※この作品はR-18です。

私は人間(倫理観)を捨てるぞ、旅人!!   作:札幌ポテト

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ファルザン回

タイトル通りです。

追記:マハールッカデヴァータと花神混同してたので修正しました、他にもあれば修正します。


◯ックスしないと出れない部屋in知論派の先輩☆

 

 お姫様抱っこは、よくバーバラにせがまれた。昔から鍛えてたしお姫様に憧れる時期でもあったバーバラの事はよく持ち上げたし、頬にキスを貰ったこともある。

 

 まぁ寝てる最中に夜通しキスしてくる女の子に変わったのでそれは同じ事をして分からせておいたけど、やっぱり胸とか色々育ってるんだなって思った。

 母性とかも凄いし、彼女の母乳が飲みたくなる変態の気持ちも分かるかもしれない。

 まぁ母乳が出ても大丈夫な様に吸われ慣れさせてるのは私なんですけどね! 全身(無論女の子の1番大事な所も)キスしてあげたからね! 

 教育の為だ、仕方ない。キスに興味があって練習したいからと言って血の繋がりもない男に無許可で寝てる最中にするとか倫理観どこいったんだ? 

 次やったら私の子供産ませるって脅しといたし、まぁこれで男の人は狼って分かってくれただろう。

 

 話はズレた、何故私がお姫様抱っこの話をしたかというと現在進行形でそれをしてるからだ。ただバーバラにではない、場所はスメールの遺跡の中で抱きかかえてる少女は見かけ以上の年を重ねている。

 

「自分は老人とか言うくせに、随分と可愛い声を出してましたね」

 

 それがファルザン先輩だ。ちなみに、その当人は手を胸で抱きしめながら少し涙目である。

 

「うぅ、お尻まで……お尻まで……」

 

 何なら何か呟いてるけど、想像はつく。もう無くなったのだから諦めて切り替えた方が良いと思うのだが……いやした事はした事だけど、同意みたいなもんだし仕方ないのではないだろうか。

 

「でもこの歳まで処女とはなぁ……どっちも卒業できて良かったですね♪」

 

 それを囁くと涙目のまま睨んできた。お姫様抱っこされてる側の反応ではないけど、この顔見てると発散した後なのに凄い興奮してくる。

 

「だ、黙っておれエロガキ!!」

 

 黙ってろというので仕方ない、私はそのまま彼女にキスして彼女ごと黙っておく事にした。暴れる舌を嗜めてやればすぐに良い顔をする、まぁ色々と彼女とあったのだから仕方ない。

 

 そう、色々とあったのだ。

 

 ☆

 

 私こと、バンパーはスメールにある砂漠に来ている。ちなみに何でこんなところにいるかと言えば高跳びの為だったけど、最近迄は忙しかったので、中々来れなかった。

 ちなみに忙しかった理由は教令院とファデュイのせいだね、あいつら散兵と神の心を核にして新しい神を創っていたのである。

 ただそれは旅人が阻止、私が夢郷やらアーカーシャやら弄りまくって支援したおかげでナヒーダの想定よりも楽に倒せたらしい。でも私が頑張ったのはそこから後だ。

 

 恐らく私以外に出来ない事、世界樹の浄化作業をしていたからね。彼に会った時に言っていた『後片付け』である、する気はなかったがするしか無くなったのである。

 

 どうやらマール……いやこの呼び方じゃ誰か分からないか。

 マハールッカデヴァータは汚染された自分を切り取って世界から消し去る事で禁忌の知識の影響を無くし世界を浄化する気だったらしく、旅人やナヒーダはそうして世界から死域や魔鱗病がなくなったと思っている。

 

 ちなみにこれは自分を消そうとしていたマハールッカデヴァータ本人から聞きました。

 いつ聞いたかって? 一応事後だよ、私は元からコレイやドニアザード、ディシアを抱いたのこれすれば良いと思ってたからだしね。

 死域潰してた時には「あー、これ消せるな……」とか思ってたし、ちょっと本気を出しちゃったよね。

 

 旅人が全て解決し、博士が動いたとしても旅人とナヒーダが駒として自由な事を鑑みて私はこのタイミングで以前ナヒーダが口から溢した『禁忌の知識』とやらを確認すべく世界樹へアクセスしたのである。

 その時だった、目の前で消えそうなナヒーダをそのまま外見が10歳くらい成長した美少女がいたので、私の性分からして見過ごせずについでに浄化しておいた。

 無事に世界樹は浄化、消えようとしていた……いや世界の記憶からは消えちゃったけど。そこでその少女、マハールッカデヴァータにはそこで邂逅したのである。ちなみに彼女は昔のスメールを治めた魔神である。

 

 しかし、そこで話を聞くにも色々と不都合な点があっただろう。まず、アーカーシャ端末は止まった。理由は神の心を利用していた事にあるのかもしれないが興味がなかったので聞いていない。

 なので世界樹を介して会ったが、以降の出会いはそこになかった。そもそも過去に亡くなった魔神と話せる機会など得られるわけが無い、ただ私がいなければの話だった。

 

 何と彼女、受肉していた。魔神でありナヒーダの転生前の存在にして、スメールから忘れ去られた神であったが、全盛期の力を持って復活したのである。

 

 ちなみに、彼女との初のエンカウントは。

 

「は、初めてだったのに……こんなお礼する気なかったのに……!」

 

 こんな言葉でしたね。はい、浄化後に色々あって抱いてしまいました。男女の営みの事後に色々と話を聞きました。炎元素の副作用みたいな感じでムラムラが止まらなかったのですが、途中の記憶はバッチリあります。AVの知識だけはある処女みたいな感じで凄い楽しかったです。

 でも彼女が悪い、私が副作用に気付いて急いで部屋に戻ろうとしていたのにしつこく構って来たのだ。

『貴方のおかげ』やら『お礼がしたい』とかその時は見知らぬ美少女系お姉さんが変なこと言ってるとしか頭が回らなかった時で、私は判断力が鈍っていた。

 

「あー、この子で良いや」と発散の為に部屋に連れ込んでいっぱい楽しむのは間違っていないだろう。ここまでストレートでは無いけどそう言ったら睨み返された。なのでその顔にキスしてまた抱いたけど、その顔も最高でした。キスされると今でも体が強張っちゃう彼女は可愛かった。

 

 ……これを本人に言うと絶対殺されるので辞めておくか。写真はいっぱい撮ったけど、魔神パワーは流石に怖いし口は閉じておこう。

 

