※この作品はR-18です。

TS勇者は取り戻したい 〜 TSFのFはふたなりのF! 〜   作:亜星

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TS勇者と水遊び(2/4)

 エルリックに教えられた道順をたどり森の中を抜けていくと、しばらくして急に開けた場所に出た。目の前には広々とした水面が広がっていて開放感も手伝って実に爽快な景色だった。生命感にあふれる雑多な匂いに満ち溢れていた森の空気とは一味違う爽やかな風の香り。オレは拡張収納(かばん)を放り出して水辺に駆け出していた。

 

「うわぁ、はははっ!水つめたっ! 冷たいぞ、これっ! ひんやりしてきもちいい♪ キレイな水をひとりじめできるなんて、最高じゃないか♪」

 

 革長靴(ブーツ)と 長靴下(ショース)を脱ぎ捨てると、水を蹴立てて水辺を走る。静かな水面が波立つ様子が楽しくて、わざとざぶざぶと水を波立たせていく。ひんやりとした水はそれでも冷たすぎるという事もなく、少し気怠げだった身体が引き締まるようで心地よかった。湖の静寂をひとり騒いで乱すのにもちょっと飽きてきた頃、少し深めの淵を見つけて水浴びの準備を始めた。

 

「得物は手の届くとこに置いといて、脱いだものはしまう、っと。ああでも汚れ物は洗っときたいな。あと、髪も結構傷んでるし、もうこれは全身本格的にやるかな。香油(オイル)出しとくか。」

 

 飲み水ですら苦労する事も珍しくないのだから、旅の途中の入浴事情は正直最悪だ。だからこんなキレイな水を気兼ねなく使って体を洗えるのは贅沢そのもの。次いつこんな機会があるかわからない事だし、ちょっと念入りに手入れしようと決めたオレは、拡張収納(かばん)から香油(オイル)の詰まった瓶だとか石鹸に目の荒い布や程よい硬さのブラシとあれこれを水辺に転がっている平たい岩の上に並べていく。面倒な事だが女の子の身体というやつは意外と手入れが面倒なのだ。汚れを落としたら拭いて終わりの男の頃の水浴びが懐かしい。

 

「うぁ、やっぱ流石に急につかるときついな。これ全身浸かるとなるとちゃんと慣らさないと。うぅっ、腰冷えるのつらっ…」

 

 着ていたものを脱いで拡張収納(かばん)に放り込み身軽になる。首飾り(チョーカー)と貞操帯(パンツ)だけの姿になってもう一度水の中に戻った。足首、膝、太もも、そして腰と徐々に慣らしてゆき、何度か水を掬って上半身にかけて覚悟を決める。そして一気にちゃぽんと頭まで水に浸かった。急に冷えた身体が乱暴な扱いに抗議するように一度大きく震える。水の深さはしゃがみ込むとちょうど頭が出るくらいの良い深さで、こぽこぽと空気の泡が踊る音を少しの間楽しむ。息が苦しくなるくらいまでの時間、そうやって全身を水に馴染ませてから、伸びをするように勢いをつけて体をおこす。ザバリと勢いよく水面を割って飛び出した俺の周りで陽光に煌めく水の粒が舞い散った。

 

「ぷはっ!はぁっ、ふぅ〜っ… は〜っ、さっぱりするなっ♪ 水も冷たすぎないし、身が引き締まる感じが気持ちいい♪ う〜ん、水浴び最高♪」

 

 無秩序にまとわりつく長い髪をぶんぶんと頭を振って始末をつける。オレを中心にキレイな円状に飛び散った水滴で、水の華が乱れ咲いた。水に濡れた肌が風に触れて、ぞわりと背筋に寒気が走る。ぶるりと一際大きく体を震わせて、オレはしゃがみ込むと水の中に逃げ込んだ。

 

「水に濡れると水の中のほうがあったかいんだよな。さて時間ももったいないし、さっさと体洗っちゃおう。」

 

 さて、どこから洗おうかと一応考えるふりをしてみたものの、とにかく洗いたいと思っている箇所が一つあった。きつく貞操帯(パンツ)で拘束された秘裂(われめ)の中心だ。そこはテントを出る時に勃ちかけた一物(ちんこ)を抜く時に随分と汚れてしまったのをそのままにしていた。

 

(テントで一物(ちんこ)を鎮める時に、こっちの方もずいぶん感じちゃったんだよな……)

 

