※この作品はR-18です。

私は人間(倫理観)を捨てるぞ、旅人!!   作:札幌ポテト

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 不自然な時期に月間一位取ってて怖い、皆そんなに原神のssに飢えてるの……?凄い評価貰えてメンタル回復出来たので投稿です。フォンテーヌ編はもう一回ぐらい魔神任務来たら構想練ります。



マハールッカデヴァータ回

ナヒーダの見た目を18歳ぐらいにしたイメージ。



知恵の神様にえっちな事を教える話☆

 

 世界樹とは、テイワットの地脈に繋がる情報や記憶の保管庫である。しかしただの保管庫ではない、地脈に通じている事により文字通り世界の現象へ影響を及ぼしている。

 

 その良し悪しが、どちらであろうとも。

 

 そして、その悪しきものが今の世界に歪みを与えている。

 生命の生きる事の許さない、神の目を持つ者しか対処出来ない領域が発生する現象『死域』。

 一部の人の体に鱗のような痣が浮かび上がり、やがては想像を絶する苦しみと共に命を散らす不治の病『魔鱗病』。

 

 それは、世界樹に残る汚染がある限り消えない。そしてその汚染は教令院という人類の叡智が集まる場所であっても、有効な策を打ち出す事は無かった。

 

 やがて、世界樹が病魔を蔓延らせる。そうなれば世界も滅びるだろう。

 

「ナヒーダ……!」

 

「わ、私は……」

 

 ただ、ナヒーダ……クラクサナリデビの前世の存在であるマハールッカデヴァータはその原因が自分にあると分かっていた。

 だからこそ世界樹の中でナヒーダを待ち、世界樹を治療するまで耐え忍んでいた。そしてその時は来たのだ、ナヒーダは十分に成長し目的が果たされる。

 

 ただ、ナヒーダは戸惑っている。前世の存在でありスメールという国を守って来た彼女を自分の手で消さなければならないからだ。

 文字通り、世界樹から……世界の記憶から抹消する事である。それはこれまでの献身を考えれば、死よりも報われない終わりだ。

 

「良いの、これで救われる命がある。私はもう死んでいる存在、この先にある未来は……貴方にしか託せない」

 

 ただ、こうなったのも過去の彼女が友を救えなかったからだ。他に方法は無い、ナヒーダにしか出来ない。彼女はその為に、今の今まで彼女を待っていたのだ。

 

「……こんなの、あんまりよ」

 

 ナヒーダとて分かっている。他に方法が無い、これをどうにか出来るような変数が世界に現れていればマハールッカデヴァータも他の方法を思案出来たかもしれない。

 ただ時間が無いのだ、彼女とて意識を保って行くのにも限界があり知恵の神だった彼女の意識体ですら摩耗しているが故に最盛期の力強さは無い。

 

 だから、ナヒーダも分かっていた。

 

「私、貴方を忘れたくない。だから今だけは……」

 

 ナヒーダは、彼女に抱きつく。ナヒーダをそのまま成長させたような体を持つ彼女は、しゃがみ込んでそれを受け入れる。姉と妹、母と娘のような抱擁を交わしながら、ナヒーダは涙を流す。

 

 そしてそのまま、彼女の願いを叶える為に力を使う。

 

「ありがとう、ナヒーダ」

 

 初めて、マハールッカデヴァータは彼女の事を名前で呼んだ。愛称ではあるが、彼女に辛い思いをさせてしまった事に対して思い悩ませないような優しい声で、彼女を抱きしめる。

 

「やっと、ここで……」

 

 彼女の悲願が、死してなお思い残していたものがなくなる。旅人とパイモンはそれを見ている事しか出来ない、外から来た旅人はこの記憶を忘れる事は無いのかもしれないが、それを忘れないように目をそらない。

 

「(これでいい、これでやっと……)」

 

 世界が自分を、忘れてくれる。

 

 1人の神が、その終わりをようやく────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、やっと入れた」

 

 それは、突然の事だった。何かが、部外者が、テイワットの外から来た何かが入って来ていた。

 

「あれ? 先客居る?」

 

 終わりに向かう彼女の耳に、聞き慣れない声が響く。旅人は何度かここに足を運んだことがあるものの、声の雰囲気は異なる。ナヒーダとも違う、声が聞こえる筈がない。

 

 ならば誰だと、幻聴かとも思い振り返ると。

 

「バンパー!?」

 

「旅人にパイモン、それとナヒーダと……まぁ良いや。ちょっとやる事あるから帰ってくれない? 巻き込んだらとか嫌だし、なんか用事あるなら済ませるの待つけど」

 

 知らない男が、そこにいた。

 

 見た目は稲妻人、しかし装いはモンド人らしく見える。この者に対しての情報を世界樹は有してはいるが、世界樹には第三者としての記憶しか存在しない。彼個人の持つの記憶や知識は、得られない存在。

 

「バンパー・ミンツ……?」

 

 彼女は記憶で検索をかけたのだろう、ただそれ以上の知識を得るのに時間がかかる。読み解くのに時間がかかるし、彼の知識についての第三者の知識の検索という工程を挟まなければならないので尚更時間がかかる。

 

 今すぐに分かった事も、論文を出したことのある自称学者という程度だ。

 

「貴方、どうやって……?」

 

