「身体、大丈夫ですか?」
お互いに身に付けていた下着や服を適当に着てからまた布団に戻った。
先程とは違って2人はぴったりと密着し相手の身体を抱きしめるように触れている。
リオの腕の中でセリアは少し照れているようなでもとても嬉しそうに胸に顔を埋めていた。
リオはやはり無理をさせてしまったのではないかとセリアの身体を気遣う。シーツには少量の鮮血が残っていて、初めてで普通のことだと彼女は言うが絶対に痛い思いもさせてしまったことに罪悪感を覚えずにはいられなかった。
「そんな顔しないで。私、全然大丈夫よ?もう子どもじゃないんだから」
セリアは泣きそうな表情をしているリオを窘めるようにリオの頬に手を這わせた。
「もうっ」
と少し拗ねたように囁くとリオの頬にちゅっと口付けた。
「先生の言うことを聞きなさい。めっ」
人差し指をリオの唇に触れさせながらセリアから叱られた。
多分一生自分は彼女に敵わない。そんな気がした。
「はい、先生」
リオは苦笑しつつセリアを抱きしめる。
セリアもそれに従いリオの背中に手を回す。
また視線を交わし笑顔を向け会いつつおでこをくっつけた。
きゅっと恋人繋ぎのように指を絡め温もりを分かち合う。
ただそれだけで全ての柵から救ってくれた。
「大好きよリオ。おやすみなさい」
「おやすみなさいセリア。大好きです。」
少し長くゆっくりと口付けをした。
既に睡魔に侵され始めているというのにお互いに何度も口付けを求め合う。
そしてすうっと安心したかのようにセリアが眠りに入る。
腕の中で眠るセリアを見て髪を撫でつつリオはセリアの耳元で囁いた。
これから貴方が進む道の先に私がいられますように。
これから貴女が進む道の先に俺がいられますように。
2人のささやかな願いは夜の闇に静かに溶けて行った。
───────
カーテンの隙間から覗く朝日があまりにも眩しくて少々寝不足でも頭が覚醒するのは早かった。
セリアは昨日のことを思い出し腰と下半身に感じる痛みに下腹部がひゅっとなるような感覚があった。
昨日は遅くまで肌を合わせていたのだと思い出すだけで赤面してしまう。
ああ、私リオと……。
寝起きだというのに身体と顔が熱くて仕方がない。
隣で眠るリオの寝顔をまじまじとみて大きくなったんだなと感慨にふける。
「あ、……おはようございます」
眠そうな声でセリアに挨拶する。
「おはよ、リオ」
ゆっくりとこれからの話をしましょうね。
2人の未来を確かなものにするために。
お読みいただきありがとうございました。
セリア先生愛してます。