※この作品はR-18です。

私は人間(倫理観)を捨てるぞ、旅人!!   作:札幌ポテト

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刻晴&香菱回です。

進行度は100点中100点です。



料理人と玉衡が百合百合してる☆

 山奥の中、とある場所に私はいる。一応璃月内にあるのだが、そこで私は目の前で起こっていることをただただ眺めていた。

 

「ご、ごめんなさい香菱……でも、こうするしか……!」

 

 璃月の権力者であり、誰よりも正しさを考えている刻晴が──

 

「んあぁっ!? あ……ひゃあっ!?」

 

 友人の胸や股を弄っているからだ。その度にさっきまでの香菱からは考えられないような甘い声で鳴いている、それが恥ずかしいのか刻晴も顔を真っ赤にしながら息を荒くしている。

 

 そして人の寄り付かない山奥で美少女達の戯れを、何故か眺める私。ちなみにいるのは分かってるが、そんなの関係なしにイチャイチャしている。

 

「(良いもの見れてるけど、香菱記憶残ってたらやばそうだな〜)」

 

 無言で気付かれないように写真を撮っていく。なんか撮っといた方が面白そうだからだ、ただこんな事になったのは珍しく私が原因ではない。

 

 ☆

 

 璃月の事件が終わって、更に稲妻の事件を解決して、更にリサさんに顔を見せてからすぐのこと、私は山奥に身を潜めていた。理由は簡単でファデュイに見つかりたくなかったからだ。執行官レベルは全属性を解放しなければ確実な勝利は得られない。逆に言えばある程度の勝利を約束されるが、私は追い込まれなければ使わない。

 

 二つの事件での副作用は神の目由来の力をほとんどもらえたので影響としては普段よりも小さかったが、それでもやりたいかと言われたら嫌なのだ。

 

 2週間廃人になれと言われてやりたいと思う人間は居ないだろう。似たようなものだ。

 

 それで現在は山奥に身を隠していたのだが。

 

「お前ら本当にどこにでも居るよな……」

 

 いつも通り、というか運命なのかもしれない。偶発的に遭遇したファデュイを掃討し元素のチリにした、情報を持ち帰る途中だったようだ。ちなみに私はこいつらが本当に嫌いである、アビスも嫌いだが自分達の野望の為なら何しても良いと考える奴等はヤバいのだ。

 

 一概に言えるわけではないが、なぜか私が会う奴らの殆どが人としての道を大きく踏み外していくタイプであり、存在そのものを嫌悪する事が多いのだ。

 

 なので普段は自分から動きたくはないが、ファデュイ関係に関しては自分から動かないと間に合わない事態が多かったのでよく相手してる。

 

 モンドでもスネージナヤの使者の暗殺をしてたロサリアが執行官ではないが邪眼に返り討ちにされて拷問されそうになってた時もぶっ飛ばしておいた。謝礼として彼女をそのまま楽しんだのはもうそろそろ時効だと思いたい。

 

 と現実逃避をしながらこの山の次にどこに身を潜めようかなと考えていると、足音が聞こえる。手練れな感じがする、何者かと思い剣を向けると。

 

「貴方は……冒険者の、バンパー?」

 

 見覚えのある人物がいた。

 

「確か七星の」

 

「刻晴よ、まさかこんな所でも動いてくれてたのね」

 

 刻晴だ、凝光さんと同じく七星の1人だ。年はあまり変わらないのに凄い、外見はとんでもない美少女で脚がいい、と本人に言ったら絶対に殺されるので言わない。先の魔神との戦いに乱入したファデュイをボコボコにしていた、私もそうなってもおかしくない。

 

「口先で嫌がりながらも誉れを欲しがらずに暗躍する。凝光や甘雨が貴方を褒めるわけだわ、最近は惚気話にも聞こえてくるけど」

 

「私そんな評価受けてるの……?」

 

 私の知らないところで勝手に持ち上げられているらしい。嬉しくないとは言わない、しかし嬉しさを遥かに悲壮感が上回るだけなのだ。めちゃくちゃ困る。

 