「どうやって? いやまぁ、私の場合は普通に入れたからなぁ」

 

 普通に入れるわけがない。何かしら不具合が起きて入り込んでしまったのか、それならば可哀想としか言えないだろう。本人はカッコつけたいのか認めていないのだが。

 

「……だめよ、元の場所に帰りなさい」

 

 ただ幻ではない、間違いなく彼はこの世界にいる。直ぐに締め出そうとマハールッカデヴァータは試みる、偶発的にも迷い込んでしまったのなら禁忌の知識を持つ彼女に触れる事は危険だからだ。

 

「大丈夫、ここで見たことも忘れ……て?」

 

 なのだが、世界に変化はない。彼はそのまま、何事もなかったかの様に樹へと歩み寄っていく。そしてそのまま、抱擁から離れたナヒーダとマハールッカデヴァータの2人も超えて行き。

 

「ど、どうして出ていかないの!?」

 

 世界樹の根元まで、歩み寄って行った。

 

「私は用事があってここにいるからな、終わったら出るよ」

 

 世界樹に何かする気なのか、ならばと彼女は寄っていくが消えかけていた事もあってか、希薄化した彼女はつまづいて蹌踉ける。転びこそしないが彼は少し静止し振り向く、そして彼女を少し眺めた後に向けていた顔を前に直し、何事もなかったかのように根元へと向かう。

 

 誰なのか、何の為に来たのか。ここに入り込んだのが偶然でないなら、こんな事が出来る存在は限られてくる。世界の中に知識として存在はしても記憶としては存在しない、テイワットの記憶にはあれど彼個人の記憶は無い。

 そんな存在は居るのかと言われたら、存在はしている。ただ彼はまだ認識していない。マハールッカデヴァータとしての知識の中に可能性がある存在としては該当者はいるので、恐らくその推測が正しい。

 

「貴方はまさか、第五の……!?」

 

 彼女が、何かを言いかけて言葉を詰まらせる。

 

「この残留物が……禁忌の知識? やっぱりアビス由来か」

 

 彼が本格的に、世界樹の中をいじり始めたからだろう。そして目的らしきそれを確認すると、顔だけを彼女に向ける。

 

「でもって君は、これを自分ごと削って樹を守ろうとした感じか……?」

 

 マハールッカデヴァータは、今迄1人でこれと戦い続けていた。いや正確に言えば戦えるような存在は彼女ぐらいしか居なかったのだ、この汚染は彼女がどうにかするしか無かったが彼女にはどうする事も出来なかった。

 

 だから自分を消す覚悟を決めたのだ、それが使命であると。それこそ彼女の死後に迄ある責務だと。

 

 そんなどうしようもない責務が、果たされる日だったのだ。

 

「女の子が無茶して命懸けで世界救おうとしないでよ、何でか分からないけど消えかけてるし」

 

 目の前には、世界の外からやって来た変数がある。その変数は旅人のものとは違う、この世界の根底に順応する旅人とは違う。世界の根底を支配するような力が、そこにある。

 

「尚更、頑張らないといけないじゃんか」

 

 そんな力を人の体で使えるのか、そんな力を使えば良くても人を辞める程度で済むが、最悪は体がついていかずに崩壊する。

 

 そしてそれは、同じ外からの来訪者である旅人も察しているのだろう。

 

「バン、君は……」

 

「何も言うなよ旅人、後は私がやっとく」

 

 口先では無茶をすること言う彼が無茶をしている。基本的には自分の為に動く彼が、やらなくても良い事をしている。バンパーという男は非道になりきれず、善人にもなりきれない。

 

 ただ目の前に自分以外に救えない状況があれば、動かなければ後悔するような難儀な性格をしているだけなのだ。

 

「でも、良いの?」

 

「やんなくて良いなら絶対やらないに決まってるだろ。さっさと行け」

 

 そして彼は汚染を、取り込み始める。

 

「貴方、いったい……?」

 

「絡みついた汚染だけを取り除く、たぶん私にしか出来ない。少しは無茶するから、お姉さんは下がってて」

 

 しかしそれはあくまでも、他に伝播している汚染だ。原因である彼女の汚染を取り除くにはまだ工夫が必要であり、ここからが本番といっても良いだろう。

 

「完全に元通りとはいかない、世界樹から一度切り離して吸い取ったから。ナヒーダや旅人にパイモン……含めた全員、君の事を忘れてるかもしれない」

 

 世界から存在そのものが消えるはずだった、そうするしか無かった。なのに、彼は颯爽と現れて無理難題が瓦解して行く。誰もなが成し遂げられなかった問題が、融解していく。

 

「でも1人でこの木を守ってた君を、私は覚えておく事にするよ」

 

 その日、世界樹から禁忌の知識は消えた。その事を知るのはテイワットの外の住人である旅人と、その処置の観測者であった彼女だけである。

 

 ☆

 

 目に光が差し込んでくる。その眩しさが起きろと言うように彼女の起床を助けるが、その日の暖かさは逆にもっと寝るといいとまで言いそうな程に優しく彼女を包み込む。

 ただ、今回の場合は眩しさが勝ったのか薄目を開けて徐々に意識が覚醒していく。草木に包まれた匂いを感じながらも、彼女は体を起こし上げる。

 

「私は……あれ? 何で、私は……」

 

