私は人間(倫理観)を捨てるぞ、旅人!! 作:札幌ポテト
西風教会、ひいてはモンドには闇がある。他国からのスパイなど様々な存在がモンドを陥れようと動いている、そしてその闇を祓う為の闇の存在を私は知っている。
というかスカウトされた時もあるし、暗殺されそうになった事もある。まぁその暗殺してこようとした表向き清楚系のシスターさんとは今でも偶に教会で会うし、色々聞き出すのにじっくりと拷問(胸を揉みしだいてあげた事)したのを知らないフリして挨拶してくるが握り拳には青筋が浮かんでいてめちゃくちゃ楽しい。
そんな日夜外敵からの脅威と戦っている暗部、中にも何故か今でも割と仲の良い……? まぁ会ったら話すぐらいの人がいる。なんなら私より話してる人間を見た事が無いほどに、人に近づいて来んなよオーラを出してる人がいる。
「ロ、ロサリアさん? そのー……あの時とかあの時の事は悪かったけど、私に黙って暗殺者やってるのも悪いじゃん?」
割と長い付き合いであるロサリアは暗部の人間だ。出自が特殊なのでそうなってしまったというのもあると思う。私としてはそういう場所を離れて自分について考えて欲しかったのだが、それを考えた上での判断なのかもしれない。
「あら、そうだったわね。貴方に身も心も全部支配されて言いなりにされたんだったわ、勿論傷物にした責任を取って貰えるのよね?」
「な、何のことかなー……?」
体も最初にあった時から成長し、もう立派な女性だ。そういうのに悪戯するのは悪い事だろうか、悪い事だったわ。うん、この前は満更じゃなさそうだったけど流石にやばい気がして来た。
最初はこんな人じゃなかったような……どうだったかな、思い出してみるか。
確か最初の出会いは8年ぐらい前……。
☆
10歳の時から私は冒険者をしてきた。巷では会ったこともない人達から天才冒険者やら神童やら言われてもいるらしいが、そんな私でもそう噂通りのチカラがあるなら困らなかった。
「……なんか、この餓鬼太々しくないですか。肝が据わり過ぎてるような」
「気持ち悪いな、持ってたのも食料と剣にナイフ……冒険者気取りで家出したのか?」
盗賊に捕まったのだ。ちなみに捕まってしまったのは多勢に無勢過ぎた+ちょっととある戦闘後だったのもあり疲労があったのを冷静に考えて投降したので戦闘はしていない、いくら私でもまだ12歳の子供なのだ。侮ってくれるなら、正直言って助かる。
「まぁいい坊主、お前は今から俺たちの仲間になれ」
「……ならないって言ったら?」
一応、いつでも腕の関節を外して縄を抜ける事はできる。ただ元素生物を呼び寄せるエーテルの類も無ければ、剣も奪われている。流石にこの状況をどうにか突破する方法は思いつかない。
「ロサリアがお前を優しく殺してくれるぜ」
「優しくって、どうやって?」
「神の目があるんだよ、あいつには」
そう言って、盗賊の1人が指を指す。そこには私より少し歳が上に見えるが、少女がいた。その腰には、青白い神の目もある。何が優しくだ、全身が粉々になって元素のチリとして消え去るだろう。痛みは一瞬かもしれないが、それを優しいと表現はしたくない。
「なれば良いんでしょ、盗賊に」
仕方ないのでここは一度仲間になるしかない。だがそれを聞いた途端、不貞腐れているとでも捉えられたのか顔を殴られる。いや痛いけどジンとかにボコボコにされてた経験で割と慣れてるし、なんなら殴られるのに合わせて顔を動かしてダメージも低くできるけど、口の中が切れたのか血が垂れてくる。
「まずは雑用からだ、働いてもらうぞ新入り」
割と最悪な盗賊生活が始まった。
☆
私は全てを奪われた、あるのは服ぐらいだ。安物ではあるが剣は先輩盗賊に取られてるし、下っ端なのでメシもマトモに食えない。というか雑用しかしていない、正直逃げるだけなら割と出来なくはないのだが、取られた物の中に面倒な物があるので出来ればそれを取り返したいので、今は潜伏している。