 はい、砂漠にいる話に戻ります。マハールッカデヴァータ……以後、マールは私のその浄化の力で龍の浄化を頼んできたのだ。そして何やかんやあり何故か私が単独で龍をしばいて浄化、その後に礼としてマールを押し倒して抱いて数日、彼女はスメールはナヒーダが居るからと世界を回る事を決めたらしく別れた。

 

 ちなみに龍をしばいた場所がスメールの領域内にある砂漠だ。ただ私は遺跡が見たかったので、キングデシュレトの遺跡の方に向かった。

 

 そしてそこで色々と思い付いたりなんやかんやあり、割とゆっくり過ごしていた時だった。

 

「やはり、お主が噂に聞くバンパー・ミンツであったか!」

 

 ファルザン先輩と出会ったのである。

 

 ☆

 

 この日、私は仕込みを済ませフィールドワークをしていた。ついでに食料調達とか、盗賊の可愛い子とか探してフラフラしていた。

 私とて冒険者、適当な遺跡でゆっくり過ごす事は今迄に比べて遥かに楽なのである。

 

 遺跡とかで思い出したが、地下で私が調教したあの子は元気だろうか。層岩巨淵の踏破者として勝手に登録したから毎月振り込まれるモラに困らないと思うけど、冒険者引退したらしいんだよなぁ……元気なら構わないけど。

 

 そんな事を考えながら、ふらつくと誰かの気配がする。

 

「ふーむ、ここにも入口があったとはのう……新たな発見もあるかもしれんな」

 

 そしてそれが可憐な少女である事にも気付いた。

 

「護衛も無しに女の子が1人なんて、ここ危ないですよ」

 

 人の生き死にや選択を気にしない私とはいえ、目の前で少女が1人で遺跡に入ろうとするなら声もかける。

 しかし、彼女は振り返ると逆に怪訝な目を向ける。

 

「お主こそ、ここは一般人が入るには少々危険なんじゃぞ。教令院の学者であろうと、許可無しじゃ回れぬほどじゃ」

 

「別に、この手の遺跡は初めてですけど慣れましたし。砂漠のトカゲや鳥の味、意外と悪くないですね」

 

 私の事を盗賊か何かと警戒しているのだろうか。見た目は良くも悪くも盗賊には見えないらしいのだが。

 

「なんじゃ、学者ではなく冒険者か? 遺跡荒らしなら容赦はせんぞ」

 

「冒険者ですね、たまに論文出してますけど」

 

 なので一応はそうではないと言っておく。証明する方法はないでもないが、私の名前を言って「誰それ」とか言われても面倒だ。私の一応専攻してる学派は遺跡巡りはしないからね。

 

「ほほう、ではワシの生徒になる気はあるか?」

 

 なのだが、途端に彼女の警戒度が下がる。逆に不安になる程に。

 

「藪から棒に、見知らぬ男を勧誘ですか?」

 

 言いつつと彼女の容姿を見る。見てみれば神の目もあり、相当な自信があるのだろう。万が一にも私が何かしても、のしてしまう事が出来る自信が。

 

「見ればわかるぞ、フィールドワークに慣れとるようじゃな。この遺跡を前にしての佇まい、色々と気に入った」

 

 見かけは10代後半ぐらいの少女で、更には何かしらの講師をしている。私は一応、盗賊か否かをある程度経験から見分けられるので彼女はそうではないと確信できるものの、騙しに来てるのじゃないかと思うぐらい警戒してしまう。

 

「その程度で気にいるなら誰でも気にいるでしょ。そんなに生徒居ないんですか?」

 

 この手の話は前世で色々あった。急に昔の同級生が連絡してきたら久しぶりにお昼を共にしたいと言い、そこには何故か知らない人が同席し、絶対に儲かる話があると誘ってくる。

 むしろこれからその手の話をしてくるのではないかと、邪推してしまうのも仕方ないだろう。

 

 まぁして来たら相応の対価を払って貰う、そんな目を彼女に向けてみると。

 

「うぐっ、居ないわけではない! ただちょっと、予算が少ないだけじゃ!」

 

 想像よりも、警戒していたのがアホらしくなる反応をした。

 

「……その、元気出して?」

 

「下手な励ましなど要らんわい!」

 

 ただの可哀想な人であるのが察せられた。いや恐らくモナとかに比べたら困窮はしてないのだが、何かしらの苦労がある反応をしていた。

 何だろう、こっちも前世で全然予算貰えなくて嘆いてた同級生の助教授を思い出す。私も理系だったから、使い捨ての道具を使い回すのとか外国製の安いPCとか、予算が研究に全然なかったの思い出せる。

 

「……仕方ないのう。ワシがお主にしっかりと教え込んでやろう」

 

「えー……まぁ、はい」

 

 その匂いがするせいで、この人の生徒にはなりたくなくなるのだが。

 

「ワシは知論派のファルザン、先輩と呼んでくれると気分が良くなるぞ」

 

 ファルザン、どこかで聞いた覚えがある。でもその人は知論派ではなかった気がするので人違いだろう、そもそも100年以上前の偉人だし。

 

「私はバンパー、冒険者。学者じゃないけど強いて言えば……素論派になると思う」

 

 私も名乗っておく。ちなみに素論派と言うのは元素関係の研究をする学派でリサさんが専攻していたから私もそう名乗っている、教令院に行かないと正式な学者にはなれないが、勝手に名乗る分にはセーフだろう。

 

「バンパー……素論派の?」

 

 すると、私の名前にどこか聞き覚えがあったのかファルザンが何か思案する。

 

「もしや、空間の歪みを意図的に作る事で一部の事象を損傷させる論文を出しとらんか? あれは中々に奇々怪々なものじゃったな」

 

 そんなの出したっけ……と思ったらアレか、メドローア(消滅魔法)を理論的に調べた奴だ。いやそれは書いてないけど、私が個人で出来ることも書いてないけど、そんな事象が起きてもおかしくないよって研究した事があるのだ。

 万が一にも暴発して自爆したら助からないし、リサに色々聞いてやったのである。

 

「え? まぁ、はい」

 

「やはり、お主が噂に聞くバンパー・ミンツであったか!」

 

 なので一応返事はするが、少し不味いか。この理論を実践するのは困難とは書いたけど、相当ヤバい兵器が出来る可能性がある事は学者以外でも分かる論文だった筈だ。

 それをリサさんに話した第一声は「貴方、多分人類滅ぼせるわよ」だったな。まぁ繁栄させる為の行為は大好きなんですけど。

 普通に考えたらこんなの秘匿した方がいいし、最初はそのつもりだった。でもこれ出した理由、もしかしたら空間壊れてワンチャン私の元いた世界とか帰れるのでは? とか思ったからだ。元いた世界にしか無い飯もあるのだ、空間を渡るとまではいかないが観測ぐらいはできるかも知れない。あと、久しぶりに家系ラーメンとか食いたい。

