イオとミサトが催眠で貴族のクソガキに中出しされる話 作:猪熊夜離
季節が春から初夏へと移り変わってゆく快晴の空の下で、女が人を待っていた。凹凸が激しい身体のラインにぴたりと貼り付いた露出過多の衣装が目を引く。たわわに実った胸の谷間は惜しげもなく晒し、むっちりとした太もももほとんど隠せていない。申し訳程度に履いたスカートはハイレグ衣装の股間部分を覆っているが、その頼りなさは衣服というよりも取りあえずおまんこを隠すために巻かれた布といった風情であり、かえって男の捲りたい、中を覗きたい視線を秘部へと吸い寄せていた。
全身からスケベな雌のフェロモンを発する女の名前はイオ。ルーセント学院で教鞭を執る新米教師である。いわゆる聖職者。嘘つけ。そのドスケベな肉体で男を搾り取る生殖者が本業だろうと言われそうだが、イオという女性は女子校育ちで、恋に恋する期間を過ごすうちに異性への理想だけが膨らんだ二十三歳
「あらあら、お待たせしてしまいましたね~」
待ち合わせ場所に立つイオへ話しかけてくる女性がいた。シスター服に身を包み、三つ編みにした長い髪を腰に垂らしている彼女は、エルフの森で保育士を務めるミサトだ。おっとりした話し方と母性溢れる言動が特徴の女性であるが、首から下はイオに勝るとも劣らないスケベボディで、いまも歩くたびに揺れる巨乳に道行く男たちの視線が注がれている。腰横まで入れられたスリットから覗く太ももが彼らの欲望を加速させた。
「私も、さっき来たばかりなので、ほとんど同時ですよ」
「それならよかったです。それじゃあ行きましょうか」
はい、と頷いてイオはミサトと並んで歩き出す。ランドソルでも指折りの美人ナイスバディコンビは人目を引いたが、彼女たちは不埒な視線を気にする余裕もなく、今日これから起きることについて話し合った。
彼女たちが向かうのは貴族のお屋敷だ。そこにはタカヒロという少年がいて、イオとミサトの個人授業を受けることになっている。二人は今年の春から週一でタカヒロの家庭教師を務めてきた。
タカヒロは貴族家の一人息子で跡取りだが、勉強の出来は壊滅的で、このままでは留年の危機と囁かれている。お世辞にも学業優秀な生徒が集まってるとは言えないルーセント学院で落第の瀬戸際にあるのだ。
嫡男が留年など家の恥と考えた当主は家庭教師を雇うことにした。本来は落ちこぼれ生徒の立て直し実績がある、プロの家庭教師を雇うつもりだったようだが、タカヒロたっての希望でイオが指名された。彼の家から多額の寄付を受け取っている学院は断れず、イオが家庭教師を務めることになった。
生徒と教師のマンツーマン授業で落ちこぼれ生徒を卒業させる。学園物の漫画に憧れていた新米教師のイオは、このシチュエーションに胸躍らせるものがあった。自分が憧れてきた物語そのものではないか。だが彼女にも誤算はあった。
まず、タカヒロ本人に勉強への意欲がなかった。成績が向上せずとも、いざとなれば家の力で卒業ラインに捻じ込んでもらえると期待しているのか、自分の成績を重く受け止めていなかった。
そして、タカヒロの授業はイオとのマンツーマンではなく、ミサトも同席した。
「学院の教師である私は分かりますけど、どうして保母さんのミサト先生まで?」
当然の疑問を口にしたイオに学院長は、タカヒロがとんでもない癇癪持ちで暴れ出すと手がつけられないこと、それで学院でもたびたび授業を妨害していたこと、子供を落ち着かせることに長けたミサト先生に彼の機嫌を取ってもらいたいことを説明した。
それは過保護に過ぎるのではないか、いくらなんでも幼児扱いはと思うのだが、そこでイオは一人の少年をありありと思い浮かべてしまう。
彼の場合は記憶喪失だから仕方ないわよね。タカヒロと同年代でありながら、記憶を失ったため幼児に退行し、ミサトに保育園の子供たちと同じ扱いを受けている少年。彼のことを考えながら歩いていたからだろうか。貴族屋敷へ行く道すがら問題の少年に出くわした。
「あらあら、偶然ね。ユウキくんは今日もアルバイトかしら」
最初に気づいて声を掛けたのはミサトだった。彼は立ち止まって二人の姿を目に映すとこちらへ近づいてくる。その顔にはいつもと変わらぬ無邪気に笑みが浮かんでいた。
「私たち? いまから生徒の特別授業なの」
答えると彼は「イオちゃん頑張って」と励ましてくれる。何気ない一言だけでイオの胸は高鳴った。ユウキの言動には嫌味や下心がない。幼児退行してしまったせいかもしれないが、彼には一切の欲がないのだ。
それに対してタカヒロが自分たちに向けてくる視線のいやらしさといったら。家庭教師で訪問するたびエッチな視線が身体を舐め回す。
「イオ先生もミサト先生もおっぱい大きいね。どっちが大きいか触って比べてもいいかな」
いつだったか出し抜けに言われてイオは反応に困ってしまった。ミサトのほうを見ると、彼女も平時と変わらぬ穏やかな笑みを浮かべているが、なんと答えたらよいものか困っていた。
男に対する願望が膨らんで処女をこじらせ始めているイオは、タカヒロの言動に苦手意識を持っており、学院長の命令でなければ家庭教師は辞退したいのが本音だった。
もし個人授業の生徒がタカヒロくんではなく、ユウキくんだったら、こんなに気が重くはならないんでしょうね。そこまで考えてイオは、そんなこと考えたらダメよと自分を叱る。私は教師なんだから、生徒を贔屓するようなこと考えるのはよくないわ。いまはタカヒロくんを卒業させることに集中しなきゃ。
イオとミサトは、ユウキと別れてタカヒロの家を目指した。