「ふう・・・今日も暑くなりそうだ」
季節は梅雨明け。気温がどんどん高くなっていく季節。
(とりあえず梅雨も明けたし今まで雨に当たらないようにしていた植木鉢の花を移動させよ)
そんな園芸部の活動内容を考えつつ恋人の詩乃の家にまで自転車で迎えに行く。
「おっはよ~♪」
「おはよう・・・なんか今日テンション高くない?」
なぜかいつもは僕が呼び鈴を鳴らして慌ててでてくるのに今日は家の前で僕が来るのを待っていた。
「だってやっと今日プールの授業で泳げるじゃん。もう今年の梅雨長すぎ」
「あ~そういえば今日だったね」
僕はそこまで泳ぎが好きでは無いし男子と女子で体育は別だし特に気にしていなかった。長雨でことごとく体育のプールの授業が変更になってしまっていたのを思い出す。なのでやっと泳げるという事で泳ぐのが大好きな詩乃のテンションがおかしくなってる。でもそんなウキウキな詩乃を見て僕も嬉しくなる。
「今日は降水確率も0%だし。もう今日はいっぱい泳いじゃおっと♪さはやく行こ。行こ♪」
「そんな急がなくても・・・・プールは逃げたりしないよ」
が
「え~今日予定されていた体育の授業のプールですが濾過機に不備が発見されたので中止で自習となりました」
「えええええええ」
朝のホームルームで淡々と説明される。そんな口調とは裏腹にクラス中から悲しみの声が上がる。僕は正直どうでも良かったが泳ぐのが大好きでプールを楽しみにしている恋人がいる。僕はそっと詩乃の顔を見る
「・・・・・」
魂が抜け放心状態の詩乃が席にいた。
「はい。詩乃。ストロベリーアイス」
プールの授業が無いと知った後の詩乃はずっと今日の授業は無気力であまりにも詩乃が不憫なので放課後の部活の花壇の手入れもほどほどに終わらせて詩乃を誘い学校の帰り道近所にあるアイスクリームの店に寄りアイスを奢り詩乃に渡し一緒に食べる。
「ありがと・・・」
朝ほど暗くは無いがそれでも普段よりもどんよりとまだしていた・・・
「どう?少しは気分晴れた?」
「正直全然・・・」
「ん~だよね~」
好きな味のアイスも食べて少しは気分が晴れるかと思ったがやっぱり水泳欲には勝てない様子だった。でもしないよりもましだし。何よりもそんな風に落ち込んでいる詩乃を見たくなかった。
「そうは言ってもさ仕方無いよ。故障なんだからさ」
詩乃をなだめてみる。
「だって泳ぎたかったんだもん」
子どものように頬をぷくりと膨らませ拗ねる。
「ようやくなんだよ。今まで散々延期だったのにそれにこんないい天気で水泳日和なんだから」
まあ詩乃の言う事は分かる。あんなに楽しみだったプールの授業が突然中止になったのだから
「じゃあ今度プールにデートに行く。数駅離れた所に屋内の大きなプールあったでしょ?そこで」
あまり僕は泳ぎが得意ではないが詩乃とならどこへだってかまわない。
「嫌」
「え?」
まさかあれほど泳ぎたいと言ってるのに関わらずプールへ行きなくないなんて言われるなんて思ってもいなかった。
「だって男の人には見せたくないもん私の水着姿。君だけにしか見せたくないもん」
「あ~」
その詩乃の理由に納得する。そんなところに行ったら詩乃のおっぱいばかり見られて嫌な気分を味わうだろう。そういえば昔ロッカーに一緒に隠れた時も自分からきわどい恰好をしていたのにも関わらず男子の声が近づいた来た時恥ずかしがってかなり慌ててたっけ。それにしても
(君だけにしか見せたく無いか・・・)
僕だけに見せてくれるというが嬉しさがこみあげる。
「はい。あ~ん」
そんな思いからか自然と僕が食べていたアイスを詩乃にあげたくなってしまう。
パク
詩乃は僕が食べていたチョコレートアイスをすんなり口に入れる。もう付き合っているので関節キスなんかで躊躇わない。
「おいしい?」
「うん。あ~あ。泳ぐのもだけどせっかく君に・・・そだ。今から君の家行ってもいい?」
「え?いいけど」
「じゃあ決まり急ご」
そう言って先ほどのテンションとは打って変わる詩乃。一体なにがあるというのだろう
「ただいまー」
相変わらず家には両親は不在で鍵は掛かっていて僕の詩乃の二人きり。
「いや~部屋の中でもやっぱり暑いね~」
そう言いながらなぜか僕の部屋に着くやいなやおもむろに制服を脱ぎ始める
「ちょ。なにしてるの?」
僕が静止しても詩乃は脱ぐのを止めないそして
バサ
ブラウスのボタンを取りぼくへ見せる。その姿は
「下着だと思った?残念水着でした♪」
詩乃の制服の下は下着では無く今日の授業で着るはずの競泳水着を着ていた。
「なんで水着履いてるのさ?」
「だってもったいないじゃん。このまま水泳も無しで水着をお披露目しないなんて。それに一番に君の見せられたのならそれで良いかなって」
「あ、ありがとう」
本来突っ込む必要があるのに僕はお礼を先に行ってしまう
「どう?似合ってる」
「うん。とっても」
「そうだよねー君の大好きな競泳水着だもんね~」
そういって胸を寄せ谷間を強調するようにポーズをとる
