「アイリス……その……悪かった」
「むっ~……」
あの後、やや理性が飛んでいた俺はアイリスを満足するまで何度も抱いたのだが、ほぼ一方的な行為だったのでアイリスを不機嫌にさせてしまったので、何とか機嫌を直して貰おうとしている所である。
まぁ、むくれている姿も可愛く見えてしまっているのだが……。
「終わった……て、あらあら……」
俺がどうにかアイリスの機嫌を直そうとしていると、様子を見に来たであろうマリアンナが部屋の中へと入ってきて、俺達のこの状況に少し呆れた反応をした。
どうでもいいが、もし俺達が行為を続けていたらどうするつもりだったんだろうか……。
「随分楽しんだみたいだけど、あまりよくない雰囲気ね」
「……まあな」
「……」
マリアンナが入ってきてもアイリスはそっぽを向いたままになっており、相当機嫌が悪いようだ。
タガが外れていたとは言え、流石にこれは俺も酷かったと認めざるを得ない……。
「アイリスその……」
「はいはい、その子の機嫌を直したいのは分かるけど、今はお互いに距離を取った方が良いわ」
「……なんだと?」
俺がアイリスに何とか機嫌を直してもらおうとすると、突然アリアンナがお互いに距離を取った方が良いと言いだしてきたので、俺は彼女を睨む。
いくらこの娼館のオーナーが提示した条件とは言え、この状況でお互いに離れるとなると俺たちの関係は更に悪くなるんじゃないのか。
そう考えていると、マリアンナはそっと俺の耳元に顔を近づけ、アイリスに聞こえないようにひそひそと話してきた。
(いいから聞いて。今の貴方じゃあ、何を言っても余計に機嫌が悪くなるだけよ)
(うっ……)
言われてみれば、アイリスの機嫌を悪くした原因は俺にあり、それで何とか機嫌を直そうとしても説得力がないだろう。
正直、こう言う経験はヤーナムの時はおろか、生前でもなかったからどうすればいいのか分からない……。
なら、ここはアリアンナの言葉に従った方がいいか……。
(分かった。なら、アイリスはそっちに任せる)
(ええ、いいわよ)
アリアンナにアイリスの事を任せると、彼女は未だにむくれているアイリスに近づいて少しだけ話し合った後、二人で部屋を出ていった。
その間に俺は取りあえず裸のままはまずいと思い、服を着ると今度はこの娼婦の従業員が入ってきて、部屋を掃除するから外に出てほしいと言われたのですぐにカインの鎧を着なおして部屋を出る。
外に出て待っていると、作業を終えたの従業員が部屋から出てきて、アリアンナからこのまま部屋の中で待っていて欲しいと伝えられたと言い、俺はそれに従ってまた部屋の中に入り、ベッドを壊さないようにカインの鎧をまた脱いでからベッドに腰掛けて待っているが……。
(退屈だ……)
こういう場合、転生前だったらスマホやゲームなんかで暇を潰していたのだろうが、生憎そう言った物は持っておらず退屈な時間だけが過ぎていく……。
(このままじっとしていても仕方ないな……)
アリアンナがこの部屋で待っていて欲しいといった理由は何となく分かっているが、何時彼女が来るのか分からないので、俺は暇を潰す為に軽い筋トレを始める。
正直、上位者にこう言う鍛錬は意味があるのかは分からないが、異形から人間の姿に戻れたんだし、やっておいて損はないだろう……多分。
「お待たせ……何をしているの?」
そうやって俺が暇つぶしをしていると、マリアンナが部屋に入ってきて、俺のやっている事に不思議そうな顔をして訪ねてきた。
まぁ、部屋で大人しく待っていると思っていたら筋トレをしてるなんて普通は思わないわな。
「ただの暇つぶしだ。気にするな」
「そ、そう……」
俺がそう答えるとマリアンナは少し苦笑するが、俺はそんな事は気にせず筋トレを止めてベッドに腰掛け、アリアンナも俺が座ったのを確認するとそのまま俺の隣に座った。
「さて、お前が来たって事はそう言う事なんだな?」
「ええ、改めて説明する事でもないでしょ?」
「まあな」
アイリスにソウルを供給するために安全な所を提供してもらう代わりにアリアンナを一度だけ買う、それがこの娼館のオーナーと交わした約束だ。
(しかしまぁ……)
偶然とは言え、まさか同じ名前の女を抱く事になるとはな……。