「なぁロサリア、何で君って盗賊やってるの?」
そんな中で、私と歳が近いのが盗賊達の中で唯一神の目を持つロサリアだった。14歳ぐらいか、モンド人ではあるようだが暗い雰囲気の盗賊だ。
「無視ね、まぁ私何もしてないしな」
ただ私としても取られた物を取り返したかったし、歳が近いから油断してくれるかもと打算はあるが、なんとなく彼女についても気になっていた。
「西風騎士団に捕まるのが落ちだぞ。悪の栄えた試しはないしな」
他の盗賊と何か違う、私に対する視線も見下すものとは違う。だからこそ近づいてみたのだが。
「その無駄口、五月蝿いわね。舌でも落とせばいいかしら?」
彼女の持つ槍が顔の横に突き刺さっていた。後ろに木はあったが、貫通してそのまま折れてしまう。神の目なしで木を槍で破壊する人なんているんですか? いや私の知り合いには割といるけど。
「おいクソ餓鬼、ロサリアに絡もうなんざバカしてる暇あったら水でも汲んでこい!」
ただ仕方ない、彼女はかなり鋭く警戒心も高そうだ。ここは私の剣を持つ先輩盗賊に近づくしかない。
「先輩は知ってるんですか、ロサリアの事」
「あぁ、お前と同じで盗賊になった。そんで長老殺して、神の目もらったウチで最強の女だ」
口が軽くて助かる、それに私の事を見下してるから大分やりやすい。何ならいかに人を殺したかとか、金銭を上手く奪ったことなどを自慢してくるのだ。そしてこいつに限らず基本そんなやつばっかである、何で私ってそんな奴らに捕まってしまったのか、不幸である。
「テメェはまず、自分のメシを食えるだけの仕事をしやがれ」
そしてまた蹴り飛ばされてバケツを投げられる。でもジンにボコボコにされて来たおかげかメンタルには自信がある。ありがとうジン、でもできれば助けに来て欲しい、その方が楽だから。でもなんか私って本当にヤバい時ぐらいしか助けが来ない気もしてるからちょっと諦めてもいる。
☆
「(あー、腹減った。食料全部取られたしな……)」
毎日盗賊生活3日目、早くもめんどくさくなってきた。いや蹴られたりしても後で数百倍にして返せば良いけど、疲れるのだ。私としては一刻も早く接収したとある危険物を回収しておきたいのだが、それらしい情報はまだ取れそうにない。
一応食料については森の中で目を盗んで適当に手に入れた物で生きてはいるが、それで腹が膨れるほど省エネでもない。
また夜中に適当な食料でも探そうかと、見張りをサボっていると。
「(げ、ロサリア……)」
槍使いのロサリアがいた。気配は先に感じられたので仕事のフリをするが、態々私のところにやってくる理由が思いつかない。何かしらで私に疑いの目を向けているのかと警戒していると、私に布袋に入った何かを投げてくる。
「(なんだ、いやこれ……)」
受け取ったのはパンだった。
「残飯よ、処理しておきなさい」
「……実はいい奴?」
「殺すわよ?」
余り物すら分けられてなかったので、これはありがたい。というか盗賊達新入りをいじめ過ぎだろ、日頃の鬱憤どんどけ溜まってるんだよ。ただなぜか、ロサリアがそいつらとは違う事は何となくわかる。
「逃げたきゃ逃げなさい、パパとママの居る暖かい世界に」
「ならロサリアはその暖かい世界には行かないのか」
自らここにいるのか、それともそうとしかなれなかったのか、それは私にはわからない。
「私はもう、そこには行けないわよ」
ただ少なくとも、まだ彼女には人間らしい情を感じていた。
☆
盗賊生活5日目、色々と話を聞けるようにはなってきた。この盗賊達、全員ちゃんとやばい奴らなのも分かったし、ロサリアについてもちょっとは知れた。
ただそんな中でも、まだ頭領が預かっているらしい物の所在は分からない。
なのでもう少し潜伏するつもりだが、今日も今日とて盗賊達は私をボコボコにして楽しんでいる。
「おい新入り、使えねぇな」