(それにしても・・・)
ばいーん
競泳水着からおっぱいがもうはちきれんばかりに出ている。横乳も溢れている。こんなおっぱい男なら視線が胸に行くのは必然である。だけどそれ以上に今僕の視線はある個所に注がれる。そこは
「もう見すぎ。でも今日はおっぱいじゃなくて足ばっかり見てるね」
その視線の場所に詩乃も気づいたようで僕に言ってくる。
「うん。だって綺麗だからね」
昔詩乃が一時期胸で無く脚をメインに撮った写真を送って来ることが多い時期がありそれ以降性癖が脚にまで広がっている。
「じゃあもっとよく見せてあげるね❤」
そう言って寝ころびポーズとする。
「どうセクシー?」
すらりとした綺麗な足。そして足の裏を見せてくるすべすべであの足で触ってもらったら気持ちがいいんだろうなと想像してしまうほどに。
「うん。とっても魅力的だよ」
「・・・ふ~ん。それ以外に無いの?」
「え?それ以外って何を?」
「分かってる癖に~ここはもう固くなってるよ」
ちょんちょん
「ちょ・・・詩乃」
詩乃は足を伸ばし僕の股間を触って来る。ばれないようにしていたが僕のちん○は水着を見て固く勃起していた。
「私のこんな姿で興奮しちゃったんだ・・・エッチ❤」
さき程まで沈んでいた顔が嘘のように小悪魔チックな表情になって笑っている。そんな表情をしながらも僕のちん○をさする。
「・・・そうだ♪ねえ昔胸でしこしこした事はあったけど今から足でしこしこあげよっか」
「え?足で」
詩乃のいきなりの提案に思わず聞き返す。
「前見た雑誌で見たんだ。脇とか足でおちん○をこするの❤どうかな?
詩乃のいきなりの提案に驚くが
ゴクリ
また詩乃の脚に視線が行く。
あんなすべすべな足の裏で触られたらどんなに気持ちがいいのだろう・・・そう想像するだけど自分のちん○がどんどん大きくなっていくのが分かる。
「お願いしていい?」
「OK♪じゃあおちん○出して❤」
言われた通りに僕はズボンのチャックを開けちん○をさらけだし座る。
「相変わらずおっきい~そんなに足でしこしこされちゃうのに期待しちゃってるのかな?」
つんつん
出されたちん○を足で突く。
「うわ~すっごい熱くて硬い・・・痛くない」
「全然。こうやって詩乃に触られてるだけで気持ちよくなってる」
「そっか。じゃあさっそくおちん○気持ちよくしちゃうね」
しゅこしゅこ
器用に親指と薬指の間で竿の部分を挟んで上下に動かす。足の指巧みに動かしてくるので今まで味わった事のない快楽がどんどん押し寄せてくる。
「ああ・・・すごい。気持ちいよ・・・詩乃」
初めてなのに詩乃は上手ですぐにでも出したいという気持ちがでる。
「そんな足ばっかり見てていいのかな~?」
そんな挑発的な言葉に足から目を離し詩乃の顔を見ると
「!?」
いつの間にかおっぱいをさらけ出し持ち上げ扇情的な表情をしていた
「わ。もっと固くなってるやっぱりおっぱいも大好きなんだね❤」
もう手も足もでず。詩乃のされるがままにされ詩乃の行為はどんどんエスカレートしていき我慢汁が溢れ詩乃の足を濡らす。
「次はこんなのはどう」
今度は両足の足の裏で激しく竿をしごいていく。
「詩乃・・・もう」
限界に達しそうでちん○が脈打つ
「いいよ。いっぱい出して」
射精させるために詩乃もラストスパートと言わんばかりに早くこする。
びゅーーー
限界に達し精液が詩乃の足の裏に勢いよく出る。
「はあ・・・はあ・・・」
バタン
あまりの気持ちよさと脱力で後ろに倒れこむ。
「わ~すごい出た。足がべとべと~」
詩乃はそう言いながら足に付いた精液を見ている。そして足に付いた精液を指で一掬いして舐める
「おいし❤」
その表情は小悪魔を通り越してサキュバスを彷彿とさせるものだった
「こんなに射精するなんて・・・私の足の裏が良かったの。変態さん」
「変態って・・・いやだってあんな風にさされた事ないから・・・そういう詩乃だってもうおまん○濡らしちゃってるじゃんか。途中から自分でおまん○いじってオナニーしてたじゃん」
詩乃の股間の部分はびっしょり濡れシミができていた
「当然だよ君のおちん○ん触るんだから興奮しちゃうに決まってるよ」
そう言って競泳水着の下をずらしおまん○をさらけだす。もうぐちょぐちょに濡れていた。
「詩乃・・・」
そんな光景を見せらたらまたちん○が固くなっていく。
「分かってる。足だけじゃ満足できないもんね~待ってて・・今脱いじゃうから」
そう言って競泳水着を脱ごうとする。
「え?」
「ごめん・・・無理。今すぐしたい。てか脱がないでしよ」
自分の性欲は限界に達し詩乃の脚を掴み引き寄せる。久しぶりに詩乃の水着。それも自分の性癖に刺さる競泳水着。そんなのを見せられて誘惑なんかされたら我慢なんかできるわけがなかった。
「ちょ!待って・・・」
詩乃がなぜか止めてくる
「詩乃さ・・・彼氏の家に遊びに来て水着来て誘惑してきて心の準備が出来てないなんて言い訳通用すると思う」
「正論だけど・・・違うのそうじゃなくて・・・ん」