ヤーナムの彼女は目の前にいるマリアンナと同じく娼婦ではあったが、あの時は獣狩りの夜だったし、避難先であるオドン教会でそう言ったお礼をするなんて事は出来なった(代わりに彼女の血を受け取っていたが……)
そんな彼女も最後は俺が秘匿を破った事で不幸な最後を迎えてしまい、結局彼女との肉体関係を持つことは無かった。
それ故、見た目は違う物の同じ名前と職業(と言っていいか分からないが…)の彼女を抱くと言うのは複雑な気持ちになる。
「それじゃあ……ね?♡」
「……ああ」
俺がヤーナムのアリアンナの事を思い出している間にこっちのアリアンナは俺に詰め寄ってきて俺の手を取ると、そのままその手を自分の胸に押し当てて来た。
彼女の胸はアイリスほど大きくは無いものの、服の上からでも分かるくらい柔らかく、これ以上前の世界の事を思い出してもしょうがないと思った俺はそのままアリアンナの胸を揉み回す。
「ん♡あっ♡」
俺が胸を揉みまわす度に彼女は甘い声を出し、体を僅かに震わせる。
そんな彼女に俺は顔を近づけ、そっとキスをすると、そのまま彼女の口内に舌を入れた。
「んむ……♡」
俺のディープキスを拒む事無く受け入れたアリアンナも自分の舌を俺の舌へと絡ませてくる。
やはり娼婦だからか、彼女の舌使いはアイリスよりも上手い。
それならばと、俺は開いている方の手を彼女の股へと伸ばし、そのままそっと秘部を下着の上からゆっくりと撫でてみた。
「んん!♡んっ!♡あっ♡」
何度か秘部を撫でていると、指先にしっとりとした感覚を感じたのでアリアンナの膣内がいい感じになったと判断した俺は撫でていた指を下着をずらして膣内へと挿入れる。
「んあっ♡」
俺が膣内に指を挿入すると、アリアンナはビクンと体を大きく震わせると同時にキスしていた顔を離してしまった。
それと同時に俺は一旦攻めるのを止めると、そのままアリアンナをそっとベッドへ寝かせて、俺も彼女に覆い被さるように体制を変える。
「あっ……♡」
そして再び胸を揉みながら膣内への攻めながら、今度は揉んでいない方への胸の先端に舌を這わせて、更なる刺激を与える。
「あんっ♡いい……気持ち、いいわ……♡」
どうやら、俺の愛撫にアリアンナは快感を感じてくれているらしく、その声を聞いた俺は膣内へ挿入れている指の動きを早くしていく。
「あっ♡……ああっ♡ダメッ!♡イクッ♡イっくぅぅぅ!!♡♡」
俺の攻めにアリアンナは絶頂を迎え、体を震わせながら秘部から潮を吹き出し、力が抜けたのかそのまま体を俺に寄りかけてきた。
「ふぅ……私をイカせるなんて、貴方中々上手いのね」
「それはどうも」
アリアンナはそう言ってくれるが、俺はこう言った行為の相手はアイリスしかした事ないから本当に上手いのかは分からない。
リィフも一応した事があるが、あいつは妖精だからそもそも体の大きさから違うし、本番もしていないからカウントしなくていいだろ。
「次は私ね」
そう言うと、アリアンナは着ていた服を脱いで全裸になると、俺の下半身のインナーを脱がせて肉棒を露出させた。
アリアンナによって露出された肉棒はさっきまでアイリスの相手をしていたとは思えないほどガチガチになっており、全く衰えていない。
「まぁ、立派ね♡……ん♡」
「うっ……」
勃起した俺の肉棒を見たアリアンナはそのままそれを自分の口に咥え、頭を動かしだす。
これは所謂、フェラってやつだな……。
「んっ♡ちゅぶ♡んんっ♡♡」
(くっ……これは……)
マリアンナは的確に俺が気持ち良いと感じるように時には裏筋を舐めたり、動きをゆっくりしたりしてきて、その刺激に俺はその行為だけで快楽を感じてしまう。
流石、この店での人気娼婦と言った所か。
「はむっ♡ちゅ♡んっ♡んっ♡もぅれそうなのね♡いいわ、このままらして♡♡」
アリアンナのテクニカルなフェラに俺の肉棒はすぐに限界を迎えそうになり、それが分かるとアリアンナは舌や手を使ったりして一気に攻めて来る。
「ぐっ……!」
当然、彼女のテクニックに経験の少ない俺が耐えられる筈もなく、アリアンナの口の中にソウルを射精する事になってしまった。
「んっ♡ん~♡んくっ♡」
