私は人間(倫理観)を捨てるぞ、旅人!! 作:札幌ポテト
個人的には彼女の年齢は25歳ぐらいで考えてます。
※追記 修正前の奴投稿してたので、なおしました。
天権としての仕事、商人としての仕事、それらをしていると自然に彼女の顔は広まっていく。その美貌は一眼見ただけで商人が凝光と話したいと思うだけで璃月の貿易ルートを確立させる程であり、誰が彼女を射止めるのかと、彼女を知る者の愛でよく話題になる。
「また言い寄られたんですか、お疲れ様です」
「いつもの事よ、その程度でめくじらはもうたてていないわ」
「まぁ凝光さん美人ですからね、うっかり惚れてしまうのも仕方ないでしょ」
そして、その友人の中に異性のものは少ない。ましてや商人でもなく、璃月人でもない者ならば尚更である。
いかにバンパーという冒険者が奇特に映るかが分かるだろう。
しかし、彼が彼女を射止めるとは誰1人として想像していない。
「あら、口説いてるのかしら?」
「私は手に入らないものは欲しがらない質なので、身の丈に合った人生を歩みたいんですよ」
2人の関係はあくまでも友人、いや友人以下といったところだ。上司と部下の関係に近いが腹心ほど近くもない、彼について興味がまだ尽きていないから続いている関係、知的好奇心を満たすための利己的でドライな関係なのだ。
なので話す話題は基本的には議論チックなものになりやすく、友人と一言では現し辛い付き合いをしている。
「身の丈、ね。英雄の妻は苦労しそうだわ」
「誰が英雄なんかやるもんですか、その役はいくらでも代わりが居ますよ」
最初の出会いは群玉閣に招待された時で、そこから璃月に来た時に半ば強引に彼を群玉閣に招待し話をする。食事を共にするのではなく茶会を共にする、それは4年も続いている。彼についての興味が底を尽きないからだ、それに彼自身いつも璃月にいるわけでもないし、凝光も暇なわけではない。
なので細く長い付き合いをしている。
「そう言う凝光さんは、結婚相手に何を求めるんですか」
「そうね……私と共に果てなき願望を追えることかしら、同じ試練を超えられるかどうか、そんなところね」
「なるほど……中々見つからないでしょ」
「えぇ、中々に出会いは無いわね」
「まぁ、私達はお互いに対象外みたいですし気兼ねなく付き合えますから、楽ですけど」
凝光は美形だ、それは彼女自身も理解している。だが目の前の男はそれをただのステータスとして考えている、情報として処理している。なので総合的な観点から彼は凝光を自身の好意を寄せて良い女性として見ていない。
それだけで簡単に意識をしないのだから、彼という人間の構造は分からない。
「貴方はどうなの、何か条件はあるの?」
なので逆に聞いてみる、この可愛げのない略歴を持つ冒険者が何を望むのかを。平凡なのか、傲慢なのか、彼自身の中身を知るのに良い。
すると少しだけ悩むと、あっさりと答えてくる。
「私の事を、好きな事ですかね」
「シンプルね、でも難しいのかしら?」
おもったよりも平凡、だが核心的に重要なのだろう。だがここでそれを第一にした彼の理由は何なのだろうか。
「人に愛されるって感覚、知りたいですから」
その日の茶会はその後色々と話した後に終わった、別に深く凝光の記憶に刻まれたわけでは無いこの茶会は幾度とあった茶会の一つに過ぎない。
ただ珍しく、彼自身の中身が見れた日でもあった。
☆
どうも、バンパーです。今私は群玉閣から漁に出ています、とても大きなうなぎが目の前にいるのでそれを何とかするのが仕事です。
「ヴァァァァァァァグァァァァァ!!!」
「うるさ過ぎるだろ……」