詩乃がさらになにか反論をしようとしていたがその口をキスで閉じ黙らせる。そしておっぱいを顔に埋めて競泳水着と詩乃の身体の間に手をすべりこませ競泳水着の肌触りとおしりを揉む。おっぱいとお尻両方の柔らかさを同時に堪能する。そして詩乃の上に覆いかぶさりそのまま自分の欲望を詩乃にぶちまけるのであった
結果
「ちょっと・・・どうしてくれるのさ?」
行為後詩乃の履いていた競泳水着は下の部分は伸び胸の部分は破けてしまうという見るも無残な姿になってしまった。
「ごめん・・・まさか破れかけだったとは・・・」
精液を出し終えて冷静になった後その惨状を見て僕は詩乃に土下座をする。まさか破れかけていたとは思っても見なかった。
「君が喜ぶならいいやって思って見せたのにまさか上は激しく揉むし下の部分引っ張ってクリトリスをいじるなんて思ってもみなかった。お陰でこんなに伸びて・・・いくら競泳水着が好きだからってあんなに滅茶苦茶にされるなんて・・・」
「弁償させていただきます」
「いい・・・そもそも誘惑したのは私なんだし喜んでもらえたし私もとっても気持ちよかったから・・・それにやっぱり去年のじゃ無理だったか・・・正直胸かなりきつかったし」
確かに詩乃のおっぱいは日に日に大きくなっているのは触っている僕が一番よく理解している。
「とりあえず。下着付けてくれる。自分でこうしたのにこういうのはなんだけどそのままままだとまたしなくなちゃう・・・」
不謹慎だが今の破れた競泳水着を着た詩乃を見て再び欲情している自分がいた。
「・・・・」
「ん?どうかしたの詩乃?」
詩乃の様子がおかしい。下着を履こうとする素振りすら見せず眼が泳いでいる。
「・・・下着持ってきてない」
「・・・は?」
「だから下着持ってきてない。だから履けない」
詩乃がもう一度言うがそれでも理解ができない。
「なんでさ?今まで履いていたのは?」
ここで思い出す。あの時いつ競泳水着に着替えた?僕と同時に部屋に入ったし着替えるタイミングはほとんどなかったけど・・・じゃあ今日着ていたはず下着はどこに?
「まさか・・・」
ここで僕はある可能性が浮かび上がる。
「はい・・・今日水着のまま登校しました」
僕が何かを察したようなので観念したように言う。
「は~」
その回答に深いため息をつく。いくら水泳が楽しみだからってそんな小学生をするとは思っていなかった。
「てか水泳終わった後どうするつもりだったの?泳ぐんだから濡れてるでしょ?水着」
「あ・・・」
そこまで考えていなかったようで詩乃が目を点にしていた。
「は~~~」
二度目のため息がついてしまう。そしてこの瞬間詩乃はノーパンノーブラで家まで帰らなくてはいけない事を理解もする。自転車で帰るなんてもってのほかだし。なによりも夏服だから布は薄くノーブラなのがバレやすいし・・・まあ僕が競泳水着をダメにしたのが原因だし。なにかあった時の為に一緒について行こう。
「とりあえず保険の為に乳首に絆創膏でも貼って隠そう・・・確かここらへんに」
ごそごそと探している最中に詩乃が僕の背後に立ち「ねえ・・・それ君の性癖も入ってない?」
一言。そして瞬時に妄想する。乳首だけ絆創膏で隠す詩乃。いやいっその事おまん○も絆創膏で隠してもらって。その恰好でエッチを・・・
「えい」
詩乃に耳を引っ張られ我に返る。いかん。えっちな妄想に浸ってしまっていた。
「もう・・・えっちなんだから」
そんな風に言う詩乃であったが呆れてはいなく恥ずかしそうに笑っていた。
「は~やっとたどり着いた・・・」
どうにか詩乃を家まで連れて帰る事ができ到着してすぐソファーに座り込む。途中クラスメイトにばったり出くわしたりお爺さんに道を尋ねられたりと結局帰ってくるのに1時間かかったり互いもうぐったりである。
「はい。どうぞ」
居間でぐったりしている僕に麦茶を持ってきてくれる
「ありがとね」
それを僕は一気に飲み干す。
「はあ・・・でもやっぱり惜しいな~結構気に入ってたんだけどな~あの競泳水着」
残念そうに破れて伸びてしまった競泳水着を見る。
「ごめん・・・」
「まあでも胸もお尻ももうきつかったし。そろそろ新しいサイズの合う水着買わなくちゃね。君が好きだったからずっとあの競泳水着だけどやっぱり他の水着も着てみたいし」
そんな事を言う詩乃に僕はある事を閃く
「だったら夏の為にさ今度デートしない?」
「デート?」
「そう。買い物デート。それにもうすぐ夏休みだしどっか静かな場所で水着デートなんかもしてみない?」
「うん行く。両方とも♪」
詩乃は満面の笑みで即答するのであった
そして数週間後
(さて・・・)
公園にある時計を見あげる。
12:30。早く来すぎちゃったな
詩乃との待ち合わせ時刻まで後30分以上ある。流石にこの炎天下の中待つのは無謀であるが・・・
(まあ楽しみだし)
夏休み直前の今日。これから詩乃とのデート。いつもなら詩乃の家に迎えに行くのだが前日詩乃からメールがあり
