メルクーリヤと指揮官について知りたい方は『番外編 第八話 北方戦線異常ナシ』と『番外編 第十三話 情勢説明北方連合編 北方戦線異常アリ』をご覧下さいませ。
それに興味がないと言う方であれば、色々あってアズールレーンとレッドアクシズが戦争していて複数人の指揮官が存在する世界で、重桜と北方連合が距離を縮めつつあるお話であり、パーミャチ・メルクーリヤは既婚者の子持ちであるとだけ知っていればオッケーです。
パーミャチ・メルクーリヤの酷い初夜
氷点下を下回る冬の大地であっても人々の生活は変わらない。
ある者は暖炉の前で家族団らんを過ごし、またある者はまだ暗い早朝から農作業に励む。共産主義国家である北方連合では自由が個人の自由は制限されるといってもそれが戦時下では当たり前となった日常であり、それでも人々は懸命に厳しい大地と共存して生き延びている。
そんな国で二人の女性が向かい合って和やかな時間を過ごしていた。ここはペトロハバロフスク・カムチャッキー海軍基地。北方連合にとって人類種の敵セイレーンに対抗する為の基地であり、国内の航路がセイレーンによってズタズタにされた北方連合で特に危険だとされるシベリア戦線を支える為の最後の砦ともいえる基地である。
「よしよーし♪本当に可愛いなぁ……目元なんてメルクーリヤそっくりだ」
「ふふーん♪そうでしょ三笠!可愛いクーちゃんとカッコいいダーリンとの愛の結晶なんだから当然よ!」
赤ん坊を抱っこした低身長で子供の様な体型ながらも発育の良い女性の名前はパーミャチ・メルクーリヤ。北方連合所属のkansenでありつい先日赤ちゃんを出産し、産休から復帰したばかりの彼女は愛おしそうな顔で我が子を見つめながらその小さな手を指先でツンツンする。
彼女もまた他の北方連合所属kansen達と同じく真っ白な軍服に身を包んでいたがその胸元は今にもはち切れんばかりに大きく彼女の大きな胸を支えきれずにボタンが悲鳴を上げており、一人息子を出産してからと言うものの彼女の胸は更に成長している。
本来kansenは肉体的な成長は原則しないと言われているが、出産による胸の成長は例外であるそうで、北方連合の科学者達も何故彼女の胸が膨らんだのかについては首を傾げているそうな。
そんなメルクーリヤの胸の中でキャッキャと笑う無垢な赤ん坊の頭を撫でている、頭に白いツノの飾りを付け、軍服で着飾った女性の名は三笠。メルクーリヤと同じくkansenとしては最古参とも呼べる人物であり、ロイヤルで誕生し、現在は重桜し所属する彼女はかの有名な『重桜海海戦』にて東郷提督の元で多大なる戦果を威名を世界に轟かせ、重桜内では軍神、大先輩とも呼ばれている女性だ。
しかし今の彼女はメルクーリヤの赤ちゃんに夢中なのか優しい微笑みを浮かべていた。
「ほれほれ~三笠お姉ちゃんでちゅよぉ~」
「ふふっ、三笠もすっかりこの子の可愛さにメロメロね?」
重桜の軍神に北方連合の古参兵。およそ30年以来の再会を果たした二人は赤ん坊を挟んで笑顔で旧交を深めている。地中海で起きた『イオニア海海戦』から始まる重桜の様々な思惑が重なる外交方針の転換と巫狐長門の命により、現在三笠達重桜艦隊は北方連合に派遣されているが、両国の関係は確実に良好になっていると言えるだろう。
宗教を弾圧する共産主義国家であるとされていた北方連合にマイナス感情を抱いていた重桜kansenは少なからず存在していたが、国土を跳梁跋扈するセイレーンに、困窮しながらも必死で戦う北の兵士達や、懸命に生きる民達を見て考えを改め、アズールレーンの理念の元に戦う事を決意していた。
現在は重桜から支援物資や増援は次々と北方連合に届き、北方連合もそれまで加工する暇も余裕もなかった戦略資源を重桜に送るなど少しずつ関係改善は進んでおり、北方連合の最高連合委員会によるプロパガンダの効果もあり、少なくとも両国の関係の改善は成功に終わったと言えるだろう。とは言え民間レベルで国民感情が少しずつ良好にはなっているが、お互いのそれまでの不信感の脱却にはまだまだ時間がかかるようで、現在でも北方連合の陣営代表であり、共産党党員でもあるソビエツキー・ソユーズや、重桜の重鎮の一人である赤城は両国の関係を外部に漏れないようにしつつ、暗躍を続けているようだ。
「この北方連合にやってきて我が驚いた事は幾つもあるが……やはり一番の驚きは戦友のお主が既婚者となり、こんなに可愛い赤ちゃんを産んでいたことかな?いやー、本当、感慨深いものだなぁ……」
三笠は遠い目して自らの戦友を見つめる。未婚者である彼女にとって戦友の結婚と出産というのはまさに青天の雷の如く衝撃的だったらしく、そんな彼女をメルクーリヤはニヤリと笑みを浮かべて見つめ返す。
「結婚はいいわよ〜♪この子は最高に可愛いし、ダーリンはカッコいいし!毎日幸せな気分になるもの♪」
「まぁ確かに……この子の顔を見るだけで疲れた体も吹き飛ぶな……。ところで例のダーリン殿はまだ帰ってこないのか?」
「あー……うん。今日中には帰ってくるって言ってたんだけとなぁ〜、なんでも義父さんと一緒に仕事やらなんやら…ダーリンって忙しいからね。だからこうしてダーリンが帰るべき場所を守るのは可愛い奥さんのクーちゃんの役目って事なのよ!」
ふふんっ!とロリ巨乳を軽く揺らしてドヤ顔を決めるメルクーリヤに三笠は苦笑いする。30年前からメルクーリヤの言動は全く変わらない。だが、母になった事で彼女からは女性としての成熟した魅力が増した様に三笠は思えてしまう。子供っぽく明るい言動の裏では母性と愛する者を信頼する想いが節々から漏れており、三笠にはそれが眩く見えてしまう。
同時に三笠は長門に感謝する。戦友である彼女と再会し、幸せそうに結婚指輪を身につけて、赤ちゃんの頭を撫でているメルクーリヤの姿を見れただけで自分は北方連合に派遣されてよかったと心から思えるのだから。
「ところで……メルクーリヤよ。お主と旦那様はどうやって出会ったのだろうか?後学のために聞かせてくれないか?」
三笠の言葉にメルクーリヤはキョトンとした表情を見せる。
「んー?三笠も結婚に興味があるの?」
「我はまだ相手はいないよ。だが幸せそうなメルクーリヤを見ていると、どうしても気になってしまってな……」
メルクーリヤは腕を組んでうーむっと悩む仕草を見せながら何かを思い出したかの様に口を開く。その瞳はまるで恋する乙女のようにキラキラ輝いていた。
