証拠でもあった
「んわ…じゅ…んん…」
口と口がふれあい、舌が伸びる
触れ合いからそれは貪り合いに変わり、涎を体に滴らせる
「私…んん…♡幸せ…んあっ…ああん…!」
彼女は微笑みながら、快感に身を任せていた
自分も迫り切る快感に押しつぶされそうで、押しつぶされそうで…
「出る…?出して…出して、私、欲しいの…いっぱい、貴方のあったかーい濃厚精液が…」
瞬間、腰振りの速度が跳ね上がる
幽々子の腟内はさらにドロドロに蠢き、ヒダで全体を舐める
さらにそれが弱い所を重点的に突いてきて、先から精液が漏れる
幽々子も、絶頂寸前だったようだ
「…ンンンッッッーーー!」
体を海老反りに、口の端から涎をダラダラに垂らす
ビクビクと痙攣している体をよそに、自分のソレは欲望を吐き出した
ドピュ!どくどく!グチュル!!
「あああ…♡…イってるのに…中にあったかいのが…」
射精は全然止まらず、勢いが止まらない
幽々子の膣からねっとりとした精液が零れ始めた時、ようやく収まった
自分は優しく、彼女を抱きしめる
「…凄かったわ、貴方の」
こんな運動をすると、疲れが蓄積される
そもそも、ここは敷いた布団の上で…
射精の余韻と、ふかふかのお布団は眠るのには十分過ぎた
幽々子の頭の横に自分の頭を置き、体をダランとさせる
彼女は特に拒否することも無く頭に手を置いて――
「…ふふ、おやすみなさい、旦那様」
ちゅ、と優しくキスされた音が耳に響いた
未来を変える程度の能力
文字通り使い方次第では未来を自由自在に変えることができる
ただし、目標が決まっていないと中途半端になるという欠点がある
死ぬと僕が未来が変わればと強く祈ったから死ぬ間際に戻った
この時絶対に逃さないという幽々子の気持ちが魂の一部から発生したので
それと僕の気持ちが混ざり何度も首ポキをされた
上記の通り、詰みです
そもそも幽々子とあった時点で詰んでいました