「いつも君が私の家に来てるけどせっかくだからいつもと違う事・・・待ち合わせしてみない?」
とご要望がありこうして駅前の近くの公園で待ち合わせにしている。待ち合わせというのも新鮮でなんだかドキドキする。そんな時突然目の前が真っ暗になり
むにゅー
やわらかなものが背中に押し付けられる
「・・・何してるの詩乃?」
「お~。しゃべらなくても分かるんだ~」
眼から手が離されて振り向くと驚いた顔している詩乃がいた。
「だってこんな事僕にするのって詩乃だけじゃん」
僕にこんな馴れ馴れしく胸を押し付けるような過激なスキンシップをするのは詩乃しかいない。それに・・・
「本当にそれだけ~?もっと別の理由があるんじゃないの~」
小悪魔っぽい笑みを浮かべながら前かがみになり僕の方を上目づかいで見る。その時に大きな胸が揺れる。無論こんなよい胸を持ってる人はまずいない。
「今年になってからまた大きくなったんだ。きっと誰かさんに私の胸を揉むからなんだけどね~」
詩乃はにやにやしながら自分の胸を揉む。前かがみになってるから上から谷間が良く見える。服下からでも分かる詩乃の豊満な胸。あんなおっぱい目の前にあったら揉むに決まってる。大きくて柔らかくてそれなのに張りがあって手で触れると
ダメだ。どんどんどんどんエッチな気分になってしまう。これから買い物デートだというのに・・・
「こら。人気は無いけどそんな事外でしちゃだめだよ」
エッチな事を考えそうなのでそれを誤魔化すため詩乃に注意をする。
(それにしても・・・・)
今の詩乃の恰好を改めて見る。夏前だが真夏日で露出がすごい。脇におへそにホットパンツを履いているから太もももむっちりと・・・」
「どうしたの?」
「いや・・・・服」
「服?服がどうかした。何か変かな」
「似合ってるよ。なんかすっごい大人っぽい」
「えへへありがとね。そう言ってもらえると選んだ甲斐があったよ」
大人みたいな服装とは裏腹にその笑顔は子供っぽいさがまだある。
「でも早いね~まだ30分以上待ち合わせ時間まであるよ」
「そりゃあ詩乃とのデート楽しみだから」
僕が言うと詩乃は顔を真っ赤になる
「も、もうどうしてそんな事を真顔で言えるの?」
詩乃はプンプンしながら恥ずかしそうに怒る
「本当の事だしそれに詩乃だってこうして30分も前に来てるじゃん」
「それは君が早く来て待っててそうだから・・・まあいいや行こっか」
僕の腕にしがみつき胸を押し付けそして
「じゃあ、さっそくホテルに行く?」
詩乃が僕の耳元でささやく
「っぶ。なんでさ?今日水着買いに行くんでしょ」
「そうだけど~したくないの?」
「ーーーーー」
ずるい。そんなのしたくないなんて言えないに決まっている。
「ふふ。かわいいんだからも~」
それを理解しているのだろう楽しそうに笑う詩乃。
「てかそろそろ行かない詩乃?暑い」
「そうだね。それじゃあ行こっか」
詩乃がいつもみたいに僕の手を引っ張る。ただ・・・
「あれ?買い物だからショッピングモールとかじゃないの?」
詩乃が歩く方向はいつも買い物するショッピングモールとは真逆である。
「さっきも言ったけど誰かさんが胸を揉むから大きくなってもう普通のお店で扱っているサイズが無いんだよね~だから私に合うサイズのあるお店を調べて見つけたからそこに行くの。それに行きたいお店もあるから」
そう言いながら僕に腕を組んでくる。暑いが詩乃の体温なら心地がいいしそれに・・・
むにゅー
歩いてる時も詩乃の相変わらず豊満な胸をぼくに押し付ける。昔から距離感が近いが恋人になってからより一層押し付けてる。詩乃は無意識だろうが・・・そんな時改めて詩乃の事を考える。かわいいしスタイルがいい。そんなんだからみんな詩乃の方を見ているような気がする。学園だと僕が恋人だと詩乃がばらしたので詩乃に変な声を掛けてくることはない。まあきっと詩乃も素っ気ない態度になると思うけど。2年になって詩乃はどんどんかわいくなってる。それなのに・・・僕は・・・・詩乃と付き合い始めてオシャレにそれなりに気にしているがそれでも今の詩乃と比べると全然である。どんどん詩乃に置いて行かれているようんか気がする。
(もう少し背があればな~)
別にちびという訳では無いができればそうちょっと身長が・・・色々考えていると
「えい」
「痛っ。どうしたの」
詩乃がいきなり僕の耳をひっぱる。
「難しい事考えて~もしかして私と釣り合わないかもって不安になってるんでしょ。そんな事気にしないでいいのに」
どうやら僕の考えなんて詩乃にはばれてしまっているようだった。
「そうは言ってくれるのは嬉しいんだけど」
「私は今の君が大好きなんだからね・・・それじゃあだめ?」
そんな事を言いながら頬を膨らませる。
「詩乃・・・・ごめんね。詩乃の事全然考えてなくて自分ばっかり」
「だからそんなの気にしないよ。それに・・・えい」
脇腹をつついてくる
「ちょっ。詩乃」
「お~筋肉けっこうついてるじゃん。細マッチョっていうのかな?別に鍛えてないでしょ?」