 

 そんな事で研究したのだ。正直これは深掘りされたく無い、と言うか万が一にも私が使えると知られると色々やばいだろう。

 

 国際指名手配犯にされかねない、まだそうなりたくない。そうなるとあの手この手で女の子を泣き寝入りさせて来た私の痴態の方も暴かれかねない。

 

 ただ、そう警戒していると彼女の様子が変わってくる。

 

「どうじゃ、ワシの生徒にならんか? お主の発想力は知論派でも輝けるぞ、遺跡の調査にも問題無く着いて来れるんなら実践的な調査も出来るし、ワシが直々に教え込める。悪くない話じゃぞ?」

 

 無茶苦茶な杞憂だったらしいが、それはそれでよかった。警戒されまくっていると色々面倒だったのだ。万が一にもここで私がいるとバレると復活した放浪者にボコボコにされる、絶対に彼の耳に入るような波風は立てたくない。

 

「なら、先輩らしく遺跡を先導してみてください」

 

 水色とも言える淡いアクアマリンみたいな髪色、無警戒で薄着だから分かる白い肌に、よく見ると瞳の色が異なるオッドアイと、外見的にも美少女と言っていい。

 仕方ないので、私は彼女に付き合う事にした。

 

 ☆

 

 ファルザン、彼女はスメールでは名の知れた学者である。知論派に属する彼女を知らぬ者は少なく、とある出来事から神の目を持ちより一層フィールドワークに精を出している学者だ。

 

 ただ、全ての学生や学者が彼女を敬う事は少ないだろう。彼女は偉人と言っていいが、それは過去のものであった。

 

「その、ちょっと気になったので聞いて良いです?」

 

「なんじゃ、何でも聞いてよいぞ」

 

 そして、その妙な雰囲気はバンパーも感じている。

 

「何で『ワシ』とか『じゃぞ』とかその、言葉遣いが年不相応なんです? あと、気のせいじゃなければファルザンって偉人はかなり昔の……」

 

「ワシは100年ほど遺跡に閉じ込められておったからな、もう老人なんじゃよ」

 

 ファルザンは過去の偉人であり、今は時代遅れとも言われている学者だ。しかし彼女が能力のある人物であるのは確かであり、外見の若さゆえに舐められないようにそのような言葉遣いを取っているわけではない。

 しかし、バンパーはどこか納得していない顔をしている。

 

「なんじゃ、信じておらんのか?」

 

「精神は肉体に引っ張られやすいものです。私の外見も若さ故の無鉄砲さが残ってますし、絵空事を夢想し易い。100年閉じ込められてたのは信じますけど、個人的には……」

 

 彼には何かしらの理論か、それに近い自己の確立があるのだろう。何か言おうとしているのが分かる、ファルザンもそれに耳を向けているが。

 

「うん? ちょっと待て」

 

 それよりも、異質な気配を感じた。

 

 ファルザンや神の目を持つ者は元素知覚という能力を持つ。痕跡を辿ったり、その雰囲気を感じる事の出来る能力だ。

 そんな彼女の能力は、明らかに異質な雰囲気が空間にある事を察する。

 

「ここは何度か来たはずじゃが、注意深く探すと新しい発見もあるものじゃな」

 

 そして、ある一点。ただの通路にある壁を触った、すると回転扉のように開きさらに一本道の奥に扉がある。

 

「ほーう、元素力が満ちとるな。それに隠し扉とは、随分と重要なものがありそうじゃぞ」

 

 こういった新しい謎は学者を駆り立てる、それはバンパーとて同じ気持ちなのだろう。しかし、冒険者としてか彼は少し躊躇いがある。

 

「その、閉じ込められたら不味くないですか?」

 

 遺跡にはトラップも多い、遺跡守衛といった脅威もある。そんな場所であるからこそ気遣ったのだろう、しかしファルザンには自信があった。

 

「安心せい、その時は責任を持ってワシが脱出させてやるわい」

 

 彼女は一度閉じ込められた時もあるが、その全てで脱出している。遺跡におけるプロが彼女なのだ、どんな部屋であろうと彼女ならば時間をかけて解き明かし悠々と脱出する。

 それに、彼女もここで後輩を作るチャンスと感じ良いところを見せたかったのだろう。

 

 そして、奥の扉が2人を認識したかのようにひとりでに開き始める。

 

「さてさて、中はどう……ん?」

 

 しかし、中からは陰気の含んだ砂の風は舞ってこない。代わりに作られたばかりの酸素が溢れ出してくるような、そんな清涼感のある風が舞い込んでくる。

 

 外の炎のような灯りでは無い、何かに灯された部屋がそこにある。

 

「何じゃこの部屋は、水が湧いとる上に草が地下で繁茂しとる。かなり異質な……」

 

 ファルザンはおもむろに、中に入った。自然とは見えない生命力が息吹いているように見えるからだろう、次いで彼女が入って何も起きなかったのを確認してからバンパーも入る。

 しかし、何かあるわけではない。部屋の広さは一般的な一人暮らしのワンルーム程度、中央には祭壇のように見える何かと部屋の隅からは地下水が湧き出ている。

 

 そんな、異様な世界があった。だからこそ2人は戸惑っていたのだろう、そして振り返った時にようやく気づく。

 

「でも、何かあるわけじゃ……あれ?」

 

 ただ、いつの間にか音もなく扉が閉じていた。

 

「閉まりおったか、どうやら何かしらの意図がこの部屋にはあるの」

 

 ただ、そうなったとしてもファルザンには焦りが見えない。その姿を見てか、バンパーも妙に落ち着いている。

 

「随分と余裕ですけど、意図って?」

 

「隠し部屋は不特定多数の誰かから個人の為に隠すものじゃ、こういった誰かを捕えるシステムが存在するのとは矛盾が生まれる。隠したいが入られたくないわけではない、そんな中途半端な意図がある」

 

 人が入る事を想定したからこそのトラップ、しかし人には入られないように隠されてはいた。そこまで隠したい何かがこの部屋にあるならば納得もするが、それらしきものはない。

 

「水はあるし暫くは大丈夫でしょうけど、どうするんです? 部屋を閉じ込められたなら、どうにか脱出しないと」

 

 更に人が長く入っていても、それこそ餓死を考えなければ暫く滞在はできるような場所だ。トラップにしては、居心地が良過ぎるだろう。

 

「水がある、その上空気も無くならん。侵入者を殺す意図にしては悠長にも……いや、ここに閉じ込めて何かさせるのが目的か?」

 

 2人は部屋を見回る。出口があり人を閉じ込め、なおかつ『死体』が無い部屋なのだ、何かしら出る条件についてのヒントか隠し通路があってもおかしくはない。

 ファルザンも湧水に顔を覗き込んだり、生えた草をかき分けて見る。同様にバンパーも部屋を探し回る。

 

 すると、彼が何かを見つける。

 

「先輩、草を剥がした扉の上に妙な文字が。読めたりしますか?」

 

 そこには掘られた文字がある。しかし、テイワットの標準的なものには見えない。

 そして、幸運な事にここには遺跡探索における第一人者と言っても良い学者がいる。

 

「でかしたぞ、これが脱出の鍵に……ふむふむ。読みにくいが、どうやら古代の…………ふぇ?