 マハールッカデヴァータは、スメールの聖樹の林冠などと呼ばれる事もある上の部分で目覚めた。昼間なのか日が高い、暑さも感じる。だからだろうか、彼女は今の状況を見回してみる。

 

「(スメール? 意識だけ飛んで来た……にしては、草木の感触や匂いが鮮明に過ぎてる。夢の中じゃないの?)」

 

 過去のスメールではない、現代のスメールだ。しかも現実のように見える、仕方ないので彼女はそのまま下に降りて何かしらの確信を得る為に人を見てみる。

 

 彼女にはスメール人限定ではあるものの、人の心を読む力があるのだ。それを使えば何かしら情報は探せると考えての事なのだろう、ただその必要はありそうにない。

 

「ねぇ、そこのお姉さん!」

 

 降りてすぐに、声がかかった。年端も行かない少女である、そして心を覗く前に核心に迫る事を話す。

 

「それクラクサナリデビ様の格好でしょ!? すっごく可愛いね!」

 

 マハールッカデヴァータは装束も身なりも伝説も、伝承としてしっかりと残っていた神だった。そしてそれはある程度民衆にも浸透しており、むしろ認知度で言えば現草神のクラクサナリデビが下にされているほどであった。

 ただこれは少女が知らないとか言う次元の話ではないだろう。

 

「自分で作ったの?」などと言うとそれを耳にした大人達も「よくできるな」などとクラクサナリデビの格好をしたお姉さんという認識で彼女を見ていた。

 この時点で彼女は気付くだろう、自分という存在の記憶が消えていると。それは仕方ない事であるし本人はその上で存在ごと消えるつもりだったのだ、そこは問題ではないだろう。

 

 問題なのは、今の彼女の状態である。

 

「(これからどうしたらいいのかしら。私の事は存在そのものが消えてる、でも私の力と権能は全盛期と同等。なら……受肉したとでも言うの?)」

 

 力がある、磨耗していた分まで戻っている。これはおかしな事だ、弱っていた筈の自分がこうなるには何かしらの計らいがあったからに他ならないだろう。

 そしてそうした存在の心当たりは、やはり彼だ。

 

「(混乱させたいわけでも無いから……最低でも落ち着くまでナヒーダに会うわけもいかない、アテがあるとすれば……)」

 

 彼女は、最初の目的を決める。そしてそれは容易く、簡単に探し出す事が出来るのであった。

 

 ☆

 

 むっちゃ頭がクラクラする。これはアレだ、世界樹の治療に頑張ったせいだろう。アビス由来の力を過去1番に吸い込んでしまったのだ、でも後悔はしていない。じゃないとナヒーダが犠牲を経てあの記憶を消さなければならなかったのだから、なので私はやれる事はやったつもりだ。

 

 それに今回の後遺症は激しくムラムラして朦朧としているだけで、無差別に人を襲うわけでもないのでさっさと帰って発散するだけだ。自慰行為に暫く耽っていたら治るだろう、なのでとりあえず視界はぼやけてるが借りている自宅まで歩いているのだが。

 

「居たわね! バンパー・ミンツ!」

 

「……ん?」

 

 ぼやけた視界でわからないが、緑と白のカラーリングをした誰かがいた。雰囲気的にはお姉さんであるし、ボヤけているがとんでもない美少女に見える。今すぐにでも押し倒したくなる衝動に駆られるが今は不味いし、無関係な人間にコレをぶつければトラウマになりかねない。

 

 だから耐えねばならぬ。この美少女を抱かずにはいられない『サガ』を背負ってしまった人生を謳歌するには、ここは我慢の時である。

 

 そもそも、私に何のようなのだろうか。

 

「探したわ、まさか貴方にこんな事が出来るなんて。流石は『第五降臨者』といったところかしら」

 

「はぁ……?」

 

 言っている事がわからない。宗教の勧めか、はたまた幸せになる壺でも売られるのか、少なくとも私にわざわざ構ってくるような奴は旧知の仲の者かそれなりの恩を着せた事があるかのどっちかだが、思い出す気力もない。

 

 と言うかもう色々限界なのだ、早く帰らないと大変な事になる。

 

「悪いけど、今は忙しいんで。話があるなら後日で」

 

 美少女の誘いは断りたく無いが、仕方ない。私は出来るだけ紳士に振る舞いながら家を目指す、後20mくらいなので十分間に合う距離だろう。

 

 ただ、何故か隣に彼女もピッタリついてくる。

 

「貴方のお陰で私は救われた。どうやったかは分からないけど、貴方にお礼が言いたかったの」

 

「……しつこいですよ」

 

「大丈夫、私はもう治ったの。こう見えて全盛期に近いから無茶だってへっちゃらよ。だからありがとう、私に出来る事なら力になりたいわ」

 

「……力に、なりたい?」

 

 私は今、どうしようもなくムラムラしてる。バーバラが幼馴染で妹のような存在であっても躊躇なく処女を喰えるぐらいには飢えているし、雷電将軍が目の前にいる恐れがあっても平気でおっぱいを揉みに挑める。

 

 だから何が言いたいかと言うと、シンプルなのだが。

 

「それ、意味分かってます?」

 

「ええ、貴方なら良いの」

 

「……もうこの子で良いや」

 