「まあ、園芸で重い土とか肥料とか運ぶからね。それで勝手についたんだよ」
「そうは言うけどこの前20kgの肥料を両肩に持って軽々持って往復してたよね。あれ見てたクラスの子みんな引いたよ」
「あれは持ち方に工夫があるからだよ」
デートだと言うのに普段と同じ色気もまるでない会話がお店に着くまで続いた。
「・・・・」
「ねえ~」
「・・・・・」
「ねえってば」
「うん?」
「水着着たんだから君の感想聞かせてよ」
「あのさ?」
「どうかしたの?」
「本当に選ぶ気ある?」
「もちろん。だからこっちしっかり見てよ~」
「だったらなんで毎回きわどい水着ばかり着るのさ!?そもそもどうしてそんな水着あるの何このお店」
水着を買うと言ってた詩乃の案内で歩いているとどんどん裏路地に入って行き到着したのはあからさまに怪しげな雰囲気のお店だった。
「大丈夫だよ。まだ」
確かに詩乃の言う通り水着があるのは18禁の垂れ幕の外である。僕はグレーに近い黒だろと内心ツッコミを入れる。
「それより感想を聞かせて。どっちが好き?さっきのマイクロビキニか今のスリングショット水着」
そして先ほどから試着して僕に見えてくる水着はどうみても泳ぐためのものでは無い物ばかり着ている。
(マイクロビキニなら上下左右からあふれんばかりおっぱいとお尻が最高。でもスリングショットの際の横乳もだが下半身の食い込みが大変エッチ・・・じゃなく)
「てかそんな水着で泳げるの?後その姿を僕以外の他の人に見せる気?」
「え?だってこれエッチ用だよ?だから見せるのも君だけだよ」
キョトンとした顔で詩乃は答える。
「ーーーーー」
あまりの事で思考回路がショートし何も言えなくなる
「いつも見せてるの競泳水着だし。いくら君が好きでも毎回同じじゃあ飽きるんじゃないかなって。それでせっかくの夏休みだし趣向を変えてこういうえっちぃ水着を着てみようかな~って」
小悪魔モードで僕をニヤニヤ見ている。
「それとも・・・じゃあじゃあこれなんてどう」
「ぶっ」
思わずむせる。着なくても分かる。言葉にできないほどのドエロイ水着だった。僕はすぐ後ろを振り向く。このまま見ていたら今も大変な下半身が一層大変な事になる。
「フフッ本当に照れてる所かわいいんだから~じゃあこれ一回着てみよっと」
からかって上機嫌な詩乃は試着室のカーテンを閉める。
「そうだ。君も何か買ってみたら」
試着室の中から僕に向かって詩乃は提案をする。
「買うって何を?」
「そりゃもちろん。エッチの時に使う道具とかここならそういうのあるでしょ」
「道具って・・・・別にそんなの要らないけど。それとももしかして普通のに慣れちゃった?」
「まさか。でも夏休みなんだし色んなエッチしてみない?例えばローションとか」
「ローション・・・なるほど」
そう思うとちょっと興味が沸いてきた。
「分かった。ちょっと探してみるね」
「うん。あっでもお尻に入れる系は絶対にダメだからね」
バレンタインデーの時の事・・・まだ根に持ってるようだ。
とは言ったものの・・・・
探すにしても探せるのは当然18禁エリア外なので置いてる商品は少ない。最初はコスプレにしようかと思ったがコスプレだと詩乃のバストのサイズに合うの無いし。手錠のような拘束系のアイテムも考えたがあんまり詩乃に痛い思いをさせるのは気が引けてしまう。
(あっこれいいかも)
手に取ったのはニップル。先日絆創膏で乳首を隠すなんて発想があったがこれを乳首に張るのはどうだろう。これなら自分で文字なんか書けるしそれでエッチな単語を書いてもいい。そして乳首だけでなくおまん○にも張ってもらう。これを付けた詩乃を妄想する・・・うんえっちぃ。早速会計に行こうとすると
「だからこれすごいんだって!!!」
「ん?」
聞き覚えのある声がなぜか18禁の垂れ幕のほうから聞こえる。ちらりと垂れ幕の隙間から除く
「!?」
「中のこのイボイボがやべえんだよ。ちん○に吸い付いて・・・もう手でしこるなんてできなくなるぞ」
男子が赤白の筒を持って熱弁している。問題はそれがクラスメイトのだという事。そして会計の為かこっちに歩いてくる。
「やばい」
こんなところで鉢合わせしたお互い気まずい。
「どうかしたの?」
「詩乃、ごめん」
「え?」
詩乃の答えを聞く間も無く。咄嗟に詩乃の入っている試着室に入り込む。
「ん?」
「どうした?」
「なんか聞き覚えのある声が聞こえたような・・・」
間一髪気づかれること無く更衣室に隠れる事ができた。
「危なかった・・・」
気づかれずに良かったと安堵する。
「あのさ・・」
安心していると詩乃が低い声で僕に声を掛けてくる
「あっごめ!?」
無許可で入ってしまった事を謝ろうと思い振り返るが詩乃の今の姿を見てまた僕は前を向く。だって
「なんで裸なのさ」
詩乃は水着も着ていない。裸の状態だった。それに対し僕は小さな声ツッコむ。
「それは君がいきなり入って来るからじゃん。さっきの水着着方が分からなくて一度脱いだらその時に」