 

「先輩、どうかしました?」

 

 ただ、何故かその彼女の顔が紅潮し言葉が詰まっている。

 

「な、なな、何でもない! いやー、どうやら謎解きの時間が必要みたいじゃな! 少し休んでおこうか!」

 

 途端に話をずらそうとするファルザンに少し怪訝な顔を向ける、ただ閉鎖空間に何時間もいれば疲れが出てくる事を見越しての言葉なのかもと変に察したのか、中央の祭壇を指差す。

 

「なら、中央の苔むした祭壇みたいな所で横になったらどうです? 水気も感じないし、ベッドみたいですよ」

 

「ベッ、ベッド……? いや、違う! そんなベッドなぞ無い!」

 

 ただ、何故かまた顔を赤くしながらそれは断っていた。

 

 ☆

 

 閉じ込められ始めて、60分。部屋を隅々まで調べた結果、色々と分かったことがあった。

 まずは、壁の隣に空間がない。それは上も下もどこにも、つまりここは独立した空間である事が分かったのだ。

 次に仕掛けらしきものだが、少なくとも部屋の中にはなかった。ファルザンが探し回っても解くはずのギミックが無く、手詰まってしまったのだ。

 そして最後に、扉は頑丈でとても壊せない事。壊す程の衝撃を出せば最悪、部屋が崩れる可能性も考えられた。

 

 よってファルザンは思考を費やす、あの出口の上にある文字について。読み間違えや解釈の違いを、どうにか考えだそうとして見るが最初に抱いた考えは変わらないどころか裏付けるようなものしか見つからなかった。

 一方でバンパーも何かしらの文献を見ているのか、この部屋の脱出するヒントを探してボソボソと呟きながら思考を巡らせている様子だ。

 

 ただ、彼女の方は脱出の方法についてもう察しはついていた。

 

「(あ、ありえないじゃろ。あの文字のまんまの意味なら、ここは男女が入り込んだ時にだけ閉じるって事じゃ。ベッドもあって身を清める水場もあり、こういった部屋が準備され……なわけあるか! そんな空想上の部屋がある何てどの文献にも載っとらんわ!!)」

 

 ただ、理解はしても納得など到底できなかった。

 

 この部屋の意図が男女の営みをさせる部屋であるならば色々と辻褄が合ってしまう、隠したいが人を入れたいわけではないという矛盾に納得がいってしまう。

 

「(はぁ、どうしたものか……)」

 

 ただ、心の中で溜め息を吐き思考を纏めているファルザンに、手詰まっていると感じたのか彼は声をかける。

 

「もう1時間も居ますけど、大丈夫ですか?」

 

「大丈夫じゃ、ワシが閉じ込められとったのとは毛色の違う部屋で手間取っとるだけじゃよ。入るといったのはワシじゃし、解くまで休んでおれ」

 

 しかし先輩として、年長者として余裕を見せる。体の疲れこそ無いものの、このままでは頭が疲れてしまうだろう。

 

「(とは言ったものの、出入口は一つ。部屋を回ったものの作りがシンプルな一方で頑丈、そもそもこじ開けたら崩落の危機がある。最終手段はそれだとしても、この部屋の作り主はどうやって条件の確認を……)」

 

 この部屋の意図がまだ読みきれていない。そういう場所が何故作られたのか、まだ分からないのだ。だからまだ考えがまとまっていなかったのだが。

 

「お、そろそろ読めそう」

 

 そんな最中に、突然バンパーの声が耳に入る。

 

「ん? どうしたんじゃ」

 

「あの手の古代文字は見覚えがあるので、前に翻訳した事があるんですよ。先輩にばかり頼れませんし、えっとー……繁栄? それに契り、終えた後に……ん?」

 

 バンパーも冒険者だ、最低限以上の遺跡探索の心得はある。しかし、それがファルザンにとっては災いしただろう、途端に理解して言葉を詰まらせ始めている。

 

「えっと、つまり……ここってそういう場所?」

 

 ジトッとした目を、彼女に向けた。恐らく、先に読み解けていたであろう彼女に対して『何で言わなかった?』と言うよりも『こんな部屋によく入りましたね……』とでも言いたげな顔をしている。

 

「まぁ……その、なんじゃ」

 

 だからだろう、彼女も言葉が詰まる。

 

「あ、安心せい! ワシが責任を持ってここを出してやる! こんな老ぼれ抱かせる事などさせぬからな! 心配するな!!」

 

 そう言って、わざと背を向ける。

 

「(このままじゃまずい! 知論派の未来の為にも、この察しの良いバンパーは欲しいがそんな問題じゃなくなる!)」

 

 仮に出れたとしても、何かしらの口封じが必要だ。でなければ知論派の悪評が振り撒かれてただでさえ少ない研究費が更に減額される、そんな未来が見えてしまう。

 

 ただ、彼女のミスを言うならばそんな考えをしてしまった事だろう。

 いや正確には、もっと考えなければならない可能性を見落としたのだ。

 

「ファルザン先輩」

 

「なんじゃ、ワシは……ひゃあっ!?」

 

 気づいた時には、彼女は後ろから抱きしめられていた。

 

 ☆

 

 バンパーが当たり前のように、彼女に抱きついた。ファルザンは何が起こったのかと体を強張らせているが、それに対して彼もその緊張を和らげようと考えたのか囁くように声をかける。

 

「随分と可愛い声出しますね、これは検証ですよ?」

 

 まるで手慣れているように、彼女の耳をくすぐる声を出しているせいで緊張は解けていない。むしろ逆だろう、そういう雰囲気を彼は意図して作っている。

 

「け、検証?」

 

