「――それでは先生。いつも通り、シャンプーから始めていきますけど……お湯加減や力加減など、もし気になるようでしたら、ご遠慮なく仰ってくださいね?」
薄く煙った浴室に、ノノミの鈴を振ったような声と――背後で彼女が温度を確かめている、シャワーの流水音が反響する。
やがてバスチェアに腰かけた私の肩を、心地の良い温水が駆け下り始めた。
「どうです? 熱過ぎたり、しませんか? ……うんうん、でしたら何よりです♡ これから髪の毛の方、濡らしていきますので。おめめはぎゅ~っ、ですよ~?」
そう鏡越しに微笑むノノミの細指と共に、湯が首筋を這い上ってくる。そのまま後頭部に辿り着いた辺りで私は
……
日頃は烏の行水とばかりに手早く済ませてしまう入浴も、彼女がいる日は特別だった。互いの頭や背中を流し合った後、共に湯船に浸かりゆったりとした時間を共有することも、もはや恒例となって久しい。
……まあ、それはそれとして。異性の教え子を引き連れて風呂場に向かい、あまつさえ衣服を剥いて入浴の介助までさせているという事実に、未だ倫理的な観点からの抵抗を感じてはいるのだが――
「は~い、あわあわしちゃいますね~♡」
――寧ろその、プロのサービスでは決して味わうことのない背徳感にある種の愉悦を覚えてしまっていることもまた、言い逃れのできない真実だった。
頭部全体に洗髪剤を撫でつけられた後、指先で揉みほぐすような形で泡を立てられていく。しゃこしゃこと小気味の良い音と共に、彼女の指腹に頭皮を優しく
「かゆいところはございませんか~? うふふっ♡」
最初は気分を上げるための真似事だと、恥じらい混じりに唱えていたお決まりの文言だったが。幾度も逢瀬を重ねる内に、彼女の洗髪は実在する理容室のそれとも遜色ないクオリティーに仕上がっていった。
頭上から降ってくるそんな声も、どこか弾むようで。こんな
「……あ、ふふふっ――いえ、すみません。先生のことではなくて……あのですね。この前、またシロコちゃんが――」
指で軽く水気を払って目を開き、鏡を通してとりとめもない会話を交わす。対策委員会での出来事を話している時のノノミはとりわけ朗らかで、魅力的で。知らぬ間に、こちらの口角も上がってしまっていた。
雫の浮いた洗面鏡に、ノノミの穏やかな笑顔が映っている。結わえた髪をひとつ下ろしただけでも随分印象が変わるものだなと、改めて見ても思う。
鏡中の彼女が揺れる度に、いずれの洗浄料とも異なる、女の子らしい甘い香りが鼻先を掠める。その
愛らしくも淑女然とした上品な顔立ちとは真逆の、豊満な雌の体。男の理想を体言したような肉の
たわわに実った乳房の先端に灯る、桜色の乳頭。時折ちらりと見切れる、くびれたウエストから続く尻回りは、程よく肉づいた蠱惑的なカーブを描いていた。
一糸まとわぬ姿で曝け出された、学生離れした曲線に富んだ肉体。彼女の動きに連なってふるふると震える豊かな胸の膨らみが、
「――せ~んせ? 私の体に、何かついてますか~?」
ああうん、美味しそうな色の乳首がついてるよ、と。
他の誰かに聞かれれば通報どころか即刻銃殺刑すらあり得るセクハラ発言が口を衝いて出る――すんでのところで、はっと意識を彼女との会話へと引き戻す。
「んもう。さっきからず~っと、おっぱいとお喋りしてません?」
そう唇を尖らせてみせるノノミに、私は今更何を誤魔化せるでもない咳払いをひとつ。わざとらしく背筋を伸ばして肩を回しつつ、再び目を閉じることにした。
「……ふふっ。仕方のない先生ですね。それではシャンプー、流してしまいましょうか。おめめ、大丈夫です? ……はいっ。お湯、失礼しますね――」
ひとまずは許してもらえたようで、慣れた手つきで泡を落とされる。やはり自分で洗うのとは違い、細やかなところまで洗い上げられているのか、いつもより随分とさっぱりしているように感じられた。