「そうねぇ〜ダーリンとの出会い……というか私が惚れた経緯って実は一目惚れなのよね。新人指揮官が配属されるし、昔面倒見てあげた指揮官の息子さんだって聞いたからちょっとちょっかい掛けようかなー?と思ったらすっごく好みで!それでタリンだけが配属予定だったダーリンに、新人だから私も支えたいってソユーズにお願いして無理矢理入れてもらったのよね〜♪」
さりげなく北方連合の陣営代表ソビエツキー・ソユーズの名前が出た事に三笠は驚くが、自身とは違い引退せずずっと軍に身を置き戦い続けてきたメルクーリヤの発言力は本人も自覚しない程に大きなものなのだろうと苦笑する。基本的に無表情で感情が読み取れない当時のソユーズがメルクーリヤの提案をどう思ったのかどうかは知る由もないが。
「ダーリンと同じ艦隊になってから後はもう必死にアピールよ!ダーリンは真面目だから出会った時はメルクーリヤさんって呼んでこっちのアピールに気がついてくれなかったから、アヴローラなんかにも相談してアプローチしたり、色々と作戦を立ててみたけど全然ダメで、でも諦めずに何度もアタックしているうちにようやく私の気持ちを理解してくれたみたいで、今は夫婦として仲良くやってるわ♪」
当時を思い浮かべて、頬に手を当てて恥ずかし気に語るメルクーリヤを見て三笠は羨ましく思う。その言葉の裏で彼女達は必死に、メルクーリヤの夫が英雄扱いされる程の激戦を潜り抜けてきた事を三笠は知っているからだ。戦友でありながら、公私に渡って支え合えるパートナー。それが二人の夫婦円満のコツではないか?と推測する三笠であった。
「何度アタックしても振り向いてもらえなかったら諦めてしまいそうだがなぁ……因みに初デートはどんな感じなんだ?」
「初デート……初デートかぁ…」
変化が起きたのはその一言だ。先程まで笑顔だったメルクーリヤの笑顔は固まり、言葉の歯切れは悪くなる。三笠はそんなメルクーリヤの様子に首を傾げる。
「どうしたメルクーリヤ?何かあったのか?」
「あー…初デートねぇ……あれはその…うん……クーちゃんもヤっちゃったなぁ…ってね」
頬を染めつつ気まずそうにする普段の彼女の様子からは想像できないメルクーリヤの反応に三笠は興味津々だ。
「面白そうだな……是非、聞かせてもらえないか?」
「えっと……誰にも言わない?私も色々あったんだけどねぇ……結果的には良かったけど今でも反省してるわ。そうね、あれはダーリンと出会って2ヶ月位経った時だったかな?丁度色々あってダーリンが『赤い英雄』とか呼ばれる様になった直後からなんだけど……」
こうして彼女は語り始める。愛する人と恋仲になった出来事を。彼女の胸の中で赤ん坊は既に寝息を立てており、意味は理解できないだろうとは言え息子にこんな事を聞かせられないからそこは感謝するメルクーリヤであった。
「俺とデート……ですか?」
「うん!指揮官って最近色々と大変でしょ?だからクーちゃんと一緒に遊べば気分転換になるかなーってね♪」
一年と少し前。執務室にて仕事を終えた指揮官がそろそろ自室に帰ろうかと準備を進めていた所、突如やってきたメルクーリヤは指揮官に唐突にデートを誘い、指揮官は思わず困惑してしまう。彼女は指揮官にとっては艦隊メンバーであるが同時にこの北方連合で父親が新人の頃から戦い続けた古参kansenであり、尊敬の感情こそあれど恋愛感情と言うものは持ち合わせていなかった。そんなメルクーリヤがまさかデートのお誘いとは夢にも思わなかったのだ。
「いや、俺は別に構わないんですけど……メルクーリヤさんには迷惑じゃないですかね?」
「だって、指揮官って最近ずっと仕事か共産党からの仕事絡みで休んでないでしょ?このままじゃ身体壊すわよ、だから可愛いクーちゃんと一緒に出かければきっとリラックス出来るはずだから!」
ドヤ顔で語るメルクーリヤに指揮官は、あぁこの人俺を気にしてくれているのか。と内心感謝する。彼は先日起きた海戦にて寡兵ながらも窮地に陥った同じ指揮官である父親や、その艦隊に所属していたソユーズの妹でもあるソビエツカヤ・ロシアの救援に成功。複雑の人型タイプも含めたセイレーンの撃破にも成功しており、美談として北方連合の若き英雄としてプロパガンダに利用されていた。
勿論それだけではなく、元々の彼の才能や親子3代に渡って共産主義を信奉する軍人家系である血筋や人柄もあり、本人の意図とは関係なく指揮官になった様に、なかば強制的にこの冬の大地の英雄となる事を命令され、その為に休む暇もなく働き続けていたのだ。
本人としては仕方がないと無理矢理自由時間を睡眠時間に当てる事で乗り越えていたが、恐らくメルクーリヤはそんな自分を気遣ってくれたのだろうと感謝する。
「確かに最近は忙しくて休みが取れていませんでしたが本当に良いのでしょうか?俺ってデートの経験もありませんし、何よりメルクーリヤさんも異性と出歩くなんて変な噂が……」
「気にしなーい、気にしない!デートって言ってもちょっと二人で出かけるくらいだし、クーちゃんとしても頑張ってる後輩がグェーってストレスで倒れる姿は見たくないからね。あっ、もしかしてエッチな事考えたのぉ〜♪」
「い、いえ!そんな事考えてませんよ!?」
「ふぅん?まぁいっか。とにかく明日の日曜日、朝の9時に軍港集合だから忘れずに来なさいよね?じゃあね〜バイバイ!」
「はぁ……わかりました。楽しみにしてますねメルクーリヤさん」
こうして二人はデートの約束をして別れたのだが、指揮官としてもまさかの人生初のデートに緊張している。デートと言っても相手は自分よりも年上なうえに、北方連合では有名人な人物だ。下手すればソユーズさんに無言で威圧されるのではないか?と少しだけ胃が痛くなる。
(でも、あの人は純粋に心配してくれたんだからせめて期待には応えないとな……それに僕も初デートなんだから楽しまないとね)
メルクーリヤは歳上ではあるがその見た目は美少女そのものだ。パンツが見えそうになるミニスカートに黒いストッキングを身につけたその足はムチムチしており、童顔気味な顔つきは美少女そのもの。モコモコとした軍服の上からも分かるロリ巨乳は男なら生唾ものであり、冗談の様に抱きついてくる事もある彼女にムラっとした事は一度や二度ではない。
あくまでメルクーリヤさんは自分を気遣ってくれての遊びの誘いをデートと呼んでいるだけであると指揮官は自覚しているが、それでも年上の合法ロリ巨乳な美少女メルクーリヤとのデートを指揮官は密かに楽しみにしていたのであった。
(まずは第一段階クリアね!でも緊張してるのは指揮官も同じみたいだから、クーちゃんがリードしないとダメね。さーて、明日はどんなコーデ着ていこうかな?)