え? そんな仕事ないって? はい、あるわけありません。だってゆうに数十m、いや100m超える化け物、渦の魔神オセルなんですから。
え? そんな化け物どうにか出来るのかって? 出来るほど私は強くありません、いや副作用考えなければワンチャンあるかもしれないですが、やりたくありません。
「バンパー、何か策はないかしら。何度も璃月の危機を救ってきた貴方なら、何か出来ない?」
「出来たら苦労しませんって……」
何でこんな状況になったか、順を追って話すとまず私が璃月の由緒ある伝統儀式である『迎仙儀式』を見たことから始まる。
一度として見たことがなかったので暇だし丁度いいし見ていこうと思い立ち寄ると帝君が暗殺されて空から降ってきた。
その事件で不幸にも居合わせた私は凝光さんから友人として個人的に雇われてしまい、断れず事件の捜査に協力した。
で、その最中に『仙祖の亡骸』から『神の心』を奪おうと動いていたファデュイの執行官であるタルタリヤを旅人と2人係でボコボコにしたら、彼が最終手段として渦の魔神を復活させてきたのである。
で、今はその対応に追われている。まともな戦力は仙人しかいないが砲台を破壊されて火力がない状況に陥っている。
決定打がないのだ。
仙人と言えど万能の存在であって、全能の存在ではないのだ。
「来るぞ!!」
そして、敵は強大だ。
先ほど砲台を破壊した水の流星がまた降り注いでくる、家屋なんて跡形もなく消し飛ぶ威力で放たれた水の暴力だ、これを乱発する魔神と火力勝負をしろというのが無茶なのである。
「今のは?」
「私の全身全霊で作った吸収バリア、基礎元素の攻撃なら全部防げる」
が、元素が絡むなら一応対応にできる。私の皮膚の上にある吸収膜を群玉閣を覆うように展開したのだ、展開に時間がかかるので先ほどは砲台を守れなかったが、来ると分かっていれば何とかなる。と言っても維持には限界がある。
しかし、それも時間稼ぎにしかならないだろう。
多少の時間を稼いでも、どうにかなる状況ではないのだ。
「ど、どうするんだよ!? それで防げても魔神には勝てないぞ、あんな怪物どうするんだよ!?」
パイモンの言う通りではあるのだが、よくアレを前に意識を普通に保てるな。私や凝光、仙人達ならまだしも……実は歴戦の猛者だったりするのだろうか。
しかし、言っていることは正しい。
「今の奴は、一時的に封印が緩んでる状態。一応足止めさえできればあれはまた戻るはず、でも……」
タルタリヤは一時的に封印を緩ませていると言った、完全な解除ではないのだ。つまり封印の効率化が落ちているだけで封印状態ではあるのだ、いずれは戻るだろう。
「その頃には、璃月港は地図から無くなっているわ」
だが、そんな悠長な事は言っていられない状況なのは誰の目にも明らかだ。仙人達ですら打つ手はないと言うのだから、もはや詰んでいると言っていいだろう。
元からタルタリヤはそのつもりだ、あくまでも私達は前座であり岩神モラクスを引き摺り出す為の囮でしかない。その岩神も現れる気配はなく、少なくともこの場に出て岩の槍を降らせるつもりはないようだ。
そもそも生きているかすらも怪しいのだが。
「……奴の体力が無くなれば、また戻せるはず」
旅人、空が言う。だがその火力がない事で皆頭を悩ませているのだ、ここは最後の砦であるが、精々残された手段は群玉閣に乗って逃げる事くらいである。
今ここで、何かをする事は出来ない。少なくとも私には思いつかない。群玉閣で近づくにも撃ち落とされるだろうし、そもそも近距離戦を仕掛けるにもあのサイズは無理がある。
「また来るぞ!」
仙人の誰かが言った、同時にまた雨のように水の塊が降り注いでくる。仙人達は何とか打ち落として対応しているので、同様に私も先程もらった水元素エネルギーで打ち落としていく。