「まさか刻晴……さん、1人でこれ片しに来たのか?」

 

「えぇ、最近の璃月は国内を固めるのに忙しいの。私1人でもこれは片付くわ、それに兵を率いてこんな山奥まで入っていたら奴らに逃げられるわよ」

 

「まぁ、行軍とかしてたら間に合わないとは思いますけど」

 

 確かにこいつらの目的は情報の伝達のようだし、差し止めた方が色々と都合も良い。それに彼女は誰かに守られるほど弱い人間じゃない、むしろ守る対象が増えたら面倒だろう。

 

 それでも1人くらい連れてきた方が良さそうとは思うが、恐らく突発的な仕事なのだろう、このタイプだと恐らく時間差で部下達が来る。ジンとかもこのタイプになる時もあるし、割と部下を振り回しているのかもしれない。

 

「……ん?」

 

 など色々考えていたら可愛らしい音が響く。音源は目にしなくても分かるが、その音を鳴らした人はお腹を押さえて顔を赤く染めていく。

 

「もしかして……お腹空いたんですか?」

 

 聞かない方がいいかなと思いつつも聞いてみる、いつも厳格で効率的な人と噂で聞いた事はあるが、そんな彼女は顔を想像とは違う反応をする。

 

「今回は現地の査察で人手もなかったの! し、仕事を優先しなきゃならなかったから仕方がなかったのよ! 普段はこんなのじゃ……何ニヤニヤしてるのよ!!」

 

 可愛らしいなこの人、睨まれても全然怖くない。ある意味良いものが見れたので良かった、それだけでもここに来た甲斐があったかもしれない。

 

 今度凝光さんにそれを話題にしてみても面白そうだ。

 

 そんな事を考えているとまた気配がする、刻晴もそれに気付いたようだ。数は2、何者かと直ぐに警戒状態に入るが。

 

「あ、やっぱり刻晴だ!」

 

 それは陽気ではつらつとした声で霧散する。

 

「香菱? どうしてここに……」

 

「食材を取りにだよ、ここでしか取れない絶品キノコがあるって聞いたんだ!」

 

「絶品……」

 

 香菱……確か料理人だ、噂には聞いた事がある。隣に歩いてる熊は知らん、触れたらいけない気がする。しかしなぜか皆彼女の話をする時は目を逸らしながらする事が多い。特にどんな料理をするのかと聞いた時の反応が様々で、美味しいには美味しいが、人を選ぶという話は聞いている。

 

 そしてそんな彼女の話に、刻晴が食い付いている。

 

「ちょうどお腹空いてるみたいだし、刻晴に作って貰えば良いんじゃないか?」

 

 私はお腹空いてないから様子を見てからにしたい。ゲテモノだったらやばいし。美味しそうならつまんでおきたいけど。

 

「良いよ、もうキノコは取れたんだ!!」

 

 そう言って腰にあるカゴからキノコを取り出す。何故だろう、赤いオーラが見える。香菱自身からも赤いオーラが見えるから、炎元素でも移っているのだろうか。

 

 ただ毒ではなさそうだ、私には見れば有害かどうか分かる力があるのでその反応らしきものは殆どない。ちなみに薬は濃くなれば毒となるので薬とかでも雰囲気を読み取れる、今回は毒よりも薬といった様子なので大丈夫だろう。

 

 ゲテモノでも無さそうだし、普通に私も食べたい。

 

「それじゃあ鍋にするよ、ちょっとだけ待っててね!」

 

 その場で即席の調理場を作り調理を始める香菱、プロなだけあって手際は良い。これは楽しみにできそうだ。

 

 ☆

 

 香菱の作る料理は匂いを嗅ぐだけでも空腹感が湧いてくるほどで、だてに料理人を名乗っているわけではないなと思わせてくれた。刻晴も私も十分に鍋を堪能し、とても満足していた。ゲテモノを使うやばい料理人と聞いていたが所詮噂は噂、ちゃんとした料理人だった。