メルクーリヤは1人自室でニヤニヤと笑いながら私服を眺める。初めて大好きな指揮官とデートができる。相手はまだ恋愛感情を自身に持っていない事は理解していたが、それでも構わなかった。むしろ今は自分のことをどう思っているかではなく、デートを通じて自分を女として意識させればいいだけの話なのだから。
「うっふふ♪指揮官との初デート……クーちゃん本気出しちゃうんだから♡」
メルクーリヤは下着を一つ取る。それは童顔な彼女には似合わない黒色のランジェリーであり、布面積が少ない所謂エロ目的のものであった。彼女は指揮官が自分の事をただの部下や恩人としてしか見ていない事も知っていた。だが、もし指揮官が自分に少しでも性的な目線を向けてくれるのであればそれを利用しない手はない。そして指揮官と二人きりになる機会はいくらでもある。
(大丈夫……まだチャンスはあるわ…流石にデートの時にいきなり指揮官とエッチ!なんて事は難しいだろうけど、ちょっとずつそういう雰囲気になればいいだけだもんね!)
「ふふ、指揮官って結構鈍感だからなぁ〜クーちゃんの魅力でメロメロにしちゃおっかな〜♪」
メルクーリヤはベッドの上でゴロンゴロンしながら一人笑う。彼女にとって指揮官は初めて出会った時から一目惚れした白馬の王子様の様な存在だった。優しくてカッコよくて、たまに見せる弱々しい姿や困った顔が可愛く、指揮官への想いはどんどん強くなる。あわよくば今回のデートで指揮官と恋人になりたいと思っていた。
「明日が楽しみだな〜♪指揮官っ!女の子はね?好きな人と恋する為ならどこまでも強くなれるものなんだよ?」
その言葉は誰にも聞かれることなく部屋の中に消えていくのであった。
そして迎えた翌日。
「お待たせしました。それじゃあ行きましょうか?メルクーリヤさん」
「はいはーい、今日はクーちゃんって呼んで欲しいなぁ〜」
「えっと…流石にそれは…」
困ったような顔で指揮官は苦笑するが、同時にメルクーリヤの私服に目を奪われる。彼女の服装はモコモコとした白いセーターに太ももの見える黒タイツ、さらにその上にはミニスカートという組み合わせで童顔をより引き立てていた。少し普段の軍服に似ているがそれとはまた違う服装、なによりもセーター越しから分かるメルクーリヤの胸の膨らみに思わず目が行ってしまう。
(す、凄い……体は小さいのにあんなに大きいのか?僕の両手でも収まりそうに無いくらい大きくないか?それにすごく柔らかそうだし、あれで挟まれたりしたら気持ち良さそうな……。あっ、ヤバいな。あまり見ないようにしないと)
思わず心の中で一人称が素に成る程に指揮官の心は乱れ、指揮官の目は思わずメルクーリヤの胸をチラ見してしまうが、女性というものは男性からの視線に敏感なもの。メルクーリヤもその例にもれず、指揮官が自身の胸に目を向けている事に気づいていた。
(うふふ♪やっぱり男の子だねぇ〜♪ま、クーちゃんは大人だしぃ〜この程度のアピールは平気だけどね。でも、クーちゃんもちょっと恥ずかしいかも?)
少し赤面しながらもメルクーリヤは指揮官が自分を女として性的に感じている事に気がつき内心喜んだ。脈はある、あとはデートを通して自分に男を感じさせて惚れさせる。それがメルクーリヤの計画である。
「じゃあ最初は服屋さんね!指揮官の服も選んであげるわ!」
「は、はい。分かりました。メルクーリヤさん」
指揮官とメルクーリヤはお互いにぎこちなく歩き出す。指揮官はチラッとメルクーリヤの方を見るとニコニコ笑顔を浮かべながらメルクーリヤはこちらを見つめ、思わず指揮官は顔を逸らしてしまう。男兄弟の次男坊として産まれ、早期の内から軍人になる道を選んだ指揮官は女性への免疫はあまり無く、最近はようやく指揮官として女の子達と面と向かって話せるようになったが、それでも経験値は少なく、ましてやこんなに綺麗でスタイルの良い美少女とのデートなど経験した事がない。
そんな指揮官に対してメルクーリヤは自分の魅力を最大限に発揮していた。時折指揮官にタッチをしたり、軽く抱きついて見せるのだが、それだけで指揮官の顔は真っ赤に染まる。そして何よりもメルクーリヤの匂いや体の感触が指揮官にとっては刺激的だった。
「ねえ、指揮官ってどんな女の子が好き?」
「へっ!?そ、それはどういう意味ですか?!」
「指揮官だって男の子でしょ?じゃあクーちゃんがアドバイスをしてあげるわ!ほらほら指揮官!好きな女の子の特徴とかいいなよ〜♪」
メルクーリヤはニヤニヤしながら指揮官にそう話しかけるが、指揮官は冷静さをうしなっていた。まさかメルクーリヤさんは僕の事を?いやいつもの言動的に揶揄っているだけでは?と混乱しつつ彼女の問いに答えようとするも、うまく口が回らない。
「えっ、あの、その……優しい人、ですかね?」
「なにそれつまらない〜♪もっと色々あるでしょう?例えばぁ、おっぱいが大きい子とか?ねぇ、指揮官って結構むっつりスケベだよね♪」
「なっ?!なんでそれを……?!」
「ふふん♪女の勘だよ〜♪それにしても指揮官も意外と大胆だね♪さっきからクーちゃんのおっぱいチラチラ見てたでしょ?バレてないと思った?うふふ♪指揮官のエッチ♪」