いけない、と己を戒める。いくら肉体関係が前提に置かれているとは言え、一挙手一投足ごとにそればかりではさすがに教師――というか、それ以前に人としてどうなのだろう。
……自らの現金さに嫌気が差した。一度出すものを出してしまえばこんなものか、直前にあんなことまでしておいて――と行為の詳細を振り返った脳が危うく陰茎に信号を送りかけて、私は慌ててその邪な回想を振り払う。
一旦冷静になろうと大きく息をついて、手の平で顔面を拭い、前髪をかき上げる。私が再度瞼を起こすと――ノノミはスポンジにボディーソープを取って、くしゃくしゃと泡を作っているところだった。
元々男の一人暮らしには不必要に広やかだった浴室の一角を、ノノミの私物が占領し始めたのはいつのことだっただろうか。私はふと、そんなことを思い返す。
専用のシャンプーやボディーソープはもちろん、コンディショナーに洗顔フォームにボディークリーム、果ては洗髪ブラシや泡立てネットなどの小物まで。己のそれとは異次元の手間と時間をかけて文字通り一身を磨き上げる姿に、彼女が美少女たる所以――その一端を垣間見た気がしていた。
「うん、こんなものでしょうか。では――お次はこの、あわあわのスポンジで。お背中の方、ごしごししていきますね〜♡」
そう目を輝かせるノノミの手によって、きめ細やかに泡立った海面質が背中を滑っていく。後頚部の辺りから肩甲骨、そして脇腹へと。時に強く、時に軽やかに擦り上げられる。
風呂に入れば必ず自前で行っている、たったそれだけの動作でも。こうして彼女にしてもらえているというだけで、蓄積していた疲れが湿った空間に溶け出していくようだった。
「強さ、このくらいでいいですか? 痛かったりしません? ……うんうん♡ そのご様子ですと、大丈夫そうですね。では、このまま続けていきますので――」
彼女からしても、きっと私好みの力加減などとっくに把握し切っているのだろうが。決してそこを無精することなく、毎回必ず確認を取ってくれる。
そういった誠実さや、労るような手際も相まって。私はようやく余計な思考や力を抜いて、快く体を委ねられるようになっていった。
「ん、しょ……ふう。先生の背中は――んっ。やっぱり、大きいですね。男の人なんだな~って感じがして……ふふっ♡ ちょっぴり、ドキドキしてしまいます……♡」
そうしてどうにか心を落ち着けていたところに――不意に、悩ましい吐息が
「……ん。はいっ、お背中完了です。……それでは――」
言葉を切ったノノミが、膝立ちのまま詰め寄ってくる。そのまま私の右肩に顎を乗せ、両腕を脇の下から
「――うふ♡ 前の方、失礼しますね……♡」
背後から掻き抱くような形で、前面への洗体を繰り出してきた。
鎖骨の辺りから小さく円を描きつつ、徐々に下へと――主に胸部や
人体に付随する部位の中でも一等鋭敏な箇所を磨かれ、同時に持ち前のグラマラスな肉体を押し当ててくるせいで……どちらに重心を傾ければいいのか分からず、無意識に彼女の名前を呼んでしまう。
……鏡の中の彼女が、ちろりと舌で唇を湿らせたのが見えた。
背後の美少女が私を昂らせようとしていることは――もはや確認するまでもないようだった。
「あん♡ んもう、そんなにもぞもぞされると、洗いにくいです……♡ ちょっとの間だけですから、我慢しててくださいね~♡」
とどめとばかりに泡立ったボディーソープが潤滑剤としての役割を果たし、彼女の――その圧倒的な質量を誇る双丘が背中をぬるぬると舐め回して、限界の差し迫っていた理性の防波堤を、いとも簡単に押し潰す。
まるで半身を、巨大な口唇で転がされているような。そんな官能的な感覚によって、容易く海綿体に血液を
「――、あら♡」
温和な母親が、我が子の悪戯を見咎めた時のような。そんな弾んだ声を、ノノミが零す。
