※この作品はR-18です。

私は人間(倫理観)を捨てるぞ、旅人!!   作:札幌ポテト

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Q.2つの流星が落ちたのってゲームの時間軸の数百年前じゃありませんでしたっけ?流星おちる→天理の調停者に封印される→蛍目覚める→数百年後空目覚めるだった気がします。※空選択時

A.その通りでした……今はその部分修正済です。


元素の力

 風龍廃墟、かつて旧モンドとも呼ばれるこの地域には前情報として、私にとってとんでもない怪物がいる事を突入寸前に伝えられた。

 

「ふっざけんなよ!? 私はこの手のやつに無力って何度も言ったことあるよなぁ!? よりによって……よりにもよって……!!」

 

 そして、大量の遺跡守衛から全力で逃走を試みていた。

 色々と端折るが、私は機械系の敵に対してリスクを背負わなければ無力な存在なのだ。基本無理、持ち前の剣術も時間をかければタイマンで勝てた時もあるが、複数いた時は詰みである。

 

逃げるしかねぇ(バギ)!」

 

 だが、この手の敵は基本的に鈍足だ。私はさっき回収した風元素の力で立体的に逃走する。どこに逃げても遺跡守衛が多くいるが、大体の場所は見終わった。風魔龍の寝床らしき場所も見つけたし、斥候としての仕事は終えただろう。

 

 と、思っていたら真後ろから無機質な殺気を感じる。機械特有の淡白なものだが、咄嗟に手持ちの風元素を全て使って回避行動を取る。

 

 なんとか攻撃はいなせた、しかし威力がデカ過ぎる。本来自分がいたところにあった石柱が粉砕されている、何が来たのかと目を凝らすと煙の中を浮遊する光が見える。

 

「遺跡ハンター? 普通居ないってか居たことないだろ」

 

 凛月にはいる、しかしモンドでの確認は非常に稀有な奴だ。私がモンド地域をメインにしてる理由の一つでもあるが、他の地域ではこいつは普通に出没する。ちゃんと強くてちゃんと殺してくる。

 

 特に飛翔能力は厳しく、剣は届かないし硬いし、私と相性が悪いしで最悪だ。

 

「爆弾も基礎元素ならなぁ……!」

 

 ホーミングしてくるミサイルは遺跡守衛も持っている、だが遺跡ハンター行うそれはミサイルによる爆撃だ。いくら逃走能力を鍛えているからと言っても、回避しきれないところもある。

 

「ばふっ!?」

 

 そう、こんな風に。勝ち目はない。

 瓦礫に当たった爆風が連鎖して全身に襲い掛かる、普通に死ねる。

 

 吹っ飛ばされた私の元へ腕の槍を構えながら浮遊する、遺跡ハンター。冒険者はこんな状況に陥れば大抵が命を落とす。私も勝ち目がないのだから、そうなる。

 

「リサさん特製の元素エーテル……なめるなよ」

 

 無論、無茶をしなければだが。

 

 ☆

 

 冒険者として7年ぐらい経った時だろうか、普段はモンドに住んでいないが流石にヒルチャールの群れをアビスごと相手にしたらサバイバルする気力も失せてくる。

 というかご飯を作る気が失せるのだ、なので半年ぶりぐらいにモンドに帰ってきた。ちなみにモンドに家はない、というか家族がいない。目覚めたらシスターに拾われてたのでモンド人かすらも怪しいのだが、教会まで歩く元気もない。

 だって遠いし、上にあるし。飯食って適当な茂みで寝ようと思っていると、モンドへの道すがら見慣れた顔がある。向こうも気付いたのか、呆れたように溜息を吐く。

 

「まだ冒険者をやってるの?」

 

 久しぶりに会った幼馴染への第一声がそれなのか、とは思うが彼女はいわゆるツンデレやクーデレと呼ばれるタイプの人間だ。前世で会ってたら普通に気付かないとは思うが、この世界でなんやかんや長い付き合いなので察することはできる。

 

「久しぶりだな、エウルア。お節介ならまた今度で頼むぞ、今日は割と疲れてる」

 