クスクスと笑いながらメルクーリヤは指揮官の腕に抱きつく。その行為によってメルクーリヤの大きな胸が腕に押し付けられる。小柄なメルクーリヤのロリ巨乳は指揮官の理性を少しずつ崩壊させていく。それでも指揮官が獣にならないのは、メルクーリヤが年上の同僚であり、古参兵だから。そして生来の真面目な性格のおかげだろう。
「あはは……すみません。流石に失礼でしたね……」
「別に怒ってなんかいないわよ〜♪それより、指揮官って童貞でしょ?」
「な、なな、なに言ってるんですか!?俺はこう見えても一応は来年成人し…」
「童貞じゃないの?」
「……童貞です…はい」
「ふーん。そうなんだ〜」
「くぅ!」
悔しげな表情をする指揮官に対してメルクーリヤはニヤリと微笑みながら彼の耳元まで近づき囁いた。
「じゃあ指揮官、クーちゃんと大人の階段登っちゃう?」
「…っ……」
「実はねぇ…クーちゃんも処女なんだよね〜。それで指揮官とは相性が良いんじゃないかなって思ってるんだけど、どうする?」
メルクーリヤは指揮官の手を自分の胸へと持っていき、そのまま押し付ける。モコモコとしたセーター越しに伝わるメルクーリヤの柔らかく大きな胸に指揮官の手は思わず力が入ってしまう。
(や、やっぱりこれ誘って…えっメルクーリヤさんが!?いやでも…なら…)
「……なーんて、冗談に決まってるじゃん♪ちょっとからかっただけよ。本気にしないでよ〜♪」
メルクーリヤはパッと指揮官から離れるとケラケラと笑う。その様子を見た指揮官はホッと息をつくが、内心では残念がっていた。
「もう、指揮官ったら可愛い顔してムッツリなんだから〜♪あっでもクーちゃんが処女って所は本当よ?でも指揮官はまだ合格ラインじゃないかな〜♪」
メルクーリヤはニヤニヤと笑いながら更に胸を近づけてくる。その度に指揮官の心臓はバクバクと鼓動が激しくなる。
(耐えろ理性!堪えろ煩悩!相手は自分が生まれる前から戦ってる方だぞ!?落ち着け…メルクーリヤさんは揶揄ってるだけなんだから…!)
女性耐性が微塵もない指揮官にとってまさにメルクーリヤは劇薬と言えるだろう。昨日までは美人とは思ってはいても女性、異性としては指揮官は彼女を見ていなかった。しかし、こうして私服のメルクーリヤを見て。柔らかな胸を押しつけられて。耳元で囁かれる事に性欲は増していく。
メルクーリヤの策略は成功したと言えるだろう。彼デート前からは初めてメルクーリヤを『女』として認識するようになったのだから。
「もし、今日のデートでねぇ?指揮官がクーちゃんをリードしてくれて合格点!ってなったら……もしかして、クーちゃんのおっぱいもお尻も好き放題出来るかもしれないわよ♪」
メルクーリヤはそう言いながら彼の太腿に手を置く。その行為によって指揮官の下半身は熱を持ち始める。そんな彼の反応を見たメルクーリヤは楽しげに笑っている。
「あらぁ?ふふふ♪今日は本当に楽しみね♪」
「あの、メルクーリヤさん……?冗談…ですよね?」
「どうかしら?それは指揮官が考えてみてね?じゃあ行こっかデート?ほらほら店の目星はついてるんだからクーちゃんについて来なさいな♪」
メルクーリヤは突然指揮官の手を握ると歩き出す。彼女の行動に指揮官は驚きながらも彼女に引っ張られる形で歩く。
(メルクーリヤさんの手……温かくて柔らかいな……。それにいい匂いもするし……この人、僕より年上なのにこういう所を見ると凄く子供っぽく見えるな……)
指揮官はメルクーリヤの手前平静を保っているものの、心は既に揺れ動いていた。これはあくまで童貞を揶揄うメルクーリヤさんのイタズラなのかそれとも僕にメルクーリヤさんは好意を向けているのか。彼はそれを確かめたかったのだ。
「着いたわよ指揮官♪ここが私のオススメのお店よ!」
彼が考え事をしている間に二人は目的地に到着したらしい。そこは何の変哲も無い服屋さんであり、看板には『女性服専門店』と書かれている。
(あれ?普通の洋服屋さんだ……いや、そりゃそうだよね?)
「どうしたの指揮官?早く入りましょ?」
「あ、はい……すみません……」
「別に謝る事ないわよ〜♪後でクーちゃんが指揮官の服選んであげるんだから、今はクーちゃんの服を選んで欲しいかな〜」
指揮官はメルクーリヤの言葉を聞きながら店内に入る。内装はシンプルだが、その分商品の量が多く感じた。試着用のマネキンには様々な種類の服を着せられており、まるでファッションショーのようだ。勿論指揮官にとっては未知の世界であり、見る者全てが珍しい。
(女性の服を選ぶなんて初めてだけど大丈夫かな?いや直感を信じるんだ!)
指揮官は決意する。流石にメルクーリヤとの合格云々は一度頭から除外してでも女性の着衣するものを選ぶだなんて指揮官にとっては母親にハンカチを送った時以来の難易度の高さだ。正直セイレーンと殺し合う方が難易度は低いのでは?た感じつつも決してメルクーリヤの、自分を気遣い気晴らしにデートに付き合ってくれた女性に喜んでくれるような服を選ぼうと心の中で誓いを立てるのであった。
しかし、10分後。指揮官は更衣室の前で頭を抱える事になる。
「なんで!下着なんだよ!!!」
そう、メルクーリヤが指揮官に選んで欲しいと言ったものは普段彼女が身に付けている物だった。しかし、指揮官は女性物の下着など買った事もなければ見た事もない。そもそもサイズだって分からないと言うのにどうしろというのか?
