おれの初めての料理教室
おれが、茶楽に犯されてメスとして自覚してから1年近く経過した。
今や恋人となり、同棲している仲だ。
「あいつもいつも仕事頑張ってるからなぁ、料理…出来るようになりてぇな…あいつにおれの作った飯…食って欲しいな…」
おれは、スマホでレシピサイトを見ていた。
すると、あるページが目に入った。
『彼氏さんとラブラブになる!簡単お手軽料理!』
という見出しの料理教室の広告だった。
「これなら……おれでも出来そうだし……」
そう思い、広告にある電話番号に連絡する。
電話に出た先生らしき女性の声はとても優しかった。
その声を聞いているだけで安心感があった。
「はい、では明日の昼過ぎに来れる?」
「あ、はい!」
「じゃあ住所送るね」
そう言われ、住所を教えてもらった。
次の日、指定された場所に行くと、そこは普通の一軒家だった。
インターホンを押し、中に入る。
そこにはエプロン姿の女性がいた。
「こんにちわ〜今日はよろしくお願いします〜」
「こちらこそよろしくお願いします〜」
中に入ると、少し広い部屋に案内された。
中には10人ほどのおばさん…おそらく近所の奥様方だろうか?が居た。みんな笑顔で挨拶してくれた。
「えっと…皆さん初めまして、今日はよろしくお願いします!」
おれもそれに答えるように挨拶をした。
「あらあら可愛らしい子ねぇ〜」
「ほんとほんと、若い子はいいわよぉ〜」
などと口々に言っていた。
「じゃあまずは自己紹介から始めましょうか〜」
そう言って、一人ひとり自己紹介を始めた。
「私は主婦の山田です〜」
「私はパートの佐藤です〜」
などと言った感じで、どんどん自己紹介が始まった。
「はい、次はあなたですよ〜」
「あっ、はいっ!!」
「えっと…おれ…あっいや、私は鹿乃たまねと申します!」
そう言うと奥様方は一斉に拍手喝采した。
「可愛いーっ」
「こんな娘が欲しいわぁ〜羨ましい〜」と口々に言いながら。
おれは恥ずかしくなりながらもお辞儀をして席についた。
そして自己紹介が終わったあとは、いよいよ調理の時間となった。
「では、まず最初に何をしたいですか〜?」
そう先生に言われ
「おれ…じゃなくて、私ですか?」
「ええ、たまねちゃん。それと…ふふ、わざわざ私って言い直さなくても良いのよ?」
言い直さなくても良いと言われ、少し赤面する。
「えっと…はい…。あの……それならおれは肉じゃがを作りたいんですけど……」
と答えた。
「肉じゃがね〜いいじゃない〜」
そう言われ、早速調理が始まる。
(よしっ)
心の中でガッツポーズをする。
すると先生が言った。
「今日作るのはあくまで初心者向けなので難しい事はしませんが……とりあえず包丁の扱い方を練習してみましょうか〜」
そう言われてまな板の前に立たされる。
すると後ろの方にいたおばさま方が耳打ちし合う。
「ねぇねぇあの子おっぱい凄くない?あれ絶対Gはあるわよ……」
「ほんとだわ〜あんな大きな胸見たこと無い……」
「顔もちっちゃいし、でも手足は太くて、お腹もぷっくりしてて…健康的で可愛らしいわ〜」
「ほんとね〜近所の男の子達も大変ねぇ、あんな子と毎日顔合わせたらムラムラ来ちゃうでしょうね〜」
などと聞こえてくる。
(おれの体って奥様方から見てもやっぱりエロいんだなぁ…)
なんて思いつつ、練習を始めた。最初は玉ねぎの皮を剥き、細かく切っていった。
しかしなかなかうまく切れず、何度もやり直した。
「あらあら大丈夫よ、ゆっくりやりましょう〜」
「そうよそうよ、初めてなんだから仕方ないわ〜」
などと優しい声をかけられながら、何度も同じ作業をした。
その甲斐あって何とか包丁の使い方を習得できた。
その後も、人参、ジャガイモの皮剥きや、具材の下拵えなどを頑張った。
そのたびに「かわいい〜」「いいこいいこ〜」などと頭を撫でられまくった。(なんか赤ちゃんみたいだなぁ)
と思いつつも、優しく接してくれる奥様方に好感が持てた。
そんな感じで時間は過ぎていった。
一通り終わると、最後に試食の時間になった。
目の前には、肉じゃがの入った小鍋があった。
「わぁ〜っ、おいしそぉ〜」
そう言うと奥様方は口々に褒めてくれた。
「本当に美味しそうねぇ〜、たまねちゃん上手よ〜」
「あ、ありがとうございますっ!」
やっぱり褒められると気分が良い、特にほとんど初めての料理で褒めて貰えるのは嬉しくて仕方がない。
顔が歓びでにやけてしまう。そんな事を思っていると、おばさま達が話しかけてきた。
「それにしてもたまねちゃんってすごく可愛いよね〜」
「うんうん! 笑顔が素敵だしね〜、もう男の人がほっとかないんじゃない?」
「えっ!? そ、そうですか?そんな事ないですよ〜アハハッ」
そう言いつつも満更でもない。
すると、一人のおばさまが言った。
「そう言えばたまねちゃん、ここの料理教室に来た理由ってなんなのかしら?」
「そう言えばそうね、ねぇねぇたまねちゃん教えてよ〜」と、奥様方の興味津々な様子に押され気味になりつつ
「えっと、その……あの……あの…………茶楽……お、おれの彼氏が……お仕事頑張ってて……だから……美味しいご飯作ってあげたいな〜……なんて……」
恥ずかしいのを我慢して答えると…おばさま達は「きゃ〜っ!!」「か〜わいぃ〜っ♡」「ほんとかわい〜い!」「こんなかわいい子が彼女だなんて羨ましい〜っ!」「若いって良いわねぇ〜!」
とベッタベタに褒めてくれた。
「ちょ、ちょっと! あんまり大きい声で言わないで下さいよ……///」
奥様方に褒められて、つい顔を赤くしてしまう。
「あっ、照れてる〜!」「ほんとか〜わいい〜」「ほっぺ赤いよ〜」「ほんとよねぇ〜……食べちゃいたいくらい〜」
「もうっ、揶揄わないでくださいよ〜」と言いつつ、まんざらでも無かった。
(やっぱり褒められるのって気持ちいいな〜)と思いつつ。
その日の料理教室は終わりを迎えた。帰り際、また来てくださいねと言われた。
(明日も行ってみようかな)
などと思っていると茶楽から連絡が来た。
『たまねちゃん、今日は何時頃帰る?』という内容だった。
時計を見ると夕方の6時、今料理教室を出てすぐなので、そのまま返事をした。
『わるい、今終わったからすぐに帰るよ』
返信が来るまで数秒ほど間が空いた。そしてすぐに返事が来た。
『うん、わかった。待ってるね。』
返事の確認をしてスマホをしまった。
料理教室の出口へ向かう途中。後ろのおばさま達に声を掛けられた。
「あら、もう行っちゃうの?もっと居てもいいのよ〜」
「あはは…そうしたい所ですが、彼氏が待ってますから。早速この作った肉じゃがを食べて貰いたいので!」
「あら、なるほどねぇ〜!それなら仕方ないわねぇ〜」
「えぇ〜!もう帰っちゃうのぉ〜!残念〜」
「あはは……ごめんなさい。また来ますね」
そう言って、急いで帰路に着く。
手作りの肉じゃがの入った小鍋を大事そうに抱えて
鼻歌を唄いながら
ifルート書く?
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構わん、書け
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やめとけやめとけ…