※この作品はR-18です。

2人きりの結婚式~Tears’ Night~   作:星谷詩羽

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セリア先生大勝利なお話し。

※そこはかとなくえっちです。


私の願い

繊細なレースとフリルをあしらったカーテンから覗くのは全て白で統一された枕やシーツだった。

 

いつか、と漠然とした憧れ、不安、夢を抱いてきたが、やはりその相手が『愛する人』ではないという変えようもない事実だけは自分の心を酷く打ち付けていた。

 

もうすぐあの扉を開けて入ってくる男に私は抱かれる。

 

 

そしてそれはこれから何度も幾度となく繰り返されるのだろう。

 

 

 

この身が朽ち果てるまで__

 

 

 

……ギィィ。

 

 

 

 

分厚い装飾扉が開く重い音がした。

 

 

 

もし、今入ってくるのが彼だったら、愛しくて仕方がなかった彼だったらどんなにいいだろう。

 

 

 

「やあセリア、素敵な夜にしようじゃないか」

 

 

 

セリアは潤ませた瞳を隠すように静かに穏やかに微笑んだ。

 

 

 

誰のためにもきっとこれで良かったんだよね、

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

シャルル・アルボーの不躾な手先が無遠慮に全身を撫で回す。

 

はあはあと荒く熱の籠った吐息とねっとりとした甘い囁きに背筋が凍るような恐怖心を抱かずにはいられなかった。

 

「セリア、緊張しているのかい?はあ、可愛いなあ……っ」

 

興奮し頬を赤らめながら締りのない顔で囁かれる。

 

この男が熱を持っていくのとは反比例して自分の体が冷え切ってくるのが分かった。先程から小さな痙攣が止まらなくかたかたと手が震えていた。

 

「寒いのかい?すぐに熱くしてあげるさ」

 

シャルルは言いながらセリアが身につけていた心もとない薄い下着に手をかけゆっくりと秘部に指を這わせようとした。

 

 

……いやっっ

 

 

本当は誰にも触れられたくなんてない。

身体に触れて欲しいと思ってしまうのはただ1人だけなのに。

 

 

 

 

「ああ、セリア、俺のセ……っ?!」

 

 

 

目をぎゅっと瞑ってシャルルの動きを耐えていたセリアは急に手の止まったことに違和感を覚え恐る恐る目を開いた。

 

「……きゃっ?!」

 

 

ドサッ

 

 

その瞬間シャルルの覆い被さるように上乗りになっていた身体がベッド下に落下した。

 

セリアは体を起こし周りを確認する。

 

薄暗い部屋に人気はない。たださっきから妙に甘いお香のような香りが広がっていた。

 

咄嗟に逃げなければと頭が働くが身体が上手く動かせない。

徐々に薄れていく視界と意識の中でセリアは小さく呟いた。

 

 

……たすけて、リ…オ……。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

ふわふわと身体が浮いているような感覚がした。

夢でも見ているのかと思ったが振動や鼓動、伝わってくる人の温もりは妙に鮮烈に感じとれた。

 

懐かしさを覚える体温にセリアは安心感を覚えゆっくりと再び目を閉じた。

 

 

もう一度目を覚ましたとき見知らぬベッドに寝かされていた。

さっきまで自分とシャルルがいたあの白で統一された寝具の上ではなくモノトーンカラーで小綺麗にまとまった寝室のベッドだった。

 

朧気な記憶を呼び覚まし思い出す。

 

そうだ、私はもうすこしであの人と……。

それで急に意識が飛んでしまって、私はどうなったのかしら

 

 

ゆっくりと身体を起こすと身につけていたはずのネグリジェではなくもこもことした肌触りのいいワンピースに変わっていることに気付く。

 

「ここは……?」

 

 

 

「起きた?」

 

「あなたは……?」

 

「私はアイシア」

 

 

カチャ

 

 

と静かに扉を開けて入って来たのは薄桃色の長い髪を靡かせ作り物のように綺麗な顔立ちをした女の子だった。

 

「ハルト、呼んでくるね」

 

淡々と話す彼女はまた静かに扉を開けて出ていってしまった。

 

ハルト、ってまさか

 

この名前を私は知っている。

大事に何度も何度も繰り返し読み返していた手紙の送り主の名前だ。

 

大事な教え子の偽名――

 

 

「先生、お久しぶりです」

 

そこには会いたくて胸が痛くなるほど焦がれていた、望まぬ結婚を迫られてようやく自分の気持ちに気付いた想い人。

 

……もう二度と会えないと思っていたのに。

 

「セリア先生……?」

 

自然と涙が溢れて止めることが出来なかった。

嬉しさと安堵と愛おしさと後悔と色々な感情が入り交じり抑えることが出来ない。

 