「キリがないぞ、どうする凝光!」
さん付けする余裕もない、この場で何とか出来る策を思いつくとしたら仙人の次には彼女である。
先ほどから私を見ては悩み込む彼女だが、何かを思いついたのか私に近づいてくると肩に手を置てくる。
「撃ち落とさずに全部吸収して一度に放出する事はできないの?」
そして、当たり前のように無茶振りをしてきた。彼女は私の能力を知っている、と言っても何が出来るかまでは詳しくは知らない。
何度か彼女から依頼された事あるし、対応もしてきたし、普通に友人としても接してきた4年の付き合いはあるが、ここについては何も私は言わなかった。
「私は人間だぞ、仙人じゃない」
「できないの?」
「できるわけ……」
できない、自己保身の為にそう言いかけたがその口は止まる。凝光の目が、今迄一度として毅然とした態度を崩したことのない彼女の目の奥に悲壮感があった。
藁にもすがる思いなのだろう、璃月を守るという責務を背負っている彼女がどんな気持ちかは計り知れない。
周りを見る、皆が私を見ている。期待の目ではない、縋るような目をする者が多い。仙人達の反応は分からないが、今の私は間違いなく……。
「……できる、できなくてもやってやる。できなくても責任は取らないからな! 仮にできても、全部旅人がやったことにしろよ!!絶対、私の名前は出すんじゃないからな!!」
「俺が!?」
「うるせぇ! 出せる奴は私に元素を託せ、一発かましてやるよ!!でも本当に私がやったとは誰にも言うなよ!!」
やりたくない、やってどうなるか分からないしやっても良いのかすら分からない。私の長い人生を考えてこれをすることが正しいかはわからない、でもここでやらなきゃ間違いなく、私は後悔して残りの人生を生きていく。
「……俺の残ってる元素力、全部託す」
「我のも出そう」
「私も出します!」
旅人や甘雨、仙人達が私の手に触れる。同時に莫大な量の元素エネルギーが溜まっていくのを実感していく、ファデュイの執行官やアビスの詠唱者と戦った時とは比べ物にはならない、凄まじい量の元素エネルギーだ。
これだけの量のエネルギーを持ってしても何ともない私の能力も恐ろしいが、今目の前にいる存在を吹っ飛ばせるなら気にすることではない。
「貴方に、岩神の加護があらんことを」
「……もう死んでるだろ」
「なら、私達の加護よ」
そして、最後に凝光が私の手を握る。岩の元素エネルギー、副作用が怖いほどの量が彼女から搾り出されていく。
「反動で群玉閣は良くて半壊、最悪粉微塵になるぞ。それでも良いよな」
「構わないわ」
今から私がするのは、ただこの元素エネルギーを混ぜ合わせた塊にしてぶつけるだけだ。その反動で足場となる群玉閣は粉々になる、それだけの元素エネルギーが溜まっているのを過去の経験からわかっている。
その後の事は知らない、その後はぜったいにどうにか出来るわけがない。3度目ともなれば間違いなく気絶するのは分かっている、着地をどうこう考える余裕はないが、ここで死んでも悔いは無い人生をここでは送ってきた。
「ついでに死んだら許してくれよ」
遺言になるかもしれないが、凝光から元素を貰い、皆が群玉閣から退避していくなか、私は言った。
「……私に出来る事なら、何でもする。死ぬことだけは許さないわ」
最後に凝光からそんな言葉で締められた。逃げは許さないという事だろうか、恩返しを必ずさせろという事かもしれない。
「魔神討伐は、漏れ出た奴を除けば初めてだな」
群玉閣が動き出す、魔神の体へと進んでいく。それをただ眺めているわけもないので魔神も水のレーザーを放ってきたりもするが、元素エネルギーである限り私には効かない。