……漫画やアニメのように、漂う湯気が都合よく恥部を隠してくれることなどない。そこを覆うためのバスタオルどころか、手拭い一枚だって持ち合わせてもいない。
大人げのない、浅ましく血管を浮かせた完全勃起が彼女に露見してしまうのは――自明の理と言えた。
「私はただ、頑張ってお体をきれいにしていただけだったのですが……うふふっ♡ こんなにも、上を向いてしまわれて……♡」
白々しくそう
ノノミはそっと私の耳元に顔を寄せて、
「では、そんなえっちな先生のために……ここも♡ 丁寧に念入りに、ごしごしさせていただきますね……♡」
濡れた声色で、そう囁いてきた。
「えっと……もう少しだけ、足を開いていただけますか? ……はいっ、ありがとうございます♡ 毎度のことですが、あんまりボディーソープ等で擦ってしまうと――こういった部分のお肌には、やっぱりよくないそうですので……」
するすると言葉を並べつつ、彼女は傍らのラックから愛用のローションを取り出して、手の平に伸ばし付けていく。ねちゃねちゃという淫猥な音色が鼓膜を揺すると――股ぐらの怒張と同様に、否が応にも快楽への期待を膨らませてしまう。
「簡単に汚れを落としながら――こちらで♡ きもちよ~く、きれいきれいしちゃいましょうね~♡」
そしてそのまま、粘ついたたおやかな細指を……赤黒く腫れ上がった醜悪な肉棒に、きゅっと巻きつけて。
「では――おちんちん♡ 失礼しま~す……♡」
大きく緩やかなストロークを、開始した。
「はあ、あったかい……♡ それにすごく太くって、長くって……うふふっ♡ とっても洗いがいがあります♡ 特別気になるところなど、あったりしませんか? いつでも、何でも仰ってくださいね……♡」
ねっとりとした水音と共に、自分の喉から出ているとは信じがたい程に間の抜けた声が、風呂場に響く。そんな私の醜態が面白いのか、
……例えばここが風俗であるならば、至極当然の光景だったのだろうが。互いの間に横たわる関係性が、これがインモラルな遊戯であることを思い起こさせる。
やはり教師と生徒のコミュニケーションとしては、余りにも歪で、不適切で。
そして何よりも――何物にも代えがたい程に、甘美だった。
入浴介助の体裁は、互いの淫らな熱によってとっくに溶け落ちてしまっていた。親指と人差し指で作られたリングが肉筒をゆるりと往復し、もう片方の手が優しく陰嚢を揉み込む度に、逸物が激しくいななく。
「しーこ、しーこ……♡ きゅっきゅっ、きゅう~っ……♡ ぐりぐりぃ~……♡」
肉胴をしごき立て、雁首を境目ごと包み込み、そのまま手首をひねる。敏感な部位を中心とした丁寧な手淫によって――私は思わず背筋を震わせ、くんと顎を上向けた。
これまで散々、互いの体を味わってきた間柄だ。相手の性感帯は知り尽くしているつもりで……そしてそれは、彼女にとっても全く同じことだった。
「あらあら♡ お耳まで真っ赤っかですよ、先生♡ 可愛い――食べちゃいたいくらい……♡」
そうして下半身を弄ぶ傍らで、鏡の中のノノミの舌が、そっと私の耳に伸びて。
「んれ、ぇ~……はむ♡ んふ、ふうっ……るぷ、じゅる――♡」
ぞわっ、と。
一際強い
「ふむぅ――んふふ♡ っはあ……んむ、ちゅる――えるえるえる……♡」
外耳道に木霊する、たっぷりと湿り気を帯びた、気泡が爆ぜる破裂音。
性的興奮によってかっかと熱されているにもかかわらず、全身がぶるぶると
「ちゅぷ――ふふ。お体が強張ってますよ、先生♡ もっと楽にして、力を抜いて……うんうん、お上手です♡ そのままおちんちんに集中して――もっともっと、感じちゃってください。もっと、私で……♡」
……初めてノノミに耳かきをしてもらったあの時から、常々思っていたことだが。