 

「り、リオっ。リオなのね……っ」

 

泣きじゃくりながらリオの胸に飛び込んでいた。

 

リオは震える身体を優しく抱きしめとんとんと背中を叩いた。

 

「遅くなって本当にすみません」

 

リオの胸元から顔を上げ、セリアはふるふると小さく首を横に振った。

 

「ずっと、ずっと会いたかったの。リオ」

 

 

「俺もです。セリア先生」

 

 

 


 

 

 

 

「んっ……あっ」

 

 

ギシっとベッドが動く度小さく軋む。

まだ夜も明けきらない薄暗い室内で静かに激しく初夜を迎えていた。

 

 

「2人は一緒に寝るべき」

 

「「へっ?!」」

 

セリアの心も落ち着き、夕食と入浴を済ませた3人は寝室に向かっていた。

アイシアとセリアが一緒の部屋で、と声をかけようとしたらアイシアが間髪入れずにそんなことを言い放った。

 

「久しぶりなんだから一緒にいるべき」

 

「そ、そ、そうだけれど、ね、ああアイシアちゃんっ」

 

セリアは逆上せているように顔を紅潮させ焦っていた。

 

「そうだよ、アイシア。先生だって疲れてるんだから……。」

 

「……?一緒に寝るだけじゃないの?」

 

アイシアの純新無垢な瞳に何も返すことが出来なかった。

 

 

ベッドの端と端に寝転がりお互い背を向けて布団を被る。

 

身体がくっついている訳ではないのにどきどきと鼓動が鳴り止まない。

 

「お、おやすみなさい、リオ」

 

「おやすみなさい、先生」

 

 

こんなに意識しあっている状況でお互いに寝られるわけが無かった。

 

 

セリアは意を決してリオに向き直り小さく囁いた。

 

「ねえ、リオ」

 

「はい」

 

「手、繋いでもいい……?」

 

「……うっえ?!は、はい」

 

 

セリアの問いかけに情けない返事をし、リオはセリアに少し近づく。

セリアの小さくてか細い手に自分の指を重ねた。

 

「ふふ」

 

「どうしました?」

 

「ううん。ただまだ信じられなくて……。さっきまで私絶望しか無かったの。怖くて怖くて、逃げ出したかったの。でも耐えなきゃって」

 

「……。」

 

リオは繋いだ手の力を少し強めた。

 

「今こんな風にリオと手を繋いでいるなんて夢みたいで、それで、えっとね……へへ、おかしいな」

 

セリアはリオの手を離し起き上がって顔を覆った。

 

小刻みに震える彼女を見てリオはほとんど無意識でその華奢な身体を抱きしめていた。

 

「大丈夫です。夢じゃありません。俺はここにいます」

 

「うん、うん。リオ」

 

リオはセリアが苦しくないよう加減をし、けれど力いっぱい抱きしめた。

 

「ねえ、リオ……。私に触れてほしいの」

 

 

その意味を問い返すほど自分は子どもでは無かった。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

抱きしめ合っている身体を少しだけ離し、リオはセリアの涙で濡れた頬に触れた。

ビクッと反応した彼女の手をもう片方の手で握り耳元で囁く。

 

嫌だったら言ってくださいね。

 

無言で頷く彼女は涙できらきらと光る睫毛の影を落とした宝石のような瞳を潤ませて僅かに微笑む。

そして頬に触れる彼の手をとり手のひらに小さく口付けて呟く。

 

「私はリオがいいの。リオでなきゃ嫌なの」

 

 

目を瞑り、引き寄せ合うように口付けをした。

子どもの遊びのように幼稚なキスだが、唇から伝わる熱をお互いに感じ取り自然ともう一度、もう一度と重ねた。

 

啄むようなキスからだんだんと深く長いキスになり舌を絡めるようになるとお互いに息が上がってくる。

時々目を開けるとふふっと笑い、少しの緊張と照れの入り交じった経験したことのない時間を過ごしている。

 

セリアの後頭部に手を回しゆっくりとベッドに押し倒す。

リオを見上げながらセリアは頬を紅くする。

 

リオもつられて顔を火照らせ、それを隠すように彼女の首元にキスをした。

 

「……ふっあっ」

 

セリアからか細い吐息が漏れる。決して痛くないよう傷つけないよう優しく宝物を扱うように身体に触れる。

 

「んひゃあっ」

 

脇の当たりに触れると驚いたような声を出した。

 

「痛かったですか?」

 

「ううん、くすぐったかったの。あとリオの手が冷たくてちょっとびっくりしちゃった」

 

「すみません、俺何故か手だけ冷たくて、あっためてきます」

 