「……察したか、化け物」
そして徐々に敵の中心核まで近づいて行く。ここまで近付かなければならないのはこの技の射程で短いからだ。
正直本家とは性質や能力も全然違うとは思うが、結果として同じ事をする技を放つ。
「もう遅いぞ──
その日、魔神は撃破された。そして群玉閣は崩壊したのであった。
☆
魔神はまた封印に戻された、無事に事件は解決したのである。
神のいない国として、仙人はいても今後の璃月は大変そうだ。
ちなみに私、バンパーは生きてます。3日ほど気絶した後に10日ほど体を休めて副作用期間も終えました。ただ起きてすぐの記憶はなく、甘雨さんからちょっと距離を置かれてる以外は変わりありません。
私の腰あたりを見るのはなぜだろう、そこに怪我とかしていないんだけど。
あ、ちなみに爆発技で色々吹っ飛ばしたんですが風元素をくれた仙人に助けられて無事に生きていたそうです。
ただ今回の件で本当にヤバいことに首を突っ込んでしまった。というか目立つ、それはまずい。私の噂が撒かれたら絶対に終わる、命が終わる、非業の死を遂げる事間違いなしである。
なので全部旅人がやったことにしておいた。
やったね旅人、
「……回復したそうね」
そんな私は今、凝光さんのクソ広い自宅に招かれている。というかそこで療養していた、今では五体満足である。
「手厚い介護がありましたからね」
ただ何故か分からないが、神の目を持ってる人にオーラみたいなのが見えるようになった。6属性を全開放すると何故か変な事が起きる、ちなみに過去2回で毒が含まれているのが見てわかったり、人を見てどこに不調があるか見て分かったりしている。
ただ本当の無茶レベルをしてでないと手に入らないようで、個人的にはそこまでして欲しい能力でもないのでやりたくはない。
どんどん人間辞めてる気もするが、気のせいであると信じたい。
「約束したわね。貴方が望む事を私が出来る限り叶える、と」
「あぁ、ちゃんと貰えるんですか」
今回の事件、私はかなり頑張った。タルタリヤをしばいたり、魔神をしばいたり、頑張って頑張って頑張り倒した。ここまで働いたのも久しぶりである、そんな私に凝光さんは報酬を準備してくれるのだろう。
「群玉閣が欲しいと言われたなら貴方の部屋ぐらいなら作る、エンシェントビシャップの剥製が欲しいと言われても叶えるわ、何でも求めて頂戴」
何でも、確かに時間さえあれば彼女ならば何でも準備できるだろう。その気になればどんな武具でも、どんな貴重な鉱石でも、どれだけの美食であろうと取り寄せるだろう。
なので、私は準備していた答えをいう。
「じゃあ凝光さんで」
「……へ?」
思ってもいなかったのか、彼女の毅然とした態度が少し崩れている。だがこう考えたのももちろん、理由がある。
「考えたんですよ、凝光さんに色々としてもらうとして……それって凝光さんがお金を出すだけで、本当に私が無茶をした事に見合うのかって」
凝光さんは金持ちである、何でも用意できるだろう。だからこそ、彼女が本来ならば与えられないものをもらう方が良い。
彼女は言ったのだ『私にできることなら何でもする』と。
「だったら凝光さんそのものでいいなって。今じゃないと手が届きませんし」
だから、彼女を好き勝手したい。
「……ま、まぁ私と茶会をしたりするのは有益なことは確かね? そこで色々と聞きたいのかしら?」
「いや、分かってるでしょ? てか茶会はいつもしてますし」
あからさまに話を逸らしてきたが、そう易々とこのチャンスを逃すわけにはいかない。
頬を赤くしているので分かってるんでしょ? ほら、自分の口で言って確かめてましょうか!