 西風騎士団の騎士、エウルア。孤児として過ごしていた時に素振りの音がしたから近寄って仲良くなった子だ。ちなみに私より剣とかの才能はある、特に踊りはそれだけで飯を食っていけるレベルだ。

 

「あなたの力、冒険者に向いてないわよ」

 

 そんな彼女だが、事あるごとに私に騎士団に入れと言ってくる。というかそれしか話してこない、私が冒険者になる時も大反対された記憶がある。

 

「その力が1番発揮されるのは、相手がある程度の強者である事が最低条件。普段からそんなの飲んでたら、壊れるわよ」

 

「何言ってんだ、リサさんのエーテルは五臓六腑に染み渡るんだぞ?」

 

「……だから反動も凄いのよ」

 

 私の体質はちょっと特殊だ、気付いたきっかけも他人の神の目を触らしてもらって偶発的に発現してしまった。

 

「神の目から産出、またはそれに類似した元素を吸収・放出する能力。彼女の作ったそれでも、完全なそれにはならないんでしょ?」

 

 一言で言ってしまえば、私は元素を使ってくる相手に対しては無敵にもなれる。全身が元素の感受性がめちゃくちゃ高いとも言える。

 

 相手の強さに限らず、強ければ強いほど私も強くなれる。自分の限界量を確かめた事もあるが、少なくともヤバいオオカミ程度では何の影響もなかった。物理は除く。

 

 しかし、食あたりのようなものはある。神の目由来の力を吸収しても何の問題も無いのだが、宝盗団の使う火炎瓶やアビスの使う魔術を喰らい続ければ体がおかしくなる。理由は分からない、リサですら分からないのだから私に分かるはずもない。

 

 まぁ何で話さないかと言えば、もちろん理由はある。

 

 容量にもよるが

 

 水元素を使えば、嗅覚や味覚が無くなる。

 氷元素を使えば、温度感覚が無くなる。

 雷元素を使えば、手足に麻痺が起こる。

 風元素を使えば、世界が白黒になる。

 岩元素を使えば、全身に筋肉痛のよう痛みが走る。

 

 炎元素は他に比べてマシだが、使えば色んな意味で大変な事になる。

 

 ちなみに反動は基本使ってすぐではなく、大体が1日以内に起きるが稀に3日ほど経ってから起きる時もある。

 

 そしてこれら全てを使うと、戦闘中に関わらずどこかのタイミングで三日は気絶する。今までの人生で2度だけ使ったが、副作用の効果ももれなく全て10日は続いていたので、諸刃の剣に猛毒が塗られているようなものである。

 ちなみに普通の魔術なんかを喰らった時はランダムで、何が副作用となるか分からないが幻覚が見えたり幻聴が聞こえたりと他に比べれば効果は少なく持続もしない。

 ちなみに回復を行う為によく草元素のエーテルも使うのだが、それを使うの脳のブレーキが弱くなる。お酒を飲んだような感じだ。

 

 しかし正直言ってそこそこの戦果を私は出しており、名前を聞けばある程度の実力者には周知されてしまうレベルになっている。そんな敵からすれば厄介な奴を、三日間連続して攻撃すれば確実に殺せるのだ。本当に誰にも話さないと言う制約を結んだ相手にしか、この事実は知られてはならないのだ。

 

 だが、子供とはいえそんな力を発現した子が都合よく孤児でいるのだ。当時から情勢については騎士団から盗み聞きしていた事もあり、ヤバい組織から狙われるだけの存在である事も理解していた。

 

 だからこそ、さっさと冒険者になったのだが。

 

「そんな体じゃ、宿も取れないでしょ。今日は私の家に泊まりなさい」

 

「え、その……済まない、エウルアのことは嫌いじゃないけどまだまだ冒険者としてやってきたいし責任取るとかまだ出来ないから泊まりはちょっと……」

 

「何で私が告白したみたいになるのよ、しかも振られてるのは納得いかないんだけど」

 

 翌日、気づいたらエウルアと同じベッドにいた。彼女が間違えたようなので合法と思い反射的に抱き枕にしたが割と本気でタコ殴りにされた。

 

