こんな感じでも飽きずに見ていただければ幸いです。
「「…んっ、ちゅっ。」」
今、俺の目の前では、恵ちゃんと佐藤さんがキスをしている。百合好きの人間が見れば興奮すること間違いなしだろう。
「いーち、にーい、さん!はい、いいよー!」
「や、やっぱり女の子同士でも照れるね…。」
「…私、初めてだったのに…。」
「ほら、次するよ!割り箸貸して!」
突如始まった王様ゲームは大盛り上がりとなった。始めは手を繋いだり、頭を撫でるだけで終わっていた命令だったが、次第に過激になっていった。しかし皆、ある程度の節度を守った範囲で命令を出していた。
そして先程、松下さんの『1番と3番がキス3秒』という命令で、その壁は消え去った。
少し嫌がっていた2人だったが、王様の命令は絶対なのだ。
「王様だーれだ!」
「はいはい!今度は私ね!」
ノリノリの松下さんに答えるのは佐藤さん。キスまでした彼女に、もう怖いものはない。
「じゃあねー、2番と3番がキス10秒!」
「え!?あ、あたし1番なんだけど…。」
「ってことは、神田くんと松下さん!?」
「…3番だね。」
「ふふ、よろしくね。神田くん。」
そう言って俺に近づいてくる松下さん。心なしか嬉しそうじゃないですか?
「ちょっと!幸也は私の彼氏なんだけど!」
「…私も本当は気が進まないけど、王様の命令だから…。」
ダウト!ノリノリだろお前!…まぁ、俺も可愛い子とキスできるからいいんだけど。
「そうそう!私だってキスしたんだから!彼氏だからとか無しだからね!」
「私だってその…、ファーストキスなんだから…。」
「…そ、それはそうかもだけど…。」
2人の勢いに抑え込まれる恵ちゃん。負けるなよ!
いつの間にか目の前まで来ていた松下さんは、両手を俺の頭の後ろに回していた。
「軽井沢さん、ごめんね…?…んっ。」
「んぐっ!」
恵ちゃんを見て謝った松下さんは、勢いよく俺の唇を奪った。あまりの大胆さに、見ている2人は呆気にとられている。そのせいか、キスが始まって10秒以上経過してもストップの声は掛からない。
「…んっ。ねぇ、もう10秒経ったよね?」
「…はっ!も、もう経ったよ!」
「あっ、数えるの忘れてた…。」
「ちゃんと数えてよ!…私だって恥ずかしいんだから。」
すごい。松下さんは将来女優になれるんじゃなかろうか。
「つ、次はあたしが王様になるんだから!」
「ふふ、じゃあみんな引いて。」
相変わらず仕切っているのは松下さん。全て彼女の計画通りなんだろうか。
「王様だーれだ!」
「やった!!あたしが王様だからね!」
王様を引いて喜ぶ恵ちゃん。可愛い。
「じゃあ1番と2番がー…、…お、大人のキス10秒…。」
「えっ!?お、大人のキスって…。」
言いながら照れる恵ちゃん。可愛い。ついでに照れる佐藤さんも可愛い。…でも何でお前が過激にしてるんだよ!かなりの確率で俺がしなきゃいけないのに!
「あっ!…わ、私1番だ…。」
「…俺が2番だね。」
「なーんだ、残念。」
おいおい松下さん。もう隠さなくなってない?それにしても、佐藤さんとキスか。大丈夫かな、この子。
「佐藤さん、嫌だったら本当にしなくてもいいよ?ただのゲームだし。」
「う、ううん!全然大丈夫だから!」
せっかく助けようとしたのに。まぁいいか。
「じゃあ…、ちゃんと数えてといてよ?…んっ。」
「あっ、…んっ。…ちゅっ、…ちゅるっ、…ちゅっ…」
俺は佐藤さんに肩に手を置き、キスをした。舌を侵入させると、彼女もそれを受け入れてくれた。
「…すごっ。」
「………はい!10秒経ったよ!早く離れて!」
恵ちゃんからストップが入る。君が言い出さなきゃキスしなくても良かったんだけどね。
「…んっ。あっ…。」
「佐藤さん、大丈夫?」
「だ、大丈夫!こんなの全然平気だよ!」
本当に大丈夫なんだろうか。かなり顔は赤いけど。まぁお酒のせいということにしておこう。
_______________________
その後、1時間ほどで王様ゲームは終了した。俺と佐藤さんのキスをきっかけに、そこからはキス祭りだった、もう、誰と何回キスしたか分からない。
みんな盛り上がっていた様子だったが、それなりに深夜になったことと、初めてのお酒に酔ってしまい、恵ちゃんと佐藤さんは床で寝てしまった。
「…2人とも寝ちゃったね。」
「俺もすごい眠たいよ。松下さんは大丈夫?」
「正直、もう寝ちゃいたいかも。」
「じゃあ、ベッド使っていいよ。俺は床で寝るから。」
「え?そんなの悪いよ。私が床で寝るよ?」
「いやいや、男の俺だけがベッド使うのもおかしいよ。」
「…じゃあさ、一緒に寝ちゃう?」
「え?そ、それは流石に…。恵ちゃんもいるし。」
「大丈夫だって!あの2人より先に起きちゃえばいいんだから。」
「そういうもんかなぁ。」
正直、俺もベッドで寝たいんだよなぁ。まぁ、恵ちゃんなら怒られてもなんとかなりそうだしいいか!
