「おはよー。」
翌日、教室に着いて既に登校していた綾小路と堀北さんに挨拶をした。いつも通りの光景だ。
「おはよう。」
「…お、おはよう。」
何となく歯切れの悪い堀北さん。好感度の高さと昨日のキスの件で、俺を意識しているのが伝わってくる。
「昨日は櫛田を説得できたか?」
「ああ、何とかね。須藤にもう一回参加してくれないか頼んでくれてるよ。」
須藤の席を見ると、洋介と櫛田さんが須藤と池を説得しているようだった。
「堀北も、次は上手くやれよ。」
「ええ、昨日はごめんなさい。」
いつものように反発されると思ったのだろうか、素直に謝罪された綾小路が驚いている。
「お前…、本物の堀北か?」
「…どう言う意味かしら?」
口喧嘩を始める2人。なんかいつも通りで安心した。
そうこうしているうちに、須藤達の説得が終わったようだ。
「洋介、どうだった?」
「須藤君達、なんとか参加してくれることになったよ。今日は僕も参加できそうだから頑張るよ。」
「そうか、助かるよ。櫛田さんもありがとう。」
一応後ろにいた櫛田さんにも声をかける。
「べ、別に全然大丈夫だから!」
顔を赤くした櫛田さんは逃げるように自分の席に戻って行った。いや、あからさま過ぎるだろ。
「…櫛田さんと何かあった?」
案の定、洋介も何かを感じ取ったようだ。
「…大したことじゃないから気にしないで。別に喧嘩した訳じゃないからさ。」
「そうか。ならあまり口は出さないでおくよ。」
「助かるよ。」
やっぱり洋介はいい男だな。イケメンで空気まで読めるなんて反則だ。
「軽井沢さんを泣かせないようにね?」
「…気をつけるよ。」
______________________
放課後になり、昨日同様に図書室で勉強会が始まった。
メンバーは基本的に同じだが、洋介が須藤のグループに加わった形だ。
「ねぇ幸也ー。ここ分かんないー。」
「どれ?…あー、これか。ここはさっきの公式を使って…。」
恵ちゃんが躓いた問題に目を向ける。
「…あ。幸也って指長いね!それにすごい綺麗!」
そう言って、教科書を指差す俺の手を握り、指を絡めてくる。手を褒められるのも、悪い気はしないもんだ。
「こら、遊ばずに勉強しないと。」
「ちょっとぐらい良いでしょ?最近遊びに行けてないし。」
確かにここ数日は勉強ばかりで恵ちゃんとは中々遊べていない。
「…ちょっと、軽井沢さん。真面目にやってもらえるかしら?」
俺達がイチャつく様子を見て、横から堀北さんの注意が入る。
「えー。ちょっとぐらい息抜きしようよー。」
「確かに。もう1時間以上勉強してるし、少し休憩にしようか。」
「…そうね。」
「洋介達にも言ってくるよ。」
俺は3人を残し、少し離れた机で勉強しているもう1グループに声をかけに行った。
「洋介。こっちは少し休憩にするけど、どうする?」
「…もうそんな時間か。こっちもキリのいいところまでいったら休憩にするよ。ありがとう。」
「じゃあ先に休憩しとくよ。」
俺はそう言い残し、図書室を出た。そのまま廊下を歩き、階段を登っていく。
そうしてたどり着いた先は、いつか櫛田さんが堀北さんの悪口を言っていた屋上前。少し待っていると、そこに堀北さんがやってきた。
事前にこの場所に来るようにメッセージを送っておいた。
「堀北さん、お疲れ様。」
「…ここなら大丈夫なの?」
「うん。カメラに映らないのは確認してるよ。ほとんど人も来ないから。」
俺も見つけたのは偶然だけど。ここなら廊下からも死角になって人がいるかもわからないことは確認している。
「そ、そう。…もうするの?」
「そうだね。あんまり遅くなると、みんなに怪しまれるかもしれないから。」
俺は横に並ぶ堀北さんの肩に手を回し、キスをしようと顔を覗き込む。
「ま、待ってくれるかしら。神田君、軽井沢さんと付き合ってるのよね?私とこんなことしてて大丈夫なの?」
え?今更それを言うのか。今の堀北さんの好感度なら、俺に惚れていてもおかしくはない。さっきの図書室での行動も、恵ちゃんに嫉妬していたのかもしれない。
いっそ打ち明けてしまった方が面白いかもしれない。
「それは…。……そうだね、堀北さんには話しておくよ。俺と恵ちゃんの関係。」
「…恋人ではないということ?」
そこから堀北さんに、偽の恋人関係であることを打ち明けた。驚いた様子の堀北さんだったが、恵ちゃんの過去を話すと納得したようだった。