 

 そう、思いたかった。

 

「な、なぁ香菱……このキノコ、どこにあったんだ……?」

 

 異変は日も落ちた食後の談笑中から始まった。急に皆、呂律が周り始めなくなったのだ。ぼーっとした様子で、私も頭がふわふわする。同時に体の中から熱が迸っており、この感覚を私は知っている。

 

「へ? え、えっとー……炎スライムが沢山いた、ところ、だよ〜……」

 

「……マジ?」

 

「うん、たくさんいたんだー」

 

「おっけー、全てを察したわ」

 

 炎元素の過剰摂取で起こる状態に近い。今回は食事という事もあり、その効果を私でなくても影響を受けてしまったのだろう。てかこの副作用って私限定に発動すると思ってたんだが、これもしかしてシンプルにキノコが媚薬の類か? 普通にやばいかもしれん。

 

「何で、体が熱く……ぁ!?」

 

「(刻晴も、例外ではなしと)」

 

 刻晴も例外ではない、というか一番鍋にがっついてたし凄い事になってるだろう。自分を体を抱きしめて行き場のない高揚を抑えようと息を荒げている、ただそれでは解決しない。

 

 香菱もまた全身に熱を帯びており、それがどういう事かわかっていない様子だ。

 

「(まぁ、そうだな。仕方ないよな、これ処置だし。医療行為だから仕方ない、うん正当化完了)」

 

 自分の中で理論武装を済ませておく、これからする事は彼女を助けるためなので仕方ない事なのだ。そういう事なので、私は香菱の後ろにまわった。

 

「ふぇ? バンパーしゃん、なに……ふぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 

 そして、後ろから彼女の胸元へ手を入れた。直にである、既に準備が整っている身体は汗でしっとりとしており、滑るように揉みしだく事ができる。

 

「あ、貴方何を……!?」

 

 まだ正気を保てている刻晴からしたら、急に私が香菱に襲いかかったのだから反応としてはおかしくない。まぁ可愛いし、肌はすべすべで成長途中の小さなか膨らみは楽しませてもらってるけど。なんなら先っぽもう凄いことになってる。

 

 ただ一応、話せる理由はある。

 

「解毒法だよ、これは短時間で汗を大量に掻かないと治らない。じゃないと3日は今の体のまま過ごす事になるからね。このまま走らせる事も出来ないし、最善策だと思うよ?」

 

「だから、と言って……!」

 

「香菱の倫理観が壊れるのを良しとするなら、構わないけど。刻晴は耐えれるの? 無理だと思うけど」

 

 この手の効果を持つ食材、実は何度か食べた事もあるし食べている人を見た事もある。その効果は即効性がある上に持続する、しかし汗を大量に短時間で出す事でその効果は無くなるのだ。

 

 なおその方法は行きずりの女性冒険者に試したので間違いない。ちなみに放置した方も女性冒険者で試したので問題ない、大変苦しそうだったので思うがまま楽にしてあげたのでアフターケアも大丈夫だ。

 

 まぁWin-Winな関係なので、今回も楽しませてもらおう。

 

「ふわぁ、あっ……ぁっ!!」

 

 触る前から彼女の体は準備万端だった、胸はお世辞にも豊かというわけではないが、感度の良い先っぽをこね回してしっかりとほぐしていく。まさかこんな事になるとは思わなかったが、日頃の行いが良かったのか正統性のある理由で楽しめている。

 

 すこーしだけ、つまみ上げて強めにコリコリしてみるとその反応も良い。

 

「んあ、あぁっ!? あっ……!!??」

 

 抵抗らしい抵抗も、身じろぐだけで抵抗にはならない。胸の小さい子は強くし過ぎると痛みしか感じないが、そこらへんは長年の経験と知識でカバーしているので、彼女の頭の中に痛覚が届いている事はないだろう。代わりに別の感覚が凄い事になってるとは思うけど、よだれがだらしなく口元から垂れてるので、無事に狙い通りのようだ。

 