俺が出したソウルをアリアンナは肉棒を離すことなくそのままソウルを全部飲み、やがて射精が終わると、今度は刺激を与えるのではなく肉棒に付いたソウルを舐め取るように舌を動かしたり、また咥えたりして俺の肉棒を綺麗にしていく。
「んっ♡ごちそうさま♪」
ソウルを全部舐めとったアリアンナが肉棒から口を離すと、妖艶な笑みを浮かべて俺の方を見上げてきて、その仕草に俺は一瞬だけドキッとしてしまうが、相手は娼婦だからこう言う事は普通に出来るだろうと思い、すぐに我に帰る。
兎に角、これでアリアンナにソウルを渡す事が出来たから、オーナーからの条件は満たせた筈だ。
「それじゃあ、今度はこっちに……ね?」
「っ!?」
俺がそんな事を考えてると、アリアンナはそのままベッドに寝転がると、自身の愛液で濡れている性器を見せてきて、こっちを誘惑してきたので俺は思わず驚いてしまう。
普通、こう言うのって一回出したら終わりなんじゃないのか、生前でもそう言う店にはあまり行った事がないから分からないが……。
「いいのか?」
「あら?あれで終わりなんて酷い人なのね。私はまだ満足してないわよ?」
そう言って彼女は自分の性器を見せながら少しだけ腰を浮かせると、下半身をくねらせて俺を誘ってくる。
その動きに射精した事で少しだけ衰えていた肉棒は再び硬くなり、アリアンナの愛液で満たされている肉壺の膣内へ入れたそうになった。
「だからね?……私の膣内に貴方の立派なそれを頂戴♡」
「……」
その言葉を聞いた俺は我慢出来なくなり、アリアンナに近づくと肉棒を彼女の膣内に勢いよく挿入する。
「あんっ♡きたぁ♡♡」
こっちが入れる前から既に塗れていた彼女の膣内はまるそれを待っていたかのようにからみついてきて、その感触に俺は入れただけでソウルを吐き出しそうになるが、気持ちを落ち着かせてどうにか耐えた。
「ふふっ♡私も色んな人と相手してきたけど、貴方が過去一番最高よ♡♡」
彼女はそう言ってくれるが、恐らく本心ではなく商売言葉だろう。
まぁ、それでも悪い気はしないな。
「動くぞ?」
「ええ、来て♡」
これ以上じっとしていたら動かさずに果ててしまいそうなので、俺は彼女に一言声をかけてから彼女の腰を掴んで動き始める。
「あっ♡あっ♡いい……♡あなたの、とても立派だわ♡♡」
アリアンナの膣内は俺以外の男を相手にしてきたとは思えないほど締まりがよく、最奥に打ち付ける度にきゅううっと俺の肉棒を締め付けてくる。
「んっ♡奥にとどいて……♡ああっ!♡」
俺が腰を動かすと共に彼女の豊満な胸が揺れ動いており、その動きを見ていた俺はたまらず手を伸ばし、腰を動かしながら胸を揉む。
「ああんっ!♡いいわ♡もっとおっぱい揉んでぇ♡♡」
両手に胸の柔らかい感触と肉棒への刺激に俺は自分の中でもっと攻めたいと言う感情が大きくなり、腰を激しく動かしていく。
「あああっ!♡はげしい!!♡♡ もっと♡ もっとついてぇ♡♡」
アリアンナの声と同時に膣内の締まりが更によくなり、それを受けた俺はラストスパートをかける為に胸を揉んでいた手を離し、彼女の腕を掴んで腰を振るスピードを上げて、一気に攻めかかる。
「んんっ♡いい♡いっぱいついてぇ♡♡もっとわたしをめちゃくちゃにしてぇ♡♡」
その言葉の通り、俺はアリアンナを壊す勢いで腰を強く打ち付け、やがて肉棒に限界が訪れた。
「ああっ♡でそうなのね♡いいわ♡頂戴!♡♡あなたの濃いソウル。私の中に頂戴♡!」
そう言うとアリアンナはまるで俺を逃がさないかのように自分の足で俺の腰をホールドしてきて、それを俺は中で出して良いと判断し、トドメの一撃と言わんばかりに彼女の膣内の最奥に肉棒を打ち付けると、肉棒からソウルが解き放たれる。
アイリスを含め何度目か分からない射精だが、それでも普通ではありえないほどのソウルが彼女の膣内に注ぎ込まれ、やがて射精が終わり、アリアンナが足を俺が肉棒を引き抜くとそこからドロリとソウルが溢れ出てくる。
「はぁ…♡はぁ…♡いっぱい出したわね♡」
自分でもこの量はどうかと思うほど溢れているソウルを見てアリアンナは満足そうな表情をし、それを見た俺は暫く彼女との性行為の余韻に浸るのだった。
実は初期プロットではアリアンナは登場しない予定でした。