「その……私と、するって事……?」
いいな、凄く背徳感を感じる。生きてきてよかった、頑張ってよかった。
「凝光さん美人だし、一生の思い出になりますね」
屈託のない笑顔で、私は言う。
そこから暫く凝光さんは悩み込んだ、話さなくなった。
だが顔を伏せ、目を逸らしながら、恥じらいながら、消え入りそうな言葉で言った。
「……1時間、だけよ」
言質はとった、ここからは私のターンである。
☆
砂時計を逆にする、それできっかり1時間と言う約束だった。
「……あまり、ジロジロ見ないで」
恥じらいながら、凝光さんはベッドに腰掛けている。なお下着姿で白い肌が凄く綺麗に見える。スタイルが良いとは思っていたが、脱がしてみればそれがより魅力的に映る。
「綺麗ですね」
「……早くしてちょうだい」
いつもならガッついてしまうのだが、彼女とは四年の付き合いのある友人だ。なのである程度修復できる程度、私からは壊さない程度に留めたい。
しかしやる事はやる、そっと抱き寄せて彼女の顔に顔を近づける。
「んっ……」
触れただけの口付け、互いの接触部分の柔らかさと匂いを感じ、少しの酩酊感が現れる。10分ほどそれだけを続ける、啄むように何度か位置を変えたり軽く吸い付いてみると彼女の喉から息を飲む音が小さく響く。
ただの友人でしかなかった彼女は今どのような気持ちなのだろうか、異性として愛を確かめ合うような接吻を意図的に行われて、頬や肩など体の節々が朱色に染まってきている。
「ぷはっ……はぁ……はぁ……ま、まぁまぁ上手じゃない……」
一度顔を離す、少し長い呼吸をしてから彼女は余裕があるように見せながら口元を手で拭う。
「でも、この……んんっ……!?」
が、喋ろうとしたその口に今度は少し強引に顔を寄せる。口が塞がれてしまう前に、彼女の中へ自分の舌を這わせる。彼女の手が私の胸に当てられているが、拒めないので当てるだけになっている。
「ん、んん……ふっ……んく……」
逆にこちらは肩を抱き寄せ、もう片方の手で頭を固定して彼女を貪れている。抵抗のつもりなのか、はたまた驚いているのか、それとも逃げているのか、彼女の舌がチロチロと可愛く動いてはいるのだが、それは優しく絡めとる。
「ん……っ!? んん──!!?」
殆どしない味を感じながら、何度も絡めていく。しかし激しくではない、優しくじっくり、焦らしながら、彼女の口を犯していく。彼女の口元を伝って涎が溢れているが、それもまた艶かしい。
「ん……ぷはっ、はぁ……んむっ!? んん……ん」
何度も口を離して呼吸をさせてはまた繋がり、凝光も終わりを感じない感覚の中で目元が潤んできている。しかし苦痛にではない、与え続けられる快感に自分の尊厳がじわじわと攻められているからだろう。
「可愛いですね凝光さん、気持ちよかったですか?」
「はぁ……はぁ……ま、まぁまぁよ……」
いつまでも強気な態度を崩さない、流石は彼女だろう。なので今回はそれをじっくりと壊していく予定だ。
「んあっ……」
彼女の胸の膨らみに手をかける。下着の上からゆっくりと凝り解すように揉み込んでいく。後ろからずっと抱きしめるように、彼女を包み込みながら揉み解していく。
徐々に彼女も息が荒くなってきた、ゆっくりと常に感覚が流れ込んでくればじわじわと理性も溶かされていくだろう。
「い、意外ね……がっついて、来ると思ったわ」
「私からはしませんよ、私からは」
「……まるで、私からしてくるみたいな言い草ね」
ただ今は余裕があるのだろう、彼女は優位に立とうと言葉で虚勢を張っている。少しだけ彼女の先端部を指で掻いてみれば肩が少し跳ねるのに、強気なものだ。
「……っ!」
だが私から最後までする事はない、ちなみに後ろから私のものを押し当ててみると少しだけ顔に変化がある。驚いているようだが、恥じらっている顔はすごく良い。
「ふわぁ……っ!?」
なのでそのタイミングで下着の下に手を入れた。しかしここでもゆっくりと揉み解すことに徹していく。
「あ、あ……んぁっ……ん……ん……」
彼女も最初は驚いていたが、今は声をあげないように口を結んでいる。先っぽを優しく人差し指と親指でこねてみると少し声は大きくなり、コリコリとした感触に変わってくる、彼女も興奮してきたのだろう。
どこまで耐えられるのか、楽しみだ。そのまま先っぽだけをいじめていこう。
☆
胸を触られ始めて、軽く10分が経過してきた。ゆっくりじっくりと、彼女の柔肌が傷つかないような優しさで、揉みほぐされてきた。なので凝光も最初は余裕があったのだが。
「はっ、はっ……ん……んん、ん!? だめ、もう……!!」
10分以上、同じ場所を攻められていれば限界が来る。彼女の中で溜まってきた感覚が大きく弾けようとしていた。
「あ、あぁ……へ?」
しかし、その瞬間に手は止まっていた。その上で胸からもどかされていた、どうしたのかと彼女は彼に顔を向けると。
「んむっ!?」
彼の口が、彼女の口を塞ぎ、絡め取っていた。先程までと同じく優しく口の中を暴れているが、先程と違い絶頂の寸前であった事もあり感度が敏感になっている。
「んふっ……んんっ!? ん、んぁっ!?