「あ、ああ!!?」

 

 彼女の体も震えてきている、そろそろ一度発散させなければと彼女の下腹部に腕を回し指に力を込める。

 

「ま、待ちなさい!!」

 

 だがそれは、刻晴が私を押しのけた事で叶わない。

 

「はぁ……はぁ……はぁ……んぁ……」

 

 香菱は絶頂の寸前だったので全身を赤く染めて浅く早い息を吐いている。胸だけでそこまでするのは中々に技術も必要だったりするのだが、刻晴が押しのけたのは何故だろう。

 

 確かに白か黒かで答えれば真っ黒ではあるが、それをしないと香菱はこれから大変な事になる。それは間違いないのだが、彼女はそれをわかっているはずだ、その上でやったなら理由があるはずだろう。

 

「わ、私が……やるから。そこで、待ってなさい」

 

「……香菱を?」

 

「そうよ、分かったなら黙ってなさい!!」

 

 そして刻晴は、香菱を後ろから抱きしめる。今の全身が敏感な香菱ではそれだけでも十分な行為だろう、しかしやると覚悟しただけあり、刻晴は躊躇いながらも手を伸ばす。

 

「ふぇ? ……ひゃっ!? はわっ!?」

 

 その右手は胸元へ、そして左手は股に伸びていた。

 

「ご、ごめんなさい香菱……でも、こうするしか……!」

 

 璃月の権力者であり、誰よりも正しさを考えている刻晴が友人の体をいじり始める。背徳感とか凄そうだが、黙っていろと言われたのでとりあえず黙って見ている。

 

「んあぁっ!? あ……ひゃあっ!?」

 

 香菱が身じろいでも、その感覚からは逃げられないだろう。全身から溢れ出るフェロモンは男女問わずに頭に酩酊感を与える、そして刻晴は手慣れてきたのか、更に激しく指を動かしている。

 

 特に股の方はいやらしい音が響いているほどだ。

 

「香菱……香菱、香菱……これは仕方ないから、これは……」

 

「あ、あ、あっ!? ふあああぁぁぁ──ー!!??」

 

「大丈夫だから……はむっ」

 

「んむっ!?」

 

 しかしそれで終わらない、高揚してきた刻晴はそのまま香菱の口すら奪っていく。しかも可愛らしいキスではなく、大人の絡め合う方だ、相当熱に当てられてしまっているようだ。

 

 ただ本人は楽しんでいるようなので、こっそりと写真を撮っておく。どうしよう、これ政界を操る程度には絶対高く売れるけど私の中に収めておこう。

 

 でもこっそり後5枚ほど別アングルで撮っておいた、良い顔をしていた。

 

 さてと、さっさと私も発散しに行くか。手頃なおかずも手に……ん?何か、思ったよりムラムラが止まらない感じが……?

 

 ……あ、やばいかも。そろそろ意識が混濁して……あ、やばい。これ抑えられないやつ……!! 

 

 ☆

 

「はぁ、はぁ、はぁぁ……」

 

「はぁ、はぁ……んぁ……」

 

 汗だくの美少女が汗だくの美少女を後ろから抱えている。その後ゆっくりと下ろし、もみくちゃにされて汗まみれの彼女の体を布で拭っていく。

 

「これで、良いのよね?」

 

「寝て起きたら、普通の香菱だよ」

 

 毒はこれだけ汗を掻いたなら大丈夫だろう。刻晴もその熱に当てられて服はしっとりと肌に張り付く程の汗を掻いている。これなら彼女も副作用は気にする必要はない。

 

「なら良かった、これで……ひゃっ!?」

 

 ただ、それはあくまでも彼女の視点ではだろう。香菱を横にして軽く汗を拭って安心したのも束の間だ。彼女の背後から、バンが抱き付く。

 

「な、何をし……」

 

 いきなりの行動に刻晴は動けない。抱きつかれているというのもあるが、明らかにバンの様子がおかしいのだ。息も浅く早いし体温も高い。何よりもその身体から強烈に放たれる、雄の香りは初心な刻晴ですら気づいてしまう。