大人としての矜持も、教師としての体面も。一切合切を投げ出してありのままの自分を委ねてしまいたくなる――彼女の声には、そんな危うい魔力があった。
快楽の奔流、その渦中にそびえる剛直の頭頂部を見つめる。尿道口に滲むカウパーが、漏れ出た先から艶めかしく這い回る指先に絡め取られていき、潤滑の一助となって新たな肉悦を生む。
「あは♡ 先生、見て……♡ ノノミのおてて、先生のおつゆとローションで、こんなにねとねとしちゃってますよ~……♡」
目の前でねばねばと手の平を閉じ開きするノノミの、淫靡に染まった声が耳朶に絡みつく。
洗浄剤の香りと入り混じった淫臭が、つんと鼻を突いた。
「我慢はしても、しなくても大丈夫ですからね。そうされた方がきっと――い~っぱい♡ きもちいいでしょうから……♡」
そう言いつつ、再び肉竿に指を添える彼女から押し当てられている乳房――その先端が、こりこりと主張し始めるのを、私は感じ取っていた。
色欲の喚起による、乳頭の屹立。男の肌を丹念に往復したことで生まれた、快感の証。
――この奉仕に、ノノミも昂っている。
その事実を確かめた雄欲が、私の中で一気に膨れ上がり――少女の手によっていとも簡単に追い詰められていくのが、情けなくも自覚できてしまった。
慌てて下腹を引き締め、丹田に力を送るようなイメージで、せり上がりつつあったスペルマを押しとどめる。ここであっさりと達してしまっては余りにも勿体ないというもので――何より、最後に残った男としての
「……我慢、されます? ふふっ、わかりました♡ でしたら、先生がなるべく長く
放精を
教え子の女子高生に、文字通り手の上で転がされている――しかしそのことが全く不愉快でなく、寧ろ破戒的なスパイスとなって、情欲の炎をより大きく燃え上がらせていた。
左手で根本を固定され、右手が肉幹を滑っていく。淫液を満遍なく塗り付けるようなそのスライドは、まるで患部を撫でさするように優しく――性的快楽は勿論のこと、一種の安心感のようなものまでもたらしてくれた。
「これくらいで、いかがです? ……うんうん、よさそうですね♡ それではこのまま、先生のだ~い好きな――おててえっち♡ 続けていきますね……♡」
こね回すような動きから、いたわるような動きへ。直接的な刺激が弱まった分、より粘性を伴って与えられる快美に、ペニスがじりじりと焼けついていく。
そうしてたゆたう快美のままに身を任せていると……ふと、ノノミが
「こうしてじっくり触っていると……やっぱり、とってもえっちな形だな~って。改めて、思ってしまいます――」
強張った肉幹の感触を確かめるように……彼女のしなやかな指先が優美に、分身たる肉塊をなぞる。
「先っぽがぱんぱんに膨らんで……返しのところが、こんなに張り出して。いつもこんなにすごいので、私のことをいじめてるんですね……♡」
まばらにうごめく両の指が予測不可能な微電流を生み出し、反射的に内股の筋肉が跳ねる。
「そんな悪い子は~……た~っくさんよしよしして、大人し~くなってもらわないと、いけませんよね〜♡」
そう言って、ノノミはおもむろに右手を広げ――亀頭をふわりと握り込んで。
既に粘液で照り輝いているそこを更に磨き上げるように、手首を錐揉み状に回し始めた。
「いーこいーこ……♡ なーでなーで……♡ うふふっ♡ こ~んなにおっきくできて、えらいですね〜♡ 上手にむくむくできたご褒美に~……た~っぷり♡ 甘やかしてあげますからね~♡」
しっとりと柔らかく温かい、出来立ての生菓子のような手の平に閉じ込められ、敏感な雁首と尿道口を同時になぶられる。
優しげな手つきと声音とに反するびりびりとした快楽が、凄まじい速度で脊髄を駆けのぼってきて……か細く不格好な嬌声が、図らずも漏れ出る。