名目上は訓練、しかし棒を使って殴りまくってくるのでそれを耐える時間だ。ただ私は受け身やらでダメージは減らせるので耐えられる、骨が折れるなんて事もない。
「ボロ雑巾にするなよ、したら今日の雑用できねぇからな」
ただそれでもダメージはある、甚大なダメージを負うことはないが今の回復もまともに出来ない状態だ。子供を暴力で従わせ、屈服させて仲間にする、人間としての矜持は何もないのかもしれない。
「退いて」
そんなリンチ大会に、割って入る者がいる。
「ロサリア……?」
ロサリアだ、しかし様子が変だ。この前のように助けに来たとは思えない、訓練用にある長い棒を持っているのもその違和感を増長させる。
「ガハッ……!」
そして何の前触れもなく、私の腹を穿った。あまりに急であったのもあるが、攻撃の鋭さにダメージはもろに出ている。しかもその状態の私を連続で殴り続け、最後は蹴り上げて吹き飛ばす。
やはりレベルが違う、他の盗賊とは明らかに。人を殺す動き、人と戦ったことのある者の動きだった。それだけに、余裕もなく血反吐を吐かされている。
「スッキリした、使い物にならないのもわかったわ」
そう言い残すと、ロサリアは去っていく。全身を痛め、気絶しそうな体をギリギリで意識を保つ私を残して。
☆
盗賊に不気味な新入りが入ってから1週間、ついにというか元からそうだったのか、それを判断する日が来ていた。
入団試験、それは新入りが盗賊達の仲間として働ける穀潰しではないか、仲間を売るような弱い心の持ち主ではないか、そんな従順な奴隷になれるかといテストをした結果が出ていた。
合格すれば盗賊に、不合格ならばそこで終わり、捕まった時点でまともな人生は終了したのである。
そして、その結果は──
「……このガキは、ダメだったか」
「1週間ももたねぇとは、こりゃ家出してても簡単に死んでたな」
不合格、従順にはなれたかもしれないが力がなかった。穀潰しに用はない、ならば答えは一つだった。
「もういい、殺せ。面倒はごめんだ」
盗賊に情けはない。いや正確には、自分達の保身の為に無用なリスクを残しておきたくはないのだ。このまま人道的に身柄を解放しても、西風騎士団に重犯罪者集団として追い回される事になる。
そういった面倒方が起こらないように、無かったことにするだけである。
「おい新入り、今から死ぬ事になるが言い残す事はあるか?」
その子供は縄で木にくくられ、断首の時を待つのみである。もはや希望などないだろう、ここ数日で身体共にボロボロにしたのだから、もはや早く楽になりたいとすら考えているかもしれない。
そんな子供の最後の言葉は──
「……介錯は、ロサリアに」
やはり、救いであった。
「神の目の力ってやつ、最期ぐらいそんなので消えたいでしょ……?」
身も心も破壊され、最後に残す希望などそんなものでしかない。
☆
「ロサリア、やれ」
頭領に言われるがまま、ロサリアは前に出た。武器はない、そんなものいくらでも氷の神の目を持つ彼女には作れる。仕損じる事もないだろう、それだけの力を持っている。
「ねぇロサリア、人を殺す時って何か感じる?」
思えば、ロサリアはこの少年を突き放してきた。ここにいるのが間違っていると不適であると知っていたからだ。パンを与えたのも、遠回しにここを出て行くように勧めたから。完膚なきまでにボコボコにしたのは自分は敵であり、この場所を嫌いになってもらう為だ。
だが、少年は残念な事に逃げる余裕もなかったのだろう。身も心も破壊され、死を懇願されるよう追い詰めた1人として、ロサリアはその最後を与えに向かう。
彼女の氷槍は岩をも穿つ、柔な少年の体などひとたまりもないだろう。ただ少年も覚悟ができているのか、氷の凶器を前にしても怖気付いてはいない。
「ええ、よく思うわよ……神なんて居ないって」
せめてもの情けの為に、元素の力をふんだんに込めて即死出来るようにした凶器を、ロサリアは投擲した。
「私はさ……」