「えっとー?指揮官はどんな下着が好みなのかな〜♪可愛い系?セクシー系?それとももっと大人っぽいのとか……あっもしかしてクーちゃんが今履いてるのが見たいのぉ?」
10分前、メルクーリヤはそう言いながらいくつかの下着を選んで指揮官に見せつける。そのどれもが色気のある大人の女性向けのものであり、指揮官は顔を真っ赤にして目を逸らす。そして彼女はじゃあ着替えてくるから待ってね!と更衣室の中入っていったのだ。布が擦れる音が聞こえる度に指揮官は煩悩を振り払うように必死に耐える。あのカーテン越しではメルクーリヤが着替えて居ると思うだけで興奮してしまう。
「指揮官のエッチ♪」
メルクーリヤの声が聞こえて指揮官は思わずビクッとなる。しかし、声はすれども姿が見えず。キョロキョロとしていると突如背後から手が伸びて強引に指揮官は更衣室の中に連れ込まれた。
「えっちょっ…!?」
抵抗する間もなく狭い更衣室に閉じ込められる。指揮官は慌てるが、そんな彼にメルクーリヤは彼の耳元に口を近づけると甘い声で囁く
「もう……そんなに慌ててぇ……クーちゃんも恥ずかしくなるでしよぉ?ほらほら落ち着いて?深呼吸して?」
そう言いながらメルクーリヤは指揮官の頬を優しく撫でながら、自身の姿を見せつけると……そこには天国が広がっていた。
「どうかな?まず選ぶ前にクーちゃんが履いてきた下着を見てもらわないと比較出来ないからね〜♪指揮官、感想は?」
頬を少し染めて微笑みながらメルクーリヤは自身の下着姿を見せつける、それは彼女が昨晩選んだ黒いランジェリーである。彼女の白い肌によく映える黒のレースに、腰の辺りにあしらわれたリボン。そして豊かなロリ巨乳にその姿を見て指揮官はゴクリと唾を飲む。
メルクーリヤは指揮官が自分に欲情しているのだと分かると満足げに笑みを浮かべる。
(ふふん♪やっぱり指揮官も男の子だよね〜♪始めてのデートだしちょっとくらいサービスして、クーちゃんの魅力で骨抜きにしちゃおっかなぁ?)
メルクーリヤは指揮官の反応を楽しむためにわざと胸の谷間を見せつける。低身長で童顔な彼女とは不釣り合いな黒いランジェリーで覆われたロリ巨乳がぷるぷる揺れ、指揮官の視線を奪う。
メルクーリヤは満足していた。指揮官を揶揄う事も、そして指揮官に女としてみられて欲情される事にも。痴女と思われるリスクこそあれどこれで指揮官は私にメロメロね!と満足感にメルクーリヤは浸る。
だが、同時に違和感を感じていた。
何故、指揮官は狼狽する様子もなく、無言なのだろうか?と。
「はぁ……メルクーリヤさん?」
「んー?どうしたの…あっ…ちょっ…!?」
ドヤ顔で胸の谷間を見せつけていたメルクーリヤの胸は突如指揮官に揉みしだかれる。突然の事にメルクーリヤは驚くが、同時に指揮官はメルクーリヤの唇に自身の手の指を突っ込み、彼女の言葉を奪っていた。
「この…メスガキロリババアが…!そんな事されたら僕も我慢出来なくなるだろうが……!」
「へっ?何言って……ちょっ!まっ!あひぃ!」
指揮官はメルクーリヤの体を壁に押しつけて逃げられないようにする。指揮官は右手で乳房を、左手で尻を掴み、激しく揺さぶる。メルクーリヤはその刺激に思わず叫びそうになるも強引に指揮官に唇を塞がれてしまい、声を上げる事が出来なかった。
メルクーリヤの口内を指揮官は蹂躙しながら、彼の左手はメルクーリヤの臀部を鷲掴みにする。形が変わるほど強く握られ、痛いはずなのに、それ以上に快感の方が強く、メルクーリヤは自然と股間から愛液を流してしまう。右手で掴まれたおっぱいはまるで搾乳されるかのように乱暴に揉まれ、時折先端の突起物を摘まれる。その度にメルクーリヤの体はビクンビクンと跳ね上がる。
しばらくして、指揮官はメルクーリヤから唇を離す。二人の間を唾液が繋ぎ、メルクーリヤは息も絶え絶えとなりながら指揮官を見つめると……そこには普段の優しくて温厚な好青年ではなく、性欲と情欲が入り混じった目で目標を貪ろうとする一匹の獣がいた。
あっこれヤバい。そう瞬時に理解したメルクーリヤであるが強引に尻と胸を揉みしだかれて抵抗する事すらままならない。
「はぁ……はぁ……こんなエロい体を見せびらかして……誘惑してくるなんて……メルクーリヤさんが悪いんですよ…!ずっと、ずっと我慢しようとしてるのに…!」
最早指揮官の理性は蒸発寸前であり、彼はそのままメルクーリヤのブラをぶるん!と剥ぎ取ると露わになるロリ巨乳とその先端に咲く桃色の蕾、そして汗で艶めかしくなった背中とお尻。
その姿を見た指揮官は興奮を抑えきれず、まずメルクーリヤのおっぱいをむんずと掴むと彼女の乳房にしゃぶりつく。
ちゅぱっじゅるるるるる!! わざと音を立てながら指揮官はメルクーリヤのおっぱいに吸い付く。その度に彼女は可愛らしい声で喘ぐがお構いなしである。
「ちょ…あっ…♡…ほ、ほら、指揮官落ち着こ?ここ店内だから、ね?」
メルクーリヤは何とか正気に戻ってもらおうとするが、指揮官は聞く耳を持たずメルクーリヤのロリ巨乳に舌を這わせ、口に含んで吸ったり舐めたりを繰り返す。
「あっ♡だ、ダメだってぇ…♡おっぱい出ないってばぁ……♡」
指揮官に散々弄ばれたせいでメルクーリヤのロリ巨乳は既にビンビンに勃起しており、指揮官はそれを丹念に味わうようにしゃぶる。右のおっぱいを堪能すると今度は左のおっぱいを味わい始める。
「んっ……♡もう、いい加減にしてよぉ……♡」
メルクーリヤがいくら懇願しても指揮官は止める気配はなく、むしろエスカレートしていく。それどころか指揮官はおっぱいを吸いつつメルクーリヤのパンツ越しから秘部を指でなぞる。