「この部屋は子を成す行為をしたら出れる部屋、なら擬似的にもその行為をしたら出れるはずです。軽く抱き合う程度じゃ駄目みたいですが、もう少し続けますよ」

 

 そして、彼女の断りもなく彼の手は彼女の胸元に回される。

 

「何を言って……んあっ!? な、なんちゅうところを触って……んんっ!!」

 

 服の上から、彼女の柔肌は解されていく。今まで誰にも許したことのない行為に、感覚に彼女の顔色が先程よりも一気に紅く染まっていく。ただ、そんな彼の戸惑いは止まらない。

 

「ん、んあっ……い、あ、あん……」

 

 しかし、止まらない。俗に呼ぶ手のひらサイズのそれは、逃がされずに揉みしだかれている。

 優しく揉まれている時の彼女は口を結んで耐えている時もある。

 

「ひゃめ、そんな強く……! ふわあっ!? いい加減にし……あっ!!」

 

 激しく揉みしだかれてしまう時は、破顔し情けない声で鳴き続けている。ただ彼女はまだ気づいてない、これはまだ始まったばかりである事を。

 

「胸を揉んでもダメか、次は直接しますよ」

 

 この程度では無い事を。

 

「ま、待て! 分かった、落ち着け! これ以上は……いや、あ、あ!!」

 

 そして、容易く彼女の許したことの無い領域に彼の両手は侵入していた。ただ目に見えて抵抗があるのだろう、先程よりも体が硬い。

 そんな彼女の抵抗は少なからず、彼の意欲を削いでしまう。

 

 しかし、そんな事を察せない彼ではない。

 

「先輩、言いましたよね? 責任取るって、自分の言い出した事なんですからしっかり耐えてください」

 

「そ、それとこれとは……!」

 

「ふーん、ならそんな無責任な人になるんですか?」

 

 彼女はこの部屋を出る責任を取ると言った。彼女は1時間かけても外に出れなかったのだから、こうなってしまうのも仕方ない。

 

「で、でも……」

 

 ただそれだけ、だがそれで彼女の頭の中にに少しの諦めが現れ始めてしまう。彼女が招いた結果だと、体では駄目だと、恥ずかしいと、こんな所で許すものじゃないと思っていても、一度頭が考えだした思考の矛盾が、体にも現れ始めてしまう。

 

 そこから先は、容易く始められる。

 

「無責任な先輩には、お仕置きしないと……ね?」

 

「んんっ──!?」

 

 キュッと、言葉に合わせて先端が引っ張られた。ファルザンは短く高い悲鳴を出したが、そのままコネコネと弄られ続ける。甘い喘ぎ声が、自身で弄ることすら無く男を知らない声が、自分でも聞こえてしまう。

 

「ダメじゃ、あん、弄るな……んくっ、ん、くぅ……んん──!」

 

 だから耐える、自分の声を響かせないように。絶妙な力加減で触られ、揉まれ、摘まれ、引っ張られ、しごかれて、頭の中が酩酊し始める。まだ知らない感覚が、湧き出し始めている。

 

「硬くなったけど、まだダメか。一回逝かせますよ」

 

 そして、容赦無く彼はもう1段階激しく彼女を攻めた。

 

「あ、あ、やだっ! そんな激し……んあっ!?」

 

 そして、情けない声が響き渡る。部屋に反響して、彼女の耳にもしっかりと通っていく。ただ、そこに意識を割くまでも無く。

 

「あ、あ、あ、ああああっ────!!??」

 

 彼女は、彼の背中に仰け反りながら果てていた。

 

 ☆

 

「はぁ、はぁ、んぁっ……はぁー、はぁー……」

 

 初めて、逝かされた。いやそもそも、自慰行為すらしたことの無い彼女にとってはその感覚の大きさの衝撃は凄まじい。

 まだ頭で処理しきれて居ないのだろう、それだけのものがあった。

 

「可愛い顔してますね、こっちの方は……うん。綺麗なピンク色♪」

 

 そしてその麻痺した体は、容易く剥がされていく。胸元は曝け出され、素足にされ、残るのはスカートとハーフパンツとその下にある下着だけである。

 

「綺麗な肌ですね、先輩。誰にも見せたことがなさそうで、とても……興奮してくる」

 

 隠す余裕などない、口元からは涎がこぼれ落ちる程の事をされたのだから仕方ない。ただそんな扱かれて主張している桃色の頂を、彼は放っておかない。

 

「はむっ」

 

「きゃっ!?」

 

 肩を抱き寄せつつ、彼女の胸元に飛び込んでいく。次の瞬間には、胸元からわざと立てられた水音が聞こえ始めてくる。

 

「んっ……んあっ、そんな、みっともなく吸ったら……あうっ……」

 

 顔を反らせるのが、彼女のできる精一杯の抵抗であった。

 

『ちゅっ、ちゅう……ちゅっ、ちゅっ』と耳にまで届くせいで頭がおかしくなってしまう。自分の胸はあったばかりの少年に吸い付かれて、感じていると分からせられてしまう。

 

「くっ、うっ、くぅっ……ん!」

 

 口を結び、吸い付かれる初めての感覚に抗う。ただ快感は止まらず、舌で転がされる度に喉が鳴ってしまう。

 

 そして、両胸が吸われある程度満足したのか口が離されていく。彼と目を合わせた時の光悦とした表情には、もはや語るまでもない感情が出て来るだろう。

 

「へ、変態……!!」

 

「初対面で先っぽ硬くして喘ぎまくる先輩が言います?」

 

「馬鹿な事を……なっ!?」

 

 そうして、顔が近づくように肩が抱き寄せられる。彼との距離が近づき、息がかかるほどの距離となる。

 

「どこまで、その口が動かせますかね」

 

 そうして、顔が近付いて来る。何をしてこようとしているのか、口先に近づくそれが分からないわけがない。ファルザンも突然の事で戸惑ってしまったのだろう、反応が少女そのものである。

 

 ただ、その寄ってきた顔は彼女の手によって弾かれてしまう。

 

「く、口付けなんぞするか! 調子に乗るでないわ!」

 

 はたかれたのだ、彼女は見た目以上の精神年齢であったがゆえに咄嗟に動けたのである。人によっては体を許してもキスは許さないというものも居るが、彼女はそのタイプだったのだろう。その行為に意味を感じている、そう簡単に奪われてたまるかと、睨みつけている。

 

「……そうですか。こっちは部屋を出れたらいいですし、先輩にはトラウマを残したいわけじゃないですから」

 

 ただ、顔を紅く腫らした彼はそこに手を当てる。すると途端に腫れが引き、元の肌の色に戻り始める。元素の力、それも草元素の何かであるのは彼女にも分かったがそれだけだ。

 