 私は玄関を開ける、同時に彼女の手を掴んで引き摺り込む。そしてそのまま抱き付きながら扉を背にさせ、回した手で鍵を閉めて逃がさないでおく。

 

「やるよ」

 

「ちょっと、強引に……んむっ!? んん──!?」

 

 そしてそのまま、股に膝を入れながら深めのキスをする事にした。興奮してもらえるように胸を揉みながら、膝で股をグリグリと押し当てながら、困惑して目を回してしまう彼女にいやらしいことをする。

 初心な反応だ、いきなりこれをするのは心苦しい所もあるけど……私は股間が苦しいので仕方ないだろう。

 

「ま、待ちなさい! これは子供を作る行為であって、私と貴方の間に子供は出来……んあっ!? ひゃめ、指!?入って……!?」

 

「大丈夫、初めての子は得意だから。 ちゃんと気持ち良くなる。 出来たら出来たで責任取るから」

 

 こんな状態の男にお礼がしたいとか言うなら、食べさせてもらうに決まっている。オチンチンの咥え方も知らない初心な子だったので、しっかりと舌での喜ばせ方を覚えるまで咥えてもらってから飲ませてあげた。

 ちなみに意識はあるが体が勝手にそのまま4時間ぐらいぶっ通しでその子の処女を奪った上で、お腹が一杯になってもこぼしたそばから私の物を注ぎ込ませてもらった。ごちそうさまでした。

 

「ひゃら、知らない……♡こんなの、んあっ♡だめぇ♡わ、わかんない♡しちゃいやぁ……♡」みたいな悲鳴を途中まであげてたけど、最後の方は突かれる時とお腹の中に注ぎ込む時に合わせて鳴く可愛い子になってた。

 

「は、初めてだったのに……こんなお礼する気なかったのに……!」とか言われたけど、胸板押し当てて足を絡めて逃がさないようにキスしたら何も言えなくなるぐらい恥ずかしがるぐらいには気持ち良い思い出を作ってあげた。

 

 それが魔神だとしっちゃっても、可愛い子なら抱いちゃうよね。その後すぐに正気の状態で楽しみたかったから抱いたよ、一回も二回も(後半戦は8時間)変わらないもんね! 

 

 ☆

 

 マハールッカデヴァータ、今後はマールと呼ぶけど知恵の神様だった彼女に一晩かけて手取り足取りえっちな知識を教え込んだ。お掃除の仕方は大切だ、自分の股に入れられたお⚪︎ん⚪︎んがどんな味をするのかとかもね♪ 

 ちゃんと全て平らげてから『助けられた男にお礼でえっちさせてくれるなんて、マールはえっちな神様だね♪』って耳元で囁いておいた。

 あの時のなんとも言えない恥じらった顔は最高でした。

 

 ちなみに股を開いて私のが溢れて出てる写真とか、私にお腹の中に出される瞬間の涙目で情けない顔した写真とか、出されちゃったのをゆっくり理解して息をするだけしか余裕の無い顔とか、いっぱい保存させて貰いました。これで世界から忘れられる事は無くなったね♪ 

 

 まあそれを言うと絶対に殺されるので、言わないけど。そんな時からかなり時間が経っていた。

 

「また会ったわね、バンパー!」

 

 またマールが、私の前に現れたのである。

 

「……ああ、マールか。どうしたんだよ急に」

 

「探したわ、貴方に頼みたい事があるの。貴方にしか頼めない、そんな話が」

 

「……お帰りはあちらです」

 

 直ぐに嫌な予感がした。私の事をテイワットの外からやって来た旅人に次ぐ来訪者とか色々言ってたし、世界樹の汚染を取り除くなんて言う神ですらまぁまぁ難度の高い仕事をクリアしたのを認識している存在だ。

 

 私だけに任せるなどとは、絶対に良くない話である。

 

 ただ、マールは諦める気は無いらしい。たった一つの出口を善意から指差してあげたのだが、断ってしまった。それはそれで内心ほくそ笑んじゃうけど、顔には出さない。

 

「こんな逃げ場の無い場所でよくそんな口がきけたわね。私を気持ち良……尊厳を台無しにした行為をしておいて、私の頼みを断るのかしら」

 

「(気持ち良かったんだ)」

 

 途中から私とした数々の行為や経験を思い出したのか、顔色が赤くなる。気持ち良かったなら良かった、魔神だから体も意識も丈夫で思う存分ぶつけられたからね♪ 

 初めての子がしちゃいけないイキ方を何度もしてたもんなぁ、あのイキ方は初めての子に限定すれば無茶苦茶にした志璇しか意図してやった事ないけど、私と目を合わせただけでお腹が寂しくなるとか言ってたし……普通のじゃ満足出来ない体になっちゃうらしいんだよね。

 

 マールもそうなのかな。知恵の神様はえっちな事に興味津々なのかな? って煽りたいな。死ぬからやらないけど。

 

 ただまぁ、えっちな事はする。私に頼み事をしたいとか断ったのに無理矢理させる気みたいだし、ならこっちも相応の事をさせて貰わないと困る。

 

「ねえ、何でここ開かないの?」

 

 ちなみに、私達が居るのはとある遺跡の地下である。勘のいい人なら気付くかもしれないが、後に2回ほどファルザンを楽しませてもらう事になる部屋であり、私が作った『◯ックスしないと出れない部屋』だ。

