神田幸也。
きっと1年生で彼の名前を知らない生徒はいないと思う。芸能人かと思うような見た目に、入学試験では満点だったという噂まである。それに加え、入学当初からBクラスの一之瀬さんと親しく、美男美女カップルとしてすぐさま有名になった。
悔しいけど初めて会った時、私もこんな彼氏が欲しいと思ってしまった。どこまでも完璧な男、そんな印象だった。
そして今日、私の秘密を彼に知られてしまった。しかも、端末で動画まで撮られている。私が身を呈してとった強姦未遂の作戦も、全て無駄になってしまった。
私はそのまま、彼に空き教室まで連れてこられた。普段施錠されている教室のようで、彼はポケットから取り出した鍵を使って中に入った。
「…な、何でこんなところの鍵持ってるの?」
「櫛田さんが知る必要はないよ。…でも安心して。ここに監視カメラは無いから。」
当然、私の質問になんて答えてくれない。そしてご丁寧にカメラの情報まで教えてくれた。
ドアの鍵を掛けた彼は、私の方に向き直るとズボンのベルトを緩めだした。…あぁ、ホントにするんだね。
「ほら、早く舐めてよ。」
彼は躊躇なく男性器を取り出した。勃起していないソレは、元気なく地面に向いている。
「……ホントにするの?」
「しないならそれでもいいよ。明日から困るのは櫛田さんだけど。」
「………死ね。」
「俺を脅そうとしたのがいけないんだよ。素直に謝っておけば、穏便に済ませるつもりだったのにさ。」
私が知っている普段の彼なら、本当に見逃してくれたかも知れない。私が冤罪をかけようとしたことが相当頭にきているらしい。
「いまさら謝った所で許されないからね。さっきも言ったけど、俺は優しいから口だけで許してあげるよ。…とりあえず、このテスト期間中だけでいいや。」
「…その間だけでいいの?」
「約束する。このテスト期間中だけでいいから、俺に口で奉仕すること。無理矢理襲ったりしないし、テストが終わったら今回のことは水に流すよ。」
テストまで、あと約2週間。
高校3年間をこいつに脅されながら過ごすのではなく、その間だけ耐えれば元の生活に戻れるということ。私に選択肢は残されていない。
「…分かった。約束は守って。」
「…あ!また勉強会にあいつらを誘っといてよ。櫛田さんにしか頼めないからさ。」
「…来るか保証出来ないけど。」
「それでもいいよ。…じゃあ、そろそろ始めようか。」
「………。」
私は彼の前に跪いた。目の前には男性器がある。
…気持ち悪い。汚い。いっそのこと噛みちぎってやろうか。
「…やっぱりやめとく?」
中々フェラを始めない私に苛立ったのだろう、彼は声を掛けてくる。
「うるさい。黙ってて。」
「なんだ、怖気付いたのかと思ったよ。」
挑発しているつもりなのか、煽るように彼は言う。いつか絶対殺してやる。
私は諦めて、彼の男性器を握った。生まれて初めて触ったソレは、私の身体のどこにもない、ブニブニとした未知の感触だった。…気持ち悪い。
「そうそう。そのまま先の方を舐めて。」
「…んっ。」
顔を近づけると、独特な匂いがする。これも今まで嗅いだことのない匂い。言われるがまま、舌を出してチロチロと舐める。
「…そうそう。続けて。」
どうやら、これでいいらしい。握っていたソレは徐々に硬くなっていき、最初の倍ほどの大きさまで膨らんでいた。
「気持ちいいよ、櫛田さん。もう咥えていいよ。」
さっきから偉そうに指示しやがって。いつかホントに殺してやる。
「…んっ、…ちゅぱっ、…ちゅるっ、…ちゅぱっ。」
「あぁ、気持ちいいよ。」
初めて咥えたソレは、ちょっとしょっぱい味だった。咥えて刺激を与えることで、さらに大きく、硬くなった。
フェラを続けていると、彼が私の頭を撫で始めた。…いつか彼氏が出来たら、こんな風にする日が来るのだろうか。この男は最低だが、頭を撫でられるのは意外と悪くないかも知れない。
「おっぱい揉んでもいい?」
「…ちゅるっ、ちゅぽっ、ちゅぱっ。…触ってもいいから、とっとと出して。」
「じゃあ、お言葉に甘えて!」
そう言うと彼は、ブレザーの中に手を入れ、シャツの上から胸を揉み始めた。私は構わずフェラを続けた。
「うわっ、やっぱおっきいね。きっと学校中の男子がこうしたいって思ってるよ。」
「ちゅぱっ、ちゅばっ、…んっ、ちゅるっ、ちゅばっ。」