恥ずかしそうにセリアから離れようとすると彼女はリオの服の裾を掴んで引き止めた。

 

「嫌じゃないの。身体熱いから気持ちいいの……。」

 

そう囁く彼女の身体は見えるところは薄桃色に染まりまるで桜が咲くように火照っていた。

 

((不思議ね、あの人に触られた時はどんどん冷たくなっていったのに、今は熱くて仕方がないわ))

 

「分かりました。」

 

リオはそんなセリアの女性的な色香に改めて熱情を抱き少しだけ触れる手を荒くした。

 

ワンピースをたくし上げ脱がし身体中に口付けをした。鎖骨、脇腹、下腹部と下へ向い真っ白で絹のような肌触りの太ももやふくらはぎ、踝とちゅっちゅっと繰り返し、また上半身に戻り控えめだが形のいい乳房へ口付けた。

片手で優しく手のひらで弄び手の中で形を変える柔らかさに慄いた。

もう片方の乳房に口付けたあと桃色に突起したそこに口を付ける。

 

「んっ……ひゃあっ……んっ」

 

セリアから先程とは違う甘い声が漏れだし、その初めて聞く淫靡な反応はリオの下半身を直撃する破壊力があった。

 

その声と味を堪能するべくゆっくりと舐めとっていく。

優しく舐めたり少しだけ甘噛みをしたりとするたびにセリアは気持ちよさそうに身体をくねらせた。

 

胸を触っていた手をゆっくりと下に這わせ彼女の秘部に辿り着く。

 

 

優しく触れただけでそこが既に湿り気を帯びているのが分かった。

 

両サイドで結ばれているリボンを解き指で直接触れる。

 

「……んんっ!」

 

「先生、凄く濡れてますね」

 

「や……いわないで」

 

嬉しそうに口元を綻ばせリオはくちゅくちゅと音を立てて撫でていく。

 

「きゃっ……。ちょっとリオ、待って」

 

ひくひくと突起が大きくなるのを感じると手を離し彼女の内ももに手を入れて舌で直接秘部をなぞる。

 

「あっあっ……っんやっ」

 

甘い声はだんだんと高く鳥のように囀り始めた。

 

いくら舐めとっても溢れてくる蜜があるそこは入れてくれとばかりにひくついていた。

 

舐めながら指をゆっくりと入れると更に声を荒らげ快楽に浸るように腰を浮かせていた。

 

リオのもう片方の手はセリアと手を繋がれ、徐々に早くなっていく指と舌は今まで感じたことのないものが溢れて来そうだった。

その正体が絶頂だと気づき1人でいたしてしまうのに寂しさを感じた。

 

「り、りお、ちょっと待って」

 

リオの手を離し彼の頭に手を乗せた。

 

「わ、私もリオに気持ちよくなってほしい」

 

「……えっ」

 

 

セリアはなれない手つきでリオの服を脱がせた。

昔隠れて色々な本を読んだからなんとなくわかるわ

 

「私だってリオの先生なんだからっ」

 

彼女はリオのお腹まで反り上がった初めて見る熱杭を恐る恐る手にとる。

 

「せ、せんせいっ」

 

 

あまりの衝撃に言葉を失っている間に、セリアは硬く脈打つそれを確かめるように軽く握り込んで上下させた。

 

薄く粘膜に近い皮膚がふるふると動き、太い血管が肌を震わせるほどに脈打っているのが伝わってくる。

 

固まっている隙にと、顔を近づけそれをぱくりと口に含む。

 

 

「っ……!!」

 

彼女の肩を抑えて逃げようとするが彼女は拒むようにどんどんとリオを咥えこみ、舌先でそれを舐める。

拙い動きではあったが、口淫されているという衝撃に、悲鳴にも似た呻きを上げて、動きを止めた。

 

 

「だ、だめですせんせえっ」

 

「……いや?」

 

ちゅぱちゅぱと口の中で舐めまわされ、リオの腰が揺れる。

上目づかいに確認した顔が、焦りと快感で真っ赤になっているのが嬉しく、反応をみながら、舌を使い、必死で吸い上げてやれば、口の中で熱がどんどんと高まり硬くなっていく。

 

「セリアっっ」

 

余裕がなくなり、うっかり果てそうになったところで彼女の口元から抜け出した。

 

「全く……。どこで覚えたんですか」

 

「むかし本で……。」

 

はああと、深いため息を付き自分の中で何かがプツンと切れたのが分かった。

 

「これだけ煽られたら止めてなんかあげませんよ?」

 

 

耳元で囁くリオの熱を帯びた声にビクッと身体が反応した。

 

 

 







もう少し続きます。

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