丁度水着を着替えようとした時に僕が入ってきてしまったようだ。
「ごめん。緊急時でつい」
また詩乃の方を向いて謝る。そんな時でも
ちら
不意に詩乃裸に目が行く。何度も詩乃の裸は見ているがやはりえっちい。肌はすべすべで乳首はぷっくりとしてるし色も綺麗だし。おまん○も・・・
「ちょっ!そんなにマジマジ見ないでよ~」
慌てて手で胸とおまん○を隠す。しかしその仕草と表情が余計にそそる。
「ゴクリ」
思わず生唾を飲み込んでしまう。
「君ってやっぱりドSだよね。こんな時に生唾飲むなんて」
「違・・・そんなんじゃなくて・・・ごめん」
非常時なのに詩乃の裸に見惚れてしまった。
「も~う。緊急時だから仕方ないけどさ。それで出れそう?」
試着室のカーテンからちょろっと顔を出してみるが
「げ」
まだ居る。てかまた何かを熱弁し始めているよ。
「なになに?」
バイン
「!?」
詩乃も何があったのか見ようと僕の背におっぱいが押し付ける。先ほどは服越しだったが今は全裸。何なら乳首が当たってるのも分かる。
「ちょ、し、詩乃む、胸が胸が」
「ねえ?あの赤白の筒何?」
しかし詩乃はクラスメイトの男子が熱弁している筒を見て興味津々のようでしっかり見ようと僕に体を押し付ける。
(む、胸が・・・)
押し付ける胸の圧がすさまじい。押し付けられるので背中全身に感じる。
「ん?」
「!?」
なんの前触れもなく振り向くそぶりを見せる。気づかれないように詩乃を試着室の奥に押し込む
「どした?」
「いや今知ってる顔をみたような・・・てまずいい急いで買うぞ。こんなのバレたらしゃれにならない」
そう言って慌ててレジに行った。どうにか気づかずにすんだ。また見つからないように今度はじっと息を殺し待つ。
「そうだ。ごめん。詩乃無理やり」
小声で無理やり詩乃を奥へ押したので謝ると
・・・・・
詩乃は無言でなぜか頬を紅く染めている。
「詩乃?どうし・・・・!?」
自分の今の状況をやっと理解する。今僕は詩乃を壁まで追いそして手を詩乃の顔の隣に手をついている。いわゆる昔流行った壁ドンというやつを無意識にしてしまっている
「ご、ごめん」
慌てて手を離そうとすると
「だめ」
詩乃が僕の手を掴む
「もう少しこのままでいて?」
恥ずかしそうに言う。どうやら今のシチュエーションが詩乃好みのようだ。そんな詩乃のお願いで僕はじっとそのままで居る。ただバレないためにお互い無言で固まってしまう。
「なんか久しぶりだね」
「そうだね」
そんな時に小さな声でぼそっと言う。
去年の夏のロッカーでの事件を思い出し小声で話す。あの時は理性を保つの大変だった。でも今は?今はもう詩乃は僕の彼女だから何をしてもいい・・・
「ごめん」
思い出していると詩乃がいきなり謝る。
「どうして謝るの?謝るのはむしろ僕の方だよ」
「だってその・・・下半身に固いの当たってる・・・」
「!?」
密着してるから当然でもある意識してしまうとどんどん下半身に意識がいってしまう。
「固くして興奮してるのに流石にここじゃできないし・・・」
「そうだね。店員さんいるしここで騒ぎを起こしたら流石にまずいし」
「うん。それに欲に負けちゃって誰かに知られたくない」
詩乃のえっちな声や体は僕だけのものにしたい。
「分かってる。だからキス・・・だけにしとく?」
僕が小さく耳元でささやく。
「うん」
チュ
「大好き」
キスの後詩乃が笑みを浮かべていう
「ふ~色々あったけど無事に買えたね~」
「そ、そうだね・・・・」
あの後無事に更衣室から脱出できた。後の会計の際に店員に何か言われないか冷や冷やしたが無事にえっちな水着が買えてしまった。そう・・・買えてしまったのだ。つまりいつかは試着したどれかの水着を着てエッチをすると思うとなんだか恥ずかしい。期待と妄想で詩乃の顔をうかつに見れない。でもこれであんな場所にいなくて済むという安心感もあった
「じゃあ泳ぐ用の水着買いに次のお店行こうか」
それを聞いて
(ああ・・・次があるんだ)
それを聞きまた僕の好みの水着を試着して選ぶ事になるんだと思いどっと疲れがでてしまった。
「うう・・・規格外だとやっぱり出費が痛いね」
水泳用の水着を買える目的のお店から出ると財布を見ながら顔を歪める詩乃。男の僕でも分かる。昔プレゼントしようとしたことがあるから分かる。下手すると普通のサイズと倍の値段がする。
「でも本当によかったの?選ばなくて君好みのに?」
結局あの空間に耐え切れず僕は外で待っていた。
(こういうのは行った時に見るのがいい)
それが僕できる最大限の対処法であった。
「そうは言うけど君の好きな水着にしたかったのにな~」
「詩乃のファッションセンスを信じるよ」
「分かった。楽しみにしててね~」
その顔を見て本当に泳ぐようなのか心配になる。
「でもこんなお店あるんだね」
僕は詩乃が買った店の看板を見る。新しくできたお店で聞いた事が無い個人店というかなにかしらの専門店のようだ