「あはっ――先生〜? 腰が引けちゃってますよ〜? ……んふふっ♡ いっぱい悦んでいただけているようで、私も嬉しいです♡ な~んにも気にしないで、きもちよくなってしまって大丈夫ですから……ノノミのなでなで、ぜ〜んぶ受け止めてくださいね〜……♡」
すっぽりと覆われた宝冠部が、どろどろと溶けてなくなっていくような。そんな錯覚まで覚える程の、背後の美少女が奏でる至上の悦楽を全身全霊で享受させられる。
それに伴ってより強固に密着してくる火照った女体は……こちらとの温度差を失って、そのまま癒着してしまうのではとさえ危惧してしまう。
ぎり、と奥歯を噛み締める。精巣内部でぐらぐらと煮え滾る雄の欲望が、解放の瞬間をもとめて暴れ回っているのが分かる。
……限界だった。あとひと撫ででもされてしまえば、取り返しのつかないところまで上り詰めた溶岩流が尿管内をひた走り、そのまま外界へと迸ってしまうだろう。
「ふふっ♡ びくびく〜ってしてますね。もう、ダメです? そろそろ出ちゃいますか? ……うんうん♡ でしたら、先生が上手にしーしーできるように~……」
再度雁首の段差に掛けられた細指のリングが、きゅうっ、と強めに締め上げられる。
「ここの、おちんちんのくびれのところ♡ た〜っくさんしこしこしちゃいますね……♡」
集中的に、かつ小刻みに。
にちにちと高く細やかな猥音を奏でられつつ、猛烈な前後運動が繰り出され始めた。
完全に射精させるための動きに切り替えられたノノミの手淫に、膝ががくがくと笑い、熱に浮かされたような声が勝手に絞り出ていく。
呼吸が乱れ、血液が沸騰し……心臓が早鐘を打って、全身からじわりと汗の粒が噴き出す。
「出してっ♡ びゅっびゅ~、って……とってもかっこいい、大人のおしっこ♡ ノノミに、見せてください……♡」
彼女の懇願にも似た言葉攻めに、最後の一押しを受けて。
私はあっけなく
「――あっ♡ あは、すっごぉい……こんなに、いっぱい……♡」
臀部の筋肉を硬め、情けなく腰を突っ張らせたまま、醜い律動が始まる。
青筋が脈を打ち、ペニスが大きくしゃくりあげる度に、
「うんうん♡ お風呂でおしっこしちゃうの、きもちいいですね……♡ ぜ〜んぶ出し切っちゃうまで、にゅるにゅるしてて差し上げますから……焦らずゆ〜っくり、えっちなおもらし♡ 愉しんじゃってくださいね……♡」
ねちっこく、執拗に。
放精の悦びに打ち震えるままの肉竿を、ノノミは僅かな一滴でも逃すまいと根本からしごき取っていく。
間欠の
「やん♡ もぉ、そんなに動いちゃダメですっ。まだおちんちん、イくぅ♡ ってしてるでしょう? びくびくが落ち着くまで……もうちょっとの間だけ、じ〜っとしててくださいね〜♡」
反射的に彼女の腕を掴んではみたものの、元より単純な膂力で敵うはずもなく。
私は恥も外聞もかなぐり捨てて、断続的な吐息と共に何とも聞き苦しい喜悦の声を零す。
そうしている間にも、とろとろと肉棒を、ノノミの細指を汚しながら精液が出ていく。
やがて最後の脈動も収まって……私は彼女に体を預けつつ、息も絶え絶えに制止の声をかけた。
「……ん♡ さすがにくすぐったいです? ちゃんと全部出せましたか? ……わかりました♡ うん、しょ――」
ようやっと噴出が収まり、徐々に角度を失いつつあるペニス……ノノミはその根本からゆっくりと、搾り上げる要領で先端に向かってリングをスライドさせていく。
細指が肉胴を、雁首を通り過ぎ……樹液の残滓が鈴口から滲み出ると同時に、ちゅるん――と音を立てて肉竿が解放される。
「――ふうっ。……うふふっ♡ お疲れ様でした、先生。びゅるびゅる~って、おしっこを壁まで飛ばしちゃうお姿――と~っても♡ 素敵でしたよ……♡」
彼女が手を広げると、その白魚のような指と肉棒の間に、白濁した糸がかかる。
私は至上の快楽によって白みかけた意識のまま、肩で喘ぎつつその淫らな光景を受け止めていた。