(さっきと同じなのに、何でこんなに……っ!?)」
また、彼自身凝光と違い経験がある。権力者として大勢の者の上に立つ彼女と言えど、彼からすれば初心な女の子でしかなかったのだ。
「ぷはぁ……はぁ……もう、ひゃめ……
(このままじゃ、おかしくされて……)」
そして口が離された時、彼女は自分の口を手で隠した。これ以上頭の中を蕩けさせられたくらなかったのだろう。
しかし、そんな彼女を嘲笑うように彼は耳元で囁き始める。
「声も表情も反応も、どれも可愛いですね」
「う、うるさいわよ……」
「でも最後まではしません、凝光さんが許してくれるまで、私は一線を超えずに楽しませてもらいますから」
そう言うと、後ろから抱きしめて彼女を包み込む。必然的に彼の物が背中に当たってしまう、彼女は小さく悲鳴をあげる。
「でも、欲しくなったらいつでも言ってくださいね」
だが、ここからが本番であった。
「ひゃ、んぁ!?
(ま、待って!? そこは……っ!!?)」
彼女の下半身、それを下着を超えて彼の手が入り込んでいたのだ。反応する間もなく、彼女の中へとその手は誘われていく。しかし今も優しくだ、先程絶頂を迎えかけたが、口付けの間にもどかしくはあったが落ち着いている。
だが、今もなお敏感なのには変わりない。
「ここを撫でられるのが好きなんですか?」
「ひゃ!? だ、だめ……っ!!」
しかし彼女の余裕は、もう無くなり始めている。
「んっ……!!」
そしてまた溜まってきた感覚が弾けようとした瞬間に。
「……へ?」
また手を引き抜かれた。
「どうしたんですか? 物欲しそうな目をしてますけど」
「……っ! ちが、違うわ!? 求めてなんかいな……んむっ!?」
そしてまた口を口で塞がれた。絶頂の瞬間に至れず、全身に疼きのある彼女にとって、ただの口付けとは今のものは違う。
「んん──!! んん、んっ!?」
舌を啄まれ、唇を啄まれ、口の中をモップがけしていくように犯されていく。徐々に絶頂までの感覚は霧散していくのだが、優しく知らない感覚を与えて来る口付けはそのもどかしく、苦しい時間を長引かせている。
真綿で首を絞められているような感覚に、彼女はその絶頂に向かおうと自身の体に手を伸ばそうとするが。
「あっ……え?」
「ダメですよ、勝手に気持ちよくなろうとするなんて、1人だけずるいでしょ?」
その手は掴まれてしまい、また口付けが続行されていく。
「(ま、まさか……ずっと、このまま続けるつもり……!?)」
ここまで来れば彼女も分かっているだろう、態と絶頂をさせずに何度もその近くを反復し、じわじわと苦しんでいる姿を見て楽しんでいるのだと。
そして、その最後の一線をあろう事か彼女自身の口から言わせようとしていると。
「一緒になら、なっても良いですからね?」
そして、また彼は彼女の体を弄んでいった。
「ふわぁぁぁぁ!? だめ、だめぇ!!」
繰り返されていく彼の攻撃に、彼女の抵抗は虚しささえあった。胸に吸いつかれても、ギリギリのタイミングで彼は離れていき、また口付けをし。
「やぁ、もう……気持ち、よく……んぁっ!?」
また落ち着いた時には彼女の股を口付けをしながら弄び、絶頂の瞬間が訪れる前に離れていく。
彼女の弱いところを、ひたすらに攻め続ける。口内でも彼女を焦らしていき、絶頂に近い位置を維持し続けていく。
「やぁ、もうやだぁっ……!