「ひっ!?ちょっ……そこは……!」
指揮官は最早本能のまま言葉すら殆ど発させずにメルクーリヤのおっぱいを堪能しながら指で秘部を刺激する。
しゅっしゅっと擦るように刺激されれば、メルクーリヤの体は反応してしまう。しかし、それでも必死になって耐えようとするメルクーリヤだが、指揮官の手の動きは止まらない。
やがてメルクーリヤの太ももに手を添えて、ゆっくりとメルクーリヤのパンツを下ろしていく。途中まで脱げたところで一旦手を止めて、再度ゆっくり降ろしていく。そしてメルクーリヤが完全にパンツを脱ぎ去ると再び手を動かし始め、とうとう完全に足首から抜き取った。
指揮官は満足げに微笑みを浮かべると、今度はメルクーリヤの両脚を大きく広げさせる。
「えっ…ちょっ!?本気なの!?ここ店だよ!?せめて部屋で……」
流石にこれ以上はまずいと察したのか、メルクーリヤが慌てて止めに入るが、指揮官は一切聞かずに再び黙っていろと言わんばかりにメルクーリヤの唇奪い、胸を揉みしだいてメルクーリヤに抵抗する力を奪う。
唇を離すとメルクーリヤの目には涙が浮かんでおり、呼吸も荒くなっていたが、そんなのお構いなしに指揮官はメルクーリヤの両足首を手で持って大きく広げると、彼女の恥ずかしい部分が丸見えになってしまう。
最古参のkansenといってもその肉体は小柄な中学生女子とほぼ変わらずに彼女の未使用な性器は綺麗に整えられており、割れ目からは僅かに愛液が垂れていた。
指揮官はその様子に興奮しつつも右手の人差し指でメルクーリヤの割れ目を撫で回す。最初は優しく触っていたが、次第に激しくなっていき、ついにはクリトリスにまで触れる。
くりゅっ……くにゅっくにゅっ 敏感な部分を触られた事でメルクーリヤは思わず声が出そうになるも指揮官はキスをして口を塞ぐ。指揮官はメルクーリヤの口内を舌で蹂躙しつつ、左手では胸を揉みしだきながら、メルクーリヤの性器で遊ぶ様に弄ぶ。
「んっ……んぅ……♡ぷはぁっ!し、指揮官お願いだからやめよ?こんな所誰かに見られるかもだし……」
メルクーリヤがそう言っても指揮官は相変わらず聞く耳持たずに更にメルクーリヤの股間へと顔を近づける。
「あんっ…♡こ、声っ…!漏れちゃうから……!」
指揮官はメルクーリヤの言葉を無視してそのまま彼女の割れ目に顔を埋めた。
ちゅぱっ……れろっれるっ…!
「あひぃっ!?あっ……んっ……♡」
生暖かい感触と共に襲ってくる快感に耐えきれず、メルクーリヤは身を捩り、何とか耐えようとするも指揮官の攻めは容赦なく続けられる。
そして、しばらくするとようやく指揮官の顔が離れるも、指揮官の唾液によってテラテラと光っているメルクーリヤの秘部は未だにヒクヒクと物欲しげに動いていた。
やがて、指揮官は息を整えているメルクーリヤの耳元で囁いた。
「処女、もらうからな?」
その言葉と同時に指揮官はズボンを下ろして自身を取り出す。既に臨戦態勢となっているそれは赤黒く染まっており、先端からは既に我慢汁が出ているのか、テカテカとしていた。
そして、指揮官はそのままメルクーリヤの腰を掴むと一気に挿入する。ずちゅんっ!! 先程までの愛撫による効果もあり、すんなりと奥まで入ったものの、初めての痛みにメルクーリヤは悲鳴を上げる。
「あいたぁ…!股さけちゃう…!痛い痛い痛い!?ちょっとま…ひぐぅ!?」
しかし、指揮官は全く気にせず、むしろお構い無しに動き始める。
ぱんっぱんっ!ぬっちゅぬちっ!
「んひっ!?あ"っ!?いっ!?ああっ!?」
あまりの衝撃。性器と乳房の同時攻めに苦痛の声をあげるメルクーリヤだがその心は指揮官に犯され、処女を無理矢理奪われたというのに喜びに満ち溢れていた。
(ああっ……私この人のものにされちゃったんだ……)
今までは指揮官を子供扱いしていたメルクーリヤだったが、今はもう違う。彼女はこの瞬間、指揮官の女になったのだ。指揮官の吐息が顔に掛かるたびに、ひくひくと性器は濡れていく。処女の証であって血液はだらだらと更衣室の床を汚していく。
(私、指揮官に犯されてる…ケダモノみたいに好き放題されてる…痛いのに…強引なのに…気持ちいい……♡)
「はぁ……♡はぁ……♡んっ……♡」
メルクーリヤの喘ぎ声が大きくなり、指揮官の責めが激しくなる。彼女の生乳を鷲掴みにして激しく揉みしだきながら子宮を何度も叩く。
パンッ!パチュッパチュン! 二人の結合部からは血が流れていたが、メルクーリヤは快楽の方が強く感じており、無意識のうちに足を指揮官の背中に回して密着度を高める。
そんなメルクーリヤに指揮官は強引に舌を絡めながら犯し続ける。メルクーリヤの舌を。メルクーリヤ胸を。メルクーリヤの尻をメルクーリヤの膣内を。狭い更衣室は熱気で満たされていた。
そしてついにその時が訪れる。
「はぁ…がぁ…!…出すぞ…メルクーリヤ…!」
「だ、出して指揮官!わたひもイっちゃう!」
どぴゅっびゅーー! どびゅぅ!!もびゅるるるっ!!!
「へぁ…あぁ…はぁぁ…!」
二人同時に果てると二人は繋がったままぐったりとする。指揮官の方はまだ射精しているらしく、ビクビクと痙攣しながらメルクーリヤの中で脈打っていた。だが、指揮官はまだ満足できない様で更に腰を連続で降り続ける。
「むりぃ…ご、ごめんなひゃぃぃ…!あっ…くーひゃん……まらイッてるからぁ……」
そう言いながらもメルクーリヤはしっかりと指揮官にしがみつき、キスをする。そしてしばらくするとまた限界が来たのか、指揮官は再び中に出した。
びゅるるるっ!ぶびゅるるっ!!
