◆◆◆◆Side:暗黒神◆◆◆◆
仰向けにして失神顔を鑑賞しながら、さらに注ぎ込んでやったが。
「なかなか目を覚まさんな」
このダンジョンの最奥で、孕み続けるべく作ってやった肉体だ。
戦う機能など与えておらんが……。
精神力は少し高めに設定してやるべきだったかもしれんな。
「うーむ……体は完璧に作った自信はあるのだがな」
我が宿敵であり半身たる光明神に似せつつも、淫らにアレンジしたのだ。
肌は私と同じく青白いが、髪は金色。
今は白目を向いているが、瞳は青色。
乳房と尻は大きく膨らみ、体は豊満。
ヤツは筋肉質だが、これは淫らがましく堕落した肉付きにしてやった。
「貴様の体がいやらしいせいで、また催してきたではないか」
腰を打ち付けてやれば、尻はひしゃげ、乳房は揺れ。
腹や腕や脚につけてやった駄肉も、わずかに波打つ。
実に煽情的で、昂らせる光景だ。
「……っ♡♡」
また精液を注ぎ込んでしまう。
子宮も膣内も既に精液は飽和状態だ。
ぶばっぶしゃっと、下品な音を立てて精液が逆流し。
殺風景な玄室の床を汚す。
「子宮がこれ以上の精を吸わんなら……孕んでおること間違いあるまい」
ダンジョンとは産道だ。
この玄室はいわば子宮。
魔王が孕めば、ダンジョン内にモンスターが誕生する。
しばらくはダンジョン内で活動し、やがて外へ……人類の支配領域に出る。
魔王を軸とした巨大な母胎こそダンジョンの本質なのだ。
「まずは相応の手駒を産んでもらわねば始まらん」
ばちん、と尻を叩いてやるが。
膣肉だけが私を締め付けて反応するだけだな。
相変わらず、目を覚ます気配もない。
「言動から察するに孕んだモンスターへ、いくらかレベルを割いたはずだが……」
魔王が直接孕めば最低保証は10レベル。
人間どもの中でも、上級冒険者と呼ばれる連中と同レベルに至る。
さらに魔王が自らのレベルを注げば、より強大なモンスターも産めるわけだ。
確認のためにも、副官権限でこやつのステータスを見ておくとするか。
どれ……
●名前:(未設定)
レベル:80
種族:魔王
クラス:ワールドエンド・ブリンガー
状態:気絶、妊娠(出産まで5時間20分)、呪い(永続:淫欲偶像、超淫欲偶像)
筋力:5
敏捷:5
耐久:440+400
知力:5
意志:5
幸運:400+400
「ん? 80レベルだと?」
もう一度確認だ。
間違いない、な。
クラスの選択も、ステータス振り分けも間違っておらん。
80レベルだと?
事前確認はしなかったが……こやつは100レベルにしたはず。
20レベルも注いだのか?
モンスターに?
私のこの体のレベルと同じだぞ?
というか、20レベルもモンスターに使えたのか?
「魔王が直接産む際の最低保証が10レベル、そして与えたレベルの2倍を加算するわけだが……」
つまり[10+(20×2)=50]。
うむ算術に長けた身ではないゆえ、再確認もしたが……間違っておらん。
50レベルのモンスターだと?
・一般兵士等 Lv1
・中級冒険者 Lv5
・上級冒険者 Lv10
・伝説的英雄 Lv20~
……こんなレベル基準の世界で?
