「ん〜♡♡♡」
私は職員室で生徒達のデータをまとめながらプリンアイスを食べていました。
この黄色の可愛さがアイスにマッチングしていてとっても美味しい♡。
あまりの美味さに歓喜の声をあげていると...。
「よかったですね!プラムちゃん」
いきなり人の名前をちゃん付けで呼んでくる人がいたので睨みつけます。
「ちゃん付けはやめてよ、私前にも言ったわよね?」
「ああ...ごめんなさい、プラムちゃんが可愛くてつい...」
「あっ!また言った!」
「ごめんなさい!」
今目の前で誤っているのは同じく魔導教師のリン先生。
茶髪の長い髪が目印で、なかなか女らしい体つきをしているのでムカつくのだが、根は優しい人なので嫌いではない。
ただ...、私のことをちゃん付けで呼んでくる事を除けばだが...。
「リン...、私は貴女よりも年上なのよ、年上の人物にちゃん付けはないんじゃないかしら?」
当然の事を呟く私だったが...。
「え〜と...、ごめんなさいね、プラムちゃんはとっても小さくて可愛いから、教師じゃなくて生徒みたいでついついそういう対応しちゃうの」
「私は生徒じゃないのよ!!」
静かな職員室内に私の声が響き渡る。
ハッとした私は直ぐにこほんと咳を混み、呼吸を整える。
「まあ...、私の背が小さいのは認めるしかない事実だけど、やっぱり年上の人は敬うべきではないかしら?」
「そうなんですけど...、プラムちゃんはなんだか年上の人のような気がしないというか...」
「それってどういう意味?」
ジロリと彼女を見つめる私。
魔法での勝負ならこの学校にいる全職員よりも私の方が上手だとは思っています。
そんな私の様子に気がついた彼女は慌てて両手を振りました。
「ごめんなさい、ちょっと言い過ぎました」
「わかれば宜しい!」
教師の相手なんてするだけ無駄だと悟っていた私は、彼女から発せられるオーラに感づく事などないのでした。
□◾️□◾️□◾️
「プラムちゃん!」
「プラムちゃん!」
「プラムちゃん!」
「さっきからなんなのよ!リン!」
私はついつい怒ってしまいます。
なぜなら今日彼女が事あるごとに私にひっついて来るからでした。
以前から彼女の行動は目に余る物がありましたが、色んな物を彼女から貰っていた為、そこまで不快感はしなかったのですが...。
「プラムちゃんのプニプニお肌気持ちいい♡」
と言い頬っぺたを摘んできたり。
「プラムちゃんの髪さらさらだね♡」
と言い髪を軽く撫でてきたり。
「プラムちゃんの魔法凄いね〜♡、今度先生にも教えて欲しいな♡」
と褒めて来たりしますが、流石にしつこいと思い言ってしまいました。
「あんた私のなんなのよ!、別に親でもあるまいしそんな事いちいち言わなくてもいい!」
ただ...、それを言った所で彼女が止まるはずもなく...。
「ええ〜...、プラムちゃんが可愛すぎるのがいけないと思うな〜♡」
(何こいつ...、話が通じないんだけど...)
ジト目で彼女の表情を見ながらため息を吐きました。
「だったらせめて私の役に立ちなさい、ほらっこのレポートお願いするわ」
そう呟きながら数枚の紙を渡すと、なぜか笑顔で受けとって行く彼女。
「わかった、ただこれやったら一回一緒にお散歩してね♡」
「はぁ?、なんで私があんたなんかと...」
「約束だからね!」
いきなり変な約束を決めて走り去る彼女。
「...騒がしい子...」
それ以上の感想が出て来ないほど、この抽象は当てはまっていると思える。
(...、面倒ね...、でもまあ一回くらいなら付き合ってあげてもいいかな...)
そう、リンは決して悪い子ではありません。
ただ...、私への当たり方が少々変なだけです。
再びため息を吐きながらも彼女の方を見やりました。
ちゃんと渡した書類はやってくれている見たいなので、彼女の出来次第では散歩に付き合ってあげる事にするのでした。