 

「まさかだと思うけど、友達をあんなに無茶苦茶にして……

 

 自分はそうならないと思う?」

 

 あ、これダメにされる。刻晴は瞬間的にそう察しただろう、そこからは胸元に回される手を拒むまで、彼女は動けない。

 

「ひあ、ああぁぁ!?!?」

 

 キノコというのは媚薬に使われる事もある、そして彼女の頭は熱中症にでもなるんじゃないかというぐらいに熱くなっており、更にそれは体温と共に上がっていく。直接触られた胸はふわふわと回りを揉まれると、そのまま先端部を摘み上げて搾り出すように弄っていく。なおそれで出てくるのは汗と、彼女の嬌声だけである。

 

 そして、片手が彼女の胸を責めている間にもう片方の手が下の方へと向かっていく。布越しに彼女の秘所を撫でられた所で、彼女も気付くだろう。

 

「ま、待って! その、そこは……あっ!?」

 

 香菱と同じ事を、されているのだと。

 

「やっぱり初めてなんだ、そのわりには受け入れてる?」

 

 そして、彼女に対して行う予定であった行為がされている。布越しに触れていたそれは、臍を撫でられながら布と彼女の身体の間を通っていく。

 

「ひっ……!!」

 

 そしてそのまま、彼女の頭を惑わせる。瞬間的に片手で口を押さえた、このままでは自分の情けない声が溢れ出てしまうと察して。上半身だけを倒してその快楽からの脱出を図ろうとするも、それはそのまま抱きつかれているので、ただ突き上げられた腰に、雄々しい相手の何かが当たるだけだ。

 

「体熱いけど、香菱で興奮し過ぎじゃない?」

 

「んむっ!? ん……んん!!」

 

「声の我慢、大変そうだけど……こことかどう?」

 

「んんん!!?? ん、ん!! んん────!!!??」

 

 淫猥な水音が鳴らされる、それが刻晴に対してわざと聞かされている事もわかるだろう。顔が赤く染まり、もはや出来る抵抗すら声を出して喜ばせない事程度であり、彼女の体は犯されていく。

 

「(これ、やっぱり香菱にやった事と同じことされて……あぁっ!?)」

 

 だが、まだギリギリで頭の中に理性があった。考える余力が残っていた。これは彼女自身の精神力がそれなりであるからでもあるが、ただそれはまだ彼が本気を出していないからに過ぎない。

 

「ひゃあっ!?」

 

 それを、入れられた2本の指が教え始める。直に触られていたが、あくまでも触るだけだったのだ。今までのは遊びのようなものだと、考える間もなく彼女は知るだろう。

 

「狭いけど、興奮してるだけあって凄い事になってますよ。この感じだと、普段はあんまり弄ってないのかな」

 

「ダメ!! な、なん、にも言わないで!! あ、ひぁぁ!?」

 

 ほぐすような動きで、形を変えられていく。普段から触ることがない場所を他人に触られてしまう感覚を彼女は知らない、更に言えば自分のとは違う男の指は大いに彼女の体に違和感を走らせる。

 

「あ、あ、あ!? ひあぁ!?」

 

 ただ地面にある雑草を握りしめても、耐えられない何かを発散する事は出来ない。口を押さえていた手も、今は体を支える為に使われて情け無い声はもう止まらなくなっている。

 

「あぅ……ん……」

 

 もはや彼女の弱点すらバレており、彼女がいつ限界を迎えるかも読み取られている。

 

「んぁ……?」

 

 ただ、何故かその限界を迎える前に指が引き抜かれる。彼女も直ぐに来るであろうそれに耐えられず、涎と涙を情けなく垂れ流していただけであったが、僅かな理性が状況を知ろうと頭を働かせる。

 

「(終わった……?)」

 

 動きがない、頭はボーッとしているせいでハッキリしていないが、行為は止まった。抱きつかれても居ない、どこも触られていない、だからこそ違和感が頭の中にあるのだろう。

 

