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何時ものように目覚めた筈なのですが、気になる事がありました。
(なんか...濡れてるのよ...)
自分の下着が濡れている事に気がついたのですが、寝ている間に汗でも掻いたのでしょうか?。
取り敢えず、近くにあったティッシュでお股を拭いていると...。
「プラムさん、先日はよく眠れましたか?」
とノックもせずに入ってきたユウカを叱りつけました。
「ちょっとユウカ!! ノックもせずに入ってくるなんて、常識がなってないのよ!!」
「す、すみませんつい...」
「つい...じゃないのよ! まあ次から気をつけるのよ!」
「はい...」
いつも以上に取り乱してしまいました。
流石にお股をティッシュで拭くシーンなんて見られるのは恥ずかしいので、大きい声をあげながら背を向けて隠しながらティッシュを捨てる私。
(ばれてないよね?)
そう願いながら彼女の方を向くと、いつもと同じ彼女の表情があったので落ち着きました。
仮に私が朝っぱらからお股を拭いていたと知られれば、私だけでなく妹にまで悪評がつくかもしれないので、軽率な行動は今後慎むようにします。
私はこほんと咳を込むと、彼女の方に振り向きました。
「所で...、今日はクティル城に向かうのよね?」
「そうです 、大術師リュイラ様にプラムさんが力を貸してくれる事を話して置かなくてはいけないので」
リュイラという名前を聞いて私は後ずさった...。
「えっ? リュイラってあのリュイラ?」
「はい! あのリュイラ様です」
私は苦笑いをしながら彼女の表情を見たのだが、やはり嘘ではなさそうである。
私は大きくため息を吐きながらも。彼女について行く事にした。
リュイラとは古き時代からの友であり友好的ではあるのだが...、いかんせん苦手な部類の人に入る。
(でも仕方ないか...、魔法騎士団を統括するという重大な仕事を全うしているのだし、もしかしたら少しくらいは性格が変わっているかもしれないからね)
少し嫌だが、今更断るわけにもいかず、私は彼女に言われるがままクティル城へと足を踏み入れるのであった。
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「久しぶりの王城ね...」
私は龍車の窓から見える大きな城を見上げていました。
「もうそろそろ着きますので、プラム様、ユウカ様準備しておいて下さい」
「分かったわ」
龍車を動かしている兵士にそう呟くと、身のこなしを万全にする私。
指パッチンで服を綺麗な物に変えると、ユウカに拍手をされた。
「流石プラム様、指パッチンでお着替えができるなんてすごいです!」
「...、それは私を馬鹿にしてるのかしら?」
このくらい高位の魔術師であれば誰でも行える魔法なので、それを褒められた所で何も嬉しく無いどころか、まるで私が高位の魔術師であると初めて知った様な態度に見えた為、非常に不愉快な気分になった。
「す...すみません」
「ふんっ...」
私は不機嫌そうに座り込み王城をもう一度見上げた。
気分が悪いのには理由がある。
『大術師リュイラ』
彼女は桜色の髪をなびかせる非常に美しい女性であると私も熟知しているのだが、非常に腹ただしいのはその豊満な体にあった!
(あの子の体...、見ているだけで腹が立つのよ! ちょっと胸が大きいからって私をそこに埋め込んでくるのは...、自慢か!!)
思い返すだけで本当に腹が立つ。
「プラムちゃん、よしよし」
とか。
「プラムちゃん、お利口お利口」
とか。
「プラムちゃんは可愛いなぁ〜!」
とか言ってくるのが本当に煩わしい。
(私はあんたよりも年上だってぇの!!)
思わずバン! っと椅子を叩き、龍車の中で大きな音を出してしまう。
それを見たユウカが不安そうな表情でこちらを見てきた。
「ぷ...プラムさん...?」
ハッとした私はすぐさま何時もの笑顔を浮かべたのだが、やはり怒り混じりの笑顔にそこまで効果はなく、彼女は少し震えていました。
「大丈夫大丈夫...、怒ってないから...」
(絶対に嘘だ!!)
と彼女の声が聞こえた様な気がします。
〜王城クティル〜
ついに着きました、王城クティル。
この国最高のお城で、町中には魔力障壁が貼られており、これはクティル城からの魔力供給がないと出来ない事なのです。
このお城のおかげで、クティル王国は長い戦乱の乱世をくぐり抜け、今の平和な王国になったのでした。
キョロキョロしながら龍車から降りた次の瞬間!
むにゅん♡ という柔らかな感触が頭の上に覆いかぶさった様な気がするのでした...。