瞬間、少年の声をかき消して巨大な白い粉塵が舞う。即死どころか、人の姿をとどめているのかも怪しい攻撃が、穿った。
「おいロサリア、俺たちまで巻き込むつもりか!?」
ただあまりの衝撃に盗賊達も風圧でたじろいでいる。あんな威力を態々子供に向けたのだ、その目には強がってはいるが畏怖の色が見えている。
「何、文句でもあるの?」
ただロサリアはそんな事は気にしない、ここにいるのもそんな理由ではないのだ。ただ、こんな世界でより一層神などいない事がわかっただけだ。
ただ運の悪い少年は、何も得る事なく、元素のチリとなったのだから。最後の言葉も、誰の記憶にも残らない。
「ち、おい。死体を埋めるぞ、残ってたら面倒……っ!?」
ただ、片付けに向かった盗賊達の断末魔が、代わりのつもりなのか森の中に響いていた。
「な、何かいやが……!」
次々と響く悲鳴と途絶える気配、ロサリアは武器を構えて振り向くがそこには盗賊達だった者がチリとなっているのが分かる。
「氷……まさか」
そして、その根源は想像できる1人しかいない。
「……やっぱり、相手がクソ野郎な時ほど何も感じない。これはこれで人を辞めてるのかもしれないけど」
冷気が辺りを覆っている、それはロサリアが撒き散らしたというのもあるが、その方向性が攻撃した時とは真逆だった。そしてその状態を作り出した張本人は落ちていた……いや、元は彼のものであった剣を拾い近づいてくる。
「不器用なりに気遣ってたのはわかるよ、一応。ただやり方は好きじゃないけど」
そこには何故か傷も見当たらず、氷元素を扱い他の盗賊達を皆殺しにした少年がいた。
「ロサリアならまだ戻れる、戻ってこれるけど……やる気だよね」
明らかにただの子供ではない、いや子供に見えるだけで中身は子供ではないのかもしれない。ロサリアの勘が伝えていた、明らかに異質な存在を、自分と同じ日陰に身を置いて来た者であると。
「お互い人殺し、日向を歩けるわけないじゃない」
「私は堂々と歩くよ、周りが知らなきゃ咎は無いのと同じだと思わない?」
☆
時間にして10分程度だろうか、森だった場所は氷河期でも来たかのように氷漬けにされている。それだけ互いの氷元素を打ち合ったのだから当然だろう、盗賊達は元素のチリになってはいるが、その拠点はもはや原型をとどめていない。
「貴方、何者よ……私がこうも簡単に」
「簡単じゃなかったから1週間も時間稼いだんだけど……?」
そして盗賊達との戦い、というかロサリアとの戦いは無事何とかできた。ロサリアが氷元素でトドメを刺してこなかった時は瞬間移動で逃げるつもりだったから大丈夫ではあったが、流石に危なかった。
道中で草スライムを吸収していつでも回復できるようにしていたので勝てたと思うが、それがなければロサリアに殺されていたかもしれない。
今はロサリアの腕を氷漬けにして後ろに組ませているので暴れられてもどうにかなるだろう。
「殺しなさい、更生の余地なんてないわよ」
ただまぁ、本当に尖ってる。私の事を遠回しにバイオレンスに出ていかせようとしていたのは分かっているけど、一度ボコボコにされたせいで割としっかり彼女へのストレスも溜まっていたりもする。
「なぁロサリア、やられたらやり返したくなる気持ちわかる?」
ロサリアを否定するつもりはないが、いくらでも私を助けられる立場の人間ではあった。逃がそうと思えば逃がせたし、無抵抗な私を更にボコボコにする必要もあったかと言われたらそうではない気がしてくる。
「私が痛みに音をあげるとでも?」
「あげないだろうね、まぁこっちは今から試してみるよ」
だからまぁ、己を曲げられないのなら仕方ない。私も曲げられないし、というか酩酊感が草スライムを吸収したせいであるから、ブレーキも緩くなってる。
見た目は14歳、前世で言うと中学生か……まぁ今の私は12歳だから大丈夫だろう。うん、鬱憤を晴らそう。
☆