「そうだったのね….。でも、私に話して良かったのかしら?」
「何というか…、堀北さんの前では嘘をつきたくなかったから。」
ごめんなさい、嘘です。キスしたいだけなんです。
「そ、それって…?……んんっ!…ちゅっ、…ちゅぱっ、…ちゅばっ、…ちゅっ。」
俺は何か言いたそうな堀北さんの唇を奪った。昨日よりも優しく舌を入れる。
「…ちゅるっ、…ちゅぱっ。…んっ、…ちゅぱっ、…ちゅるっ、…ちゅっ。」
昨日とは違い、堀北さんも少し舌を絡めてくれている。これは大きな進歩だ。
「…ちゅっ、…ちゅぱっ、…ちゅっ。…んっ。……はぁ、…はぁ。」
唇を離すと、盛り上がって自然と抱きしめる形になっていたことに気付いた。
「…ごめん。堀北さんが可愛すぎて我慢できなかった。」
「そ、それはいいけど…、その…、当たってるんだけど…。」
抱き寄せていた体を離すと、赤面した堀北さんは視線を下に落とす。そこには見事にテントを張った俺の股間があった。
「…ああ。ごめんね。キスで興奮しちゃって。」
「それは…、そのままでも平気なの?」
「今はちょっと窮屈だけどね。少ししたら元に戻るから心配ないよ。」
「そ、そうなのね…。ごめんなさい、あまりそういったことは詳しくないの。」
なんか、押せばいけるんではないだろうか。
「たしかに、堀北さんのキャラで詳しかったら俺もビックリするかもね。」
「…興味がない訳ではないのよ。あまり接しないようにしてきたという感じかしら。」
「へぇ。…じゃあ1人でしたこととかもないの?」
俺はニチャァという効果音がぴったりの笑みを浮かべながら質問をする。イケメンじゃなかったら確実に通報される案件である。
「……無いわね。」
はぐらかされると思ったが、意外にも答えてくれた。興味があるというのは本当なのか?これはいけるのでは…?
「じゃあさ、…俺の触ってみる?」
「…えっ?い、いきなり触るなんて…。」
「ズボンの上からでいいからさ。ほら。」
「あっ!」
俺は堀北さんの手を取り、強引に自分の股間へ押し当てた。少し抵抗はあったが、手のひらが股間に触れる。
そして感触を確かめているようにゆっくりと指で撫でた。
「…か、硬いのね。」
「堀北さんのせいでこうなったんだよ。」
思った以上にいい反応だ。もう少し踏み込んでみようか。
「…見てみる?」
「……そ、それは流石に。…どうなのかしら。」
きっといつもなら、殺すわよ。とか言ってくるはずだが、強い拒絶は見られない。
俺はズボンのベルトを外し、ズボンを下げてパンツ姿になる。その最中も、堀北さんは目を背けない。
「ほら、これが男性器だよ。」
俺はパンツからモノを出し、堀北さんに見せつける。完全に勃起したソレは、元気よく上を向いている。
「す、すごい形ね。教科書で見るのとは全然違うわ。」
「…流石にそんなにまじまじと見られると恥ずかしいよ。」
「ご、ごめんなさい。」
やはり堀北さんはむっつりスケベだったのか、飛び出したモノを観察するように眺めている。
「ほら、さっきみたいに触って。」
「あっ!」
先程のように堀北さんの手を取り、股間を触らせる。しかし先程とは違い、自然と握るように触った。
「あ、熱いのね。ここだけ別の生き物みたい…。」
「…そのまま擦ってみて。」
「…こうかしら。」
ぎこちない手つきで手を前後に動かす。手コキされるのも中々悪くない。
「…どうなの?」
俺の顔を見ながら、恐るおそる聞いてくる。
「すごい気持ちいいよ。もっと強く握っても大丈夫。」
「な、なんか出てきてるけど。」
「堀北さんの手が気持ちいい証拠だよ。」
「…そう。」
先端から溢れるカウパーに驚きながらも、変わらず手を動かしている。
「「………。」」
少しの沈黙の後、俺が顔を近づけると、堀北さんも察したように目を閉じる。そして俺たちは再びキスを始めた。
「…んっ。…ちゅぱっ、…ちゅっ、…ちゅるっ。」
いい調子だ。さっきキスした時よりも、積極的になっているように感じる。
よし、もう少し攻めてみるか。俺は唇を離して、頭を彼女の耳元へ動かした。そして、そのまま耳を甘噛みした。
「…ちゅっ、…ちゅぱっ。…はぁ、はぁ。………んんっ!あっ!…ちょっと!だ、だめっ!…んっ!」
普段の彼女からは想像できないような甘い声が漏れる。どうやら耳は性感帯のようだ。
「堀北さん、耳弱いんだね。」
「…はぁ、はぁ、はぁ。い、いきなりで驚いただけよ。」