そして私が送り出してきた歴代魔王とその手下の平均レベルが……
・一般モンスター Lv1~10
・幹部モンスター Lv12~20
・歴代副官平均 Lv20
・歴代魔王平均 Lv40
こんなものだな。
50レベルのモンスターというと、平均的な魔王より強いではないか。
歴代最強でも60レベルに達していなかったはずだぞ。
というより、30レベルを超えたモンスターの記録がない。
私自身、光明神に咎められぬよう20レベルに抑えて顕現しているのだぞ。
今は光明神の下僕どもが、力を持ち過ぎているからと。
そうそう倒されんよう、こやつは100レベルにしてやったのだが……あくまで特例にすぎん。倒しに来られても倒せんよう、永続的にこの地に留めるための100レベルだったのに。
「予想外の使い方だな……」
産んだモンスターは、魔王に服従するわけではない。
ゆえに、魔王は最大でも5レベル程度しか割かん。
今のように産んでいけば、50レベルのモンスターが最低あと3体は産まれるわけか。
合計レベルは増えているし、活動範囲も広がるだろうが。
「制御できんモンスターを増やしては……ん?」
ああ。
そうか。
なるほど。
たいした戦略眼ではないか。
「そのための加護か。たいしたものだな。これが異世界の知恵というやつか? ん?」
よしよしと、子宮口を亀頭で念入りに撫でてやる。
体だけで反応して、また精を欲して吸い付きおって。
愛い奴だ。
無敵状態――120レベルの私の本体が施した、見る者を性的に魅了する呪い。
好感度最大――上の呪いをさらに強化した、誰もが犯したくなる呪い。
この二つがあれば。
「産まれて来るモンスターがどれほど手におえん強者であろうとも。お前を犯さずにおれんわけだ」
改めて、我がヤツをだらしなく堕落させたような姿を見る。
「ああ……20レベルとなった私も、この呪いには抗えん♡」
一応、チラリと己のステータスを見ておく。
●名前:(未設定)
レベル:20
種族:デーモン
クラス:アバター・オブ・インガニスク
状態:発情
筋力:30+50
敏捷:20+50
耐久:70+50
知力:40+150
意志:60+150
幸運:40+150
「うむ。実際、発情状態に陥っているのだから仕方ないな」
さあ、確認した以上は遠慮は必要なかろう。
滾る。
貫いたままの肉棒が脈打ち、跳ねる。
その動きにこやつの淫肉が反応し、絡みついてくる。
「ククッ、すばらしい効率性と自己犠牲精神だな! まずは貴様の思惑通り……さっさと四体、孕ませてやろう!!」
私よりレベルの高いモンスターが産まれると、しばらくはそいつらに独占されそうだからな。
出産まで次の受精はできんが。
こやつの雌肉を楽しまぬ理由とはならん。
今のうちにしっかり、味わい尽くしておいてやらねば。
少々、はしたないが。
この体を貪らせてもらうとしよう。
とりあえずあと5時間以上は、誰も邪魔が入らんのだ。
意識がなくとも、穴は十分にしゃぶりついてきてもいる。
発情もさせられてしまったからな。
クク、仕方がないというやつだ。
◆◆◆◆Side:魔王◆◆◆◆
目が覚めたら知らない天井……どころか。
知らない美人が、上気した顔で喘いでた。
なんという勝ち組。
体が芯からきゅんきゅんして。
むちゃくちゃ気持ちいい。
「目を覚ました、かっ♡♡」
「んむっ!? んぅ♡ んんんんんっ♡♡」
あ、のしかかってベロチューしてきた。
めっちゃ舌しゃぶられ吸われ。
上からよだれ、流し込まれて。
それだけで寝覚めの頭が蕩けてくる。
あっ。
そうだ、表情ぜんぜん違ってて気づかなかったけど……この美人、あの暗黒神さんじゃん!
「んじゅっ♡ れろ♡ れる♡ ほら、飲めっ♡ 口の中も私のものなれっ♡♡」
「んぎゅ♡ んぅぅぅ♡ ふぐ♡ んぐ♡ んぶっ♡」
目覚ましックス&ベロチューとは情熱的……っ。
てか、奥を突きまくられて意識がやばい。
胸に柔らかいのが当たって、乳首の刺激がっ。
下半身ぶつかるごとに、ぶりゅぶりゅ音して何か逆流してるっ♡
イキそ……ん?
奥?
逆流?
あれ?
そうだ、さっき――
「そら、もう一度孕めッ!!!!」
「ぎぃひぃいいいいいいい♡♡♡♡」
っ、あっ。
だめ。
あたまのなか、また、まっしろに、なる。
き、気絶はしなかった。
おなかの中に、どぷどぷ熱いの出されてる……。
この体、女じゃん。
なんで俺が犯されてんだよ……。
この暗黒神に説明、させないと。
「孕めと言っただろうが!!」
「いぎぃいいいいいいい♡♡♡♡」
ちょ、まだ射精中なのにぃ!
なんでそんな激しく動けるんだよぉ!