「うん。最近できたお店。『オートクチュール』って言って胸大きい女の人の服とか下着とか販売してるの。大きいのってなかなかかわいいの無いんだけどここのはすっごくかわいいの」
「へ~詩乃クラスでもなんだ。そんな人滅多にいないのにね」
「いや~そう思ってたんだけどさ。ここのお店を知るきっかけになったのが雑誌に載ってた服のモデルさんなんだけど。その人・・・おっきいの私よりも」
「詩乃よりも!」
「うん。いや~最初見た時服もかわいかったんだけ何よりもその人の胸ばっかり私も目が行っちゃったね」
「へ~まあでも良かったねいいお店見つかって良かったね詩乃」
「・・・・・うん♪」
ぎゅ
「どうしたの?いきなり笑ってそんなに抱き着いて」
「な~んにも♪ふふっ」
いきなり機嫌になる詩乃
(やっぱり君は私しか見てない。うっかりあんな事言っちゃたらその人の事考えそうだけど。そんな事しないもんね~そんな君が本当に大好き)
「そう?それでこの後どうする?」
まだホテルには時間が早い・・・って完全に詩乃に毒されている。行く気なんて最初なかったのに。試着室の事もあるし
「あのね後行く所があるんだけどいい」
「もちろんいいよ」
行きたいじゃなくて行くとは珍しいと思いながら詩乃についていく。
「ここだよ」
詩乃が指さす。看板には『cherrytree』と書かれている。どうやらカフェのようだ。
「でも今日休みって書いてあるけど」
ドアには休みの立札
「やっほー元気桜音羽ちゃん」
それでも詩乃はお構いなく扉を開ける。それに桜音羽ちゃん?
「あ、詩乃ちゃん」
すると掃除していたピンクの髪の毛の同い年くらい女の子が詩乃を見て反応する。詩乃の知り合い?でも僕は知らない初対面の子だ。
「あっ紹介するね。この子は春風桜音羽ちゃん」
「ども~春風桜音羽」
詩乃は僕に紹介する。そして女の子も軽い返事で自己紹介してくる。
「は、初めまして」
なんかだ今時の女の子って感じ。軽いノリの女の子なんて今まで接したことが無かったので少し緊張してしまう。
「立ち話もなんだし座って座って」
そうして席に案内される
「知り合い?」
座ってすぐに詩乃に耳打ちをしてみる。
「うん。ゲームで。君もしてるでしょ。あれ。初めてネットであったのは2週間くらい前で今日初めて会ったの」
「に・・・てかネットで会った人に会うなんてよくできたね」
「大丈夫。大丈夫。ゲーム内チャットでこのカフェで働いてるって言ってたし。それで調べたら看板娘って紹介されて本当の事だったから・・・ほら写真」
そう言ってスマホでこのお店の記事を見せてくれる。記事には話題のお店でお店のメニューとアップのドヤ顔の桜音羽さんの写真。なんだろう・・・宣伝になってるのかと一瞬思ってしまう。
「その後色々ゲームとか相談をのってあげてて」
「相談?」
「ほら桜音羽ちゃんも胸大きいしそれで胸の悩みとかあってスマホの連絡先も交換して相談してて仲良くなっちゃった」
「まあ結局相談でも胸の大きさでも格差がありすぎであんまり意味なかったんだけどねどうぞ」
「あ、ありがとうございます」
そうなると向こうの春風さんのが厨房の方から苦い顔をして飲み物を持ってくる。まあ・・・確かに詩乃の胸クラスは早々いない
「それで今日はどうしてここに僕を連れてきたの」
「夏休みの間このお店でアルバイトするから」
僕らに水を持ってきて桜音羽さんも席に座る。
「アルバイト?」
「うん、ゲームのチャット中に記事の影響でいそがしいからアルバイトしてくれる人を募集中だって言っててね。それならって事でここで夏休みの間アルバイトするの。家からも近いし。今日はその面接。お店の看板メニューのオムライス教えてもらうんだ」
「一緒にがんばろうね。詩乃ちゃん♪」
「そっか」
それを聞いて若干の寂しさがある。夏休みは詩乃とずっと一緒にいるんだろうなと思っていたからだ。なによりも詩乃は僕の知らない所で成長してる。
「あ、あのさ」
だから僕は居ても立っても居られずある相談をしようとする。
「じゃあ二人とも夏休みよろしくね」
「はい。よろしくね」
桜音羽さんが妙な事を言う。
「ん二人って?」
「ん?詩乃ちゃんと一緒にアルバイトするんだよね?そう聞いてるんだけど。だから二人で今日来たんだよね?」
「・・・・・・・は?」
初耳である。詩乃の方を見る。
「えっともしかして今知った?」
「うん。初耳」
「あれ?えっとね。実は私がアルバイトしたいってお母さんに言ったらそれなら君も一緒ならいいって条件だされてそれで私が言うと無理でもきっと承諾しちゃうからお母さんが君のお母さんに聞くねって。そしたらOKだって言ってたんだけど・・・」
母さんめ・・・軽はずみな事を・・・
「じゃあ・・・もしかして・・・・だめ・・・だった?」
しゅんとしながら聞いてくる詩乃
「いや別にいいけど」
むしろそのつもりでもあった。もしかしたら母さんはこうなる事を予想していたのから何も言わなかったのかもしれない。
「やったーーーーありがとう」