 あれだけ好き勝手して、何故止まるのか。いや、止まるはずがないのではないかと。そんな矛盾の答えは、出てこない。

 

「蕩けてるみたいだけど、これなーんだ」

 

「ふぇ……?」

 

 その、目の前に置かれた黒い何かを見るまで。実際、まだ彼女の頭は蕩けているので視界もボヤけているし思考もボヤけている。そんな状況では何も分からないのは仕方ない、ただそれも少しの休憩の間にどちらも鮮明になってくる。

 

 そして、その目の前に置かれた黒い何かが布のようなものである事が、腰を掴んだ両手の感触と共に気づいてしまう。

 

「へ……!? ふわあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

 彼女を守る筈の薄い衣は、もう剥ぎ取られている。ソレの侵入は、阻むものは無かった。

 

 ☆

 

 刻晴とは、長い夜を過ごした。いや途中から思うように体は動くようになったし止める事も出来たが、もう本人の体も喜んでいたので美味しく頂かせてもらった。

 

 うん、凄かった。あの人は武人でもあるから体力あったせいで気絶も出来なかったみたいで、ずっと凄く乱れていた。

 

 まぁ長くやった、夜通しぐらいやった。具体的に言うと後ろから押さえ込むように抱きしめて楽しんだ後は、彼女の体を正面の方に裏返して手を引っ張り顔と声が乱れまくった彼女を楽しんで、その後は抱え上げて互いに抱きしめ合うように楽しんだ。

 

 そしてそのまま彼女を上に乗せて突き上げて……と言うループを5巡ぐらいした。絶倫なのか私、炎元素的なの吸った時は無茶苦茶し過ぎている。ちなみに彼女はその1巡で7回くらいは弾けてたかな、朱色の頬と深紫の瞳とか涙が浮かんでたり、声を抑えようと頑張っても叫び続けてたり、ずっと気持ちよさそうにしてた。

 

 特に1巡で2回ぐらい中に注いだのだが、その時の反応は毎回可愛かった。ちなみに私がそんな自由勝手に生きるのにいつも超えない一線を超えたのはリサさんの研究のおかげである。

 

 搾り取られた私の液体から受精確率が低いことが分かった(体質の影響で人から離れているのが原因)のだ、まぁ子供出来る可能性は限りなく低いんだけで……相性が滅茶苦茶良い場合か、無茶苦茶回数を重ねたら出来るらしいけど。

 

 そんなこんなでそれがわかってから割と好き放題してる。ちなみに最初はリサさんだった、無理矢理して来たから仕返しで無理矢理した。

「やられたらやり返されるって、思わなかった?」と迫ってした時は凄い良かった、まさか童貞の卒業が彼女でなるとは思わなかったが。思い出したら何かまたしたくなってきた、次モンドに行ったら今度抱きついてみよう。なんか抵抗とかあんましないし、気持ちいいのが好きなのかもしれない。

 

「ふわぁ〜……あれ? もう朝!? 寝ちゃってたよー」

 

 とまぁ、そろそろ現実を見るか。

 

 ようやく起きた香菱の隣で、私は正座していた。ちなみに刻晴がとんでもない顔して見下ろしている、初めてをあんなに派手に散らしたんだからそうなるか。痛みはないようにしたんだが、彼女の目には殺気と恥辱の色が浮かんでいる。あんなに舌とか絡めたのになぁ、恥ずかしい所見あったのになぁ、それ思い出して何か葛藤してるのだろう。

 

 ただ甘かったな刻晴! 貴方は香菱が起きる前に私を抹殺できなかったのが失敗だ! 