優しく愛撫する手つきに、思わず一瞬声が漏れてしまった。普段自慰をしない私にとって、慣れない胸への愛撫は刺激が強いのかも知れない。
気付かれていないことを祈りながら、私は誤魔化すようにフェラを続ける。
「ちゅぱっ、ちゅるっ、…んんっ!!ちょ、ちょっと!手入れないでよ!」
「いいじゃん。この方が俺も興奮するから。」
いつの間にかシャツのボタンが数個外されており、彼の手が中に侵入していた。ブラの中にまで侵入したその手は、私の乳首に刺激を与えた。
「やぁっ、あんっ!や、止めてってば!」
「櫛田さんもさっき感じてたでしょ?どうせなら一緒に気持ち良くなろうよ。」
こいつが聞き漏らすはずもなく、やはり私の声は聞かれていた。その間も、乳首への刺激は止まらない。
「ほら、いつまでも経ってもフェラが終わらないよ?」
「あんっ!だ、だめっ!…ち、乳首触られるとちゃんとフェラ出来ないから!…だから止めてっ!」
その時の私は、きっと少し涙目になっていたと思う。慣れない刺激とストレスに、限界が来ていたのかも知れない。
「…分かったよ。その代わり、ちょっと激しめに行くよ。」
そう言った彼は、両手を私の頭の上に置いた。
「…咥えて。」
「…んっ。……んんっ!!うごっ!ぐふっ!ぐぶっ!」
言われるがまま男性器を咥えると、ソレは容赦なく喉の奥まで突っ込まれる。そのまま止まることなく私の口は犯され続ける。
「く、櫛田さんの口マンコ気持ちいいよ!」
「うぐっ!ぐぼっ!ぐふっ!うごっ!」
もはや、悲鳴さえ上げることが出来ない。私は彼の太ももを叩いて、必死に抵抗する。強烈な吐き気を我慢するだけで精一杯で、もう何も考えられない。
「ああっ!櫛田さん、イクよ!……イクっ!!」
「うぐっ!ぶぐっ!んんっ!!」
限界を迎えた彼に、喉の奥に大量に射精された。直接喉に出された精子を、吐き出す間もなく飲み込まされてしまう。ただでさえ苦しかった呼吸は、一段と苦しくなった。
「けほっ!げほっ!…はぁ!はぁ!げほっ!…おぇっ!」
わずかに口の中で残って絡みつき、呼吸を邪魔する精子を必死に吐き出した。
すると、カシャッ、カシャッ、と端末のシャッター音が聞こえる。
「ちょ、ちょっと!撮らないで!!」
「…見てよこの顔。」
彼に端末で撮った写真を見せられる。そこには涙と鼻水、そして口からは精子の混ざった涎を垂らす、私の顔が収められていた。
「……いつか絶対殺してやる。」
「ごめんって。この写真は消しとくからさ。…はい、ハンカチと水。水は俺の飲みかけだけど。」
手渡された水を、私は躊躇いなく飲んだ。今更こいつとの間接キスなんてどうでもいい。喉に残った精子を、水で流し込んだ。
苦しかったけど、とりあえず乗り切ることができた。
「櫛田さんが落ち着いたら帰ろうか。明日の放課後もよろしくね。」
…明日。彼の口から発せられた言葉に、私に再び絶望感が込み上げる。こんなことを毎日続けないといけないなんて。
「…そんな顔しないでよ。もう今日みたいなのはしないから。」
「…次やったら噛みちぎってやるから。」
「ただ、今日みたいに精子を飲んで欲しいんだ。飲み物で流し込んでもいいからさ。」
「…何で?」
「まぁ、…性癖ってやつ?」
「きもっ。ホントに死んで欲しい。」
お互いに服装を正し、空き教室を後にした。
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空き教室を出た後、私はトイレに行って帰ると言ってすぐに彼と別れた。
理由は先ほどからの体の異変。彼との行為を終えてから、体が火照ってしまっている。
トイレの個室に入って下着を確認すると、淡いピンク色がぐっしょりと濡れて変色していた。今まで何度か1人で自慰をしたことはあったが、こんなに濡れたことなんてなかった。
フェラをしただけでこんなにも興奮してしまうものなのだろうか。
「…んっ。…あっ、きもちいっ。…んんっ。」
自然と手は秘所へ伸び、上からなぞっていた。
頭に浮かんでくるのは、殺してやりたいほど憎いあの男。さっきまでのあの光景が、頭から離れない。
あいつの男性器をここに挿れられたら、どんな感覚なんだろう。口の中にわずかに残った精子の匂いが、私をさらに興奮させていった。
気付けば秘所を直接指で擦り、必死で快楽を求めていた。