(もう、だめ……こんなにツラいなんて……早く……早く……)」
ただ耐える、それしか彼女にはできないのだが。
「凝光さん、自分で動いて気持ち良くなろうとしてますね。そんなに続けて欲しいんですか?」
「……へ?」
言われて初めて気づく、指が入っている時に自分から腰を動かしていることに。
「キスもそっちから舌を入れて激しくしてきますし、凝光さんってエロいんですね」
「ち、違……っ!?」
舌を啄むにはそもそも彼女の舌が彼女の口から出てこなくてはならない。つまり彼女は特に意識もせず、口先ではやめてと言いながらも、求め続けていたのだ。
「違わなくないでしょ? こんなに濡らして。もう素直になって良いんですよ……どこを、どうして欲しいのか、わかってるでしょ」
言われなくても、彼女はもう限界だった。生き地獄を延々と繰り返されてきたのだから、もはや残った自尊心も、粉々になっている。
「バ、バン……わ、私……もう……!!」
そして最後の一言を言おうと感極まっている時に。
「はい、終わりです」
「へ? おわ……え?」
手が引き抜かれた。彼女は呆然とした意識の中で横目に砂時計を見た、そこには最後の砂が落ちる瞬間が映っている。
「名残惜しいんですか?」
「っ! ち、違うわよ!! 終わって精々しただけよ!!」
慌てて彼女は蕩けた顔を毅然とするように心がける。頬の暑さや赤さは変わらないが、終わったと言うことで心のゆとりができたのだろう。
しかし、まだ体は疼いている。この疼きを収めようとさっさとここを退出するように促そうとすると。
「じゃあ、このままお話ししましょうか」
「え?」
両手を握られ、彼は居座った。
「まさか自分を慰めるなんて逃げ方、しませんよね?」
「っ!!?」
無論、彼女の退路を防ぐ為だ。
「でも私も鬼じゃありませんから、気持ち良くなっても良いですよ」
「ほ、本当に……?」
しかし、もう時間は過ぎている。彼女自身を好き放題する事は出来ない、だが彼はどれだけ彼女が辛く体が疼いているかを分かっている。
「私の前で慰めるなら、ですけど」
「っ……!!」
☆
あの後、凝光さんに殴られた。ちなみに最後まで見た、良かった。
でもそこまで悪い事はしていないと思うし、私もその後の反応とか見たいので一線は越えなかった、普通に色々と楽しませてもらった。
30分以上唾液を交換していた気もしたが、やはり彼女のメンタルは中々に強かった。これをしたエウルアは割と早く堕ちたのだが、思い出しただけでやっぱり怖いのでモンドに帰るのはやめよう。
かと言って今回の事件が起きたばかりの璃月に居れば、ファデュイに絡まれそうだし、目立つ可能性も高い。ならば逃げるしかない。
高跳びかなぁ。ただドラゴンスパインは寒いし、璃月郊外はまたエンシェントビシャップみたいな奴に会いそうだし、モンド郊外は最近やっと話しかけてくれるようになったアンバーに見つかって騎士団にドナドナされる可能性もある。
新しい国に行くのが良いのかもしれない。
幸いここは港だ、何とか海の向こうへ行こう。
ただこういう時って必ずと言って良いほどに厄介方に巻き込まれてるんだよなぁ、気にしないでいきたい。
次回、香菱?
筆がのってきたら稲妻編行くかも。
あとアンケート結果ですけど、どんだけ本番見たいんですか……?
本番まで100とした時、どのくらいの進行度が好きですか?
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アンバー回(70)
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リサ回(80)
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直接描写無しのジン回
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煙緋回(45)
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甘雨回(90)
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100
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結果だけ見たい人用