プク〜っと頰を膨らませながら精霊達に復興を急がせるリュイラを見て手伝う私。
「悪かったわよ...、ああでも言わないと私に重い罰が下ると思ったから言うしかなかっただけ、だからこうやって手伝ってるでしょ?」
「それは...そうだけど...、なんかな〜、納得いかない!」
彼女は文句を垂れ流しながらも作業を続ける。
「頑張りなさい、私も出来るだけ手伝ってあげるから」
そう言いながら雪だるま達に資材を運ばせている。
いくら彼女の結界が未熟だったとは言え、やはり高位の魔術師である事に変わりなく、被害はこの部屋一帯だけで済んでいた。
もしも彼女が未熟すぎていればこの程度では済まなかっただろう。
下手をすれば城内の4分の1くらいが消し飛んでいたかもしれないのだが、まあそこまで行けば妹が直ぐ様飛んできて制裁していたとは思う。
現に一室が消し飛んだだけでも彼女に感知されていたのだから4分の1もふっばしたとすれば察知されて当然である。
壊すのは簡単だが、直すのは難しい。
精霊達全員を的確に動かしても半日くらいはかかるだろう。
それもこれも建築技術がない魔法使いのみで建築を行なっているからである。
「これ...、絶対に業者呼んでお金払った方が良いわよね?」
「私もそう思うけど...、エルカ様が...」
私達2人はちらっと上空を見上げ、空中に浮いている賢聖を眺めました。
こちらを監視するようにずっと目を凝らしているのが見えます。
「まあ...、ズルはできないわよね...」
「うん...、一応これ罰ですし...」
私とリュイラは顔を見合わせて大きくため息を吐いた。
でもやってしまった物はしかたありません。
出来るだけ早く終わらせれる様に神経を集中します。
建設の本を手に取りながらゆっくりと建築して行く事にしました。
〜半日後〜
半日経ってようやく完成が見えてきました。
「7〜8割くらいかしら?、でも結構出来たわね」
「ちょっと不恰好だけどしかたないわよね...、素人だもの...」
今にも外れそうな窓を見て苦笑いを浮かべる私とリュイラ。
「で...、でも一応原型はとどめていると思うし、後は業者を呼んで直して貰いましょう、私3割だすからリュイラ7割だしてね」
「えっ?なんで?」
「なんで?...、そりゃあ元はといえばあんたの結界魔法が未熟だったからでしょうが!」
「それはそうかもしれないけど...、プラムちゃんだって割と楽しんでたと思うのだけど...」
「そ...それはそれよ!」
「結界内だからって精霊を召喚して全力で戦ったのがまずかったかな...」
お互いに罪のなすり付け合いをする様は本当に醜い。
だけど...、それは人間の本質だから仕方ない。
流石に3対7は自分でも酷いかな? と思い条件を変えた。
「だったら...、明日一日あんたのやりたい事に付き合ってあげるからそれでここの建築費全額払いなさい」
「えっ? プラムちゃんが!?」
「1日だけよ」
「やった! だったら全額払います!」
さっきまでとはうって変わりとてつもなく喜んでいる彼女を見て笑う私なのでした。