ロサリアはあまりの実力差に驚いていた。元素の扱いに差があった、恐らく実戦での差だろう。それだけこの自分よりも歳が下の少年は秀でた何かを持っていたのだ、ただそれを察する事はできなかった。
だからこそロサリアは敗北したが、これから来るであろう拷問には溜息すら出ている。彼女は痛みに慣れている、他の盗賊と違い自分の体の強度を知っている。
だからこそ、その鬱憤が晴れるまで待たなければならないのが面倒であった。殺されるのも仕方ない人生は歩んでいる、だからこれは咎なのだと。
ただ、そんな彼女の背後に彼が回ると少し体が浮き上がった。
「っ……あんた、まさか」
いや、持ち上げられたのだ。14歳にしては豊満な胸を、彼が後ろから両手で持ち上げていたのである。彼女も予想外の方向からの感覚に少したじろいでしまう。
「あれ、遊んでると思ったけどそうじゃないんだ。初めて?」
ただそんな彼女の些細な反応も見抜かれている。そして楽しんでいるのか、わざと弾ませながら遊び始める。
「耐えられるんでしょ、なら耐えてみてよ」
「ぁ……ぁっ!!」
そしてその言葉を合図にして、彼の手は彼女の体と衣服の間を滑り込んで来ていた。服の上から遊ばれていたのとはまるで違う、人の熱を感じる、更にその感覚は段々と強くなっていく。
「んぁ……は、は……っぁぁ!!??」
豊満でありながらもまだ成長途中の胸が揉みしだかれている。体をよじってもその手は逃してくれない、更にその手は主張しだした彼女の先端にまで及び、コネコネと指でいじられ続けている。
「(何、これ……!? そんなの、自分でもしたこと……!!?)」
最初は吐息を我慢しようとしていたロサリアであったが、もはや声は堰き止められず、頭の中も侵食され始めている。自分ではない者に体を触られるという違和感は容易に彼女の体を支配していたのだ。
「さっきまでの口の悪さが無いけど、もう余裕ない?」
虚勢はもう剥がれてきている。年相応の少女よりも硬い心と言えど大きく侵食されてきている。だが、負けを認めているわけではない。ロサリアもまだ、虚勢を張り続ける。
「そんなわけない、でしょ。アンタなんか下手くそに……ふぁぁぁぁぁ!?!?」
ただそんな彼女を嘲笑うように、少年は次の段階に進んでいた。
「うわ、びしょびしょ。凄い蒸れてるし」
自分の体に異物が入り込んでいるのが分かる。そして自分の体はそれを受け入れるように何の障害もなく、侵入を許してしまっているのも。恥ずかしい事を言われて言い返したい気持ちはもちろんある、怒りも湧いてくる。
だが、そんな余裕はなかった。
「ぁ、ぁ……や、やめ……!!」
異物は彼女の中を調べるように動き回っていたのだ。掻き出しているように、その動きは彼女の余裕を楽しんでいるようにも感じる。無論胸への動きが止まっているわけではない、はだけさせられた胸は今もなおじっくりと楽しまれている。
「あれ、もうダメになったの?」
「な、なってなんか……ふぁぁっ!!?」
「あー……ここが弱いのね」
そして下の調査が終わったのか、彼女の感覚が一番強く出る場所を重点的に攻め始めた。子供の指だとは思えない感覚に、彼女の頭が白く瞬き始めている。
淫猥な水音は耳に響くようになり、彼女の頭を酩酊させる。もはや虚勢を張る余裕なんてものはなくなり、抑えていた声は指が動かされるたびに漏れ出ている。
「ところでロサリアさん、私から取った邪眼って知らない?」
「ひ、ひらない、ほんなの知らな……ぁぁっ!!」
「本当に? ゆっくり思い出してくれていいからね、私もゆっくり楽しむから」
そう言うと、空いた胸元に彼は飛び込む。同時に、彼女の弄られていない方の胸を口で弄び始める。
「あ、あ……あぁぁぁぁぁぁ──!!!??」
三方向からの感覚に、彼女の頭も体も耐えられなかった。しかしまだこれは終わりではない、人生で最も時間の流れが遅い時間の始まりでしかなかったのを、ロサリアはまだ知らなかった。
☆
