(恥ずかしい////)
湯船に浸かりながらまともに彼女の顔も見れなくなる私。
全裸ドヤ顔で調子に乗っている自分の姿を思い返してすっごく恥ずかしくなる。
しかも異次元に侵入できる高位魔法を使った上でこの結果を出してしまう自分が恥ずかしすぎる!!
「ブクブクブク...」
(恥ずかしい///、恥ずかしい///、恥ずかしい///、恥ずかしい!!///)
顔を水面につけてブクブクと息を出して自分を落ち着かせるのだが、無論ずっと息が続く訳もなく顔を上げてしまう。
「ぷハァ...」
「あっプラムちゃんおはよう」
「あっ...おはよう...」
(って何普通に会話してんのよ!私!!)
恥ずかしくて目も合わせられないはずなのに、少しドキドキしてしまいます。
(リュイラはさっきの私の姿をどう思っているんだろう...、幻滅とかしてなければいいんだけど...)
ちらっと彼女を見て見ますが、特に変わった様子はなく、普通に入浴を楽しんでいるようでした。
(さっきのこと聞きたいけど...、ダメ/// やっぱり恥ずい///)
先ほどのドヤ顔全裸腕組み姿は、私の心に凄く大打撃を与えているのです。
(他人にマヌケな姿を見られるのってかなり心にくる物があるわね...)
さっきのそれがあるせいか、完全に彼女のペースなのが気に食いません。
(う〜ん...、完全にリュイラのペースなのよ...、ここは...)
気がつかれないように彼女の首筋に氷の霧を発生させました。
勿論湯気と殆ど変わらないくらいの物なのでパッと見では絶対に分からないはずなのですが...。
「プラムちゃん、公共の場で魔法の悪戯はマナー違反ですよ♡」
(バレてるのよ!!)
意外と鋭い指摘に何も言い返せません。
確かに彼女の周辺だけとは言えここは公共の場所です。
そんな場所で魔法を扱うなんて実際マナー違反でしょう。
周りに被害が及ばないのであればその限りではありませんけど、お風呂場で冷却は相性最悪です。
ちょっとだけびっくりさせてやろうという早まった気持ちが私にこの行為を助長させているのでした。
(ぐぬぬ...リュイラのくせに生意気な...、でも彼女の言っていることの方が正しいから負けてるのよね...)
悔しくて歯を噛み締めていると、彼女が急にこんな事を言いはじめました。
「さてと、体も温まってきた所ですし...、そろそろ体の洗いっこしましょうね♡」
凄く嬉しそうな表情を浮かべる彼女を見た私は、身の危険を感じずにはいられないのでした...。