 据え膳に見えても仕方なかったような気もするのに……以後は気をつけよう。

 

 ☆

 

「あー、疲れた。てかハッスルし過ぎたかな……」

 

 ひとしきり体に残った元素力を吐き出した後、周りを見てみる。結構やばい、世紀末の街ぐらいロボットの残骸が散乱している。ただあたりを見てみた感じ、全て片付いたようだ。

 

「瓶2つも使えばまぁこうなるか、流石に暫くは安静にしておくかなぁ」

 

 遺跡ハンターを倒したが、その後に逃げてた遺跡守衛も群がってきたのだ。ちなみに普通に戦えば普通に死ぬ、元素のちりになる。

 

 が、そうはなってないのはリサさんからエーテルをもらっているからだ。

 

「やっべ、左腕麻痺してんな。感覚ヤバいけど……うお、匂いの感覚ねぇか? 風は大丈夫そうだけど、こりゃ抜けるきるまで3日は安静にしとくかなぁ……」

 

 リサさんのエーテルを飲むと、一時的に神の目を持ったような元素力を行使できるのだ。しかも場合によっては複数を掛け合わせる事ができる、だが相応の代償もあるので背水の陣にでもならない限りは使わない。まぁ最近は多少飲んだくらいじゃ副作用出ないから、ちょっと擦り傷できたぐらいは気軽に使えるんだけど。

 

 彼女からエーテルを作ってもらうまで思えば割と地獄のような日々だった、だって今でこそある程度の敵相手にも戦えるようにはなってきたが昔はそんなのなくて大体詰んでたのに生き残っていた。私をめちゃくちゃ強いやばいやつという認識をしてる人間は騎士団に多いが、騎士団のそんな過去を知っているのは一握りだ。

 

 だがあくまで騎士団員ではないので、やらかさない限りそこまで働かされては来なかった。

 

「……この数は完全にアウトだな、ただでさえファデュイやらめんどくさいのに、キャパオーバーか」

 

 なんとなくだが、騎士団が珍しく私に強行偵察をさせた理由も分かる。

 

 今の騎士団だけで、この問題を片すには少々不備が起こる。具体的に言えばただでさえ少ない騎士を多く失う可能性が非常に高いのだ。風魔龍の住処へ軍を展開するにも、相応の質を兼ねそろえた数は準備できない。

 

 だから多少実力のある私が掃除屋として送り込まれたのだろう、それだけの信頼もあるしエーテルとか副作用のことも『疲労感が積もる』程度にしか殆ど認識していない、副作用についても騎士団だとジンにリサさんとエウルア、後前に治療してくれたバーバラしか知らない。と言ってもリサさんしか詳しい副作用の内容はしらないのだが。

 

 話を戻して、あの情報なら適任に見えるし私が騎士団ならそう依頼する。

 

 栄誉騎士にならないか? と誘われたこともあるぐらいだ、ちなみに断ってる。だって栄誉騎士が猥褻行為をしたらヤバいじゃん、次の日にモンドどころかテイワットの国々で生きていけなくなる。

 

「……そろそろ神の目、欲しいなぁ」

 

 普段は言わないようにしてる本音が口から漏れるが、切り替えて風域を見る。モンドの危機に色々と活躍しているのは間違いない、がそれに見合った何かを得られるわけではない。

 

 騎士団に入っていれば、栄誉などいろいろとあったかもしれない。もしかしたら彼女なんかも出来てうまい感じに良い人生を送れてたかもしれない。

 

 私のセクハライフは始まったばかりだが、逆にここまで頼られて生きていると怖いものだ。

 

「……この件が終わったら璃月にでも逃げようかな」

 

 私は頭の中で逃避行計画を練り始めた。




Q.主人公どう倒すのが楽?

A.トワリンみたいな圧倒的質量による物理攻撃を不意打ちでされると瞬殺できます。

これR-18にした方がいい?(内容は基本変わらないし本番はない)

  • した方がいい
  • しない方がいい
  • そんな事より樹脂が足りない
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