結構な時間のお楽しみ兼1週間の仕返しタイムが終わった、将来有望な素晴らしい体の持ち主であったロサリアだが、今は着崩れした服と自分を抱えるようにして私から距離をとっている。
「はぁ、はぁ……んぁ……」
ただまぁ、逃げ出す体力はないだろう。というかその為にもやったわけだし、それに本題でもあった私の拾得物、そのありかを聞きたかったのだが。
「邪眼、売られたかぁ……」
道中で倒したファデュイ(執行官ではない)奴から回収したものであるが、あれは明らかに異質ものだった。あれについて詳しそうな地下情報網に持っていきたかったのだが、どうやら取られたその日に売られたらしい。私が潜伏した意味とは、しかも衝動的に全員ぶっ殺したのでどこに行ったのかもわからないのだ。
「あ、別に騎士団に突き出すとかはしないよ。モンドの……まぁ教会には送るけど。ここから先は自分で生きていけばいいし」
ただ問題はロサリアか。彼女の拠点や仲間は破壊したし、私は相当な悪人に見えているのかもしれない。だから教会で何とかしてもらいたいところだ、流石に『年下の男の子に無茶苦茶にされました』とか『奴隷扱いしてた子供に卑猥な事をされた』とは言えないし、彼女は言わないタイプの人間だ。大丈夫だと信じたい。
「……絶対に殺す」
ただ目で語っていた殺意が口から漏れ出ている。暗部とかにだけは入らないで欲しいが、入ったら本当にモンドには帰れなくなる。
ただなんだろう、この無茶苦茶にした相手からの涙目での『殺してやる!』がゾクゾクするのは、自分の中でも新しい扉が開かれたのかもしれない。
☆
あれ、思い出しても割とダメだった。何でだろう、まぁ第一印象は本当に最悪だったのがわかる。ただ彼女の体は最高だったし、物凄く成長している。あの時の事はあの時しか味わえなかったし、色々と良かった。
「どうしたのバンパー、まさか私の酒が飲めないなんて言わないわよね?」
「え、いやちょっと最近は控えてて……」
「バーバラと一晩過ごした事、黙っておいてあげるわよ?」
「なんでそれ知ってるんだよ!? てかそれから控えてるの分かってるだろ!?」
それが今じゃ友人ぐらいにはなってる、まぁそのあと色々あったからだとは思うけど……実は背中から刺してくるとかないよね? そう信じたいところである。
またどこかでロサリア回はあるかも。
次回、未定。
アンケートは参考にするかもしれません。
好きなキャラは誰?(モンド女性)
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エウルア
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ジン
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リサ
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クレー
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アンバー
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スクロース
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フィッシュル
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モナ
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ノエル
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ロサリア
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バーバラ