 きつく股当て(パンツ)で封印されてる秘裂(われめ)をその上からなぞる。しっかりと守られた秘裂(われめ)には何の感覚も伝わらないけど、そこが十分に濡れている事をオレは知っていた。ここまで歩いてくる間、たまに股間から聞こえるくちくちという水音が気になって仕方がなかったからだ。それは足を動かすと捩れた淫裂(われめ)から漏れ出した潤いが股当て(パンツ)の中を濡らす音だった。

 

「まずはここだよな… さっき綺麗にできなかったし、絶対汚れてるもんなぁ…」

 

 水の中でしゃがみ込んだまま大きく股を開いて腰の後ろに手を伸ばす。腰ベルト(ハーネス)に股当て(パンツ)をガッチリ固定している金具を探り当てて、そこに隠された小さなボタンを押し込んだ。柔肌に食い込むように拘束されていた股当て(それ)を、若い肌の弾力が弾き返す。きつい拘束から解放された幼げな丘(ふくらみ)を割り裂く秘裂(たてすじ)が少し綻ぶ。水の中だというのに、その中心からとろりと粘っこい液体がこぼれ落ち、湖水に溶けていくのが感じられた。

 

「ふぅ〜っ、ずっと締め付けられてたから開放されると気持ちいいな。この開放感が癖になりそうで怖い…」

 

 蹲踞した股の間で隠されるものもなく顕になってる幼い丘(ふくらみ)を労るように包み込んでやわやわと全体を揉む。滞り気味だった血流がつかの間激しく流れてじんじんと熱くなるのが心地よかった。その心地よさに先程の一人遊びが思いだされて、ぽんっと頭に血が昇って頬を赤く染め上げた

 

「うくっ、やっぱり中までドロドロだ… こんなになってるなんて、どんだけ感じてたんだろ、オレ。なんか、前よりも感じやすくなってる気がするんだけど、大丈夫かこれ」

 

 ぷっくりとした秘裂(われめ)を指で割り裂いて、空いた手の中指であらわになった柔肉をなぞる。その中心の潤み切った穴の入り口に狙いを定めて、つぷりと送り込む。割れ目の奥(なか)はとろとろの滑りで満たされていて、抵抗もせずににゅるりとその指を根元まで飲み込んでしまった。オレは心を無にして機械的に滑りを掻き出す。すっかり開発済みのそこは柔らかくて、でも未だに窮屈さは保ったまま。自分の細い指でも中の敏感なところに触れないようにして自由に動かすのは難しかった。

 

「んっく、感じてない。そ〜っと、ちょっと体の中の方を洗ってるだけですよ〜 はふっ♡ ここまずっ♡ きもちいっ♡ いくない! いくないぞっ!」

 

 ともすると気持ちよさを求めて指が余計なところを擦ろうとする。それを実行に移さないように苦労しながら秘裂の奥(その穴)から潤みを追い出していく。息を詰まらせながらもなんとか満足のいく程度潤みを掻き出し終えると、オレは一旦岩場に上がった。

 

「貞操帯(パンツ)履いてる間は浄化の刻印が効いてかぶれない、臭わないとはいえ、ぐちゃぐちゃに濡れてる感覚のまま、ピッチリしてるこれ着けてるのは気持ち悪いんだよな…」

 

 乾いた布で濡れた股当て(パンツ)から水気を取りながらぼやく。一品物の装備の女神の鎧(ヴァージン・プライド)の一部だけあって毎日着用しても問題ないように、浄化の刻印が施されているらしい。でもそんな気遣いよりはもうちょっと恥ずかしくない見た目にしてもらったほうがなんぼかありがたいと思うのはおかしいだろうか。

 

「まああのエロ女神(フレイサイス)がそんなこと聞き入れるわけ無いか。というか、さっさと縁を切るに限る。」

 

 縁を結んでしまった女神の度し難さを改めて再確認して、オレは口の中で軽く不幸を願う言葉を紡いだ。そうしながら股の間の湿り気も取ったあと、いつものようにお尻の谷間を通して股当て(マイクロビキニ)を引き上げて固定する。きゅっと股間が締め上げられる感覚に一呼吸耐えてから、オレは大きく息をついた。

 

「ふぅ、やっと人心地ついたかな。 気になってるところは片付けたし、ここからは本格的に全身キレイに洗い上げちゃうぞ〜♪」

 

 気分を切り替えるために大きな声で宣言して、オレは本格的に体を洗い始める。ついでに替えの少ない衣服も洗って岩場で干してゆく。半刻も過ぎた頃にはすっかり垢やこびり付いた汚れ落としきり、オレの肌は本来の輝きを取り戻していた。眠り続けていた間も仲間たちが身体を清めてくれていたには違いないのだが、それでも取り切れない汚れがあちこちにあった。それを丁寧に擦りおろし全身を磨き上げるうちにすっかりオレは調子を取り戻していた。