「お、お主どうやって……?」

 

 ただ、神の目がない人間にできる芸当で無いのが普通だ。そんな彼女の戸惑いの時間もあった、ただその戸惑いの最中に彼は彼女の領域に再度手を出した。

 

「ひゃあっ!? な、指っ!? 中に入って……!?」

 

 気付けば彼女のお腹から滑るように衣服をこえて、股にまで彼の手が侵入していた。そして先ほどまで胸をいじり続けて居た影響なのだろう、彼の手を拒むどころか迎え入れるように準備ができてしまっていた。

 

 先程の抵抗に彼も思うところがあったのだろう。ゆえに普段なら撫でたりなど慣らしがあった、いきなり指を挿れる事など基本的にはしない。

 

「ほぐしますよ、力抜いて」

 

 ただ、彼女に徹底的に立場をわからせる為の動きをして居た。それによる彼女の声は、年相応の外見らしい可愛らしい声で鳴いていた。

 

「そんな、抜けるわけ……!! ひやああああああ!!??」

 

「動かしたら、だめ! あ、いやじゃ、あ!」

 

「ひやあああ────!!」

 

 情けなく、すぐに、彼女は逝った。いじったことの無い場所なのに、直ぐに弱いところを見つけられて攻められてしまい、容易く頭を溶かされていた。

 

「このぐらいでそうなるなら、後が大変ですよ? 聞いてます?」

 

「う、るさい……はぁー、はぁー……んあっ……」

 

 ただ力無く、彼の背中に体を預けていた。先程までの去勢が嘘のように、目を虚にしながら頬を朱色に染め、ただその余韻を消化しようと努めている。

 だからだろう、スカートがめくられても気にしない。ハーフパンツを脱がされ、濡らした下着を見られても気にする余裕がない。

 

「このびしょびしょにした下着も取りますよ」

 

「だ、だめ……あっ……」

 

 滑るように、彼の手で下着は剥がされる。白い下着だった、内股になっていたおかげか剥がしやすかったようだ。しかし最後の方は片足が引っかかり、少しだけ片足が持ち上がりながら脱がされた。

 片足の足首にそれが残り、ファルザンの目にもそれが脱がされたと言う現実が理解できるだろう。

 ただ引っかかったせいで少し股が広がっている、そこを隠す布を彼は持ち上げるのは必然だった。

 

「ほいっと……ふーん、生えてないんだなあ」

 

「っ、放っておけ……」

 

 そしてそのまま、彼女のそこをなぞるようにして撫で始める。

 

「ひぅっ、やめ……」

 

 すりすりと、何かを確かめるように。彼女の中にある何かを壊す準備をしているのだろう。

 ただただ、彼女の中には言いようのない昂りがまた起き始めている。しかし、その昂りは突然大きくされた。

 

「ん、ん……んっ!?!?」

 

 体が強張って、固まった。指で弄ばれて、大事な所を全て見られ、情けない顔すら見られた彼女が目を見開いている。

 触っているところは先程より深いわけではない、ただ強いて言うならば捕まってしまったと言うところだろう。

 

「ここ、何か知ってます?」

 

 最初の検証の話など、互いに忘れている。

 

 ファルザンは自分の精神や貞操感は羞恥心により粉々であるが、まだキスなど許していない領分はある。そういった恋愛には興味すら向いていなかった、だからこそこれからされるであろう事に思考が怯えている。

 

「だ、だめじゃ……バンパー、落ち着け? そこは本当に……」

 

 今、彼に摘まれている場所を虐められてしまえばどうなるのか想像出来ない。お尻に当てられた棒状の硬い何かも彼が発情しているのを雄弁に語っている、ただ彼女の胸に手を回しながら彼は囁き始める。

 

「先輩ってさ、老人とか言うけどそうじゃないの分かってるでしょ?」

 

 ただ、その意図も意味も分からない。

 

「何、を言って……?」

 

 ファルザンは間違いなく100年以上を生きた人間だ。遺跡に閉じ込められてた間は思考に時間を費やしたし、遺跡探索など経験は見かけ以上にある上で、人や物を見る目もある。

 なので分からない、何故彼が『そんな当たり前』に疑問を持たせようとするのか。

 

「思考で費やした年月が100年ってだけで精神が老人だと思ってる。そりゃ大人びた所もあるけどさ……」

 

 ただ、単純に彼女に伝えたかったのだろう。

 

「自分がただの年頃な身体を持った女の子だって、分かってないでしょ?」

 

 彼にとって、彼女は『貪れる』範囲にいる女の子であると。そしてそれを示すように、呟いたと同時に胸の先っぽを痛みが出ない────最も快感が響く強さで突然つねった。

 

「ひゃあっ!?」

 

 体をのけぞらせようとしても、彼の背中で抑えられる。頭の中が今の一瞬だけで白く瞬き、視界がボヤけて放心する。肩で息をし、もう抵抗する力すら削ぎ落とされているのだ。

 そんな彼女の耳元で、彼はまだ囁く。

 

「まぁどう思ってるか知らないけど、私はそう扱うって話。ただの頭は良いけどえっちな事を知らない無垢で可愛い大人ぶった女の子ってね」

 

 ファルザンは老人の言動をして偉ぶる優等生な女の子、そんな認識で彼女を見ていると彼は言った。つまりここから先の事をするのに躊躇いはない、そう宣言したのである。

 

 ファルザンという少女に相応の責任を晴らしてもらうと。

 

「わ、ワシが悪……いや、もう……」

 

 後悔は遅い。強いて言えば見知らぬ男に、神の目がないからと油断し過ぎていた事だろう。

 ただ彼女の神の目には何故か力が入らないので、その抵抗も出来ないのだが。彼女はそこに気を回せていないようだ。

 

 だからだろうか、一頻り追い詰め楽しんだ彼は優しげな目で彼女を見下ろす。

 

「でも、ファルザン次第じゃ許してあげようか?」

 

 まるで聖人のように、先程までの鬼のような攻めをしていた者とは思えない優しさのある言葉を吐いている。ただ彼女には、それを聞いて涙目になりながら────縋るような目をした。

 

「ゆ、許して……くれるのか?」

 

 ただ、別に彼は鬼になる事に抵抗があるわけでも忌避する心情があるわけでもない。弱目に祟り目な姿が、強気な女の子が堕ちる所を見るのを嫌がる者でもない。

 

 ただ、そんな事を彼女は見抜けなかった。

 

「そんなの決まってるでしょ? もちろん────だーめ♪」

 

 次の瞬間、彼は胸と股にそれぞれ摘んでいたものを一気に弄び始めた。

 

「きゃあああああ!? あ、あ、ひゃああああ────!?!? 