「…あんっ!…んっ!…はぁっ!…ああっ!イクッ!!」
絶頂と同時に、プシャッと、少量の愛液が吹き出す。高校に入学してから初めての自慰だったが、今まで愛液が噴き出たことなんて無かった。
…あんなやつに興奮させられるなんて信じられない。生理も近いし、今日はたまたまそういう日だったということにしよう。
自分の変化が受け入れられない私は、トイレを出て教室へ荷物を取りに向かった。
教室に着くと、当然もう誰もいなかった。荷物も私の物が置いてあるだけ。
…そういえば、あいつのハンカチをどうしようか。フェラの後、水と一緒に手渡されたハンカチ。あいつの精子が気持ち悪くて、必死で口を拭いた。
嫌がらせで、このまま机の中に入れておいてやろう。返さなくていいよって言われたけど、これぐらいの仕返しはしてやろう。
捨ててやるつもりでポケットに入れていたハンカチを取り出すと、ふとあいつとの行為を思い出してしまった。
先程の自慰で少し収まっていたけど、未だに体の火照りは残ったまま。それがまた温度を増し、下腹部が熱くなっていくのが分かった。
「…はぁっ、…こ、こんなの、…だめ、なのにっ!…んんっ!」
気がつくと私は、彼の机の角に秘所を当てて腰を振っていた。
…さっきより気持ちいい。きっと彼の机を犯しているというこの背徳感が、より感覚を狂わせているのかもしれない。そのまま必死で腰を振ら続けた。
「…ああっ!…いいっ!…あっ!…イクッ!イッちゃう!!」
プシャッと吹き出た愛液が、彼の机を濡らした。教室でこんなことをしてしまったという事実を、私は受け入れられなかった。
私は荷物を持って、逃げるように教室を後にした。
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翌日、私はなんとか遅刻せずに学校に行くことが出来た。あの後、寮に戻った後も体の火照りは収まらず、何度も自慰を繰り返してしまううちに、いつの間にか疲れて眠ってしまっていた。
放課後になると、今日も勉強会が開催された。昼休憩に私と平田くんで必死に説得して、何とか須藤くん達に参加してもらえることになった。
あいつは楽しそうに、軽井沢さん達に勉強を教えていた。こっちの気も知らないで。
そのまま今回の勉強会はスムーズに終わり、解散することになった。勉強会の途中、あいつから端末へメッセージがあった。
『昨日の教室の鍵を開けておくから、解散して少し経ってから来るように。』
その指示に従って、私は昨日の教室を訪れた。
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「ふぅ。ありがとう、櫛田さん。今日も気持ちよかったよ。ちゃんとゴックンもしてくれたみたいだし。」
「………。」
行為を終えると、あいつはそんなことを言ってきた。私は当然あいつなんて無視する。
「冷たいなぁ。…あっ!今日はちゃんとジュース買っといたから。はい。」
ジュースを受け取って、私は口の中を洗浄した。今日は約束通り、私がフェラをするだけで終わってくれた。胸も服の上から触られただけだった。
…それなのにどうしてこんなにも体が火照ってしまうんだろう。まるで物足りないと訴えてくるように、奥底から熱が込み上げてくる。
「なんかボーッとしてるけど大丈夫?」
「はぁ、はぁ、…うるさい。…黙ってて。」
「もしかしてフェラして興奮しちゃった?」
「…え?…そ、そんなわけないでしょ!」
「…図星でしょ?櫛田さん、嘘つくの下手だね。」
そう言って彼は私に近寄ってくる。私の手を掴み、空いた手が正面から私のスカートの中に侵入してくる。
「ちょ、ちょっと!止めてよ!……あっ!やっ!だめっ!あんっ!」
「うわっ…。ビショビショじゃん。…見てこれ。パンツの上から触っただけでこんなになってる。」
彼は私の顔の前に手を持ってきて、愛液が糸を引く様子を見せつけるように指を広げる。
「…そうか。昨日はトイレでオナニーしてたんでしょ?」
「ち、違う!」
「…本当に嘘つくの下手だね。今日は俺も手伝ってあげるよ。」
「や、やめっ!あっ!……な、中はっ!…んんっ!だめっ!」
再び彼の手がスカートの中に伸びる。そしてその手は下着の中にまで侵入していた。
…な、なにこれ!?自分で触るのと全然違うっ!こ、こんなのすぐにイッちゃう!!