結局、孕む宣言するまで犯されて膣内射精されて。
頭の中に浮かんだ影の中……数少ない人型の女の影にしがみつくと。
射精する時の比じゃない、何もかも搾り取られる快感に押し流されて。
また気絶した。
◆◆◆◆Side:???◆◆◆◆
うーん、レベル相応の知識を与えられて産まれたせいか。
僕自身、己が規格外な自覚はあるんだよね……。
でも、ここって初期ダンジョンらしくて。
奥の方以外は何の気配もありゃしない。
殺風景だなーって溜息をつくと。
ぼうっと無数の明かりが灯り。
壁は装飾された壁紙やタペストリーで覆われて。
装飾に覆われた家具がそろい。
テーブルの上には食べきれないほどのお菓子。
あったかいココア。
床には無数の宝石。
僕自身も裸から、しっかりした服装に変わる。
「…………ホントに思い通りになるんだ?」
これってダンジョンの仕様じゃなくて。
僕がやったんだよね……。
普通のモンスターは、こんなことできないはずだよ。
とりあえず、テーブルについてココアをすすり。
お菓子をほおばる。
「うん、おいしい」
冷静に考えると、僕を産み出した魔王が規格外ってことなのかなぁ。
でも世界基準から考えると魔王って、普通は僕よりレベルは下だよね。
どうしよっかなぁ。
とりあえず魔王を見に行くべきか。
外に出て、自分のダンジョンを作るべきか。
一応今後を考えるなら、見に行くべきかなぁ。
万一、僕より強い魔王だったら従っておいた方がいいし。
弱かったら……僕がここを乗っ取って魔王になってもいいよね。
よし。決めた。
玄室に行ってみよう。
どんな鍵でも僕には無効だもんね。
それにしても……ゴブリンで50レベルかぁ。
普通のゴブリンって1レベルだし、強くてもせいぜい5レベルだよね。
どういう意図で産み出されたんだろ。
名前は……未設定かー。
魔王様は名前をつけたりしてくれないタイプなのかなぁ。
50レベルなのに。
うーん、ほぼユニーククラスみたいだし、クラス名の略称でいいか。
MTSで、ミトスにしとこう。
●名前:ミトス
レベル:50
種族:ゴブリン
クラス:ミシック・トリックスター
状態:通常
筋力:30
敏捷:150+200
耐久:100+50
知力:100+150
意志:30
幸運:150+200
データ回になってしまった
そしてさらに、データ捕捉します
こゆの好きな方だけどうぞ
本作におけるステータス成長法則は以下の通り。
・各能力値の初期値は5
・1レベル時は40点を振り分け
(人間は最大10、モンスターは種族初期値確定)
・レベルアップごとに10点の振り分け
・クラスによる修正値が加えられる
よって能力値合計は[60+(レベル×10)]となります。
計算ミスあったらすみません(汗)。
魔王含めモンスターはレベルアップできず、レベル固定となります。
(主人公魔王は失ったレベルを取り戻せません)
1レベルの人間の能力値は基本、オール10。得意分野は最大15。
つまり、この魔王は大半の能力値が普通の人間以下です。
このステータス決定は、暗黒神さんがしました。
と、クラスのフレーバー的説明。
●ワールドエンド・ブリンガー
特殊系オーバークラス(修正+800)。
世界に終末をもたらすもの。終末が訪れるまで、これは決して滅びない。
何よりも“生き延びる”ことに特化した能力値修正とスキルを得る。
いかなる存在もこれを倒しえず、封印し抑制する他に手段はない。
世界の終わりが近づくほどにその修正は強化されるだろう。
終焉の時、それはいかなる英雄にも倒しえぬ災厄の化身と化す。
●アバター・オブ・インガニスク
特殊系オーバークラス(修正+600)。
光明神と世界を二分する暗黒神インガニスクの分霊のみ取得可。
該当存在であれば、取得においてレベルは問われない。
特にインガニスクの基本領域である精神面での修正は高い。
暗黒神の権能を部分的なれど所持している。
中でも、あらゆる魔法とモンスター攻撃の無効化は特筆に値する。
●ミシック・トリックスター
盗賊系オーバークラス(修正+600)。
神話に語られるほどのトリックスター。
我々の知識ではロキやスサノオがこれに該当する。
神話上の大事件を誘発するにふさわしい能力値とスキルの持ち主。
並行世界や夢の中から物品を“盗む”スキルは事実上の創造に等しい。
●ファイター(比較用)
戦士系初期クラス(修正+30)。
一般的な兵士が得るクラス。
5レベルで発展クラス(修正+60)に転職可。
10レベルで上位クラス(修正+100)に転職可。
20レベルで最上位クラス(修正+200)に転職可。
35レベルで超位クラス(修正+400)に転職可。