 

 彼女の甲高い悲鳴は、この部屋どころか外にまで響きそうな程に情けなく続いた。

 

 ☆

 

 いつの間にか、彼の凶暴な部分が出てきていた。ただそれがファルザンという少女が感じるには十分過ぎる男である事を示しており、頭もそんなものを意識する程に酩酊していた。

 

 そして、今は────

 

「あ、あ、あ、ああ!? 奥、だめ、当たって……!! いやぁっ!!」

 

 その凶暴な部分を体は許してしまい、後ろから腕を引っ張られて突かれている。衣服は全て剥ぎ取られ、抵抗らしい抵抗も出来ずに彼のそれを体は受け入れてしまっていた。

 最初こそ破瓜の痛みがあったそれも、直ぐに無くなり馴染んでしまっている。体の相性は互いに良かったらしい、彼女も拒んでいるように見えるがそれは『今迄知らなかった感覚』に頭が支配され始めていたからに過ぎない。行為そのものの抵抗が弱くなっている事には気付けていない。

 

 そしてそんな時間が、彼女が4回続けてイカされても続いていた。

 

「あ、んぐっ……んんん────!!??」

 

 そして、また彼女の頭が白く瞬いた。情けなく床を濡らし、手で支えられなければ直ぐにでも床に伏してしまうような状態は、彼女を知る者からすれば想像もつかない痴態を晒していた。

 

「また1人で逝って、先輩なのに情けないですよ? ほら、もう少し頑張って」

 

 一方で、バンパーはまだ一度も満足出来ていない。彼女とは繋がったままであり、限界である事も分かっている。しかしこれは彼女が原因の状況なのだからと、手加減せずにそのまま押し当てる。

 敏感にされた彼女からくぐもった悲鳴が聞こえる、同時にそれぞれの手で胸と股の硬くなったところを弄り始めた。

 

「イヤ、逝ったばかりで変に……! あ、押し当てちゃ嫌ぁ!! あ、あ、あ、ん、きゃ、はあ、あ!!」

 

 最初の頃こそ声を抑えていたが、もはや隠す余裕など消えている。獣のように与えられた感覚に喘ぎ散らかし、自分の体が女の体であると────今の間は、彼の物にされていると嫌でもわからされてしまう。

 自分の体の弱点を自分よりも知っているのだ、お腹を突かれる感覚も大きいが絶妙な力加減で弄られる胸と股の方も、それだけで頭が瞬いてしまうほどである。

 

「胸と股を弄りながらだと、より一層締まるなぁ……私もそろそろですよ」

 

 そして、遂にその時がくる。

 

「あああああああ────!!?? あ、あ、もう……動いちゃ……ひっ!? ふわあああああああああああ────!!??」

 

 5回連続で果てたが、そのまま続いた。懇願した声も虚しく、彼女の中に彼の物が注がれた感覚で更に果てた。頭の中がおかしくされている、気持ち良い事でいっぱいにされて苦しかったせいだろう。

 ただ、その注がれている間も抱きしめられているせいで逃げれない。

 

「んあっ……熱っ……まだ、出て…………んっ……!」

 

 呆然とした意識の中で、注ぎ終わった彼の物が抜けていったのが分かった。途端に全身の力が抜け、ベッドのような柔らかさのある祭壇で股から白い物を溢しながら倒れた。

 連続で彼の強過ぎる欲を受け止めたのだ、初心な彼女はよく意識を保てただろう。それも頭が良過ぎた弊害であったが、ここで気絶できなかったのは不幸だったとは知らないだろう。

 

「ふぅー、初めてだったのにもう私の形になっちゃいましたたね。気持ち良かった?」

 

 彼は彼女の横に座り、髪をすかすように撫でる。妙に撫でるのが上手いのは腹立つが、それはバレないように彼女はボソボソと呟く。

 

「う、うるさい……誰が、変態なんぞに……」

 

 自分を無理矢理、それも懇願しても犯し尽くした男にそんな感情を抱くはずもないが、余韻も抜けてようやく頭が少しずつ余裕が出来てくる。だからこそ、彼の呟きも耳に入ってしまう。

 

「でも、まだ開かないね」

 

「……え?」

 

 そして、それがどんな意味をはらんでいるのかも分かってしまう。

 

「はい、こっち来て。そっちの処女も貰うから」

 

「そっち……? え、あ、え? な、何を考え……ひっ!?」

 

 手を引っ張られ、腰を支えられて彼の胸に体を預けるような形になる。そしてそれ彼の手が腰から尻に、そしてそこからまだ触られた事のない場所に指を回された。

 

「あ、何して、あ!? そんなところ弄、るな!!」

 

 そして、そのまま弄ばれる。

 

「そう言う割には、さっきより腕に力入ってないよ?」

 

 だが彼女は気付かない、この部屋に入った事が────バンパーという存在とであった事が、そもそもの間違いであったと。お尻を掻き回されながら、ただよく分からない感覚に身悶えするしかなかった。

 

 ☆

 

 ファルザンは彼の指で、じっくりと解されていた。彼の体を掴み体を支える程度の力はあったものの、抵抗する力はなかった。

 そして何よりも、その感覚を耐える事に精一杯だった。

 

「あ──……あっ! あ、あ、あ! ああ、あーあ!? (嫌だ、お尻が変に……! そんなとこ、弄られても何ともない筈のにぃ……!)」

 

 お尻という本来であれば生殖器官でも何でもない場所をいじられ、彼女の頭は困惑している。困惑のままに楽しまれ、体にも何故か力が入らないのだ。

 そして戸惑いのままに、彼女は寝そべると彼を背にする様に移動させられる。

 

「はい、ずぷっと」

 

「ひゃあ!? あ、本当に挿れ……!?」

 

 そして、手で軽く開かれた場所に異物が入っていた。

 

「先輩が悪いんですよ? これは検証でもありますけど、お仕置きなんですから」

 

「(そんな、ワシはこんな責任取るつもりじゃ……!? んあっ!? だって、これは恋人同士がする……ひっ!? だめ、本当に……!!)」

 

「こっちも弄ってあげますね♪」

 

 ただ、彼はそのまま片手で彼女を抱きしめるともう片方の手を股の方へやった。彼女が自分が虐められる事の意味を考える時間すら与えられない、ただ彼女が責任を取るやら色々と言ったせいでこうなっている事しか理解出来てない。

 

「や、やだ、お尻だめ! あ、深っ……んあ!? ああ!! あ、あ!?」

 