それを聞いた途端僕に抱き着く詩乃。
「いや~良かった良かった」
なぜか安心する桜音羽さん
「男手も欲かったし詩乃ちゃんの事だから彼氏さんが来ないならアルバイト来なさそうだから~」
「え。そんな事無いよ?」
「なんで最後疑問系?」
「だって前のゲームのチャットの時に彼氏さんの事好きでずっと話してたじゃん。そのおかげでこの前のボス負けちゃったし」
「ちょっと桜音羽ちゃん。言っちゃダメだってお願いしたじゃん」
恥ずかしい話題をされ恥ずかしさでワチャワチャしている。こんな詩乃なかなかお目に罹れない。
「でもなんか彼氏さんも詩乃ちゃんの為に尽くしててお似合いって感じがする」
「う・・・」
今度は僕に飛び火してくる。今までこんなふうに同年に詩乃との関係を面と向かって言われるのがなかった。ある意味新鮮ではあるがやっぱり冷やかされると恥ずかしい。
「もう~ほめても何もでないよ」
「はーい。それじゃあバイトのスケジュールとか無いようについて色々話しちゃおうか?」
「うん」
「よ、よろしくお願いします」
そうして夏のアルバイトに向けスケジュールを組んでいくのだった
「それじゃあ二人共夏休みからお願いね」
「よろしくおねがいします」
「じゃあーね。今日夜またゲームでね」
「OK♪その時は彼氏さんも一緒にね~」
仕事の説明とかもろもろが終わった頃に店長である桜音羽さんのお母さんが来て話は盛り上がり日が傾いてきたので僕達は帰宅する。夕焼けが町を染める。炎天下な昼間よりましだがじっとりと暑い。相変わらず僕にべったりの誌乃は鼻唄まじりでご機嫌だ。
「楽しみだね」
初めてのアルバイトで不安もあるが詩乃と一緒なので楽しいと思う気持ちが強い。
「うん。でも良かった。君が受け入れてくれて」
「そりゃあ・・・でも意外だね。詩乃がアルバイトなんて」
そんなに積極的に大人数の人と関わる事をするとは思わなかった。
「桜音羽ちゃんが困ってたのもだけどやっぱり君の為が大きいかな」
「え?僕の為」
「だって君前に夏休みどうするか聞いたら私と遊ぶ以外ずっと花壇いじりに行くって言ってたじゃん。他に遊びに行く事もしないでさ。このままじゃ去年の二の舞になっちゃうから。それなら私がアルバイトとかすれば少しは違う事しないかなって」
「花壇の手入ればっかりってそりゃ・・・1年目だし・・・色々試したい事とかあったし土いじりが楽しかったし。それなら誌乃だって学校のプールで泳いでばっかりだったじゃん。僕が行くって言ったら泳ぎに行くって」
「・・・・む~」
「どうしたの?膨れて」
「分からないかな~それはどっかの誰かさんが夏休みずっと花壇の手入れで学校にずっと行ってたから一緒にいたかったからだよ。私が誘って断られたら嫌だったし」
「・・・・・・・・」
「鈍感」
「すいません」
恋人になってからようやく分かる。あれは詩乃の僕に対しての必死のアプローチだったのだと。それなのに僕は気づかずにアプローチもそんな恥ずかしい事をしちゃダメとしか言わず。詩乃だって恥ずかし事をしたくないのに僕の為に
「もういいけどね。今はこうして恋人になったんだし♪だから今年は恋人としていっぱい思い出つくろう」
そうして立ち止まっている僕の手を掴み引っ張る。
「分かった。だったらさ?バイト代でどこかお出かけしない?」
「うん。えへへ。私もそのつもりだったんだ」
そうして僕にくっついてくる
「それよりあのカフェの衣装かわいいと思わない?」
「そうだね。詩乃に似合いそうだけど大丈夫?服のサイズ合う?」
「大丈夫。桜音羽ちゃんに胸のサイズ教えてあるし。今急いでサイズ直してるって。桜音羽ちゃんのお母さんお手製なんだって制服」
笑顔で語る。僕はあの衣装を着た詩乃を想像する。
(いらっしゃいませ。何名様でしょうか?)
いい❤
あの姿で詩乃とエッチするのも夏の思い出になる。
「ちょっといやらしい顔になってるよ」
顔に出ないように隠していたが詩乃にはバレバレであった。
「なぜ秒でバレた?」
「そりゃあ何年君の隣にいると思ってるのさ。まあそんな顔も数ヶ月前からなんだけどね・・・ご主人様❤」
カフェの制服からメイドを想像したのだろう。詩乃は小悪魔チックな笑みを浮かべながらご主人様発言をされる。けど
「・・・・」
「あれ?なんか反応薄くない?」
「う~ん。だって僕と詩乃は恋人だからなんかしっくりこないというか」
「え~せっかく言ってあげたのに」
「じゃあさ詩乃?」
「うん」
「お嬢様」
!?
そう僕が言うと肩をビクンあげ震える
「だめ・・・なんか背筋に悪寒が走る」
「でしょ?」
「うん。やっっぱり恋人同士が一番だね」
「そうだね。でもあの制服でエッチしたい」
「もう~エッチ❤じゃあ君もウエイトレスの姿でね。こういうのをコスプレエッチっていうのかな。夏の計画がまた一つ増えちゃった❤」
そうして夏休みの予定を二人して立てていく。一年生の時とはまるで違う。これから詩乃といっぱい特別な思い出を作って行こう。