ここまで来ても認めないか。相変わらずプライドが高いようだ。
「…俺もそろそろ限界なんだけど。」
「…限界?」
彼女の手でずっと擦られていた俺のモノは、もう爆発寸前だった。
「げ、限界って、どうしたらいいの!?」
「そのまま続けて!……っ!イクっ!!」
「きゃっ!…こ、これって。」
堀北さんの手の中で発射された俺の精液は、彼女の太もも辺りを目掛けて飛んでいった。その結果、彼女のスカートと黒のニーハイをしっかりと汚してしまった。
「………わざとかしら?」
「…ごめん。」
堀北さんはため息をつきながら、ポケットから取り出したハンカチで精液を拭き取り始めた。
制服を汚されたことに相当怒っているのか、そばにいるだけで不機嫌なのが伝わってくる。さっきまでのいい雰囲気が嘘のようだ。
「手伝うよ。」
俺もハンカチを取り出して、しゃがんで堀北さんの足に付いた精液を拭きとり始める。彼女はスカートに付いた精液を取ろうと、スカートの裾を掴み、少し持ち上げて拭き取っていた。
そうすると、しゃがんだ俺の目線からはスカートの中身がバッチリと見えてしまう。そこから見える薄い緑色のパンツの縦筋には、うっすらと水気を含んでいるような染みがある。
「…堀北さん、濡れてるよ。」
「…知ってるわ。汚した張本人が何を言っているのかしら。」
「いや、そうじゃなくて。こっち。」
「きゃっ!ど、どこ触ってるのっ!?…あっ!はぅ、んんっ、いやっ。」
俺はパンツにできた染みを指でなぞった。かなり敏感なのか、思った以上の反応が返ってくる。
「だ、だめっ、やめてっ、…あっ、はぁ、んっ、はぁ、はぁ。」
俺の手を押さえつけて抵抗していた堀北さん。俺はそれに負けないように、クリトリスをパンツ越しに刺激する。
必死に抵抗していた堀北さんだったが、次第に甘い声が漏れ始めた。そしてそれに比例するように、パンツにできた染みも拡がっていく。
そのまましばらくすると、腰から下が僅かに震えていることに気がついた。
「…もうイキそう?」
「わ、分からないっ!…あんっ、はぁ、…あっ、だめっ!あっ!ああっ!んんっ!!」
びくんっ、と堀北さんの体は大きく跳ね、腰から下はガクガクと痙攣していた。おそらくイッたのだろう。
怒られると思っていた俺だが、堀北さんは不思議そうな表情を浮かべていた。
「はぁ、はぁ、はぁ。な、何なのこれ…?」
…何だこの反応は?もしかすると本当にイッたことがなかったのかもしれない。
「堀北さん、本当に今まで1人で触ったりしなかったの?」
「そ、そんなところ普通触らないわよ!」
うーん、興味のない人はそんな感じなのだろうか?詳しくないにしても、高校生ぐらいなら普通してるんじゃないのか?
「……それより、誰がそんなところまで触っていいって言ったのかしら?」
「…いやー、堀北さんのパンツが見えて我慢できなくてさ。意外と可愛らしいの履いてるんだね!」
薄い緑色の生地に、正面には小さな赤いリボン。周りには白いレースがフリルのように付いている。100人が見たら100人が可愛いと答えること間違いなしだ。
「……っ!!このっ!!」ビターンッ!
「いったぁーっ!!」
顔を真っ赤にした堀北さんは、右手を振りかぶって俺の左頬をビンタした。そして痛がる俺を無視して、逃げるように去っていった。
「…はぁ。」
まぁ、いきなりアソコを触られてイカされたら怒るよな。ビンタですんで良かったと思っておこう。
すると、頭の中に声が響いた。
ヒロイン:堀北 鈴音の好感度が上昇しました!
(77 → 87)
スキル:超イケメンの効果により好感度ボーナス!
(87 → 92)
よし、かなり上がってるぞ!嫌がってる風ではあったけど、気持ちよさそうにしてたし、案外悪くなかったのかもしれないな。
さらに続けて、声が響いた。
スキル:ゴールドフィンガーを獲得しました!
効果:指から微弱な電流を発生させ、異性の感度を倍にする
(獲得条件:5人の異性を指で絶頂させる)
おお!なんかまたスキルが手に入ったぞ!これを使えば茶柱先生も手マンでイかせることができるかもしれないな。
この獲得条件からして、さっきの堀北さんはやっぱり絶頂していたようだ。おそらくこれまでに絶頂させたのは、堀北さん、櫛田さん、松下さん、恵ちゃん、一之瀬さんの5人。
…流石に手を出しすぎでは?刺されないように気をつけよう。
俺は頬の腫れが引くのを待って、図書室にもどった。