 そして、そのまま行為は続く。打ち付けられる感覚と胸はコリコリと、股はグジュグジュといじられ続ける感覚に、もう限界だった。そして彼も、今回は締まりが良かったのか同時にその時を迎えた。

 

「ひやああああああ────!!??」

 

 また、体の中に注がれた。しかし注がれた場所が違うので違和感もある。ただ彼女は力が入らないせいか、お尻からそれが引き抜かれても軽く痙攣するのみでそのまま浅く速い息を繰り返している。

 

「はぁー、はぁー、はぁー、はぁー……ん、んぁっ……」

 

 情けない事に、お尻と股からは彼の物が溢れている。肌に撫でられる風を感じる程には敏感になり、熱っぽい目のまま頭が落ち着くまで横になっている。

 

「あう……ふぇ?」

 

 しかし、そんな彼女は腕を引かれて抱きしめられる。彼を背にして座らされる、そしてそんな彼女の体にはまだまだ余裕のありそうな彼の物が当てられてしまう。

 ただ、そうなっても彼女は抱きしめられるがままである。頭の中ではその現実に、力無く白旗を振る寸前であった。

 

「(もう、無理……限界で、頭も動かせる気がしない……また挿れられたらもう……)」

 

 もう、頭が壊れてしまう。そんな限界が見えていたのだ、争う気持ちが潰れてしまいそうになっていた。

 ただ、そんな彼女の精神状態も熟れた体並みに理解している彼は耳元で囁く。

 

「楽になる方法、教えてあげましょうか?」

 

 それも、もっとも彼女の弱音を引き出す様に。

 

「受け入れたら良いんですよ。これは先輩が失敗した事の責任なんです、でもその責任に気持ち良くなっちゃいけない事は無いんですから、耐えなくていいんです。だって────仕方ないんですから

 

 仕方ない、気持ちよくなって変な声を出すのも。気持ちよくなってだらしない顔をしながら腰を振っても、それは仕方ない。そう彼は逃げ道を作った、彼女が耐える理由を壊しに向かった。

 無茶苦茶な事を言っている、己の欲望の為の言葉を言っている。ファルザンにもそれは分かっただろう、こんな自己都合の言葉を他人に言う神経に腹を立てているのかもしれない。

 

 ただ、彼女には余裕がなかった。

 

「そ、そんな事は……!」

 

 ない、とは言い切れない。なぜならもう限界であり、頭が壊れてしまう事に怯えていたから。耐えきれずに頭の中がどうなってしまうのか想像が出来なかったから。

 

 自分が責任を取ると言った、部屋を出るためにはこの行為は仕方ない事。もうやったしまった事はやってしまった、ラインは間違いなく超えてしまっているのだ。

 

「ひゃあっ!?」

 

 迷う彼女の体に、急かす様に彼の物は入って行った。ただ挿れただけで頭が瞬いたのか、体をビクつかせてだらしない顔を彼に見られている。

 

「だらしないなぁ、ほらこっち向いて」

 

「ふぇ……? んむっ!?」

 

 だから彼は、彼女に残った最後のご馳走も平らげる。彼女がまだギリギリで踏ん張って渡さなかったそれを、容易く強奪する。

 

「んちゅっ、ちゅっ、ん、ん、ちゅる、ちゅ、ちゅ! ぷはっ、な、何し……!? んむっ!? んん────!!」

 

 そして、そのままゆっくりと動き始めた。抱きつかれ、突かれ、舌を絡められてもう全身が彼によって支配されている。

 動きを中断して彼女を見てみれば、全身からメスの匂いを漂わせている。

 

「先輩、ハグされると顔が落ち着きますよね。好きなんですか?」

 

「わ、わしは、そんなの……」

 

 まだ否定する。でもそれが口先だけのものであり、体はもう抑えられない程の感覚が迸っている事を、抵抗する事がない状態にまでなっている事は分かっていた。

 

「はい、今度は乗って」

 

「ふわぁっ!? あ、さっきより当た……あん!」

 

 最後の砦だった、彼女の精神が屈服するかどうかの。無理矢理され、初めてをいくつも奪われ、その上で知らなかった事を痛過ぎるほどに理解させられた。ただの学者であった彼女に、それ以外の知識を植え付けた。

 

「気持ち良い?」

 

「き、もち、よくなんか……!!」

 

 跨る彼女の体は最初こそ、動かされて耐えるだけだった。しかし、次第に焦らされ始めると勝手に動いていた。

 

 ☆

 

 ファルザン先輩とは長い時間を過ごした。

 

 最初の方の抵抗する時間は長かったけど、最後の方はキスしても自分から舌絡めて唾液もいっぱい飲む変態になってたけど。胸は弄りまくったせいで布ずれする度に変な声出してたからそれ用の下着もあげた、その時のジトッとした目も良かった。

 

 ちなみにあんな事をする事になった諸悪の根源、あの部屋作ったのは私です。

 

 最初は思ったんだ、地下にセーフゾーンみたいなのあった方が良いなと。それで作り始めたが、そこでIQ200(無根拠)の頭脳がこの部屋をそういう部屋にもすれば良いと囁いてきたのだ。

 

 そして4日、30時間以上をかけてあの部屋を完成させたのである。ギミックも私の遠隔操作だから解かれる心配も無し、地下水引いたり草生やしたり古代文字掘って風化させたりと、可愛い子を連れ込む為に色々頑張った甲斐があっただろう。

 

 それで引っかかったのがファルザン先輩だったけど、ちゃんと気持ち良い事は悪い事じゃないって教えられたのが良かっただろう。

 

 ちなみにちゃんと堕ちてないと思うかもしれないが、後日同じ遺跡で会い「エロい事はダメじゃからな!」と言われて頷き、そういう振りなのは分かってたので抱きついて口付けをした。

 その時に「休憩、する?」と耳元で聞いたら俯きながらも小さく頷いたので問題無いだろう。

 

 問題があるとするならば、そろそろまた璃月で起きた修羅場が再発する可能性がある事だろうか。ニィロウも食べたし、ディシアさんやファルザン、コレイやマールにドニアザード……うん、そろそろ危ないな。

 

 ここは一つ、フォンテーヌに逃げよう。他国行くと大体やべー問題起きるけど、旅人も行くらしいし丸投げしよう。

 

 そうと決まれば、さっさと荷物をまとめよう。砂漠経由で上手く逃げたい。

 

 一応、子供出来たら流石に責任取るけど……まぁ出来るまでは責任取らなくてもいいよね!





ちなみにファルザンは着床してないよ!セーフだね!
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