「じゃあそうしようか。」
「うん!寝よ寝よ!」
諦めた俺は、松下さんとベッドに横になった。
布団に入ってから5分ぐらい経った頃、ふと股間に違和感を感じた。完全に思いっきりモノを揉まれてる。
「…おい。」
「…ねぇ、さっきの続きしよ?」
「王様ゲームの?」
「うん。…キスの続き。」
「もう触られてるけど。」
「…ふふ、もう硬くなってるよ。」
あれ?そんなに触られてないはずなのに何で勃起してるんだ?まさかと思って時計を見ると、時刻は23時55分。
今日の射精は、朝した一之瀬さんとの1回のみ。俺の暴れん坊将軍はまだ満足していないのだ。こうなれば、松下さんに手で抜いてもらおう。
「…そのまま直接触ってよ。」
「うん…。」
一気にパンツの中まで手を入れた松下さんは、恐るおそるモノを握った。
「うわっ、熱い!」
「松下さんのせいなんだから、責任とってよ。」
「こ、こうでいいの?」
ぎこちない手つきで手を上下させ、こちらを伺っている。
「あぁ、そうそう、気持ちいいよ。」
「ホントに?…なんかヌメヌメしてきた。」
「松下さんの手が気持ちから。俺も触っていい?」
「…うん。触って。」
俺は松下さんのズボンに手を入れた。パンツの中央に指を当てて動かすと、そこは既に湿っていた。
「ひゃっ!…き、気持ちいい。」
「すごい濡れてる。もしかして期待してた?」
「だって…、あんなにキスしちゃったから…。」
というよりも、この会自体が松下さんの計画なのだろう。期待されているなら答えてあげないと。
「ああっ、そこっ!だめ、気持ちいいっ!」
俺はパンツの中に手を入れ、割れ目をなぞった。クリトリスを中心に触ると、松下さんは抑え気味に声を上げた。
そのまま1、2分擦ってやると、彼女には限界が来たようだ。
「あっ、だめっ、イッちゃう!あっ!イクッ!イクッ!!」
絶頂する瞬間、少し声が漏れていたが、2人が起きる様子はない。時刻は23時57分。
「ねぇ、舐めてよ。」
「ハァ、ハァ、…うん。」
松下さんは布団に潜り込んで、俺のパンツからモノを取り出した。
「うわぁ…、すごい形。」
「早く舐めてよ。」
「こ、こう?…レロッ、…ちゅぱっ。…変な味がする。」
モノを初めて見るのだろうか、松下さんは遠慮がちに亀頭を舐めた。なんかみんな味を教えてくれるんだね。
「もっとちゃんと咥えて欲しいな。…あ、歯は立てないでね。」
「なんかそれは聞いたことあるかも。…んっ、…ちゅばっ、…ちゅるっ、…ちゅぱっ。」
「あぁ、そうそう。上手だよ、松下さん。」
俺は慣れないフェラを一生懸命している彼女を褒めながら、頭を撫でる。一瞬こちらを見た彼女は、どこか嬉しそうだ。
「…ちゅばっ。何かちょっと楽しくなってきたかも。…んっ、ちゅばっ、じゅぼっ、じゅぷっ、じゅぼっ。」
「あぁ、気持ちいいよ。もうすぐイキそう。」
少し慣れてきたのか、そこそこ気持ちよくなってきた。まだ射精には程遠いが、時刻は23時59分。おそらく24時で射精してしまうだろう。
「じゅぼっ、じゅるっ、ちゅぱっ、…いっぱいだひていいよ。…ちゅばっ、じゅるっ、じゅぼっ。」
「そのまま…、あっ!…イクッ!!」
「じゅぼっ、じゅるっ、…んっ!!……んんーっ。」
俺は松下さんの口の中に射精した。時刻は24時ちょうど。やはりスキルは恐ろしいな。
「…ちゅぱっ、…んっ、…ごくんっ!…もう、出しすぎだよ!」
「の、飲んだの?出してもよかったのに。」
「せっかくの初めてだから飲んでみたくって…。」
「それで、感想は?」
「…まずい。」
「なんだそれ。」
ベッドの上で笑い合っていると、頭の中に声が響いた。
スキル:精液媚薬を獲得しました!
効果:精液を飲んだ相手が一定時間発情する
(獲得条件:5人の異性に精液を飲ませる)
スキルを獲得…?そんなシステムがあったのか!しかし、みんなよくゴックンできるなぁと感心したもんだ。
それにしても5人か。茶柱先生、一之瀬さん、恵ちゃん、松下さん。…あれ?4人しかいないぞ。え?急に怖くなってきた。
「ね、ねぇ?大丈夫?顔が真っ青だけど…?」
「…だ、大丈夫。ちょっとハメを外しすぎたみたい。もう寝ようか。」
「ちょっと飲み物だけもらうね。」
「あ、うん。冷蔵庫から適当に飲んで。」
「ありがと。…続きは今度しようね?」
精液を飲んだ口直しをしたかったのだろう。飲み物を取りに、松下さんは冷蔵庫へと向かった。今度続きしてくれるらしい。やったね。
それにしても、俺が知らないうちに精液を飲んでいる奴が存在している。なんとかして特定しなければ。
いろいろ考えていると、松下さんがベッドに戻ってきた。
「そろそろ寝ようか。」
「うん。…んっ。」
「…なにそれ?」
「おやすみのキスして?」
「…んっ。」
「…んっ。…ふふっ、好きだよ。」
「…ありがと。」
「おやすみ、神田くん。」
「おやすみ。」
明日しっかり考えよう。横で満足そうに寝る松下さんと抱き合うようにして、俺は眠りについた。