 一応ファルザン以外にも後々学者とか冒険者とか盗賊とか引っ掛けて全員の処女を平らげる事になるが、それも後の話である。

 

「え? さあ? マール何か壊した?」

 

 しらばっくれてマールが何かしたんじゃ? と聞いてみる。閉じ込められるなんて急な事ではあるが彼女は冷静なようで、ゆっくりと部屋を見回す余裕もある。流石は長い年月を生きて来た神様である。

 

「壊して無いわよ。どうやら何かしないと……ふぇ?」

 

 ただまぁ、えっちな事には耐性がないのは知ってる。私が端的に『子供出来るような事しないと出れないよ!』と古代の文字で書いておいたヒントを読んでくれたらしいので、後は詰将棋である。

 

「う、嘘でしょ? キングデシェレトがこんなの作るの? 禁忌の知識じゃ無いわよね? え、こんな場所作ってたの!?」

 

 何か昔の友達がとんでもない変態扱いされてるけど、まぁ私には関係ない話である。

 

「って事は、え……私、また……!?」

 

 すると私を見て無茶苦茶顔を赤らめて何かを思い出している。たくさん弄った上でねちっこく胸を吸ったりした事だろうか、顔を固定して唾液を飲ませながら舌を絡めた事だろうか、それともお腹の中を常に私のモノでいっぱいにされて気持ちよくなっちゃった事だろうか。

 まぁ多分、全部だけど。手は胸と頭を撫でながらキスして中に出されちゃうの、頭良いせいで全部感じ取れちゃってたもんね。だからとっても、敏感だもんね? 

 ただ彼女もこの部屋を出るのにそれが必要と割り切ったのか、逡巡しながらも私の方へ向き直る。

 

「し、仕方ないわ……」

 

 仕方ないだろう。だって余程の能力持つ存在でも出れないような設計をしたからね! 無理矢理出れば崩落するし、空気や水があるので時間的な猶予もある。そして男女がそこそこな部屋に2人きり、何も起こらないわけが無いし、私は絶対に逃がさない。

 

「バン、早く私を抱きなさい。それを対価にしてあげるわ」

 

 ただ、面白そうなのでしらばっくれよう。絶対に楽しい。

 

「なんで?」

 

「そうしないと部屋を出れないのよ! 分かったら抱きなさい!」

 

「いくら嘘でもそんな……あ、もしかしてえっちな事したいから出れないフリしてる? そんなハマっちゃった?」

 

「そんなわけないでしょ!? 私はそんな変態じゃないから!!」

 

「えっちな神様になっちゃったなぁ……叡智な神様って事?」

 

「違うって言ってるでしょ!?」

 

 適当に言い返せないような言葉ぶつけると彼女がえっちしたくて仕方ない神様みたいになっちゃうけど、まあ結果は変わらないし良いか。でももう少し遊びたいプラス、嫌な予感もするから話は延ばしてみる。

 

「そこまでは良いよ」

 

「貴方、私の言葉の意味を理解してるの!? 貴方に業腹でももう一度体を許すって言ったのよ!? 何でそんな反応なの!?」

 

「いやだって、その誘い方は興奮しないし。後絶対ヤバいこと頼むでしょ」

 

 だって絶対やばい案件が待ってる。頼むからスメールの叡智とか使って対応して欲しい、その了承とか確認とか取れないと怖くて抱けない。抱いてても気が気じゃなくなっちゃう。

 

 するとよくぞ聞いてくれた、みたいな顔しながらが彼女は答える。

 

「草龍を浄化して欲しいの、出来なければ世界は滅ぶけど」

 

「その選択肢作るの狡くないですか?やらなきゃいけないじゃん?」

 

 龍は神がテイワットを支配する前の支配者だ。そして世界が滅ぶとかこの前迄滅びの道を一直線で進んでた所を観測してた彼女が言うのだ、恐らく私ぐらいからやれる人間が居ない。

 何故私の周りにばかりこんなめんどくさい話が溢れてくるのか、偶に『災いの根源』とか『人類の腫瘍』みたいな理不尽な暴論を言われてるけど、私は悪いことなんて…………一つを除いてしてない筈だ。

 

 私が理不尽な時は押し倒す時の理由作りぐらいなのに、世の中理不尽なのでは? 理不尽に処女を貰ってるからチャラとか言われたら何も言えないけど。

 

 ただ幸いと言うべきか、龍を殺せとまで言われてないのが救いである。

 まぁ、仕方ない。やるしか無いやつである、なので私はもう切り替えて彼女を楽しむ準備をする。

 

「なら、誘い方があるでしょ。知恵の神様なら、そう言う知識もあるんじゃない?」

 

 私はそのまま苔むした祭壇、と言うかベッドみたいな所に腰掛けながら彼女を見る。すると恥辱でどうにかなりそうなのを理性でギリギリ抑えたような目で私を見て来る。

 

「くっ、調子に乗って……!!」

 

 ただ、彼女も選べない。私に抱かれる覚悟ぐらい決めていたのか、それとも2回も3回も変わらないと思っているのか、引き攣った笑みを浮かべながら私を見る。

 

「私を、抱いても良いわよ?」

 

 0点である、何の興奮も出来ない。

 