「ふわぁ……ま、また…えっ3回目もぉ!?だ、だめぇ!し、きか………ああぁあぁぁあぁぁぁぁぁっ!!!」
メルクーリヤは絶頂を迎えるも指揮官は金玉の精液を全て出し切るまで離さなかった。一回では終わらず二回、それが三回目となり、四回目となる頃には既にメルクーリヤの呂律は回っておらず、ただひたすらに指揮官に犯されるだけだった。しかし指揮官は全く気にせず、メルクーリヤを犯し続けた。
「はぁ……はぁ……うっ……」
やがて指揮官は最後の一滴まで絞り取るとようやく引き抜いた。その性器からは大量の精子が溢れ出しており更衣室中を汚した。
「んあ……お腹いっぱい……♡」
「まだ…まだまだ…早くしろメスガキ!さっさと着替えてタオルで後始末したら僕の部屋に戻ってもう一度するぞ…!」
グニグニとメルクーリヤのロリ巨乳を揉みしだきながら強姦魔の様に指揮官は言う。童貞を失った興奮をとメルクーリヤという美少女を強引に犯し、処女を奪い、無理矢理に種付けするというシチュエーションに彼の理性は完全に崩壊していた。
一方メルクーリヤの方はというと、あれだけ大量に出されたにもかかわらず、未だに疼いていた。
(これってやっぱり……あの人の……)
彼女は先程までの行為を思い出す。無理矢理犯されたはずなのに、痛みとまだ股が裂けそうなくらい残っているのに、彼女の胸には不思議と嫌悪感はなく、むしろ気持ちよくさえあった。
(こんなの初めてだよ指揮官……♡今日は私をいっぱいめちゃくちゃにしてね……?)
こうして2人は何も購入せず、乱れた服装を最低限治すと元来た道に無言で戻っていく。店員が精液と血だらけになった更衣室に驚愕する頃には2人は既に指揮官の部屋にたどり着いており、明日の朝まで獣の様な嬌声が北の大地を切り裂く様に響き渡るのであった。
「その後何回中出しされたのか正直覚えてないわねぇ……もうひたすら指揮官に犯されていっぱい、おっぱいも口もむちゃくちゃにされて、シーツを後で捨てないといけないくらいお尻も膣も散々責められて──」
「も、もういい!分かった!もう良いから!」
メルクーリヤは懐かしげに自らの初夜を語るがそれは三笠にとってあまりにも刺激が強すぎた。重桜の軍神は当初こそ興味津々でメルクーリヤのデート話を聞いていたのだが、更衣室のシーン辺りになると無言で頬を染めて俯き、最終的にメルクーリヤが陵辱される場面になれば最早耐えきれない様に耳を塞いでいた。
「本当…あの時私が妊娠してなかったのは奇跡だと思うわよ…」
「言葉が出ないというか、大変だったんだなメルクーリヤよ、というかそんな事があってよくもまぁ結婚したものだな……」
三笠はメルクーリヤになんとも言えない表情を向けるが、メルクーリヤにとっては今では笑い話らしく、クスリと笑って三笠に返答する。
「勿論、ダーリンも翌日正気に戻った時は裸のまま土下座してね?『死ねと言えば死にますし、政治将校や警察辺りに密告して頂いても構いません。煮るなり焼くなりメルクーリヤさんの好きにして下さい…」なんて、死にそうな顔で言ってたっけ」
「そ、それでどうしたのだ?」
「私は別に怒ってないし、半分くらい私の責任……いやダーリンって基本真面目な人だから7〜8割くらい私の責任だったから気にしなくてもいいよって。そこで私も前から指揮官に一目惚れしていたし、これは運命だと思って結婚を申し込んだわけ」
「なるほどなぁ……ん!?今なんと言った!?指揮官と結婚だとぉ!?」
メルクーリヤの発言に三笠は驚きの声を上げる。
「えぇそうだけど何か問題でも?」
「大ありだ馬鹿者!!自分から誘惑したにしろ無理矢理お主を陵辱した相手に翌日に求婚するとは何様のつもりだ!?くーるたいむ、という奴を知らないのか!?」
三笠は驚愕を通り越して唖然とした表情でメルクーリヤを見つめている。彼女は元から指揮官の事が好きではあると聞いていたが、まさか犯された翌日に自分から結婚を申し込むとは、余りにも行動が速すぎると驚愕する。
三笠の恋愛観はまず手紙で相手のことを良く知り、それから文通を重ね、そしてデートをして告白をし合い、そして手を繋ぐところから始まる。少なくともメルクーリヤの行動はあまりにも極端過ぎる。
「うーん、ダーリンも慌ててたし、よくよく考えたらなんかダーリンの弱みで無理矢理プロポーズを迫ったみたいだなーってなって流石にそれは取りやめたよ?」
「そ、そうか……メルクーリヤよすまなかった。余りにもお主の発想が飛躍し過ぎて声を荒らげてしまった申し訳な──」
「まぁだから色々話し合ってセフレから始まったんだけどね?」
「んむっ!せふ……せふれ…せっくすふれんど、と言うやつをか!?」
あー懐かしいなーとメルクーリヤとは対象的に三笠は赤ちゃんが起きるのではないか?と思うほどに声を上げたが、相変わらずメルクーリヤの息子はすやすやとお休み中なのは幸いと言えるだろう。
「私は前からダーリンを好きだったし、ダーリンも私が恋人になるのは嫌?って言ったら顔真っ赤にしてくれて嬉しかったんだけどね?よく考えたらダーリンは私の事もまだ知らない事も多いし、私だってダーリンを好きなだけで知らない事も多かった。だからセフレ。友達以上恋人未満で定期的に2人で遊ぶ様になって、お互いムラッとしたら寝室で押し倒す様な関係になって…そうね?1ヶ月くらいはそのままダラダラ過ごしてたかな?」
「……用はお互いを知る為に、恋人になる前に体の相性を確かめ合いながら関係を深めていったと……失礼だが重桜では考えられない関係性だな……」
三笠は呆れた様に呟くが、メルクーリヤは少しだけ困った顔をする。
「それは私も思ったけどね。ただ結果的には良かったと思うよ?付き合う前から私達の体の相性とか好きなプレイなんかもさらけ出せたし、デートなんかを重ねるうちにお互いの好みなんかも知る事は出来て……あと特にその時期ってダーリンって色々とプロパガンダなんかで忙しかった時期だから結果的に身体で慰める事が多かったりして……あ、別にダーリンが悪いって言いたいんじゃなくてね?」
「それで、セフレが終わって恋仲になり、結婚したと」
「ダーリンの方から正式に付き合って欲しいと言われた時は本当嬉しかったなぁ♪でもその晩ちょっと記念にダーリンと激しく愛し合って……それがクリティカルヒットして私は妊娠。ちょっと騒動になったけど結果的にダーリンは責任とってくれて結婚して、こうしてこの子が産まれたって訳ね」
メルクーリヤは三笠にそう語り合えると、自らの胸の中で眠る赤ん坊の頭を優しく撫でる。