「ああっ!だめだめっ!や、止めて!だめっ!……っ!…イッ…く!!」
絶頂と共に、ソコからは愛液が吹き出した。昨日よりも深い絶頂だったせいか、大量の愛液はからの手をぐっしょりと汚した。
「…すごい、大洪水だよ。袖までかかってる。」
「…はぁ…はぁ…はぁ。」
「まだ満足してないでしょ?ほら、こっちにお尻向けて。」
あまりの快感に頭の回らない私は、言われるがまま彼にお尻を向けた。
その途端、スカートの中に侵入した手が私の下着をずり下ろした。そして私の秘所に、熱い物体が押し当てられた。
「…えっ?…な、なにコレ?……っつ!ああっ!いたいっ!…う、嘘!挿れたの!?」
腰を掴まれ、そのまま一気に男性器を挿入された。とてつもない痛みが私の全身に駆け巡った。
「…あれ?…櫛田さんって処女だったの?」
「…あっ、…たり前でしょ…。早く抜いてっ!」
「いや、…もう挿れちゃったし最後までしようよ。」
「ふっ、ふざけんな!……あっ!う、動かないでっ!ああっ!だめっ!止めてっ!」
私の言うことになんて耳を貸さず、彼はゆっくりと腰を動かし始めた。挿れた時の痛みはまだ残っているけど、奥を突かれるたびに快感が溢れてくる。
「ああっ!ああっ!いやっ!止めてっ!やだっ!やだやだっ!」
「櫛田さんの中、気持ちいいよっ!」
更に突かれるたびに、痛みはどこかへ行ってしまった。残された快感だけが、私を支配していく。それでも、この男に処女を奪われて、気持ち良くなっている自分が許せない。
「いやっ!やだっ!ああっ!な、なんでっ!いやっ!」
「ああっ!櫛田さんもしっかり感じてるねっ!」
「か、感じてないっ!気持ち良くないからっ!抜いてっ!」
それでも、腰の動きはどんどん早まっていく。襲ってくる快感が、私を地の底へと引き摺り込んでいく。
…堕ちてしまう。この男に屈服させられてしまう。そう分かっていても、もう自分に嘘はつけなかった。
「ああっ!気持ちいっ!気持ちいいよぉ!はぁぅ!イッちゃう!もうイッちゃう!!」
「もう俺もイクよっ!中に出すからなっ!」
ラストスパートをかける彼の腰はより一層早く、強く打ち付けられた。
「あああっ!お、おかしくなるっ!おかしくなっちゃうっ!ああっ!イクッ!イクイクイクッ!!ああっ!!」
「ああっ!イクッ!!」
私の中に、熱い液体が注ぎ込まれる。その瞬間、何故か私の体が喜んでいるのが分かった。
心も、体も、もう彼がいないと生きていけないと理解した。
もう彼とセックスすることしか考えられない。もっと気持ち良くなりたい。恥もプライドも、そんなものどうでもいい。
「はぁ、はぁ、はぁ。……もっとぉ、もっとしてぇ。」
「はぁ、はぁ。…気絶するまでイかせてやる。」
彼はそのまま、再び腰を動かし始めた。
私が堕ちた地獄には、天国のような快感が待っていた。