「もっとみっともなく」

 

「この、変態……!!」

 

 そのまま私は5回ぐらいリテイクを要求していく。1度でもそんな事を言うのに恥ずかしさでどうにかなってしまいそうな彼女であるが、却下される度に涙目になっていく。

 

 そして、6回目だ。

 

「私の事、あの時みたいに……いっぱい、気持ち良くして欲しいの……お願い……♡」

 

 マールは態と服を少し脱いで肩の肌とお腹を見せ、更には恥じらいながら上目遣いで私を見る。その目は少し涙目でえっちな事を求めているがどれだけ無茶苦茶にされるのか分かっているから覚悟が決まりきってない目である。

 

 何というか、背徳感が凄い。私は今からこの子を、かつてはスメールを納め知恵の神とも呼ばれた彼女に、民のために自分の命を投げ打つような女の子に劣情をぶつけて良いのだと言われたのだから、もうムラムラがすごい事になっている。

 

「こ、これで満足!?」

 

「いや、これから満足するから。とりあえず前払い分は貰うけど♪」

 

 そのまま抱き寄せて、ベッドに寝かせてあげる。さぁ長い夜……まぁ昼ぐらいまで絶対にするけど、無茶苦茶にされる事にまだ心の準備が出来きってない彼女は虚勢をはる。

 

「へ、変態! 私の体は好き勝手しても、他はそうじゃないんだから!!」

 

 その後は『わ、私は、無理矢理処女を奪われたのに……んあっ!? また同じ相手に股を開……あ、あ、あ!? あ、うう……♡ 開いちゃう……えっちな事が好きな、ひゃう……!? お、女の子……です!!」って言う迄寸止めしてあげた。

 ちゃんと言えたご褒美として17回ぐらいはお腹に注いだり飲んでもらったりしたけど、何かドンドン長期戦が出来るようになって来た。

 

 今後もしかしたら1人じゃ満足出来なくなるかもしれないな……なんて思いながらマールには頑張って貰った。とりあえずは1人で受け止めてもらうからね♪ 

 

 ☆

 

 砂塵の中に見えるのは、巨大な龍だ。今し方話し合いは通じない事がハッキリとし、その力を容赦なく振り回そうとした時だった。

 

「マールに手を出すとか、本格的に話が通じないな」

 

 マハールッカデヴァータにとって、バンパー・ミンツとは色んな意味で怪物である。

 

「治してって言われてもこいつにその気はないし、やる事やるしかないかなぁ?」

 

 テイワットの外からやって来た来訪者、その1人が彼である。ただ来訪者は世界樹の記憶でも過去5回あり、皆のよく知る旅人は第四降臨者に当て嵌まる。

 そして1番直近の来訪者が彼であり、その能力は異常だった。

 

「バン、その……大丈夫なの?」

 

「話し合いが出来ないならやるしかないでしょ」

 

 草龍とは太古の支配者、龍だ。しかも摩耗し、話が通じずマールにすら攻撃出来る……神を恐れない怪物。

 それを前にして、全く臆して居ない。世界樹の時もそうであったが、自分がそこまでの力を持つ特異性を理解していても人間としての強度が変わったわけでは無いはずなのだ。

 何かあれば死ぬ、なのに死ぬ事そのものには怯えていない。

 

 ちなみにバンパーが臆してないのは2つほど理由があり、一つは観測者がマールしか居ないので誰も巻き込まないで済む&誅殺されるような手札を切れるからである。それと一回死んだことのある彼としては、まだマールを抱いた事で性的な満足感があると言う最低な理由で死を恐れていなかった。

 あと、社会的な死の方が彼は怖いのだ。生き地獄を味わう事になるし、過去に手を出した女性から滅多刺しにされる未来すら見える。

 

 なので今のバンパーの頭の中は────

 

「(こいつぶっ飛ばしたら、もう一回か二回はマール抱けるな。お尻もやりたいし……玩具準備しないと。モナみたいに喜んでくれるかな)」

 

 最低過ぎる、色欲の魔物だった。でも心が読めないので、マールはそれを知る事はないだろう。

 

 彼女にとっての彼など『世界樹を浄化』し『マールの初めてを貪り』『草龍の浄化を頼める』ぐらいの男なのだ。正直言ってこの世界に(最低なのも含めて)これを全部できる者など居ないが、それをした男なのだ。

 

 彼女にとって人が救う者であったのに対して彼だけは救ってくれる男なのだ。その彼に恋慕の情を抱いている者がいる事もマールは知っている、ただ彼女にとって不純とはいえ抱きしめてくれる男など初めてであって。

 

 抱かれてる時は恋人のように手を繋がれ、頭が蕩けるようないじらしいキスを絡ませ、心が休まる事なく楽しまれてしまう。それが最初は怖かったものの、いつの間にか彼を見るとどこか寂しくなってしまうぐらいには慣らされてしまっている。

 

「バン、その……大丈夫?」

 

「やる気があるうちはね。終わったら、また一晩よろしく」

 

「……変態」

 

 マールは彼の背をジトッとした目で見る。ただその顔はほんのりと頬を赤く染め、その行為そのものは否定しない。こうなる事は仕方ないと諦めさせられているのだろう、もう軽く30を超えてかれの欲望をお腹に吐き出されているのだから。

 