メルクーリヤの過去を聞いてしまった三笠は戦友が初夜を話そうとした時に微妙な顔になった理由をようやく理解できた、そりゃ嫌だわデートで調子に乗った結果、好きな人が獣になって更衣室で処女を散らした、なんて言われたら誰しも複雑な心境になってしまうのは当然である。
「な、なるほどなぁ……しかしメルクーリヤよ、何故そこまで指揮官殿との馴れ初めを話してくれたのだ?」
「んー、タリン達にも話した事は無かったけど……多分私ってもう殆ど同じ目線の友人っていないからじゃないかな?」
苦笑する様にメルクーリヤは我が子の頭を愛おしげに撫でながらボソリと呟く。
「重桜海海戦の後、戦友の子達も殆ど戦いで死んだり、革命騒ぎで私もその子達と戦ったりとか色々あったからねぇ……生きてる子達も共産党員になったり、遠くの基地の防衛で音信不通で結局こうやって同じ目線で話せる相手なんて三笠が来る前はアヴローラくらいしかいなかったからね」
「メルクーリヤ……」
三笠が重桜で引退生活を送っている最中もメルクーリヤは北方連合で戦い続けてきた。多くの戦友の命を救い、多くの戦友がセイレーンによって殺される瞬間も見てきた。だからこそメルクーリヤはせめて自分は明るく振る舞おうと決意していたのだ。それが死んでいった皆の為に自分が出来る精一杯の事であり、それでもどんどんと戦いは厳しくなり、メルクーリヤの心も擦り切れていく。
そんな時に出会った男性がメルクーリヤの指揮官だ。指揮官がメルクーリヤのおかげで救われたと思っているのと同時に、メルクーリヤも指揮官を愛し、そして感謝しているからこそ2人は今も仲睦まじい夫婦であるのだろうと三笠は理解する。
「ねぇ……三笠、頼みがあるんだけどさ……もし戦争が落ち着いて、この子が成長したらさ、ちょっと重桜に一ヶ月くらい家族揃って遊びにいってもいいかな?この子にはいっぱい外の世界を見せてあげたいし、それに……」
「うむ!勿論だとも!この三笠に任せておくがよい!!」
三笠は力強く返事をする。三笠にとってメルクーリヤは大切な戦友だけでなく友人であり、そんな彼女の愛する家族の面倒を見るのは三笠にとっても望むところであったからだ。
「ふふっ、ありがとう三笠♪桜とか温泉とかこの子にはいっぱい、いっぱい楽しいんで欲しいなぁ……未来で何かやりたいな?って思った時に役に立つなら、ね?kansenの私も軍人家系でキューブ適性のあったダーリンも未来は全部決められてた。でも、この子には自由に生きて欲しいから……だから少しでも多く選択肢を広めてあげるのがママとしての役目なのか?って思うのよね♪」
「……メルクーリヤ、それがお主の戦う理由か?」
「えぇ、そうね。私は私のやり方でこれからも戦っていくわ。私とダーリンは色々なものを背負って戦っているけど……一番は、この子には戦わなくて、人生を強制されない生き方をしてもらいたいから。だから結構感謝してるのよ?重桜の貴方達が援軍に来てくれたのって……ありがとう、三笠。少しでも長くこの子を抱っこできる時間をくれて♪」
メルクーリヤの言葉に三笠は微笑みを浮かべて頷く。重桜と北方連合は少しずつ関係を深めつつあるが、それでも大なり小なりイデオロギーから過去の歴史に国際関係と問題は山積みと言えるだろう。もしかすれば三笠や長門達の試みは失敗に終わり、何れはメルクーリヤと三笠は砲火を交える可能性だってある。
「ふふっ、ちょっと湿っぽくなっちゃったけどやめやめ!実際他の子に中々言わなかった理由はダーリンからお願いだからそれだけはバラさないでよ〜♪ってベッドの上で甘えられたからなのよねぇ。あっウチのダーリンって結構、いやかなり甘えん坊でね?特にママっていいながらおっぱいにばぶー!って吸い付──」
「恋愛トークなら兎も角性生活について話すのはもうやめてくれ……そ、そう言えばまだ我はこの子の名前を聞いていなかったな。今更だがなんて名前を?」
「あっ、赤ちゃんの事?そういえば三笠には言ってなかったわね?ダーリンと2人で考えてたんだけど……」
だが、嫌だ。そう三笠は考えていた。願わくばこの北の大地で生きる戦友の家族が穏やかな日々を送れる事を祈り、こうしてたわいも無い話しに花を咲かせる時間をずっと過ごせる事を願いながら。
「フェリクス。この子の名前にはね?幸運って意味があるのよ?」
「……うむ、それは良い名ではないか!」
「でしょー♪女の子に生まれてたら私は希望って意味のナディエージダ。男の子ならダーリンは幸運って意味のフェリクスって名付けようとしてたんだけどね?もし次女の子が産まれたら今度こそクーちゃんが考えたナージャちゃんにする予定なのよねぇ〜ふふっ、ダーリンには頑張って貰わないとね♪」
三笠とパーミャチ・メルクーリヤ。戦友から友人になった国も、イデオロギー、環境も違う2人は束の間の休息を過ごすのであった。
・メルクーリヤの初夜
彼女と指揮官の関係の元ネタは、表で連載中の鉄血な旗の元にの元ネタになった某掲示板やダイススレ、そのダイススレに登場する北方連合を部隊にした作品のストーリーに影響を受けています。
指揮官とメルクーリヤは初デートを行いながらも、メルクーリヤは指揮官を挑発するよつに下着姿で誘惑し、プッツンした指揮官はメルクーリヤを半ば強引にレイプ。こうして2人の恋人になる前に行った初デートはある意味最悪に、ある意味最高な形となり、そこからセフレから恋人に。そして妊娠発覚からの夫婦となっていくのでした。
北方連合の指揮官は父親が指揮官であり、祖父は北方連合の革命で真っ先に赤軍についた由緒正しい共産党を信奉する軍人家系であり、親から唯一キューブ適性を受け継いだ指揮官は将来の自由もなく、ただ国の都合で指揮官となり、そして活躍したからこそ北方連合のプロパガンダで英雄を演じる事を望まれて……そんな時に指揮官を支え続けたのが妻であるメルクーリヤ。彼は自分の人生の多くは共産党や北方連合によって決められたと言っていますが、妻だけは。そして生まれてきた赤ちゃんだけは自分で選ぶことができたのです。
初デートこそ最悪な結果に終わりましたが現在の関係は良好、特にメルクーリヤは指揮官を毎晩甘やかしプレイで甘やかしている様であり、また余裕があれば番外編として過去にメルクーリヤと指揮官の甘やかしエッチも描いてみたいですね。
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