 

「う〜♪ き〜も〜ち〜い〜い〜 ♪」

 

 空を見上げながらゆったりと水に浮かぶ。日差しですこし温まった水が程よく身体を冷やしてくれる。水中で感じる浮遊感に身をまかせて水面を漂っていると、このまま湖に魂まで溶け出しそうに思えてくる。ぱしゃりと水を蹴って水の中を進む。身体を撫でて通り過ぎる水を感じることで、自らの形を確かめることができた。長い蜂蜜色の髪が水流に弄ばれて肩や背中をくすぐるのがちょっとこそばゆい。

 

(旅暮らししてると髪が長いのは面倒なんだよな。手入れしないとすぐに扱いづらくなるし。かといって、短くすると街に帰ってから泣かれるんだよなぁ。)

 

 聖刻教会から俺の身の回りの世話を名目に派遣されて来る修道女(シスター)の顔を思い浮かべる。そんな男みたいな髪型にしてくれるな、と彼女が泣いて頼むのだ。手入れも面倒だしなにより見た目が女の子らしくなるので正直イヤなのだけど、彼女の涙に押し切られて今に至る。まあ実際、式典だの何だので正装(ドレスアップ)させられることも結構ある。そういった事に全く疎いオレは修道女(シスター)に身支度をお願いする訳で、そんな彼女の苦労も考えるとなおさら断りづらかったのは確かだ。

 

 雲が流れて日差しが急に目に差し込んでくる。眩しさから手をかざすと、薄い手のひらを透かして明るさが感じられる。肌に弾かれた水の玉が肘をつたって二の腕を転げ落ちてゆく。

 

(ほんと、細くて華奢な腕だよな、今のオレ。こんなのでよくもまあ今まで戦い抜けたもんだ。)

 

 もともとオレは体格に恵まれず、なかなか筋肉がつかない体質だった。今のオレの腕はその頃に比べても華奢だ。すらりと伸びた腕の少女らしい柔らかな肉の下には幾分鍛えられた筋肉があるけれど、それで魔物の力に立ち向かうなど到底敵わない。

 

(男の頃の闘い方がそのまま、この身体の闘い方にぴったりだったってのはなんか皮肉だったな。)

 

 華奢な体格のくせに戦士を目指してしまったオレは、不利を補うために身体強化(フィジカル・アデプト)の 刻印術(エンブレム)を利用して魔力で足りない身体能力を補うというやり方で戦い抜いてきた。この闘い方に慣れていたことが、今まで以上に力のない華奢な少女(この身体)でも頑強な魔物たちを屠ることを可能とさせていた。

 

(魔力の扱いだけは徹底的に訓練してもらったおかげで、昔とは比べ物にならないくらい強くなれたのは確かだけど。)

 

 魔力を巡らすとおへその下あたりにほんのりと温かみを感じる。そこにある真臓を鍛えた日々が懐かしい。全身に血を巡らせて体を動かすのが心臓であれば、全身の魔力経路に魔力を巡らすのが真臓だ。今まで刻印術(エンブレム)と真面目に向き合ったことがなかったオレは、エルリックの元でみっちりと真臓の鍛錬から基礎を叩き込まれた。昼も夜も続く鍛錬には本当に泣かされたものだった。

 

(なんか色々あったなぁ。それもこれももう少しで一区切り)

 

 つんと空に向かって膨らむ双丘に掬った水を掛け、染み一つない肌の上を水の玉が転がり落ちるさまを目で追う。ようやく結末に辿り着いた魔王討伐も、その後の女神(フレイサイス)とのゴタゴタも、今は意識の外に放り出す。空を流れる雲を数えてゆったりとした時を楽しんだ。

 

「うう、ちょっと風出てきたな。ちょっと鳥肌立ってるや。風に当たると流石に身体冷やしすぎて良くないな。そろそろ水から上がるか。」

 

 ひゅぅと吹いた風が小島のように水面から顔を出す 双丘(ふくらみ)を撫でて濡れた肌から体温を奪っていく。その先端の蕾が縮こまって硬くなるのを感じたオレはそろそろ上がるべき時間だと悟った。じゃぶじゃぶと水面を波立たせながら岩場に上がる。上がった時のために置いておいた大判の布(バスタオル)で丹念に髪と体の水気を取っていった。

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