 ただ、それに対して心を許している部分がある事にはまだ気付いて居なかった。

 

 ☆

 

 草龍は、何とか浄化できた。私が久しぶりの超本気を出す事でボコボコにし、動けなくした状態で浄化作業に移った。この時初めての発見であるが、私が全元素の解放に闇元素(私がそう呼んでる)が混ざっていると著しく副作用の効果が落ちる事に気付いた。

 やはり私はアビスの力の方が合っているのかもしれない、悪役って事ですか?解せない。

 

「う、ううう……ううう────!!」

 

 そんな事を私は今、6回目のマールとのえっちをした後に考えていた。マールというか、女の子の抱き心地ってすごく良いよね。柔らかくて、軽くお尻を撫でたりすると恥ずかしがってくれるし、可愛い。

 ただまぁ、一戦終わった後の休憩でマールは漸く落ち着いてきた所なのでまた抱かれちゃった事を考えちゃって身悶えしてるのである。それが可愛い、私に抱かれちゃうの諦めてもいつまでも恥じらいがあるのが良い。

 

 ちなみに6回なのは草龍のところに行くまでの移動でしたからだ。そこまで激しくはしてないけど、いじらしく心を溶かすようなキスを心がけて楽しませてもらった。いつもと違う『もっと、無理矢理しないの……?』みたいな顔が良かったね。恋人みたいな愛を確かめ合うようなえっちを恋人じゃない子にするの、反応が楽しいし恋人みたいな顔してくるから好きである。

 

「ほら、気持ち良かったなら言うことあるよね?」

 

「こ、こいつ……『いっぱい中に出されて、気持ち良かったです!!』これで満足かしら!?」

 

「うん、満足」

 

「この、色欲魔の変態!!」

 

 ただ、その恥じらいを最大に高めると凄い脳汁が出てくる。この神様のエロいことは、私しか知らないもんね♪ 

 

 中に出されてお腹をいっぱいにされた時の『中、出されちゃったぁ……♡』みたいな光悦とした表情とか。

 股に挿れられる前の『また、無茶苦茶にされるんだ……♡』みたいな覚悟した顔とか。

 挿れてる最中の『お腹、入ってる……♡』みたいな顔してる瞬間とか。

 舌を吸われるのに未だに慣れずに『また!? いい加減に……!! んぁっ!? 吸っちゃやああ♡♡ わかんないよぉ♡♡』みたいな目を回しながら情けない顔しちゃう時とか、控えめに言って女の子としての自尊心を好き勝手出来て最高。もう私以外じゃ満足はできないだろう。

 

 自慰行為の仕方も手取り足取り、ついでに実演の指導もしてあげたけだ、私にぶち込まれるのに比べたら満足出来ないって(言うまでお股のお豆さんをゴシゴシしてたら)白状してくれたし。まぁ私が喜ぶ誘い方は覚えたみたいだから、それはえっちの前後に絶対してもらうようにしたが物覚えが良くて直ぐにムラムラさせてくれた。流石は元知恵の神様だ。

 

 ただ、今回に関しては報酬として妥当どころか格安なんじゃないかと思う。

 

「あんな事させるなら安いもんでしょ、いや本当に。私死ぬかと思ったんですけど」

 

 そう言いながら、彼女を抱き寄せる。私の胸板に当たって彼女の胸の形が変わる、柔らかいね♪ 軽くお尻を揉みながら頭を撫でてあげれば、彼女の体温が上がってくる。恥ずかしい事なんて全部したのに、こんな事で照れちゃう初心な子で可愛いね♪ 

 

「また気持ち良くされた……。 草龍を単独で撃破・浄化出来たのは確かに助かった……けど!! それがこんな変態じゃなきゃ!! こんな事知らなくて良かったのに……!!」

 

「初めてのことなんてお尻に出しただけなのに、今日は随分と荒れてるね」

 

「それが原因の一つなのよ!!」

 

 草龍は強かった、物凄く強かった。私も連続で30秒ぐらい物理的な事象すらエネルギーに変換出来る力を使わないと勝てなかったし、それが出来たからボコボコに出来た。

 ちなみ、戦闘時間は10分くらいだ。メドローア当てて瀕死にさせてから色々打てる手使って倒したのだ、まさかマールも私の手札がここまで多くてちょっと凶悪なのが混じっているとは思わなかったのだろう、浄化中ですら「え? 終わっ……え?」みたいな顔してた。

 

「でも、私とえっちしてる時のマール……その、満たされた感じの顔してる時多いよ? 体の相性が良いのはあると思うけど」

 

 そして成功報酬として彼女には一晩付き合ってもらった。イク時の顔の写真を今回は全部撮ったけど、暫く楽しめるオカズになるだろう。後半に行くにつれて破顔して気持ち良い事に振り回されちゃってるのがよくわかるし、イカせた後のキスは後半になる程向こうも舌を絡めてくれる。無自覚でそんな事が出来るぐらいには、教え込めただろう。

 

 だからもう、マールはえっちが大好きな子なのである。

 

「……え、ええ!? 無理矢理そっちがしてるだけでしょ!?」

 

「お腹に出されるの、癖になってるの分かってるからね?」

 

「だ、だとしてもよ!? 私のこと変にしたバンが全部悪い!!」

 

「なら私の事、嫌いなの?」

 