 

「あれ? 刻晴、首周り凄い虫刺されてるよ!? 大丈夫!?」

 

 香菱が起きたのに気付き、刻晴は顔の色を変える。2人は友達みたいだし、ここでわざわざ「私を夜通し◯したのはどう言う事よ!!」みたいな事は言えないだろう。甘いぜ刻晴、ただ合意はもうあったみたいなもんだし、最悪ダメだった時も切り札はあるのでまだ大丈夫だ。

 

「だ、大丈夫よ。気にしないで」

 

 うん、恥ずかしがりながら答える刻晴可愛い。昨日は香菱を楽しんでたもんね、食欲と性欲を友人から満たしたんだからそりゃ恥ずかしいだろう、彼女覚えてないみたいだし。

 

 なんか今は抵抗できそうだし、悪ふざけしてみるか。

 

「お腹の調子は?」

 

「お腹はまだ違和感が……じゃないわ!! 何もないわよ!!?」

 

 うん、もう私の形にされちゃったお腹を抑えて顔を真っ赤にしている。こんな素直で真面目で可愛い権力者の美人を無茶苦茶にしたのか、もうここで殺されても悔いがない気がしてきたな。

 

 ただ流石にやり過ぎたのか、刻晴に引っ張られて顔を寄せられる。

 

「(貴方ね、やっていい事と悪い事があるわよ!?)」

 

「(でもそっちも楽しんでたじゃん、最後の方は自分で腰……)」

 

「(それ以上口を開いたら殺すわよ!?)」

 

 昨日は途中から勝手に動いてたしキスもして来たのに、まるで自分は被害者かのように言う。私もあのキノコ食べさせられた被害者なんだし、加害者(香菱)を刻晴が1人で楽しんだから私も彼女を楽しんだだけだ。何も私は悪くない、とは言えないけど彼女も多少は罪悪感があるみたいで、強く言えないのはそこら辺のこともあるのだろう。

 

 ただ、ここで権力を振り翳されても困るので私は香菱からは見えないようにそっと、刻晴へあるものを見せる。

 

「はい、これ」

 

「何よ……んっ!?」

 

 そこにあるものを見て彼女の声が止まり、顔が一気に青白くなる。まあそれだけの衝撃はあるだろう、だって香菱を後ろから胸と股に手を差し込んでキスまでしてる刻晴が写ってる写真を見せてあげたのだから。

 

「じゃ、お互いに昨日のことは忘れよう。忘れられないならいつでも教えてねー」

 

 その写真をそっと刻晴に握らせる。そして片手で、もう並大抵の行為じゃ満足出来ない体にしてあるお腹を優しく撫でてあげる。

 

「ひゃっ……!?」

 

 うん、昨日の事を思い出してるね。この撫でられてるお腹の奥の感触、まだ違和感があるって言ってたもんねー。

 

「これ香菱に見せるから」

 

 これで刻晴からなんか言われる事はないだろう。呆然として顔を青くしてお腹を撫でられて顔を赤くしてと忙しい彼女であるが、お互い楽しんだし一夜の過ちって方で忘れてくれるだろう。

 

「それじゃあ、私は先に帰るよ。また璃月で何かあったら呼ばないでくれよー」

 

 最高に屑なムーヴをして、私はその場を去った。まぁ合法的? 一応本気で嫌がってなかったのでセーフだろう、刻晴の顔を思い返しながらその日は山の奥へと冒険を続けた。

 

 なお、1月ぶりぐらいに璃月に行った際にその無茶苦茶にした人から路地裏に連れてかれて真っ昼間からされちゃうことを、この時の私は知る由もなかった。刻晴さん、何があったんだ?





バンパー(20歳前後)

目の前でひとが傷付くなど自分の手の届く範囲で何かあると嫌なので仕方なく毎回事件に関わっている冒険者。しかし、本来この世界の異物である自覚があるので全ての事件や思惑を何とかしようとまで考えていない。何ならそれを他に解決する役回りの者がいると思っているので、本気で事件には関わりたく無いらしい。

女性関係は今まで手を出しても最後までしなかったが、これは子供が出来たら子供の為にも相手の為にも責任を取らなければならないという潔いのか最低なのか分からない信念があったからであり、その可能性が低いと知ってしまい好き放題する性欲魔神へと昇華してしまう。

なお最後まで手を出した女性は刻晴で4人目である。
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