「急に何!? き、嫌いなわけじゃ……!」

 

 でも今隣で裸同士で寝てる彼女、魔神なんだよなぁ。魔神と人との間には何かしら手順を踏まないと子供は出来ないって言ってたから無茶苦茶ねっとりいやらしくお腹の奥に出して来たけど、それ癖になるなんて随分と素養があったみたいだ。

 でも私にこんだけ純潔散らされて嫌いではないのか、えっちが上手で良かった。

 

 なので私は悪くない、元々えっちなのが悪いんじゃない? って言おうとした時だ。

 

「もう、いつ出来てもおかしくないのに……!」

 

「ちょっと待って」

 

 なんか涙目でお腹さすりながら顔を赤くしてるけど、聞き漏らしちゃいけない事をサラッと言われた。私がここまで誰彼構わず割と理不尽に処女を喰いまくっていた理由が、崩れる音がした。

 

「あれ? 出来ないんじゃ??」

 

「……受精はしてるわよ」

 

「?????????」

 

 無量空処喰らった? と思うぐらい思考が止まった。DDOS攻撃喰らったパソコンの気持ちが今なら分かる。え、受精してるならいつ出来てもおかしくないのでは!? 

 

「その、受精してから……今の所その後の手順まで、いかないみたいね。どうやら貴方の体と……その、アレがリンクしてるみたいだから……出来ないけど、能力を使ってどんどんテイワットへ馴染んだら……むしろ魔神の方が出来やすく……」

 

「…………」

 

 …………。

 

「気付いたのはその、草龍を浄化してる最中にお腹が気になって……し、仕方ないから……私は、もう七神では無いし……責任も仕事も無くて暇ではあるし。その、生まれてくる子に罪もないし……産んであげても……いい、かなって……思ったり……」

 

 チラチラと恥じらいながら彼女が私を見る。

 

 え? 何でこんな乙女みたい目向けてくるの? 確かに私はマールでも出来なかった世界樹の浄化を犠牲無しでやり遂げてスメールも救ったし、草龍を説得しようとして無防備な彼女が攻撃された時にお姫様抱っこして避けて「お前、美少女(世界の宝)を減らす気か?」ってブチギレて龍をぶっ飛ばしたりはしたけど……ん? いやあの時のマールは暑さで顔を赤くしてぼーっとしてただけだろうし。

 

 そもそも、えっちはダメだろ。確かにえっちの時は可愛いとか好きとか褒めちぎったりマールとの子供なら可愛い子だろうねって呟いたりはしたけど、そんなの気持ち悪いよな? 現にその時は顔を真っ赤にして目を逸らされてたし。

 恋人同士でやるようなキスをしながら頭を撫でたり囁いたりしながら優しく焦らしてエッチする時(毎回2時間ぐらい設けてる)ぐらいしか『こんな、優しくされたらぁ……♡好きになっちゃうよぉ……♡』みたいな喘ぎ方してないし……ん? 

 

 えっち=結婚らしいよって話をしながらした事はあったけど……ん? 

 

 思い出してみよう、えっち中の彼女の反応は──

 

「こんな事して、許さな……あれ? 何で力が……!?」

 ↓

「これは繁栄する為の行為だからぁ♡出来ないんだからぁ♡もう出さないでぇ……♡」

 ↓

「は、初めてだったのに……こんなお礼する気なかったのに……!」

 ↓

「お腹、あついのがぁ……♡もう入らないの……入れちゃいやぁ……んあ、あううう♡♡♡」

 ↓

「知らない……♡こんな、えっちなんか知らないよぉ……♡」

 ↓

「キスしながら、だめぇ! 頭、変になるからあ……!!」

 ↓

「だめぇ……♡優しくされるの、だめぇ……♡」

 

 私に惚れるとか……ねぇ? そんな、まさか……ねぇ? 

 何だろう、思いだすとえっち中は無茶苦茶乱れて私に抱きついたり手を繋いで来る時が多かったな。特に激しめにした後の休憩としてイチャラブちっくなえっちしたけど、あの時は中々離してもらえなくて……え? 

 

「バンは、その……私に、産んで欲しい?」

 

 なんか……凄い恥じらいながら抱きしめ返してる。何ならキス待ち顔してる、とりあえずキスはしておく。

 

「ん……んん♡」

 

 ん──………………ん? 

 

 …………よし、着床して行くとこまで行ったら責任を取ろう。

 

 お腹が膨らんでつわりが来るまでは気付かないし、仕方ないな。なんかマールが告白して来た気もするけど、気にしないでおこう。

 とりあえず「私との子、産むの嫌?」とか言ってキスして恥じらわせて有耶無耶にしておいた。

 

 まさかだと思うけど、魔神だからこうなのかな。まさか手を出してる子全員お腹の中に受精卵があるなんて事ないやろ。 そう思い込む事にして私はこの話は忘れる事にした、フォンテーヌの観光中に思い出さない事を祈る。





草龍「救いなど要らぬ、去れ。さもなくば」
バン「初手防御不可初見殺し消滅魔法」
草龍「グワアアアアアアアアアアア!!??」

マハールッカデヴァータの脳内推移は多分カオス。

えっちされて喜ぶ迄時間はかからなかった模様。ただそれを受け入れるのには相当時間がかかったらしい。
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